第11回歴史・時代小説大賞開催中
※大賞ランキングの集計・更新は1日1回(0時)です。また、最初のランキング更新は2日0時になるため、開催直後の24時間については前日の閲覧ポイント順で固定表示となります。

第11回歴史・時代小説大賞 参加作品

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161 stay
歴史・時代 完結 長編 R15
南北戦争開始時から始まります。 独立戦争前夜を舞台にした小説「モヒカン族の最後」をオマージュ。 特に、主人公たちは中の登場人物である「コーラ、アンカス、アリス、ヘイワード少佐」がモデルです。 (ホークアイとチンガチェックも、出したかった……) 「悪役令嬢」ものを書こうと思って思いついたのですが、その要素が全くないのはなんでだか(笑) ※ 塩素ガスの描写がありますが、南北戦争時代にはまだ登場していません。 こちらが登場したのは第一次世界大戦の頃です。 近代戦争、特に塩素ガスの非常に残酷な描写があるので、ご注意ください。 ※女性の社会進出は、南北戦争の時代から数十年ほど先の話です。
大賞ポイント 502pt
文字数 106,281 最終更新日 2025.04.16 登録日 2025.03.03
江戸時代中期。 病み上がりでやせっぽちの浪人、滝本蒼介は気が付けば全財産は銀一匁のみとなっていた。口入れ屋からは、面が死にそうという理由で断られる日々を送っていたが、大旅籠清田屋の主人、善右衛門に倅の善太郎と勘違いされてしまう。善右衛門は欠落(行方不明)になっている倅の『善太郎』を探していた。倅が夢枕に出て来て、すでに亡くなっている可能性があるという。下手人をおびき寄せるため、善太郎と顔が瓜二つの蒼介に、倅の振りをして旅籠清田屋に入ってほしいと懇願され、同じ長屋の大工・雪太郎と愛犬の茶介と共に、清田屋に潜入する事になった。蒼介の一芝居がはじまる。
大賞ポイント 502pt
文字数 4,193 最終更新日 2025.06.01 登録日 2025.05.30
17世紀、神聖ローマ帝国北部(現在のドイツ)。 物語の舞台──そこはつまり、泥沼だった。 後に三十年戦争と呼ばれる、国土を荒廃に追い込んだ長い戦乱の最中である。 【17世紀ドイツ─銃と剣と陰謀と。大司教の《特殊部隊》が城塞都市を駆ける】
大賞ポイント 502pt
文字数 113,677 最終更新日 2020.09.30 登録日 2020.08.31
男は堕ちていた。身に余る大志に押しつぶされ、挫折から目を背け、堕落に身を沈めていく。 男には友がいた。周囲の期待と夢に応え、重圧をはねのけ前へ前へと邁進する友が。 江戸時代に生きる、真剣師と囲碁家元の跡目候補、二人の碁打ちの友情の物語。 作品とはしては独立していますが、『盤上にある世界』と同じ世界軸です。
大賞ポイント 502pt
文字数 22,663 最終更新日 2024.05.31 登録日 2024.05.31
165 down
歴史・時代 完結 ショートショート
大物主神を崇めたと伝えられる崇神天皇。 子孫を探してまでも、祭祀した理由は?
