第11回歴史・時代小説大賞開催中
※大賞ランキングの集計・更新は1日1回(0時)です。また、最初のランキング更新は2日0時になるため、開催直後の24時間については前日の閲覧ポイント順で固定表示となります。

第11回歴史・時代小説大賞 参加作品

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81 down
歴史・時代 連載中 長編
戦国乱世、稀代の天才・織田信長の血を引きながらも、才なく、志なく、己の信念すらない男、織田信雄。 無気力、だらしなく、威厳すらない、下世話な冗談を飛ばしては家臣たちを困惑させる日々。 そんな彼に呆れつつも、なんやかんやで支え、導く家臣たち。 信雄自身が何もせずとも、彼らの奮闘によって、織田の名は、奇跡的に歴史のうねりに踏みとどまる。 本能寺、伊賀攻め、小牧・長久手――数多の修羅場を“なんか適当”に乗り越えた男の、まさかのサバイバル戦国記。 「歴史が、彼を生かしたのか。彼が、歴史をかわしたのか。」 世にも珍しき“脱・英傑伝”。令和の時代に贈る、ゆるくて図々しい戦国大河、ここに開幕。 ※ものすごく脚色してます。
大賞ポイント 580pt
文字数 20,174 最終更新日 2025.06.04 登録日 2025.05.26
刀より強い? 腹が減っては戦はできぬ! 戦国乱世、食に命をかける若武者の兵糧奮闘記、開幕! 血と硝煙の戦国乱世。一大大名家が歴史を変える大いくさを前に、軍全体がかつてない危機に喘いでいた。それは、敵の奇襲でも、寡兵でもない――輸送路の遮断による、避けようのない「飢餓」だった! 武功に血道を上げる武士たちの中で、ひっそりと、だが確かに異彩を放つ若者が一人。伊吹千兵衛。刀の腕は今ひとつだが、「食」の道を探求し、戦場の兵糧に並々ならぬ情熱をかける兵糧奉行補佐だ。絶望的な食糧不足、日に日に失われる兵士たちの士気。この危機に、千兵衛は立ち上がる。 彼の武器は、限られた、乏しい食材から、想像もつかない「いくさ飯」を生み出す驚きの創意工夫! いつもの硬いだけの干飯は、野草と胡麻を加え、香ばしく焼き上げた「魂を焦がす焼きおにぎり」に。 そして、戦場の重苦しい空気を忘れさせる、兵士たちの「ささやかな甘味」まで――。 『乏しき中にこそ、美味は宿る。これぞ、いくさ飯。』 千兵衛が心を込めて作る一品一品は、単なる食事ではない。 それは、飢えと疲労に倒れかけた兵士たちの失われた力となり、荒んだ心を癒やす温もりとなり、そして明日を信じる希望となるのだ。 彼の地道な、しかし確かな仕事が、戦場の片隅で、確実に戦の行方に影響を与えていく。 読めばきっとお腹が空く、創意工夫あふれる戦国グルメの数々。次にどんな驚きの「いくさ飯」が生まれるのか? それが兵士たちを、そしてこの大戦をどう動かすのか? これは、「あの時代の名脇役」が、食という最も人間臭く、最も根源的な力で、乾坤一擲の大戦に挑む物語。 歴史の裏側で紡がれる、もう一つの、心熱くなる戦場ドラマ。 腹ペコを連れて、戦国の陣中へ――いざ、参らん!
