ファンタジー ダーク小説一覧
この世界では十歳になるとギフト(祝福)を授かる。その人の才能や運によってどのギフトを授かるかが決まる。
村で平和に生活していたシンスは十歳になり、ギフトを得た。
気になるギフトはまさかの"二重人格"!?
その力は自分の中にもうひとつの人格があり、会話が出来るだけ。
冒険者になってもたいした力がなく、蔑まれていた。
だが、突如ギフトが覚醒!?
会話が出来るだけだった力がまさかの脅威の力に!?
しかし、この力にはひとつだけ欠点があった!?
無能と蔑まれていたが、他人に認められるために成り上がる。
文字数 4,500
最終更新日 2024.03.03
登録日 2024.03.03
世界を支配しようと目論む魔王を討伐するために生み出された『能力者』と呼ばれる者たち。彼らはスキルと呼ばれる異能力を駆使して魔族・魔物と戦っている。
その一方で弱いスキル、使えない者は無能者の烙印を捺されて森に『廃棄』されている。
そんな中無能者の烙印を捺されて廃棄された男が使えないスキルと断ぜられたスキルを駆使し、自分を生み出し廃棄した者たちと自分たちを生み出さざるを得ない原因となった魔王に復讐する為立ち上がった。
MAGNET MACROLINK
エブリスタ
カクヨム
小説家になろう
pixiv
ツギクル
ノベルアップ+
note
(敬称略)
において同時投稿中です
文字数 60,951
最終更新日 2021.02.11
登録日 2021.01.07
※注記 この作品は無慈悲をテーマにした構成を予定しております。
血飛び肉裂け臓物撒き散らすような表現が苦手な方はご遠慮ください。
------------------------------------
魔法という、奇跡が満ち溢れたこの世界。
そんな中で、数多の人々が憧れ、同時に恐怖する場所が存在した。
その名はダンジョン。
世界各地に点在する入口から侵入することが出来る、神秘の塊だ。その中には全ての希望と全ての絶望があると言われている。
現存する如何なる技術を持ってしても、その成り立ちどころか構造、材質すらも謎のまま。
そんな未知の塊であるダンジョンで手に入る宝物もまた未知の力を内包しており、それを求めてる者は後を立たない。
一生遊んで暮らせる程の金額で取引されるそれを求めて、一攫千金を狙う数多の者達はダンジョンへ足を運ぶのだった。
希望とは、絶望の影であると、そう知らずに
この物語は神秘の|坩堝《るつぼ》、ダンジョン。
その全てを掌握する、一人の少女の希望と絶望に満ち溢れた観測記である。
------------------------------------
※第0章は物語のずっと先に絡める予定ですので、設定的な関係はありますが直近のメインシナリオとは全く別軸の建付けとなりますのでご了承ください
第1章プロット穴埋め中につき、少しだけ時間が空くかもしれません
文字数 7,449
最終更新日 2020.02.19
登録日 2020.02.16
幼いころの鮮烈な体験から超能力に目覚めた主人公――優一。
彼は日常に潜み、機会をうかがっては、正義の名の下黒い欲望を満たしていた。
そんな彼の前に一人の少女が現れる。
「私と世界を壊しましょう」
異界から来る化け物、超能力者、それを狩る政府直属の戦闘部隊。
彼女がもたらした戦場は、優一が願ってやまなかったものだった。
彼はただ”見て”、狂気の笑みを浮かべる。
「道徳、倫理、正義の名の下、僕は君を殺す。悪い子には、誰かがお仕置きしないとね……」
これは、後に魔王と呼ばれる男の物語である。
文字数 13,125
最終更新日 2020.07.04
登録日 2020.07.01
一人の男がいた。
その者は多くの忠誠を捧られ、恐れを持たれ、信頼を勝ち取ることことにたけているが人間に対して興味がなく退屈を嫌っているという変わった性格をしている。
生きる伝説として存在はしているが、その者が男だということ以外に顔立ち、身長、服装、能力なのかは一切情報が存在していない。
そんなある日、姿を見せてこなかった男が裏の世界に現れ、たちまち頂点に昇り立ち支配者となる伝説の始まり……
少しずつ文章を変更したりしてゆっくり書いていく予定です。よろしくお願いします。
文字数 9,323
最終更新日 2023.03.12
登録日 2023.03.11
ずるいずるいと義妹のアマンディーヌに言われ、色んな物を奪われたフロレンス・ドルイユ侯爵令嬢。
彼女はある日、悪魔に囁かれて本当にずるくなると決めた。
復讐のため彼女は義妹にかくれんぼを提案する。「王家の呪い」がかかった指輪を彼女に奪わせるつもりで。
※全4回で完結済みです。ヒロイン闇堕ちにより結構ダークめ&流血あり、ごく軽めの部位欠損を匂わせる表現ありなので、苦手な方はブラウザバック推奨します。
※小説家になろうにも掲載しています。
文字数 18,892
最終更新日 2023.01.31
登録日 2023.01.31
面白いと思ったそこの貴方(貴女)お気に入りお願いします!
