「彼女」の検索結果

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恋愛 連載中 長編
「私に興味がないから好きに暮らしていい? ……それって最高の結婚生活じゃない!」 貧乏貴族の令嬢ルチナ・マガーリッジ。 社交界では「贅沢三昧のルチナのせいでマガーリッジ子爵家が傾きかけた」と噂されている……が、その実態は真逆。 彼女こそが、家を立て直してきた敏腕経営者なのである。 そんな彼女に届いたのは、国一番のイケメン伯爵からの求婚。 しかし、初対面でいきなり「この結婚に興味がない。好きに暮らせ」と言われてしまう。 普通の令嬢ならショックを受けるその台詞。 だが、ルチナにとってはただのご褒美宣言であった! あっという間に使用人達の心を掴んで屋敷を仕切り、女主人として屋敷の改革を始めたルチナ。 しばらく家を空けていた伯爵は、帰ってきて変わり果てた屋敷に驚く。 しかも、ある一言で自分に興味がない有能妻をうっかり好きになってしまった! だがしかし、第一印象は最悪! なんとか好感度を上げようと奮闘するも、空回りばかりな不器用イケメン伯爵の恋は実るのか!?
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小説 351 位 / 222,810件 恋愛 210 位 / 64,976件
文字数 4,801 最終更新日 2026.05.11 登録日 2026.05.11
ライト文芸 連載中 長編
アルファポリス開催中コンテスト 第9回ライト文芸大賞エントリー作品 2026年5月5日時点✨2位✨ あらすじ 社会人一年目の春日悠真は、残業帰りの夜、近所の河川敷でひとり缶チューハイを飲む地味なお姉さんと出会う。 キャップを目深にかぶり、パーカー姿でベンチに座るその人は、どう見ても今をときめく人気女優・白瀬アカリそのもの。けれど彼女は、悠真が何度たずねても「違います」「似てるだけです」と絶対に認めない。 それなのに、なぜか彼女は悠真にだけ少しずつ心を許していく。 仕事帰りに河川敷で落ち合って、缶チューハイを飲みながら愚痴をこぼし、コンビニ飯を分け合い、ときには弱音まで漏らすようになって――。 世間では完璧な笑顔を見せる人気女優。 でも夜の河川敷では、ただの疲れた年上のお姉さん。 「本人じゃない」と言い張る彼女と、そんな嘘に付き合いながらも放っておけない悠真。 誰にも知られてはいけない、秘密の距離感から始まる、少し不器用で甘い現代ラブコメ。
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小説 352 位 / 222,810件 ライト文芸 4 位 / 9,410件
文字数 391,047 最終更新日 2026.05.11 登録日 2026.04.25
恋愛 完結 長編 R18
イヴォンヌは義妹ミランダに婚約者のパーシーを寝取られたことを知る。 しかもミランダは彼の子を妊娠していた。「堅物淑女」それが彼女に対する周りの印象。幼い頃に母親を亡くした彼女は、頑固な祖母に育てられたため、貞操観念が古いということだった。屈辱に自暴自棄になった彼女は、結婚式の後虚ろな表情で街を彷徨っていた。そこで危ない目に合いそうなところを、ある女性に助けられる。 助けてくれた女性アネカは今や伝説となりつつある魔女の一人で、イヴォンヌの状況を聞いて、彼女にある技術を教えてくれる。 それは「房中術」。 「房中術」を知ったイヴォンヌは、すっかり生まれ変わった。 ある時、二人組の男性を相手に「房中術」を教えたのだが…… 注)作中に出てくる「房中術」についての記述は、参考図書を基に作品に合うように解釈を加えたフィクションです。 R18には*が付きます。
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小説 357 位 / 222,810件 恋愛 212 位 / 64,976件
文字数 169,329 最終更新日 2026.05.10 登録日 2023.11.26
恋愛 完結 短編 R15
氷の侯爵令息と言われたアラン。彼は結婚相手の伯爵令嬢にとにかく冷たい態度で接する。 彼女は義姉イライザから夫が子供はいらないと言ったと聞き、衝撃を受けるが気持ちを切り替え生きていく。
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小説 360 位 / 222,810件 恋愛 213 位 / 64,976件
文字数 28,044 最終更新日 2026.02.10 登録日 2026.02.10
