「せっかく」の検索結果
全体で800件見つかりました。
社畜の大野渚沙(おおのなぎさ)は、今…まさに死のうとしていた。
そこにけたたましく鳴る、呼び鈴の音。
ほっといて死ねばいいのに、渚沙は天井からぶら下げたロープに首を引っかけるのをやめる。
しばらく経過してから開けたドアの向こうには、腰を超える長さの銀髪の外国人らしき男が立っていた。
「…なんですか?」
いかにも胡散臭そうな雰囲気のその男にそう声をかけると、彼は言った。
「大野渚沙さん。今、絶とうとしていたその命を私が消してもいいですか?」
と。
たしかに自分でその命を絶とうとしていた渚沙は、彼にそう言われて咄嗟に言い返す。
「…え。ヤですけど」
と。
「またまたー、冗談でしょ? 死のうとしてたんなら、同じことでしょ? 別に、その命が私の力で失くなっても」
目の前の彼がそう言ったと同時に、目の前は真っ白に。そして、反射的に閉じていた目を開けた時、目の前にはそれまでとは違う景色がそこにあった。
「ここは?」
そう問いかける渚沙に、さっきの姿はほぼそのままで衣装だけが違う彼が告げた。
「ここは我ら神が暮らす聖域。君には異世界行きのチケットを買ってほしいんだよね」
神様が渚沙にそうお願いした理由には、うっかりものの神様たちのやらかしがあったのだが。
「そんな胡散臭い人から胡散臭いものを買うわけがないよね? なんで俺が選ばれたのかしらないけど、無茶苦茶すぎる」
「まあ、まあ。そう言わずに、一回死んだと思ってさ。人生やり直すチャンスがもらえたと思って、買ってよ。安くしとくよ? …あ。可愛い女の子がいなきゃ嫌とか、可愛いペットが一緒ならとか希望があれば、可能な限り応えるよ?」
目の前のどこか眩しさすら感じる男が語る話を聞きながら、渚沙は思っていた。
(ただの押し売りってヤツなんじゃないのか? これ)
そう思いはしたものの、この場所から戻る術はなく。かつ、話の続きを聞けば元の世界の自分は、もういないらしい。
「わかった。わかりました、買えばいいんでしょ? 買えば。…でも、支払いはどうやって? 元の世界の金自体、持ち合わせてないんだけど」
タダより高い物はない。新しい人生がタダのはずがない。胡散臭いやつが売りつける物が、タダなわけない。
そう考えつつ問いかけたそれに、自称神様はこう言った。
「次の世界で君が生きていくだけで、自動で支払われていくから大丈夫だよ」
胡散臭い笑顔を浮かべた彼がそう告げた直後、またあたりが白く発光し、彼の声だけが聞こえた。
「せっかくだから、楽しんでみなよ。今までの生き方なんか、忘れちゃってさ」
そんな感じのことを言っていた気がする。
よく知らない場所で目を覚ました時には、そのことはボンヤリとしか憶えておらず。
気がつけば、どこかの部屋の鏡と向き合う自分がいた。
文字数 100,739
最終更新日 2026.09.16
登録日 2026.04.04
どこにでもいる「普通の人間」が異世界に飛ばされて勇者に!?…いいえ違います。
優れた才能!?…持ってません。
隠れたチートスキル!?…一個もないです。
じゃあなにがあるの!?
…なにもないんです!!(´⊙ω⊙`)
「「せっかく異世界に来たのにこんな平凡な
日常ありかよー!!!!」」
まいっか!平和大好き!
Let’s ノーマル異世界ライフ!
