BL 歳の差小説一覧
蒸し暑い初夏の田舎の夏祭りで
わたしは着流しの男から
それはそれは美しいオレンジの瞳をした<彼>を飼う事にした。
甘い砂糖水と引き換えに
ワタシはコノ人生ヲ<彼>にあげる事にした。
※6月26日 タイトル表記を変更
文字数 9,338
最終更新日 2022.07.25
登録日 2022.07.25
地味でコミュ障な大学事務職員の篠井は、柔和なイケメン准教授の崎坂になぜか気に入られ、やたらと構われるようになってしまった。わびしいランチを見とがめられ「あーん」で弁当を分けてもらったり、悪天候下の帰宅を心配されて強引に助手席へ乗せられたり。餌づけされ甘やかされて、そのたびに戸惑いながらもどんどん距離は近づいていく。歳の差カップルが溺愛ハッピーエンドにたどり着くまでのお話です。《年上ハイスペ准教授×年下引っ込み思案事務員》
※ムーンライトノベルズでも投稿中。こちらでは修正を加えたうえで2話分まとめて投稿しています。※連載後半に性描写シーンを予定
文字数 64,680
最終更新日 2022.07.02
登録日 2022.05.23
連載に移行しました!反応をくださった方、有難うございます。
と、思いきや…書いてて楽しくなって来たので当方HP内で
キャラモデルを、ストーリートーク内で紹介しています。
祖母が孫の婚約者を、勝手に決めてしまい
遺言書に掛かれていた名前とは?
どんな人物?
藤野 丞茂(ふじのすけしげ)30歳。
176cm
のらりくらり流されて生きている会社員。
祖母の遺言を見てから、人生の波に
のまれかけている。
清川 悠希
166cm
藤野の祖母と交流のある人物。
見た目は20代前半?
年の割に落ち着いた人柄だと
称される。
文字数 10,084
最終更新日 2022.06.18
登録日 2022.06.15
伊達敏雄(45歳)の職業は、大手写真週刊誌「文士」のベテラン記者で、主に事件や事故について取り扱うことが多い
そんな敏雄は、若手記者の青葉と一緒に去年発生した「A市女子中学生いじめ自殺事件」を追っていくうち、彼から告白され、付き合うようになる
そこからは、仕事はしんどいながらも充実した日々を送っていた
しかし、かつて敏雄と関係を持っていた中堅記者の横居は、それを快く思わない
加えて、青葉との関係が進んだ矢先に、横居が書いた記事がきっかけで社内には不穏な空気が流れはじめ…
かつて対立したタレントへの執着を捨てられない記者と、その記者に片想いする2人の若い記者の話です
今作は実際に起きた事件を元に書いていますが、犯罪行為を賛美、推奨する意図はございません
性描写のあるシーンには※つけてます
文字数 104,660
最終更新日 2022.06.14
登録日 2021.10.30
日本から異世界に落っこちた流星。
その時に助けてくれた美丈夫に、三年間片思いをしていた。
学園の卒業を目前に控え、商会を営む両親に頼み込み、婚活パーティーを開いてもらうことを決意した。
二十八でも独身のシュヴァリエ様に会うためだ。
お話出来るだけでも満足だと思っていたのに、カップル希望に流星の名前を書いてくれていて……!?
公爵家の嫡男であるシュヴァリエ様との身分差に悩む流星。
一方、シュヴァリエは、生涯独り身だと幼い頃より結婚は諦めていた。
大商会の美人で有名な息子であり、密かな想い人からのアプローチに、戸惑いの連続。
公爵夫人の座が欲しくて擦り寄って来ていると思っていたが、会話が噛み合わない。
天然なのだと思っていたが、なにかがおかしいと気付く。
容姿にコンプレックスを持つ人々が、異世界人に愛される物語。
女性は三割に満たない世界。
同性婚が当たり前。
美人な異世界人は妊娠できます。
ご都合主義。
文字数 155,869
最終更新日 2022.06.02
登録日 2022.04.02
母を突然の事故で喪い、天涯孤独となった莉音は、ある夜、道端で暴漢に襲われかけたところをひとりの男に助けられる。
莉音を庇って頭を殴られ、救急搬送された男は青い瞳が印象的な外国人で、一時的な記憶喪失に陥っていた。
身元が判明するまでのあいだ、莉音がその身柄を引き受けることになったが……。
道端で拾ったのは、超ハイスペックなイケメン社長でした――
文字数 115,412
最終更新日 2022.03.13
登録日 2021.12.18
多路(たろ)18歳が迷い込んだのは異世界でした。父の虐待の日々から解放されるが、最初から森で人に出会えたけど言葉が通じない!
