「元」の検索結果

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ライト文芸 連載中 長編
「いつき、よろしくて?」 築30年のアパートの一室で、ぼさぼさ頭のパジャマ少女がそう言った。 九条アリス、5歳。 国を牛耳る『九条財閥』のひとり娘である。 そんな彼女が、なぜか庶民のアパートに潜伏し、普通の幼稚園に通うことになった。 アリスのお世話係に任命されたのは、口は悪いがめちゃくちゃ家事が得意な元詐欺師、高宮樹。 そして、九条財閥を裏で支える御堂組の若頭、御堂幸一。 更に妙に賢い白猫バロンも加わり、奇妙な共同生活が始まる。 フレンチトーストしか知らなかったお嬢様が、ジャムトーストの美味しさを知り、たこ焼きパーティーに大はしゃぎ。 幼稚園で友だちを作り、公園で泥団子をこねて、少しずつ庶民の暮らしを知っていく。 しかし、ワイシャツに血痕を付けて帰ってくる幸一に震え上がる樹。 裏では財閥令嬢を狙う危険な影も動いていて……? 時には刺客に狙われるアリスを裏から守り、時にはバロンが不自然にくしゃみをし—— 笑って、ほっこりして、たまにハラハラする。 これは、普通の幼稚園児を演じる『財閥令嬢アリス』と、元詐欺師と裏社会のエリート、そして1匹の白猫が織りなす、ドタバタ日常コメディである。
大賞ポイント 583pt
文字数 37,287 最終更新日 2026.07.05 登録日 2026.06.29
ファンタジー 連載中 長編 R15
かつてグランヴェル帝国には、誰もが認める英雄がいた。 神滅の魔剣士——ヘクトル・エルカディオン。 剣技、魔法、その全てにおいて頂点へと到達した最強の騎士。 人々は彼を讃え、次代の勇者とまで呼んだ。 しかし、その全ては一人の少年の出現によって覆される。 突如現れた異邦人、キリュウ・カイト。 剣技も魔法も上手く扱えないはずの彼は、次々と問題を解決し、人々から英雄として称えられていく。 気付けば栄光は奪われ、喝采は消えた。 嫉妬を抱いたヘクトルは、カイトを元の世界へ帰す方法を探し始める。 ——だが、当のカイトはヘクトルを敵視するどころか、誰よりも信頼していた。 英雄の座を奪われた最強騎士と、帰る場所を探す異邦人。 これは、神滅の魔剣士が英雄になれない物語。
大賞ポイント 573pt
文字数 59,895 最終更新日 2026.07.05 登録日 2026.06.26
ライト文芸 完結 短編
茉莉の葬式が終わった。 桔一は夏休みの間だけ甥の莉久を預かることになる。 離婚した元妻の弟だった奏多と一緒に。 「嫌いな食べ物はある?」 そう訊くと、迷った莉久は、なぜか人差し指で桔一を示す。 ――どうして俺を指さした? すべてが真逆な年齢も性格も違う男二人と少年が織りなす、疑似家族ストーリー。 24歳のホストのような元義弟×31歳の不器用な大学講師×声を失った7歳の甥 お気に入り、ハート、大賞投票ありがとうございます!