大賞ポイント 576pt
文字数 380,695 最終更新日 2025.06.04 登録日 2025.05.08
「高貴なる姫君は、夜ごと闇に舞う。――江戸を護るのは、正義を纏う“影姫”」 寛永の江戸。 三代将軍・徳川家光の実の娘、千代姫は十五歳。 世間には政略結婚の道具として育つ姫君と見られていたが、その胸には誰よりも強い「正義の火」が燃えていた。 城の奥、金屏風の影で耳にする、貧しき者たちの悲鳴。 花街を蹂躙する悪徳旗本、町人を脅す辻斬り、神を語る偽祈祷師―― 千代姫は密かに黒羽織を纏い、江戸の闇へと足を踏み出す。 名乗るは《影姫》。 誰にもその素顔を知られぬまま、剣と知略で悪を討ち、朝が来ればまた“ただの姫”として振る舞う二重の生。 「徳が国を治めるならば、その影で民を守る者があってこそ」 変装・潜入・斬撃・仇討ち・禁断の恋。 江戸の夜に咲くは、刀を持った一輪の花―― これは、将軍の娘が“正義”と“自由”を求めて駆け抜ける、勧善懲悪の物語。
大賞ポイント 573pt
文字数 122,882 最終更新日 2025.06.05 登録日 2025.05.31
天正年間、戦国の世を疾風の如く駆け抜けた“独眼竜”伊達政宗──。 幼くして右目を失いながらも、東北の覇者へと成り上がったその軌跡には、いくつもの「語られざる真実」があった。 黒脛巾組と呼ばれる影の忍びたち、忠義の片倉景綱、戦友・伊達成実、そして正室・愛姫。 時に裏切られ、時に翻弄されながらも、政宗はただ己の未来を信じて戦い続ける。 これは史実を土台にしながらも、もしも彼が“もう一つの運命”を選んでいたなら──という壮大なIF叙事詩。 史実と幻想の狭間を貫く、戦国×ロマン、ここに開幕!
大賞ポイント 557pt
文字数 190,714 最終更新日 2025.06.05 登録日 2025.05.02
85 down
歴史・時代 連載中 長編 R15
海の狩人、潜水艦。 大国アメリカと短期決戦を挑む為に、連合艦隊司令山本五十六の肝入りで創設された秘匿潜水艦。 戦略潜水戦艦 伊号第500型潜水艦〜2隻。 潜水空母   伊号第400型潜水艦〜4隻。 広大な太平洋を舞台に大暴れする連合艦隊の秘密兵器。 一度書いてみたかったIF戦記物。 この機会に挑戦してみます。
大賞ポイント 547pt
文字数 64,962 最終更新日 2025.05.24 登録日 2024.05.31
幕末の風雲児、吉田松陰。もし彼が明治まで生き永らえ、子どもたちに最後の教えを説いたとしたら――。 『夕映えの寺子屋』は、そんな「IF」を描く感動の物語です。老いた寅次郎先生となった松陰が、過去を胸に、私塾で未来を担う子どもたちに教えを説きます。かつての弟子たちとの交流も交えながら、彼が本当に伝えたかった「命の尊さ」「他者を思う心」とは。 時代を超え、魂が受け継がれる物語が今、開講する。
大賞ポイント 547pt
文字数 55,586 最終更新日 2025.06.05 登録日 2025.05.27
江戸は寛政の頃の話である。 お照が紹介された奉公先は吉原の菓子屋。 そこの女将こそはフランス革命から逃れてきた王妃マリー・アントワネットであった。 菓子作りを学びながら息子のシャルルの身辺警護および女将の首席侍女も勤めることに。 死体を発見したり、家斉に殺されそうになったり、隠密に絡まれたり、どたばた江戸を駆け回る、そんな物語。
大賞ポイント 542pt
文字数 26,952 最終更新日 2025.06.04 登録日 2025.05.26
新撰組の光と影を描き出す物語  新撰組総長・山南敬助は穏やかな人柄と誠実な人間性で隊士たちから慕われている。その日、山南は穏やかな1日を過ごしていた。しかし新撰組副長・土方歳三からある依頼を受ける。それは会津との折衝だった。過激攘夷志士たちが京で騒乱を起こそうとしている。新撰組だけでは手に余るので、会津から援軍を出してもらう。しかし山南が向かった会津本陣では出陣の準備は整えど一向に動く気配がない。焦る山南。一方、土方はこれ以上待てば機を逸する恐れがあるとして、止むなく新撰組のみで行動を開始した。現場は池田屋。山南はやっと動いた会津軍とともに池田屋に辿り着く。そこには新撰組副長助勤・藤堂平助と、ある青年隊士が倒れていた。青年隊士の傷は背中にあった。山南はその隊士が何故背中に傷を受けて死んだのか腑に落ちない。調査のため、沖田総司や永倉新八など様々な人物に話を聞いていく。やがて山南は新撰組の危うさに気付く。それは同時に江戸試衛館にいた頃のような関係性ではいられなくなることの暗示でもあった。自分にできることは何か。隊士たちは何のために死んでいったのか。謎に包まれた新撰組総長・山南敬助の脱走。その真実に迫る。 外伝  新撰組隊士の生き様をいろんな人物の視点を通して語ります。新撰組が駆け抜けた時代。そこには正義も悪もない。ただ懸命に生きる人がいただけだった。    新撰組隊士たちの知られざるストーリーを是非お楽しみください。  
