「好」の検索結果
全体で27,536件見つかりました。
「あたし、気付いたの。やっぱりリッキーしかいないって。リッキーだけを愛しているって」
人気のない校舎裏。熱っぽい双眸で訴えかけたのは、子爵令嬢のパティだ。正面には、伯爵令息のリッキーがいる。
「学園に通いはじめてすぐに他の令息に熱をあげて、ぼくを捨てたのは、きみじゃないか」
「捨てたなんて……だって、子爵令嬢のあたしが、侯爵令息様に逆らえるはずないじゃない……だから、あたし」
一歩近付くパティに、リッキーが一歩、後退る。明らかな動揺が見えた。
「そ、そんな顔しても無駄だよ。きみから侯爵令息に言い寄っていたことも、その侯爵令息に最近婚約者ができたことも、ぼくだってちゃんと知ってるんだからな。あてがはずれて、仕方なくぼくのところに戻って来たんだろ?!」
「……そんな、ひどい」
しくしくと、パティは泣き出した。リッキーが、うっと怯む。
「ど、どちらにせよ、もう遅いよ。ぼくには婚約者がいる。きみだって知ってるだろ?」
「あたしが好きなら、そんなもの、解消すればいいじゃない!」
パティが叫ぶ。無茶苦茶だわ、と胸中で呟いたのは、二人からは死角になるところで聞き耳を立てていた伯爵令嬢のシャノン──リッキーの婚約者だった。
昔からパティが大好きだったリッキーもさすがに呆れているのでは、と考えていたシャノンだったが──。
「……そんなにぼくのこと、好きなの?」
予想もしないリッキーの質問に、シャノンは目を丸くした。対してパティは、目を輝かせた。
「好き! 大好き!」
リッキーは「そ、そっか……」と、満更でもない様子だ。それは、パティも感じたのだろう。
「リッキー。ねえ、どうなの? 返事は?」
パティが詰め寄る。悩んだすえのリッキーの答えは、
「……少し、考える時間がほしい」
だった。
※この作品は、小説家になろう様にも掲載しています。
文字数 16,270
最終更新日 2022.09.10
登録日 2022.08.22
【目の前に現れた人物は、何故か俺の事をよく知っていた】
母子家庭の俺は大学進学を諦め、アルバイト三昧の生活を続けていた。母親との関係も決して良好とは言えず、高校では教師たちからトラブルメーカー扱いを受けている。そんなある日、俺の前に不思議な男が現れ、何かと絡んでくるようになった。初めは鬱陶しい奴だと思っていたが、いつしか気を許す相手になっていた。そして、俺の身に迫る危機。その時アイツが現れて俺は驚愕の事実を知ることになる――
※総文字数13500文字、およそ20分程で読めます。
※他サイトでも投稿中
以前の作品を大幅に改稿ました。
第9回ライト文芸大賞応募中
文字数 13,500
最終更新日 2026.04.12
登録日 2026.04.12
私アイラと妹マリンは、いわゆる双子だった。一卵性で同じ格好をしてしまえば、見分けがつかないほど姿かたちも声もすべて似ていた。
しかし病弱な妹は私よりも人に愛される術にたけていた。だから気づけば両親の愛も、周りの人たちの評判もすべて妹が独占してしまう。
それでも私には、自分を理解してくれる唯一の味方である婚約者のリオンがいる。それだけを支えに生きてきた。
しかしある日、彼はこう告げた。「君よりも妹の方を愛してしまったと」
そこから全てが狂い出す。私の婚約者だった彼は、妹の婚約者となった。そして私の大切なものが全てなくなった瞬間、妹はすべて自分の計画通りだと私をあざ笑った。
許せない、どうしても。復讐をしてしまいたいと思った瞬間、妹はあっけなく死んでしまった。どんどんと狂い出すは歯車に私は――
文字数 24,813
最終更新日 2025.06.01
登録日 2025.05.22
七宝、という都を囲う結界を作る役割を担う役職がある。
俺は前の人生で優秀な弟を差し置いて帝に選ばれた。異議を唱えるのが怖くてそのままその役割をこなしていたが、そのせいで最悪の事態を引き起こした。
だから、今度は間違えない。
必ず、貴方を都を守る。
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主人公好きすぎて何でもするし勘違いする帝×確実にチート級なのに環境のせいで評価されなかった自己肯定低い主人公
和風ファンタジーです!