文字数 3,210
最終更新日 2020.03.31
登録日 2020.03.30
聖女を幾人も輩出した名門エルロン家の長女、リアナは父親が運営しているギルドに所属している。
彼女には生まれつき右手に悪魔の刻印が刻まれており、それが原因で聖女にはなれず冷遇され続けいた。
リアナの父のギルドはパワースポットと呼ばれており、何故か所属している魔法士の力が上がると有名で、多くの依頼を受けている。
「せっかくのパワースポットも穢れた血が邪魔をして評判を下げる」
リアナは妹のティナが聖女としてギルド入りをするのと同時に勘当され追放されてしまう。
途方に暮れながら隣国まで仕事を探しに行った彼女。
そこで宮廷鑑定士だと名乗る青年エルヴィン出会い、右手の刻印が精霊たちの魔力を吸い込み周囲に分け与えているという事実が判明する。
「自然界の精霊たちから永続的に魔力を吸収出来るなんて、実質的に“魔力が無限”にあるってことだよ。とんでもない逸材だ。リアナなら最高の精霊魔術士になれる」
なんとパワースポットの正体はリアナだった。
新しい才能をスカウトする仕事をしているというエルヴィンはさっそく彼女を王立ギルドに紹介。
無限の魔力を他人に分け与えることが出来る彼女の存在は隣国で大きな注目を集めることになる。
一方、パワースポットではなくなった両親のギルドは次々と依頼を失敗して信用がガタ落ちになっていた。
登録日 2020.12.22
せっかくの作品も、誤字脱字が多すぎると読んでもらえません
0にすることは
ベストセラー作家でも、文豪でも、
難しいけれど、そのせいで読んでもらえなくなることは減らせます
その方法を書いてみます
文字数 6,280
最終更新日 2022.02.10
登録日 2021.11.08
夏に出会った中学生男子二人の青春小説です。
昔、国語の授業で書いたものをせっかくなので載せてみました。
BLでは無いですが、少し意識しています。
文字数 3,061
最終更新日 2024.08.17
登録日 2024.08.17
街の警備隊から、親友の……いや、あくまでちょっと知っているだけの男の尻の穴を、竜が狙っていると聞かされた。
あいつは一応知り合いだし、守ってやるかと思ってわざわざ会いに行ったのに、そいつには冷たくあしらわれてしまう。
なんだこいつ。せっかく来てやったのに、何だその態度! 俺だって、金のために来ただけだぞ!
*全十話
文字数 17,352
最終更新日 2023.02.22
登録日 2023.02.22
せっかくの七夕だというのに大雨、電車も遅れてその上満員状態。学校なんて行きたくない。
私は駅で合流した幼馴染の夕子ちゃんの家に行くことにした。
大雨すらかき消す女子校生の熱い告白のお話。
本作は昨年刊行された百合アンソロジーinnocence Vol7に寄稿した作品です。
文字数 6,372
最終更新日 2020.07.07
登録日 2020.07.07
舞台はアルナリア王国。
武器商人の長女「ハルカ」はアルナリア王国第一王子「ユウト」と婚約中。
え?恋愛結婚?
んなわけあるか。政略結婚のお手本のようなものよ。
この王子がまたまた大バカ者で、本当に嫌になっちゃう。
でも、いいわ。それなら、こいつ利用して私がこの国のっとってやるよ。
文字数 8,830
最終更新日 2020.05.10
登録日 2020.05.07
「自分に想いを寄せている人が分かる魔法ですって!?」
魔導研究所に勤めるアイリーンは、同僚であり幼馴染であるジョセフの言葉を聞いて驚愕する。優秀な魔導師である彼は、画期的な恋愛魔法を開発したというのだ。
「凄いだろう!? この魔法があれば、僕を好いている人が分かるんだ」
子供のようにはしゃぐジョセフをよそに、アイリーンは大量の冷や汗を掻いていた。なぜなら、アイリーンが長年好意を寄せていた人物こそ、このジョセフだったのである。
貴族生まれで真面目なアイリーンとは違い、平民のジョセフは自由奔放で魔法の研究ばかり。恋愛に無関心な男を愛してしまったばっかりに、彼女は恋人ができず、結婚の適齢期を過ぎてしまっていた。
せっかく育ててきた恋心を、そんな魔法で台無しにされては困る。慌てて止めようとするも、ジョセフはその“恋愛魔法”を発動してしまう。失恋を覚悟するアイリーンだったが、その魔法は予想外の結果をもたらした。はたしてアイリーンの恋の行方はどうなってしまうのか――
文字数 9,222
最終更新日 2022.07.31
登録日 2022.07.31
晃一と伸介は新聞部に所属している。だが、せっかく晃一が立ち上げたその部は、今や存亡の危機にあった。起死回生をはかり、二人は町外れの古びた館の探索に赴くが……。※他所にも登校しています。
