「仕事」の検索結果
全体で11,877件見つかりました。
幼い頃から王妃教育を受けてきた公爵令嬢セシル。
王太子ルイスと婚約を結んでからというもの、彼の仕事を陰で支え続け、その評判をつなぎ止めてきた。
けれどルイスの心は、子爵令嬢ロザリーに向いていた。
手柄はルイスのものに、居場所はロザリーのものにされ、それでもセシルは何も言わずに務めを果たしてきた。
しかしある日、ルイスは悪びれもせずに告げる。
「君とは子どもを作らない。世継ぎはロザリーに産んでもらう。君は務めだけ果たしてくれればいい」
そしてその日、セシルは婚約を終わらせると決めた。
文字数 81,942
最終更新日 2026.11.07
登録日 2026.10.16
婚約者のロデリクを支えるため、侯爵家の仕事を懸命にこなしてきたセリナ。
晩餐の準備も、客人への気配りも、すべては彼の役に立ちたかったから。
けれど、その手柄はいつも従妹のミレアのものになり、ついには婚約者の隣の席まで譲るよう求められてしまう。
「君は裏方のほうが得意だろう」
当然のようにそう告げるロデリク。
さらにセリナは、亡き母から受け継いだ大切な屋敷「白樫荘」の利用権まで、知らないうちに勝手に約束されていたことを知る。
何度訴えても、彼はセリナの気持ちを理解しようとしない。
――もう、私の大切なものを、誰かのために差し出すのはやめよう。
婚約を解消し、自分の屋敷で新たな暮らしを始めたセリナ。
そんな彼女の前に現れたのは、彼女の意思を尊重し、対等に向き合ってくれるレイス公爵イヴァンだった。
一方、かつての婚約者たちが勝手に交わした約束には、思いもよらぬ問題が隠されていて……。
奪われた手柄、踏みにじられた約束、そして自分の名前で選ぶ未来。
これは、誰かのために生きてきた令嬢が、自分の居場所と誇りを取り戻し、本当に大切にしてくれる人と幸せを掴むまでの物語。
**【婚約解消/自立する令嬢/元婚約者へのざまぁ/誠実な公爵との恋愛/ハッピーエンド】**
文字数 58,347
最終更新日 2026.11.07
登録日 2026.11.02
「マリエルを妻とし、生涯を共にすることを誓います」
王太子との結婚式。王族も各国の使節も見守る祭壇で、新郎が呼んだのは、私ではなく愛人の名前だった。
予行の原稿を書いたのは私だ。読み違えないよう、自分の名前だけ大きな字にしておいたのに。
「すまない。もう一度」
笑って済ませようとする殿下に、私は神官長への質問を一つ。
「神の前で誓った言葉は、取り消せるのでしょうか?」
消せない記録。言い繕う新郎。そして、私の返事を待たずに決められた誓い。
家に戻る部屋はない。結婚のために辞めた仕事にも、戻れる保証はない。
それでも、私が何を誓うかは、私が決める。
元写字官の花嫁が、自分の名前と人生を取り戻す、静かで痛快な婚礼の物語。
【お知らせ】
第1話は短編版です。第2話以降は婚礼前の出来事やその後の暮らし、王太子のその後などを加えた長編版となります。短編版の続きではなく、物語の最初から描いており、テンポは短編版の方が良いですが、興味のある方はお読みいただけると嬉しいです。全18話です。
また、指摘いただきタグを見直しおてります。間違ったタグをつけており申し訳ございません。
ご指摘ありがとうございました。
文字数 57,408
最終更新日 2026.11.07
登録日 2026.10.31
「イヴェット、この首飾りを鑑定してくれ。贈り物にふさわしい額をつけてな」
夫が私の作業台へ連れてきたのは、愛人だった。
彼女の胸元には、金の花びらに囲まれた青い石が揺れている。
石の奥を覗いた私は、息を呑んだ。
小さな白い点の並び。結婚前、私が帳面に描き残した特徴と同じだった。
一週間前、夫は母の首飾りを売ったと告げた。
買い手はもう遠方だと。名前も売却の記録も、教えてはもらえなかった。
それなのに、母の石は愛人への贈り物に作り替えられていた。
「妻の物なら家の物だ」
私の形見を奪い、今度は私の署名で贈り物に箔をつけるつもりらしい。
私は婚前の帳面を開き、新しい枠を作った工房へ照会する。
力を貸してくれたのは、以前から私の仕事を認めてくれていた宝飾商だった。
母の思い出に言葉が詰まっても、彼は結論を急かさず、私の話を聞いてくれた。
夫が客を集め、愛人への贈り物を誇る披露会。
そこで鑑定結果を告げるのは、私だ。
母の形見も、私の仕事も、あなたの物ではありません。