男性妊娠可能。
ムーンにも連載中
2021/04/29 前の話加筆修正しました!お暇な時読んでください……。
文字数 414,589
最終更新日 2022.07.06
登録日 2021.02.20
これは大事な家族をドラゴンに食い殺された1人の少年の、復讐と成長と出会いを描いた物語。人々を襲うドラゴンとそれを食い止めるドラゴンキラーの戦いを描く王道ダークファンタジーバトルアクション。
※第1章と2章では主人公、ジャック・リトルの復讐の動機、修行、成長、他の仲間との絆を中心に描いた話になっています。
※バトルやエンタメやストーリー重視の方は、神回の第3章から読むのをオススメ致します。
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あらすじ
とある日、ジャックは大切な家族をドラゴンに食い殺される。そしてリーシャと名乗る1人の剣士の少女と出会い、ジャックも剣士(ドラゴンキラー)になって復讐する事を誓う。そしてドラゴンキラー達とドラゴン達の戦いに飛び込んでいくのだった。
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「メインキャラ紹介」(4人)
「ジャック・リトル」
本作の主人公。普通の少年?。16歳。
大切な家族と故郷をドラゴンに奪われ、ドラゴンキラーになって復讐する事を誓う。自分より強いリーシャに憧れを持つ。真面目で頑固な性格。
「リーシャ・ヘザー」
本作のメインヒロイン。最強の血統を受け継ぐドラゴンキラーの少女。16歳。
ドラゴンに襲われていたジャックを窮地から救い、ドラゴンキラーになる為の試練へと導く。後にジャックと行動を共にする。大昔からドラゴンを討伐してきた歴史のある最強の一族「ヘザー家」の一人娘である。普段は無口でクールだが、実は可愛い物が大好き。憧れの父親と同じ目標のドラゴンを討伐する為に日々躍動している。
「シルゥ・ファーム」
本作のメインヒロイン(2)。お金持ちになるのが目標の元気が良すぎるドラゴンキラーの少女。17歳。
明るいを通り越してうざいとみんなに思われるくらい元気と自信に満ち溢れている美人な女の子。俗物の塊のような性格だが、いざという時は優しく頼りになる。語尾に何故か「ん」が付く。11人家族の長女であり、貧乏な家族を養う為にドラゴンキラーになる。ついでに白馬の王子様と結婚するのも願望という非常に理想の高い人間。過去のトラウマから小動物が大の苦手。
「レオル・マーゲット」
本作のメインキャラ。ドラゴンイーター族という特殊な民族で差別にあって苦労をしている少年。17歳。
性格は残忍で野蛮で人間嫌いだが、悪い奴ではない。大剣も持たずに自分の口から生えた鋭い牙のみでドラゴンの肉を生きたまま食って攻撃をする。斬新な戦い方をするドラゴンキラー。自分を見下しているドラゴンキラーの実姉を超える為に1番最強のドラゴンキラーになる事を決意する。
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※毎日投稿で活動しています。頑張って続けていきます。応援よろしくお願いします。
文字数 200,013
最終更新日 2026.06.22
登録日 2023.09.24
ゲームではない現実に存在する異世界で冒険していたら神様に気に入られた。
近未来。
マルチバース理論が立証され人類は異世界に行けるようになった。
ただし精神、魂とも呼ばれる肉体を持たない何かだ。
そして異世界で仮の肉体を得てゲームさながらに冒険譚を繰り広げる。
僕も高校卒業後に旅立ち冒険者に。
ジョブは魔法剣士で万能と思ったからだけど、なんか不遇職扱いだった。
しかも地球から来た人類はなぜか揃って現地の住人に対し極めて粗暴。
人扱いせずゲームのNPCの如く。
結果、現地の人たちは地球から訪れた冒険者を嫌悪することに。
僕も現地に行くことで理解する。
なぜ。
そんな中、冒険をしていると変化が起こった。
異世界の神から授かった不思議な力で加護と呼ぶもの。
教会のシスターとの対話から知る。
