「結婚」の検索結果
全体で14,899件見つかりました。
伯爵夫人であるロゼッタ・シルヴァリーは夫の死後、ここが前世で読んでいたラノベの世界だと気づく。
ロゼッタはラノベで悪役令息だったリゼルの継母だ。金と地位が目当てで結婚したロゼッタは、夫の連れ子であるリゼルに無関心だった。
しかし、前世ではリゼルは推しキャラ。リゼルが断罪されると思い出したロゼッタは、リゼルが悪役令息にならないよう母として奮闘していく。
★ファンタジー小説大賞エントリー中です。
※完結しました!
文字数 61,767
最終更新日 2025.09.23
登録日 2025.08.31
キラナ・フォーリ 二十二歳
セレスタ帝国皇宮治療院薬師
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アレン・トゥーイッラ 二十五歳
セレスタ帝国魔術騎士団団長 トゥーイッラ公爵家長子
銀髪に紫と琥珀の目、希有な治癒の力をもつ秘されたメリハ族の直系――それが私。
メリハ族の直系は生まれたときから〝運命の伴侶〟が決まっている。
私の紫の目は、まだ見ぬ伴侶の色。
出現した手首の痣は、運命の強制力であなたを縛りつける。
「――これは非公式な皇帝命令による政略結婚だ」
美しく冷たい紫の両目は私を明確に拒絶する。
「俺たちの間に恋情など個人的な感情は存在しない」
長い指は触れるのを拒否するように強く握りしめられたまま。
私がセレスタ帝国最重要保護対象の、メリハ族でなければ。
あなたが〝運命の伴侶〟でなければ。
あなたが想う人との未来を邪魔するつもりはなかった。
「……君は、俺が守る」
あなたに恋情は贈れない。
――私にその資格はない。
文字数 38,538
最終更新日 2026.05.12
登録日 2026.05.01
2030年。
高齢化が進んだ日本は限界にきていた。
世界的なインフレ。
賃金上昇でも追いつけない逼迫した家計。
何より。
高齢者を支える年金が破綻寸前であった。
そう。
働く人口比率が異常に低下している。
四人に一人の老人を人々は養わなければいけない。
このままでは国民全員が苦しむ人生を送る。
必然的に成立した新法案。
少子化対策基本法。
ひたすらに「子作り」を奨励する法案だ。
モラルも何もかも捨てて。
人々、日本人は。
セックスを奨励されることになったのだ。
【登場人物紹介】(2030年6月当時)
① 藤堂美雪(とうどう みゆき)
年齢:35歳
身長:156㎝
体重:48kg
スリーサイズ:B88・W58・H80
物静かな知的美人。
年齢を感じさせない若々しい容姿と抜群のプロポーションが欲情を誘う。
娘の静香が幼い頃、夫を事故で亡くした。
数年の間、一人で育てたが今の夫である聡(さとし)と再婚した。
元々、性的なものには奥手で優しい愛情さえあれば、それで充分と思っていた。
そう、セックスには興味が薄かったのである。
② 藤堂静香(とうどう しずか)
年齢:15歳
身長:148㎝
体重:43kg
スリーサイズ:B83・W52・H78
幼さが残る高校一年生。
ファーストキスはおろか、恋もしたことがない。
無邪気に両親の愛に包まれて育った。
只、父親である聡には特別な感情を抱いている。
優しい男に肉親以上の想いを抱いていたが、無意識に心の中で封印していた。
③ 藤堂聡(とうどう さとし)
年齢:33歳
平凡なサラリーマン。
尊敬していた上司であった美雪の夫が交通事故で亡くなり、気の毒に思い接している内に彼女の魅力に惹かれていき、やがて結婚をした。
④ 山田進(やまだ すすむ)
年齢:43歳
美雪が住むマンションの隣人。
筋肉質だが腹の突き出た脂ぎった中年。
⑤ 山田洋子(やまだ ようこ)
年齢:28歳
身長:153㎝
体重:45kg
スリーサイズ:B92・W60・H84
夫と同じ関西出身の妖艶な美女。
