「悲」の検索結果
全体で6,459件見つかりました。
音楽大学在学中から交際していた藤崎春仁(はるひと)の思い出を辿って澤村奏澄(かすみ)は一人で熊本県天草市にある白鶴浜という浜辺を訪れる。
陽射しの強い夏、春仁に影響を与えたその浜辺で奏澄は彼のいない自分の将来を考える。
あの日、「俺、留学する」「病気なんだ」春仁から同時に二つの告白をされた。今、出来ることをやりたい。いつ手足が動かせなくなるか分からない原因不明の病気。それを受け止めた上で演奏者を幸せにするようなヴァイオリン製作者になろうと努力していた彼。
けれど去年、不慮の事故で亡くなってしまう。あまりにも辛く悲しい現実に希望が潰える奏澄。
あれからもう1年が経つ。
離ればなれになってしまった二人をつなぐのは彼の作った名前のない曲、そして天草。心苦しい日々を過ごす中、もう会うことのないと思っていた彼が突然目の前に姿を現す。1年前の彼と塞ぎがちだった現在の奏澄が天草の地で再会する。
眺めた景色、触れた人々、それと無愛想なようでいてそれでもどこか憎めない存在の不思議な猫。どれも忘れることはない。
やがて、二人で過ごした今までの日々を思い浮かべると共に互いに本当の気持ちを知る。
「ねぇ、ハル」「ヴァイオリン弾いて」
懇願する奏澄のために演奏する春仁。春仁の優美な旋律を感じ、やっと自分の進路を見出す彼女。東京へと帰る日の朝、コバルトブルーに光る海を前にし、また、眩いばかりに輝く白い砂浜で奏澄は決意する。ステージマネージャーになって、ピアノも弾き続ける。それから、人として成長して今度は春仁の生まれた春に白鶴浜へ帰ってくる。この浜一面に自分という花を咲かせ、想いを彼に届けようと考える。
ただ、それにはあと一つ足りないものがある。
それは、春仁。
その日が来るまであなたを待っているから、彼女はそう心に秘め、浜を後にする。
文字数 68,098
最終更新日 2015.01.02
登録日 2014.12.20
「もう絶対に「「あの日」」の悲劇なんて起こさせない」
違う世界に住む2人の少女がお互いの世界を滅びから救うために奔走する
「アイリス」と「アニス」の物語。
アイリスは異世界の王国の姫様。自身の国が「「あの日」」侵略を受け王国の民は虐殺され街は焼かれ本人も致命傷を受け、一度死んでしまった。
しかし、姫の命を救うため彼女の側に居続けた魔法使いの「ターニャ」
彼女はハーフエルフの血を引き優れた魔術師である。
そして長い年月が必要になるが姫の魂のカケラを集め
再び、あの世界に戻れるようにとの命をかけて現代の日本に姫を転生させた。
彼女の魂を宿していることを知らずに生きる「アニス」
そんな事など知る由もなく平和な学校生活を送っていたある日、「アイリス」を襲った「黒い男達」が
「アニス」にまでも襲いかかった。
初めて知る自身の過去や自分を守るために存在する人達、そして「アイリス」という存在を知る。
本当は、「アイリス」だけが元の世界に戻るはずだったのに
敵の襲撃により「アニス」も飛ばされてしまった。
2人にとって最悪の「あの日」
そんな事、起こさせない
今度こそ守りたい人を守るんだ!
そんな少女のお話です。
どうぞ宜しくお願い致します。
文字数 61,052
最終更新日 2023.11.05
登録日 2022.09.14
神話も、呪いも、運命も。
正直、今はそれどころじゃありません。
だって――
推しが生きて、目の前にいるんですもの。
忌み子として生まれ、
家族の中で静かに居場所を失っていった辺境伯令嬢ルーナ。
ある夜、彼女は
「自分が選び間違えた未来」の記憶を思い出す。
嫉妬と身勝手さから踏み出した一歩が、
取り返しのつかない悲劇を招いたことも。
そんな彼女を導いたのは、
風に揺れる華神鈴《フィオーレ・ヴェント》と、
表向きは喫茶店、裏ではちょっと物騒な仕事も請け負う謎の場所。
そこで再会したのは――
前世で心から推していた、生きて動く推しだった!?