大賞ポイント 538pt
文字数 96,748 最終更新日 2025.06.05 登録日 2025.05.05
――詞(ことば)は、生きるということ。 詠む者として生まれ、女として生き、風となって消える。 時は平安末期。 都に仕える一人の女房・藤原高子は、紅の衣とともに「詠う女」として注目を集める。 だが、彼女が紡ぐ和歌は、やがて政(まつりごと)の具となり、人の妬みと恐れを呼び、 ついには「詞によって裁きを下す者」となる。 火に晒され、誤解に傷つき、沈黙に包まれながらも、 それでも高子は、ただ詞を詠み続けた。 己の生を、心の風を、時代の片隅にそっと残すように。 やがて、紅の裾を翻し、彼女は都を去る。 そのあとに残ったのは、名ではなく――詞だけ。 “くれなゐの かぜとなりたる ことのはは こゝろにふれし ときぞまことと” この詞に触れたとき、 あなたの中にも、静かに風が吹くかもしれません。 歴史の陰に咲いた、もうひとつの女の生。 すべての「詠う者」に贈る、静謐なる時代抒情。
大賞ポイント 538pt
文字数 49,324 最終更新日 2025.06.01 登録日 2025.05.17
───柳生の頭首、十兵衛と相対す青年の運命や如何に─── 名門武家を中心に渦巻く、武士達の陰謀と江戸の民の思惑。 今此処に、命を懸けた男達の剣劇の幕が開く。 ※この作品は史実に基いたフィクションです。実在の人物・団体とは一切関係が無いとは言えませんが、個人的な解釈を含んでおり、直接の関係はありません。
大賞ポイント 535pt
文字数 74,278 最終更新日 2025.06.05 登録日 2025.04.14
幕府に弓引いた少年たちは、縄をかけられた。 京へ向かう道は、あまりに長い。 将軍家の血を引く少年・足利春王丸とその弟・安王丸。 結城合戦の総大将の少年たちは、敗北の果てに捕らえられた。 戦に敗れた武士の子が、護送の道中で味わうのは、名誉の死ではなく、静かな屈辱だった。   武士の誇りを胸に抱く兄・春王丸。 生き抜くためには誇りすら手放す弟・安王丸。 過酷な旅路は、少年たちの尊厳と、兄弟の絆を徐々に引き裂いていく――   舞台は室町中期。 将軍・足利義教に反旗を翻した鎌倉公方・足利持氏は永享の乱で滅び、その遺児たちが結城の地に落ち延びた。 それから二年後、彼らは結城一族の力を借りて、旗を挙げる。 のちに「結城合戦」と呼ばれるこの関東の大乱は、少年たちの誇りとの戦いでもあった。 本作は、結城城落城の夜から始まる。 “敗者の旅路”の果てにあるのは生か死か―― 静かに進んでいく護送の中で繰り広げられる心理劇。 敗軍の将として晒され、揺れ動く少年たちの心と、彼らを取り巻く人々の、生き様をリアルに描いた歴史小説である。 貧しい時代に甘えはなく、高潔な人間もいない。 少年たちの絶望の果てに見えるのは、希望かさらなる絶望か。 運命に縛られた少年たちの姿を描く、痛みと誇りの歴史心理劇。 [設定補足] ・春王丸(14歳)、安王丸(12歳)は史実より年齢を引き上げています。 ・室町時代の文化や社会風俗(主従関係や身分差、捕虜の扱い、落城の様子、衆道、乱取りなどの文化・風習)を重視しています。 ・現代とは価値観の異なる描写が含まれる場合がありますが、いずれも時代背景に基づく表現です。 ・史実をベースにしたフィクションであり、一部オリジナルの設定を加えています。 ・参考文献:『結城合戦絵詞』『永享記』ほか。
大賞ポイント 534pt
文字数 19,381 最終更新日 2025.06.04 登録日 2025.05.17