進が転勤前の大阪支社で高級クラブに通い詰めていた頃、ナンバーワンホステスだった洋子を口説き落とし、結婚した。
こだわりの無い性格は小悪魔的に男を魅了する。
⑥ 山田健太(やまだ けんた)
年齢:16歳
素直な性格のイケメン高校一年生。
密かに静香への恋心を秘めていたが、言い出す勇気がなかった。
義母の洋子の妖艶さにも日々、悩まされ興奮を持て余す毎日である。
文字数 107,654
最終更新日 2026.05.13
登録日 2026.03.15
いわれのない汚名を着せられ、王都を追われた香水師の令嬢リシェル。
だが、彼女には「香りで人の内面を感じ取る魔法」が宿っていた。
冷徹で有能な宰相バートラムは、政略のため彼女を妻として迎えるが――彼女の香りが、彼の過去の傷を溶かしていく。
やがて二人は、王国を揺るがす陰謀の中心へと巻き込まれ……。
「君の香りが、私を生かしている」――冷たい政略結婚が、やがて運命の恋へ変わる。
文字数 66,876
最終更新日 2026.05.12
登録日 2026.01.31
リーナ・フォン・ヴァンディリア
彼女はヴァンディリア公爵家の養女である。
見目麗しいその姿を見て、人々は〝公爵家に咲く一輪の白薔薇〟と評した。
彼女は良くも悪くも常に社交界の中心にいた。
そんな彼女ももう時期、結婚をする。
数多の名家の若い男が彼女に思いを寄せている中、選ばれたのはとある伯爵家の息子だった。
美しき公爵家の白薔薇も、いよいよ人の者になる。
国中ではその話題で持ちきり、彼女に思いを寄せていた男たちは皆、胸を痛める中「リーナ・フォン・ヴァンディリア公女が、盗賊に襲われ逝去された」と伝令が響き渡る。
リーナの死は、貴族たちの関係を大いに揺るがし、一日にして国中を混乱と悲しみに包み込んだ。
そんな事も知らず何故か森で殺された彼女は、自身の寝室のベッドの上で目を覚ましたのだった。
愛に憎悪、帝国の闇
回帰した直後のリーナは、それらが自身の運命に絡んでくると言うことは、この時はまだ、夢にも思っていなかったのだった――
※月曜にから毎週、月、水曜日の朝8:10、金曜日の夜22:00投稿です。
小説家になろう様でも掲載しております。
文字数 356,273
最終更新日 2026.05.13
登録日 2025.12.22
「君には悪いけど、彼女が身籠る間の妻でいて欲しい」
平民育ちのセリーヌは母親と二人で住んでいた。
セリーヌは、毎日花売りをしていた…そんなセリーヌの前に毎日花を買う一人の貴族の男性がセリーヌに求婚した。
結婚後の初夜には夫は部屋には来なかった…屋敷内に夫はいるがセリーヌは会えないまま数日が経っていた。
夫から呼び出されたセリーヌは式を上げて久しぶりに夫の顔を見たが隣には知らない女性が一緒にいた。
セリーヌは、この時初めて夫から聞かされた。
夫には愛人がいた。
愛人が身籠ればセリーヌは離婚を言い渡される…
誤字脱字があります。更新が不定期ですが読んで貰えましたら嬉しいです。
よろしくお願いします。
文字数 51,984
最終更新日 2025.09.12
登録日 2025.08.27
「はじめてお目にかかります。……旦那様」
「……あぁ、君がアグリア、か」
「それで……、離縁はいつになさいます?」
領地の未来を守るため、同じく子爵家の次男で軍人のシオンと期間限定の契約婚をした貧乏貴族令嬢アグリア。
両家の顔合わせなし、婚礼なし、一切の付き合いもなし。それどころかシオン本人とすら一度も顔を合わせることなく結婚したアグリアだったが、長らく戦地へと行っていたシオンと初対面することになった。
帰ってきたその日、アグリアは約束通り離縁を申し出たのだが――。
形だけの結婚をしたはずのふたりは、愛で結ばれた本物の夫婦になれるのか。
★HOTランキング最高2位をいただきました! ありがとうございます!
