「宿」の検索結果
全体で2,849件見つかりました。
「シンディーのことは、恋愛対象としては見てないよ。それだけは信じてくれ」
夫のランドルは、そう言って笑った。けれどある日、ランドルの幼馴染みであるシンディーが、ランドルの子を妊娠したと知ってしまうセシリア。それを問うと、ランドルは急に激怒した。そして、離縁を言い渡されると同時に、屋敷を追い出されてしまう。
──数年後。
ランドルの一言にぷつんとキレてしまったセシリアは、殺意を宿した双眸で、ランドルにこう言いはなった。
「あなたの息の根は、わたしが止めます」
文字数 39,364
最終更新日 2021.07.24
登録日 2021.06.21
ある日の真夜中過ぎ。
フリーターの青年・三枝悠馬は、どこからともなく聞こえてくる猫の鳴き声によって眠りを妨げられる。
声が聞こえてくるのは、自室の二軒隣の202号室の中からだった。
てっきり、その部屋に住む独居老人・初鹿野伝蔵が飼っている猫の声だと思い、ドアをノックして老人を呼び出そうとする悠馬だったが、中から老人の返事は帰ってこなかった。
その代わり、ますます強まる猫の声に業を煮やした悠馬は、思わず声を荒げかけるが、老人の苗字を読み間違ってしまう。
……と、
次の瞬間、ドアの向こうから怒声が上がった。
「たわけ! ハジカニョ……ハジカニ……あ~、あ~、……ハジ、カ、ノじゃ! 馬鹿もニョ!」
――それが、タダの平凡な青年だった三枝悠馬が巻き込まれる事になる、奇妙な経験の始まりだった……!
何の取り柄もない青年と、突然死した老人の魂が宿ったノラ猫のコンビが織りなす少し不思議なコメディです。
どうぞご一読下さい!
文字数 189,619
最終更新日 2024.06.06
登録日 2023.04.22
「……ごめん。ぼくは、きみではない人を愛してしまったんだ」
幼馴染みであり、婚約者でもあるミッチェルにそう告げられたエノーラは「はい」と返答した。その声色からは、悲しみとか、驚きとか、そういったものは一切感じられなかった。
──どころか。
「ミッチェルが愛する方と結婚できるよう、おじさまとお父様に、わたしからもお願いしてみます」
決意を宿した双眸で、エノーラはそう言った。
この作品は、小説家になろう様でも掲載しています。
文字数 17,926
最終更新日 2022.05.07
登録日 2022.04.18
黒狼の可愛いおヨメさま
レンタル有り書籍化致しました(完結)
レンタルも開始されましたので、よろしくお願いいたします。
本編:車に撥ねられた瞬間、異世界召喚された三野宮朱里。召喚されて異世界についた時にはすでに瀕死の重傷で「もう助からないだろう。捨て置け」と森に捨てられた朱里。そんな朱里の元へ狼獣人のルーファスが駆け付け、朱里を看病し自分の経営する温泉宿と料亭【刻狼亭】へ連れ帰る。番系ラブラブなお話です。
R18部分に関しましてはサブタイトルに※R18が入っております。
2020年3月30日……書籍化の進行に伴い、書籍化該当部分の1章~3章を引き下げ致しました。
※4章からの掲載になっておりますが、書籍化された部分では主人公アカリとルーファス等年齢が18歳・24歳になっております。
4章では元の掲載時の16歳と26歳となっておりますので、ご注意くださいませ。
時間を見て、書籍化された話に沿いながら変更をしていこうと思っておりますので、今しばらくお待ちください。
文字数 2,549,168
最終更新日 2022.02.16
登録日 2019.06.16
運転席から見た景色は、異世界だった。
アクション映画への憧れを捨て切れない男、和泉 俊介。
映画の影響で筋トレしてみたり、休日にエアガンを弄りつつ映画を観るのが楽しみな男。
訳あって車を購入する事になった時、偶然通りかかったお店にて運命の出会いをする。
一目惚れで購入した車の納車日。
エンジンをかけて前方に目をやった時、そこは知らない景色(異世界)が広がっていた…
神様の道楽で異世界転移をさせられた男は、銃と愛車の能力を頼りに異世界を駆け抜ける。
アクション有り!