「……無理ですわ。尊すぎます」
神話、双子の呪い、忌み子の運命。
全部、背景。
これは、
一度は間違えた少女が、
“この人と生きたい”を選び直す物語。
笑って、叫んで、倒れて、たまに泣いて。
推しと一緒に、運命とフラグを回収する
ドタバタ神話ロマンス、開幕!
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※本作品の文章・設定・キャラクターは作者の創作です。
無断転載・転載は禁止・AI学習への利用はご遠慮ください。
そっと楽しんでいただけたら嬉しいです
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文字数 10,655
最終更新日 2026.01.22
登録日 2026.01.11
夏休みが近づくある日の事、クラスの席替えをきっかけに主人公は不思議な少女、アザミと顔見知りになる。アザミは実は悲しき過去を背負っていて…?
白髪に手袋の主人公、通称マッドサイエンティスト。その彼に待ち受ける運命とは…!
※YouTubeに茶番劇としてあげる予定の短めの連載小説です。需要があれば長くなるかも…?
文字数 49,219
最終更新日 2022.03.13
登録日 2019.05.29
日常の裏側、非日常に跋扈するモノから呪術を以てして人々の生活を守るのが呪術師である。
ある雨の日に漂白の魔物、青鬼梟は悪霊《アン・シーリー》との闘いに敗れた瀕死の女呪術師と出逢う。 彼女の名は藤咲文音。
婚姻という人生の門出の日に母親と親族凡てを悪霊に殺されてから、真犯人を追い続けてきた。
《後生だ。カサイ・シュウヘイという名の怪異を、殺して欲しい。そしてどうか、私がここで死んだことを誰にも知らせないで》
彼女に身体と悲願を託された青鬼梟は、新たなる名を対価に受けとる代わり、魔物として在りながら藤咲文音として活動する道を選ぶ。 奇々怪々な怪異たち、そして様々な人間模様を織り交ぜながら青鬼梟・ソラは真犯人を追い詰めていく。
文字数 47,400
最終更新日 2023.09.19
登録日 2023.09.14
「PCも無いネットも無い電気もないガスもない無理生きれない」
理不尽な死を迎えた一人のサラリーマンが、神の慈悲によって新しい生と健康的な体で異世界転生をしてやった。
何も無い所で目が冷めたラグナはイキナリ命の危機に襲われる。
彼が神に望んだのは平穏な生活だったのだが次から次へと訪れる波乱。
それらにどう挑みどう解決し、望んだ生活は手に入るのか!?
文字数 16,860
最終更新日 2018.05.06
登録日 2018.02.26
ある日、一人の社畜が、間抜けな不注意により、命を落とした。
目覚めた地は、鬱蒼と生い茂る木々たちが生えるジャングル。
そして彼は【ゴキブリ】になっていた。
この地がどこなのか、そして俺はなぜ転生先がゴキブリなのか、人に会っても害虫扱い、モンスターに出会っても最下級モンスターのためゴミ扱い。
この世界で彼【五木武利】は何を思い、何を実現し、何を探すのか。
これは、悲しみを背負い、悩み、悩み尽くすある一人の社畜の物語。
文字数 2,811
最終更新日 2018.11.22
登録日 2018.11.22
何の不自由もなく
静かに生きたいと思った
でも無理だった
もっと自分には足りない
何かが必要だった
この話は...
