ミステリー小説一覧
ある年の夏。俺は十五年ぶりに栃木県日光市にある古い屋敷を訪れた。某大学の芸術学部でクラスメイトだった岡滝利奈の招きだった。かつての同級生の不審死。消えた犯人。屋敷のアトリエにナイフで刻まれた無数のXの傷。利奈はそのなぞを、ミステリー作家であるこの俺に推理してほしいというのだ。俺、利奈、桐山優也、十文字省吾、新山亜沙美、須藤真利亜の六人は、大学時代にこの屋敷で共に芸術の創作に打ち込んだ仲間だった。グループの中に犯人はいるのか? 俺の脳裏によみがえる青春時代の熱気、裏切り、そして別れ。懐かしくも苦い思い出をたどりながら事件の真相に近づく俺に、衝撃のラストが待ち受けていた。
《あなたはすべての伏線を回収することができますか?》
文字数 27,701
最終更新日 2024.03.31
登録日 2024.02.29
「託した未来、揺るがない希望」
銃社会と化した2025年の日本。
フランスからの帰国早々、高校生の流雫(るな)は出迎えた澪(みお)と共にとある少女の襲撃事件に遭遇し、助ける。その半日後、アルスは彼女と全く同じ少女をパリの空港で目撃する。それはフランスの新宗教、太陽騎士団の聖女アリスだった。
翌日、流雫は前日助けた少女と再会する。彼女の名はプリィ。流雫がフランス人だった頃、何度か遊んだ仲だった。
そのプリィが告げたのは、アリスは自分をベースとしたクローンと云う事実だった。しかし、そのクローンのデータが流出していることが発覚する。
日本とフランス、2つの国を跨ぐサスペンスアクション。技術と宗教倫理に挟まれる人工生命体の在り方とは。6発の銃弾で、大きな陰謀に立ち向かえ。
文字数 70,990
最終更新日 2024.03.31
登録日 2024.02.29
"安田栄一"が取引先へ向かう途中に、庭先に筆で書かれた文字を貼りだす不気味な家があった。
その文字は難解な四字熟語など一応意味のある言葉だったが、
ある日今までとは全く違う謎の文章を貼りだす。
意味不明な行動を繰り返すこの家を訪ねることになった栄一。
少しずつ家の主をことを知っていき、なぜこんな行動をするのかを推理していく。
その理由とは?
そして庭先に貼りだされた文章には一体どういう意味があるのか?
文字数 13,994
最終更新日 2024.03.31
登録日 2024.03.31
松坂進は父の要請を受け入れ、大学受験に失敗した双子の弟・正のために、代わりに受験することを約束する。このことは母・美沙子も知らない、三人だけの秘密であった。
受験当日の午後、美沙子は思い掛けない知らせに愕然となった。試験を終えた帰り道、正が車にはねられて亡くなったという。
後日、松坂は会社に警察の訪問を受ける。一体、何の用件で……不安に駆られる松坂が聞かされたのは、予想外の出来事だった。
文字数 18,616
最終更新日 2024.03.31
登録日 2024.02.29
“この町はずっと雨が上がらない”そんな故郷に数年ぶりに帰って来たトラブル体質を持つ早瀬蓮斗。
彼にとって、故郷は色褪せた場所だった。この地で、最愛の彼女が亡くなったからだ。
そして、町並みが随分と変わってしまっていたからだ。崩落事故が起きたあの日を堺に、人々の心に変化がもたらされた。
何もかもがあやふやに終わったあの事故をきっかけに、町も、人の心も、彼自身も変わってしまった。
しかし、まだ真相解明を諦めていない人々も居た。彼もまたその一人だ。
だが、それは決して触れるべきではない禁忌とも言えるものだった。
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彼がトラブル体質の理由は?禁足地として隠された真実は?記憶の中に残る“あの花畑”の特異性とは?