自分の名で事実を書いた妻が、形見と仕事を取り戻し、新しい恋を選ぶ物語。
全6話・ハッピーエンド。
文字数 12,474
最終更新日 2026.11.06
登録日 2026.11.06
「ウォルデン家へ婿入りするのは、お前だ」
伯爵家の長男エドワードに告げられたのは、弟に来ていた縁談への婿入りだった。
実子のノアに家を継がせたい継母が望み、父が決めた候補の変更。
兄弟の考えを尋ねる前に、話は進められていた。
弟も、兄が家を出ることを望んではいなかった。
それでも、父の決定は変わらない。
そんなエドワードに、婿入り先の令嬢リディアは尋ねる。
「あなたご自身は、どのような暮らしを望んでいますか」
話を聞き、意見を交わし、自分の意思で選んだ婚姻。
妻と仕事を分かち合い、暮らすうちに、彼は新しい家に居場所を見つけていく。
離れても続く、弟との手紙。
仕事が終われば、一緒に庭を歩く妻。
一方、「二人の将来を整えた」と誇る継母の説明には、少しずつ疑問が向けられ始めていた。
息子たちのためにしたことだと、彼女は信じている。
けれど、その息子たちが何を望んでいたのかを、聞こうとはしていなかった。
文字数 53,957
最終更新日 2026.11.07
登録日 2026.10.25
宮廷薬師のエリオは、調合も仕入れも帳簿も医師の補助も一人で引き受けてきた。
それが当たり前だと思っていた。
筆頭薬師に「お前の代わりはいくらでもいる」と言われるまでは。
言われたとおり、代わりを用意しよう。
エリオは七日で三人の後任を育て上げ、辞表を置いて王都を出た。
行くあてもなく門をくぐったところで声をかけてきたのは、冷血と噂される北の辺境伯ディートハルト。
軍医を失った砦に来てほしいという。
辺境で待っていたのは、仕事をすれば礼を言われ、無理をすれば叱られる毎日。
そして口数の少ない辺境伯が、なぜかいつも隣にいる。
一方そのころ王都では、三人がかりでも宮廷薬局が回らなくなっていて――。
「彼の代わりはいない。だから返さない」
※ハッピーエンド・完結保証。最終話まで執筆済みです。
文字数 106,427
最終更新日 2026.11.07
登録日 2026.10.25
「今日から正妃はリュシアだ。君は側妃として残る」
八年尽くした夫に、エレオノーラは「華がない」と正妃の座を奪われた。
それなのに、新しい王妃の教育も、王宮の裏方も、これまで通り妻の務めとして続けろという。
――承知しました。では、報酬をお支払いください。
離縁を申し立て、勤務時間と報酬を定めた元王妃。
もう誰かの失敗を、徹夜と我慢で埋め合わせるつもりはない。
教える相手の新王妃は、故郷を救いたい一心で、商人の要求に逆らえずにいた。
エレオノーラは彼女に、自分で判断するための授業を始める。
そして、彼女の仕事を当然のように尊重する隣国の外交官との間にも、少しずつ、私的な言葉が増えていく。
手放した妻が必要になっても、もう以前の二人には戻れない。
これは、便利な妻だった女性が、自分の仕事と新しい恋を取り戻す物語。
※全28話・完結まで執筆済み。元夫との復縁なし。ハッピーエンド。
文字数 22,683
最終更新日 2026.11.07
登録日 2026.11.06
「君の代わりは彼女がする」
婚約者のロアン侯爵にそう告げられた夜、リゼの席には別の令嬢の名前が置かれていた。
二年間、宴の支度も、布の調達も、支払いの調整も。
「未来の侯爵夫人なのだから」と、報酬もなく引き受けてきた。
けれど、花嫁の席まで譲れというのなら――。
「では、私の仕事もすべて、彼女に」
引継ぎを済ませ、母から受け継いだ小さな白糸工房へ戻ったリゼ。
そこで出会ったオルセン公爵セオは、彼女の仕事に正当な対価を払い、できないことには「できない」と言っていいと教えてくれる。
仕事を離れた食卓。自分で選ぶ服。会いたいから会いに行く約束。
役に立たなければ居場所はないと思っていたリゼの日々に、少しずつ、優しい恋が芽生えていく。
一方、彼女の仕事を「誰にでもできる」と切り捨てた侯爵家では、華やかな暮らしの裏側が綻び始めていた。
今さら戻れと言われても、あの席には座りません。
私が望む居場所は、私が選びます。
尽くすばかりだった令嬢が、仕事も誇りも手放さず、大切にされる幸せを知る恋の物語。
50話完結
文字数 88,030
最終更新日 2026.11.07
登録日 2026.10.26
