「家出」の検索結果
全体で676件見つかりました。
文字数 13,618
最終更新日 2022.05.19
登録日 2022.05.18
「縁切り主になりなさい」
十六歳の高校生、藤原蘇芳(ふじわら すおう)は祖母からある日突然そう命じられる。
話を聞くに、縁切り主とは悪縁を断ち切ることで人を幸福へと導く仕事らしく、神主の一族である藤原家が代々受け継いで来た重要なお役目だそうだ。
人の縁を切るという悪趣味な行為が受け入れられず一旦は断る蘇芳だったが、精霊を名乗る少女との出会いや悩みを抱えた人々との触れ合いが、次第に蘇芳の心を変えていく。
人のつながりをテーマにした心温まるヒューマンドラマ。
第一章:思春期プライド
ある日、藤原蘇芳は祖母から縁切り主になることを勧められる。数百年前から代々受け継がれてきた人の悪縁を断ち切る仕事らしいが、いまいち受け入れられない。
誘いを断る蘇芳。そんな彼はあるとき一人の家出少女と出会う。どうやら少女は母親と喧嘩して飛び出してきたらしく機嫌が悪い。どうにかして家に帰そうとする蘇芳だったが、強情な彼女に手を焼いていた。そんなとき、縁切りの精霊を名乗る少女(ヨスガ)にある提案を持ちかけられる。
第二章:リアルわたしエクスプレス
いつものように屋上で授業をサボっていると、蘇芳の元に一人のクラスメイトが訪れる。蘇芳に用があるというクラスメイトは、なぜだか蘇芳に弟子入りしたいらしい。面倒に思い適当にあしらう蘇芳だったが、彼女の悩みを聞かされて少しだけ付き合ってやることに。
第三章:再開は死んでから
蘇芳は下校中、一人の幼子に声をかけられる。迷子かと思い話を聞くと、なんと彼女は人間ではない(妖怪や幽霊の類)らしい。旧友を探しているという彼女に蘇芳も協力することとなる。旧友はターカナと呼ばれる人間だそうで、彼女との思い出を楽し気に語る幼子。しかし、忍び寄る残酷な運命が彼女たちに苦渋の決断を迫る。
最終章:俺とヨスガとリグレット
両親を早くに亡くした蘇芳を女手一つで育て上げてくれた祖母。十年以上寝食を共にしてきた祖母は、蘇芳にとって血のつながり以上にかけがえのない存在になっていた。だからこそ、突然に祖母からもう長くないことを告げられると悲しみ以上に胸にくるものがある。けれど、長年縁切りの任で連れ添ったはずのヨスガと祖母は言葉を交わそうとしない。そもそも、二人が話している所を蘇芳は見たことがない。何か理由があるのだろうか?
過去が明らかになるにつれて、物語は終幕へと向かう。
文字数 112,905
最終更新日 2020.04.29
登録日 2020.04.29
なんかね、教室に雷が落ちたんですよ。そりゃ雷鳴轟かせて、『ドンガラガッシャーン』って。
んで、ね。気が付いたら俺、エルフ族の男の娘になってたわけよ。
目が覚め、知らない天井だと呟き、部屋にいたメイドさんに一通りの事情を聞きここが王宮であると察し.........
なんやかんやあって、家(王宮)出しました。
魔王?邪神?
HAHAHA!!知らん知らん。俺は失われた遠き理想(青春)を取り戻すんだ...!
加速する物語。敵は誰か、味方は誰か。
──そして、この身体は誰のものなのか。
疑念が善悪を問い、絶望が失望を呼ぶ。
負の螺旋階段に出口は無く、儚い入り口だけが生者を呼び込む。
教えてよ、ここは......どこ?
文字数 18,185
最終更新日 2019.01.12
登録日 2018.12.31
庄司有希の家族は複雑だ。
小学校に入学する前、両親が離婚した。
中学校に入学する前、両親が再婚した。
両親は別れたりくっついたりしている。同じ相手と再婚したのだ。
名字が大西から庄司に変わるのは二回目だ。
有希が高校三年生時、両親の関係が再びあやしくなってきた。もしかしたら、また大西になって、また庄司になるかもしれない。うんざりした有希はそんな両親に抗議すべく家出を決行した。
健全な家出だ。そこでよく知ってるのに、知らない男の子と一夏を過ごすことになった。有希はその子と話すうち、この境遇をどうでもよくなってしまった。彼も同じ境遇を引き受けた子供だったから。
文字数 104,644
最終更新日 2023.05.14
登録日 2023.04.02
ユリアーノ(日本名ユリア)は愛する人が昏睡状態になり死を待つだけ。
でも、彼女には助ける術がある。
その為には、この世界を超えた世界へ戻らないといけない。
アスカディア王国で婚約を迫られて2度と帰らないと家出したのに。
愛する人を救う為、戻って婚約者候補から逃げて逃げて婚約を諦めさせてやる!