大賞ポイント 501pt
文字数 477 最終更新日 2023.06.22 登録日 2023.06.22
166 down
歴史・時代 連載中 長編 R18
山南敬助脱走後から切腹前日までを 凛と恵の妄想で書いてます。 ★話し言葉★ 初心者なので誤字脱字・方言が滅茶苦茶だと自戒してます。 凛の妄想幕末を楽しんでいただけたら…幸いです。 ノンフィクションではありません。 あくまでも史実を汲みながらの妄想です。 ここでは山南(やまなみ)と読みます。ご了承くださいませ。 永倉・原田のみ(さんなん)と呼んでいます。 ★永倉・原田編は「とある事件」のネタバレになることが判明  完結するまで猶予願います。 ★逢瀬編のRは…… メモ書きの素書きが二種類見つかってしまい……更新は かなり遅くなると思います。 ゆっくり書かせて下さいませ。m(_ _)m \(_ _)
大賞ポイント 501pt
文字数 18,659 最終更新日 2018.11.15 登録日 2018.09.19
 新選組・沖田総司と、近藤勇の養子である周平。  互いの悋惜が絡み合う、池田屋事変。
大賞ポイント 501pt
文字数 5,046 最終更新日 2023.05.22 登録日 2023.05.22
都に渦巻く闇は、人か妖か、あるいはその狭間か― 平安の世。華やかな貴族文化の影で、 人知れず“怪異”が蠢いていた。 ある夜、帝の元に届けられたのは、正体不明の怪死事件の報。 五日間で三人の貴族の子が消え、屋敷には血文字と不気味な足跡だけが残されていた。 呼び出されたのは、 若き陰陽師・綾塚烈正。 かつて“鬼子”と呼ばれた異能の家系に生まれながら、その才を怖れられ、表舞台から遠ざけられていた。 帝は彼に密命を下す― 「この都に蠢く“もののけ”を討て。正体を暴き、真を記せ」。 烈正は、護衛として付き従う女性・那智と共に、都とその周辺で起きる怪異事件に挑んでいく。 “赤衣の童子”、“髪を食らう女”、“鳴かぬ鶯”、“血涙の巫女”、“鬼の花嫁”―― 一見無関係に見えた怪異たちは、やがて一つの真実へと収束しはじめる。 陰陽とは何か。人と妖の境界とは何か。 帝の密命の裏に潜む“真の意図”とは―― それは、ただの怪異譚ではない。 記すべきは、平安という時代に封じられた「真実」そのもの。
大賞ポイント 501pt
文字数 8,243 最終更新日 2025.05.15 登録日 2025.05.15
1939年に世界大戦が起きなかった世界で 1946年12月、日独伊枢軸国が突如宣戦布告! ジェット機と進化した電子機器が飛び交う大戦が開幕。 真珠湾奇襲、仏独占領。史実の計画兵器が猛威を振るう中、世界は新たな戦争の局面を迎える。
大賞ポイント 121pt
文字数 43,174 最終更新日 2025.06.06 登録日 2025.05.23
日露戦争で判定勝ちを得た日本は韓国などを併合することなく独立させ経済的な植民地とした。これは直接的な併合を主張した大日本主義の対局であるから小日本主義と呼称された。 大日本帝国ならぬ小日本帝国はこうして経済を盤石としてさらなる高みを目指していく… 戦線拡大が甚だしいですが、何卒!
大賞ポイント 120pt
文字数 10,304 最終更新日 2025.05.09 登録日 2025.04.12
海軍の至宝とも言われた藤本喜久雄造船官。彼は斬新的かつ革新的な技術を積極的に取り入れ、ダメージコントロールなどに関しては当時の造船官の中で最も優れていた。そんな藤本は早くして脳溢血で亡くなってしまったが、もし”亡くなっていなければ”日本海軍はどうなっていたのだろうか。
大賞ポイント 88pt
文字数 2,034 最終更新日 2025.05.28 登録日 2025.05.25
名を「千寿(せんじゅ)」という稚児。 京の大寺院で育てられた美貌の少年で、知恵と話術に長け、文才もある。 その美貌により貴族や武家から寵愛を受けるも、裏では寺の住職に利用され、政治工作や密偵の役割を強いられていた。
大賞ポイント 73pt
文字数 24,098 最終更新日 2025.06.06 登録日 2025.05.25
江戸の闇を裂く、鋼の忍! 泰平の世の裏で蠢く怪異と陰謀。将軍家に仕える秘密組織「裏柳生」の若き忍者、鋼丸(はがねまる)は、剣術と類稀なるからくり技術を操り、江戸の奇譚を解決へと導く。 妖術使い、海外勢力、そして恐るべきからくりを駆使する敵。 失われた古代の技術、世界規模の巨大な陰謀、そして鋼丸自身の出生の秘密が絡み合い、物語は加速する。 からくりの光と影、そして仲間との絆を胸に、鋼丸は江戸、ひいては世界の平和を守れるのか? 緻密なからくりと華麗な剣術が織りなす、壮大な忍者活劇が今、幕を開ける!