僕がずっと心に溜め込んだもの
ずっと誰かに
伝えたかったこと
大好きな物をわかって欲しかったり
欲しいものがあったり
心の中の壁にさえぎられていたものを
全部この本を読んでる誰かに
吐き出す
本当は自分で伝えたかった
無理だった
大好きなあの子に直接
思いを伝えられればどれだけ
救われただろう
仲のいい友達に
「いつもありがとう」って言えれば
どれだけいいだろう
みんな当たり前のように伝えられる
でもできない人もいる
身体に障害があって不自由な人
そんな人がいるように
心に邪魔な壁があって不自由な人
そんな人もいる
きっと弱いんだろう
僕は
自分で伝えられない僕は
だから僕は
顔も知らない人間に
自分の思いを吐き出すしかない
この本を読んでくれた方には
人の心を見抜けるようになって欲しい
僕みたいな人間は
思ってる事を察してもらえるだけで
伝えたいことを分かってもらえるだけで
ずっと救われる
やりたかったこと
伝えたかったこと
思っていたこと
悔しかったこと
悲しかったこと
うれしかったこと
我慢してたこと
この本には
僕のこれまで溜め込んだ
喜怒哀楽の全てを注ぎ込み
本を手に取ってくれた方に
偽りのエピソードと
本当のエピソードを
混ぜ合わせて
お伝えします
文字数 3,109
最終更新日 2021.02.13
登録日 2021.02.11
――幸せな筈なのに、苦しいんだ。
先が短い親の為に付き合っている彼と結婚した秋乃は目を瞑った。気付かない振りをした。けれど、本能は従順で。無意識のうちに焦がれていた。視線を追って乞うていた。知れば知る程好きになっていく。好きになれば成る程疎ましくなっていく。優しくされればされる程、勘違いしそうになる。甘い声で、暖かい掌で触れられると身体が甘い悲鳴を上げて。
――限界だった。優しい旦那を裏切り、その父に焦がれる自分が、どうしようも無い程に醜く感じた。
だから私は諦めた、のに。どうして。どうしてそんな瞳で私の事を見るの…?
文字数 32,953
最終更新日 2022.06.06
登録日 2022.05.26
モフモフだけならいざ知らず、足音まで〝ぽむぽむ〟と聞こえる、あざとい子狐が全て悪いと思わないかい?
だってあの男は、それが原因で異世界へと行く途中、予期せぬ事態に巻き込まれるんだ。
目の前には歪な魔法陣があり、気がつけば豚みたいな王様が兵器として、勇者を召喚したってさ。
そんな馬鹿みたいな召喚に巻き込まれた、あわれな男の話なんだって。
だがこの男、普通じゃないのよ。
なにせ二十歳のくせに、ヤバイ古武術の達人だってんだからビックリだよね。
だからね、異世界人に廃棄(ゴミ)処分されても、人間兵器の勇者に殺されそうになっても、男は負けないんだよ。
どうしてそんな事を知っているのかって?
簡単だ――
俺の話だからだよ!! 絶対に力を取り戻し、お前ら全員に〝ざまぁ〟してやるから覚悟しとけ!!
☆ ☆ ☆
ここまでが簡単な〝あらすじ〟ですが、このまま本編へ読み進めてもOKです。
以下、お時間があれば詳しい〝あらすじ〟をご覧ください。
☆ ☆ ☆
二十歳の男、古廻戦極(こまわりせんごく)は異世界へと渡る準備をしていた。
戦極が現在いる場所は、日本と異世界の中間にある〝異怪骨董やさん〟と呼ばれる、神の宿る骨董品を封印しておく場所であった。
そこから旅立つ戦極には野望がある。
趣味の骨董品を持ち、異世界で骨董やを開くというものだ。
だが状況がそれを許さない。
この男、古廻戦極は先祖代々受け継がれる、一子相伝の古武術の使い手だったからだ。
なぜそんな武術を継承しているのか?
そのワケこそ、〝三百年前の先祖の恨みを異世界で討つ〟ことが理由だという。
幼少より祖父に理不尽に叩き込まれた武術と、剣術を魂にまで刻まれた事で、二十歳にしては達観した……いや、枯れたような男でもあった。
ちょっと抜けているけど。
そんな戦極が日本最狂の妖刀たる〝悲恋美琴〟を持ち、異世界へと渡る直前、何者かの妨害により目的地と違う場所へと召喚されてしまう。
意識がもうろうとする中、目覚めた戦極は異様な光景を目撃。