交錯する記憶の中で明らかになる真実と、更に深まる“何故?”。
ずぶ濡れになった指先で描かれる
シリアス×アクロバティックの摩訶不思議なホラーミステリーが木々の影から誘う。
【形式】一人称視点(回想と人物の入れ替わりは _ で表現しています。)
※この作品はフィクションです。本作の舞台は日本の一部地域が同一のものであり、一部地域が架空のものであります。また、実在する人物・団体・組織とは無関係です。ご了承下さい。
文字数 164,577
最終更新日 2024.03.31
登録日 2024.02.01
二十世紀最後の年を迎える瞬間に、一人の男が殺された。この死を皮切りに、大量殺人の幕が上がった。初詣客で混雑する神社や飛行機には爆弾が仕掛けられ、砂糖や水に毒が混入、イベント会場は炎に包まれた。一体何が起こっているのか? やがて、そのヒントにつながりそうな手掛かりが、最初に死んだ男の部屋で見付かった。ミレニアムキラー2000なる人物が二千人殺しを示唆するメッセージを残していたのである。
文字数 31,191
最終更新日 2024.03.31
登録日 2024.02.29
【第7回ホラー・ミステリー小説大賞で謎解き賞を受賞しました。ありがとうございました!】
望んだ記憶だけを消すことができる技術「記憶消去方」。
この、記憶消去方を開発していたエンジニアの一人であった筧葉子(かけいようこ)が、ある日突然自殺した。
葉子の死を苦痛に感じていた婚約者の仁平薫(にへいかおる)は、記憶の一部を消すことで、気持ちを切り替え前を向こうとしていた。
そんな彼の元に、心の傷をえぐるかのように、葉子とよく似た容姿を持つ少女、柚乃(ゆの)が現れる。
すべての記憶を失っていると自称する彼女は、しかし、なぜか薫の名前だけは覚えているのだという。
また、柚乃の頭の中には、誰のものかわからない他人の記憶が宿っていて?
同じように薫の頭の中にも、他人の記憶がいつの間にか宿っていたのだった。
なぜ、他人の記憶が二人の頭に宿っていたのか?
はたして柚乃は何者なのか?
次第に謎が紐解けていく中、薫の元に葉子からの遺言(ゆいごん)が届いた。
※表紙イラストは、SKIMAを通じて知さまに描いていただきました。ありがとうございました。
文字数 136,224
最終更新日 2024.03.30
登録日 2024.02.28
星新一さんのショートショートに憧れて、8才の時に書いたお話です。少し手を加えました。
主人公が待ちに待った林間学校に行って、いろいろなことが起きるストーリーです。
文字数 1,939
最終更新日 2024.03.30
登録日 2024.03.30
『正体不明の生前霊』あらすじ
神秘の樹クレハクレハから生まれるスイッチボールによって「考える感覚」を授かった人間と動物。私たちはこの感覚を頼りに生前霊と共に生き、不安と安心の間で「人間らしさ」を探求する。この超長寿の時代において、人は感情の波に乗りながら、心の静けさを見つけ、毎日を生まれ変わるように過ごす。
文字数 2,049
最終更新日 2024.03.29
登録日 2024.03.29
「知識を持った狂人」と呼ばれる程の知能を持つ名探偵ケセラ。
休暇中に訪れたとある田舎町で殺人事件が起こる。
しかし、どうやらその街には隣町からやってきた殺人鬼が滞在しているようで……
文字数 4,677
最終更新日 2024.03.29
登録日 2024.03.26
「貴方は人を殺したことがありますか?」