ロマンス控えめ!
ご都合主義展開あり!
不定期で執筆予定
文字数 91,042
最終更新日 2024.06.06
登録日 2022.11.27
ここセントール王国には一風変わった習慣がある。
それは王太子の婚約者、ひいては未来の王妃となるべく女性を決める際、何人かの選ばれし令嬢達を一同に集めて合宿のようなものを行い、合宿中の振る舞いや人間関係に対する対応などを見極めて判断を下すというものである。
要は選考試験のようなものだが、かといってこれといった課題を出されるという訳では無い。あくまでも令嬢達の普段の行動を観察し、記録し、判定を下すというシステムになっている。
そんな選ばれた令嬢達が集まる中、一人だけ場違いな令嬢が居た。彼女は他の候補者達の観察に徹しているのだ。どうしてそんなことをしているのかと尋ねられたその令嬢は、
「お構い無く。私は王妃の座なんか微塵も興味有りませんので。ここには野次馬として来ました」
と言い放ったのだった。
少し長くなって来たので短編から長編に変更しました。
文字数 189,421
最終更新日 2023.07.11
登録日 2021.12.22
オルダー帝国の男爵令嬢オリビア・ウォールデン。
派手な銀髪とは真反対の瞳を持った少女は皇帝の命令でオルダー帝国唯一の皇太子フレデリック・オルダーマインと婚約し結婚。次期皇后として生きてきた。身の丈に合わない結婚だと冷遇された日々…それでもオリビアは皇太子を愛していた。だがそんなオリビアの気持ちを踏みにじるように夜会で離縁宣言を告げられる。受け入れられない現実に涙を流したその瞬間、地味で暗い瞳だったオリビアの瞳はルビーをはめ込んだかのように美しく赤く輝きその瞳は皇族だけが持つと言われる水晶瞳<すいしょうがん>だった。
瞳の謎を知るために両親の元へ訪れるとオリビアが本当の皇族であり皇太子フレデリックとの入れ替わりを知る。
水晶瞳には目を合わした人物を洗脳出来る特別な力が宿っており現皇帝ハロルド・オルダーマインがその力で兄弟を殺し皇帝になっていた。
オリビアは夜会から連れ出してくれた貴族派筆頭のレオナード公爵家と協力し皇帝と皇太子への復讐を誓う。
※ストック減少のため不定期更新
文字数 86,690
最終更新日 2024.06.05
登録日 2024.01.31
「・・・癒しが欲しい」
ある事件をきっかけに、魔法の腕や魔力の高さを理由に宮廷魔導師団に14歳という史上最年少の若さで無理矢理入団させられたセイリュウ。
親の顔を知らない孤児なのに若くして才能があるせいで、貴族ばかりの魔導師団では虐げられ、仕事を押し付けられる日々。
入団以来休みはほぼ無く、4年経った今でも宿舎にほとんど戻れない日々。
そんな彼は前世で社畜だった記憶があり、更にはもっと大きな秘密を抱えていた。
秘密と日々の激務に心が疲弊していく社畜魔導師とそんな彼を癒したい訳あり騎士の物語。
Rにはタイトルに*印入れます。
R18まで少しかかると思います。
※10万字越えてますが、まだ終わりません。
なので、63話で一度区切りにして長編に変更、及び、ちょっと設定確認作業に移ります(間が空いて齟齬が生じるので)。
落ち着いたら更新再開予定なので、良かったら気長にお待ち下さいませ。
文字数 125,319
最終更新日 2024.04.29
登録日 2023.01.27
西暦2320年、世界は寄生菌『珊瑚』に蝕まれていた。
感染した者は異形となり凶暴化し、生物災害【バイオハザード】を各地で引き起こす。
災害を鎮める切り札は毒素を宿す有毒人種《ウミヘビ》。
ニコチンやタリウム、塩素など、一人につき一つの毒素を持つその《ウミヘビ》を管理する研究所に、奇縁によって入所する事になった医師モーズ。
彼はそこで《ウミヘビ》の手を借り寄生菌の特効薬を探究することになる。
これはモーズが、万能薬『テリアカ』を作るまでの物語である。
