歴史・時代 短編小説一覧
時は万延から文久の頃。開国で横浜・神戸・長崎などで外国人居留地も生まれ、海外の知識も流入し始めた江戸時代時代の末期───。
小太りで短躯の太道典次郎と、痩せぎすで長身の鳥呉柄裕之進の二人は、御家人仲間に金銭をせびられていたイジメられっ子。耐えかねて反抗しても、多勢に無勢。だが二人は、偶然通りかかった奇妙な老人・暮石六庵の、不思議な武技によって救われる。
弟子入りを志願する二人だったが、武術だけでなく医術と食術を六庵から学ぶことになり……。
食と健康と武術を考える、健康・健全・健啖生活追求の、ショートストーリー連作。
文字数 22,836
最終更新日 2023.08.31
登録日 2023.06.29
新撰組は、京都を駆ける。
血風を巻き起こしながら。
壬生に屯所があった時期の新撰組を描く短編集(になる予定)。
乱闘、暗殺、御用改めなど、日常の御仕事小説。
schedule
公開:2019.4.1
連載:2019.4.1-4.5
文字数 34,291
最終更新日 2019.04.05
登録日 2019.04.01
古代中国・後漢王朝の始祖、光武帝の兄・劉縯(りゅうえん)の短編小説です。
もともとは彼の方が皇帝に近い立場でしたが、様々な理由からそれはかなわず…それを正史『後漢書』に肉付けする形で描いていきたいと思っています。
--------------------------------------------------------------------------------------------------------------------
歴史小説家では宮城谷昌光さんや司馬遼太郎さんが好きです。
歴史上の人物のことを知るにはやっぱり物語がある方が覚えやすい。
上記のお二人の他にもいろんな作家さんや、大和和紀さんの「あさきゆめみし」に代表される漫画家さんにぼくもたくさんお世話になりました。
ぼくは特に古代中国史が好きなので題材はそこに求めることが多いですが、その恩返しの気持ちも込めて、自分もいろんな人に、あまり詳しく知られていない歴史上の人物について物語を通して伝えてゆきたい。
そんな風に思いながら書いています。
文字数 33,652
最終更新日 2022.05.10
登録日 2022.05.10
文字数 15,671
最終更新日 2023.06.01
登録日 2023.04.18
江戸時代。村々を土砂災害から守る為に働いていた侍がいる。
数馬(かずま)は貧乏御家人の三男坊として生を受けたが、運よく町方与力である豊島家の婿養子となる。
義父から豊島家の家督を継ぎ、奉行所で働き始めた数馬だが、周囲からのやっかみがあり孤立していた。
仕事に対してやる気が持てず、義父や上司への恩義の気持ちだけでなんとか勤めをこなしていた。
もうすぐ父親になるというのに、その自覚すら持てない。
不安な気持ちを抱えたまま、日々を過ごしていた。
そんな中、土砂流出現場を視察するため、上司と共に地方巡回に出かける。
そこで出会う人々と触れ合うことで、数馬は少しずつ自分の在り方を学んでいく。
2023/8/3
第9回歴史・時代小説大賞で奨励賞をいただきました。
応援してくださった皆様、ありがとうございます!
文字数 37,403
最終更新日 2023.06.23
登録日 2023.05.31
名奉行として名高い「大岡越前守」(大岡 忠相 1677~1752)
そのお裁きは「大岡政談」「大岡裁き」として有名で、落語や講談、テレビドラマ、吉川英治氏の小説なども有名ですが、実は実際に大岡忠相本人が関わったお裁きは殆ど無く、他の名奉行と呼ばれた人達のお裁きだったり、有名な「子争い」の逸話などは旧約聖書のソロモン王の裁きが原話だとか・・・。
「名奉行」として多分に偶像化、理想化された存在の大岡越前守ですが、当然その実際の人物像も、庶民の気持ちをよく理解している大変聡明な人だったのでしょう。
だからこそ庶民は、彼に正義を実現してくれる理想のキャラクターを求めたのだと思います。
肥前国平戸藩の第九代藩主・松浦静山(1760~1841)が20年余に渡って書き記した随筆「甲子夜話」には、そんな大岡忠助の「真実」の人となりが分かる逸話が掲載されていますので、ご紹介したいと思います。
非常に短い読み切りの三話構成となります。
文字数 3,152
最終更新日 2020.07.12
登録日 2020.07.10
非本格的時代短編小説
1668年、日照りで苦しむ農民のために立ち上がった男がいた。
水戸藩北部、松井村の名主、沼田惣左衛門。
父から譲り受けた村のまとめ役もそこそこに、廓通いの日々を送っていたのだが、ある日、村の者たちに詰め寄られる。
「このまま行けば、夜逃げしかねえ、そうなって困んのはオメエだ」と。
そこで、惣左衛門は咄嗟に言った。
「『灌漑用水』を山から引く用水路をつくろう!」
実は死んだ父の夢だったのだ。
村に水を引ければ安定して稲作が出来る。村人たちの願いと惣佐衛門の想いが合致した瞬間、物語は動き出す。
350年前の実話をもとに作者が手心を加えた日照りで水田の水に困窮した村人達と若き名主の惣佐衛門が紡ぐ物語。
始まります。
短編。
作中の度量換算、用語、単位、話法などは現代風に置き換えておきました。だって、わかり辛いもんね。
文字数 30,483
最終更新日 2021.06.30
登録日 2021.05.22
ちょっとゆるい、なんちゃって時代劇。時代考証ナニソレオイシイノ?