文字数 13,713
最終更新日 2020.03.28
登録日 2020.03.27
大魔導士イリス・ステンキル・ブロット。女ながらに王都で、否、国中で一番の魔導士として、その名を轟かせた。死に際し、彼女は、蘇るための魔法を開発する。そして実際に、蘇った。死体に魂を乗り移らせる、という方法で。
「誰も、私のことを知らない……」
せっかく生み出した新しい魔法の数々も、今となっては誰も知らない、自分だけの知識になっていた。目覚めたらなぜか魔法の使えない体になっていたけれど、イリスの信念は変わらない。
「魔法は誰でも使える」「魔法は何でもできる」
魔法の知識が失われた未来で、イリスの知識と、相棒のニコの魔法を駆使して、ふたりが大魔導士として成り上がっていくお話。
*小説家になろう様にも、投稿しています。
文字数 243,540
最終更新日 2019.09.20
登録日 2019.07.25
どうして私は主人公側ではなく、敵国のルイーザ・セルビアに転生してしまったのか……。
ルイーザは5歳の時に前世の記憶が蘇り、自身が前世で好きだったゲームの世界に転生していた事を知った。
ルイーザはゲームの中で、カルヴァ王国のレオン国王の妃。だが、このレオン国王、ゲームの中では悪の帝王としてゲームの主人公である聖女達に倒されてしまうのだ。そして勿論、妃のルイーザも処刑されてしまう。
せっかく転生したのに処刑ないんて嫌!こうなったら、まだ子供のレオン王子が闇落ちするのを回避して、悪の帝王になるのを阻止するしかない!
文字数 37,756
最終更新日 2022.04.14
登録日 2022.04.05
さぁ、絶望を始めよう…………
7柱の神々は我々人類一人ひとりに識別番号をつけ、人間を管理している。
ある日、識別番号29695834番の人間達、コードネーム・ベガに致命的なエラーが発生する。
7柱に属する女神アテナはそんなベガを救うべく、識別番号29695835番の人間をコードネーム・アルタイルと設定し、特殊な力を与える。
時は現代、太平洋に浮かぶ豪華客船で起きた高校生連続殺人事件。もとい高校生同士の殺し合い。その黒幕であるタクトは、皮肉にも人々を救うアルタイルの番号を託された人物だった。
後にタクトはアテナに直々にベカの救出を依頼される。しかしタクトはそれを拒否し、ちまちまとエラーを直すくらいなら、とこう言い放つ。
「世界を作り直してやる」
世界の再構築を目指すタクトとその仲間のアルタイル、それを阻止しようとする7柱と謎の団体ペルセウス。
そしてタクトの記憶に刻まれる、「田口椿希」という少女――――――――。
チート?最強?彼はそんなちっぽけな言葉に当てはまらない。
その目に焼き付けろ、彼の生み出す新しい世界を。
文字数 8,552
最終更新日 2019.04.02
登録日 2019.04.02
現実から逃れたいとSNSでこぼした呟きにツトムという人物から
「本当に誰にも知られないように、誰も見つけられないどこかにいけたら一緒に来てくれますか?来てくれるならここに来てほしい」とメッセージがくる。
不審に思いながらも声のかかったKEITO、ピーチ、雨姫、白虎の4人は約束の場所へ向かうと、
ツトムに異世界へ連れていかれることになるのだった。
KEITO自身は異世界に来たのだから冒険を期待していたのだが…とある事情からなぜか彼らはとある民宿の畑仕事を手伝うというスローライフを送っていた。
このまま田舎暮らしでせっかくの異世界ライフを終わらせたくない彼らは…
文字数 6,593
最終更新日 2022.09.01
登録日 2022.08.31
異世界で気楽な薬師ライフを満喫するはずが…!?
過労死の果てに転生したアリスが選んだのは、“効率よく働いて、ほどほどに暮らす” 薬師の道。
ポーションを作って売るだけのシンプルな生活……のはずだったのに!
朝から冒険者たちに叩き起こされ、ギルドでは無茶ぶり依頼、さらに最強Sランク冒険者のオカマ姉さんに押しかけられ、せっかくの休息時間まで奪われる!?
「もっと怠けたいのに、なんでこんなに忙しいの!?」
楽して生きたい怠け者薬師が、なぜか次々と事件に巻き込まれる、異世界スローライフ(?)奮闘記!
文字数 5,103
最終更新日 2025.02.17
登録日 2025.02.16
赤井です。
「偽りのチャンピオン 元女子プロレスラー新人記者「安稀世」のスクープ日誌VOL.3」をお読みいただきありがとうございました。
今回は「偽りのチャンピオン」の後日談で「稀世ちゃん&サブちゃん」の1泊2日の初デートのアフターストーリーです。
もちろん、すんなりとはいきませんよ~!