青春 完結 短編
「うん、これドッキリよ。あんたと付き合ったのはただのバツゲーム」 一年間付き合っていた彼女にドッキリだと言われた。付き合ってさえもいないと言われた。 短編です。ざまぁではないです
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小説 365 位 / 222,810件 青春 7 位 / 7,847件
文字数 4,232 最終更新日 2026.05.09 登録日 2026.05.09
恋愛 完結 長編
没落寸前の公爵令嬢、アリアベル・フォン・ルーヴェリア。 彼女には誰にも言えない秘密があった。 ——これは二度目の人生。 前世のアリアベルは、“悪役令嬢”として断罪され、婚約者に見捨てられ、民衆に罵倒されながら火刑台で死んだ。 だから今世では決めていた。 もう誰も愛さない。 誰にも期待しない。 静かに破滅フラグを回避して、生き延びるだけだと。 しかし運命は、彼女を再び“悪役令嬢”へ戻そうとする。 異様な執着を見せる最強騎士レオン・クロイツ。 飄々としていながら世界の異変に気づく優等生ノア・ヴェルディ。 そして前世には存在しなかった、白銀の怪物——オリンヌティベラヌッへ。 やがてアリアベルは知る。 この世界には“シナリオ”が存在していることを。 悪役令嬢は破滅する。 聖女は愛される。 勇者は勝利する。 そんな“役割”が、世界そのものによって強制されていたのだ。 どれだけ抗っても、 どれだけ未来を変えても、 世界は彼女を「悪役令嬢」に戻そうとする。 そしてその歪みの果てで、 大切な人達が次々と犠牲になっていく。 「だったら——こんな世界、壊してやる」 これは、 与えられた運命を拒絶した悪役令嬢が、 世界そのものへ反逆する物語。 愛も、運命も、シナリオも全部壊して。 彼女は初めて、 “自分の人生”を取り戻す。
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小説 368 位 / 222,810件 恋愛 218 位 / 64,976件
文字数 26,636 最終更新日 2026.05.11 登録日 2026.05.11
恋愛 完結 短編
「君は完璧だから、放っておいても大丈夫だ」 夫である王太子はそう笑い、泣き真似が得意な見習い令嬢ばかりを優先した。 王太子妃セシリアは、怒り狂うこともなく、静かに心を閉ざす。 「左様でございますか」 彼女は夫への期待というノイズを遮断し、離縁の準備を始めた。
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小説 376 位 / 222,810件 恋愛 225 位 / 64,976件
文字数 52,522 最終更新日 2026.02.20 登録日 2026.02.10
恋愛 連載中 長編 R15
婚約者と姉が逢瀬を繰り返していると気付いた主人公。 婚約者を諫めるも無視され、父に訴えても聞き流される。 家族と婚約者を見限った彼女は二人の逢瀬を両親に突きつけ、婚約の白紙を願うが…… 貴族なら愛や恋よりも義務を優先すべきと考える主人公が、自分の場所を求めて奮闘する話です。 R15は保険、タグは追加する可能性があります。 ふんわり設定のご都合主義の話なので、広いお心でお読みください。 2024.3.1女性向けHOTランキングで1位になりました。ありがとうございます。 2024年アクセスランキング2位。 2025年アクセスランキング18位 2025.12『ピッコマ BEST OF 2025』のノベル新作TOP30で6位にランクイン。 2026.2『次にくるライトノベル2025』で女性読者投票4位、50代以上読者投票5位。 2026.3.6 本編完結しました。
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小説 376 位 / 222,810件 恋愛 225 位 / 64,976件
文字数 1,564,651 最終更新日 2026.04.27 登録日 2024.02.24
恋愛 完結 短編 R15
夫にとって魅力的なのは、今も昔も恋人のあの女性なのでしょう。こうして私が悩んでいる間もふたりは楽しく笑い合っているのかと思うと、胸にぽっかりと穴が開いたような気持ちになりました。 ※子どもに関するセンシティブな内容があります。
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小説 385 位 / 222,810件 恋愛 230 位 / 64,976件
