「ぐ」の検索結果

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歴史・時代 連載中 長編
​怪物は死んだ。しかし、その絶命の残響は新たな怪物を産む。 大久保長安、駿府にて病死。実子は全員切腹。 遺体は掘り起こされ、安倍川の河原で首を晒された。 ​慶長末期。公儀の総目付・柳生但馬守宗矩は、大大名をも凌ぐ権勢を誇った怪物の足跡を、天下の台帳から完璧に「漂白」したはずだった。 ​だが、主を失ったはずの職能たちは、むしろ主が死んだからこそ、なりふり構わずその仕組みを私物化し、勝手に動き始める。 ​神の声を騙り、闇の連絡網をその足で繋ぐ歩き巫女。 梁の軋みを聞く算術家と、泥の深さを読む山師。 荷重の均衡を脳裏に叩き込み、闇の流通を担う荷役屋。 故郷の嘘の文字に縋る異邦人と、人間の人格すら偽造する書類屋。 ​公儀の目の届かない地下の配管で、歪みは滑らかに繋がり始めていた。 ​「……まだ、閉じておらぬか」 ​網の目を追う宗矩が、柳生の最深部に眠る「もう一人の怪物」の気配に気づいたとき、世界の骨組みが微かに軋む音を立てた。 ​これは、本尊なき世界で蠢く、職能の怪物たちの自律分散型ノワール。 ​──世界のあちこちに、あの怪物の『残響』だけが、まだ響いている。
大賞ポイント 4pt
文字数 18,984 最終更新日 2026.07.06 登録日 2026.06.28
ファンタジー 連載中 長編
革命が起きた。 その発端は、神官の手記に記されていた。 すべての始まりは、「悪魔」と呼ばれた一人の少女だった。 黒髪と赤い瞳――この世界において忌み嫌われる象徴を持つ、名もなきモブの少女。 理由もなく迫害され、居場所を奪われた彼女は、絶望の果てに星へ祈る。 「すべてが、終わりますように――」 星がその願いに応えたか、あるいは神の気まぐれか。 何者でもない「それ」が、少女へと憑依転生する。 前世の記憶はない。だが、自分が「転生した」という認識だけはあった。 自分は誰なのか。 なぜ自分なのか。 ただ一つ、理解したことがある。 この世界は、どうしようもないほどの絶望に満ち溢れていた。 少女の願い――「すべてを終わらせる」。 それはすなわち、この世界そのものへの復讐だった。 かくして始まるのは、帝国と世界を破滅へ導く「復讐革命」 しかし、その前に立ちはだかるのは、異世界を救うと称する「転生者たち」。 俺TUEEの勇者、悲劇を背負った悪役令嬢、都合のいい奇跡に愛されたヒロインたち。 だが彼らは、本当に救世主なのか。 彼らの裏に潜む欺瞞を見抜いた「それ」は、世界の歪みそのものを断罪していく。 これは、名もなき「モブ令嬢」がすべてを壊す物語。 復讐のための革命譚。 「お前たちは、異世界転生を舐めている」
大賞ポイント 4pt
文字数 10,724 最終更新日 2026.06.29 登録日 2026.06.29
ミステリー 連載中 短編
『悪役。今回はお前も一緒に帰るぞ』 前作の激闘から4ヶ月。平穏を取り戻しつつあった須藤颯(すどう はやて)たちの前に、突如として校内放送が響き渡る。それは、あの命がけのデスゲーム『Rust Gamble』の第三幕の幕開けだった。 新たな舞台「白亜宮(はくあきゅう)」に集められた23名の参加者。その中には、かつてゲームを支配し、4ヶ月前に颯たちと再会を約束して処刑されたはずの元主催者――コードネーム【CROWN】の姿があった。 上層部の裏切り者として命を狙われるCROWN。彼の死亡は「参加者全員の即処刑」を意味するという最悪のルールが課せられる中、颯たちは「誰も見捨てない」という信念を胸に理不尽なゲームへ挑む。 ゲームが進むにつれ明かされる、CROWNの「神族」としての哀しい過去、そして仲間の一人・神楽亜門(かぐら あもん)が隠していた「人工神族」としての秘密。上層部が送り出す最終殲滅兵器《SERAPH》、そして全てを喰らう巨人《EDEN》を前に、暴走する神の力。 絶体絶命の危機の中、颯はCROWNを救うため、自らに禁忌の「魔族の血」を宿す決断を下す――。 神と魔、相反する二つの翼が重なるとき、計算不可能な奇跡が楽園を打ち砕く!