大賞ポイント 71pt
文字数 128,309 最終更新日 2025.06.04 登録日 2025.05.24
昭和十九年、戦火が日本本土を覆い始めた頃。 十八歳の綾子は、ある夜の出来事をきっかけに「女であること」を捨てる決意をする――自らの黒髪を剃り落とし、己を守るための鎧としたのだ。 その決意はやがて他の女性たちにも波紋を広げ、「坊主の娘たち」と呼ばれる連帯が生まれていく。 空襲、焼け野原、失われる命――髪を刈ったことで守れたもの、守れなかったもの。 女たちは、それでも前を向き、己の誇りとともに立ち上がっていく。 髪を失って、強くなった女たちの、静かで力強い戦いの物語。
大賞ポイント 67pt
文字数 11,011 最終更新日 2025.05.31 登録日 2025.05.31
未だ戦乱続く近江の国に生まれた蒲生氏郷。主家・六角氏を揺るがした六角家騒動がようやく落ち着いてきたころ、目の前に現れたのは天下を狙う織田信長だった。 和歌をこよなく愛する温厚で無力な少年は、信長にその非凡な才を見いだされ、戦国武将として成長し、開花していく。 前作「滝川家の人びと」の続編です。途中、エピソードの被りがありますが、蒲生氏郷視点で描かれます。
大賞ポイント 66pt
文字数 1,031,355 最終更新日 2025.06.06 登録日 2024.09.10
176 down
歴史・時代 連載中 長編 R15
全52話(5/28~6/12:毎朝5時更新予定、6/13~6/30:毎朝5時・毎夕5時更新予定) 【あらすじ】 平治の乱に敗れた源義朝の子──頼朝は、伊豆に流された。その伊豆で北条家の姫、政子と出会い、結ばれ、そして以仁王の令旨を受け……。 治承四年夏、笹竜胆(ささりんどう)咲く頃に挙兵した頼朝は、政子と共に、平家との戦いを挑む。やがて笹竜胆咲く地に、おのれの国を作るために。 【表紙画像】 藤原隆信, Public domain, ウィキメディア・コモンズ経由で
大賞ポイント 60pt
文字数 26,313 最終更新日 2025.06.06 登録日 2025.05.28
1990年、日本はバブル崩壊を迎えなかった。いや、ある男(主人公)のおかげで迎えずに済んだ。 日銀の金利引き上げが見送られ、不動産と株式市場は暴騰を続け、企業はさらに資産を膨らませた。 世界最大の経済大国となった日本は、アメリカを抜き世界秩序を塗り替えようとしていた――
大賞ポイント 56pt
文字数 4,542 最終更新日 2025.06.04 登録日 2025.05.31
大正デモクラシーの春、新しい生き方を模索する少女が、断髪という決断を通して“自分の道”を選び取るまでの成長の物語。
大賞ポイント 49pt
文字数 10,431 最終更新日 2025.05.31 登録日 2025.05.31
明治五年――文明開化の激流の中、東京・銀座に生きる一人の女教師がいた。 名は澄江。女子師範学校で教鞭を執る彼女は、政府からの“断髪令”に直面する。 「女性も髪を切り、洋装をせよ」 時代の流れは、女性の髪型までも飲み込もうとしていた。 それでも澄江は、己の信念を貫いた。 和装を守るために――その象徴である日本髪を、自らの手で剃り落とした。 坊主頭となった女教師は、冷たい視線と嘲笑の中で教壇に立ち続ける。 だがその姿は、やがて少女たちに“誇り”と“自由”を教え、 社会を静かに、しかし確かに変えていく。 髪を失い、得たものは何か。 女性としての尊厳と、生きる意味を問い直す、感動の歴史長編。
大賞ポイント 48pt