……そして個性豊か過ぎるウミヘビと、同僚となる癖の強いクスシに振り回される物語でもある。
※《ウミヘビ》は毒劇や危険物、元素を擬人化した男子になります
※研究所に所属している職員《クスシヘビ》は全員モデルとなる化学者がいます
※この小説は国家資格である『毒劇物取扱責任者』を覚える為に考えた話なので、日本の法律や規約を世界観に採用していたりします。
参考文献
松井奈美子 一発合格! 毒物劇物取扱者試験テキスト&問題集
船山信次 史上最強カラー図解 毒の科学 毒と人間のかかわり
齋藤勝裕 毒の科学 身近にある毒から人間がつくりだした化学物質まで
鈴木勉 毒と薬 (大人のための図鑑)
特別展「毒」 公式図録
くられ、姫川たけお 毒物ずかん: キュートであぶない毒キャラの世界へ
ジェームス・M・ラッセル著 森 寛敏監修 118元素全百科
その他広辞苑、Wikipediaなど
文字数 79,838
最終更新日 2024.06.06
登録日 2024.06.01
私には愛しい人がいた。
とってもとっても愛しい人で長年の方思いが両片思いだと知り周りの人に祝福されて花嫁になった。
夫になった人とは幼少期からの幼馴染でお互いに公爵家の者同士。両親同士も仲が良く従弟の王太子にも私達が結婚することを喜んでくれた。
彼との間にとっても愛しい我が子をお腹の中に宿したの。
とってもとっても……幸せでこのまま永遠に続けばいいなと思ったの。
でも………
「我が番よ」
その言葉で私の幸せな生活が壊された。
許さない。絶対絶対絶対に!!!!!!!!!!!!
この身が悲鳴をあげようとも・・・・
文字数 13,211
最終更新日 2024.03.25
登録日 2024.03.21
十三歳の朱亞(シュア)は、自分を育ててくれた祖父が亡くなったことをきっかけに住んでいた村から旅に出た。
旅の道中、皇帝陛下が美女を後宮に招くために港町に向かっていることを知った朱亞は、好奇心を抑えられず一目見てみたいと港町へ目的地を決めた。
山の中を歩いていると、雨の匂いを感じ取り近くにあった山小屋で雨宿りをすることにした。山小屋で雨が止むのを待っていると、ふと人の声が聞こえてびしょ濡れになってしまった女性を招き入れる。
女性の名は桜綾(ヨウリン)。彼女こそが、皇帝陛下が自ら迎えに行った絶世の美女であった。
しかし、彼女は後宮に行きたくない様子。
ところが皇帝陛下が山小屋で彼女を見つけてしまい、一緒にいた朱亞まで巻き込まれる形で後宮に向かうことになった。
後宮で知っている人がいないから、朱亞を侍女にしたいという願いを皇帝陛下は承諾してしまい、朱亞も桜綾の侍女として後宮で暮らすことになってしまった。
祖父からの教えをきっちりと受け継いでいる朱亞と、絶世の美女である桜綾が後宮でいろいろなことを解決したりする物語。
文字数 107,910
最終更新日 2024.02.29
登録日 2023.12.28
アンカーソン伯爵家令嬢メリッサはテイト公爵家後継のヒューバートから婚約破棄を言い渡される。幼い頃妹ライラをかばってできたあざを指して「失せろ、その顔が治ってから出直してこい」と言い放たれ、挙句にはヒューバートはライラと婚約することに。
失意のメリッサは王立寄宿学校の教師マギニスの言葉に支えられ、一人で生きていくことを決断。エミーと名前を変え、隣国アスタニア帝国に渡って書籍商になる。するとあるとき、ジーベルン子爵アレクシスと出会う。ひょんなことでアレクシスに顔のあざを見られ——。
文字数 49,316
最終更新日 2022.02.18
登録日 2022.02.13
文字数 209,425
最終更新日 2024.06.06
登録日 2023.10.24
5/31~6/7毎朝5時更新(全8話)
【あらすじ】
(第一章 真新しい靴がステップ ~竜馬、寺田屋にて遭難す~)