江戸・寛永の世。 華やかな芝居小屋の舞台に、紅を引いた美しき少年がいた。 名を千弥(せんや)。若衆歌舞伎の花形として人々を魅了しながらも、その心には常に仮面のような虚しさが漂っていた。 舞台の上では絶世の女形、 だが舞台を降りれば――ただの、少年。 性と美の狭間で揺れる魂に、ひとりの武士が手を差し伸べる。 彼の名は松平正典(まつだいらまさのり)。 その眼差しは、千弥の仮面の奥にある”素顔”に触れようとしていた。 禁じられた芸能。咎と愛の境界。 紅の面に隠された、少年の本当の願いとは―― これは、たった一度しか咲けぬ花の物語。 若衆歌舞伎に命を燃やした少年の、永遠に消えぬ“面影”を描く、耽美と哀切の超長編歴史絵巻。
大賞ポイント 533pt
文字数 13,233 最終更新日 2025.06.05 登録日 2025.05.31
南蛮人、南蛮人って。わたくしはれっきとした倭人よ! お江戸の町で与力をしている井上正道と、部下の高山小十郎は、二人の赤子をそれぞれ引き取り、千代と太郎と名付け育てることに。 月日は流れ、二人の赤子はすくすくと成長した。見目麗しい姿と珍しい青眼を持つため、周囲からは奇異の眼で見られる。こそこそと噂をされるたび、千代は自分は一体何者なのだろうかと、自身の出自について悩んでいた。唯一同じ青眼を持つ太郎と悩みを分かち合おうにも、何かを知っていそうな太郎はあまり多くを語らない。それがまた千代を悶々とさせていた。 そんな千代を周囲の者は遠巻きに見ながらも、その麗しさに心奪われる者は多く、やがて年頃の千代にも縁談話が持ち上がる。 しかし、当の千代はそんなことには興味がなく。寄ってくる男を、口八丁手八丁で退けてばかり。 果たして勝気な姫様の心を射止める者が、このお江戸にいるのかっ!? 痛快求婚譚、これよりはじまりはじまり〜♪
大賞ポイント 531pt
文字数 96,198 最終更新日 2025.06.04 登録日 2025.03.01
【毎日夕方 18:00更新!】 ~先生、私に「もののあはれ」を教えてください~ タイトルは、略して「木(もく)バナ」と覚えてください。  【源氏物語を愛する町医者、宣長に、次々と巻き起こる源氏物語的事件】    時は江戸、ところはとある城下町。  文学をこよなく愛する医師、木居(もくおり)宣長先生の所で下働き兼医者修行をしている主人公「お優」。  木居家の皆さんの家族愛と、お優の恋、そして江戸時代のとある城下町に次々巻き起こる、源氏物語的な事件を描きます。江戸時代 伊勢地方のグルメ描写も必見!  源氏物語の帖名にあやかった、オムニバス形式の小説。 第一帖 空蝉 遊郭に売られるけなげな貧しい機織り娘 「おまさ」 第二帖 花宴 恋に憧れるお城の深窓の姫君 「玲姫」 第三帖 夕顔 夕顔の花のような可憐な母親、「お夏」 第四帖 澪標 嫉妬に狂う大商家の奥方様、「お六」 と、各帖に個性的なヒロインを迎え、お話は続いて行きます。 まずは、空蝉の帖、はじまりはじまりです。 写真提供:三重フォトギャラリー https://photo.mie-eetoko.com/
大賞ポイント 531pt
文字数 9,258 最終更新日 2025.06.04 登録日 2025.05.30
 時は江戸時代――15歳の少女、鈴珠は10歳を迎える間近に両親に売られ、現在は遊女として生計を立てている。階級こそ高くはないものの、可憐な容姿に明るい笑顔、そして人当たりの良い鈴珠には一定の人気があり、生きていくにあたり収入に困ることはなかった。それでも、何処か生きる理由を見出だせず日々を過ごしていた。  すると、そんなある日のこと。平時のように客からの指名を待つ彼女の前に現れたのは、この世のものとは思えないほどの端麗な男性で―― *追記 時折、*のマークにて注釈を入れることがあるかもしれません。
大賞ポイント 531pt
文字数 14,331 最終更新日 2025.06.05 登録日 2025.05.31
文政十一年の夏。 御様御用(おためしごよう)の務めを負う山田朝右衛門(やまだあさえもん)の門人、三輪源八郎吉昌(みわげんぱちろうよしまさ)はある十歳の子供と出会うことになる。その子の名は亀若丸(かめわかまる)。一見して百姓の子らしいが、亀若丸は何者かに命を狙われていた。それを源八郎は撃退する。その後、二人は共に刺客に狙われるようになる。彼らは互いの境遇を知らないが、だんだんと親交を深めていく。そして亀若丸の出生を知ったとき、二人は否応にも巻き込まれる――運命は節操なく人間を飲み込んでいく。
大賞ポイント 530pt