※書き上げ済みなので完結保証。他サイトでも掲載中です。
文字数 180,644
最終更新日 2025.07.30
登録日 2025.07.26
気が付けば、喧騒など全く聞こえない、鳥のさえずりが穏やかに聞こえる森にいました。
わぁ、こんな静かなところ初めて~なんて、のんびりしていたら、目の前に麗しの美形達が現れて・・・
これは、女性が少ない世界に転移した二十九歳独身女性が、あれよあれよという間に精霊の愛し子として囲われ、いつのまにか四人の男性と結婚し、あれよあれよという間に溺愛される物語。
あっさりめのお話です。それでもよろしければどうぞ!
本日だけ、二話更新。毎日朝10時に更新します。
完結しておりますので、安心してお読みください。
文字数 17,139
最終更新日 2020.05.22
登録日 2020.05.10
「もう離婚よ!」
伯爵令嬢であるファリアーナが若き侯爵ロヴァンス・ニーカと結婚した当日の夜。数日前に公爵令息であるアシュ・レインに嫁いだ姉、シルフィーナが泣きながら侯爵邸に押しかけてきた。舅や姑だけでなく、夫も意地悪をしてくると泣く姉。
何を言っても夫の元にも実家にも戻らないシルフィーナと暮らしていくうちに心を奪われていったロヴァンスは、シルフィーナを迎えに来たアシュに、ファリアーナと離婚しシルフィーナを妻にしたいと告げ、アシュもシルフィーナとの離婚を受け入れる。
両親と血の繋がらない兄は姉のシルフィーナだけを可愛がっている。自分が実家に帰ることを拒むだろうと途方に暮れるファリアーナに、アシュは「行く場所がないならうちに来い」と提案する。
辛い目に遭うのかと思いながらも行き場もないため、レイン家に足を踏み入れたファリアーナだったが、屋敷にいる人間は、みなファリアーナに優しい。聞いていた話と違った理由は、シルフィーナの自分勝手な性格のせいだった。
心を通わせていくファリアーナとアシュ。その頃、ロヴァンスとシルフィーナはお互いの本性を知り、離婚したことを悔やみ始めていた――
文字数 62,738
最終更新日 2025.07.24
登録日 2025.07.06
公爵令嬢ユリアナは王太子ルカリオに婚約破棄を言い渡されたが、王家によってその出来事はなかったことになり、結婚することになった。
愛する人と別れて王太子の婚約者にさせられたのに本人からは避けされ、それでも結婚させられる。
自分はどこまで王家に振り回されるのだろう。
国王にもルカリオにも呆れ果てたユリアナは、夫となるルカリオを蹴落として、自分が王太女になるために仕掛けた。
実は、ルカリオは王家の血筋ではなくユリアナの公爵家に正統性があるからである。
ユリアナとの結婚を理解していないルカリオを見限り、愛する人との結婚を企んだお話です。
文字数 11,717
最終更新日 2023.05.18
登録日 2023.05.16
王太子の裏切りで婚約を失った公爵令嬢リュシアンヌ。
彼女が次に与えられた婚約者は、家格だけで選ばれた三男アラン・ドレイモンド伯爵令息──
彼にも、平民の恋人がいた。
それでもリュシアンヌは受け入れた。
政略結婚とは、そういうものだと。
だがある日、密偵が告げる。
「ドレイモンド伯爵令息は、あなたを“事故死”させる計画を語っていました」
アランの愛人ノラもまた「公爵夫人になりたい」「子を入れ替えればいい」と笑っていたという。
優しさは裏切られた。
寛容さは踏みにじられた。
リュシアンヌは扇子を閉じ、静かに微笑む。
──では、礼儀を教えて差し上げましょう。
⚠️途中に、暴力・容姿差別に関する描写があります。
文字数 29,224
最終更新日 2026.04.14
登録日 2026.04.11
