恋愛小説一覧
婚約者の裏切りに対し意見を述べたところ逆ギレされ婚約破棄されてしまいました。
文字数 1,907
最終更新日 2023.09.12
登録日 2023.09.12
足がおぼつかない子供を抱えて、住処を作らず、町や村を転々とした。
しかし、状況は変わり予想外の再会を果たした。
文字数 22,712
最終更新日 2023.09.12
登録日 2023.07.01
田舎のパン屋さんの一人娘であるフレーゼは、ある日義弟リージが国王の庶子であることを知る。
国王は王家に引き取りたいと申し出るが、義弟はフレーゼと共になら行くと条件をつける。
あれよという間にフレーゼは城で暮らすことになり、同じ年齢の第二王子ロア、義弟リージと共に過ごし、王宮付き魔法使い兼三人の教育係であるフレムの下で学ぶことになる。
そんな中フレーゼは夢を見るたびに前世を思い出すようになり、そんな自分自身に困惑するようになる。
ヒロインが転生して前世を忘れたいと悩むお話。第一章の糖度は低め。
文字数 51,761
最終更新日 2023.09.12
登録日 2023.08.30
妹は自分を美少女だと思っており、また、姉である私を常に見下していたのですが。
……彼女は滅びました。
文字数 1,344
最終更新日 2023.09.12
登録日 2023.09.12
将来の夢の実現に、幸福の絶頂にいたリア。しかし、なぜか階段から転げおち、目覚めたら侯爵令嬢になっていた。しかも、本体の侯爵令嬢以外にも、脳内にはあと二人の濃いキャラクタがいて……
さっくり読める女の子ブラシュアップストーリーです。
文字数 29,027
最終更新日 2023.09.12
登録日 2023.08.19
22歳のクララは、父の爵位を継いでマグラス伯爵家の当主となるはずだった。
しかし、妹のイザベラに次期伯爵の座を奪われてしまう。イザベラはさらに、クララの婚約者デリックまで奪っていった。実はイザベラとデリックは、浮気関係にあったのだ。
でも。クララは全然悔しくない。今日ものんびりまったりと、花壇で土いじりをしている。
彼女は社交場よりも花壇を愛し、花や野菜を育てるスローライフを切望していたのだ。
「地位も権力も結婚相手もいらないから、のんびり土いじりをしていたいわ」
そんなふうに思っていたとき、一匹の黒猫が屋敷の庭へと迷い込んでくる。艶やかな黒い毛並みと深緑の瞳が美しい、甘えん坊の仔猫だった。
黒猫を助けた縁で、『飼い主』を名乗る美青年――レナス辺境伯家の次期当主であるジェドとも妙なご縁ができてしまい……。
とんとん拍子に話が進み、レナス家に嫁入りしてしまったクララ。嫁入りの報酬として贈られた『わたし専用の畑』で、今日も思いきり家庭菜園を楽しみます!
病弱なジェドへのお見舞いのために、クララは花やハーブ料理を毎日せっせと贈り続けるが……
「あら? ジェド様の顔色、最近とても良くなってきたような」
一方、クララを追い出して喜んでいた妹&元婚約者のもとには、想定外のトラブルが次々と……?