文字数 63,215 最終更新日 2025.06.03 登録日 2025.04.28
天正十一年。越前・大野城の筆頭家老、佐竹貞吉は主家の失政の責を負い、突然の左遷処分を受ける。行き先は、荒れ果てた城下の酒蔵 ――だがそれは、地方経済の要であり、敵対勢力との接点でもあった。 刀も軍勢も使えぬ中、貞吉はただ一人で「酒」と「銭」を武器に立ち上がる。城下の商人、蔵元、遊女たちを巻き込み、腐敗した城政を改革しながら、知られざる“もう一つの戦国”を生き抜いてゆく。 これは、史に名を残さぬ“裏方の英雄”が起こした、小さな城の大きな逆転劇。 策も謀もすべては、ただ城と人の未来のために――。
大賞ポイント 530pt
文字数 29,772 最終更新日 2025.05.30 登録日 2025.05.17
戦乱の時代。 忍ヶ淵を守る三本足の猫と山守りの若者の説話風の短編です。 これから、こういったお話も書きためていこうと思っています。
大賞ポイント 529pt
文字数 6,470 最終更新日 2025.06.04 登録日 2025.05.31
故郷、甲賀で騒動を起こし、国を追われるようにして出奔した 若き日の滝川一益と滝川義太夫、 尾張に流れ着いた二人は織田信長に会い、織田家の一員として 天下布武の一役を担う。二人をとりまく織田家の人々のそれぞれの思惑が からみ、紆余曲折しながらも一益がたどり着く先はどこなのか。
大賞ポイント 527pt
文字数 998,469 最終更新日 2024.09.09 登録日 2024.05.13
ワルシャワ蜂起に参加した日本人がいたことをご存知だろうか。 これは、歴史に埋もれ、わずかな記録しか残っていない一人の日本人の話である。 1944年、ドイツ占領下のフランス、パリ。 平凡な一人の日本人青年が、戦争という大きな時代の波に呑み込まれていく。 彼はただ、この曇り空の時代が静かに終わることだけを待ち望むような男だった。 しかし、愛国心あふれる者たちとの交流を深めるうちに、自身の隠れていた部分に気づき始める。 斜に構えた皮肉屋でしかなかったはずの男が、スウェーデン、ポーランド、ソ連、シベリアでの流転や苦難の中でも祖国日本を目指し、長い旅を生き抜こうとする。
大賞ポイント 525pt
文字数 25,209 最終更新日 2023.01.22 登録日 2023.01.22
102 down
歴史・時代 連載中 長編 R18
妖異渦巻く変幻怪奇の平安京。雅な公家の世に蠢く仄暗い闇。数百年にわたり一匹の鬼が、日ノ本の全てを呪い策謀をめぐらしやがて鬼の王を生む。それを迎え撃つ都の侍たち。 伝統古典『大江山』を怪奇ファンタジーに再構築。
大賞ポイント 525pt
文字数 50,407 最終更新日 2025.06.05 登録日 2025.05.28
103 down
歴史・時代 連載中 ショートショート R15
信長の叱りを複数詰め合わせています。 舞台設定は適当です。 光秀、秀吉、家康、蘭丸、等々、がそれぞれ信長に叱られます。ただ叱られる話。
大賞ポイント 525pt
文字数 6,428 最終更新日 2025.06.01 登録日 2025.05.30
104 up
歴史・時代 連載中 長編 R15
戦国乱世、不屈の魂が未来を掴む! これは三河の弱小国主から天下人へ、不屈の精神で戦国を駆け抜けた男の壮大な物語。 幾多の戦乱を生き抜き、不屈の精神で三河の弱小国衆から天下統一を成し遂げた男、徳川家康。 本作は家康の幼少期から晩年までを壮大なスケールで描き、戦国時代の激動と一人の男の成長物語を鮮やかに描く。 家康の苦悩、決断、そして成功と失敗。様々な人間ドラマを通して、人生とは何かを問いかける。 今川義元、織田信長、羽柴秀吉、武田信玄――家康の波乱万丈な人生を彩る個性豊かな名将たちも続々と登場。 家康との関わりを通して、彼らの生き様も鮮やかに描かれる。 笑いあり、涙ありの壮大なスケールで描く、単なる英雄譚ではなく、一人の人間として苦悩し、成長していく家康の姿を描いた壮大な歴史小説。 戦国時代の風雲児たちの活躍、人間ドラマ、そして家康の不屈の精神が、読者を戦国時代に誘う。 愛、友情、そして裏切り…戦国時代に渦巻く人間ドラマにも要注目! 歴史ファン必読の感動と興奮が止まらない歴史小説『不屈の葵』 ぜひ、手に取って、戦国時代の熱き息吹を感じてください!