大賞ポイント 560pt
文字数 19,584 最終更新日 2026.07.02 登録日 2026.06.30
ファンタジー 連載中 長編
【完結済み・全53話・毎日更新】転生×復讐×完全断罪 「この女、リンは神殿の記録を穢した大罪人である。浄化の白光をもって、死刑を執行する」 第一神殿で監査係をしていた私は、ある日、住民たちの切実な声――祈訴が、神殿で大量に消されている事実に気づいた。 しかし、それを暴こうとしたその時…… 冤罪を着せられ、すべてを奪われた。公開処刑の場で、私は苦悶の中で意識を失った。 そしてそのまま―― ……死んだはずだった。 だが、私は生きていた。 瀕死の私は、神殿を不当に追放された元司書長バートランドに救われ、新しい身分を得る。 処刑の衝撃で白くなった髪を切り、名前をフィオナと変え、神殿の末端――記録課の入力係として再潜入する。 特別な能力はない。武器はただ、前世で身につけたIT知識だけ。 ガデルが完全に消去したはずのデータの「書き込みラグ」を探り、断片化された真実を一つずつ拾い集めていく。 私は知っている。神殿の頂点に君臨するガデルが、救済そのものを私物化していることを。 民の祈りを握りつぶし、世界の全権を手に入れようとしていることを。 そして彼が、決して許せない「現代からの転生者」であることを。 目立たず、静かに、誰にも気づかれないまま。 ――ただ一人を除いて。 名もなき記録係として、前世の知識と執念だけを武器に闇に迫る。 ――すべての悪事を暴け。世界が崩壊する前に。
大賞ポイント 554pt
文字数 37,230 最終更新日 2026.07.05 登録日 2026.06.13
恋愛 連載中 長編
 私、イズリア・ミラージュには屑の婚約者がいる。  二歳年上のハンドロック公爵家嫡男シュタイン様だ。元王妹の一人息子で、夫人と国王陛下から溺愛されている。悪さをしても、国王陛下が「許せ」の一言で済ますので、とんでもない勘違い男に成長していた。婚約者である私は、完全にドアマット状態。もしくは、奴隷かしら。  馬鹿らしくて、スルースキルを極めていたら、冷血人形とか悪役令嬢とか言われるようになった。  心から婚約破棄したいけど、この婚約は王命なので、伯爵家である私達からは出来ない。なら、婚家先を潰すしかないよね。
大賞ポイント 534pt
文字数 65,966 最終更新日 2026.03.12 登録日 2026.01.14
ライト文芸 連載中 長編
(7/9頃から連載開始) 白峰(しらみね)グレースは美術品メインの怪盗・ミルフィーユである。盗むことは天才なのだが、素の方(グレース)はドジなのかよく失敗をする。予告した宝石を盗むのに成功したのも束の間、高跳びで乗ったはずの航空機が爆発事故を起こし、砂漠に不時着してしまう。しかも逃げ出すはずが、同乗した中にいた幼女エミリア(八歳)に懐かれ、不本意にも共に大都市を目指すはめに。エミリアは国内屈指の大富豪・プレフォード家の後継者だったのだ。  ヒッチハイクで何とかキャンピングカーを捕まえたものの、それは探偵崩れの元警官・風見省吾(かざみ・しょうご)だった。表向きの役目は令嬢の保護だったが、省吾にも別の思惑がある様子。グレースは身分を偽ったまま、即席バディの子育てがなし崩しで開始する。 エミリアは声を失っていて、手振りか筆記くらいしか会話できない。いつまで正体を偽って接していられるだろうか。腹のうち色々ありの、ぎりぎりホームドラマの強行突破はできるのか? ドタバタコメディ、時にほろり、のお話です。
大賞ポイント 533pt
文字数 2,235 最終更新日 2026.06.30 登録日 2026.06.30
ライト文芸 連載中 長編
五年前、最愛の娘を事故で亡くした白石美咲は、それ以来ひとりで生きてきた。 ある雨の日。 仕事帰りに立ち寄った公園で、迷子の五歳児・悠真を見つける。 同じ頃、悠真を保護しようとしていたのは、強面で近寄りがたい元ヤクザの黒崎蓮。 警察に届けても保護者は見つからず、事情から二人は一時的に悠真の面倒を見ることになってしまう。 子供との関わりを避けてきた美咲。 子供を幸せにする資格はないと思い込んでいる黒崎。 正反対の二人だったが、無邪気な悠真に振り回されるうちに、少しずつ距離を縮めていく。 しかしその裏で――。 悠真の母・彩乃は事故によって記憶を失い、過去を奪われたまま暮らしていた。 そして彼女のそばには、その状況を利用し、夫を名乗る一人の男がいて……。 失った家族。 守れなかった約束。 そして、もう一度見つける居場所。 これは、家族になる予定なんてなかった三人が、本当の家族の形を見つけるまでの物語。 笑って、泣いて、心が温かくなる家族再生ストーリー。