大賞ポイント 4pt
文字数 5,330 最終更新日 2026.07.06 登録日 2026.06.30
ファンタジー 完結 長編 R15
神託勇者であるイシュアンは、無気力で怠惰な生活を送っていた。 日銭を稼ぐだけで、人々を助けようとも、積極的に戦おうともしない。寧ろ、「面倒」「戦いたくない」とぼやく始末。 そんな彼の前に、押しの強すぎる少女、ナディスが現れた。 彼女は無気力なイシュアンを引っ張って依頼へと連れ回す。本人の意思そっちのけで、生活へとめり込んでくる。 拒絶したいのに、しきれない。なぜ彼女が自分に構うのか、理由もわからない。 イシュアンは困惑しながらも、流されるように彼女と行動を共にするのだが⋯⋯。 かつての過去が、イシュアンを再び捉えようと手を伸ばしていた。 期待と善意は、果たして救いなのか?複雑な人間模様と矛盾した感情を描いた、救済ダークファンタジー。 ーーーーーーーーーー ダークファンタジーなので暗いです。爽快系ではありません。 最終的にはハッピーエンドですが、重めの話なのでご注意ください。 完結しました!R15は残酷表現対策です。 エブリスタにも公開中。
大賞ポイント 3pt
文字数 99,827 最終更新日 2026.06.18 登録日 2026.05.19
ファンタジー 完結 短編
新米見習い騎士のマリウスは、ある日、予算をめぐって言い争いをする宰相閣下レイヴンと騎士団長アシュフォードを目撃し、そのあまりの見目の良さに萌えてしまった……! このふたりと共に隣国の街へ交易交渉に赴くことになったマリウス。 尊死ぬことなく、任務を完遂できるのか――……? (※全9話、2万字程度で完結予定です)
大賞ポイント 3pt
文字数 19,549 最終更新日 2026.06.16 登録日 2026.06.10
ライト文芸 連載中 ショートショート
 埼玉県北西部の町・橙ヶ丘町。地上商店街の端で時計修理店を営む四十七歳の拓磨は、閉館寸前の山頂水族館レオを残すため、赤い時計型の募金箱を修理していた。口は悪いが、壊れた機械と交わした約束だけは放っておけない男である。  地域紙記者の柚希は、噂を拾う足が早く、拓磨の一個下の幼なじみに近い存在。彼の疑いを晴らすため、喫茶店店主の璃心、元設計士の玲英、町営バス運転士の泰梧、絵描きの菜泉、ケーブルカー整備員のまなぶ、観光協会事務担当の菜央香を巻き込み、町に残された小さな違和感を集めていく。  寄付金締切日の夜、赤い時計型募金箱から山頂水族館の改修寄付金が消えた。防犯映像に映っていたのは、拓磨と同じ橙色の作業着を着た男。さらに二十年前、拓磨がケーブルカー保守費の不正をめぐって町を去った過去まで掘り返される。  拓磨は本当に地上にいたのか。それとも、山頂で泳げない魚レオの水槽ポンプを直していたのか。赤い時計に残った橙色の粉、半音だけ高い発車ベル、熱で浮かぶ古い階段道、旅人の写真、寄付金台帳の削除履歴。町の人々が一度は飲み込んだ言葉を持ち寄るとき、無実の罪と、二十年前から続く沈黙がほどけていく。
大賞ポイント 3pt
文字数 55,530 最終更新日 2026.07.07 登録日 2026.05.25
ファンタジー 連載中 長編
