「見」の検索結果
全体で60,879件見つかりました。
大国、フロイデン皇国の北に位置するノーデンシュヴァルトに火急の伝令が届いたのは、リュディガーが14歳の時だった。
『見つかった。小鴉はそちらに向かった。あとは頼む』
その伝言を受けて現れたのは、鴉とは似ても似つかぬ金髪の美しい少年だった。
リュディガーと同い年だというその少年、ヨシュカは、10年以上前に行方不明となっていた皇国の皇子だという。
皇太子一家襲撃事件を皮切りに、常に命の危険を感じていたヨシュカは、祖国を出て、身を隠しながらひっそりと生きていた。だが、唯一の味方であった叔母を失い、立ち向かうことを決意する。
皇位を取り戻したいわけではない。ただ、命を狙う者の正体を暴き、失ったものの対価を払わせる──。
その決意は国政とは無縁の存在であったノーデンシュヴァルトを、ひいてはリュディガーを巻き込んで、騒動へと発展していくのだった。
文字数 75,823
最終更新日 2025.11.15
登録日 2024.10.30
魔王。それは、『異形を生み出す』という人智を超えた権能を持つ存在。
不死とも呼ばれたそんな魔王は、三人の英雄によって倒された。
三人の英雄。内の一人──封魔のヴェルテ。
彼は魔王討伐後、故郷近辺の森林にある親友の墓参りへ赴いていた。
そこで、英雄である彼の運命を狂わす出会いを果たす。
墓標として建てていた石碑に纏わり付く得体の知れない影。
それは、肉塊にただ目玉と不揃いな口をつけただけのような見た目をしていた。
数々の異形を倒したヴェルテですら初めて見るその悍ましい異形は、明らかに何もできない低級のものだった。
彼は親友の墓を汚すその異形を一閃しようとした。──が、異形は魔法を極めたはずの彼が絶句するような、想像を超えた魔法を行使する。
入れ替わり。
それは、肉体を奪い魂を交換するという馬鹿げた魔法。
ヴェルテはその魔法と異形の存在について、一つの可能性を思い出した。
自分以外の他の二人の英雄。
彼らが研究していた禁忌の古代魔法に近しいものがあった。
こんな異常事態を招いたのは、異常者としか思えないあの二人による謀りと見て間違いない。
肉体を奪われ低級異形に身を堕とされたヴェルテは、踵を返す自分自身だった背中を見上げて誓う。
この姿で生き残り必ずあの肉体を取り戻す。
そして、なんとしてでも自分をこの状況へと陥れた二人の英雄を見つけ出し、殺す。
冒涜の錬金術師──ディラ=フェルディア。
傀儡の考古学者──シシリア=デンフォード。
もはや英雄でなくなったヴェルテの殺意の渦はこの二人に向けられた。
──が、彼は知らなかった。
英雄たちの思惑と、ヴェルテに与えられた試練の真実を。
文字数 69,572
最終更新日 2025.04.29
登録日 2025.04.26
「美葉、今日も一緒に寝よっか」
「う、うん……」
そうやって私のお姉ちゃん――岩本遥が私をベッドに誘ってくる。
傍から見たら姉妹仲がいい、と思われるかもしれない。……いや別に悪いわけじゃないし、むしろいい方なんだけど……良すぎることが問題なんだ。
お姉ちゃんが私に向けてくる感情は姉妹としての好きじゃなくて、恋愛対象としての好きだ。
全部私が悪いのはわかってる。でも、私は同性愛者じゃないし、それ以前に、お姉ちゃんに対して……家族に対してそんな感情は無い。もちろんお姉ちゃんのことは好きなんだけど、それは家族として、姉妹としてなんだから。
ほんとに、あの時あんなことさえしなければ……
文字数 13,436
最終更新日 2025.11.29
登録日 2025.09.12
高校でいじめられ続けてきた俺、恭成(キョウセイ)。
クラスごと異世界に召喚され、勇者や聖女に選ばれる仲間たちの中で、俺の職業は
――癇癪持ち――
笑われ、見下され、ダンジョンに見捨てられる。
だが、俺のステータスに刻まれていた一つのスキルが目を覚ました。
【スキル:狂火】
殴られるほど、嘲笑されるほど、胸の奥の炎は黒く燃え上がる。
そして限界を超えた時――
俺は憤怒の炎となる。
だがその地獄の只中で、俺に手を差し伸べる者がいた。
救いなのか、嘲笑なのかも分からない、舞台の幕を勝手に開けるような存在。
そいつとの出会いが、俺の運命をさらに狂わせていく――
文字数 14,196
最終更新日 2026.02.03
登録日 2025.09.13
兄夫婦の姪を引き取った金田鉄男。姪と一緒に公園に行ったら、巨乳美女がいて、声をかけたら元同級だった。
姪が懐いていたので、話すとだんだん美女を気にするようになり、鉄男も頼る人がいないため、同級に一緒に暮らしてもらうように頼む。
しかし、その日の夜、明かりがついている部屋を見ると、姪が同級のおっぱいを吸っていた。母親のおっぱいと間違ったのだろう。
