「貴族」の検索結果
全体で7,985件見つかりました。
顔にある大きな痣のせいで、産まれて直ぐブルースは親に捨てられた。貰われた先でも疎ましがられ、隣国との戦争が勃発して直ぐ流されるがまま兵士となる。敗色濃厚な戦局の中、間諜として入った敵地でブルースは敵国の騎龍兵でエースのアシュレイ・ランドン中尉と知り合う。痣を気にかけず、無意味に見下してこない中尉との関係は心地よく穏やかに進んでいくが、そんな幸福の日々は突然脆くも崩れ去った。
敵国の貴族で騎龍兵エースの攻め×自己評価の低い間諜(スパイ)の受け
※注意!
途中まで読むか最後まで読むかでメリバとハピエンに分かれます!
自分の性癖と地雷によく相談して引き際を見極めて読んでください!
文字数 16,495
最終更新日 2024.04.16
登録日 2024.04.15
17歳のメルフェスト侯爵家の次女、リカリア。彼女の国、ブレイド王国には同じ年で"聖女"と呼ばれ、生まれた時から愛され続けている少女がいた。目の色がおかしく、愛されなかったリカリアと違い、街の人も貴族も聖女を愛し、王族ですら彼女を"聖女"と認め、第一王子と婚約をしているらしい。さらに学園では第一、第二王子と騎士団の団長と魔法団の団長がそばで守る始末。だが、そこまでしても尚、リカリアはなんの興味、関心も抱かなかった。それに怒りをもった他の学生や家族はリカリアを虐めたが、彼女は痛みに耐えながら学園の庭で二匹の猫と共に暮らしていた。
とある日、二匹の猫と一緒に木の下でお昼寝をしていると、王子の服装をした不思議な男性が近づいてきた。どうも"聖女"を探しているらしいが…。
「」→リカリア
『』→リカリア以外の人
文字数 43,744
最終更新日 2025.04.11
登録日 2025.02.06
国境検疫官をしている兄カイリと二人暮らしのクリュアには悩みがあった。それは、安定した公務員であるはずの兄が、毎日明け方に疲れ果てて泥まみれ時には血まみれで帰宅すること。幼なじみの農家の息子ソラに相談したクリュアは、ソラと二人で国境砦に忍び込み、カイリの仕事を盗み見ることにする。
そこで見たのは、家でのだらしない様子とは大違いの、検疫官として職務を全うする兄の姿。国の動物を守るため、貴族にもひるまない兄の姿だった。
「お兄ちゃんかっこいい……」「でも、泥まみれにも血まみれにもなってないよな?」「あれ、確かに」「やっぱ、何かあるのは夜か」
再び夜に忍び込んだ二人が見たのは、国境を越えて移動しようとする魔獣や竜を捕まえて検疫するカイリの姿で。そんな中、二人は特殊伝染病にかかった魔獣に襲われてしまう。タイミング良く現れたカイリに助けられるものの、カイリは傷を負って倒れて……
「感染体は処分の対象だ」
意識がないカイリへと、上官が無情に言い捨てる。
「人でなし! お兄ちゃんを殺すって言うの!?」
「……カイリ検疫官が倒れたのはお前達のせいだろう。こちらとしても迷惑だ」
自分たちのせいで倒れたカイリを、二人はなんとか救おうと奮闘する。
文字数 24,386
最終更新日 2026.01.03
登録日 2026.01.01
>「ふう、、、今日はこのへんにしといてやるっ!鍛え直してでなおせ!」
蝶子は槍をまともに使ったことがない、訓練以外では。
突かずに振り回すほうが効率が良い奴等しか相手にしたことがないのだ。
>使えないクズどもが徒党を組んでこのように襲撃してくるのはここんとこ毎日だった。
原因は無能でゲスな現王の一人息子、クズ王子だ。
国王側から蝶子と王子の婚約を頼み込んできたのだ。
頼み込むと言っても、それは最後の姿勢だったが。最初は大上段もいいところからの物言いだった。
なので、蝶子の両親は無視。姿勢が少しづつまともに近づいてきたので、両親は相手のレベルに合わせた慇懃無礼さでお断りをしていた。
最後には泣き落とし。うちの血筋ではこの国は崩壊してしまう、と。
確かに他にまともな貴族も居ないのが、この国の現状。
クズはクズを呼ぶとはよく言ったもので、現王の周囲にはみごとにクズしかいなかった。末端の使用人までクズだった。
「婚約だけな。いつでもこちらから解消してやるからな?」と、様子見兼ねての婚約をした。
文字数 6,619
最終更新日 2020.08.08
登録日 2020.08.08
ねぇ、ジョシュア様。
妹の役目を続けていれば、あなたのそばにいてもいいですか?