文字数 15,316
最終更新日 2021.02.06
登録日 2020.09.01
半年前、優秀な探偵として活動していた兄・京介が突然姿を消した。警察は「家出」として処理したが、16歳の高校生・皆瀬ユウナは兄の失踪に疑問を抱いていた。兄が残した謎めいたメモ『もし何かあったら、事務所の金庫を見て』を手がかりに、ユウナは初めて兄の探偵事務所を訪れる。
そこで彼女が出会ったのは、兄に浮気調査を依頼していた田中恵子だった。兄の失踪で調査が中断されてしまい、困り果てた恵子に頼まれ、ユウナは人生初の探偵業に挑戦する。尾行や聞き込みを通じて事件の真相を突き止めたユウナは、夫の「浮気」が実は会社の不正を告発する正義の行動だったことを発見し、夫婦の絆を深める手助けをする。
内向的で人見知りだったユウナは、事件を通じて人との繋がりの大切さを学び、自分なりの推理スタイルを確立していく。一話完結(または2-3話完結)の日常ミステリーを解決しながら、兄の失踪という大きな謎に少しずつ迫っていく青春成長物語。
文字数 47,912
最終更新日 2025.07.15
登録日 2025.07.08
伊藤愛紀穂(いとう あきほ)クラスの担任、御堂センセが大好き。
だけど、家出してたお姉ちゃんが、御堂センセの子を身ごもって帰って来た。
そのうえセンセと結婚するっていう!
登録日 2016.08.06
とある社会人の自分…雨が降っており何事もなく帰ろうとしたら公園に人が…?少しずつ変わっていく生活のんびり(?)な生活が楽しくなっていきます
文字数 5,408
最終更新日 2023.07.08
登録日 2023.07.08
「リティア20歳の誕生日に……、……結婚式は……」このままじゃ20歳になったらすぐに結婚!?まだやりたい事があるのに。まだ結婚をしたくないリティアは婚姻回避の為家出を決意する。治癒師として冒険者のパーティーに参加する為に……!
文字数 10,162
最終更新日 2025.09.18
登録日 2025.08.28
四民平等になった明治時代、封建社会の価値観から抜け出せない武家出身の女性の苦悩と、彼女を支えようとする元奉公人の愛を描いた物語。明治22年2月11日の大日本帝国憲法公布日に発生した事故を発端に物語が展開されます。
文字数 18,805
最終更新日 2023.12.18
登録日 2023.12.18
誰だって虫の居所の悪い日はある。でもそんな日にこそ天使は舞い降りるのかもしれない。それが天使かどうかを決めるのは君だが。 なろうにもある
文字数 8,265
最終更新日 2022.09.21
登録日 2022.09.18
≪第13回恋愛小説大賞応募中です! 応援よろしくお願いいたします!≫
「婚約なんてイヤよ! そうするくらいなら家出するわ!」
その一言をきっかけに、領主の父親の元から飛び出したシェリー=アトワイト。彼女は家出をした先で、旅館の若旦那であるロロと出会う。父親が一方的に押し付けてきた婚約を破棄するために、ロロと先に婚約したと嘘をつく。旅館の跡取りともなれば父親も納得して縁談を取りやめるだろうと考えたが、その旅館は超がつくほど寂れたボロ旅館で――。
このままでは父親を納得させられず家に連れ戻されてしまうシェリーは、父親がやってくる半年後までにその旅館を立派な温泉宿として復興させることを目指す。
果たしてシェリーは寂れた旅館を栄えさせ、婚約を破棄することができるのか。
はたまた父親を認めさせられず、実家に連れ戻されてしまうのか。
片田舎の温泉旅館で巻き起こる、がけっぷち少女の温泉経営譚!!