異世界転移編
魔王と呼ばれる物と魔王の因子が蔓延る世界、それに対抗できるのは召喚された者達の力のみであった。
帰還方法は魔王を倒した時にでてくる帰還魔法だけ。帰還のため、魔王を打倒すべく強力の力手に入れる、その力の事を「勇者」というものになることであった。しかしその勇者は転移者全員がなれるのではなく1人しかなることができない。その勇者になることを決意した美希、悟、一彩は勇者になることを目指すのであった。
異世界観光編
美希が1つのチラシを持ってきた、描かれていたのは温泉、そこに行こうと言い出し三人とバルターの娘ハイネと共に向かうのであった。
春樹編
勇者になる事を誓った春樹はいち早くなるため焦っていた、その手伝いをするべくバルターとミデアは春樹に力を貸すのであった。
始まりの勇者編
魔王の因子オーガを倒し魔王を退いた四人は疲弊した中ゴブリンに襲われた、その末にたどり着いた洞窟は人が住んでいたような残り香を感じていた。美希とハイネは意識の無い二人と中に入り本棚の後ろから光る扉を発見するとその中に吸い込まれた。
美希が目覚めるとそこは森の中だった、側にいたのは寝たきりの一彩のみだった。
文字数 158,765
最終更新日 2021.02.02
登録日 2020.04.08
どこかのファンタジー世界の魔物の独白。
即興小説リメイク作品(お題:楽観的な魔物 制限時間:30分)
リメイク前初出 2020/04/02
この作品は「pixiv/note/小説家になろう/カクヨム」にも掲載しています。
文字数 1,077
最終更新日 2020.07.15
登録日 2020.07.15
ただの、普通の高校生。
しかしある時もうひとつの世界に迷い込んでしまう。
そこではひとりぼっち。
誰も居ない。
あの「バケモノ」と、「あの人」以外。
文字数 8,562
最終更新日 2021.04.12
登録日 2021.04.10
主人公であるユウマは今年で21歳を迎えた。
そこら辺にいる一般の人……だった。
彼には唯一、不思議なところがある。
『特殊能力の持ち主』
たった一つだが、大きな差である。
思いつめ、肉体的にも精神的にも追い込まれた男がどうなっていくのか
そして、何故能力者になり得たのか。
人と違うことの難しさと戦う一人の物語。
文字数 7,475
最終更新日 2020.08.27
登録日 2020.07.16
ある日、何の前触れもなく世界の各地に現れた巨大な空飛ぶ卵。それはそこにあるだけで世界を崩壊させた。
それでも平和ボケした日本では、今日も人々は通勤し、通学し、何ら変わらない生活が送られていた。
元いじめられっ子で人間不信の光坂真白も、いつもと変わらない日々を送る。何の変哲もない平和で退屈で、どこにも居場所がない真白にとっては残酷な毎日。唯一の癒しは愛する妹だけ。
しかし日常の崩壊は唐突に訪れる。神が始めたデスゲームによって。
真白はゲームに挑む。崩壊した世界で生き残るため、愛する妹を守るため。
文字数 105,067
最終更新日 2021.07.02
登録日 2021.05.04
数分で読める一話完結のショートショートの作品集。
短い物語でも、満足してもらえるような作品を書いていきます。
文字数 4,890
最終更新日 2021.11.24
登録日 2021.11.20
連続殺人犯の濡れ衣を着せられて無実の罪で死刑に処された青年が居た。死刑に処される時、青年は思った。「次の人生があるのならば、自由に生きたい」と。
そして冤罪の元死刑囚の青年は魔法が科学技術の様に発達した異世界のとある夫婦の子供へと転生したものの、父は女好きな弱小マフィアのボスで母は自分を生んだ時に亡くなってしまっていた。
そんなある日の事、彼はとある事がきっかけとなり前世の記憶を思い出し、そして前世で最後に願った通りに自由に生きる事を目標に善悪関係なく行動していき、やがて彼はその弱小マフィアを継ぐ事となり…?