薄暗い地下室で、その儀式が行われていた。
そう――勇者召喚を。
気がつけば戦極の力の元たる悲恋美琴を消失し、異世界でも最弱の部類になってしまう。
それを知った周りの勇者二人をはじめ、国の関係者もゲスも極まる性格であり、戦極をイヂメぬき楽しむ。
だがそんな逆境にも負けず、戦極は力を取り戻すために努力するが、廃棄(ゴミ)の烙印を押されてしまう。
やがて新規に見つかったと言うダンジョンへと、罠よけのために放り込まれる戦極であったが、そこで運命の再会を果たす。
それは力を取り戻すために、探し求めた戦極の妖刀・悲恋美琴であった。
文字数 206,991
最終更新日 2022.10.27
登録日 2022.08.23
諸君は『ワナビ』という言葉をご存じだろうか。
所謂『ラノベ作家志望者』に対して使われるネットスラングである。
その語源は「私は~になりたい」という「I want to be~」から来ているという。
書籍化していないWeb作家に対して使われる言葉で『あまり良い意味を持たない』。
「ブ、ブクマが剥げやがった!」
そんな『ワナビ』がここにいた。
彼の名前は『阿久津川 (あくつがわ)龍太郎』という青年。(齢二十五歳)
小説投稿サイト『ストーリーギルド』に作品を投稿するWeb小説家である。
ペンネーム『ギアドラゴン』で活動しているがパッとしない。
龍の作風は、ラノベ好みの転生も追放も悪役令嬢も出ない。
血と汗、涙が前面に押し出される熱い作風。
そんな作品が受けるはずもなく、低ポイント、ランキング外なのだ。
応募するコンテストも一次選考に通過したこともない。
そう、書籍化を夢見ながらも龍は結果を出していなかった。
「ここで終わるわけにはいかんのだッ!」
この物語は熱くも悲しい『底辺Web小説家(ワナビスト)』のブルースである。
イラスト:DELL-E3
文字数 242,743
最終更新日 2025.07.21
登録日 2025.06.28
よくある物語の話だ。
偶然知り合った人が不治の病で、最後には悲しい悲しい永遠のお別れ。主人公は泣き崩れて、でもその数日後には立ち直って前を見て歩き出す。そんな、ありふれた感動物語。
何度も小説で読んできた。
そもそもそのジャンルが好きだった。バトル系のド派手な物語や、古文や日本文学のような訳の分からない名作などではなく、ただ泣ける綺麗な物語が好きだった。
僕はあの日、図書館に来ていた。
いつも通り、泣ける本を探そうと思って。
書棚の1つ向こう側。
僕は顔も名前も声も何も知らない女の人の、命が朽ちる時を見た。
死ぬこともなく、老いることもない彼女は、僕より年上なのに、精神年齢は多分僕より少し下。
辛いのに笑顔で、嫌なのに引き受けて、「ごめんなさい」なんて一言も言わなくて、見せる笑顔はまるで幼稚園児のように無邪気で。でも、死の話をすると、真剣になって。色々な表情を持っていた。病室にいるとたくさん話して、息苦しい学校のことも忘れて。唯一の至福の時間だった。
でも、とある夏の日、君は死んだ。
いや、病気が治ったと言うべきか。
治せば死、治さねば永命。ようは不老不死。
治しても治さなくても報われないその病は、とても憎くて、酷いものだった。
最後に君が言っていた。
「いつかまた、あの時のように偶然にも君に会えたりするかな?」
夏が来る。
君がいなくなると同時に風鈴の音がした。
君は、何度目の夏ですか?
文字数 40,505
最終更新日 2018.07.30
登録日 2018.06.16
吸血鬼は人間の血を吸い、吸われた者は下僕となる。太陽の光を浴びると燃えて灰になる。白木の杭で心臓を突き刺されると絶命してしまう。銀製の物で受傷すると大ダメージを負い、銀製の刃物で首を切り落とされると絶命してしまう。コウモリとオオカミとネズミに変身可能。クロスとニンニクが苦手。中が赤くフワフワの棺桶で眠る。鏡に映らない。そして、基本的には不老不死の怪異。
↑
だ、そうで。
が、しかし。
吸血鬼なる怪異の者が実在するとして、これ等の全て一切合切が偏見であったとするなら。さて、どうだろうか?