勢いで書き始めました、設定ガバガバ思い付きでかいてるので、それでもいいよって方のみどうぞ。Rまで長いかもです。
文字数 30,821
最終更新日 2022.03.09
登録日 2021.12.12
文字数 3,599
最終更新日 2022.03.04
登録日 2022.03.04
ドMをこじらせた緒方 裕臣、40歳。歳下のパートナーに、「本当は縛ってセックスして欲しいんだ」ということを、ずっと言えずに付き合っていた。満たされない欲求に悶々として、いざ性癖を伝えようと決意したのに、伝える前に隠していた『ある事』を知られてしまった。驚いたパートナーは浮気を疑って、別れを切り出されて・・?!
年下の恋人にある事を隠していたせいで、振られてしまうドMで40歳の【緒方】
同じ会社で働く一回り以上年下の恋人【須藤】
緒方が隠すある事に関係する男子大学生【河南】
緒方と別れた須藤の新しい恋人となる【濱ノ井】
こちらの四人が織りなす、すれ違いラブストーリーです。
*後半部は【濱ノ井】のスピンオフストーリーになります。(お知らせを→あらすじに変更しました)
文字数 183,783
最終更新日 2022.02.03
登録日 2021.11.25
■告白したのは自分、逃げたのも自分。でも、それはほんの少しの勇気と、後悔とが入り混じって、どうすることも出来なかった。ただ、臆病で、欲しいのに欲しいと言えなかった、愚かな自分。でも……。
■章題の後ろに■があるのもには、本文後におまけがございます。※が付いているものはR18です。
■視点ですが、話の内容で人物が変わります。固定されていないのでご注意ください。ですが、その章は一人の人物のみで書いています。おまけは同じ人物の場合もありますが、違う場合が多いです。
■今は閉鎖されたメクるにて公開していた作品です。完結しています。小説家になろうでも公開しています。
文字数 202,058
最終更新日 2022.01.03
登録日 2021.10.30
※「もふもふ好きには〜」スピンオフ。
20代後半、狐のアレスは、貴族という身分を隠して庶民の中で暮らし、働いている。
不平等な社会の中で、不満を持ちながら、流される生き方に嫌気がさしているのに、動く気力は湧いて来ない。
そんな時、可愛い子がドアをノックして来て……。
アレス×ミルルの出会いのお話。
ハッピーエンド。
◇◇◇
※ R18
全24話
文字数 32,282
最終更新日 2021.12.19
登録日 2021.11.26
小さな国に、ある日降りかかった厄災。
誰もが悪夢に包まれると諦めた矢先、年若い魔法使いがその身を犠牲にして、国を守った。
彼は、死に直面する大きな魔法を使った瞬間に、神の使いである白蛇に守られ二十年もの間、深い眠りに付く。
そして二十年が過ぎ、目を覚ますと王子は自分より年上になっていて、隣国の王女と婚約していた。恋人さえ結婚している。
そんな彼を大人になった王子は押し倒す。
「俺に女の抱き方教えてよ」
抗うことも、受け止めることもできない。
それでも、守ると決めた王子だから。
今宵も私は、王子に身体を差し出す。
満月が落ちてきそうな夜、淡い光で照らされた、細くしなやかで美しいその身体に、ねっとりと捲きつくと、蛇は言う。
『あの時の様な厄災がまた来る。その身を捧げたならば、この国を、――王子を助けてやろう』
ユグラ国第一王子 アレイスター=フラメル(愛称:サフォー)(28) × 見習い魔術師 シアン = ハルネス(22)
文字数 67,357
最終更新日 2021.11.29
登録日 2021.10.31
諸事情により只今更新停止中。
申し訳ありまけん。
潤が16歳の時、姉の代わりに保育園に甥っ子を迎えに行って椿と出会ったのが、二人の始まり。
甥っ子が椿から潤の元にかけてくる数秒がスローモーションのように流れ、その瞬間に二人は同時に恋に落ちていた。
それから三年。
椿と潤はめでたく結ばれ、同棲生活をしている。
椿はいつもニコニコとして、潤が何をしても怒らず嫉妬もしない。
潤は時々それが不安に思う。
常に優しく愛してくれる椿だから、とても大事に愛されてると感じる反面、もっと激しく愛して欲しいとも思っていた。
そんなおり、椿が職場の同僚の送別会に出るというがーー。
一宮こうさん @koumama123さんとの共同キャラクター作品です!