慶応2年1月23日(1866年3月9日)深夜2時、坂本竜馬とその護衛の三吉慎蔵は、寺田屋に投宿していたが、そこを伏見奉行の捕り方に襲撃される。
辛くも寺田屋の外へと逃れる竜馬と慎蔵だったが、竜馬が負傷により動けなくなり、慎蔵は決死の覚悟で伏見薩摩藩邸へと走る。
慎蔵は薩摩藩邸の手前まで来たところで、捕り方に追いつかれてしまう。
その時、藩邸から、ひとりの男が歩み出て来た。
中村半次郎という男が。
(第二章 王政復古の大号令、その陰に――)
慶応3年11月15日。中岡慎太郎は近江屋にいた坂本竜馬を訪ね、そこで刺客に襲われた。世にいう近江屋事件である。竜馬は死んでしまったが、慎太郎は2日間、生き延びることができた。それは刺客の過ち(ミステイク)だったかもしれない。なぜなら、慎太郎はその死の前に言葉を遺すことができたから――岩倉具視という、不世出の謀略家に。
(第三章 見上げれば降るかもしれない)
幕末、そして戊辰戦争──東北・北越の諸藩は、維新という荒波に抗うべく、奥羽越列藩同盟を結成。
その同盟の中に、八戸藩という小藩があった。藩主の名は南部信順(なんぶのぶゆき)。薩摩藩主・島津重豪(しまづしげひで)の息子である。
八戸藩南部家は後継ぎに恵まれず、そのため、信順は婿養子として南部家に入った。それゆえに──八戸藩は同盟から敵視されていた。
四方八方が八戸藩を敵視して来るこの難局。信順はどう乗り切るのか。
【表紙画像】
「きまぐれアフター」様より
文字数 16,887
最終更新日 2024.06.06
登録日 2024.05.31
芸能事務所『テリフィックオフィス』の顧問弁護士として働いている私、安慶名伊織(35歳)は
そこの代表をしている倉橋さんに西表島にある彼のもう一つの観光ツアー会社『K.Yリゾート』の顧問弁護士を依頼された。
久しぶりに沖縄との縁を感じた私はとりあえず一度会社に行かせてくださいと頼み、約20年ぶりに沖縄の地に足を踏み入れる。
西表に行く前に石垣島を観光しながら、倉橋さんに勧められた宿で憩いのひとときを過ごしていると、ある一本の電話があって……。
こちらは右手がくれた奇跡シリーズに出てくる安慶名伊織が主人公のお話です。
これだけでも楽しめると思いますが、他のお話につながっていますので未読の方はぜひそちらも読んでいただけると嬉しいです♡
弁護士が主人公ですが裁判等のお話は一切ありません。
溺愛甘々ハッピーエンド小説です。
そこまで長くはならない予定です。
R18には※つけます。
文字数 138,804
最終更新日 2024.05.03
登録日 2022.07.05
自分が執筆している三千世界シリーズの第一部~第三部(完結まで)です。
一話ずつ投稿していきますが、カクヨム・なろう・pixivにて全話公開しているので、もし興味を持たれた方はそちらをどうぞ。
原文そのままの(通常版)を投稿した後、読みやすく適度な文章量に分けた(分割版)を投稿していきます。
※ルビの不備がある場合があります。
追記:管理が煩雑なので第一部を纏めて投稿することにしました。
さらに追記:全部一つに纏めることにしました。
あらすじ
三千世界(1):神子という一人の少女を除いて男だけの世界で、記憶喪失の青年がひたすら戦い続けます。
三千世界・竜乱(2):竜王種と竜神種という二つの種族が繁栄する世界で、竜神種の皇女が濡れ衣を着せられ、世界を奔走する話です。
三千世界・黒転(3):何でも屋を営む青年が、とある荷物を運ぶことから始まる話です。
三千世界・始源(4):異界と化した福岡を舞台に、各々の理想を賭けて戦う話です。
三千世界・独裁(4.5):零獄と呼ばれる世界に落ちた主人公が、元の世界に戻るために戦う話です。
三千世界・終幕(5):500年後の古代世界を舞台に、第一部の戦いに決着をつける話です。
三千世界・時諦(6): 異史の更にイフストーリーの世界で、ストラトスという青年が自らの出生の因縁と決着をつける話です。