公爵夫人エルラリアは、結婚して五年になる夫カシアンから、ある日突然、愛人を屋敷に迎え入れると告げられた。夫は悪びれる様子もなく、彼女の理解を求める。これまで夫のために尽くし、公爵夫人としての務めを果たしてきたエウラリアにとって、それは決して初めての失望ではなかった。
子どもが欲しいという願いも、夫婦として向き合いたいという望みも、彼はまともに聞こうとしなかった。それでもいつか変わってくれると信じていたけれど、もう十分だ。
エウラリアは離婚を決意し、幼馴染の専属護衛騎士エルノと共に公爵邸を去る。
向かった先は、幼い頃に祖母と訪れたことのある孤児院。そこで彼女は子どもたちと過ごしながら、少しずつ自分の人生を取り戻していく。
一方、彼女がいなくなった公爵邸では、これまで彼女が担っていた仕事が滞り始めていた。自分がどれほど妻に支えられていたのかを理解するしかなかったカシアンは、彼女を連れ戻そうとするが——。
文字数 32,687
最終更新日 2026.11.06
登録日 2026.11.03
ダマスク王国ナタール公爵家の公女エディットは、隣国アジュール王国のムスク公爵家へ嫁いで三年。
子供に恵まれなかったことを理由に、夫カスクドは側室アリエッタを正妻にすることを望み、エディットとの婚姻は終わった。
実家へ戻ったエディットを、家族は何も聞かず迎えてくれた。
それはありがたい。ありがたいのだが。
「……暇だわ」
公爵夫人として忙しく暮らしていた三年間から一転、することがない。
そんなある日、侍女がメイドから借りていた婦人雑誌『麗しき婦人』を手に取ったエディットは、「いつまでも夫に愛される妻でいるために」という記事を見つける。
笑顔で迎える。家庭を整える。夫の仕事に余計な口を出さない。身なりを怠らない。そして夫婦に問題が起きたら、まず妻が自分を省みる。
「……全部やったわね」
それでも離縁されたエディットは、編集部へ一通の投稿を送る。
それが掲載され、読者から次々と相談が集まり始めた。
婚約者に親しい女性がいる?「結婚なさらなければよろしいのではないでしょうか」
子供ができないのは妻の責任?「医師へ行くのであれば、ご夫婦でどうぞ。子供は妻一人では作れませんので」
そしてついに、出戻って暇を持て余していた公女は、匿名の「アルバ夫人」として婦人雑誌の相談員になる。
離縁から始まる、公女と婦人雑誌のお仕事物語。
※初日以外は6時と17時の更新となります。
文字数 442,490
最終更新日 2026.11.07
登録日 2026.08.28
婚約者が選んだのは、「天才デザイナー」と称賛される妹だった。
けれど、その服を設計していたのは、姉のオディール。
図案を描き、職人と相談し、仮縫いで修正を重ねても、発表されるのは妹の名前ばかりだった。
婚約を解消されたあとも、家族は当然のように言う。
これからも、妹のために描き続ければいいと。
オディールは、その仕事を断った。
引き継ぎを終えて工房を去り、北部で自分の名前による服作りを始める。
新しい仲間と、自分の話を聞いてくれるバスティアン。
仕事も、休日も、彼と過ごす時間が楽しみになっていく。
一方、姉がいなくても困らないはずの実家では、新作の相談が滞り始めていた。
色を選び、華やかに紹介するだけでは、次の一着は生まれない。
妹の才能を褒めていた婚約者も、誰が設計していたのかを説明できなかった。
戻ってくれば、すべて元どおり。
そう考える家族と元婚約者に、オディールが差し出す図案は、もうない。
やがて問われ始めるのは、妹が自分の名前で積み上げた実績と、その才能を見抜いたつもりでいた婚約者の信用だった。
文字数 27,560
最終更新日 2026.11.07
登録日 2026.11.01
この世界は、前世でやり込んだゲームだ。迷宮の場所も、隠し装備も、世界が滅ぶ日付も知っている。
だが俺の職業は「村人」。名前すら出てこないモブ専用職だった。
――世界を救うのは勇者の仕事。俺は、自分と大事な奴らが生き延びればそれでいい。
攻略知識で隠しダンジョンを荒らし、本来なら勇者が手にするはずのレア装備を先取りし、村人のまま最強を目指す。そう決めて放り込まれた冒険者学校で出会ったのが、誰も寄せつけない銀髪の首席、テュードだった。
誰にも言えない呪いを抱えた彼の暴走を止められるのは、どうやらゲーム知識と「村人」の職業を持つ俺だけらしい。
気付けば朝食の席は当然のように隣。休日は玄関で待ち伏せ。他の男と話せば露骨に不機嫌。
……いや待て、お前のそれ、どういう感情だ?