都築潤:朝比奈歩 古谷椿:一宮こうさん
一宮こうさんの作品はこちら
『年下彼氏は愛されたい。』
https://www.alphapolis.co.jp/manga/487103011/246565045
表紙イラスト 一宮こうさん
文字数 15,086
最終更新日 2021.11.22
登録日 2021.11.07
「ノンケの俺が男と寝るなんて・・・!?」
水族館で飼育員として働く柳瀬は、寡黙な性格とちょっぴり強面なお陰で子供には泣かれ仕事場でも少し浮いた存在。ある日、久々に女と遊ぼうとクラブに行こうとしていると、いつもの香水が無い。仕方なく買いに行くものの、馴染みの店は閉まっていた。そんな時、どこからか花のような甘い香りが漂っていることに気づく。その香りが妙に気になり辺りを探してみると、一軒のパヒュームショップにたどり着く。
そこには黄金の髪を持つ、無愛想な店員(星川)がいて___
人間嫌いのノンケ飼育員とツンデレ調香師が描く、素直になれない大人たちの恋愛模様。
文字数 105,712
最終更新日 2021.10.31
登録日 2021.09.25
五百五十歳になる大魔導士のノルンには悩みがあった。それは、ノルンが暮らすランブルド王国の王太子である、アーレスから熱烈な告白をされていることだ。ノルンもアーレスも、お互いが魂の番なのだと気づいていた。それでも、ノルンには、アーレスの思いを受け入れることが出来ないでいた。
五百三十歳も年下のアーレスを心の中では好きなノルンだったが、とある事情からそれを受け入れることが出来ないでいたのだ。
普段は、白髪白髭、その上、年老いた姿で暮らすノルンの真の姿を知らない周囲の者たちから、『枯れ専』『爺専』とアーレスのことを陰で笑うのだ。
それでもアーレスは、周囲のことなど関係ないとノルンに告白し続けるのだ。
これは、魂の番の二人が紆余曲折を経て心も体も結ばれる、そんな恋の物語。
本編全15話
※お月様にも掲載しています。
文字数 32,172
最終更新日 2021.10.26
登録日 2021.10.12
ある日、猫を拾った。泣きそうな目をした、綺麗な毛並みの猫を――。
ホストクラブでNO.1として働く白崎寛哉は、公園の端でうずくまる青年、シロを拾った。頑なに話そうとしない彼は、言葉を発する事を極端に怖がっているようで……。
スパダリ系ホスト(28)×捨て猫系美青年(20)。
(R18要素の含まれる回には*マークを付けています)
文字数 86,028
最終更新日 2021.10.14
登録日 2021.08.20
源が俺のこと好きになればいいのにーー。
あらすじ
宇野篤郎(うの あつろう)の隣人、日高源(ひだか はじめ)は著名な画家だ。
ひとの心をつかむような絵をまるで息をするように自然に描くことができ、そのくせ絵のこと以外は何もできない、むしろ何もする気がないろくでなし。人好きのする穏やかな笑みを浮かべているくせに、基本他人には興味がなく、ときに残酷なほど冷酷に振る舞える三十過ぎの隣人の中年男に、篤郎はもう長いこと初恋をこじらせているのだった……。
子ども扱いされたくない。けれど自分たちの間にある差はそう簡単には埋めることはできなくてーー。
若いからこそ無謀とも言える勢いと強さとを持つ高校生の主人公と、大人になってしまったからこそ臆病になる大人のずるさ。
二回り年の離れたふたりのじれったいほどの恋物語です。
すてきなイラストはShivaさん(@kiringo69)よりいただきました。
文字数 50,256
最終更新日 2021.10.05
登録日 2021.10.05
