「朝」の検索結果
全体で6,811件見つかりました。
風に乗ってヒラヒラと花が散ってゆく。貴方様の大好きな「梅」の花が。
また会いに来てくれる事を願っていたが、待てど待てども、貴方様は来ない。
それでも、私はいつまでも待ち続ける。貴方様に貰った琥珀色の簪を髪に刺して。
嗚呼、今宵も偽りと共に客に抱かれるのか。ならば、わっちは「それ以上の偽り」を持って接しよう。
提灯の明かりに照らされ、今宵も吉原「珠瑠璃屋」は男達で賑わう。
第一話【禿殺し】
今日は朝から騒がしい、何事かと思い二階の階段から顔を覗かせて見ると楼主が叫んでいた。
「おい、しっかりしろ!!」
よく見てみると、全身が血で赤く染まった禿が2人倒れていた。
「朝から騒がしいじゃないか、一体何事だい?」
私は天霧、歳は今年で二十ニになる。ここ珠瑠璃屋の花魁だ。私がまだ五つの時、両親に借金のかたとしてここに売られてきた。
しかし、最近吉原ではおかしな事件が起こっている。
「天霧か……見てみろ、また禿殺しが出たんだ。酷いもんだろ、これでうちの店を合わせて6人目だぞ」
事件というのは、この江戸の町にたたずむ吉原の禿達が立て続けに殺されているのだ。着物はボロボロに破かれ、身体中にアザを残した姿で。
「このニ人は…鈴松と彩風の禿じゃないか。二人は無事なのかい?」
すると、楼主は表情を曇らせニ階の奥を指差した。
ゆっくりと階段を登り、座敷部屋の障子を開けると……そこにいたのは顔や身体中をズタズタに切り裂かれた鈴松と彩風の変わり果てた姿だった。
「な、何で…鈴松…彩風…!」
私は昔からあまり感情を表に出さない性格だ、……楼主や他の遊女の前ではな。
「嘘じゃ…嘘といっておくれよ…」
私は死体など今までいくらでも見てきた。梅毒や客に無理心中をしいられ殺される者、遊女として生きる事に限界を感じ自ら命をたつ者など。
それでも私がこうして生きているのは、鈴松と彩風の存在があったからだった。
二人がまだ幼い禿だった頃、その姉女郎となったのが私だった。二人共故郷に残してきた妹達によく似ており、私は実の妹のように可愛がっていた。そして彼女達も私を姉のように慕ってくれていた。
「天霧花魁…辛いのは分かるがそろそろ支度をしてくれ」
「分かってるさ…。そうじゃ楼主、これ以上被害が出ないように見張りを立てといておくれ」
「あぁ、分かった。任せておけ」
個室へ戻ると、私は声を押し殺して泣いた。何故、あの子達があの様な目に合わなければならなかったのだろうか?