男系の正統こそが国を継ぐと信じられてきたレギオン帝国。 神器奉覧祭の日、皇太子アルトリウスは国の宝である聖剣レギオンを抜けなかった。 代わりに聖剣を抜いてしまったのは、祭壇に忍び込んだ貧民街の女盗人――リオ・ヴェイル。 彼女はただ、聖剣のまわりにある宝玉や聖印を盗み、売って、貧民街の仲間を逃がす金にするつもりだった。 だがリオは、かつて帝国史から“悪女”として消された令嬢の末裔だった。 「あの女を、勇者にするな」 帝国は聖剣の奪還と、リオの抹殺を同時に命じる。 勇者になりかけた女盗人は、勇者になることを拒んで逃げ出した。 抜けば勇者にされる。 英雄の運命に絡め取られる。 だからリオは、二度と聖剣を抜かないと決める。 戦うのではなく、盗む。 布告。 名簿。 逃げ道。 検問の段取り。 皇太子の御内意。 国が人を追い詰めるために使う仕組みを片っ端から盗み、国家まるごと出し抜いていく。 一方、聖剣を抜けなかった皇太子アルトリウスはリオを追う。 彼女は帝国の敵だ。 彼女を勇者にすれば、男系の正統で支えられた帝国は揺らぐ。 彼女を殺せば、聖剣と七国結界の柱を失う。 殺さなければならない。 なのに、目が離せない。 王族や貴族の女には何の興味もなかった皇太子は、自分が抜けなかった聖剣を抜いた女に、いつしか心を乱されていく。 首にかかった懸賞金、金貨千。 聖剣ごとなら、三千。 売ってばらして逃げ切るはずだった。 なのに気づけば、毒舌の婆も、腹を空かせた子供も、帝国が捨てた者たちも背負っている。 英雄の称号も、選ばれし運命もいらない。 ほしいのは飯と、薬と、仲間の数だけ揃う逃げ道だ。 そしてやがて、本物の七神器は、国家が捨てた女たちを選び始める。 これは、勇者になりそこねた女盗人が、聖剣も、名前も、正統性も、英雄譚そのものも盗んで、七神器の伝説ごと帝国を盗む物語。
大賞ポイント 3pt
文字数 11,454 最終更新日 2026.06.30 登録日 2026.06.29
ファンタジー 連載中 長編
王家の秘密が明かされるとき、勇者の血潮が物語るものとは。 勇者は死んだ。魔王領から名誉の帰還を遂げた、その謁見の間で。 その血潮を継ぐ者が、勇者の冒険の真実を探す旅に出る。
大賞ポイント 2pt
文字数 42,019 最終更新日 2026.06.24 登録日 2026.04.29
ファンタジー 連載中 長編
快楽殺人者、影山千尋は今日も衝動を抑えられなかった。楽しそうに血で魔法陣を描くと魔法陣が光り出す。 千尋は異世界に転生し、2人の少女とゴブリンに出会う。どちらを殺すのか…
大賞ポイント 2pt
文字数 85,355 最終更新日 2026.06.27 登録日 2026.06.03
児童書・童話 完結 長編
私立翠栄学園に転校してきた高校1年生・貴大は、始業式の日に旧校舎の書庫で「時限封書(タイムレター)」と名付けられた奇妙な手紙を見つける。封書には、70年前の生徒が遺した暗号と、「真の継承者は“学園の宝”を手にせよ」と書かれていた。 封書の謎をきっかけに、貴大は同級生の翠、隼斗、沙紀、幸大、りな、修平、穂波とともに、学園内外に仕掛けられた「学園宝探究(トレジャー・サーチ)」に挑む。彼らの前に立ちはだかるのは、折り紙パズル、音響反射、天文の星座暗号、紙飛行機の物理実験、料理の順番ロジックなど、多彩な謎と仕掛け。 物語が進むにつれ、学園に隠された謎は昭和期の失踪科学教師・黒崎泰造の「未公開の発明」にもつながっていく。黒崎が遺した〈絆装置(キズナ・デバイス)〉とは何か? それは「人と人の思考と感情を同期させる」という、科学と想いが融合した奇跡の装置だった。 しかし、研究の価値に目をつけた外部企業が現れ、装置を私物化しようと動き出す。仲間を守るか、成果を公にするか――。 試されるのは、知恵と協力と、それぞれが抱える小さな不安や希望。 人から学ぶことで前に進む貴大、感謝されることが励みの翠、本番に弱いけれど礼儀正しい隼斗、支える立場を貫く沙紀、直感勝負の幸大、冷静さと自己主張を両立するりな、多忙でも学ぶことを忘れない修平、そして淡々と努力を重ねる穂波。八人の成長と連帯の物語は、やがて学園全体、そして市全体へと波紋を広げていく。 「謎を解く」ことは、「人を知る」こと。 最後の暗号は、きっと“君の中”にもある。