文字数 10,137 最終更新日 2025.05.31 登録日 2025.05.31
比翼の鳥はあり得ても、鳳凰は番えない。鳳に翼二つ、凰にも翼二つあるからだ。 鎌倉、延福寺。 権勢を誇った足利直義が、ひっそりと鳳笙の音に耳を傾けている。 比翼の鳥は、翼が一つずつの雌雄の鳥。二羽は常に一緒に飛ぶという。 二羽で翼二つ。 一対。 鳳凰は雄が鳳、雌が凰。 しかし、二羽にはそれぞれ翼が二つずつ。 両雄並び立たず。 鳳凰は二羽存在してはならない。 南北朝時代。 二朝廷に帝が二人。 将軍も…… 足利直義は、その時、何を思ったか。兄・尊氏をどう見たか。
大賞ポイント 47pt
文字数 24,814 最終更新日 2025.06.02 登録日 2025.05.07
1942年5月 呉海軍工廠において二隻の艦が建造される ⑤計画において策定されたB65型超甲型巡洋艦 その2艦は筑波、生駒と命名され筑波型大巡として 太平洋を縦横無尽に戦いゆく 未成、計画艦物語第二弾 いざ開幕
大賞ポイント 45pt
文字数 63,102 最終更新日 2025.05.27 登録日 2025.05.09
天正六年(1578年)三月、織田信長の命を受け、播磨へと乗り込んできた羽柴秀吉に対し、一度は従う姿勢を見せた三木城の別所長治は、突如として反旗を翻した。 しかし、「三木合戦」において、別所長治が待ち望んだ毛利の援軍は姿を遂に見せず、二年近くに及んだ籠城戦の末に別所家は滅び去ることとなる。 野戦でも籠城戦でも織田の軍勢に後れを取り続けた別所であるが、かなわぬまでも織田勢に一矢報いた将がいる。 将の名は、淡河弾正定範。 奇略をもって、生涯不敗とも称される秀吉の弟・羽柴秀長に唯一の黒星をつけた武将として語り継がれる男の一代記。
大賞ポイント 44pt
文字数 45,798 最終更新日 2025.06.06 登録日 2025.05.25
禁制ながら幕府ゆかりの仏閣から庇護を受け、陰で花を咲かせる茶屋が不忍の池の端、湯島にあった。 陰間茶屋と呼ばれるそれは、うら若き男たちが妙技を駆使し、男女を問わず接待をした。 幕府が終わりを迎える頃に、陰間の世界に身を投じたのは、かつては浪士組に入ろうと夢を見た、齢十四の少年あやめ。 高い花代を投げ打つ僧侶や商人、武家や後家と偽りの中で交わるうちに、あやめはひとりの若侍と真実の恋を知る。 年季が明けたら叶えようと誓った愛を、時代の激流が意図せず引き裂こうとする。 あやめの恋は、愛し合うふたりの少年の運命や、如何に──。 ※人身売買や児童売春を肯定助長する意図は毛頭ございません。
大賞ポイント 43pt
文字数 85,110 最終更新日 2024.07.14 登録日 2024.05.31
幼い茶々の目に焼きついたのは、炎に包まれた小谷城と、冷酷に微笑む伯父・織田信長の顔だった。 父・浅井長政を裏切り、兄を殺し、すべてを灰に変えた第六天魔王――その手が彼女の人生を奪った瞬間、茶々の心に復讐の種が根を張った。 母・お市の方は最期に囁いた。「生きなさい」と。 その言葉だけを支えに、茶々は憎しみを胸に秘め、少女から女へと成長する。 信長亡き後、その遺志を継ぐ豊臣秀吉に嫁ぐ。 子・秀頼を産み、母となるが、彼女の瞳は決して穏やかにはならない。 秀吉の豪快な笑い声に信長の残響を聞き、愛する我が子の瞳に呪われた血の影を見る。 豊臣家は茶々にとって、秀頼を守るための仮面であり、信長の血を断ち切るための刃だった。 時は流れ、大阪城が最後の舞台となる。 徳川家康の軍勢が迫り、天守を飲み込む炎が再び彼女の前に現れる。 侍女たちの叫びが響き、血が石畳を染める中、茶々は静かに笑う。 