「あのニ人は決して客に無礼を働く事はしない。なのに…どうして」
文字数 1,031
最終更新日 2020.11.13
登録日 2020.11.13
平安時代の中期、藤原義孝(ふじわらのよしたか)の邸宅、桃園邸にて殺しが発生した。
殺されたのは屋敷の主人である藤原義孝。そのとき屋敷に訪れていた親友の藤原道隆(ふじわらのみちたか)は、義孝殺しを行った人間を突きとめようと屋敷の中を調査する。しかしその屋敷には数年前の安和の変にまつわる藤原師尹(ふじわらのもろただ)の亡霊が憑りついていた。その場に居合わせていた道隆の父、叔父、それから義孝の伴侶である千代やその父である源保光(みなもとのやすみつ)の中から、道隆は下手人を見つけることができるのか。そしてその後に待ち受ける衝撃の事実とは。
文字数 31,013
最終更新日 2025.05.19
登録日 2025.05.19
彼は性格が終わっている勇者様。
その心の邪悪さは魔王と紙一重どころか上回っている。
しかしそれでも世界を救おうと想う心が彼を偉大なる最強の勇者様としていた。
私は補助魔術師として彼を支える役目に務め生きていきたかった。
その背中を見ながら生きたかった。
だがそうはならずに私は追放されそして魔王となった彼と相対峙する。
なぜ堕ちた? あなたは……そうでなければならなかったのに。
全17話 月水金日の朝7・30更新
文字数 43,503
最終更新日 2026.04.05
登録日 2026.03.08
これまでの人生で、色んなチャンスに巡り合いながらも、自分のこだわりと障害のせいで、いつも人とズレ、失敗ばかりを経験してきた自分。
人生を振り返り見つけ出したいま現状の答えを赤裸々にあるがままを伝えます。
文字数 4,185
最終更新日 2019.09.04
登録日 2019.09.04
敵は家康
レンタル有り旧題:礫-つぶて-
【第六回アルファポリス歴史・時代小説大賞 特別賞受賞作品】
俺は石ころじゃない、礫(つぶて)だ!桶狭間前夜を駆ける無名戦士達の物語。永禄3年5月19日の早朝。桶狭間の戦いが起こるほんの数時間ほど前の話。出撃に際し戦勝祈願に立ち寄った熱田神宮の拝殿で、織田信長の眼に、彼方の空にあがる二条の黒い煙が映った。重要拠点の敵を抑止する付け城として築かれた、鷲津砦と丸根砦とが、相前後して炎上、陥落したことを示す煙だった。敵は、餌に食いついた。ひとりほくそ笑む信長。しかし、引き続く歴史的大逆転の影には、この両砦に籠って戦い、玉砕した、名もなき雑兵どもの人生と、夢があったのである・・・
本編は「信長公記」にも記された、このプロローグからわずかに時間を巻き戻し、弥七という、矢作川の流域に棲む河原者(被差別民)の子供が、ある理不尽な事件に巻き込まれたところからはじまります。逃亡者となった彼は、やがて国境を越え、風雲急を告げる東尾張へ。そして、戦地を駆ける黒鍬衆の一人となって、底知れぬ謀略と争乱の渦中に巻き込まれていきます。そして、最後に行き着いた先は?
ストーリーはフィクションですが、周辺の歴史事件など、なるべく史実を踏みリアリティを追求しました。戦場を駆ける河原者二人の眼で、戦国時代を体感しに行きましょう!
文字数 264,522
最終更新日 2022.02.28
登録日 2020.03.26
「ぼくも、バッタになれたらいいのにな。」
跳び箱が飛べず、保育園へ行くことを嫌がる息子・翔太が、ぽつりと漏らしたその一言。
翌朝――翔太は、本当に一匹のトノサマバッタになっていた。
その声を聞けるのは、父・幸一ただ一人。
なぜなら幸一も数週間前、突然バッタとなり、ネズミやカマキリ、鳥に命を狙われる過酷な世界を生き抜いた経験があったからだ。
しかし、息子を元の姿へ戻せるかもしれない唯一の手掛かりだけが思い出せない。
「ぼく、人間に戻れる?」
時間が過ぎるほど、翔太の体は少しずつバッタとしての本能に支配されていく。
父は失われた記憶をたどりながら、人には見えない草むらの世界へ再び足を踏み入れる。
父がバッタになった出来事には、いったいどんな意味があったのか。
そして、親子はもう一度、人間として笑い合えるのか。
小さな命の視点から、生きることの尊さと親子の絆を描く、涙と冒険のファンタジー。