大賞ポイント 2pt
文字数 57,344 最終更新日 2025.07.28 登録日 2025.07.04
ファンタジー 連載中 長編 R15
野望を抱く王子と魔法使い殺しが紡ぐ優しい物語 「冷酷無慈悲な魔法使い殺し」と恐れられながらも王子を過保護に甘やかさす最強の魔法使いと、そんな魔法使いを慕いながらも野望を秘めた王子が紡ぐ優しいストーリーです。 冷凍睡眠から目覚めた、最強の魔法使いセツ。 彼を慕う第二王子ロワメールと魔法使いギルドの裏切り者を追いますが、王子はなにか秘密を抱えていて……。 事件を追う旅の中で、少しずつ明らかになる王子の野望とは。 王子の願いを知った時、きっとあなたの予想は裏切られているはず――。 群島国家・皇八島を舞台に、色々な島を旅し、多くの出会いを経験しながら、大切な人を救うために、悩み迷いながらも頑張る王子の成長譚です。 小説家になろう、カクヨムでも掲載しています。
大賞ポイント 2pt
文字数 581,982 最終更新日 2026.07.01 登録日 2024.03.31
ファンタジー 連載中 長編
魔王軍との戦争が続く異世界には、傷を瞬時に塞ぐ回復魔法が存在していた。 裂けた皮膚は閉じる。 折れた骨はつながる。 流れた血は止まる。 治癒術師たちはそれを「救済」と呼んでいた。 けれど、救われたはずの人々は、元の生活には戻れていなかった。 剣を握れなくなった兵士。 眠れなくなった子ども。 食事を拒む片腕の騎士。 傷は塞がったのに、立ち上がる意味を失った者たち。 現代日本で作業療法士として働いていた黒瀬灯真は、患者を助けようとして命を落とし、異世界で勇者として目を覚ます。 だが、彼が最初に手にしたのは、魔王を討つための剣ではなかった。 倒れた兵士の呼吸を見て、出血を押さえ、震える手に触れることだった。 「傷が塞がっただけじゃ、人は救われない」 勇者として剣を取り、作業療法士として人の暮らしに手を添える灯真。 彼には、人々の中に残る“失われた生活の断片”を見る力があった。 一方、魔王の呪い《灯喰い》は、人から生きる意志、役割、誇り、明日を望む小さな灯を奪っていく。 神官組織に属する若き治癒術師リュミナは、灯真の行動に戸惑う。 片腕を失った元騎士イリスは、生き残った自分に価値を見いだせず、差し出されたスープさえ拒み続ける。 魔王を倒せば、本当に世界は救われるのか。 命を助けることと、その人がもう一度生きていくことは同じなのか。 これは、回復魔法では治せないものに向き合う勇者の物語。 壊れた世界で、人がもう一度「自分の人生」を取り戻すための、暗く、静かで、あたたかなダークファンタジー。
大賞ポイント 2pt
文字数 96,659 最終更新日 2026.06.08 登録日 2026.06.08
ライト文芸 完結 短編