大賞ポイント 524pt
文字数 741,923 最終更新日 2025.06.03 登録日 2024.05.03
 天正四年。  播磨国美嚢郡三木。  別所吉親、波夫妻は、領民の信頼と一族の誇りを胸に立ち上がった。  三木の地を舞台に戦場を駆ける夫妻。  立ちはだかる敵は後の天下人、羽柴秀吉。  思惑と意地とが衝突する三木合戦が、ここに始まりを告げる。
大賞ポイント 524pt
文字数 101,253 最終更新日 2025.05.19 登録日 2025.05.01
中部ペンクラブ文学賞 最終候補作。 一振りの刀に魅入られた一人の男。 その男こそ、世を騒がせる人斬りであった。 罪を犯した男は生まれ故郷の下野を出奔。 江戸で更なる罪を重ねた男は江戸からも出奔し、運命に導かれるままに夜叉の森へと足を踏み入れた……。 男は何故、罪を重ねていくのか。 男が愛した一振りの刀に刻まれた因縁、そして男の罪と悲しい過去の記憶とは? 夜叉神峠、般若の船、そして夜叉の森。時代小説三連作を合わせてお楽しみください。
大賞ポイント 524pt
文字数 15,597 最終更新日 2025.05.30 登録日 2025.05.25
107 down
歴史・時代 連載中 長編 R15
 破局から始まる時代劇。時は元禄、京で生まれた公家の三女、瑠璃(るり)姫は大坂道頓堀で、歌舞伎役者や花街のお兄さんお姐さんの細工物を細々と作りながら裏ではくノ一として暴れている。その瑠璃にぐいぐい迫る江戸から赴任してきた同心のふりをした与力の百沙衛門(ももざえもん)二人を取り巻く温かい周りの大人たちと一匹のトラ猫が恋の行方を見守ります。 元禄時代の京都や大阪を舞台にしますが、史実や事実、関西弁(ほんとうにむずかしい)の違和感には目をつぶってください。宜しくお願いします。
大賞ポイント 520pt
文字数 67,619 最終更新日 2025.06.04 登録日 2025.04.27
太平洋戦争末期の1945年4月5日 徳山沖に展開中の第二艦隊に対し 天一号作戦が発令される 艦隊は一路沖縄を目指すも 主力艦が被雷、佐世保への撤退を余儀なくされる しかし、到着した艦隊が見たのは2026年の遙か未来で 中国と交戦中!? 大和以下艦隊が見る日本の行く末とは 第二艦隊がこの世界にもたらす変化とは ぜひお楽しみください
大賞ポイント 520pt
文字数 68,183 最終更新日 2025.03.03 登録日 2024.07.28
江戸日本橋の片隅に佇む、小さな甘味処「春告鳥」。 そこで看板娘として働くおみえは、笑顔と真心で客を迎える、明るく評判の娘だ。 しかし彼女には、誰にも言えぬ秘密があった―― おみえは、心優しき店主夫婦に拾われた孤児なのだ。 その恩に報いるため、大好きなこの店を守るため、「江戸一番」の味を守るため、おみえは必死にもがく。 これは、秘密と嘘を抱えた一人の娘が、逆境の中で真心と向き合い、家族や仲間との絆を通して成長していく感動の物語。 おみえは、大切な春告鳥を守り抜くことができるのか? 彼女のついた嘘は、吉と出るか、それとも凶と出るか? 江戸の町を舞台に繰り広げられる、涙と笑顔の人情譚。
大賞ポイント 520pt
文字数 48,036 最終更新日 2025.05.14 登録日 2025.05.13
110 down
歴史・時代 完結 ショートショート
円山応挙の弟子、奇才の絵師と呼ばれる長沢芦雪。 彼はいかにして、絵師としてさらなる高みを目指したのか。 その覚醒の時を切り取りました。
大賞ポイント 519pt
文字数 2,686 最終更新日 2025.05.12 登録日 2025.05.12