同級は感じて思わずいってしまう。
姪はその後も同級のおっぱいを求める(もちろん、注意はする)。
鉄男は同級のことが好きになっていることに気付き、告白。
受け入れてもらった後は鉄男も同級のおっぱいを求める。
そして、二人は結ばれる。
文字数 1,602
最終更新日 2025.11.16
登録日 2025.10.29
ループス王国の第三王子サフィルスは、
隣国ルナール帝国との国境に広がるペルグランデ大森林で起きた小競り合いの際、謎の黒い霧に飲み込まれ、気づいた時にはループス帝国の騎士団長マグヌスと共に見知らぬ部屋に寝かされていた。
ここはどこなのかと訝しむサフィルスの視界に、部屋を出る為の条件が文字として浮かびあがる。
《狐は狼に食われるべし》
何故かマグヌスには読めない文字であったが、ルナールに伝わる伝承によれば、ここは狼の腹の中と称される空間で、ルナールの始祖神ライカンの胎内であるという。
ライカンの提示する条件を満たすことができれば解放され、更に財宝を手にすることができるという。
マグヌスが条件を読むことができないことを利用して、サフィルスは国の為にも財宝を独占することを企んでいた。
だがライカンの示す条件は更に追加されていき、追い詰められたサフィルスは苦渋の決断を下すことになる。
朴訥苦労性騎士団長✕天然腹黒王子の腹の探り合いから始まる恋愛です。
文字数 13,835
最終更新日 2025.11.01
登録日 2025.10.31
築40年の木造アパート「コーポ松風」の片隅で、息を潜めるように暮らすコンビニ店員・須藤健太。夢も友人もなく、騒音を撒き散らす隣人に怯える彼の日々の慰めは、斜め向かいの部屋に住む女子大生・吉永真由美への密かな憧れだけだった。
ある雨の夜、健太は自室の壁に「人の顔」のような奇妙な黒いシミを見つける。 孤独のあまり、彼はそのシミに「シミー」と名付け、残った牛乳を与え、日々の愚痴を語りかけ始める。 ただの汚れだったはずのシミーは、健太の歪んだ愛情を吸って急速に成長し、やがて壁から抜け出して動き回る「不定形の怪物」へと変貌する。
「パパ、静カニナッタ?」
シミーは健太を守るため、隣人を捕食し、健太の欲望を叶える「最強の共犯者」となった。 しかし、怪物の学習能力は健太の制御を超えていく。 健太が真由美に抱く「好き」という感情を、シミーは「食欲」と混同し、彼女を標的として認識し始めたのだ。
「パパノ好キナモノ、ボクモ食ベタイ」
暴走する怪物と、それを生み出してしまった孤独な男。 憧れの女性を守るため、健太が下した究極の決断とは——。 壁一枚隔てた日常が、黒い粘液に侵食されていく。戦慄と悲哀の育成ホラー・サスペンス。
文字数 25,249
最終更新日 2026.01.18
登録日 2026.01.02
部長とのゴルフに行こうとした小林さんと、後部座席に隠れていた娘のエリちゃんは、運転中に激しい光を受けて何も見えなくなり、車は大きな衝撃を受け、不思議な世界へ迷い込んでしまいます。
不思議な世界の将軍は、結局小林さんを野蛮人とみなして明朝処刑し、エリちゃんを実験の道具にしようとします。
それを知った小林さんとエリちゃんは、この世界の住人のユーリーの助けを借りて、元の世界へと脱出しようとします。
文字数 6,911
最終更新日 2025.12.30
登録日 2025.12.29
「セイヴァン様!私のどこが劣ってると言うのです!セイヴァン様にふさわしいのは私しかいないわ!」
涙を堪えて訴えかける。「黙れ」と低く冷たい声がする。私は言葉を失い、彼女が床に座り込むのをじっと見つめる。そんな行動を取るなんて、プライドが高い彼女からは到底考えられない。本当に、彼女はセイヴァンを愛していた。
「レイン・アルバドール。貴様との婚約は、この場をもって破棄とする!」
拍手喝采が起こる。レイン・アルバドールは誰からも嫌われる悪女だった。だが、この数ヶ月彼女を誰よりも見てきた私は、レインの気持ちもわかるような気がした。
「カット」
声がかかり、息を吐く。周りにいる共演者の顔を見てホッとした。
「レイン・アルバドール役、茅野麻衣さん。クランクアップです!」
拍手と共に花束を渡される。レインのイメージカラーである赤色の花束を、そっと抱きしめる。次のシーズンがあったとしても、悪女レインはもう呼ばれないだろう。私は深々とお辞儀をした。
「レインに出会えて幸せでした」
【氷の公爵のお姫様】100万部を突破し、アニメ化された大人気の異世界転生ファンタジー。悪役令嬢レイン・アルバドール役の声優が家に帰ると異世界転生してしまった。処刑を回避したい、けどヒロインと公爵をくっつけなければ世界は滅んでしまう。
そんな世界で茅野麻衣はどう生きるのか?