家族が亡くなり引き取られた家には優しい年上の兄様が二人いました。
いつもそばにいてくれた優しい兄様達。
わたしは上の兄様、アレックス兄様に恋をしました。
誰にも言わず心の中だけで想っていた恋心。
13歳の時に兄様は嬉しそうに言いました。
「レイン、俺、結婚が決まったよ」
「おめでとう」
わたしの恋心は簡単に砕けて失くなった。
幼い頃、助け出されて記憶をなくして迎えられた新しい家族との日々。
ずっとこの幸せが続くと思っていたのに。
でもそれは全て嘘で塗り固められたものだった。
文字数 226,173
最終更新日 2025.03.30
登録日 2024.12.05
「……組のモンにゃ、筋を通せって教えたはずだが?」
敵対組織との抗争の果てに命を落とした極道組織の若頭。彼が目を覚ますと、そこは剣と魔法のファンタジー世界だった。
しかも転生先は、政略結婚を強いられ、周囲から虐げられる可憐で儚い公爵令嬢・エレノア。
ドレスの裾を踏むような華奢な身体に、裏社会を生き抜いたヤクザの魂が宿る。
権力を笠に着る貴族や、エレノアを駒として扱う婚約者の第二王子に対し、元ヤクザの魂を持つ令嬢は容赦のない『仁義』を叩き込む!
「お嬢さん、喧嘩の売り方から教え直してやろうか?」
圧倒的な度胸と凄みで周囲をねじ伏せるエレノアに、周囲の貴族たちは戦々恐々。そんな中、彼女の本当の強さと優しさに惹かれていく、冷徹な騎士団長との危険で甘い恋模様が動き出す。
異世界×極道の魂が織りなす、前代未聞の痛快ラブファンタジー!
文字数 16,387
最終更新日 2026.05.12
登録日 2026.05.07
醜い中年男に執着されて性奴隷に調教されてしまったトラウマ持ちの(無自覚)美人オメガ受けが、突然現れた召使レベルで溺愛してくる美形年下アルファ攻め(※愛激重ヤンデレ)と「恋人契約」を結び、地獄から天国くらい180度変わった環境でとにかく結婚を迫られて(ひとまず)「婚姻契約」を結ぶ、改変オメガバースBL。
主に敬語の癇癪もち執着ドS作家アルファ×健気儚げ、でも芯強めで実はプライド高め、理屈っぽい卑屈ドMオメガ(※ド天然)
※受けも病んでるのでたまにヤンデレ化。
※攻めは獣人化要素あり(狼、人狼、人間)。
※今後攻め×受けで主従プレイ(SMプレイ)も含まれそう。
【あらすじ】
「私と一週間の〝恋人契約〟を結んでください。」
オメガ男性、27歳のユンファ(受け)は「性奴隷契約」を交わしたケグリが経営する店で日夜働き、身も心も性奴隷として調教されながら陵辱され、もてあそばれる悲惨な日々を送っていた。
そんなある日、盲目だろう謎の美青年――ソンジュ(攻め)――がケグリの経営するカフェへ訪れ、ユンファはその美青年から謎の多い「取材」を受けることになる。
またその内にその美青年は、なんと名家九条ヲク家の子息にして次期当主の「九条・ヲク・ソンジュ」であることが判明したが、そうした高い身分にありながらソンジュは性奴隷のユンファに「恋人契約」を持ちかけ、二人はその「契約」を結ぶ。
そして二人はソンジュの高級マンションへ――ユンファは下等な性奴隷として虐げられていたところから一変、執事付きの驚くほど豪華なそこで一週間ソンジュの「契約上の恋人」として過ごすことになるが、どうもソンジュは「契約」とは名ばかりに、ユンファのことを本当に、狂気的なまでに愛しているようで……。
ユンファは幾度もソンジュに結婚を迫られ、そしてユンファもソンジュの神のような慈愛と、悪魔のような狂愛に翻弄されつつも、その謎の多い美青年に強く惹かれてゆくが…――。
「僕は、貴方とは結婚出来ません――。」
【2026年3月より始まった新制度『未管理著作物裁定制度』における意思表示(念のため)】