横暴かつ理不尽な冒険者を排除し現地の住人のための行動があってこそだと。
しかし、強すぎる力は冒険者からの嫉妬や恨み反感を買うことに。
悪意や敵意を跳ね除け現地の住人のために行動し続ける。
別に望んでいたわけではないけれど行動の結果だろうか、強さからだろうか現地の女性から好かれることに。
でもハーレム展開は望んでない。
僕には一人心許せる存在が居ればいい。
しかしそうは問屋が卸さないのが異世界だった。
謎もあるけど徐々に明らかになり、そして僕は異世界で生きる決意をする。
全270話、約82万文字。
表紙絵はAI生成画像です。
文字数 170,183
最終更新日 2026.06.22
登録日 2026.04.28
大人の使命って、
《子どもに『大好き』だと伝える》ことと、
《子どもと社会の“通訳”をする》ことだと思ったので、
《子ども向けの辞典》を書いてみたいと思いました。
正しいかは、自信がありません。
文字数 12,091
最終更新日 2026.06.22
登録日 2026.06.08
宇宙を漂う民間旅行船、ピア・オデッセイ号。救援物資を待つ船で、主人公の長尾玖真(ナガオ キュウマ)は一人きり、毎日船のメンテナンスを行っていた。
食糧事情から、他の乗員達は全員コールドスリープしている。
船で3年半の月日を過ごした長尾が、もう半年で地球に戻れるという頃、劣悪な通信環境と情報規制の中で毎日コツコツ進めていたゲーム『ロボティクスワールド』のサービス終了のメールが届く。
地球に戻ればようやく俺も人並みにロボワ(※ロボティクスワールドの略)ができると思っていたのに。
俺だって、他の奴みたいに、ロボワでチーム組んで仲間とロボットバトルがやりたかったのに。
それだけを楽しみに過ごしていたのに……。
失意の底に沈む長尾に、船の管理AIであるピアリスは4年前への回帰を提案する。
「シミュレーションによりますと、長尾様が取得なさったゲーム情報により歴史改変が行われる可能性は0.001%以下です」
ロボワが4年で終わるゲームだって構わない。
その間、今までできなかったパーティープレイやPvP、ギルド戦も思いっきり楽しむぞ!
目指すはロボティクスワールドチャンピオンシップの優勝だ!
意気込む長尾の周りには個性派プレイヤーがいつの間にやら集まって、みんなで力を合わせてステージ攻略、巨大な敵に挑むボスバトル戦、息もつかせぬハイスピードPvP、夢中で仲間達と戦場を駆け抜けるうち、少しずつ現実は長尾の知る未来とはズレてきて……。
なあピアリス。
お前の計算にはどの程度バタフライエフェクトってのが含まれてたんだ?
お前の言った0.001%以下ってのを、俺は信じていいんだよな……?
「ご安心ください、長尾さん。私はずっと、長尾さんの側にいますから」
レーザー砲大好き主人公が、縦横無尽に焼き尽くす。
疾風怒濤の鮮烈ロボバトルアクションSF、いざ開幕!!
文字数 63,538
最終更新日 2026.06.22
登録日 2026.06.02
大学生の僕は夜の喫茶店で、とある女性と知り合った。素性もなにも知らない彼女を僕は「タマさん」と呼ぶことになる。猫好きな彼女に喫茶店の看板猫である「珊瑚」と仲良くなる方法を教えるために、毎月第3水曜日の午後7時半にその喫茶店で会う約束をした。月日が流れて、「珊瑚」と仲良くなれたタマさんは、突然喫茶店に来なくなってしまう……。
夜の喫茶店で出会った素性を互いに明かさない男女の物語
文字数 32,138
最終更新日 2026.06.22
登録日 2026.05.30
【12/25 本編完結。5/26 続編も完結しました。今後も番外編を上げていきます
2/14 「第一回fujossy小説大賞・秋」にて一次選考突破記念番外編書きました
2023/8/6 エロが止まらない番外編開始(完結しました)】
社会人4年目に突入した俺の趣味はアナニーである。趣味がアナニーであるだけで普通に女性が好きなのだが、今年度新入社員として入ってきた優男に惚れてしまった。一度だけでいいからアイツのでかいイチモツを迎え入れたい! と思った俺は社員旅行にかけたのだがッ!?