※カクヨム&ノベルアップでも掲載中。
文字数 81,859
最終更新日 2020.08.11
登録日 2020.07.12
主人公の進藤は孤独で人生に絶望し、自殺を試みていた。
深夜に自分の部屋で睡眠薬を大量に服用して意識を失った。
ふと目を覚ますと、目の前に女の子が座っていた。
その子は高校生くらいで、金髪ショートヘアの美少女である。黒くて長いマントを纏っていて、大きな鎌を持っていた。
コスプレのような格好をしているので、進藤はヤバい奴が来たと思った。
話を聞くと、自分は死神で進藤の命を奪いに来たと言った。
だがあまりにも可哀想な人生なので1日だけ一緒に過ごし、楽しいと思える最期を過ごせるよう約束をした。
進藤は信じられなくて戸惑ったが、死神と過ごすことにした。
進藤と死神の奇妙な人生最期の日が始まろうとしている。
文字数 5,031
最終更新日 2023.06.13
登録日 2023.06.13
『君は、この世界に退屈してはいないかい?』『平和な日々が続くと、ちょっとした刺激が欲しくなるだろう』『そんな君に特別サービス!!』『異世界に行く権利を上げよう』『君が了承すれば、君は、次の瞬間異世界に飛ばされる』『もちろん、すぐに死ぬことがないように』『ちょっとした、贈り物を上げるよ』『なに、心配はいらない』『君は、君の好きに生きればいいんだ』『簡単だろう?』『さあ、選びたまえ』『平和で退屈な日常か』『それとも、刺激的で少し危険な日常か』『YES or NO』
私、篠原優雨は、ゲームのキャラ制作中にそんな表示を見つけて『YES』を押したら、神様のもとへ飛ばされました。超絶美形な神様は私にこう言いました・・・・・・「君には、僕が作った世界に来てもらいたいんだ」と。
神様からチート能力をもらって転送された先は、『死の森』なんて呼ばれている危険な森で!! 危険生物に食われそうになっていたところを、間一髪、美人なお姉さんに助けてもらいました。
私はこの世界でユージェスとして、美人なお姉さんに師匠になってもらったり、この世界のことをいろいろ学んだり、修行をしたりと割と平和に過ごしていたんだけど・・・・・・そんな平和な日々は突然崩れてしまった・・・・・・。
師匠を亡き者にした国を壊す。師匠を殺したやつに復讐する。
そう決めた私は死の森の奥深くへと入った。
そして5年後・・・・・・死の森の化け物は、紅月を背負って現れた。
これは、復讐のために化け物になった少女が断罪者となり、人々を救うお話。
※R15は保険です。誤字脱字等ございましたらご報告ください。☆が付いているものには挿絵があります。
文字数 58,713
最終更新日 2020.07.04
登録日 2019.10.18
魔王クラウス・コルレアトゥスは思っていた、最近は勇者が育つのが早過ぎる。部下を使っても使っても、それを次々と倒してきてあまつさえそれで成長までしてしまう。本当に勇者が育つのが早過ぎる、私は魔王として魔の国を統治するのに忙しい。それなのにほとんど交流のない隣国が何かにつけては勇者を送り込んでくる、それだけの勇者たちがいるのは何故だ。本当に最近は勇者が育つのが早過ぎる、だからちょっとくらい魔王である私が愚痴っても良いと思うんだ。
文字数 4,335
最終更新日 2022.01.23
登録日 2022.01.23
人類の守護者
世界を守るために戦い続けた勇者クルガ・バゼル。
婚約者を人間に殺され憎悪に燃える。
守り続けた人間に裏切られ、共に戦ってきた仲間たちに命を狙われる。