大賞ポイント 520pt
文字数 74,303 最終更新日 2026.07.05 登録日 2026.06.01
ファンタジー 連載中 長編
弱いものを救うための祈りは、世界を救うはずだった。 ある日、幼馴染のレオは獅子のキメラにされた。 15年前の戦争で生み出された生物兵器キメラ。戦争が終わっても、それらは自国であるウォーリア諸国に被害を齎していた。異なる生物が融合し生まれた獣に、人々は恐れ慄き、城壁の中で静かに暮らしていた。 少年・アンリは、キメラになり、自我を無くしたレオと共に旅をしている。 各国に敷かれた、生物をキメラにする魔法陣を壊して回っている。 すべてはレオをキメラに変えた黒幕を突き止めるために。 レオにもらった言葉を抱いて、アンリは旅をする。人が獣になり、獣のような人間が生きるこの世界を。
大賞ポイント 520pt
文字数 62,395 最終更新日 2026.07.05 登録日 2026.06.20
ミステリー 完結 短編
かつて聖堂や学び舎だった建物を再生した、 山あいの小さなホテル。 そこには、何かを終えた人間だけが辿り着くという。 元配信者で、現在は歯科衛生士として働く 館花琴音(たちばな ことね 45歳)は、 自分自身の心の整理のため、 そのホテルに滞在することになる。 静かな夜、ホテルでは 奇妙な「音」が聞こえ始める。 子どもの名前を呼ぶ声、誰かに似た話し方、 あるはずのない沈黙、拒絶された言葉―― それらはすべて、宿泊者自身が向き合うことを避けてきた過去だった。 琴音は探偵でも、裁く者でもない。 ただ、声と沈黙に関わってきた人間として、 彼らが“自分の音を聞く”のを邪魔しない。 再生とは、 許されることでも、元に戻ることでもない。 壊れたことがあっても生きていけると知ること。 全10話で描く、静かな心理ミステリー。
大賞ポイント 516pt
文字数 10,008 最終更新日 2026.04.24 登録日 2026.01.03
ファンタジー 連載中 長編
孤児として路上生活を送っていたギルバートは七歳の時に、黄金色の髪の男とその従者らしい男に命を救われる。 以来、彼らに縁があるらしい農場で、行儀作法や体術などを学びながら、特殊な稼業と思われる彼らの末端の仕事を手伝ってきたが、十四歳になったある日、初めて大きな任務を言い渡される。 それは「王都へ行き、王立騎士団に従騎士として入団し、ある人物と共に近衛騎士を目指すこと」 元の素性を偽り、騎士団へ入団したギルバートだったが、荒くれものが集うと思っていた騎士団は、個性的な同期たちばかり。 しかも「ある人物」というのが、騎士にはまるで向いていそうにない、ギルバートとは正反対の人物。 時に反発し、時に協力しあいながら、騎士を目指す彼らだったが、王国を揺るがす大事件に巻き込まれる。 自分の選んだたった一人の「王」へ、永遠の忠誠を誓う騎士に、ギルバートはなれるのか。
大賞ポイント 515pt
文字数 12,986 最終更新日 2026.07.05 登録日 2026.06.30
恋愛 連載中 長編
かつて日本中を熱狂させ、2年前、突如として解散した伝説のアイドルユニット『Tri;S』。 『Tri;S』の幻影を追うようにアイドルの世界へと飛び込んだ陽乃野みゆがある日社長に呼び出されると……そこで待っていたのは、元『Tri;S』の〈マリカ〉だった。 引退したはずの”推し”との邂逅。そして社長から告げられたのは、みゆと〈マリカ〉の2人でのユニットデビュー。   驚愕しつつも舞い上がるみゆだったが、〈マリカ〉との出会いをきっかけに、〈マリカ〉の秘密と『Tri;S』を巡る因縁へと巻き込まれていくことになる。
大賞ポイント 515pt
文字数 12,164 最終更新日 2026.07.05 登録日 2026.06.30
ファンタジー 完結 長編 R15