文字数 133,367
最終更新日 2020.02.20
登録日 2020.01.20
「ハァハァハア……ンッッ! ッ、カハッ……ハッハアッハァ――」
なんで、なんでこんなに頑張ってるんだっけ……。疲れちゃった、足だってもう限界だ、もう走るのなんてやめてしまおうか……。そうだ、もう捕まっちゃってもいいじゃないか、だってもうこんなにも疲れているんだもの……だからもう……――。
「キュウキュゥ――」
い、いや、私は何を考えてるんだ! そんなことしたらこの子だって一緒に捕まってしまう! 私だけ、私だけならいい! でもいま捕まったらこの子も、この子も一緒に……! それは、それだけは絶対にダメだ! この子だって、この子だって頑張っているんだ! なのに私が頑張らなくてどうするんだ! いまだけ、いまだけは絶対に捕まっちゃいけないんだ! なら頑張らないと。いまだ、いまだけでいい、たったいまだけでもいいから、頑張ろう……。この子と一緒に逃げきるんだ……この子と一緒に、必ず――。
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フラウギス宗主国の辺境貴族フォーサイス家の一人娘、エレノア=アルバニア=フォーサイス。
彼女の夢はいつか家を出て世界を巡りそのことを書き留めた本を出すこと。
しかし厳しい父や母がそんなことを許すはずもなく、今日も彼女は世界一周への思いを募らせるばかり。
そんなある日の夜、自身の子をめぐって龍と龍が戦う夢を見た。
あまりの衝撃に、早速見た夢を文章に起こし、形として残してみることに。
しかし、執筆が、特に情景描写がなかなかうまく書けず、取材と気分転換を兼ねて家出を決行。
裏庭の奥に広がる森を探索していたら、突如頭の中に不思議な声が響いた。
頭の中に響く声に導かれるがままに森を進んで行くと、そこには絶滅したはずの龍の卵があった。
文字数 167,710
最終更新日 2022.10.20
登録日 2020.06.28
錦鯉新は地方の田舎町の港で探偵業を営んでいた。普通の依頼だけではなく、妖魔と呼ばれる非日常の存在を、亡き父親から受け継いだ宝石を弾丸に変えて魔を払う銃で退治したりもしている。
家出中の美少女に助手になると住みつかれ、県警の対妖魔特務課を立ちあげた課長の血のつながらない姉らと普段の騒がしい日々を過ごしていたある日、美貌の未亡人が『淑女の涙』という宝石を探してほしいと、錦鯉探偵事務所を訪れた。
胡散臭くはあれども依頼を引き受けることにして、情報屋を訪ねれば両親の死にかかわっているかもしれないと言われ、新は本格的に依頼へ着手する。
人間の歪んだ欲望を浴びて、魔の力を強める堕ちた宝石と呼ばれる堕石。一方で善なる感情を浴びて天が持つにふさわしいと言われる聖なる力を得た天石。
御伽噺でしかないと思っていたものが現実に蘇り、新たちの前に立ちはだかる――。
文字数 118,264
最終更新日 2024.07.12
登録日 2024.06.29
母の再婚と家庭内の軋みから逃げるように、
17歳の少女・瑞希は山奥の村、天夜戸(あまやと)村へ移り住む。
人口300人にも満たないその村は、外界から隔絶された“閉じた谷”だった。
転校初日、瑞希は奇妙な遊びを目にする。
子どもたちが輪になり、笑いながら歌う「はないちもんめ」。
しかしその歌は、異様なほどゆっくりで、
歌の終わりには必ず “誰かが選ばれる”。
「○○ちゃん、いらない」
その一言で、選ばれた子どもは翌日 跡形もなく消える。
瑞希が転校先で声をかけた少女・葵(16)は、唯一この村で優しくしてくれる存在だったが、
ある話題に触れた瞬間だけ、葵の瞳はまるで“他人のもの”のように濁った。
徐々に浮かび上がる真実。
天夜戸村では百年以上前から、
「はないちもんめ」を使って生贄を選ぶ儀式が続いてきた。
「ほしい子」=神に捧げられる器
「いらない子」=村で処分される不要の子
「選ばれなかった子」=怨念化して怪異となる存在
その残酷な輪廻を担うのは、村の中枢「匁家(もんめけ)」であり、
葵はその分家出身。
幼い頃、葵自身も“いらない子”に選ばれたが、
儀式の夜に“選ばれなかった子どもたちの怨念”によって奇跡的に生き延びた。
生きた人間でありながら死者の領域に片足を突っ込んだ葵は、瑞希を守ろうとする“普通の葵”と瑞希を贄に差し出そうとする“儀式の葵”の、二重人格に苛まれていた。
秋祭りが迫るにつれ、村は狂気に染まっていく。
夜な夜な彷徨う
顔のない子、
歯だけが笑う子、
目だけが泣いている子
の群れ。
「か〜ってうれしい、はないちもんめ」
「ま〜けてくやしい、はないちもんめ」
瑞希は逃げ切れるのか。
葵は何者になるのか。
“神”はと呼ばれる存在はこの村と人間を喰らうのか。
「ほしい子は神に喰われ、
いらない子は村に処理され、
選ばれなかった子は怪異となって彷徨う。
天夜戸村の“はないちもんめ”は、百年かけて磨かれた“人の選別装置”だった。」
文字数 4,718
最終更新日 2025.11.18
登録日 2025.11.17