――これは予期せぬ嫁入りから始まった、スローライフな大事件。
クララと甘えん坊の仔猫、そして仔猫にそっくり過ぎる訳アリな旦那さまが繰り広げる、ハッピーエンドの物語。
※ ざまぁ回・ざまぁ前振り回は、サブタイトルの数字横に『*』記号がついています。
文字数 122,077
最終更新日 2023.09.12
登録日 2023.09.10
俺ことテリー・ダマスカスは一仕事を終えたあとに、今まで一緒に闘ってきた幼馴染であり仲間であり恋人であったアリスにこう言った。
「アリス、悪いが今日で君はこのパーティーから抜けて貰う。正直なところ、君の実力では今後も俺たちのパーティーでやっていくことは難しいだろう。このままだと君は確実に大怪我するか、最悪だと死に至るかもしれない」
これは本心であり本音ではなかった。
それでも俺は今後の自分たちのためにも伝えるしかなかった。
「……うん、分かったよ。そうだよね。これ以上、足手まといの私がいたら皆の迷惑だもん。ごめんね、テリー。今までずっと嫌だったんだよね?」
アリスは俺に対して怒りもせずに、俺と僧侶のマイアを見て「お幸せにね」と薄っすらと涙を浮かべた笑みとともにパーティーから抜けた。
そして、これは2週間前にパーティーに入ってきた僧侶マイアに提案されたことだった。
アリスがこれからもっと危険な目に|遭《あ》う前に辞めさせるべきだと。
Aランク冒険者となり勇者パーティー候補となった【飛竜の牙】の中で、アリスだけがCランクを超えるほどレベルが上がらず、この国では珍しく魔法が使えない体質だったからだ。
それでも俺は一向に構わなかった。
俺が頑張ってアリスを守ればいいのだと。
そう、今の恋人であるマイアに提案される前までは……。
だが、このときの俺は知らなかった。
アリスを追放したことが俺の破滅に向かう大きな一歩だったことと、愛くるしかったマイアという女の本性が別にあったことに――。
これは自分勝手な理由で恋人と別れたことによって、後悔と絶望と懺悔する男の物語。
文字数 8,787
最終更新日 2023.09.12
登録日 2023.09.12
【あらすじ】
「シンシア・バートン。今日この場を借りてお前に告げる。お前との婚約は破棄だ。もちろん異論は認めない。お前はそれほどの重罪を犯したのだから」
シンシア・バートンは、父親が勝手に決めた伯爵令息のアール・ホリックに公衆の面前で婚約破棄される。
そしてシンシアが平然としていると、そこにシンシアの実妹であるソフィアが現れた。
アールはシンシアと婚約破棄した理由として、シンシアが婚約していながら別の男と逢瀬をしていたのが理由だと大広間に集まっていた貴族たちに説明した。
それだけではない。
アールはシンシアが不貞を働いていたことを証明する証人を呼んだり、そんなシンシアに嫌気が差してソフィアと新たに婚約することを宣言するなど好き勝手なことを始めた。
だが、一方の婚約破棄をされたシンシアは動じなかった。
そう、シンシアは驚きも悲しみもせずにまったく平然としていた。
なぜなら、この婚約破棄の騒動の裏には……。
文字数 11,297
最終更新日 2023.09.12
登録日 2023.09.12
伯爵家令嬢のレミリア・マクマホンは、実の姉であるミディア・マクマホンから婚約者であった公爵家の長男――グランツ・オーレンを寝取った。
理由は才色兼備でスタイル抜群の自分ではなく、内気で根暗で読書好きなミディアが王族との繋がりもあるオーレン公爵家の夫人になってしまうからだった。
だからレミリアは姉から婚約者を寝取った。
それだけではない。
レミリアは貴族たちを集めたパーティーで、グランツ自身の口からミディアと婚約破棄する宣言をさせる計画を立てて実行しようとした。
そのためにレミリアはパーティーが開かれる前に、グランツに婚約破棄の宣言をする詳細な文言まで考えてグランツに練習させた。
あとはパーティーが開かれるのを待ち、宴もたけなわな頃にグランツに婚約破棄の宣言をさせて自分自身が登場するだけ。
そうして無事にパーティーが開かれ、あと少しで公衆の面前での婚約破棄の幕が上がると期待に胸を躍らせていたときだった。
人知れず隠れていたレミリアは、後ろから誰かに口を塞がれてしまう。
そして――。
文字数 6,933
最終更新日 2023.09.12
登録日 2023.09.12
「セラス・フィンドラル! たった今、この僕――侯爵家子息であるシグルド・カスケードは君との婚約を破棄する!」
男爵令嬢ことセラスは、婚約者であったシグルドに大ホールでのパーティー中にそう告げられる。
あまりのことに絶句したセラスだったが、事はそれだけでは終わらなかった。
何とその場に実妹のミーシャが現われ、セラスの代わりにシグルドと婚約すると言われたのだ。
それだけではない。
ミーシャは今までセラスに募らせていた恨みを晴らすかのように、シグルドを巻き込んでセラスを第1王子アストラルの暗殺計画の首謀者に仕立て上げて処刑しようとしたのである。
もちろんそんな事実はまったくなかったため、セラスは断固としてシグルドに自分の無実を主張しようとした。
けれど、その主張を遮るかのようにミーシャはセラスの腹に蹴りを繰り出した。
ズンッ!