プラチナブロンドに甘い容姿の騎士ジョシュア様は貧乏貴族出身。直接の血の繋がりはないけれど親類と言えなくもないから、商人の父は張り切って援助をしている。
そんな付き合いが十年以上続いていて、私たちは一緒にドレスを見に行ったりもする。でもジョシュア様にとっては私は今も小さな子供で、妹様たちの代わりでしかないらしい。……私はもう二十歳で、行き遅れの年齢になっているのに。
※他所で連載した「あなたとレースと花嫁衣装」を一部改稿したものです
文字数 28,403
最終更新日 2022.02.22
登録日 2022.02.16
貴族王族が集まるパーティーでの出来事。
いつものようにジェダル王子殿下が我がままで迷惑をかけていた。
私=シュリアーナは準伯爵家令嬢という家柄の人間なので、文句を言う権限など本来はない。
だが、皆が迷惑被っている中、我慢ができなかった。
この光景を偶然見ていた国王陛下が私のことを気にいってしまい、ジェダル殿下との婚約を求められてしまう。
お父様もお母様も泣いて喜ばれていた。
私は婚約という名目上、ただの教育係としてジェダル殿下のお側にいることになってしまう。
だが、そのことがジェダル殿下は気に喰わないらしく、誰の許可もなしに私に婚約破棄を命じ、更に口封じのために殺そうとしてきた。
どこまでも腐っているジェダルに殺されたと思った私だが、何故か目を覚ましたのだった。
※ゆるゆるな展開や設定が多いです
文字数 13,340
最終更新日 2021.12.07
登録日 2021.12.02
人魔戦争、遥か昔人族と魔族が戦った戦争、だがお互いに戦争の愚かさを理解し、和平交渉を結ぶ、その証として魔族は魔力を手放し、人族は魔法を手放した、つまり人が魔力を魔族へと供給し、魔族は貰った魔力で魔法を使う、共存しなければ魔法を使えない以上、人族と魔族が争うことは未来永劫なくなった………そうして世界に平和が訪れた、だが、それは新たな差別の始まりでもあった。
私、リレイ・ロレーヌは小さい頃は神童と称えられた、貴族は生まれた時に魔力の素質をおおよそを検査される、結果、自分は貴族の中でも選りすぐりの魔力の素質があり、将来有望な魔族との婚約もあった、順風満帆な私にも転機が訪れる、貴族が通う魔法学校グランフィリア入学時に魔力測定、今度はおおよそなどという大雑把なモノではなく、ちゃんと数値化される、しかし魔力の才能は多少鍛える事も出来るが、基本生まれた時から変わる事は無い、この魔力測定を気にかける生徒は殆どいない、わかっている結果が出るだけなのだから、しかし、私の日常はここから一変した、ずば抜けて高い魔力だったはずが、測定結果の魔力量は僅か2、平均的な生徒の魔力量の数値が100、平均と比べても明らかに低い魔力量、一気に落ちこぼれの烙印を押され、妹コブリー・ロレーヌの結果が上々だったことから力関係も逆転し、婚約者も妹に取られる、家では奴隷のように扱われ、学校でも妹に虐められ、その上小さい頃の話は私が裏でイカサマをしたと言われる始末、そんな地獄の日々の中、突如編入してきた人狼族、族長の息子レクス ・ウルトス、何故か初対面の自分を助けてくれ、パートナーになってほしいと言われる、次第に心惹かれていく私、それを契機に賑やかになっていく私の周囲………その事を心良く思わない家族や妹、元婚約者は何かにつけて突っかかってきて、力の差を理解すると媚びてくる家族と妹、元婚約者、許せるはずがない。
