「友」の検索結果
全体で17,480件見つかりました。
美しいと思った――その瞬間、息をすることさえ忘れていた。
秋の午後、中学三年生の有栖川蒼は、友人に誘われて訪れた美術館で一枚の絵と出会う。『教室の午後』と題されたその水彩画は、何の変哲もない風景なのに、確かに息をしていた。光が生きていた。
「なんて、美しいのだろう」
絵筆を握ったことすらなかった有栖川だったが、作者の名前――『一色葉』を見た瞬間、心の奥で何かが囁いた。この人のように描いてみたい。こんな風に光を描ける人になりたい、と。
高校に入学した有栖川は美術部に入部し、水彩画と出会う。色が紙の上でほどけ、滲み、重なり合っていく。その不確かさが楽しくて、描くことに夢中になっていく。県展に出品した作品は見事に受賞し、有栖川の絵は多くの人の心を動かした。
一方、国内最高峰の美術教育を誇る琥珀学院に通う一色葉は、完璧な技術と構図で数々の賞を獲得してきた。彼にとって美とは「形に宿るもの」であり、構成と線、余白を制することこそが本物の美だった。
しかし、ある日県展で有栖川の絵を見た瞬間、一色の世界は音を立てて崩れ始める。
構図も技術も、何もかもが足りていない。それなのに――色が、生きていた。光が、呼吸していた。
「なぜだ。なぜ、こんなにも……」
完璧とは言い難い拙い絵が、この世の何よりも美しく見えて仕方がない。頬を伝う涙が止まらない。その絵の作者名を見た瞬間、胸の奥で何かが焼ける音がした。
『有栖川蒼』
その名を見てから、一色は彼のことが頭から離れなくなる。調べ上げた末、遂に有栖川の通う高校へと足を運ぶ。
「君の絵は、構図も、技術も、何もかもが足りていない!」
感情を抑えられずに言葉をぶつける一色に、有栖川は太陽のように眩しい笑顔を向ける。
「絵を描く事ってきっと、もっと楽しい事だと思うぜ」
その言葉が、一色の中の美の定義をぐらりと傾かせた。
だが、顧問の先生から意外な事実を告げられる。
「あなたが、彼の最初の光だったのね」
有栖川が絵を描き始めたきっかけは、中学時代に見た一色の作品『教室の午後』だった。一色の理性の光が、有栖川の魂を揺らしていた。
その事実を知った一色の中で、何かが動き出す。
完璧な構築だけを追い求めてきた自分。感情を排除してきた自分。だが、自分の絵が誰かの光になっていた――その矛盾が、一色の心を激しく揺さぶる。
一色の中で何かが壊れ、そして生まれ変わろうとしていた。
技術と感情、理性と衝動、構築と破壊――相反する二つの美が交錯するとき、二人の魂はどこへ向かうのか。
光を追い求める二人の芸術家が辿り着く、美の極致とは――。
純粋な創作への情熱と、魂を賭けた芸術の探求を描く、眩いほどに美しい青春物語。
文字数 14,101
最終更新日 2025.12.09
登録日 2025.12.09
どうしてあたしに気づかねーんだよ!
11才のナナキとメイは、15才になったら魔王討伐の旅に一緒に出る約束をして別れる。四年後二人は再会を果たした。しかしナナキはメイの顔をすっかり忘れていた。それもそのはず、メイは修道院に入道をしており、以前の名前を捨てていたのである。身長は伸び、髪型は変わり、どうしてか瞳の色がオッドアイになっている。気づけというのも無理な話だ。リリア(メイから改名している)はナナキの顔を覚えていた。ナナちゃんはどうして思い出してくれないんだ? 毎日悲嘆に暮れるリリアの苦悩の日々が幕を開ける。
とりあえず魔王を倒す旅に一緒に出ることにする。果たして魔王を討伐することができるのか? ナナキはリリア(メイ)の顔を思い出せるのか!? そしてナナキの他の幼馴染みたちや剣の師匠は今どこで何をしているのか? 乞うご期待です。
◆本作はこんな読者様に向いている。
1、王道ハイファンタジーを読みたい方。
2、ボーイッシュなヒロインが好きな方。好きではないけれど嫌いではない方。
3、ゲームスキルと剣術を交えた爽快バトルを楽しみたい方。
4、ラブコメで萌え萌えしたい方。
5、友情に重きを置く方。
作品はほぼ毎日更新します。一日二千文字~三千文字ほどです。調子の良い日は二話更新することもあります。
ハート、お気に入り、感想、お待ちしております。
*表紙絵はSeaart様で作成させていただきました。リリア(メイ)15才の姿でございます(笑)。
【小説家になろう】様でも同時掲載しております。
文字数 90,084
最終更新日 2026.01.19
登録日 2026.01.01
俺(宮野徹)は世界を嫌っており、将来の夢もないにも無い男なのだ。高校2年の進路調査票で、何も無いと回答したら、俺の他に3人が職員室に呼ばれており、俺よりも下らないことを書いていた。
この物語は青春、友情、ラブコメと言えるだろうかどうか?
