純文学 小説一覧
681
鏡鑑の夏と、曼珠沙華
文芸部員の雨宮彩織は、夏休みの終わり際、"夏"を探しに田舎へと帰省する。その先で再会したのは、かつての幼馴染であり、彼の初恋の相手──椎奈あやめだった。そこで彩織は、彼女に『自分の色を分ける』ことを決意する。昔とは少し違う夏休みのなかで、ただ夏だけを描き続けた幻想綺譚。どこか懐かしくて物悲しい、狂おしくも儚い夏物語。
『縁なしの紺青の空、ただ立ち昇るだけの入道雲、アスファルトに霞む夏陽炎、降り注ぐような蝉時雨──僕は存在しない虚像の夏に、焦がれている。』
【原案:春夏秋冬 廻】
【執筆:水無月 彩椰】
感想数 12
文字数 81,937
最終更新日 2023.01.05
登録日 2022.04.29
682
雪解け
感想数 0
文字数 7,139
最終更新日 2024.02.08
登録日 2024.02.08
683
ハッピーレクイエム
「わたしはかれを殺し、かれはわたしを救う。これより半年後のことだ」。
誰とも馴れ合わず、無味乾燥なキャンパスライフを送る十九歳の女子大生、朝野聖子。
聖子の計画は遡ること二年前、父親が宴席帰りの列車内で死亡し、鉄道会社が巨額の賠償金を遺族である聖子の母に請求したことに始まる。
それはクリスチャンである聖子の信仰を打ち砕くに十分すぎるほどであった。 神など存在しない。もしくは、驚くほどの怠け者なのだ。
聖子は工学部に入学し、ふつふつとたぎる怒りを込めて成績を上げてゆく。わたしは——ヒトクローンを造る。
神の業を人間の手によって行なえば、神は神ではなくなる。もし反対に神の逆鱗に触れたのちに裁きが下り死したとしても、なんら価値も意味もないこの世に未練など残すまい。これにより神の存在を、その意義を問えよう——そう思っていた。平松高志に心奪われ、なにもかもを絆されるまでは。
当初、平松は聖子の人生に関わるような人種ではなかった。しかし時間をかけて平松の愛情と、大学オーケストラでの友情が凍りついた聖子の心を溶かしてゆく。
平松との愛は、出会ってたった半年間だけの命だった。その愛に今のわたしがあえて名前をつけるなら——「奇跡」だ。
亡くなった平松高志をこの胸に宿し、聖子は死へと近づこうとしていた。
感想数 0
文字数 193,243
最終更新日 2024.03.21
登録日 2024.01.25
684
雨宿りの自動販売機
軽い文学を書いてみました
感想数 0
文字数 816
最終更新日 2026.07.12
登録日 2026.07.12
685
水の記憶
沢渡凛平は、義理の妹で雫と共に、山道を登っていた。彼らの胸に去来するのは、若くして亡くなった凛平の弟、慎平の事であった。
生前、兄弟二人で山を登っていた時に凛平は、慎平から眉唾物の言葉を投げかけられる。
「地球上を流れる川の中には、この地球の記憶が溶け込んでいる」
二人を繋ぐ存在の慎平を失い、彼ら二人が山道を登る理由とは?