文字数 31,605
最終更新日 2022.04.13
登録日 2022.04.09
貴族の住まう煌苑殿で暮らしていた瑛(えい)は、付き人である柏(はく)とともに避暑のために自然豊かな山へ来ていた。見慣れない動植物に目を奪われていると、毒蛇に噛まれてしまう。ちょうどそのとき、山奥の村に住む織(しき)と名乗る少女に助けられた。
村はありとあらゆる薬の知識を蓄えた村であり、織もまた幼いながら薬師として働いていた。
瑛は、村の豊かさや女や子供も関係なく読み書きができ、仕事も分け隔てなく行う姿に感銘を受け、何より命を救ってくれた織に対し好意を寄せる。
いつか「妻になってほしい」と伝えるが、織は首を縦に振らなかった。絶対に村を出てはいけない、妻になれないと頑なに言う。
煌苑殿に戻り、家族に村や織のことを話すと、数年後、陛下の座についていた伯父の禧桜が「村娘を第五夫人に入れる」と言い始める。瑛は話してしまったことを後悔の念に駆られ、悲しみに明け暮れるしかなかった。
美しく成長した織だが、なんと女人ではなく、男であると衝撃の告白をする。
激怒した第一夫人は首をちょん斬れと言い張るが、瑛や柏は必死に守ろうとし……。
文字数 52,631
最終更新日 2023.10.31
登録日 2023.07.27
異世界「神秘の大陸」は、星の輝きと魔法の輝きで満ちた、奇跡に満ちた世界です。ここでは神話と現実が交差し、勇者の運命が誕生します。物語は主人公、レオンの物語から始まります。
レオンは元の世界で平凡な生活を送っていましたが、ある日、神秘的な光に包まれて異世界に転生します。彼の前に現れた者は、彼が勇者としての運命を担うべきであると告げました。魔法の大地、魔獣の住む森、そして古代の遺跡が彼を迎え入れました。
しかし、勇者の運命には光ばかりではなく、闇も存在します。彼は王国内で陰謀が渦巻いていることを知り、それに立ち向かいます。だが、彼の行動は貴族たちの怒りを買い、彼は無実の罪で王国から追放されてしまうのです。
追放されたレオンは新たな仲間たちと出会い、魔法と剣の力を駆使して、王国内の陰謀を暴き出すための冒険に挑むことを決意します。王国の支配と復讐のため、神秘の大陸での壮大な冒険が幕を開けるのでした。
文字数 45,674
最終更新日 2023.11.16
登録日 2023.10.18
王宮でこっそりゴシップ記事を書いていた侍女ツェツィーリエは、ある夜、大切な“ネタ帳”を王宮内で紛失してしまう。
そこには貴族の恋愛事情、流行、噂――さらには、風紀監察官フランツについての記述まで載っていて……!
「君がこのライターなんじゃないか? 状況的に、君しか考えられない」
絶体絶命のピンチに焦るツェツィーリエ。だが、フランツからまさかの提案が――
それは、“風紀監察官の補佐”になること!?
しかも、観察眼の鋭いフランツと行動を共にするうち、今度は自分たちが噂の中心に……?
王宮で巻き起こる、ドタバタ☆ラブコメディ!