「無害、無価値、無味無臭? でも、私の世界はこのゲーセンで閉じてていいの」 将来の夢もなく、冴えない毎日をやり過ごしていた女子高生・神林璃乃(りの)。彼女の唯一の密かな才能は、絵を描くこと。 そんなある日、地元のゲームセンターで、息をのむほど美しいお嬢様・美野こころと最悪で最高な出会いを果たす。 トゲのある態度で璃乃を翻弄するこころだったが、実は彼女の正体は、璃乃が大ファンであるネット小説家『ロコノミ』氏だった! 「私の小説の挿絵を描きなさい。断ったら絶交」 強引に始まった二人の共同創作。 眩しいほどの才能と、強引なこころの熱意に引っ張られ、璃乃の世界は鮮やかに色づき始める。 だけど、こころが急ぐ文字の裏には、あまりにも残酷で切ない「タイムリミット」が隠されていて――。 凸凹な二人が駆け抜けた、ひと夏の眩しすぎる創作青春ストーリー。 彼女が遺した日記の最後、そこに綴られていた本当の想いとは? ――「忘れない。忘れるわけない。こんな美少女のこと」
大賞ポイント 2pt
文字数 39,114 最終更新日 2026.06.28 登録日 2021.08.01
ファンタジー 連載中 長編
気づいたら――私は“ゲームの中のダークエルフ少女”になっていた。 普通の女子高生・佐藤月(ルナ)。 オンラインゲームが大好きで、昨夜も徹夜で遊んでいたはずなのに…… 目を覚ますと、そこは見知らぬ森。 しかも自分の姿は、ゲームで使っていたダークエルフのアバターそのものだった。 理由もわからないまま、この世界で仲間ができ、戦いに巻き込まれ、 いつの間にか“勇者の相棒”と呼ばれるようになっていた。 ――そして今、私は敵の幹部との死闘の最中にいる。 圧倒的な力を前に、何度も死にかける私を救ってくれたのは、 いつも隣に立ってくれた勇者だった。 ……そのはずだった。 戦いの最中、勇者は静かな無表情で私を見つめ、 次の瞬間――その剣は、私の胸を貫いた。 裏切り? それとも、何か理由があるの? 血に染まる視界の中、走馬灯のように蘇る記憶。 出会い、笑顔、戦い、そして勇者と歩いた日々。 これは、 “勇者に殺された少女”が紡ぐ、もう一つの物語。
大賞ポイント 1pt
文字数 84,952 最終更新日 2026.05.12 登録日 2026.04.17
ファンタジー 完結 長編
2021年から始まった探偵物語は、 2024年、マウトが明かした衝撃な事実で急展開を迎えた。 遥が30の歳を迎える6月10日。 その期日までに遥が翔太を殺さなければ———— 「極秘披露宴?」 「ええ。興味あるでしょう?」 2028年。 期日を迎えるこの年、遥と涼子が探るは雅楽。 古のしきたりに翻弄された二人は、今度も窮地を免れない。 舞台は京都、三越邸。 遥と涼子、ついに決裂? 冥界vs黄泉の行方は? 九条は最狂施設に挑む! 正真正銘のラスト。彼らに待ち受ける、結末とは。 ※こちら全3部作の3部作目、 1、カエルレア探偵事務所《上》 〜始まりの花〜 2、カエルレア探偵事務所《中》 〜アクビスの里〜 に継ぐ、続編になります。
大賞ポイント 1pt
文字数 207,022 最終更新日 2024.03.03 登録日 2024.02.20
ファンタジー 連載中 長編
世界を救った勇者は、英雄ではなかった。 魔王討伐後、 人々は再び争いを始め、 国は勇者を利用し、 神は沈黙した。 救うために戦い続けた勇者は、 やがて知る。 己が世界を救う存在ではなく、 神により繰り返し生み出される“終焉”であることを。 絶望の果て、 勇者の前に現れたのは、 世界へ反逆した黒衣の男。 その男は静かに告げる。 「利用されたのさ。全ての者に。神にさえもな」 それは、 幾度となく世界を救い、 そして絶望してきた未来の自分だった――。 終われない勇者たちが紡ぐ、 反逆と絶望のダークファンタジー。