「終わりだ、信長。お前の呪いはここで消える」 秀頼の手を握り、炎の中に身を投じるその瞬間、彼女の心は解放を求めたのか、それとも虚無に呑まれたのか? 歴史の闇に埋もれた一人の女が、復讐の果てに見たものは何か。 浅井茶々――少女の純真さ、母の愛、復讐者の執念が交錯する、壮絶な運命の物語。 その結末を知ったとき、あなたはきっと目を離せなくなる。 ※注意※ 作者・常陸之介寛浩が書籍化している第4回歴史時代小説大賞読者賞受賞作品とは別時系列物語です。 豊臣秀頼の母として天下の頂点に立つ淀にまで成長していく茶々の人生フィクションをお楽しみ下さい。
大賞ポイント 39pt
文字数 144,720 最終更新日 2025.06.06 登録日 2025.05.08
元特攻隊員の主人公が最後に見つけた戦争を繰り返さないために大切な事……「涙なしでは読めない」「後世に伝えたい」との感想を頂いた〈戦争を調べる中で見つけた奇跡から生まれた未来への願いと希望の物語〉……太平洋戦争が始まった頃、源次は大学で高知出身で龍馬似の弘光と出会い親友になる。 絵が上手い源次は漫画家が夢という弘光と共同制作する事になり、ある希望の物語を残す。 弘光の従兄妹で歌が好きな純子との三角関係…… 学徒出陣で配属された海軍航空隊で出会う仲間との約束…… さまざまな戦禍を乗り越え気付いた戦争を繰り返さないために大切な事、特攻隊員達が残した最後の想いとは? この物語の主人公は『最後の日記』の追憶編に出てくる高田さん……昔、私にある誕生日プレゼントをくれたおじいさんである高田さんとの出会いをきっかけに、大変な時代を懸命に生きた様々な方の日常や歴史を調べる中で偶然見つけた場所・日付・名前が同じ奇跡やある歌の過去…… 『最後の日記』君の声編ラストと同じ事をしていた高知の特攻隊員の方の事を知って調べた先に見つけた、最初と最後の特攻隊の共通点や漫画を残して飛び立った方……様々な奇跡との出会いから生まれた、〈戦時中を必死に明るく生きた、特攻隊員達の恋や友情や家族への想いを込めた歴史の軌跡を未来に繋ぐ希望の物語〉 ※歴史的出来事は公平な資料の史実を元に書いていて、歴史上の人物や実際にある映画や歌などの題名も出てきますが、名前の一部を敢えて変えているものもあります(一部改稿し歌詞は著作権切れのみ掲載)
大賞ポイント 36pt
文字数 149,962 最終更新日 2025.06.06 登録日 2024.05.30
 若き侍、久澄陸郎は、幼馴染であり妹として一緒に育った、そよと久しぶりに相対する。それはそよの兄・春日達彦の江戸からの帰還を知らせるためだった。達彦とともに御前仕合を観覧した幕府惣目付・柳生但馬守は、そよに将軍家光への輿入れ話を持ってくる。しかし城内は春日派と黒川派の勢力争いが進行しており、そよの輿入れは黒川派の標的となった。  陸郎はそよを江戸まで連れていく警護役となるが、途中襲撃を受け山中に住む老人、空斎に助けられる。陸郎は空斎が剣の達人であることを知り、愛する娘・そよを守るために剣の修行を受けるのだった―
大賞ポイント 32pt
文字数 127,410 最終更新日 2025.06.01 登録日 2025.05.03
187 down
歴史・時代 連載中 長編 R15