勇者として招喚されたおっさんが、折角強くなれたんだから思うまま自由に生きる第二の人生譚(第一部) 想定とは違う形だが、野望を実現しつつある元勇者イタミ・ヒデオ。 結構強くなったし、油断したつもりも無いのだが、ある日……。 色んな意味で変わって行く、元おっさんの異世界人生(第二部) 期せずして、世界を救った元勇者イタミ・ヒデオ。 平和な生活に戻ったものの、魔導士としての知的好奇心に終わりは無く、新たなる未踏の世界、高圧の海の底へと潜る事に。 果たして、そこには意外な存在が待ち受けていて……。 その後、運命の刻を迎えて本当に変わってしまう元おっさんの、ついに終わる異世界人生(第三部) 【小説家になろうへ投稿したものを、アルファポリスとカクヨムに転載。】 【第五巻第三章より、アルファポリスに投稿したものを、小説家になろうとカクヨムに転載。】
大賞ポイント 512pt
文字数 1,146,573 最終更新日 2024.11.21 登録日 2024.01.06
ファンタジー 完結 長編
地味デブ眼鏡の冴えないOL花岡和代。 ある日テレビCMで見たランジェリーに一目惚れ。 この可愛いパンツが似合う素敵な女性になってやる!と一念発起。 ジムやエステでダイエットを頑張り、眼鏡をコンタクトに替えて美女に変身。 生まれて初めてのミニスカートを履いて街へ繰り出す和代。 あと少しで憧れのランジェリーショップに到着するはずが、ある事で死亡してしまう。 大きな未練を残して死んだ和代に、神様が新しい人生をプレゼントし、剣と魔法のファンタジー世界に転生。 新しい世界で17歳の真白として生きることになった元・和代。 神様に与えられたエステスキルは人々を癒したり魔物とのバトルにも使えます。 そして真白にはもう一つのチートスキル『羞恥心』があった――― ある少女を奇麗にしたことがきっかけで自分のエステサロンを開業することが目標になった真白は、仲間と共に夢へ向かって走り出す。 絆と再生の日常系バトルファンタジー、ここに開幕!
大賞ポイント 511pt
文字数 110,377 最終更新日 2026.05.28 登録日 2025.11.02
SF 連載中 長編
 時は西暦2412年、荒廃した世界が落ち着きを取り戻してから数十年が経ったころ。旧東京都足立区の一角には政府配給に頼り切らない豊かさを求める若者たちが集う場所があった。  と言うのは建前で、行政によって決められる人生設計を嫌い逃げてきた者たちが身を寄せ合って生きている地域と言うのが実のところ。そのようなはみ出し者たちが集まったグループが多数集まっているのが、比較的政府監視の緩いこのエリアである。  『佐倉荘』はそのグループの集う若者支援アパートの一つだ。佐倉荘は復興期前より代々この地区で農園を営んでいる丹羽家が管理運営しているのだが、管理人の『丹羽寅治郎』もまたはみ出し者だった。  そんなはみ出し者たちが暮らす佐倉荘に新たな住人『佐倉小櫻』がやってきた。彼女はまだ十七歳の少女だが、事情により親元を離れ一人で暮らすことになったのだ。  今まで不自由なく生きてきた小櫻にとって佐倉荘の面々や取り巻く環境は非常識に写り驚くことばかり。それでも監視管理社会とは異なる生き様を目の当たりにしてある種の感銘を受ける部分もあった。  とはいえ今まで常識的に生きていた小櫻にとっては毎日が事件のようなもの。果たして平穏無事な日常生活を送ることはできるのだろうか――
大賞ポイント 511pt
文字数 75,219 最終更新日 2026.07.06 登録日 2026.06.01
ファンタジー 連載中 長編 R15
【累計23,000PV御礼】【HOTランキング最高36位】  これは、贖罪のために罪を重ねる「勇者狩り」の物語――  平凡なモブ大学生である僕、如月悠斗(キサラギ ユウト)はかつて異世界に召喚され、魔王を倒した元勇者だ。しかし異世界ために戦った僕の行いは現実世界の滅びを招くものだった。なぜなら転移の女神に与えられたチート能力こそが世界を滅びへと導く罠だったからだ。  異世界転移が多数発生する現代日本において転移者の奪還は世界の滅亡を防ぐために急務とされた。だから僕達は異世界へと召喚、転生した「勇者」の後を追い、彼等を狩る。女神の意思に逆らって。  これはそんな僕達「勇者狩り」の贖罪の物語だ――。 ※「小説家になろう」にて第1部完結 ※カクヨム/Nola/ハーメルン等でも後追い掲載しています