ハイヒールのつま先がセラスの腹に突き刺さったとき、セラスは自分が前世で世界空手道選手権10連覇を成し遂げた女性空手家であり、この世に転生されたときに神様から【空手】スキルを与えられたことを思い出した。
そして、セラスは男爵令嬢から違う令嬢へと変貌した。
超絶的な力を有する【空手令嬢】へとである。
すると大ホールには件の第1王子であるアストラルや兵士たちが現われ、暗殺計画の首謀者がミーシャだと判明したから捕まえにきたと言う。
しかしミーシャは捕まえるどころか【魔眼】の力を発揮し、シグルドを巻き込んで凶悪な魔人と化した。
空手令嬢となったセラスは、自分の運命を変えるために闘う決意をする。
これはやがて王都に空手の大道場を構え、第1王子とともに幸せになる空手令嬢の知られざる誕生譚!
文字数 14,593
最終更新日 2023.09.12
登録日 2023.09.11
極度の近視で分厚いメガネをかけている子爵令嬢のミーシャは家族から嫌われている。
学園にも行かせてもらえず、居場所がないミーシャは教会と孤児院に通うようになる。
そこで知り合ったおじいさんと仲良くなって、話をするのが楽しみになっていた。
しかし、おじいさんが急に来なくなって心配していたところにミーシャの縁談話がきた。
会えないまま嫁いだ先にいたのは病に倒れたおじいさんで…介護要員としての縁談だった?
この結婚をきっかけに、将来やりたいことを考え始める。
一人で寂しかったミーシャに、いつの間にか大切な人ができていくお話です。
文字数 60,750
最終更新日 2023.09.12
登録日 2023.08.25
学校でも家庭でもイジメを受ける高校二年生の三宅太樹(みやけたいき)は、夏休みを何も楽しむことなく過ごし、最後の一日が終わった。
翌日の学校へ向けて眠る太樹は不思議な夢の中で、かわいい女の子から約束を守ってもらうと言われてしまう。
そして学校が終わり帰宅していると、自分を運命の人だという謎の少女早希乃(さきの)に出会う。そしてそこから夢のようなとても不思議な事が起こっていき……。
※小説家になろうなどのサイトで連載中です
続きの短編を書きました。気になる方は読んでみてください
→ https://www.alphapolis.co.jp/novel/744370891/481815013
文字数 19,591
最終更新日 2023.09.12
登録日 2023.09.02
「ルカ王女、悪いけど実力不足だからこのパーティから出て行ってくれ!(笑)」
月裏国エリアに鎮座する魔王アルテミスを討伐するため月国中から集められた選りすぐりの能力者達で結成された勇者パーティ『ステラ』の中に、月国王女ルカがいた。しかし、ルカ王女の能力はとても地味(食材の調達・調理スキル)で、パーティメンバーからは良く思われていなかったらしい。婚約者である勇者に浮気され、突き放されても、仲間を想い、最後まで粘って留まろうとしたルカ王女。そんな彼女を無残にも突き放して、勇者パーティ一行は、魔王の巣窟を目指して進んで行く。
一人残されたルカ王女は、仲間から裏切られて、あまりの辛さに自死を選ぼうとするが…………。
「死んでやる‼︎(涙)」
「駄目だ! 死ぬんじゃない‼︎」
これは、灰かぶり姫ルナ・ロックの父親であるエドワード・ロックと、母親であるルカのお話。
※関連作品
『灰かぶり姫と月の魔法使い』
※クロスオーバー作品になります。尚、本作品と自作の他作品の世界は全て繋がっており、時系列もほぼほぼ一致しております。(多少のズレはあります。)
※アプリで閲覧される際は縦読み推奨です。
※予告なく加筆修正致します。
文字数 13,319
最終更新日 2023.09.12
登録日 2023.09.02
恋がしたいギャルの櫛川さんから、こんな男子と付き合いたいって言われたけど、その条件に当てはまるのって、僕?