三角関係、3Pありのエロエロハッピーエンドです。
乳首責め/ディルド/快楽責め/アナル責め/後輩はバリタチ/ケツマン/メス穴/
続編で攻め増えます(何/バター犬志願の攻め/乳首責め好きな元カレ
タイトルからしてひどい。
不定期更新です。
12/26~ 補足番外編上げています
1/6~ 腹黒岡君編スタートしました。過去にNTRありです。(1/27完結)
1/28~ 更に番外編を上げています
2/2~ 続編開始しました。攻めばかりが増えていく(謎
2021/2/14 「第一回fujossy小説大賞・秋」にて一次選考突破記念番外編開始。(3/22完結しました)
2023/8/6 エロエロな番外編開始(8/19完結)
写真はフリー素材集からお借りしました。
文字数 452,855
最終更新日 2023.08.19
登録日 2019.10.31
至って普通の女子高生でありながら事故に巻き込まれ(というか自分から首を突っ込み)転生した天宮めぐ。転生した先はよく知った大好きな恋愛小説の世界。でも主人公ではなくほぼ登場しない脇役姫に転生してしまった。姉姫は優しくて朗らかで誰からも愛されて、両親である国王、王妃に愛され貴公子達からもモテモテ。一方自分は妾の子で陰鬱で誰からも愛されておらず王位継承権もあってないに等しいお姫様になる予定。こんな待遇満足できるか!羨ましさこそあれど恨みはない姉姫さまを守りつつ、目指せ隣国の王太子ルート!小説家になろう様でも「主人公気質なわけでもなく恋愛フラグもなければ死亡フラグに満ち溢れているわけでもない至って普通のネグレクト系脇役お姫様に転生したようなので物語の主人公である姉姫さまから主役の座を奪い取りにいきます」というタイトルで掲載しています。
文字数 95,951
最終更新日 2020.10.09
登録日 2020.10.09
あなたに、愛されたい人生だった…――
政略結婚で旦那様になったのは、幼い頃、王都で一目惚れした美しい銀髪の青年・ローレンだった。
結婚式の日、はじめて知った事実に心躍らせたが、ローレンは望んだ結婚ではなかった。
ローレンには、愛する幼馴染のアルファがいた。
自分は、ローレンの子孫を残すためにたまたま選ばれただけのオメガに過ぎない。
「好きになってもらいたい。」
…そんな願いは、僕の夢でしかなくて、現実には成り得ない。
それでも、一抹の期待が拭えない、哀れなセリ。
いつ、ローレンに捨てられてもいいように、準備はしてある。
結婚後、二年経っても子を成さない夫婦に、新しいオメガが宛がわれることが決まったその日から、ローレンとセリの間に変化が起こり始める…
―――例え叶わなくても、ずっと傍にいたかった…
陰日向から愛を馳せるだけで、よかった。
よかったはずなのに…
呼ぶことを許されない愛しい人の名前を心の中で何度も囁いて、今夜も僕は一人で眠る。
◇◇◇
片思いのすれ違い夫婦の話。ふんわり貴族設定。
二人が幸せに愛を伝えあえる日が来る日を願って…。
セリ (18)
南方育ち・黒髪・はしばみの瞳・オメガ・伯爵
ローレン(24)
北方育ち・銀髪・碧眼・アルファ・侯爵
◇◇◇
50話で完結となります。
お付き合いありがとうございました!
♡やエール、ご感想のおかげで最後まではしりきれました。
おまけエピソードをちょっぴり書いてますので、もう少しのんびりお付き合いいただけたら、嬉しいです◎
また次回作のオメガバースでお会いできる日を願っております…!
文字数 217,653
最終更新日 2025.11.11
登録日 2025.07.22
※嫌われていると思ったら歪すぎる愛情だったのスピンオフ的なショート小話です。
ただただ分からせドS調教のエロがギッチリ腸に詰めすぎて嘔吐するくらいには収まっているかと多分。
背格好が似ている男性を見つけて「こう言う格好も似合いそう」だと思っていた受けを見て「何他の男を見てんだ」と、キレた攻めがお仕置するお話www
#濁点喘ぎ#電気責め#拘束#M字開脚#監禁#調教#アク目#飲ザー#小スカ#連続絶頂#アヘ顔#ドS彼氏#執着彼氏#舌っ足らず言葉#結腸責め#尿道・膀胱責め#快楽堕ち#愛はあります
文字数 6,319
最終更新日 2023.10.05
登録日 2023.10.02
転生したらもふもふのホワイトタヌキになっていた!
人間もモンスターもどちらも大好きなホワイトタヌキ。そんな甘えたで寂しがりやなホワイトタヌキは、大好きな人達に会いたかったり、美味しいパンを食べたかったりで、ギルドに薬を卸すバイトをはじめた。
そして森の巣穴の近くに、大きな屋敷がたった。
冷酷な第二王子!素直になれよ!オレのこと、もふりなよ!