攻略知識で世界の滅びは回避できても、この男からは逃げられない。
無愛想な執着系最強剣士 × 鈍感なお調子者モブ村人の、ゲーム世界転生BLファンタジー。
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※戦闘・冒険の描写が多めです。恋愛が本格的に動き出すのは中盤からになります。長編ですので、じっくり派の方向けです。
※戦闘・流血など、残酷な描写を含みます。
※ムーンライトノベルズ様にも同時投稿しています。
文字数 478,410
最終更新日 2026.11.06
登録日 2026.09.20
46歳、左遷。
沢村健介が飛ばされた先は、若く優秀な女性ばかりが集まる大手飲料メーカーの花形部署――営業第三課だった。
社内の派閥争いに背を向けた男に、居場所はない。
冷ややかな視線を浴びながら、健介は『冴えないおじさん』を演じ続ける。
だが、誰も彼の本当の顔を知らない。
圧倒的な営業力、卓越した交渉術、そして誰にも真似できないPCスキル。
社内に並ぶ者のいない凄腕営業マン――それが、沢村健介という男の本当の姿だった。
失敗続きの新人。プライドの高い若手エース。結果だけを見るクールな美人課長。
壁にぶつかる彼女たちを、健介はさりげなく救っていく。
それが自分の実力だとは悟らせないまま。
やがて彼の本当の実力と、優しさ、大人の余裕に気づいたとき――彼女たちの視線が、変わり始める。
能あるおじさんは、爪を隠す。
見下していた者たちがその意味を知るのは、もう少し先の話。
痛快お仕事ドラマ×大人のオフィスラブ。
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【主な登場人物】
沢村健介(46歳)
営業第三課へ左遷された『冴えないおじさん』。実は営業・交渉・PCすべてが規格外の凄腕。
星野佳奈(23歳)
失敗ばかりの新人社員。追い詰められたところを健介に救われ、誰より早く彼の正体に気づき始める。
佐々木澪(25歳)
営業第三課の若手エース。実力に見合ったプライドを持ち、健介を戦力として一切数えていない。
霧島玲奈(38歳)
若くして抜擢されたクールな美人課長。徹底した結果至上主義で、健介の配属を歓迎していない。
文字数 298,031
最終更新日 2026.11.07
登録日 2026.08.15
ブラック企業で過労死し、「動物を飼って、庭で野菜を育てたい」という夢を抱いて転生した青年・ティル。
彼は無能なテイマーとして、武力と攻撃魔法が絶対の軍事特区である王都から、荒涼とした辺境へと追放されてしまう。
しかし、その辺境の「致死級の魔素」こそが、個性豊かなモフモフの魔物たちと協力して行う農業において最高すぎる肥料だった。
モグラやスライム、羊などの眷属たちと畑を耕し、極上の作物を育てていくティル。
さらに、王都で裏切られすべてを失った元・最強の剣聖ヒロイン・メリッサを拾い、温かな食事と日常で手厚く癒やしていく。
一方、ティルを追放した傲慢な王子や騎士団長たちは、魔力の乱用による土壌の死滅と深刻な食糧難に苦しむことになり——?
「今さら戻れと言われても、こっちは畑仕事と魔物たちとの生活で忙しいので」
復讐心ゼロの男が、最強の魔物たちと元剣聖に溺愛されながら気ままに暮らす、最高に心地よいざまぁ&農業スローライフ!
文字数 129,360
最終更新日 2026.11.07
登録日 2026.11.03
社長が経理に持ち込む、奇妙な領収書。
「これ、経費にしといてくれ」
いやいや社長、それは無理でしょう!
運転資金を投資に回し、社員の福利厚生は次々と削減。
営業部では今日も社長の無茶振りが炸裂し、休憩室には社員たちの愚痴が飛び交う。
それでも会社は今日も元気に営業中。
そんな会社に転職してきた、一人の経理担当者。
最初は笑っていた。
次第に呆れた。
そして、ある日ふと思った。
「……この会社、あと何年もつんだろう?」
経理あるある、営業あるある、社長への愚痴が満載の、お仕事ブラックコメディ。
果たして、この会社に未来はあるのか?