小説家になろう様にも同じ作品を投稿しています。
文字数 70,261
最終更新日 2026.02.05
登録日 2025.12.30
救急外来の当直医・鷹宮恒一は、何でもそつなくこなす有能な医師だ。
だが「できてしまう」人生に、彼は静かに飽きていた。
深夜、警察から一本の電話が入る。
拘置所から移送中に負傷した――死刑囚の診察依頼。
搬入されてきた男・三枝幸一は、凶悪犯とは思えないほど地味で、落ち着いていた。
しかも、医学知識に妙に詳しい。
診察を進めるほど、違和感は確信へと変わっていく。
この男は、本当に人を殺したのか。
そして、自分はなぜ、彼を「患者」として以上に見てしまうのか。
命を救う医師と、死を待つ死刑囚。
交わるはずのなかった二人の夜が、やがて真実を暴き出す。
それは診断か、それとも裁きか。
知的ミステリー『死刑囚診断書』。
文字数 12,463
最終更新日 2026.01.11
登録日 2026.01.06
裕福な財閥の家系に生まれた、小夜花は恵まれた生活を送っているが、それゆえの両親の多忙さで、一抹の寂しさを覚えるこの頃であった。
夏休みに入り、その後半、小夜花は、隠居生活を送る祖母の宅へ帰省する。平凡な田舎での残りの高2の夏休みを送るはずだった。
帰省してすぐ、小夜花は気まぐれに祖母に付き合い、先祖の墓参りに行くことに。しかし、先祖代々の霊園とは別に、ある大きな桃の木の下に小さく供えられた墓標にも詣でる祖母。
一見、墓には見えない小さな石の墓標、祖母に聞いた話では、その墓標も、小夜花の家のものだという。
それから数日後のある夏祭りの夜、花火を見ているうちに、小夜花はまるで、呼ばれたように、先日の、桃の木の下に来てしまう。
『俺は、君に会えて幸せでした…』
突然聞こえた、青年の声……そして、眩いばかりの光が彼女を包む。
一瞬の後、彼女を取り巻く景色はまるで変わっていた――…
そこで、小夜花は、抜けるように色白な肌を持つ、一人の青年、実暁(さねあき)と出会う。
彼と小夜花の関係は……
一人の少女と一人の青年を中心に、あらゆる人々を取り巻く、タイムトラベルロマンス…
登録日 2014.09.25
死は、救いではなかった。
戦乱と呪詛が渦巻く大陸において、“葬送”は神聖な儀式ではなく、最後の戦いだった。
死者は安らかに眠らない。未練、怨嗟、呪いは肉体を蝕み、やがて世界を侵す。
その全てを終わらせるために存在するのが――“灰冠の葬王”。
黒衣を纏い、灰の王冠を戴くその男は、王でも勇者でもない。
だが彼が歩いた後には、必ず“本当の終わり”が訪れる。
国を滅ぼした魔導王の亡骸。
神に見放された聖女の最期。
不死を望んだ英雄の成れの果て。
誰も手を出せない死を、彼だけが断ち切る。
人は彼を恐れ、忌み、そして縋る。
なぜなら彼が現れるとき、それは“何かが完全に終わる時”だからだ。
だが葬王自身もまた、終われない存在だった。
灰冠は呪いの証。
戴いた者は永遠に死を看取り続ける。
これは、史上最強にして最も孤独な葬儀屋が、
世界の終焉と向き合う物語。
死を葬り、呪いを焼き払い、
やがて己の灰すら弔うまでの叙事詩。
終わらせる者の、終わらない物語が始まる。
文字数 157,021
最終更新日 2026.06.13
登録日 2026.03.05
幼馴染の櫂と真央。2人は片思いをしている。その片思いの相手はお互いだった。でもそれを知らぬまま櫂は事故にあい記憶を失う。そのあと櫂が好きななったのはもう1人の幼馴染の桜だった。真央はその2人を見ているのが辛く留学をしてしまう。でも、真央が日本を発ってすぐ櫂の記憶は戻り急いで真央のもとに向かうが、彼女はもう日本にはいなかった。そして1年の歳月を得て櫂は真央に会いに留学先を訪れる。そして2人は結ばれ。真央は日本の大学を受け、櫂も真央と同じ大学を受けた。そして大学に入学し真央は新と出会う。彼女たちの物語はまだ始まったばかり。
文字数 5,718
最終更新日 2016.08.20
登録日 2016.05.22
築年数の経ったマンションの古い木製ドア。そのわずかな隙間から漏れ出るのは、夏の熱風と、蝉の鳴き声、そして——荒い吐息とベッドの軋み音だった。
誰もが憧れる学校の高嶺の花・千慕羽。彼女を部屋で抱きしめていた闕恆遠の元へ、妹の曼妤が親友の悅清禾を連れて帰宅する。
トイレへ向かう途中、ドアの隙間から二人の淫靡で狂おしい情事を目撃してしまった清禾。背徳の快感に体を震わせる清禾と、見られていることに気づき奇妙な興奮を覚える慕羽、そして何も知らない恆遠。
一つの「覗き見」から始まる、一男四女の複雑で濃密な愛憎劇。
文字数 3,613
最終更新日 2026.07.30
登録日 2026.07.30