※事実を元に作った空想の悲恋、時代小説です。 「わたしは男装軍人ではない。立派な軍人だ」  藤宮伊吹陸軍少尉は鉄の棒を手にして、ゴロツキに牙を剥ける。    没落華族令嬢ではある彼女だが、幼少期、父の兄(軍人嫌い)にまんまと乗せられて軍人となる。その兄は数年後、自分の道楽のために【赤いルージュ劇場】を立ち上げて、看板俳優と女優が誕生するまでになった。   恋を知らず、中性的に無垢で素直に育った伊吹は、そのせいか空気も読まず、たまに失礼な言動をするのをはしばしば見受けられる。看板俳優の裕太郎に出会った事でそれはやんわりと......。  パトロンを抱えている裕太郎、看板女優、緑里との昭和前戦レトロ溢れるふれあいと波乱。同期たちのすれ違い恋愛など。戦前の事件をノンフィクションに織り交ぜつつも、最後まで愛に懸命に生き抜く若者たちの切ない恋物語。   主要参考文献 ・遠い接近=松本清張氏 ・殉死  =司馬遼太郎氏 ・B面昭和史=半藤一利氏 ・戦前の日本=竹田千弘氏  ありがとうございます。 ※表紙は八朔堂様から依頼しました。 無断転載禁止です。
大賞ポイント 516pt
文字数 125,357 最終更新日 2025.06.02 登録日 2023.01.30
大阪夏の陣で命を落とす運命だった真田大助は、豊臣秀頼公から授かった宝刀によって窮地を脱し、芸州広島藩の山間の村へと落ち延びた。そこは、江戸幕府の監視下に置かれた土地。武士としての誇りを胸に秘めつつ、大助は村の警護役として生きる道を選ぶ。 一方、村では庄屋や百姓たちが協力し、厳しい自然環境や度重なる災害に立ち向かいながら、地域の発展を目指していた。領民たちと共に村の運営に力を尽くす中で、大助は武士としての鍛錬だけでなく、村人との絆を深めていく。 しかし、次第に自らの宿命と向き合う必要に迫られることとなる。果たして、彼は己の命と村の平和を守り抜き、新たな道を切り拓けるのか──。 *本作は歴史的事実に基づきつつも、フィクションとして再構成した物語です。 *この物語は、過去に執筆した原稿をもとに加筆・修正を加えた再編集版です。
大賞ポイント 516pt
文字数 108,128 最終更新日 2025.05.31 登録日 2019.10.19
 一九四二年七月五日、日本海軍はその空母戦力の総力を挙げて中部太平洋ミッドウェー島へと進撃していた。  真珠湾以来の歴戦の六空母、赤城、加賀、蒼龍、飛龍、翔鶴、瑞鶴が目指すのは、アメリカ海軍空母部隊の撃滅。  一方のアメリカ海軍は、暗号解読によって日本海軍の作戦を察知していた。  そしてアメリカ海軍もまた、太平洋にある空母部隊の総力を結集して日本艦隊の迎撃に向かう。  ミッドウェー沖で、レキシントン、サラトガ、ヨークタウン、エンタープライズ、ホーネットが、日本艦隊を待ち構えていた。  日米数百機の航空機が入り乱れる激戦となった、日米初の空母決戦たるミッドウェー海戦。  その幕が、今まさに切って落とされようとしていた。 (※本作は、「小説家になろう」様にて連載中の同名の作品を転載したものです。)
大賞ポイント 516pt
文字数 195,646 最終更新日 2024.08.23 登録日 2024.05.31
114 down
歴史・時代 連載中 短編 R15
奈良と大阪を結ぶ街道。生駒山のてっぺんに暗峠がありまして。そこには元陰間の辰次が開く一軒のみたらし団子屋がある。色香を放つ男ーー辰次が様々な客の人生に触れる人情噺。 ※フィクションです。妄想です(⁠ ⁠ꈍ⁠ᴗ⁠ꈍ⁠)
大賞ポイント 516pt
文字数 9,484 最終更新日 2025.05.17 登録日 2025.05.17
江戸八百八町、頼れる稼業は数あれど、ちと風変わりな「なんでも屋」があった。その名を権兵衛。昼行灯と笑われながらも、なぜか難事件を次々と解決する不思議な男。ある日舞い込んだのは、なんと三代将軍・家光公直々の密命。「我が愛猫、珠(たま)を探し出せ。失敗すれば…言わずもがな」。顔面蒼白の大家を尻目に、権兵衛は「へいへい、猫の気持ちになりゃあ見つかりますって」と大あくび。果たして、のんきな権兵衛は、お上の威光と猫の気まぐれにどう立ち向かうのか? 江戸の風情と人情、そしてちょっぴりの謎解きが織りなす、痛快時代活劇! もちろん、団子代はツケでお願いします。