この作品はPixiv、小説家になろう、カクヨム、ノベルアップ+にも掲載しています。
文字数 1,091
最終更新日 2023.09.12
登録日 2023.09.12
禁断の愛に溺れた男女が、悪魔を呼び起こしてしまったお話。
主人公にとってはとっても幸せな結末。
他に誰が幸せになるだろう。
小説家になろう様でも投稿しています。
文字数 1,319
最終更新日 2023.09.12
登録日 2023.09.12
この居酒屋には『彼』にまつわる六人の女子大学生が集まる。
彼は何を思い、そして六人の女たちは何を語るのか。
文字数 98,975
最終更新日 2023.09.12
登録日 2023.09.12
無罪の罪を着せられたことで処刑され母を失い、奴隷の身となってしまったシェリア。プラチナの髪色、金色の目、そして類まれな美しい容姿を見た目をしていたため、高く売れるだろうと近々奴隷オークションに出される予定だった。
しかし、寸前でそれを救ってくれたのはソルヴァイス帝国の皇太子のグラシアン。彼の交渉の末、シェリアはグラシアンの奴隷として買い取られることになった。母を無実の罪で失った傷は深く、最初こそグラシアンを信用していなかったシェリアだったが、グラシアンはシェリアを決して奴隷扱いしなかった。
それどころか、奴隷として買い取られたはずなのに、なぜか皇太子の寵愛を受けることになって・・・・・・!?
文字数 54,482
最終更新日 2023.09.12
登録日 2023.08.11
ダークなお話です。
愛し合う二人、邪魔な義妹。その行き着く果ては?
そんなお話です。
小説家になろう様でも投稿しています。
文字数 1,811
最終更新日 2023.09.12
登録日 2023.09.12
父の再婚によってできた義妹と継母の行動が迷惑すぎます……。
文字数 1,914
最終更新日 2023.09.12
登録日 2023.09.12
主人公は学生時代の最終学年の途中で没落寸前の侯爵家の令嬢と婚約する。
しかし彼女は親友の幼馴染で彼の想い人。
自分が身を引くことで幸せになって欲しいと願っていたにも関わらず、事態は思わぬ方向に・・・?!
貴族社会の歪みや戦後の傷が未だ癒えてない国政の中でより良く生きるために、努力する主人公。
幼馴染み同士の恋のすれ違いと、心模様。
そして魂の片割れ(ツインソウル・ツインレイ)を見つけた男女の不思議な共鳴。
そんな物語を恋愛として描きました。
▲▲▲▲▲
1話毎が短い(千文字以下)です。
▲▲▲
作者は「因果応報」と「過度なザマァ」は違うと思っております(_ _)
「ざまぁ」がないと物足りない方はブラウザバック推奨です。
タグ確認をお願いします(_ _;)
時代考証や環境設定はフンワリご都合主義です(_ _)ツッコミはナシで!
文字数 105,811
最終更新日 2023.09.12
登録日 2023.06.21
婚約者が理不尽な理由で婚約破棄してきました。
文字数 980
最終更新日 2023.09.12
登録日 2023.09.12
王命によって婚約させられたとある2人は形だけの婚約者となった。
当初は上手くいっていたが、少しづつその関係は崩れていく。
この国の王は、すぐに王命を出す馬鹿だった。
その王命も息子を守る為だとか…。
王命だからといって…態度が気に入らないから辺境地に送られた者、無理矢理結婚させられたもの、王都からの追放を言い渡されたもの…
そんな理不尽いつまでも通りませんよ!
今まで我慢していましたが、もう私達は王命なんて知りません!