これは元勇者クルガ・バゼルの英雄譚そして世界の敵になったその後の物語。
文字数 1,467
最終更新日 2019.09.14
登録日 2019.09.14
表面上とはいえこの世界は平和になった。至って平穏無事で退屈な日常を人々は送れるようになった。そんな平和が来たゆえに、一つの疑問が持ち上がってしまった。
今の世界に『勇者』は必要か否か
勇者とは
曰く。魔王を打ち倒す者
曰く。人類の希望
曰く。救世主
曰く。曰く。曰く
しかし、悲しいかな。魔王が死に世界が平和になって数十年。勇者に対する敬意も感謝の気持ちも人々にはなくなり始めていた。平和な世界に勇者はもはや不必要な存在となっていた。この世界に魔王はいない。故にこの世界に絶望はなく。だから希望も必要なく。救世主も必要とされないのだ
そして勇者は一通の書き置きと共に忽然と姿を消した
『旅に出ます。探さないでください by勇者』
これは役目を終えた勇者のお話。
※この作品は筆者が学生の頃に書いた作品です。折角なので投稿しました
文字数 62,012
最終更新日 2022.05.12
登録日 2022.05.12
この小説は、小説家になろう様の方でも公開しています。
目が覚めたら森の中にいた。
意味もわからずに戸惑う主人公。加藤岡謙也(かとおかけんや)。
彼は状況を把握する最中化け物に襲われる。
勝てるわけもなく、全力で逃げ出す。だが、ただの人間が無傷で済むわけもなく無様にも左手を奪われる。だが生きるために彼は、前へ進む。
そこには一本の日本刀。
その日本刀は謙也の体を突き刺す。
もはや絶体絶命―――
その中謎の道化は謙也を笑っていた。不快に楽しそうに謙也を見下ろし高らかに笑う。
―――どうやらこの道化が元凶のようだ。
これは謎の道化によって異世界に連れられた者たちが、道化を追い、そして抗う物語だ。
文字数 13,584
最終更新日 2022.02.18
登録日 2022.02.18
『リディア王国』において、勇者は『食用』である。
召喚のために莫大な期間と費用こそかかるものの、血を飲めばあらゆる病気が治り、肉やハラワタを喰らえば不老や不死などの薬効がついてくる夢の激レア素材である。
しかも歴代の勇者には無かった『再生』スキルまで所持した状態で召喚された主人公『ヒロ』は、それはもう丁重に扱われていた。自らの運命に気づいた彼が逃げ出すまでは……。
追手は一騎当千の騎士団『七星』と、彼らの属する王国そのもの。
対するは駆け出し勇者『ヒロ』と、はぐれ悪魔『アール』。
命がけの鬼ごっこの勝者はどっちだ?
文字数 129,057
最終更新日 2020.09.30
登録日 2020.08.25
神に見捨てられ、聖なる魔法は失われ、炎と氷に支配された世界ヘルガルズ。
人間、神族、獣人、エルフ、ドワーフ、ホビット、オーク、巨人、雑多な種族がひしめき合う中、少年エリスは迷宮に挑む。家族のため、自らの未来を得るために。
文字数 7,069
最終更新日 2019.04.14
登録日 2019.04.13
文字数 49,010
最終更新日 2020.09.06
登録日 2019.04.23
前世の記憶を持つノエルは、学院の入学試験のときある少女に一目ぼれをした。
その瞬間、運命の歯車が動き出す。
互いに惹かれていき、遂に結ばれるが、その日々は儚く崩れ落ちていく
「ノエル君は私を守ってくれる?」約束も守れず、自分の手の中で死にゆく少女を見ることしかできない、己の無力を嘆く少年はその先になにを求めるのか?