大賞ポイント 1pt
文字数 6,364 最終更新日 2026.07.02 登録日 2026.06.09
ファンタジー 連載中 長編
  この場合(ばあい)。5年間ほど。大部屋病室(おおべやびょうしつ)の男の僕への、おみまいに、大面会(だいめんかい)だった。来客者(らいきゃくしゃ)チーム。むれのわくぐみのむれに、男の僕は、大感謝文(だいかんしゃぶん)かもしれない。 スーパーリアルタイム進行(しんこう)の、共同通信(きょうどうつうしん)であり、何(なに)もできなかったことは、ない。そう。仮想大演算(かそうだいえんざん)の、ハイパーリニューアルエリアの、人工(じんこう)タイムマシーン大処理(だいしょり)だ。
大賞ポイント 1pt
文字数 2,896 最終更新日 2026.06.27 登録日 2026.06.20
ファンタジー 連載中 長編 R15
 現実世界で命を落とした青年は、主たる記憶を失い、暗闇を漂っていた。  彼の魂が完全に消滅する寸前、とある悪魔が契約を持ちかけてきた。 「お前を異世界に転生させてやろう。その世界で戦いに明け暮れるのだ。すぐにお前は、勇者と呼ばれるほどの活躍を成し遂げることだろう」 「……悪魔を名乗る者が、そんな話を持ちかけるとは……何か裏があるのだろう」 「鋭いな……さすが、我が目を付けるだけのことはある。お前には、我が力を分け与えてやろう。特別な能力も。ただし、条件がある。力を使うごとに生娘と契りを結び、その快楽を我にも分け与えるのだ」  ――後の『闇堕の勇者』誕生の瞬間だった。
大賞ポイント 1pt
文字数 34,294 最終更新日 2026.06.22 登録日 2026.06.22
ファンタジー 連載中 長編
はるか昔の神代、気まぐれな女神たちに仕え、命を落とした二人の巫女がいた。 彼女たちは五百年のときを経て、神なき時代に生まれ変わり、「普通の人間」として生活を送っていた。 幼い頃から前世の記憶を持っていた二人は、ついに再会を果たす。かつては運命をともにした似た者同士、時代や見た目が変わっても、当たり前のように打ち解けた。 ――しかし、現世における二人の境遇には、異様なまでの「差」があった。 前世と現世の想いが行き交う、シスターフッド・ファンタジー。
大賞ポイント 1pt
文字数 25,545 最終更新日 2026.07.02 登録日 2026.06.25
現代文学 連載中 短編
何年も会っていなかった男から、犬が死んだというメールが届いた。 その犬を迎えに行った日、僕は彼の隣にいた。母の在宅介護に追われ、恋人を失い、仕事まで変えざるを得なかった頃のことだ。 仕事の相談を口実に再会した彼は、やがて僕の家へ来るようになり、近所へ越してきた。人を遠ざける母が、なぜか彼だけは可愛がり、僕がいない午後には話し相手までしてもらっていた。 「ピーくんがいるから、あんたは出かけてもいいよ」 母がそう言った日、僕は少しだけ自由になり、少しだけ寂しかった。 家族でも恋人でもない。けれど僕らは、母のいる家と犬のいる家の鍵を持ち合っていた。 黙って去った親友を、僕は責めなかった。だから彼は、犬の死だけは伝えてくれたのかもしれない。 これは、名前のつかない十年弱の時間をめぐる、男二人の相棒譚。
大賞ポイント 1pt
文字数 3,183 最終更新日 2026.06.29 登録日 2026.06.29
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