赤井はそんなに甘くない(笑)!
「持ってる女」、「引き込む女」の「稀世ちゃん」ですから、せっかくのデートもいろんなトラブルに巻き込まれてしまいます。
伏見稲荷、京都競馬場、くずはモール、ひらかたパーク、そして大阪中之島の超高級ホテルのスイートへとデートの現場は移っていきます。
行く先々にサングラスの追手が…。
「シカゴアウトフィット」のマフィアなのか。はたまた新たな敵なのか?
敵か味方かわからないまま、稀世ちゃんとサブちゃんはスイートで一緒に「お風呂」!Σ(゚∀゚ノ)ノキャー
そこでいったい何がこるのか?
「恋愛小説」を騙った「アクション活劇」(笑)!
「23歳の乙女処女」と「28歳の草食系童貞」カップルで中学生のように「純」な二人ですので「極端なエロ」や「ねっとりしたラブシーン」は期待しないでくださいね(笑)!
RBFCの皆さんへの感謝の気持ちを込めての特別執筆作です!
思い切り読者さんに「忖度」しています(笑)。
11月1日からの緊急入院中に企画が立ち上がって、なんやかんやで病院で11月4日から8日の5日間で150ページ一気に頑張って書きあげました!
ゆる~く、読んでいただけると嬉しいです!
今作の「エール」も地元の「こども食堂」に寄付しますので、ご虚力いただけるとありがたいです!
それでは「よ~ろ~ひ~こ~!」
(⋈◍>◡<◍)。✧♡
追伸
校正が進み次第公開させていただきます!
文字数 120,151
最終更新日 2024.12.21
登録日 2024.11.08
異世界転生⋯⋯まさか自分が体験することになるとはな。
俺はユウト。前世では財閥の跡取り候補として何不自由なく過ごしていた。
そしてある日、俺は父に呼び出されて後継者に任命される。
これでようやく俺の目標を達成することができると心を踊らせていた。
今の社会は一部の権力者だけが至福を肥やし、一般の人々は税金をむしりとられ、満足な生活が出来ていないのが現状だ。
しかし財閥のトップになれば、政治家達は支援している俺の声を無視することが出来ないはず。
誰もが幸せになる世界などありえないことはわかっている。だが幸せになる人を増やすことはできるはずだ。
そして公の場で後継者を発表する日がついにきた。
しかし父は殺された⋯⋯俺の従兄弟に。
俺はその現場を目撃したが従兄弟に⋯⋯いや、従兄弟の派閥の手によって犯人にしたてられ、そして殺された。
従兄弟は自分が財閥の後継者に相応しいと常々口にしていたので、俺が後継者に任命されたことが気にくわなかったのだろう。
腸が煮えくり返る思いだが、死んでしまった今、前世の世界に関与することはできない。
転生した世界は、前世より差別がひどいし貧富の差が激しい。
せっかく前世の記憶を持って生まれ変わることが出来たんだ。前世では出来なかった目標を達成してみせる。
だが俺の生まれた場所は――
支配者、もしくはそれに準ずる身分だとまた命を狙われる危険がある。それに万が一悪巧みに気づいても、地位が邪魔して強行手段に出れないかもしれない。
それなら自分と同じ志を持つ者を陰から支援し、裏から異世界を支配する。それがこの世界で俺がやるべきことだ。
文字数 116,627
最終更新日 2023.12.30
登録日 2023.12.23
小説や漫画やイラストや詩のネタ、思いつかない訳ではありません。ただ、メモするにも時間がかかるし、いつでもメモできるわけでもないし、メモしたからといって完成まで持っていける訳ではないし、完成したからといってアクセスをいただけるとは限りません。
こだわりの作品には時間がかかる。こういうテキトーなエッセイ(?)を書くのなら、わりといくらでもできます。
毎日、朝から晩まで、好きな時間に好きなだけ書けるならば、思いついたことの8割くらいは書けるかもしれません。が、そういう訳にもいきませんね。
日常の中で、多くのアイデアはどこかに吹き飛んでいきます。せっかく降りてきたものがどっかに返ってゆく。
文字数 1,103
最終更新日 2023.06.26
登録日 2023.06.26