非営利・営利を問わず、当作をふくむ当方全作品においてイラスト・作中内文章はもちろん、表紙絵やあらすじ等ふくむ作品の一切の無断利用を禁じます(AI学習等含む)。
文字数 2,162,966
最終更新日 2026.05.13
登録日 2023.10.17
「君は、私のことを恨んでいるか?」
後宮で暮らして数十年の月日が流れたある日のこと。国王ローレンスから突然そう聞かれた貴妃エレーナは戸惑ったように答えた。
「急に、どうされたのですか?」
「…分かるだろう、はぐらかさないでくれ。」
「恨んでなどいませんよ。あれは遠い昔のことですから。」
そう言われて、私は今まで蓋をしていた記憶を辿った。
どうやら彼は、若かりし頃に私とあの人の仲を引き裂いてしまったことを今も悔やんでいるらしい。
けれど、もう安心してほしい。
私は既に、今世ではあの人と縁がなかったんだと諦めている。
だから…
「陛下…!大変です、内乱が…」
え…?
ーーーーーーーーーーーーー
ここは、どこ?
さっきまで内乱が…
「エレーナ?」
陛下…?
でも若いわ。
バッと自分の顔を触る。
するとそこにはハリもあってモチモチとした、まるで若い頃の私の肌があった。
懐かしい空間と若い肌…まさか私、昔の時代に戻ったの?!
文字数 17,271
最終更新日 2022.11.06
登録日 2022.10.23
伯爵令嬢のカリンは、婚約解消からほとんど間を置かずに婚姻を結んだ。
元婚約者の侯爵令息とではなく、ドラゴンを駆る元軍人のクロヴィスと――。
結婚後、カリンはクロヴィスの船で水上生活を始めた。
彼には土地も家もない。
けれど持たざる新婚夫婦は、青空色のドラゴンと一緒に今日も心穏やかに暮らしている。
二人を追い出した(つもりの)侯爵令息の思惑とは裏腹に……。
※利発な妻と寡黙な夫
■作品転載、盗作、明らかな設定の類似・盗用、オマージュ、全て禁止致します。
文字数 229,593
最終更新日 2026.03.15
登録日 2026.02.08
素適な婚約者と近く結婚する私を病魔が襲った。
彼の為にも早く元気になろうと療養する私だったが、一通の手紙を残し彼と私の幼馴染が揃って姿を消してしまう。
どうやら私、彼と幼馴染に裏切られて居たようです──。
(1万字以上と少し長いので、短編集とは別にしてあります。最終回の一部、改正してあります。)
文字数 13,279
最終更新日 2024.11.14
登録日 2024.11.14
伯爵令息のパットは、婚約者であるオーレリアからの突然の別れ話に、困惑していた。
「確かにぼくには、きみの他に愛する人がいる。でもその人は平民で、ぼくはその人と結婚はできない。だから、きみと──こんな言い方は卑怯かもしれないが、きみの家にお金を援助することと引き換えに、きみはそれを受け入れたうえで、ぼくと婚約してくれたんじゃなかったのか?!」
正面に座るオーレリアは、膝のうえに置いたこぶしを強く握った。
「……あなたの言う通りです。元より貴族の結婚など、政略的なものの方が多い。そんな中、没落寸前の我がヴェッター伯爵家に援助してくれたうえ、あなたのような優しいお方が我が家に婿養子としてきてくれるなど、まるで夢のようなお話でした」
「──なら、どうして? ぼくがきみを一番に愛せないから? けれどきみは、それでもいいと言ってくれたよね?」
オーレリアは答えないどころか、顔すらあげてくれない。
けれどその場にいる、両家の親たちは、その理由を理解していた。
──そう。
何もわかっていないのは、パットだけだった。
文字数 13,395
最終更新日 2022.06.24
登録日 2022.06.10