文字数 2,167
最終更新日 2015.12.19
登録日 2015.12.19
異世界に行く方法が見つかったからとりあえず行ってみろ、ぐらいのノリで友人に誘われ、主人公は未知の世界へ。
地球から持ってきた物を売って金を手に入れ、奴隷を買い、自由気ままな生活を主人公。
しかし、残りの地球製品を狙う強盗に襲われ……
誰もお前を守っちゃくれないぞ。
戦え!
大丈夫、お前には銃があるから。
文字数 124,740
最終更新日 2016.12.14
登録日 2016.10.30
もう4年くらい経つのかな・・・
当時、親友(以下A)には、大学で知り合った○恵ちゃんという彼女がいました。
私達と2人はよくつるんでいて、どこに行くにもほとんど4人で1セットという関係でした。
話は4年前の、こんな寒い季節の夜でした・・・
文字数 1,518
最終更新日 2020.09.20
登録日 2020.09.20
文字数 9,332
最終更新日 2023.05.31
登録日 2023.05.31
平凡な学生・牧野優夏《まきのゆか》は、友人の相良靖弥《あらいせいや》と下校中、事故で意識を失った。
――だが、次に目を覚ました時、優夏は“安倍闇命(あべのあんめい)”という少年の体に入っていた。
狩衣《かりぎぬ》を纏い、傷だらけな少年は、“天才陰陽師”と呼ばれていた。
しかし性格は最悪で、毒舌かつ傲慢。しかも今は鼠姿となり、優夏の肩で偉そうにふんぞり返っている。
『僕の体でみっともない真似しないでくれる? 本当に不愉快なんだけど』
周囲から蔑まれ、命を蝕む“短命の呪い”まで抱えた闇命。
このままでは自分も死ぬかもしれないと知った優夏は、呪いを解くため和風異世界を奔走することになる。
そんな中、優夏の前に現れたのは、現代でともに事故にあってしまった友人・靖弥だった。
再会を喜んだのも束の間、靖弥はなぜか優夏へ刃を向ける――。
呪い、陰謀、そして自身を狙う敵。
従者や陰陽師たちと力を合わせながら、臆病な少年は過酷な世界を生き抜いていく。
毒舌天才陰陽師×気弱な転生少年が織りなす、和風異世界ファンタジー!
表紙絵・挿絵をお願いしました!!
作:あニキさん
挿絵 ☆がついている話
※カクヨム・小説家になろうにも投稿中
文字数 291,398
最終更新日 2023.07.31
登録日 2023.06.17
家族そろって引越してきたばかりの紀美は、娘が通い始めた小学校のママ友に、たのしい「おしごと」に誘われる。それがとんでもないシロモノだとも知らずに。始めはあまりのバカバカしさにすっかりやる気を失っていた紀美だったが、ひと癖もふた癖もあるメンバーたちに囲まれて、徐々に自分の居場所を見つけていく……のだろうか??
文字数 81,431
最終更新日 2024.04.27
登録日 2024.04.09
民俗学者秋山弓華が出会った怪異、”おけとうさま”。
友人である発明家、アンドロイド、霊能者の協力を得て、弓華は呪いに立ち向かう!