火付盗賊改方の同心、八坂蒼士を中心とした話。
文字数 20,825
最終更新日 2017.06.07
登録日 2016.06.28
旧ロシア・ソ連の独裁者、スターリンについて、原稿用紙4枚程度の短編小説を書き綴ってみました。上手くまとまりました。第9回歴史・時代小説大賞にエントリーいたします。大賞を狙いたいと思いますので、どうぞよろしくお願いいたします。
文字数 815
最終更新日 2022.05.05
登録日 2022.05.05
第2次世界大戦を敗戦という形で終えた日本。満州、朝鮮半島、樺太、千島列島、そして北部北海道を失った日本は、GHQによる民主化の下、急速に左派化していく。
朝鮮半島に火花が散る中、民主主義の下、大規模な労働運動が展開される日本。
GHQは日本の治安維持のため、日本政府と共に民主主義者への弾圧を始めたのだ。
俗に言う第1次極東危機。物語は平和主義・民主化を進めたGHQが、みずからそれを崩壊させる激動の時代、それに振り回された日本人の苦悩から始まる。
本書は前作「久遠の海へ 最期の戦線」の続編となっております。
前作をご覧いただけると、より一層理解度が進むと思われますので、ぜひご覧ください。
文字数 23,708
最終更新日 2021.09.26
登録日 2020.06.08
江戸時代、宇土と呼ばれる身体の大きな青年が荒川のほとりに座っていた。
宇土は相撲部屋にいたのだが、ある事から相撲部屋を首になり、大工職人に弟子入りする。
しかし、物覚えが悪い兄弟子からは怒鳴られ、愚鈍と馬鹿にされる。そんな宇土の様子を見てる弟弟子からも愚鈍と馬鹿にされていた。
将来を憂いた宇土は、荒川のほとりで座り込んでいたのだった。
すると、老人が話しかけてきたのだった。
文字数 18,476
最終更新日 2022.06.05
登録日 2022.05.28
文字数 5,785
最終更新日 2019.02.11
登録日 2019.02.11
歴史上名高い賤ケ岳の合戦が起こる天正十一年正月元旦、滝川一益はその居城である長島城にて旧年にあった出来事を一人思い出す・・・その出来事とは羽柴秀吉が大徳寺にて主宰した旧主である織田信長の葬儀にてあった騒動であった・・・。
歴史の影に隠れあまり脚光を浴びぬ賤ケ岳の前哨戦とも言える伊勢方面での滝川一益と羽柴秀吉の戦い。一益は、己が胸中を集まった家臣一同に開陳し秀吉との対決を明言するのであった・・・
友軍となる織田信孝はすでに秀吉に降り、柴田勝家は雪に閉じ込められ北ノ庄にて身動きのできないこの時期に何故に敢然と秀吉に対し対決の狼煙ををあげたのか・・・
織田家の家燭に対する一益の想いを踏まえ、一益に男惚れする滝川家家臣団とのやりとり・・・その場にて尊敬する叔父の姿に感銘を覚える前田慶次郎の視線で語られるもう一つの賤ケ岳の戦いである伊勢方面での戦いへの序章・・・
一益や慶次郎ら家臣団との会話で明らかにされる賤ケ岳の戦いへの秘話、御堪能下さい。
文字数 40,039
最終更新日 2023.07.04
登録日 2023.05.08
風にのった雲のように、新選組と呼ばれた日々は流れていった。
生きたかった。死にたくなかった。本当は、死にたかった。
想いと共に置いていかれた男たちの物語
文字数 15,969
最終更新日 2022.03.20
登録日 2021.05.29
文字数 5,740
最終更新日 2018.12.07
登録日 2018.12.05
侍が倒れている現代人に会う。現代人はウオークマンと靴下と靴をくれた。侍は音楽に驚くけれど気に入る。雨が降り小屋に泊まるともう一人若い侍が来る。仇討をするらしい。侍は自分が来世で蘇る女性を時々見るようになる。弱い若侍の助っ人をする事になり相手が待っている場所に音楽を聴きながら若侍と行く。
文字数 8,966
最終更新日 2022.06.27
登録日 2022.06.27
短編はここで章立てして公開します。
第一章は戦国武将太田資正です。一万文字程を九話に分けています。一日に一話づつ上げます。当初は「奔れ資正 走れ源九郎」なるタイトルを予定していましたが、何も考えずに書いたせいか話の筋がぼやけてしまったので、郷土史家の論文みたいな表題となりました。太田資正は私の好きな戦国人物のひとりです。彼の人生のほんの一コマを描いたのみですが、楽しんでいただければ幸いです。
※なおこれらの小説は史実を元にしてはおりますが、基本的にフィクションです。
文字数 11,311
最終更新日 2021.03.12
登録日 2021.03.04
織田軍と徳川軍の連合隊が、長篠城郊外の設楽原にて、武田勝頼率いる武田軍と睨み合い、信長の画策した鉄砲隊が、勝頼を打ち破った話を、私記的に書いたものです。原稿用紙4枚程度でまとまりました。第9回歴史・時代小説大賞にエントリーいたします。大賞を狙いたいと思いますので、どうぞよろしくお願いいたします。
文字数 502
最終更新日 2022.05.01
登録日 2022.05.01
主人公トーマス・ウィルソンは、移民先のウルップ共和国と本国ヘイブン帝国の情報交換を担う情報官。ある日、本国から驚くべき事実が伝達された。それは本国が約四年前より続けている連合国との大戦争に負けたというものだった。ウィルソンはこの電報を周りの人に話した。しかし、信じる者は誰一人としていなかった……。
文字数 11,539
最終更新日 2020.10.01
登録日 2020.10.01
文字数 5,510
最終更新日 2023.07.04
登録日 2023.07.04
アルファポリスの歴史・時代小説のご紹介
アルファポリスの歴史・時代小説の一覧ページです。
架空戦記から時代ものまで様々な歴史・時代小説が満載です。
人気のタグからお気に入りの小説を探すこともできます。ぜひお気に入りの小説を見つけてください。