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文字数 18,586 最終更新日 2025.05.25 登録日 2025.05.18
―男装の助け人、江戸を駈ける!― 栗栖小源太が女であることを隠し、兄の消息を追って江戸に出てきたのは慶安二年の暮れのこと。 それから三カ月、助っ人稼業で糊口をしのぎながら兄をさがす小源太であったが、やがて由井正雪一党の陰謀に巻き込まれてゆくのであった。 月曜~金曜、夜10時頃更新しています。
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文字数 143,111 最終更新日 2025.06.04 登録日 2024.11.22
おりんは江戸のとある武家屋敷で、下女として働く14歳の少女。ある日突然、屋敷で母の急死を告げられ、自分が花街へ売られることを知った彼女は急遽その場から逃げだした。 母は殺されたのかもしれない――そんな絶望のどん底にいたおりんに声をかけたのは、奉行所で同心として働く有島惣次郎だった。 今も刺客の手が迫る彼女を守るため、彼の屋敷で住み込みで働くことが決まる。そこで彼の兄――有島清之進とともに生活を始めるのだが、病弱という噂とかけ離れた腕っぷしのよさに、おりんは驚きを隠せない。 そうしてともに生活しながら少しづつ心を開いていった――その矢先のことだった。 母の命を奪った犯人が発覚すると同時に、何故か兄清之進に凶刃が迫り――。 とある秘密を抱えた兄弟と町娘おりんの紡ぐ江戸捕物抄です!お楽しみください! ※フィクションです。 ※周辺の歴史事件などは、史実を踏んでいく予定です。
大賞ポイント 514pt
文字数 15,451 最終更新日 2025.06.04 登録日 2025.05.31
 時は明治。病弱な美少年、寿彦は男色不良集団「白袴隊」の目を避けるために母の頼みで女装して、双子の妹がいる東京にやってきた。  妹の下宿先は藤田家と言う。  家主の藤田五郎がかの新選組の斎藤一とは知らず、寿彦は剣を習うことになるが、かの白袴隊と図らずも因縁が出来てしまう。  価値観が目まぐるしく変わりゆく時代、寿彦は彼が思う強さを手に入れられるのか。
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文字数 16,280 最終更新日 2025.06.04 登録日 2025.05.19
舞台は、町民が力を持ちつつある江戸時代後期。 父を冤罪で切腹に追いやられた主人公・**天野惣一郎(あまの・そういちろう)**は、旗本の家を追われ、町人として生きることに。 しかし彼は諦めなかった。 “必ず武士として返り咲き、父の仇を討ち、腐った幕府の体制を変えてやる。” 江戸・浅草の裏長屋から始まる、貧しき若者の逆転劇。 商売・信用・仲間との絆――すべてを武器に、やがて彼は「町人から将軍を動かす男」へと成り上がっていく。
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文字数 21,335 最終更新日 2025.06.04 登録日 2025.05.25
千尋は、父の遺した未完成の浮世絵と「消された絵師」の名を耳にする。父の死はただの病死ではなかった。 筆と知恵を武器に、千尋は江戸の絵師界・役人・遊郭・裏社会に絡む陰謀へと足を踏み入れる――。 果たして“消された絵師”とは何者か。なぜその存在が歴史から消されたのか。
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文字数 14,810 最終更新日 2025.06.05 登録日 2025.05.28
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