戦国時代、一色龍興という武将がいた。後世には斉藤龍興の名で知られている。 戦国三悪人の一人にして織田信長の岳父として知られる斎藤道三の孫であり、弟と父が病死したことで期せずして美濃50万石を継ぐことになった。 しかし彼の最も有名な逸話は、「酒色に溺れる龍興を諫めるために竹中半兵衛がたった17人で難攻不落の稲葉山城を乗っ取った」というものである。 そしてその3年後、織田信長は稲葉山城を攻略し龍興は美濃から追われることになった。 ここまでが彼について広く知られる"風説"である。 だが実は、彼は美濃を去った後も戦いを続けていたのだ。  一向一揆の拠点伊勢長島を巡る長島合戦  信長の不在時に将軍足利義昭を襲撃した本国時の変  浅井の裏切りにより信長が窮地に立った金ヶ崎の退き口  信長が摂津で三好・本願寺と戦っている間に浅井・朝倉が京を目指して攻め上がった志賀の陣  浅井・朝倉と織田・徳川が激突した姉川の戦い 彼はこれらの名だたる戦いに信長の敵として参戦し続けた。……負けたけど。 そして武田信玄が上洛の兵を挙げた。誰もが信長の敗北を信じ、あの足利義昭さえもが挙兵した。だが突然信玄は死に、武田軍は撤退してしまった。 それを知った時、龍興は信長の持つ天運を確信した。そして信長に抗うしかないかった自分の生まれを呪った。 ――大名など馬鹿らしい。そのような立場に縛られず、曾祖父のように一介の武士として生きたかった。 そして彼は刀根坂の地で奮戦の末に討ち死にした。  ……はずであった。 気付けば彼は若返り、父の葬式に参列していた。桶狭間の戦いの翌年、清洲同盟の前年である。 つまり翌年から織田は後顧の憂い無く攻め寄せてくるのだ。このままではまた同じ事になってしまう。 ――信長には勝てない。ならば…… こうして龍興は、(10年ちょっとだけの)未来知識を使って新たな歴史を紡ぎ出すのだった。 「弾正殿、なにとぞ教えを賜りたい」   龍興は朝倉氏滅亡時に死んだので、松永弾正が何度も謀反を起こした上に自害(爆死)することを知らない 「荒木殿、謀反など止められよ」   龍興は朝倉氏滅亡時に死んだので、荒木村重が謀反した挙げ句に説得に来た黒田官兵衛を石牢に閉じ込めることを(以下略 「さすが光秀、見事な腕じゃ!」   龍興は(以下略
大賞ポイント 31pt
登録日 2024.06.16
江戸・享保の頃。 浅草裏町の長屋にひっそりと佇む小さな茶屋――その名は「春や」。 夫に先立たれた女将・おはるが、囲炉裏の火とぬか漬け、湯気立つ茶碗でもてなす日々。 ここには、迷い、傷つき、立ち止まった人々が、ふと足をとめてやって来る。 浪人・弥助、芸者見習い・お染、丁稚の政吉、八百屋のおたね…… それぞれの人生が、茶の香りに溶け合っていく。 一杯の茶が心をほどき、 ぬか漬け一切れが過去を癒やす―― 変わらぬ味と、やさしい沈黙が息づく、江戸人情連作短編。 季節とともにめぐる、二十の“ひととき”をあなたへ。
大賞ポイント 31pt
文字数 30,164 最終更新日 2025.06.01 登録日 2025.05.17
江戸、天明三年。未曽有の大飢饉が、大坂を地獄に変えた――。 飢え死にする民を嘲笑うかのように、権力と結託した悪徳商人は、米を買い占め私腹を肥やす。 大坂の米問屋「稲穂屋」の女房、お凛は、天才的な算術の才と、決して諦めない胆力を持つ女だった。 愛する夫と店を守るため、算盤を武器に立ち向かうが、悪徳商人の罠と権力の横暴により、稲穂屋は全てを失う。米蔵は空、夫は獄へ、裏切りにも遭い、お凛は絶望の淵へ。 だが、彼女は、立ち上がる! 人々の絆と夫からの希望を胸に、お凛は紅蓮の炎を宿した算盤を手に、たった一人で巨大な悪へ挑むことを決意する。 奪われた命綱を、踏みにじられた正義を、算盤で奪い返せ! これは、絶望から奇跡を起こした、一人の女房の壮絶な歴史活劇!知略と勇気で巨悪を討つ、圧巻の大逆転ドラマ!  ――今、紅蓮の算盤が、不正を断罪する鉄槌となる!