文字数 20,606 最終更新日 2025.07.23 登録日 2025.07.18
恋愛 完結 ショートショート
伯爵令嬢リネットは、長年支えてきた婚約者エドガーを、病弱な妹ミレイユに譲るよう家族から一方的に命じられる。領地運営の書類作成や商会との交渉までこなし、婚約者を陰で支えてきたにもかかわらず、その働きはすべて当然のように奪われてきたのだ。 失意の中で婚約解消を受け入れたリネットの前に現れたのは、“冷徹公爵”と噂される王弟アシュレイ・クロフォード。 彼はリネットの才覚を見抜き、「では君は私がもらう」と告げて、公爵領へ迎え入れる。 ようやく自分の能力を正当に認められる場所を得たリネットは、北方公爵領で筆頭補佐官として活躍し始める。一方、彼女を失った元婚約者と家族は、次第に行き詰まっていき――。 これは、搾取され続けた令嬢が、自分の価値を認めてくれる人と出会い、後悔する者たちを置き去りにして幸せを掴む物語。
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小説 375 位 / 222,810件 恋愛 223 位 / 64,976件
文字数 13,984 最終更新日 2026.04.24 登録日 2026.04.24
恋愛 完結 長編 R15
類まれなる色彩感覚を持ち、夫の商会を陰から支えてきたアルヴェラ。しかし、夫のヴァンドリスは浮気相手のネゼリアに唆され、「お前は何もしていない無能だ」とアルヴェラを冷酷に離縁し、着の身着のままで追放してしまう。 絶望の中、隣国の国境近くで倒れた彼女を救ったのは、若きギルドマスターのゼル=クアールだった。彼はアルヴェラの、色を見るだけで素材の質や感情を読み取る『色彩の調律』の力に気づき、自らの商会の専属職人として彼女をスカウトする。 地道に、けれど着実に自分の居場所を作り、自信を取り戻していくアルヴェラ。一方で、彼女を失った元夫の商会は、次々とトラブルに見舞われ、破滅へと向かっていく。
24h.ポイント 3,429pt
小説 376 位 / 222,810件 恋愛 224 位 / 64,976件
文字数 74,707 最終更新日 2026.05.10 登録日 2026.05.10
恋愛 完結 短編
彼の幼馴染は、いつも当然のように隣にいた。 「私が一番、彼のことを分かっている」 そう言い切る彼女の隣で、婚約者は何も言わない。 その沈黙が、すべての答えのように思えた。 だから私は、身を引いた。 ――はずだった。 一番近くにいたのは、本当に彼女だったのか。 「不要とされた」シリーズ第三弾。
24h.ポイント 3,408pt
小説 378 位 / 222,810件 恋愛 226 位 / 64,976件
文字数 3,990 最終更新日 2026.04.19 登録日 2026.04.19
恋愛 連載中 長編
美しく、聡明な領主家長女、アルテミシア・ハウエル(ミア) 義理の母と妹に虐げられながら育った彼女は、とうとう婚約者まで奪われてしまう。 新しい縁談が舞い込み、相手はなんと氷の将軍と名高いスノウ家⁉ 最悪? いいえ、最高にして見せるわ! 幸せは待ってたってこないのよ。 私、気付いちゃったの。幸せっていうのはね、自分でつかむものだって。
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小説 387 位 / 222,810件 恋愛 230 位 / 64,976件
文字数 13,467 最終更新日 2023.03.14 登録日 2023.03.12
ファンタジー 連載中 長編
伯爵令嬢ユリア・ラッセルは、王太子から婚約を破棄された。 理由は「地味で面白みがないから」。 だが、その直後、彼女は前世の記憶を思い出す。 現代日本で物流管理に携わり、激務の末に命を落とした社会人としての記憶を。 その知識を活かし、財務府で実務に関わることになったユリア。 しかし王都では、輸送停滞・買い占め・価格高騰といった物流崩壊の兆しが広がり始めていた。 橋の崩落、街道封鎖、そして全国へ波及する不安。 混乱する現場の中で、ユリアは冷静に判断する。 「止めてはいけない。細くても流し続ける」 優先輸送、役割分担、在庫の可視化… 地味だが確実な改善によって、崩壊寸前の物流は再び動き出す。 やがてその手腕は、王宮すら動かすことになる。 これは、「戦わずに国を救う」一人の令嬢の物語。
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小説 400 位 / 222,810件 ファンタジー 67 位 / 51,743件