文字数 3,063
最終更新日 2025.09.18
登録日 2025.09.18
厠という言葉がある。
日本の場合は、古来より川から水を引き込んで流すか、水を汲み上げて押し流す水洗式の厠が、造られていた。河に張り出すように、組まれた河屋が、そのままトイレになってたと言われている。私が子供の頃には、川の上流にあった共同トイレは
平城京あたりまでは、このような造りであったようだ。
平安時代は、この河屋が、御所や貴族の屋敷から消えて、トイレ用の壺や箱が使われるようになった。
文字数 14,071
最終更新日 2017.07.17
登録日 2016.08.06
筋肉大好きな貴族のお嬢様たち。
彼女らの周りには、いてもせいぜい細マッチョ。
理想であるモリモリの筋肉は何処にいるのか……。そんな日々を過ごしつつ、手に入れた筋肉情報に食いつく。
果たして理想の筋肉に出会えるのか……。
全3話 糖分控えめです。
別サイトにも掲載中
文字数 13,114
最終更新日 2023.02.02
登録日 2023.02.02
8歳のクロエは魔物討伐で利き腕を無くした父のために、独学で「自分の意思で動かせる義手」製作に挑む。
その功績から、平民ながら貴族の通う魔法学園に入学し、卒業後は魔法省の魔道具研究所へ。
エリート街道を進むクロエにその邪魔をする人物の登場。
人生を変える大事故の後、クロエは奇跡の生還をとげる。
大好きな人のためにした事は、全て自分の幸せとして返ってくる。健気に頑張るクロエの恋と奇跡の物語りです。
本編終了ですが、おまけ話を気まぐれに追加します。
小説家になろうにも掲載してます。
文字数 118,998
最終更新日 2017.11.08
登録日 2017.07.08
帝国の第一皇女であったエルミリアは満ち足りた生活を送っていたがひょんな事から最底辺貴族の令嬢エリカと精神が入れ替わってしまう。エリカの体になったエルミリアは宮廷に入る事も許されず、婚約者も大貴族のランスロットではなく、平民の傭兵隊長ルグベドであった。最初は絶望に暮れたエルミリア改めエリカだが、ルグベドの真摯な態度に惹かれていく。そんな中、エルミリアになったエリカは皇女としての執務の多さに音を上げ、エルミリアになった事を後悔。ランスロットに真実を話す。入れ替わりの真実を知ったランスロットはエルミリアとの婚約を破棄。エリカに婚約を申し込むのだが、エリカは既にその時、ルグベドに心惹かれていた。二人の男性の間でエリカは揺れ動く事になる。
文字数 28,377
最終更新日 2021.07.02
登録日 2021.06.25
「アメリア・メイラーゼ。貴様との婚約を破棄する!」
婚約パーティーの真っただ中で、呑気にステーキを食べようとしていた私は、婚約破棄を言い渡されてしまう。
会場全体の空気が重くなり、静まり返るのも無理はない。大勢の貴族たちがいる前で、クソ王子はやってしまったのだ。
「またそのようなことをおっしゃっているのですか?」
「お前には初めてだろう!」
身勝手な理由で何度も婚約破棄してきたクソ王子は、気づいているのだろうか。
婚約破棄をしてきた数多の女性がこの会場に集まっていて、すでに自身が孤立していることを……。
文字数 7,047
最終更新日 2021.08.13
登録日 2021.08.13
貴族の嫡男、ローランドことローには願望があった。
それはいつの日か「白馬に乗って理想の御姫様を迎えにいく」と言う、貴族系男子なら誰もが夢見るありがちなもの。
しかし、そんな彼に貴族的運命の御約束、「政略結婚」の話が。
しかも、魔王の侵略を受けつつある隣国との同盟関係強化のためと言うものすごく重要な奴。
政略結婚なんて嫌だなぁ……でも、貴族に生まれてしまった以上、諦めるしかないのだろう。
そう諦観するローだったが、しかして、相手方のジュミリエイルことジュリはそんなしおらしい思考はしておらず。
「この政略結婚、魔王を殺してでも回避するわ」
と言う訳で、始まってしまう。
ローとジュリ、たった二人での魔王暗殺婚前旅行。
すべては、政略結婚を回避するために。
そして二人の願望を叶えるために。
文字数 51,466
最終更新日 2021.10.16
登録日 2021.10.15