文字数 2,645
最終更新日 2023.09.12
登録日 2023.08.16
幸せの定義とは何ぞや?…例えば物凄く喉が渇いていて、目の前にコップ一杯の水を差し出されたとする。そのコップを小さいと思うか、大きいと思うかは本人次第だ。──とびきりの容姿を持ち、帰国子女で、一流大学を出て、使い道に困るほどのお金を所有している。そんな現実味の無い、そう、まるで漫画の世界の主人公みたいな男・湊(みなと)に何度も失恋を繰り返す朱里(あかり)。その想いを断ち切り、ようやく新しい恋をしようと決意した途端、なぜか湊が構ってきて…。
という感じで始まるお話でございまして、『好きですけど、それが何か?』の廣瀬さんがメインで登場いたしますの。
文字数 51,049
最終更新日 2023.09.12
登録日 2023.08.13
主人公【有栖川 月】は都内某所在住の独身美女。クールでミステリアスな月は、社内で高嶺の花として一目置かれている存在だ。そんな月へ密かに恋心を抱いている後輩の【神谷 朝陽】は、偶然月が抱えていた秘密を知ってしまう。それは月が都市伝説の存在とされてきた魔女であることと、彼女の寿命がすぐそこまで迫ってきているということだった。月が人間ではないと分かった朝陽だったが、彼女が最期を迎えるその時まで添い遂げると誓ったのだったが…。
恋愛経験皆無の死にかけ魔女と一途な人間の純愛ストーリー
◆恋愛ファンタジー◆作品です。宜しくお願いします。
文字数 3,971
最終更新日 2023.09.12
登録日 2023.09.12
【追加条件 社長との婚姻】
再就職の面接結果メールを見て、
これはなにかの間違いだと思った。
そもそも、あの社長は結婚してたはず。
詳しく説明を聞くと、
亡き奥様との純愛を守るため、
偽装結婚してほしいらしい。
純愛、尊い……!
なんて採用と引き換えに結婚を決めた私だけど……。
古海夏音(28)
建築デザイン会社『SkyEnd』デザイナー
自分の恋愛に興味はないが、恋愛小説は大好き
異性関係になにかと不用心で、ちょっと危なっかしい
けれど人のために怒れる、いい子
×
天倉有史(40)
建築デザイン会社『SkyEnd』社長兼デザイナー
不動産大手『四菱地所』御曹司
8年前に亡くした妻をいまでも愛している
ただし、妻との愛のために夏音と偽装結婚するような悪い人
はじまった偽装結婚生活、天倉の純愛に萌えていた夏音だけど。
それだけですむはずがない……!?
文字数 89,028
最終更新日 2023.09.12
登録日 2023.09.01
婚約者に虐められていたのですが、ある時……
文字数 1,658
最終更新日 2023.09.12
登録日 2023.09.11
侯爵令嬢であるイルフェリアは、優秀な姉を持っていたが故に両親から期待されていた。
二人は、彼女が姉と同じようにできるとそう考えていたのだ。
しかしながら、イルフェリアは姉程に優秀な能力を持っていなかった。彼女は平凡ではなかったが、天才ではなかったのである。
それを知った時、両親は「裏切られた気分だ」とイルフェリアに言ってきた。その身勝手な主張に、彼女はずっと苦しんでいたのである。
不慮の事故によって姉が亡くなってから、両親はイルフェリアを今までよりももっと罵倒するようになっていた。
姉を失った行き場のない怒りを、両親は彼女ににぶつけていたのである。
そんなイルフェリアは、姉との婚約を引き継ぐことになった。
しかしその婚約者も、また彼女を姉と比べるような人物であった。
「……勝手に期待しておいて、裏切られたなんて言わないでください」
「……なんだと?」
「別に私は、あなたを裏切ってなんかいません。あなたが勝手に期待しただけではありませんか。その責任を私に求めないでください」
ある時、イルフェリアは積もりに積もった不満を爆発させた。
それを機に、彼女は両親や婚約者といった人々の元から飛び立つことを決めたのである。
こうして、イルフェリアは侯爵家を去ったのだった。
文字数 32,579
最終更新日 2023.09.11
登録日 2023.09.07
「友好と借金の形に、辺境伯家に嫁いでくれ」
行き遅れの私・マリーリーフに、突然婚約話が持ち上がった。
相手は女嫌いに社交嫌いな若き辺境伯。子爵令嬢の私にはまたとない好条件ではあるけど、相手の人柄が心配……と普通は思うでしょう。
でも私はそんな事より、嫁げば他に時間を取られて大好きな歴史研究に没頭できない事の方が問題!
それでも互いの領地の友好と借金の形として仕方がなく嫁いだ先で、「家の事には何も手出し・口出しするな」と言われて……。
え、「何もしなくていい」?!
じゃあ私、今まで通り、歴史研究してていいの?!
こうして始まる結婚(ただの同居)生活が、普通なわけはなく……?