文字数 106,525
最終更新日 2021.10.20
登録日 2020.09.15
没落を理由に婚約破棄されてしまった伯爵令嬢のミレーナ。それならお金を稼ごうと、王都に住む叔母に仕事の斡旋を頼んだら、なぜか王弟のランベルトと契約結婚をすることになってしまった。
ランベルトは近衛騎士団の団長を務め、人気も高い。だけど非常に冷淡で、『氷結王子』と呼ばれている。
どうしてそんな方と契約結婚をすることにと不思議がるミレーナだったけど、どうやらランベルトに一目惚れされているらしく……。
「でもランベルト様は目も合わせてくれないし、会話もありませんが!?」
「ミレーナを好き過ぎて緊張してる!」
氷結王子は実はポンコツ。しかもなにやら秘密もあるようで……。
文字数 104,524
最終更新日 2025.12.23
登録日 2025.12.19
王都の中央にそびえる黄金の魔塔――その頂には、選ばれし者のみが入ることを許された「王都学院」が存在する。魔法と剣の才を持つ貴族の子弟たちが集い、王国の未来を担う人材が育つこの学院に、一人の少女が通っていた。
名はベアトリス=ローデリア。金糸を編んだような髪と、透き通るような青い瞳を持つ、美しき伯爵令嬢。気品と誇りを備えた彼女は、その立ち居振る舞いひとつで周囲の目を奪う、まさに「王都の金の薔薇」と謳われる存在であった。
だが、彼女には胸に秘めた切ない想いがあった。
――婚約者、シャルル=フォンティーヌ。
同じ伯爵家の息子であり、王都学院でも才気あふれる青年として知られる彼は、ベアトリスの幼馴染であり、未来を誓い合った相手でもある。だが、学院に入ってからというもの、シャルルは王女殿下と共に生徒会での活動に没頭するようになり、ベアトリスの前に姿を見せることすら稀になっていった。
そんなある日、ベアトリスは前世を思い出した。この世界はかつて病院に入院していた時の乙女ゲームの世界だと。
そして、自分は悪役令嬢だと。ゲームのシナリオをぶち壊すために、ベアトリスは立ち上がった。
レベルを上げに励み、頂点を極めた。これでゲームシナリオはぶち壊せる。
そう思ったベアトリスに真の目的が見つかった。前世では病院食ばかりだった。好きなものを食べられずに死んでしまった。だから、この世界では美味しいものを食べたい。ベアトリスの食への欲求を満たす旅が始まろうとしていた。
文字数 130,747
最終更新日 2025.09.17
登録日 2025.08.21
4歳年上の婚約者が幼馴染を好きなのは知っていた。
だから、きっとこの婚約はいつか解消される。そう思っていた。
なのに、そんな日は訪れることなく、私ミラ・スタンリーは学園卒業後にマーク・エヴァンス公爵令息と結婚した。
結婚後は旦那様に優しく大切にされ、子宝にも恵まれた。
いつしか愛されていると勘違いしていた私は、ある日、残酷な現実を突きつけられる。
※ヒロインが不憫、不遇の状態が続きます。
※ざまぁはありません。
※作者の想像上のお話となります。
文字数 69,862
最終更新日 2024.01.20
登録日 2023.05.27
結婚式の日の夜。夫のイアンは妻のケイトに向かって「お前を愛するつもりはない」と言い放つ。
ケイトは知っていた。イアンには他に好きな女性がいるのだ。この結婚は家のため。そうわかっていたはずなのに――。
※短いお話です。
※恋愛要素が薄いのでファンタジーです。おまけ程度です。
文字数 12,271
最終更新日 2023.10.28
登録日 2023.10.26
近頃、娘を見る義息の目がやけに反抗的だとは思っていた。
思春期の男子で、血の繋がらない姉に対する反発や反抗かとも考えていたが……複数の子息達と一緒にとある令嬢に侍っている、との報告を受けた。
その侍っている令息達、の中には娘の婚約者もいるようで――――頭が痛い。
義息と話し合いをせねばと思っていた矢先のことだった。
娘から相談を受けた。例の令嬢に侍る婚約者達に公衆の面前で罵られた、と。よくよく話を聞くと、もう駄目だと思った。
全く、あの婚約者(馬鹿)は一体なにを考えているのだ?
娘と彼との婚約は、彼が傍系王族であるが故に結ばれた……王命で成った婚約。そうでなければ、誰が一人娘を他家へ嫁がせたいと思うものか。
無論、一人娘なのでと断った。すると、傍系とは言え、王族の血を絶やさぬため、我が国の貴族なれば協力せよ、と。半ば強引に、娘を嫁に出すことを約束させられた。
娘の婚約者の家は傍系王族のクセに、ここ数十年段々と斜陽気味のようで……それなりに蓄えのある我が家が、彼の家を立て直せ、と暗に命令されたというワケだ。
なので、娘と彼との婚約は、我が家としては全く歓迎していないのだが――――
どうやら彼の方は、そのことを全く理解していないようだな。
破談にするのに、好都合ではあるが。
そしてわたしは、養子として引き取った義息を呼び出すことにした。
設定はふわっと。
【だって、『恥ずかしい』のでしょう?】の続きっぽい話。一応、あっちを読んでなくても大丈夫なはず。
文字数 5,657
最終更新日 2025.05.05
登録日 2025.05.05