現代文学 群像劇小説一覧
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――自分が自分である事を知ったのは、どうしようもない小娘が居たからでした。
かつての仲間の死をきっかけに、メンタルどん底なおっさんミュージシャンと崖っぷちな小娘は不思議な関係になってゆく、とある秋の出来事。
頭の固い文章で構成された、三人称視点のヒューマンドラマっぽい短編です。時期的には2010年代半ばくらいの雰囲気。平成の内に作りたくてこうなった作品でした。温い紅茶の様な雰囲気を、珈琲の冷めるままに味わっていただければと嬉しいです。なお、サブタイトルに力を入れすぎた結果、ちょっとページ数が多いですが、そのタイトルも含めて楽しんでいただければと思います。
(平成三十一年春執筆)
文字数 35,461
最終更新日 2020.10.18
登録日 2020.10.17
文字数 30,542
最終更新日 2019.12.21
登録日 2019.12.17
少女は爛漫に美しく人の目に映る。彼女が綺麗である理由を彼女は知らない。そんな彼女との出会いを待ち続ける者たちと彼女は遂にであった。狂い出したはずの定めはやはり宿運を齎した。 彼女を追い続けるだけの定めを持つ者は追いかけることを選んだ。となりに在り続ける定めの者のとなりに彼女が現れた。一番の綺麗を見つけた彼女はまだ本当の自分を知らない。彼女の中で一番綺麗な彼は諦めることをやめたいのかどうかわからない。けれども待ち続ける。となりにいる彼女を待ち続ける。となり合わせに居ながらも忘却という壁で隔てた二人に齎される幸運はなにかーー。
文字数 12,892
最終更新日 2021.01.17
登録日 2020.02.24
幼い頃から病気に悩まされる少女に、少年はどうしようもなく恋焦がれていた。そして、それは互いにひかれていくものになり、愛し合う。しかし、それは短い時間が決められた、非情なもの。
愛し合うからこそ、手放し離れる。愛し合っているのに、手放し離れる。その後悔を胸に二人は離れ離れに生きていく。
月日は流れ、少女を忘れられない少年は、様々な人の想いを受け、背中を押され、少女とともに人生を歩むことを決める。あの時交わした、桜をもう一度見るという約束をかなえるために。
少年が少女に示す、睦月に咲かせるあの日見た桜。その桜散る中で、少女に想いを伝えるために。
文字数 103,719
最終更新日 2020.09.05
登録日 2019.04.10
写真を撮りつつ、旅をする隆司。今回の終着は甲府。
様々な人との出会いを楽しみながら、新緑の山路を駆け抜ける。
文字数 6,860
最終更新日 2019.04.21
登録日 2019.04.07
わたしは大いなるものとの契約で、小説を書くことを天に差し出した。
その契約に背いてまで、わたしが小説を書く意味とはなんなのか。
人が、小説を書くことの意味とは何か。その答えのひとつがここにある。
同人誌の同人作家の生態をもとに、小説を書くということの意味を考察してみました。
小説家志望者のかたにはちょっとしたヒントになるかもしれません。
ぜひ一度ご賞味ください。
文字数 83,178
最終更新日 2020.01.27
登録日 2019.01.15
身寄りがなく、娼婦へと身を落とした主人公は、凍えるような自己嫌悪に陥っていた。
そんな時、彼女の前に現れたのは、燃えるような赤髪の男だった――――
文字数 4,741
最終更新日 2017.12.06
登録日 2017.12.01
此の作品は何処かで誰かが呟いて居たであろう言葉を予想をしながら各作品です
だからこそ呟き集なので私自身が当てずっぽうで書いて居るだけなので深く気にしないで下さい
文字数 3,812
最終更新日 2019.11.20
登録日 2017.11.13
文字数 92,282
最終更新日 2016.01.02
登録日 2015.09.06
群像劇スタイルの本でなおかつ一話辺りは短めなので暇潰しにでも読んでくださいな
街を歩くといろんな人をみる。
ある人は学生、ある人は警察、ある人はヤクザ、ある人は逃亡者、ある人は…
まぁいろんな人がいるんだ。
でもみんな一人一人に物語があるんだよ。
ん?それだけかって?
それだけだよ
文字数 23,855
最終更新日 2015.06.29
登録日 2015.06.08
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