どうやらプライベートな時間はずっと剣を振っていたい旦那様と、ずっと歴史に浸っていたい私。
二人が歩み寄る日は、来るのか。
得意分野が文と武でかけ離れている二人だけど、マイペース過ぎるところは、どこか似ている?
意外とお似合いなのかもしれません。笑
文字数 25,995
最終更新日 2023.09.11
登録日 2023.08.24
アデリーナ=ヴァレンティーナ公爵令嬢は、王太子アルベールとの婚約者だった。
しかし、彼女には王太子の傍にはいつも可愛がる従妹のリリアがいた。
アデリーナは王太子との絆を深める一方で、従妹リリアとも強い絆を築いていた。
ある日、アデリーナは王太子から呼び出され、彼から婚約破棄を告げられる。
彼の隣にはリリアがおり、次の婚約者はリリアになると言われる。
驚きと絶望に包まれながらも、アデリーナは微笑みを絶やさずに二人の幸せを願い、従者とともに部屋を後にする。
しかし、アデリーナは勘当されるのではないか、他の貴族の後妻にされるのではないかと不安に駆られる。
婚約破棄の話は進まず、代わりに王太子から再び呼び出される。
彼との再会で、アデリーナは彼の真意を知る。
アデリーナの心は揺れ動く中、リリアが彼女を支える存在として姿を現す。
彼女の勇気と言葉に励まされ、アデリーナは再び自らの意志を取り戻し、立ち上がる覚悟を固める。
そして――。
文字数 2,231
最終更新日 2023.09.11
登録日 2023.09.11
男爵令嬢であるマイア・シュミナールこと私は、招待された王家主催の晩餐会で何度目かの〝公衆の面前での婚約破棄〟を目撃してしまう。
公衆の面前での婚約破棄をしたのは、女好きと噂される伯爵家の長男であるリチャードさま。
一方、婚約を高らかに破棄されたのは子爵家の令嬢であるリリシアさんだった。
私は恥以外の何物でもない公衆の面前での婚約破棄を、私の隣にいた幼馴染であり恋人であったリヒトと一緒に傍観していた。
私とリヒトもすでに婚約を済ませている間柄なのだ。
そして私たちは、最初こそ2人で婚約破棄に対する様々な意見を言い合った。
婚約破棄は当人同士以上に家や教会が絡んでくるから、軽々しく口にするようなことではないなどと。
ましてや、公衆の面前で婚約を破棄する宣言をするなど茶番か悲劇だとも。
しかし、やがてリヒトの口からこんな言葉が紡がれた。
「なあ、マイア。ここで俺が君との婚約を破棄すると言ったらどうする?」
そんな彼に私が伝えた返事とは……。
文字数 7,465
最終更新日 2023.09.11
登録日 2023.09.11
「伯爵令嬢マリアンヌ・ランドルフ。今日この場にて、この僕――グルドン・シルフィードは君との婚約を破棄する。理由は君が25歳の年増になったからだ」
私は7年間も諸外国の旅行に行っていたグルドンにそう言われて婚約破棄された。
しかも貴族たちを大勢集めたパーティーの中で。
しかも私を年増呼ばわり。
はあ?
あなたが勝手に旅行に出て帰って来なかったから、私はこの年までずっと結婚できずにいたんですけど!
などと私の怒りが爆発しようだったとき、グルドンは新たな人間と婚約すると言い出した。
その新たな婚約者は何とタキシードを着た、6、7歳ぐらいの貴族子息で……。
文字数 3,820
最終更新日 2023.09.11
登録日 2023.09.11
私は自分が生きたいと思える人生を求め続けていきたいのです!
文字数 1,748
最終更新日 2023.09.11
登録日 2023.09.11
素敵な婚約者に相応しくありたいと一生懸命な侯爵令嬢アンネリーゼと、アンネリーゼを溺愛する眉目秀麗な公爵子息ジークハルトのお話です。アンネリーゼが彼に思いを寄せる令嬢を無自覚に撃退?したりしなかったり……の予定です。視点が頻繁に変わります。ちょっとシリアス入りますがハッピーエンドです。全18話。(誤字脱字が多くて申し訳ございません)
文字数 70,469
最終更新日 2023.09.11
登録日 2023.08.10