文字数 28,862
最終更新日 2019.09.07
登録日 2019.09.06
7月、夏の真っ只中|勇上八代《ゆうがみやしろ》は大都会にでてきた。
そこでは、上京してきた八代にとってSFのような夢のような世界が広がっていた。
だが、その日を境に世界が崩壊を始めた。
綺麗に整備されていた街は見るも無残な姿に変わり、家族と引き離された人々は胸を締め付けられた。
もともと冒険好きで旅をしたいという思いから八代はさらなる未知の世界を求め冒険を始める。
だが、八代が行く先々は多くの困難が待ち受けている。そして彼は色々な思いを胸に、崩壊した世界に挑むのである。
文字数 2,109
最終更新日 2022.04.16
登録日 2022.04.16
握った拳の中に光が生まれる。透けた光は拳を紅く染め、なお余る光は指の隙間から逃げ出そうとする。その光を握り潰すかのように、僕はいっそう手に力を込めた。
だんだんと強くなる光の中に何か押し返すものを感じる。
それを確かなものにするために握った手の中に、ひやりとしたドス黒い鉄の棒が現れた。
「よしっ、きたっ! 」
「チッ、面倒だ。」
隙を与えまいと、『Mark.5』は奇声とともに間髪いれず殴り続けてくる。
なんとか、右手に握った黒鉄の棒で弾くものの、その長身が生み出すポテンシャルは、拳の一発一発に重みを与える。
「形態変化:盾! 」
残像を残しながら、くるくると棒をまわす。再び、光に包まれた棒はグニャリと潰れて盾に姿を変えた。
その盾をお構い無しに殴ったヤツの拳は、不快な音を立てて潰れる。
「うぅ、やったな…………よくも、やってくれたなぁぁ! 」
目を血走らせながら、拳の潰れた右腕の肩を掴む。そのまま、力任せに腕を引きちぎった。
「あぁぁぁぁぁぉぁ! 」
投げ捨てられた腕が、足元に転がってきて動かなくなる。
僕はその光景を目の当たりにして動けずにいた。
「精製錬金! ブラッディィスティールゥウ! 」
血の滴る腕の付け根が蒼白に発光すると、体内にあった鉄の塊が腕の付け根から溢れ出るようにして金属を錬成していく。名の通り精製錬金は不純物のない上等金属を創り出す。
光沢のある金属でできたいくつもの立方体がひしめき合って一つの『腕』を形成している。
「吹き飛べぇぇぇ! 」
Mark.5はその腕を腰から振りかぶって、投げつけるように振り下ろした。
とっさに出来たのは、覚えたばかりの形態変化で創った下等な盾をかざす事だけだった。
盾などそこになかったかのように狂いのない弧を描いた腕は、僕の体を後ろへと吹き飛ばした。だが僕は決死の思いで踏ん張る。ここで倒れたら次の一撃をモロに食らってあの世行きだからだ。
抉れた土を蹴り、飛び出しながら僕は空いた両手に劔を創り出した。
次の一撃を喰らわないための一心で、壊れるはずのない腕に何度も何度も切りかかった。
「壊れろ! 壊れろ! 壊れろ! 壊れろ! 壊れろ! 壊れろよ! 壊れてくれよぉぉぉぉ! 」
右の劔が砕けては、左の劔を叩きつける。その間にまた、右手に劔を錬成する。
幾度となくそれを続けた。やめてしまったらそこで殺される。
恐怖に駆られ狂気を糧に劔を振り続ける。
「醜いなぁ……失せろ。」
輝く彼の右手の中に新たな光ができる。
「精製錬金:ラスターゴウルム」
その手に握られた同じ光沢を放つその劔は腕の延長と錯覚させる。
あぁ、綺麗だなぁ。
これが最後の感動だった。
「死ね。」
金属が骨を砕く鈍い音だけがその場に残っていた。
文字数 1,094
最終更新日 2018.03.27