見た、聞いた、触れた、考えた、思った、感じた、この内のどれか一つだけの情報で、たった一つだけで、そうに違いないと決めつけ、確認もせず何故か確信しているという事はないだろうか。そしてそれが間違っていると、言ってくれなければ判らないと言い訳して逃げたり、それでもそうに違いないと認めずにいたりしてはいないだろうか。勝手に決めつけたその偏見は誤解を生み、誤解は争いを招く。もしかしたら、この世の中にはそのような事がとても多いのではないでしょうか。争いという無惨は戦争という凄惨にまでその被害を拡大し、憎しみを増し、悲しみを残して次の世代へと受け継がれていく。笑顔のままでいられたかもしれないのに、傷つかずに済んだかもしれないのに、歴史に影を記しながら時間をすごすのだ。
偏見なき世の中。
偏見なき世界。
個々がそれぞれに自分自身の欲望で他者を傷つけるという行為を恥じた時、慎んだ時、悔やんだ時、きっとその環境は穏やかで、和やかな、楽しい時間となって笑顔を共有している筈だ。そんな時代など、儚い夢でしかないのだろうか。
そんなワケで。
ここに紡がれた物語は、偏見を背負った吸血鬼と元人間の、偏見から解放されて再び偏見に見舞われるまでの、けれどたしかに幸せに満ち溢れてもいた、ほんの一部始終です。
どうか、
笑顔が心に宿りますように。
文字数 112,195
最終更新日 2019.10.13
登録日 2019.10.13
春に同居・・・犬が増えました。
迷い犬だと思ってたのに・・・・・挨拶もされて、それに・・・・。
一人暮らし始めたばかりの私に心強い相棒が????
初めての就職、知らない人ばかりで不安だからって会社にまでついて・・・・来てくれて。
あっさりと受け入れてる私はやっぱり不安だし寂しかったんだと思う。
きっとあの頃も。
悲しい別れは覚えてないくらい小さくて、それがちょっとだけ後ろめたくて。
素直じゃない千早と一生懸命修行課題をこなしたいと努力したいナナオ。
それはそれはずっと昔、静かで静謐なあの場所から続いていました。
ちょっとだけファンタジーを入れた千早とナナオのお話です。
文字数 105,386
最終更新日 2019.11.18
登録日 2019.11.01
釣り人イスズ君に釣り上げられた私はイスズ君の家の浴槽で穏やかな時間を過ごしていた。しかし終わりが訪れる。
悲恋注意
文字数 4,557
最終更新日 2023.02.14
登録日 2023.02.14
大人になったタシュは、初恋の人が語ったお伽話に登場する『白の国・アクバイ』を目指して旅をしていた。
タシュが辿り着いたのは金糸の髪に白い肌の美しい人が生活する国だった。そこで出会ったトゥフタという美しい男に、思わず口付けてしまうが、どうやらトゥフタはやんごとなき身分の人で、掴まる前に逃げ出した。
高級であるはずの蜂蜜が日常的に使われる価値観の違う国で、タシュが出会う人たちは少し変わっていて……?!
やがてタシュはトゥフタの悲しみの理由を知る事となる。
文字数 93,425
最終更新日 2023.10.11
登録日 2023.06.23
愛する家族へ、
皆さんがこれを読んでいる時、僕はもういないでしょう。それでも、悲しまないでください。これは僕が選んだ道です。みんなのため、そして愛する人たちのために。
僕の夢は大きかったんです。父さんに教えてもらった戦略や統治の方法で国を導き、母さんに学んだ優しさと公平さで領民を幸せにすること。それは僕が心から望んでいたことです。でも、父やフレデリックの期待に応えられるほど僕は優秀ではなかった。その夢を実現することができないことが、僕はとても悔しい。
父へ、あなたが僕に教えてくれた全てのこと、忘れません。それを生かすことができず、申し訳ありません。
母へ、あなたの優しさは僕の中にずっとあります。悲しませることになってしまいごめんなさい。
妹のヴィヴィアンへ、あなたがくれた元気と希望は僕の力でした。あなたが大きくなるのを見守ることができず、本当にごめん。
フェナへ、あなたと過ごした時間は僕の宝物です。あなたがいてくれたからこそ、僕は毎日頑張ることができました。
頑張り続けましたが、どこかで力尽きてしまった感じです。胸の中がぽっかり抜け落ちて、痺れてしまうようになって、僕は役立たずになってしまいました。だからこれ以上頑張れません。
これが僕の運命でした。それでも、一緒に過ごした時間は僕にとってかけがえのないものです。僕の心から感謝しています。僕はいなくなりますが、思い出としてずっとあなたたちのそばにいます。
アイデン
文字数 11,597
最終更新日 2023.08.04
登録日 2023.07.29
聖女セレネは邪悪な気配を感知できた。
庭に現れたモンスターを対処すると……現れた伯爵から婚約破棄を告げられる。しかし、その直後……悲劇が起きる――。
文字数 1,019
最終更新日 2021.09.17
登録日 2021.09.17