9/25更新いたしました。
そして、「雨の調べ」の終盤を少し手直しいたしました。
初恋にやぶれた18年前。
大切な存在を喪った、鉢平 幸来。
ずっと心を閉ざしながら、生きているだけの
無感動に近い日々を送っていた。
何をしていても、心が空虚で
思い出の中に、彼を求め続ける。
そんな生活の中に現れた、青年。
久しぶりに、こんなに誰かと話した。
幸来の前に現れた、篠原 寿杏に少しずつ
心が動き始め…。
音楽と雨は、この世界には多くを物語るようです。
※シリアスも多めなので、苦手な方はブラウザバック推奨です。
喪失に関する内容も多分に含みます。
文字数 22,548
最終更新日 2021.09.25
登録日 2021.09.02
可愛い可愛い甥っ子の蛍(ケイ)
昔からそこら辺の女の子より可愛かったけど、久しぶりに会ってもやっぱり可愛かった。
俺には彼女がいるんだ、俺はノーマルだ!
そう思っていたのに、迫られたらアッサリ理性崩壊。
もう我慢しないぞ!
※年齢に関して修正を加えました
※他所にて公開していましたが、サービス終了のため移しました。
※男性同士の性行為あります。
※10数年前に書いたものに少しだけ修正を加えました、まだ設定や文章に違和感があるかもしれません。
文字数 10,122
最終更新日 2021.09.18
登録日 2021.09.18
ムーンから転載。
生徒と教師であった2人が時を経てまた出会う。
美中年×雰囲気美青年の大人の恋。
第一話女性との重たい話になりますので、二話目からでも大丈夫だと思います。
初めだけシリアスだけど主人公の心の声ははっちゃけています。
R15には※マーク。あまり違いが分かっていませんがラスト完結後にR18が来るのでその時にR指定を変えると思います。タグ確認、地雷回避などは自己責任でお願いします。
文字数 10,806
最終更新日 2021.08.22
登録日 2021.08.15
とある集まりの帰り道。車で送る運転手兼なんちゃって秘書のオッサンと、モテて疲れた若社長が秘めた想いを秘書に打ち明ける話。
全体的にふわっとし過ぎてる気がします;こんなBLが読みたい、そんな雰囲気が伝われば嬉しいです。
ムーンライトノベルズにも掲載してます。
文字数 9,017
最終更新日 2021.07.20
登録日 2021.07.20
偶然出会った訳あり風の尻軽そうな美少年は、俺の勤め先の生徒だった。どういうわけかすっかり懐かれ、こちらの事情もお構いなしに誘惑してくる少年に、俺は手を差し伸べざるを得なくなる。いけない関係だとわかっているのに惹かれてしまうのは、この少年が俺の死んだ母親にどことなく似ているせいだ。
運命に翻弄されて泣いたり笑ったり時々センチになったり、それでも絶対に離れられない理由がある。
出会うべくして出会った二人が心の隙間を埋めていくうちに依存関係を強めていく話です。シリアスとエロが交互に来る感じ。ハッピーエンドですが、見方によってはメリバかも。
※ムーンライトノベルス、エブリスタ、フジョッシーでも連載中です。
文字数 128,060
最終更新日 2021.06.23
登録日 2021.03.22
ありのままの自分で愛されたいなあ。
そんなの、無理な話だって、知ってるけど。
李木百樹(すももぎ・ももき)二十歳。
子供の頃のトラウマが元で、自分は愛されないと思っている憑依型役者。
チャラ男の役が降りたまま街にくり出したある日、目覚めると隣には見知らぬイケメンが。
どうやらビッチな役が降りたまま、S○Xしてしまったらしい。
イケメンが目覚める前に逃げ出したのだが、なんとお互い財布を取り違えていて、再び会うことに。