字良雪花は、目の前の男に対して淡々と問いかけた。その男は彩葉丹空門という名のミステリー作家であると同時に、躊躇いなく人を殺せる犯罪者でもあった。
彩葉丹は絶対に自ら手を汚さず、証拠も残さない。彼の犯罪を示唆するのは、彼がデビュー当初から連載している蛍雪シリーズのみ。
字良は殺された両親の仇を討つために彩葉丹の担当編集者として接近した。本当に彼が犯人なのか、それとも別の黒幕がいるのか。字良は彩葉丹の完全犯罪の真相へ迫る。
しかし、彩葉丹の周囲では殺人事件が絶えず、二人は次第に不可解な事件に巻き込まれていく。
呪われた作家と、その作家に殺意を抱く編集者。
愛憎入り乱れる二人の背後に、巨大な影が迫り来る。
※不定期更新です。
文字数 84,962
最終更新日 2024.03.29
登録日 2024.02.01
「孤独だとしても、立ち上がれ」
銃社会と化した2025年の日本。
高校生の流雫(るな)と澪(みお)は、池袋のコスプレイベントで銃撃事件に遭遇し、犯人を仕留める。その2人に近寄る、アウロラと名乗る少女、悠陽(ゆうひ)。悠陽は事件について、自律型AIがGMを務める大人気MMO「エグゼコードクラウド(EXC)」のオフ会での対人トラブルが引き金になったと話す。
その一方、ユーザーがロストしたハズのアバターがNPCとなって復活し、かつての持ち主やそのフォロワーを襲撃する事件がEXC内で発生。プレイを始めたばかりの澪も遭遇する。
その数日後、イベントで悠陽に絡んでいた男が線路に飛び込み自殺をし、悠陽は学校帰りに何者かに襲われる。
EXCで何が起きているのか?ゾンビと呼ばれるNPCアバターの目的は?そして、AIを崇拝したい連中の目的とは?
MMOを引き金に、それに纏わる様々な思惑がリアルで殺人事件を引き起こす。たった6発の銃弾で生き延び、事件の真相を掴め。
サスペンスアクションの最高傑作、開幕。
文字数 62,849
最終更新日 2024.03.29
登録日 2024.02.29
高校生である天上院時久はある事件を解決してからというのも、警察の協力者となっていた。そんな時久の同級生の皇由香奈に「演劇部の手伝いをしてほしい」と頼まれる。顔合わせのために演劇部の部室である多目的ホールへと向かった時久たちの目の前には――部長の白鳥葵の死体がぶら下がっていた。事件の容疑者として幼馴染の新垣飛鷹が疑われしまい、時久は彼女の無実を証明するために推理することに。
これは役者になれるわけもなく踊り続けた道化にもなれなかった者の、亡き彼女へ向けた想いの結末。
文字数 85,053
最終更新日 2024.03.29
登録日 2024.02.27
アメリカ、小さな海辺の街コナー・シティの高校に通うマルタ。
ある日、理科室で乱闘を見てしまう。準備室でメガネを落とし、割ってしまうと途端にタイムリープの力を手に入れる。
その力を使い、なんとか乱闘を防ぐ。
その後、この街ではさらに恐ろしいことが起きる。
それはこの街で殺人事件が起きているという事。
学校からも何人か行方不明者が出る。
出会った男性ニコロとその殺人事件の行方を追うことにした。
ところが、タイムリープを使いながら事件を追うも、恐ろしい出来事が街を襲うことになってしまう。
どう生き抜き解決するのか、時を飛び、光の如く街を災いから救おうとする少女少年の儚い物語。
snsマストドンで書いた500字オリジナル小説「Tempus fugit」
好評により、アルファポリスにて投稿開始!