母の連れ子として公爵家の一員となったものの、その実態は後に生まれた妹の為に人生を消費させられる搾取子であった。
出来損ないのスペアとして裏で劣悪な扱いを受けながらも、懸命に家族に尽くす彼女。だが彼女は誰からも愛されることなどなく。
妹が王家と正式に婚約が決まった段階で、半ば厄介ものとして家から追い出されてしまう。
なんとか宮廷の職にありつけるも、その出自故に悪意を以って方々から一方的に雑務を押し付けられ、ついに過労で倒れてしまう。
無能の烙印を押され、その宮廷すらもいられなくなった彼女。
そんな彼女に、せめてもの使い道として辺境の土地を収める貴族へと縁談を強制する親。
その道中に嵐に見舞われてしまい、行方知れずとなった彼女に両親は、どこまでも自分達の顔に泥を塗る親不孝な無能者、不幸をまき散らす事しか出来ないクズと陰で罵る。
だが、実は助けられていた彼女。そして彼女を助けた人物は……なんと、お忍びで辺境の地を訪れていた隣国の秀麗な王子であった。
※残酷的かつ暴力的な描写が多少ございますので、閲覧の際にはご注意下さい。
文字数 17,368
最終更新日 2023.06.10
登録日 2023.06.09
私はエジンバラ王国のダイアナ・エリトリア公爵令嬢です17歳になるからと勝手に
大嫌いな彼と婚約するだなんてお父様、お母様に絶対嫌と話したが無視され1ヶ月後
盛大に婚約お披露目パーティーをすることになりました。
婚約者になる予定のアルバート公爵令息18歳は政略結婚は貴族の運命だ諦めろ。
結婚は人生の墓場だと聞いたことありますが、今回理解しました。
文字数 757
最終更新日 2021.10.25
登録日 2021.10.25
白金色の宮殿、洗練された貴族社会、強大な銃術魔導師部隊を誇る「北方王国ルクセンローザ」。大陸の命運は、この国の手に握られていた。
その中心に輝く王位継承者――
「白蓮の王女」オクタヴィア・ド・ルクセンローザ。その才知、カリスマ、揺るぎない政治力は、臣民から深く愛されていた。
だが、隣国ヴェルデンシュタールの南方に、巨大な光の柱が迸ったことで、すべては変わった。
その神々しいる爆発から現れたのは、遠き南方大陸より現れし肌黒き難民、四千九百九十九名。全員が記憶を失い、混乱の中を彷徨っていた。
ただ一人を除いては。
滅亡させられそうになってる南方王国・バイヤールの近衛兵であった男、
シェゴル・アデトクン――彼だけが、すべての記憶と真実を保っていた。
彼だけが知っている。
呪わしい瘴気〈大腐蝕〉が南方大陸を蝕み、
幾百万もの民が苦しんでいる。
そしてひとつの預言が告げる:
「首の後ろに六芒の刻印を宿す少年が殺される時、
腐蝕は終焉を迎える」と。
だが、ヴェルデンシュタールに集められた四千九百九十九人の難民の中に、
その少年はいなかった。
そして――時を同じくして
北方のルクセンローザの宮殿に、第二の光柱が轟いた。
王女オクタヴィアの私室に、ただ一人現れた肌黒き少年。
記憶を失い、首に微かな六芒の刻印を浮かべるその若者は――
アズビーケ・“アズ”・オカフォロニエ。
彼は何も知らない。
南方のことも、
預言のことも、
自らの存在が意味する惨劇のことも。
しかし、神官長がアズの姿を見た瞬間、顔面は蒼白となり、震えながら言い放った:
「この子こそ――
北と南、二つの世界の命運を決める存在です」
オクタヴィアは直ちにアズを自らの庇護下に置き、
剣術を教え、学問を授け、
そして側近の精鋭少女銃術魔導師部隊《フルール・アルケビュシエ》を
昼夜を分かたず彼の護衛に当たらせた。
ルクセンローザにとって、
アズは、やがて復活する運命の「北方の闇神」を打ち払う鍵、
“オーラの召喚主”たる預言の子である。
シェゴルにとって、
アズは、南方の故郷を滅亡から救うため、
殺されるべき預言の標的である。
ヴェルデンシュタールの貴族たちにとって、
難民たちは政治的脅威であり、
ルクセンローザが五千人全てを受け入れようとする思惑は疑念の的である。
だが、アズ自身にとって、
この全ては、ただ恐怖に満ちた謎でしかない……いったい、どんな運命が彼らすべてを待ち受けているのか......
文字数 154,629
最終更新日 2026.05.19
登録日 2025.12.12