大賞ポイント 30pt
文字数 88,110 最終更新日 2025.06.05 登録日 2025.05.18
時は戦国、信州諏方郡を支配する諏方惣領家が敵に滅ぼされた。 伊那郡高遠の主、諏方頼継は惣領家家族のうち、齢十一歳の姫君を、ひょんなことから保護できた。 頼継は豪傑でもなければ知将でもない。その辺の凡将だろう。 それでも若き姫を守りながら、滅びた惣領家の再興を叶えるため、死に物狂いで強大な敵に立ち向かっていく歴史物語。
大賞ポイント 29pt
文字数 122,951 最終更新日 2025.06.05 登録日 2025.03.19
井ノ瀬五郎は父の死後、止水流の道場を守ってきたが、質の悪い旗本にさんざんに荒らされ、面子を失っていた。これ以上、恥をかくなら切腹しようと思ったところで、若侍がやってきた。若侍の名は流拓之進といい、師匠が五郎の父と知り合いで、その伝手で江戸を訪れたと語った。五郎は帰るように言うが、拓之進は強引に住み着いてしまう。彼に振り回されて、五郎はそれれまでと異なる、温かく、それでいて刺激的な日々を過ごすことになるが、それは彼に新たなる一歩を踏み出すきっかけを与えるのであった。
大賞ポイント 29pt
文字数 39,214 最終更新日 2025.06.06 登録日 2025.05.23
そこにある列強は、もはや列強ではなかった。大日本帝国という王道国家のみが覇権国など鼻で笑う王道を敷く形で存在し、多くの白人種はその罪を問われ、この世から放逐された。 いわゆる、「日月神判」である。 結果的にドイツ第三帝国やイタリア王国といった諸同盟国家――すなわち枢軸国欧州本部――の全てが、大日本帝国が戦勝国となる前に降伏してしまったから起きたことであるが、それは結果的に大日本帝国による平和――それはすなわち読者世界における偽りの差別撤廃ではなく、人種等の差別が本当に存在しない世界といえた――へ、すなわち白人種を断罪して世界を作り直す、否、世界を作り始める作業を完遂するために必須の条件であったと言える。 そして、大日本帝国はその作業を、決して覇権国などという驕慢な概念ではなく、王道を敷き、楽園を作り、五族協和の理念の元、本当に金城湯池をこの世に出現させるための、すなわち義務として行った。無論、その最大の障害は白人種と、それを支援していた亜細亜の裏切り者共であったが、それはもはや亡い。 人類史最大の総決算が終結した今、大日本帝国を筆頭国家とした金城湯池の遊星は遂に、その端緒に立った。 本日は、その「総決算」を大日本帝国が如何にして完遂し、諸民族に平和を振る舞ったかを記述したいと思う。 城闕崇華研究所所長
大賞ポイント 28pt
文字数 103,432 最終更新日 2025.06.02 登録日 2023.10.13
⑤計画で計画された防空軽巡815号艦は 1941年2月に呉海軍工廠で起工、1943年2月に「黒瀬」と命名され竣工。 太平洋戦争の激戦地である ソロモン諸島、マリアナ、レイテを駆け抜け、卓越した防空能力で奮戦する 人気の計画、未成艦物語第三弾 いざ開幕
大賞ポイント 26pt
文字数 40,520 最終更新日 2025.05.27 登録日 2025.05.14
明治二年。幕府と官軍による内戦――いわゆる戊辰戦争が終わった。負けた旧幕府軍側の生き残りに、元新選組の市村鉄之助という少年がいた。 新選組副長であった土方歳三に命じられ北海道を脱出した市村鉄之助がたどり着いたのは、多摩は日野宿の脇本陣、下佐藤家。 土方歳三の義兄家族である佐藤家の人々と、佐藤家にかくまわれて二年の年月を過ごした鉄之助少年との交流を描く。 鉄之助の中に、義弟――歳三を見ている佐藤家当主。鉄之助に新しい時代を生きて欲しいと願う歳三の姉、ノブ。 そして新しい時代の始まりに、未だ武士の魂を抱いた鉄之助を見守り続けた少女ハツ。 激動の日本で、先の見えない未来に向かって歩む少年と少女の、短い青春の日々の記録。 ※作中の日付は旧暦です。 参考書籍  「図録 日野宿本陣」  「佐藤彦五郎日記」  「土方歳三資料館」 25.5.18…題名変更。登場人物名前の誤り等修正
大賞ポイント 26pt
文字数 105,439 最終更新日 2025.06.03 登録日 2025.05.18