文字数 38,369
最終更新日 2024.03.28
登録日 2023.11.09
警視庁きっての刑事だった新井傑はとある事件をきっかけに退職した。助手の小林と共に、探偵家業を始める。伊豆に休暇中に麦わら帽子を被った少女に出会う。彼女を襲うボーガンの矢。目に見えない犯人から彼女を守れるのか、、新井傑の空白の十年が今解き放たれる。
文字数 57,184
最終更新日 2024.03.28
登録日 2023.05.01
とある別荘の一室で、あなたたちは目を覚ました。
女子高校生、男子高校生、旅行客、写真家、霊能者。
いったいどうしたことか、別荘から外に出ることができない。
この空間から脱出するため、あなたたちは探索を始める。
暴かれるのは如何様な真実か。
罪人は、誰だ。
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マーダーミステリーのネタとして温めていたものを小説に落とし込む試みです。
伏線の都合上、投稿後に手を加えることもあるかと思いますがご容赦ください。
文字数 15,030
最終更新日 2024.03.28
登録日 2024.02.29
文字数 2,472
最終更新日 2024.03.27
登録日 2023.03.14
米国大使館に捕まったConfesess。米空軍基地、そしてCIAの工作員拠点からの脱出なるか
文字数 88,263
最終更新日 2024.03.26
登録日 2024.03.05
星川明美は両親の影響で東京より南に400キロ離れた南の面影島に引っ越してきた。待っていた愉快な生活は不良の事故死から少しずつ狂っていく。青少年たちのそれぞれが抱えていた悩みが白日の下に晒されたとき。。
文字数 89,940
最終更新日 2024.03.25
登録日 2023.04.11
四葉なる連続誘拐犯が世間を騒がしていた。誘拐をビジネスとして極めてドライに対処する四葉は、被害者家族が外部に誘拐の件を漏らすことなく、身代金の支払いに応じれば人質を無事に帰す一方、もし約束を違えるようなことがあればたちまちにして被害者の命を奪う。表沙汰になっているだけでも五件、四葉による犯行が起きており、うち三件は家族が外部に助けを求めたが為に、さらわれた子供らは帰らぬ人になっていた。
事件解決の糸口が見えぬ中、刑事の三反薗は帰宅直後、顔面蒼白の妻から恐ろしい事態を告げられる。娘が四葉に誘拐された、と。
文字数 11,884
最終更新日 2024.03.24
登録日 2024.02.29
世界各地から選ばれた24名の前に現れたのは自称”神”。
神は告げる「汝らに”祝福”を授けた」と。
そして「”祝福”とは”どんな願いでもひとつ叶える権利”だ」と。
ただし、そこには3つのルールがあった。
1.”祝福”の数は決して増えない
2.死んだ人間を生き返らせることは出来ない
3.”祝福”を持つ者が死んだ時、その”祝福”は別の人類にランダムに移る
”祝福”を持つ者はその境遇や思惑に沿って、願いを叶え始める。
その果てにどんな結末がもたらされるかを知らずに。
誰かが言った。
「これは”祝福ゲーム”だ」と。
神は言わなかった。
「さあ、ゲームの始まりだ」と。
※本作は小説家になろうにも掲載しています。
文字数 220,408
最終更新日 2024.03.24
登録日 2024.02.15
「盗撮してきてくれないか」
美少女幼馴染から真夜中にかかってきた電話は、犯罪を強要するものだった。困惑しながらも任務を遂行する愛音。可愛い可愛い美少女幼馴染の伽羅奢(がらしゃ)がこんな依頼をしてきたのには大きな理由があって……。<第一章 近所の女児誘拐事件>
愛音の通う大学では難関の講義があった。「国際社会基礎」。必須単位のため取得しないと四年生に進級できないのに、取得条件はアホかと思うほど厳しい。無理をして出席し、他人の分の出席まで偽装している愛音は無事に「国際社会基礎」の単位を取得する事が出来るのか。<第二章 代返の謎>
期末試験で忙しかった愛音は久しく伽羅奢(がらしゃ)に連絡を取っていなかった。そんな折、伽羅奢の母から「伽羅奢と連絡が取れないから様子を見てきてほしい」と頼まれた愛音。だけどあの引きこもりニートな伽羅奢はいつ家へ行っても不在。調査を続けていくうち、愛音は伽羅奢の背負うものを知る事になるのだった。<第三章 不在>
文字数 120,888
最終更新日 2024.03.24
登録日 2024.02.27