無事財布を交換後、立ち去ろうとする百樹に、イケメン、岡龍介は申し出る。
「俺に教えてくれないか。ゲイの世界のこと」
行きずりの関係だったはずが、百樹はどんどん龍介に惹かれてしまう。
けれど龍介が望んでいるのはきっと〈ビッチなおれ〉。
百樹は自分の気持ちにブレーキをかけたまま、引き続きビッチを演じることになるのだが――
「雨さえやさしく」(コミックRouge原作賞最終選考)で人気のあった、龍介がちゃんと幸せになるお話です。
「雨さえやさしく」はこちら
https://www.alphapolis.co.jp/novel/274361563/632319569
※エブリスタさん、fujossyさんにも掲載しています。
すでにラストまで書き上がっているので、手直ししながらの更新で、全20回程度の予定です。エタらない保証。
※表紙イラスト:もすけ様 有償依頼したものです。禁無断転載。
文字数 101,284
最終更新日 2021.06.19
登録日 2021.05.24
もう二度と恋なんてしないつもりだったのに
人懐こい部下から「一緒に飲みませんか」と誘われた
リーマン/歳の差/年下攻め
新人社員×課長
R18です
フジョッシーにも掲載しています
文字数 9,460
最終更新日 2021.05.03
登録日 2021.05.03
中央の都で家族と共に幸せに暮らしていた学生のソフィアリは、ある日双子の弟と自分とではバース性が違うことを告げられる。
αである双子の弟からの執拗な愛より逃れるため、たった一人大叔父の住む田舎町へ、領主を継ぐために向かうことに。
そんな彼に父親が授けてくれたのは最強の守護者。
ルーツに獣人の血を持つ、物静かな元軍人だった。
それぞれが家族と別れて、大切なものを失い、再び最愛を見つけて寄り添っていくまでの物語。
☆ごく最初だけ双子弟α×双子兄Ω表現ありますが、最後まではいたりません。苦手な方はお気をつけください。
🏵登場人物紹介🏵
ソフィアリ
中央の学生でΩ。貴族院議員の息子として何不自由なく育つ。体格美貌知性に恵まれ優等生として暮らしてきたが、αの双子の弟からの禁じられた愛情から逃れるため新天地、ハレへの街へ向かう。
ラグ
αの元軍人。故郷の人々と議員との争いに巻き込まれ拘束されていたところをソフィアリの親族に助けられる。Ωであるソフィアリの身辺警護をしながらともにハレへの街を目指す。
セラフィン
ソフィアリの双子の弟でα。兄に禁断の思いを寄せ、番にしようとする。
メルト・アスター
Ωのフェロモンを模した香水づくりで一世を風靡したαの調香師。『香りの鳥籠』のメテオの実父。
☆小さなメテオとランも少しだけでてきます。よろしくお願いいたします。
文字数 254,611
最終更新日 2021.02.25
登録日 2020.12.26
里見家は日本に残る数少ない財閥の一つで、俺は里見家本家の長男で跡取りとして産まれた。
だから小さい頃から厳しく躾けられ、欲しい物は全て与えられてきた。
知識や物、人さえも。
38回目の誕生日、ふとある事に気づいてしまった。
たとえば俺が里見天じゃなかったら、
たとえば俺が無一文だったら、
たとえば俺がぶくぶくと太った不細工なはげおやじだったら…
今俺が持っているモノは変わらずここにあるのだろうか?と。
俺は僅かばかりの荷物と金と希望を持って、家を出る決意をした。
何でも持っていたはずなのに何も持っていなかったおじさんと、何も持っていないはずなのに大事な物を持っている高校生との恋話。
文字数 10,642
最終更新日 2021.02.08
登録日 2021.02.02