大賞ポイント 510pt
文字数 206,973 最終更新日 2026.07.05 登録日 2026.06.06
ファンタジー 連載中 長編
双璧のRF〜恩返しされたオッサンが大型人型重機で現場仕事〜の スピンオフ作品です。第1部の主人公、 ヨシュタル・ガノスンは死亡してから 閻魔大王の元で尖兵となり、 異世界『ギガンディスタ』で任された 任務を全うする為、 全力で立ち向かう!! 注・画像はAIによるもので、仮のデザインとなります。 また、読みやすくする為、加筆・修正など御座いますがご容赦くださいませ。
大賞ポイント 507pt
文字数 10,230 最終更新日 2026.07.05 登録日 2026.06.25
ミステリー 完結 長編
水野東伍、27歳。社会科教諭。 東伍には、小林陽子という同い年の恋人がいた。だが半年前に彼女は失踪。恋人を想い眠れぬ夜を過ごす中、ある日ひとりの少女が東伍の元を訪ねてくる。 「水野先生」 口元に特徴的なホクロを持つ少女。くるくると軽い黒髪に薄い瞳の少女は、突然おかしなことを東伍に告げる。 「陽子。私、小林陽子よ」 「……え?」   少女はどうして陽子を名乗るのか。 目的は? 本物の陽子は一体どこに? 少女は何かを知っている。恋人の失踪だけでなく、東伍自身の過去と未来に深く関わる、何かを。
大賞ポイント 504pt
文字数 134,127 最終更新日 2025.12.18 登録日 2024.06.28
ファンタジー 完結 短編 R15
 世界をう救よう、王国より命じられた者勇は、世界をう救旅に出る。物魔を殲滅し、者勇は源根の悪諸である王魔の元へ向かう。
大賞ポイント 504pt
文字数 6,083 最終更新日 2026.06.16 登録日 2026.06.16
キャラ文芸 完結 長編
シベリアの永久凍土から発見された、身元不明の凍結遺体。 北海道大学低温科学研究所の大学院生・氷室雫が、その異常な温度上昇を確認した夜、凍っていた男は突然目を覚ました。 「一ノ瀬! これを食え! 一粒三〇〇メートルだぞ!」 男の名は、度会源蔵。陸軍軍曹、肉体年齢四十八歳。 彼の時間は、昭和二十年のシベリアで止まっていた。 日本が敗れたことも、帝国陸軍が消えたことも知らない源蔵は、死んだ戦友・一ノ瀬から託された一枚の写真を胸に、東京へ向かおうとする。 目的は、写真を一ノ瀬の家族へ届け、八十年前の約束を果たすこと。 研究室で起きた「事故」を隠したい雫は、仕方なく源蔵を追う。 スマートフォンを無線機と疑い、コンビニを補給所と呼び、現代の平和に軍隊式の規律で立ち向かう源蔵。 乾いた皮肉で受け流す雫。 噛み合わない二人は、札幌から函館、青森、東北を経て、東京を目指す。 だが、旅の途中で源蔵を待っているのは、八十年後の豊かな日本だけではない。 敗戦。 消えた国家。 帰れなかった者たちの時間。 そして、一ノ瀬を救えず、自分だけが生き残った記憶。 雫もまた、亡き恋人の最期に間に合わなかった痛みを抱え、自分は何もできなかったと信じ続けていた。 これは、八十年遅れで帰ってきた一人の兵士が、死んだ戦友との約束を果たす物語。 そして、救えなかった者同士が、過去を消すのではなく、その先へ歩き出すためのロードノベル。
大賞ポイント 504pt
文字数 127,880 最終更新日 2026.06.27 登録日 2026.06.17
ファンタジー 完結 短編
魔王を討ったはずの俺は、冤罪で追放された。 功績は奪われ、婚約は破棄され、裏切り者の烙印を押された。 信じてくれる者は、誰一人いない——そう思っていた。 だが、辺境で出会った古代魔導と、ただ一人俺を信じてくれた彼女が、すべてを変えた。 婚礼と処刑が重なるその日、真実をつきつけ、俺は、王都に“ざまぁ”を叩きつける。 ……でも、もう復讐には興味がない。 俺が欲しかったのは、名誉でも地位でもなく、信じてくれる人だった。 これは、ざまぁの果てに静かな勝利を選んだ、元英雄の物語。
大賞ポイント 244pt
文字数 11,187 最終更新日 2025.11.03 登録日 2025.11.02
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