※本作品は創作です。登場する企業・人物・出来事はフィクションです。
文字数 392,733
最終更新日 2026.11.06
登録日 2026.11.06
「では、私が担当していたすべての仕事を、お返しいたします」
婚約破棄された翌朝、王宮は地獄と化した。
公務は滞り、天才魔術師の研究は止まり、騎士団の物資は不足。王太子の外交まで行き詰まり、これまで順調だったはずの王宮は、あっという間に混乱へと陥っていく。
けれど、誰も知らなかった。
彼らが無能だったのではない。
彼らが気づかないうちに、すべての失敗を防いでいた女性がいたのだ。
アステリア・ヴェルグレイス。
透き通る氷青色の髪から「氷の令嬢」と呼ばれた公爵令嬢は、乙女ゲームの世界に転生して以来、王太子をはじめとする攻略対象たちを陰から支え続けてきた。
それなのに、卒業記念舞踏会で待っていたのは、身に覚えのない罪を並べ立てられた末の婚約破棄。
「冷酷な悪役令嬢など、もう結構です」
アステリアは怒りも涙も見せず、すべての仕事を返却し、王都を去った。
向かった先は、荒れ果てた北方の領地。
そこで彼女を待っていたのは、赤字だらけの帳簿と、領民たちの不安。そして、彼女の能力だけでなく、努力も弱さも受け止めてくれる、無口で美しい「冬の大公」オルフェリウスだった。
誰かの役に立たなければ、愛される価値がない。
ずっとそう思っていたアステリアは、彼との出会いを通じて、少しずつ自分自身の幸せを選べるようになっていく。
一方、王都では元婚約者たちが、ようやく彼女の価値に気づき始めていた。
謝罪、後悔、復縁の申し出。
けれど、彼らが失ったものは、もう簡単には戻らない。
これは、悪役令嬢と呼ばれた女性が、自分を犠牲にする人生を終わらせ、本当の居場所と愛を見つける物語。
文字数 52,726
最終更新日 2026.11.07
登録日 2026.10.31
※本編完結済。現在は番外後日談をまったり連載中。
※書籍化に伴い一部展開が変わっております。それ以降の連載分は修正しておりませんので、たまに「ん?」と思われるかもしれません。
日本人男性だった『俺』は、目覚めたら赤い髪の美少年になっていた。
記憶を辿り、どうやらこれは乙女ゲームのキャラクターの子供時代だと気付く。
それも、自分が仕事で製作に関わっていたゲームの、個人的な不憫ランキングナンバー1に輝いていた悪役令息オルフェオ・ロッソだ。
しかしこの悪役、本当に悪だったのか? なんか違わない?
巻き戻って明らかになる真実に『俺』は激怒する。
表に出なかった裏設定の記憶を駆使し、ヒロインと元凶から何もかもを奪うべく、生まれ変わったオルフェオの脱・悪役計画が始まった。
文字数 1,028,583
最終更新日 2026.10.22
登録日 2024.06.03
女男爵のマリカ・キースリーは、夫のエグモントの浮気症が原因で夫婦仲が冷え切っていた。女男爵として仕事に励むマリカの元に、エグモントは若い娘を連れて現れる。
さらにエグモントの隣には息子のユリアンがいた事に、マリカは衝撃を受けるのだった。
「お前に任せていたら、キースリー家は落ちぶれていく一方だ。先月ユリアンも成人して爵位を継げる立場になった。女男爵なんてものは所詮繋ぎの当主に過ぎない。俺はお前と離縁して、当主となるユリアンを補佐する事にする」
息子を使って妻を追い出したいエグモントは、マリカにそう告げるのだった。
そしてマリカは前世で生きていた日本で、ユリアンと同じ年のひとり息子がいて離婚をしていた苦い過去を思い返すのだった。
文字数 17,340
最終更新日 2026.11.07
登録日 2026.11.06
女性に迫られるのが苦手な第二王子レジスから、契約結婚を頼まれた法務官のエヴリーヌ。報酬に望んだのは、王宮まで歩いて通える小さな家だった。
仕事は続ける。寝室は別。次の国王が決まったら離縁する。
条件を整えて始めた夫婦生活は、思いのほか快適で――。
「お世話になりました。契約はこれで終了ですね」
「……待ってくれ」
仕事と独立を望む伯爵令嬢と、不器用な第二王子の契約結婚ラブコメです。
全18話(+番外編)の短編です。
お時間のある時にさらっとどうぞ。
※あくまでも作者の想像の中の世界
※設定は作者の頭の中に
※あれはおかしいこれはどうなってるんだ、などの押し付けお断り
文字数 17,917
最終更新日 2026.11.07
登録日 2026.11.06