文字数 48,851 最終更新日 2026.05.11 登録日 2026.05.05
恋愛 完結 長編
ヴァルダンジュ伯爵家の次女セレフィアは、華やかな姉オルフィーヌの陰で生きてきた。 礼状も、詩文も、婚約者への返書さえも、実際に書いていたのはいつも妹の彼女だった。 だが婚礼直前、姉が失踪する。 家の面目を守るため、伯爵夫妻はセレフィアを“姉の代わり”として辺境へ嫁がせた。 冷酷無比と噂される辺境伯ゼルヴァン・グランザイア。 彼なら怒り、偽りの花嫁を即座に追い返すはずだった。 けれど彼は、初対面の一瞬で静かに言う。 「君は、あの手紙を書いていた人間だ」 暴かれた先にあったのは断罪ではなく、保護。 辺境で初めて“誰かの代わりではない自分”として扱われたセレフィアは、少しずつ心を取り戻していく。 一方で王都では、実家と姉が、辺境伯家と彼女の立場を揺るがす火種を抱えたまま再び近づいてきていた。 身代わり婚、姉妹格差、辺境伯の静かな執着、有能ヒロイン、王都ざまぁ、甘い逆転劇。
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小説 392 位 / 222,810件 恋愛 232 位 / 64,976件
文字数 336,913 最終更新日 2026.05.08 登録日 2026.04.17
恋愛 完結 短編
王太子である彼と、公爵令嬢である彼女は、誰もが認める婚約者同士。 人前では距離を保ちながらも、二人は確かに想い合っていた。 ――あの日、“聖女”が現れるまでは。 国と民に求められる存在である聖女。 彼女を拒めば、王太子としての立場は揺らぐ。 そして何より、大切な婚約者を巻き込んでしまう。 だから彼は選んだ。 彼女を守るために、距離を取ることを。 冷たく振る舞い、関係を曖昧にし、あえて突き放す。 それが最善だと信じていた。 だが彼女は、すべてを理解していた。 だからこそ何も言わず、 ただ静かに――婚約解消を申し出た。 「それが殿下のご判断であれば、従います」 彼女は最後まで優しく微笑んでいた。 そして、すべてが終わった後で彼は気づく。 守られていたのは、自分の方だったのだと。 もう遅い。 彼女は今も穏やかに微笑んでいる。 ――その微笑みが、自分に向けられることは、二度とない。
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小説 393 位 / 222,810件 恋愛 233 位 / 64,976件
文字数 20,110 最終更新日 2026.04.28 登録日 2026.04.21
恋愛 完結 短編
侯爵家の令嬢であるアルティアは、家で冷遇されていた。 彼女の父親は、妾とその娘である妹に熱を上げており、アルティアのことは邪魔とさえ思っていたのである。 しかし妾の子である妹を婿に迎える立場にすることは、父親も躊躇っていた。周囲からの体裁を気にした結果、アルティアがその立場となったのだ。 だが、彼女は婚約者から拒絶されることになった。彼曰くアルティアは面白味がなく、多少わがままな妹の方が可愛げがあるそうなのだ。 父親もその判断を支持したことによって、アルティアは家に居場所がないことを悟った。 そこで彼女は、母親が懇意にしている伯爵家を頼り、新たな生活をすることを選んだ。それはアルティアにとって、悪いことという訳ではなかった。家の呪縛から解放された彼女は、伸び伸びと暮らすことにするのだった。 程なくして彼女の元に、婚約者が訪ねて来た。 彼はアルティアの妹のわがままさに辟易としており、さらには社交界において侯爵家が厳しい立場となったことを伝えてきた。妾の子であるということを差し引いても、甘やかされて育ってきた妹の評価というものは、高いものではなかったのだ。 戻って来て欲しいと懇願する婚約者だったが、アルティアはそれを拒絶する。 彼女にとって、婚約者も侯爵家も既に助ける義理はないものだったのだ。
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小説 394 位 / 222,810件 恋愛 234 位 / 64,976件
文字数 52,534 最終更新日 2025.01.28 登録日 2025.01.08
恋愛 完結 長編