文字数 24,626
最終更新日 2026.08.06
登録日 2026.07.30
アリシアは貴族の家に生まれ育ったが、婚約者からも相手にされず、自分は空気のように存在感がないと、疎外感を感じているアリシア。そんなある日、青年騎士のレオネルと出会う。次第に彼の優しさと魅力に心を奪われていく。レオネルもまた、アリシアに対して特別な感情を抱くようになり―――。
文字数 76,451
最終更新日 2025.05.07
登録日 2025.03.16
1つ屋根の下、ニートの彼女「花猫 怜星(はなね れいか)」と1つ年下の大学生彼氏「犬芝 澄夜(いぬしば そらや)」と1匹の猫「ぷぷ」が暮らしている。
犬芝は超ネガティブ思考、花猫は常に体調不良で少し病んでいるが、相性がいい。
そして、そらちゃは今年から早稲田大学芸術学部建築学科へ入学。つまり早稲田生になる新入生だ。
新生活、お互いをお互いに想い愛し癒され支え合う。
嫉妬深いのも独占欲強いのも闇があるのも、似たもの同士。
朝も昼も夜もほのぼのゆるっとイチャイチャ、勿論にゃんことも。
年下犬ネガ系彼氏と年上猫病み系彼女と猫のネガイチャラブ日常ストーリー。
文字数 22,128
最終更新日 2025.05.10
登録日 2025.04.12
あらすじ
橘宗一(たちばな そういち)は、箱根駅伝の5区・山登りに全てを賭ける大学トップランナーだった。だが、熾烈なレギュラー争いのプレッシャーの中、早朝の箱根山での猛特訓中に濃霧の中でトラックに撥ねられてしまう。
次に目を覚ました時、そこは――江戸時代。
宗一は、町飛脚問屋「八坂屋」の見習い飛脚『宗吉』として転生していた。
「もうあの舞台は走れない」絶望に暮れる宗一だったが、初仕事として手渡された一通の手紙と、目の前に広がる箱根の峠道が、彼のランナーとしての本能を呼び覚ます。
右手と右足、左手と左足を同時に出す、江戸の非効率な『ナンバ走り』?
そんなの関係ねえ。俺の足には、現代のスポーツ科学と、血の滲むような箱根の記憶が刻まれている!
これは、現代最強の「山の神」が、独自のフォーム、わらじの改良、チーム駅伝のノウハウを武器に、江戸の街道を爆速で駆け抜ける、最速の物流無双奇譚!
登録日 2026.08.16
俺の名前は長瀬達也。特に特徴のない、その辺の高校生男子だ。
同じクラスの女の子に恋をしているが、告白も出来ずにいるチキン野郎である。
今日も部活の朝練に向かう為朝も早くに家を出た。
だけど、俺は朝練に向かう途中で事故にあってしまう。
意識を失った後、目覚めたらそこは俺の知らない世界だった!
魔法あり、剣あり、ドラゴンあり!のまさに小説で読んだファンタジーの世界。
俺はそんな世界で冒険者として生きて行く事になる、はずだったのだが、何やら色々と問題が起きそうな世界だったようだ。
それでも俺は楽しくこの新しい生を歩んで行くのだ!
登録日 2018.11.19
「お前は今日から俺の下僕な!」
随分と懐かしい夢を見た。
初恋の彼にその宣言された瞬間はどんな表情をしていいものか悩んだものだ。
いじめられっ子だった主人公は、王宮で女性の社会進出の先陣を切る精鋭となっていた。
気が重い仕事の朝に見た夢は、記憶の奥底に沈んでいた彼を思い出させた。
✩ ⋆ ✩ ⋆ ✩ ⋆ ✩ ⋆ ✩ ⋆ ✩ ⋆ ✩
十話完結の物語です。
過激な表現はありませんが、
奴隷についての物語なので苦手な方は避けて下さい。
文字数 15,507
最終更新日 2022.03.10
登録日 2022.03.06
第107回フリーワンライで書いた作品です。
使用お題は、『春夏秋冬』、『眠れない夜、目覚めない朝』、『あぁ、もう』、『天使のはしご』。
小説家になろうとピクシブにも同じ作品を掲載しています。
文字数 1,890
最終更新日 2022.09.18
登録日 2022.09.18
上(かみ)下(しも)共ども、私欲に塗(まみ)れているのなら、坂東はこの将門がもらう 文句があるか!
文字数 5,578
最終更新日 2023.05.25
登録日 2023.05.25
文字数 33,197
最終更新日 2024.11.08
登録日 2024.11.08