登録日 2018.03.27
節子は、幼馴染の結花を心配している。結花は母親と折り合いが悪く、しょっちゅう家出をしては節子を頼ってくるのだ。
しかしある日、結花は節子の家をも飛び出していってしまう。そうして結花がたどり着いたのは、美しい青年が営んでいるという店で――。
文字数 9,589
最終更新日 2023.10.15
登録日 2023.10.13
多種多様の異能力がある世界で
とある異能に回数制限つきの時間の巻き戻しがある
しかし、その巻き戻しが起こるトリガーは本人しか知らない
こけた時かもしれない
車にひかれた時かもしれない
食べ物を食べた時かもしれない
言葉をしゃべった時かもしれない
俺は死んだ時だった。
文字数 512
最終更新日 2022.08.24
登録日 2022.08.24
西暦3000年。世界で初めて超能力者が誕生した。その後、超能力者の数は急増し、地球は完全に超能力の世界となった。
時は流れ、西暦5000年。都内に住む1人の青年が、超能力者を育成するための教育機関である『龍穿高等学校』へ入学することになった。果たして、彼の進む先には 、何が待っているのか……。
文字数 775
最終更新日 2022.08.21
登録日 2022.08.21
異世界の少女からの復讐依頼。
報酬は死にかけている殺し屋へ自分の肉体を捧げ、新たな人生を渡すこと。
少女は亡霊のように現れ、報酬だけを置いて復讐内容を告げずに消えてしまう。
少女となった殺し屋は異世界での自分の立場を知る。
少女は伯爵の令嬢でありながら、家族から虐待を受けていた。
そこから殺し屋は復讐相手を家族だと断定し、伯爵家を乗っ取り、家族を破滅させつつ財を奪うことを画策する。
だが、その画策を横から奪われ、思わぬ惨劇へと発展してしまう。
この騒動によって、伯爵家には奇妙な謎があることを知り、さらに少女の復讐が本当に家族に向けたものなのかという疑問が浮かび上がる。
少女が目指す復讐とは? 誰に対する復讐なのか? 伯爵家の謎とは?
殺し屋は復讐相手を探し求め、謎に立ち向かう。
文字数 325,198
最終更新日 2023.11.11
登録日 2023.02.22
自分は無敵なんだと信じていたであろう中学生のアキグチカサナはルイノサキに恋をする。天然な発言やかわいらしい容姿に目を奪われ、野球の試合直前の彼女の励ましによって彼は完全にとどめをさされた。
敗退の悔しささえも共有してくれたサキの気持ちを知らされカサナはますます彼女にのめりこんでいく。
ある日、勇気をふりしぼってカサナは告白をするがサキに振られてしまう。
それでも諦めきれずサキにつきまとうが、彼女の姉に日本刀でばらばらにされてしまった。
文字数 102,893
最終更新日 2023.11.19
登録日 2023.11.06
機械技師を志した青年、一色シノブは才能の無さに絶望し、狂気の果てに、自ら会社をクビになるように働き懲戒解雇を喰らう。
そんなある日のコンビニ帰り、シノブは路地裏で死体を見つける。
その死体は幼い碧眼の少女だった。腕は欠損し、辺りが血みどろになるくらいの出血をしている。助からないと思った。
しかし少女は突然動き出し巨大な片翼を出現させる。
右腕のない少女は喋れても言語の違いで意思疎通が取れない。挙げ句の果てには少女に殺されそうになる。
少女が一体全体何者なのか、わからないままシノブはそれでも少女に惹かれていく。
文字数 12,671
最終更新日 2021.02.26
登録日 2021.02.23