夫から「君は妻ではなく家の飾りだ」と言い放たれ、五年の結婚生活を否定された伯爵夫人リゼット。 離縁調停の場で彼女の言葉を最後まで遮らずに聞いてくれたのは、冷静沈着と名高い年上の判事セヴランだった。 離縁後、実家もなく帰る場所を失ったリゼットに、セヴランは保護と生活の場を申し出る。 それを“書類の上の距離”程度にしか思っていなかった元夫は、やがて気づく。彼女が失ったのは妻の座ではなく、自分に従う理由そのものだったのだと。 聞かれなかった女が、自分の言葉で生き直していく離縁後再生ロマンス。
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小説 406 位 / 222,810件 恋愛 239 位 / 64,976件
文字数 293,945 最終更新日 2026.05.08 登録日 2026.05.05
ファンタジー 連載中 長編
加護の価値で人生が決まる王国で、“役立たずの氷”を持つ伯爵令嬢アリアは、聖女の妹リリアに功績も婚約者も家族の愛も奪われながら生きていた。 怒れば全てが壊れると感情を押し殺してきた彼女だったが、冬至祭で王太子暗殺未遂の濡れ衣を着せられ、ついに人生ごと切り捨てられる。 吹雪の護送路で彼女を救ったのは、“氷葬の騎士”と恐れられる北方辺境伯カイゼル。 十年前、自分を救った少女がアリアだったと知る彼は、王国に背いて彼女を奪還する。 誰にも必要とされなかった少女と、怪物と呼ばれ孤独に生きてきた騎士。 永久冬域へ向かう旅の中で、アリアはただ守られるだけではなく、自分の人生を取り戻すことを決意する。
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小説 407 位 / 222,810件 ファンタジー 63 位 / 51,743件
文字数 141,470 最終更新日 2026.05.11 登録日 2026.05.11
恋愛 連載中 長編
アルベリア王国の公爵令嬢レティシアは、五年前に伯爵家次男エドワード・クレインと政略結婚した。才能も家柄も平凡な夫を支えるため、彼女は公爵家の資産を密かに動かし続けた。上司への根回し、同僚への贈賄、戦場で使う強化魔法薬、情報屋への報酬――エドワードの輝かしい出世の裏には、すべてレティシアの緻密な工作があった。 だがエドワードは気づかない。いや、気づこうとしなかった。彼の目はいつしか「聖女」と呼ばれる平民女エルミラに向いており、五年目のある朝、レティシアに離縁状を突きつける。「お前では聖女の隣に立てない。無能な妻とはここで終わりだ」と。 レティシアは涙一つ見せなかった。 代わりに、一冊の帳簿を差し出した。 五年分の工作費用、魔法薬代、情報収集費、社交費。年利十二パーセントの利子を加えた総額、金貨四千九百枚。「離縁を望むなら構いません。ただしこちらを公爵家への借金としてお返しいただきますわ」 請求書は瞬く間に宮廷中に広まり、エドワードの出世の実態が白日の下にさらされた。英雄と称えられた男の功績がすべて妻の金で買われたものだったと知った貴族社会は騒然とし、かつて彼を持ち上げた人間たちは一斉に距離を置き始める。 そこへ現れたのが、隣国ガルディア王国第一王子ライナルト・ツァイルだった。武闘派として名高く、剣一本で戦場を制すると謳われる彼は、レティシアの幼馴染でもある。結婚を機に疎遠になっていた五年ぶりの再会にもかかわらず、「やっと自由になったな、レティ。迎えに来た」――遠慮のない笑顔で求婚してくる彼に、レティシアは呆れながらも、胸が揺れるのを抑えられない。 事態はさらに動く。エルミラの「癒しの力」の正体が、レティシアが継続購入していた高級魔法薬によるものだったと発覚。魔法薬の供給が絶たれたエルミラは力を失い、「聖女」の称号を剥奪される。エドワードの不正も芋づる式に表面化し、貴族位剥奪の審議が始まった。 すべてを失いかけたエドワードがレティシアに縋りつき「やり直したい」と懇願する場面で、彼女は静かに、しかし一語一語に重みを込めて言い放つ。「貴方が私に向けてくれたものは、何でしたか」 その言葉が、五年間の終わりだった。 ライナルトの求婚を受け入れたレティシアは、隣国の王妃として新たな人生を歩み始める。エドワードは貴族位を剥奪され、エルミラは詐欺の廉で国家的な賠償問題に巻き込まれる。そして婚礼の日、ライナルトは誓いの言葉を前に人目もはばからず目を潤ませ、「お前が綺麗すぎるのが悪い」と言い訳をする。 レティシアは笑った。五年ぶりに、心の底から。
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小説 408 位 / 222,810件 恋愛 240 位 / 64,976件
文字数 24,987 最終更新日 2026.05.11 登録日 2026.05.09
29,007 45678