三千世界・原初(7): 第一部の世界の最初を描く、九竜の謎に迫る話です。
三千世界・再誕(8): 終幕での戦いから少しだけ時間が過ぎ、平和になった古代世界に蔓延る旧Chaos社による動乱を描いた話です。
三千世界・反転(9):再び平穏を取り戻した世界が、とある救世主の陰謀に巻き込まれる話です。
三千世界・永輝(9.5):自分の未来へ帰れなかった彼女が、未来の果ての太陽を舞台に自身の過去と向かい合う話です。
三千世界・結末(10):黄昏に包まれた〝三千世界〟にて、それぞれの宿命のままに最後の戦いを繰り広げる話です。
三千世界・黎明(11): 結末を越え、生まれた超越世界にて起こる、最後の戦いへの魁の物語です。
三千世界・黄金(12): 打ち捨てられたWorldBにて、〝ゴールデン・エイジ〟たちと死力を尽くして戦う話です。
三千世界・終熄(13): 最終章にして、無明竜を巡った長い戦いの結末が描かれます。
文字数 1,831,937
最終更新日 2024.06.06
登録日 2022.11.15
「お前はクビだ! 荷物をまとめてさっさと出て行け!」
調香師のフレイヤはモラハラ気味の工房長に妬まれ、クビにされてしまった。他の工房を訪ねてみたけれど、前職をクビにされた彼女を雇ってくれる工房はない。
諦めて故郷に帰ることにしたフレイヤは、行きつけのレストランの店主に最後の挨拶をしに行くと、シルと呼ばれる美形でぶっきらぼうな魔導士の青年シルヴェリオと出会い、成り行きで彼に愚痴を吐露した。
その後、故郷に帰って実家が営む薬草雑貨店で働いていたフレイヤのもとにシルヴェリオが再び現れた。伯爵家の令息の――巷では冷徹と噂されている次期魔導士団長として。シルヴェリオはフレイヤが作る香水には不思議な力が宿るという話をレストランの店主から聞いて、彼女を自分の専属調香師としてスカウトしに来たのだった。
「眠ったまま目を覚まさない友人を助けるために力を貸してほしい。たとえ君の作った香水が奇跡を起こさなくても責任を問わない」
元上司によって調香師を追放されたせいで権力者を信用できないでいるフレイヤのために、シルヴェリオは誓約魔法を交わすのも厭わないと言う。冷徹と噂されている彼の熱意に感銘を受けたものの承諾を躊躇うフレイヤ。シルヴェリオはそんな彼女を誘い込むために、好物と聞いていたお菓子で釣った。そしてフレイヤは見事に釣られた。こうしてシルヴェリオの専属調香師となったフレイヤは、再び王都へと向かう。初めはお互いに仕事仲間としか見ていなかったフレイヤとシルヴェリオは、いつしかお互いに惹かれて意識するようになる。
これは、不器用な二人が力を合わせて周りの人たちが抱える問題を解決して、そんな二人をくっつけるために周囲があれこれと応援するお話です。
じれじれな恋と魔法と香りの世界と美味しい料理をご堪能ください。
※小説家になろう様にも掲載しております
※本作品はフィクションです。実在の人物や団体などとは関係ありません。また、香りや薬草の効能につきましては諸説や個人差があることをご留意ください
文字数 203,607
最終更新日 2024.06.02
登録日 2023.05.01
2年前、侯爵令息タイラーと結婚したルチルは、優しい夫と可愛い息子がいて幸せそうに思われている。
だけど、ルチルにはずっとモヤモヤとした不満があった。
それは夫との夜の夫婦生活のこと。
この2年間、数えられるくらいしか閨を共にしていないのだ。
そんな夫婦生活になるとは思っていなかったので快感を知りたいルチルは不満だった。
友人に相談すると、ルチルが他の男で快感を学ぶべきだと言われた。
それを夫との閨で活かすことで、夫婦生活が改善するのではないかと。
友人の勧めで女性の体を満足させてくれる男と宿で会うことになるというお話です。
文字数 20,204
最終更新日 2023.12.31
登録日 2023.12.24