勝つのは怪異か、SFか。
選択肢を選ぶだけ、メッセージも送れる感想フォーム↓
https://forms.gle/awp9NjmEbSw6TeUU6
文字数 15,300
最終更新日 2024.05.31
登録日 2024.05.31
交換条件は人間抱き枕になること!
兼井出真人は進級したての5月、生徒会会長選挙に立候補をした。しかし文章作成が破壊的に下手な真人は演説原稿作りに四苦八苦。担任から紹介されたクラスメイトの杜多櫂に助けを求めるも断られ、後がない真人は櫂にとある提案を持ち掛ける――。
陰あり自己肯定感低めの顔整い男子×生徒会長を目指すポジティブ男子が恋と夢を追い掛ける物語です。
(攻め)杜多 櫂(とだ かい)183cm
不眠症気味な高校二年生。甘いもの好き。陰あり自己肯定感低め男子。大人しい感じでまともに学校に来ないので男子の友達は居ない。でも顔が良いので女生徒は寄ってくる。
(受け)兼井出 真人(かねいで まこと)165cm
身長はまだ伸びていると主張。明るいポジティブ男子。小さいけど男らしく気が強い。実家は洋菓子店。甘いものは勿論好き。
文字数 65,985
最終更新日 2025.08.16
登録日 2025.08.06
――彼の愛はまやかし、真夏の夜の夢が醒めたら、この素敵な恋も終わってしまう。
銀色のプレートアーマーで隙間なく身を包んだ鉄仮面の騎士。
その鋼鉄の下に、腐った肉体と崩れた顔面を隠し、生贄の女を残忍な方法で殺すと恐れられている。彼は魔王の一番弟子、そして呪われた存在。
異世界に転移したのは、原宿に住む高校3年生の水島紅菜《みずしまくれな》。
ハーフで目立つ顔立ちだが、夜7時になると力尽きて朝まで寝てしまうロングスリーパーだ。
そのせいで、友達づきあいも悪く、学校ではいじめらしき仕打ちを受けている。
紅菜には、自身の体力を奪う特殊能力がある。
翌日1日だけの先読みができるのだ。
そんな紅菜は夢の中で鉄仮面の騎士の素顔を見た。
行動をともにしていることで、二転、三転、とする鉄仮面の騎士の姿。
彼は真っ直ぐな心で、強い愛を紅菜にぶつけてくる。
赤い斑点の浮かぶ緑の瞳に、いつしか惹かれていく紅菜。
けれども紅菜は知っている。
鉄仮面の騎士の愛は、誤解と行き違いの偶然の産物。
いずれはすべての絡んだ糸がほどけて、ふたりは離れ離れになってしまうのだ。
登録日 2017.07.11
彼は組んでいたパーティから追放された。理由は冴えない野郎だから、というもの。村から出るときに無理やり自称親友に連れられて冒険者となったが、美人ばかりパーティに入れて挙げ句邪魔になってきた彼を追放するとのこと。これで開放されたと喜ぶべきか、この先の心配をするべきか。行きつけの酒場で一癖も二癖もあるソロ冒険者の友人たちに愚痴を垂れ流していると、マスターが一言。「もうお前らで組めよ」「「「「それだ」」」」****リハビリ兼ねての短編。反省はしているが後悔はしていない。
文字数 3,501
最終更新日 2018.06.24
登録日 2018.06.24
私、オーフィリア=フラッドマンは叔父、クロニスタ=フラッドマンの手によって腐ってしまったフラッドマン公爵家の地位を剥奪してもらうために、婚約者にして10年来の親友でもあるザガン王子と共に叔父の悪事を追い続けていた。両親の死後5年が経ち、やっと尻尾を掴んだ私は叔父を二度とフラッドマンに戻せないよう悪役を演じてフラッドマン家を爵位剥奪に追い込もうとするが――。
※第3回 書き出し祭り参加作『元公爵令嬢の憧れ』を連載化したものです。
登録日 2019.03.08
文字数 7,506
最終更新日 2019.05.07
登録日 2019.05.06
丹後アヤメは凛とした女の子。
かたや桃井雛子は守ってあげたくなるかわいらしい女の子。
アヤメは、嫌われているわけでなく、近寄りがたいのだ。
いつも友達に囲まれ、ニコニコと楽しそうな雛子が羨ましい。