第二次世界大戦、ドイツが本土防空の為に創った巨大な要塞「高射砲塔」 時が経ち、ある日一人の少女が立ち止まります。霧のような、涙のような雨の中で、ささやくようなかすかな声に呼び止められて……
大賞ポイント 26pt
文字数 5,124 最終更新日 2025.05.31 登録日 2025.05.31
1853年、ロシア帝国はクリミア戦争で敗戦し、財政難に悩んでいた。友好国アメリカにアラスカ購入を打診するも、失敗に終わる。1867年、すでに大日本帝国へと生まれ変わっていた日本がアラスカを購入すると金鉱や油田が発見されて……。 大日本帝国VS全世界、ここに開幕! ※架空の日本史・世界史です。 ※分かりやすくするように、領土や登場人物など世界情勢を大きく変えています。 ※ツッコミどころ満載ですが、ご勘弁を。
大賞ポイント 24pt
文字数 71,526 最終更新日 2025.01.28 登録日 2024.05.17
~かつて渤海という幻の大国があった~ 不安定な新興国・定安に生きる一人の若き貴族。 貧しい彼は、いつも疎外されていた。 救いの手を差し伸べてくれる人はなく、彼自身の才能だけで、運を切り開いて行くしかなかった。 中国、ロシア、北朝鮮に広がっていた謎の大国・渤海。 平安時代の日本が最も親しく交流していたのは、唐ではなく渤海だった。 しかし、突如として滅亡してしまう。 その跡地には、渤海を復興しようとした人々がいた。 渤海滅亡後に存在したとされる復興国を舞台にした物語。
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文字数 214,041 最終更新日 2025.01.31 登録日 2024.12.04
198 down
歴史・時代 連載中 長編 R18
箱根の宿を出た時雨と小吉は東海道の終着地である草津を目指し旅をする。 時雨太夫 東海道 箱根の宿の続きになります。 ●はアダルト要素ありです
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文字数 47,977 最終更新日 2025.06.06 登録日 2025.05.29
「我々海軍は一度創成期の考えに立ち返るべきである」 八八艦隊計画が構想されていた大正3年に時の内閣総理大臣であった山本権兵衛のこの発言は海軍全体に激震を走らせた。これは八八艦隊を実質的に否定するものだったからだ。だが山本は海軍の重鎮でもあり八八艦隊計画はあえなく立ち消えとなった。そして山本の言葉通り海軍創成期に立ち返り改めて海軍が構想したのは高速性、速射性を兼ねそろえる高速戦艦並びに大型巡洋艦を1年にそれぞれ1隻づつ建造するという物だった。こうして日本海軍は高速艦隊への道をたどることになる… いつも通りこうなったらいいなという妄想を書き綴ったものです!楽しんで頂ければ幸いです!
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文字数 114,860 最終更新日 2025.03.06 登録日 2024.10.20
 大正六年。第一世界大戰下の日本。モダンな服装が好きで、銃声に色を感じ、銃に心躍る一風変わった一面を持つお転婆な元子爵令嬢、納冨(なんど)瑠唯子(るいこ)。男に紛れ郵便逓送員を勤める傍ら、難事件を解決する私立探偵でもあった。いつの日か、罠に嵌められて爵位を失い、失意のうちに自死してしまった父の無念を晴らす、そう心に決めて彼女は依頼を引き受ける。  新たな依頼は、戰没者遺族への弔慰金を狙う連続強盗殺人事件。金を奪った後、女や子どもまで銃殺する非道な犯行に目撃情報はなく、警察は立ち往生。 「警察は組織犯罪を疑っているそうで」  依頼内容を彼女に伝え、そう締めくくった元執事に彼女は言った。 「相変わらず、警察はズレてますわね」 「お嬢様には、もう目星が?」 「そこまでは。でも、絲口はありましてよ」  愛銃を手に、今日も闇に潜む悪意を瑠璃色に染める。  ――この銃声。堪りませんわ。
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文字数 64,801 最終更新日 2025.05.30 登録日 2025.05.18
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