アヤメは思う。
『私は彼女になりたい』
雛子も同じように思っていた。
ある時、神社をみつけた雛子は願ってしまう。
文字数 30,170
最終更新日 2022.03.19
登録日 2022.02.28
――月が、綺麗ですね。
―――いつかあの世で返事を聞かせてほしい。
臨終の床にある彼女の言葉に、私は何も返事をすることができなかった。
だって、私は、彼女の思いに答える資格もない器械(おもちゃ)だから。
魂なんてなくて、
死んだ後は、無になるのだから――
そして、彼女を失い、自棄になった私を救った大切な親友。
その命すらも、消えようとする時、
脳裏に浮かんだのはかつての彼の言葉。
――願いを確実に叶えてもらう。神様への願いの伝え方が存在しているんだって。
ごめんなさい。私は、あなたたちから受けた愛を、仇で返します――。
***********************
「約束しましょう、柾。私は、何があっても必ず、彼女の傍にいます」
親友と交わしたその約束は、
ロボットである私には、簡単に果たせるはずのものだったのに――。
人間の女の子とロボットのウサギ。
結ばれるはずのない、切ない恋。
そして、神主の彼との大切な友情。
みんなを奪っていこうとする残酷なこの世界に、神様なんていないのか。
文字数 106,387
最終更新日 2024.03.27
登録日 2024.03.11
ベルナンデ・ユーズには前世の記憶がある。
そして、前世の記憶によると、この世界は乙女ゲームの世界で、ベルナンデは、この世界のヒロインだった。
蝶よ花よと愛され、有頂天になっていたベルナンデは、乙女ゲームのラストでメインヒーロ―である第一王子のラウルに告白されるも断った。
しかし、本来のゲームにはない、断るという選択をしたせいか、ベルナンデにだけアナウンスが聞こえる。
『愛されイージーモードはサービスを終了しました。ただいまより、嫌われハードモードを開始します』
そのアナウンスを最後に、ベルナンデは意識を失う。
次に目を覚ました時、ベルナンデは、ラウルの妃になっていた。
なんだ、ラウルとのハッピーエンドに移行しただけか。
そうほっとしたのもつかの間。
あんなに愛されていたはずの、ラウルはおろか、攻略対象、使用人、家族、友人……みんなから嫌われておりー!?
※小説家になろう様が一番早い(予定)です
文字数 3,813
最終更新日 2024.10.05
登録日 2024.10.04
「この人生はいつも面白くない、つまんねー」そんな風に愚痴をこぼしながら、平凡に生きている少年、石神 玲(いしがみ れい)15歳はある時、歩いている親子を見かけた。その親子の後ろから刃物を持った男が近づいているのが見えた。石神は走り出し、その親子を庇おうとし、刃物で刺されてしまった。意識が薄れていく中、自分の人生を悔やみながら深い眠りについた。
それから、どれほどの時間が経っただろうか、石神は目を覚ました。「どこじゃここはー、俺生きてんの?」辺り一面草原で周りを見渡しても何もなかった。あるのは青空と草原だけで何もなかった。「呆然としてるけれど、こいつ大丈夫かしら?」ぼーっとしていたら、ふいにそんな声が後ろから聞こえた。
振り返ると、白い羽と黒い羽を持つ1人の女性がいた。
白と黒の羽を持つ女神?みたいな人に会った石神は、勝手に転生させられてしまった。転生先は日本で話題だったゲームの世界らしく、そのゲームは日本の世界観にとても似ていて、違うところは1人1人の髪色がカラフルであることだった。そんな、ゲームの世界に入った石神はなんと小学1年生になっていた。
前の日本で散々な目に遭ってきた石神がこの世界で多くの人たちと関わり、学び、友達も家族も救っていく物語。ついでにゲームだから主人公はいるし、めっちゃ可愛いヒロイン達もたくさんいる。石神はどう生きていくのか。
文字数 182,306
最終更新日 2026.03.11
登録日 2025.10.08