絆の存在を改めて見つめ直す、ヒューマンストーリー。
※本作品は他サイト、『小説家になろう』にも掲載しております。
感想数 0
文字数 16,755
最終更新日 2019.11.16
登録日 2019.11.16
686
放課後、陰キャは泥沼を愛でる
これは、鏡合わせの地獄に迷い込んだ二人の少年の、ひどく美しく、そして救いようのない「共喰い」の記録である。
安波田慧─夜の湿り気を孕んだ黒髪が、渦を巻いて額に絡みつく。目元を覆う深い影の下には、獲物を逃がさない貪婪な捕食者の瞳を隠している。がっちりとした肩幅は、彼が「やればできる」という仮面の下に、獲物を組み伏せるための獣の肉体を隠し持っている証拠だ。彼は、教室という名の水槽の中で、今日も地味な優等生を演じながら、牙を研いでいる。
依矢田煉─透き通るような白磁の肌に、黒髪のストレートが冷たく垂れ下がる。片目を隠した前髪の奥では、すべてを冷笑する理性の色が鈍く光る。ひょろひょろと折れそうな四肢は、現実という重力に耐えきれず、いつも少しだけ震えている。彼は「やってできたら苦労はしない」と嘯くことで、自らの壊れそうな自尊心を、薄氷の上で支え続けていた。
物語の舞台は、ネオンが毒魚の鱗のように揺らめく街の片隅。
完璧主義の仮面を被った冷笑家の依矢田と、卑屈という名の毒を纏った優等生・安波田。
二人が交わした「一線」は、教室の空気を一変させた。
昼休み、有象無象の会話など耳に入らず、ただ二人は机の下で指を絡め、地獄への切符を確かめ合う。
安波田の泥のような執着が、依矢田の脆い聖域を侵食し、二人は互いの傷口を舐め合うことでしか呼吸のできない、終わりのない共依存の迷宮へと沈んでいく。
これは恋などという生易しいものではない。
互いの魂を少しずつ削り合い、空っぽになった場所に、相手の執着という名の砂を詰め込む、死ぬほど醜くて愛おしい、青春の剥製。
さあ、カーテンが上がる。
二人の少年が演じるのは、極彩色の絶望か、それとも救済なき共喰いの結末か。
教室という名の舞台裏で、今日もまた、「愛」という名の毒が、静かに孵化している。
(※)←のある4章はR-18描写ございますので自己判断でお読みください。
あとがきは読んでも読まなくても良いです。
感想数 0
文字数 31,527
最終更新日 2026.06.26
登録日 2026.06.26
687
ひとりむすめ
感想数 0
文字数 80,116
最終更新日 2018.07.27
登録日 2018.06.27
688
「水の行方」~ 花言葉の裏側で(水シリーズ②)
「水の行方~花言葉の裏側で」
お金持ちのお嬢さん長田恭子がクラスメイトたちに「私の忠実な配下になるように」と意味した押し花を配ったことが元で一部の生徒の中にイジメが生じる。
長田恭子は何のために押し花を配ったのか?
長田恭子の目的は何なのか?
小学五年生の主人公村上陽一とクラスメイトたちが懸命に考える中、物語は意外な方向に展開する。
「忠実な配下」の本当の意味は?
クラスの女の子に虐められている和菓子屋の看板娘の智子、ひたすらピアノの練習に励む少女加奈子、そして押し花を配った長田恭子、3人の思いが一つになるとき物語は一つの形となって収束される。
◆印は男子の視点 ◇印は女子の視点になっています
【シリーズ小説の時系列】
春 「遠野静子の憂鬱」
↓ ↓
夏「水を守る」
↓
秋「水の行方」
↓ ↓
冬「水をすくう」 「長田多香子の憂鬱」
感想数 0
文字数 103,233
最終更新日 2019.08.26
登録日 2019.05.17
689
絵空事みたいな春が暮れてゆく
地震がおきた翌朝、通学のバスで隣の席に座った女性の1言で人生が動き出す。
感想数 0
文字数 6,528
最終更新日 2024.04.27
登録日 2024.04.27
690
判決の向こう側
判決の向こう側にある人間の物語。
感想数 0
文字数 4,585
最終更新日 2026.09.18
登録日 2026.09.18
691
クラムチャウダー
夫から予期せぬ話を切り出された私は、気が付けば一人ぼっちでアパートの中に佇んでいた。
誰も居ない我が家に呆然と立ちすくんでいると、ふと、幼い頃から大好きだった、クラムチャウダーが飲みたくなった。
感想数 0
文字数 2,715
最終更新日 2023.11.15
登録日 2023.11.15
692
たけしの俳句
たけしの俳句への取り組み。
感想数 0
文字数 3,298
最終更新日 2026.09.18
登録日 2026.09.18
693
愚問の多い料理店
感想数 0
文字数 2,958
最終更新日 2021.08.29
登録日 2021.08.29
694
夜空な君と、プラネタリウムな僕
「僕はさ、星を見るよりもプラネタリウムのほうが好きなんだ。プラネタリウムとか、イルミネーションとか。人がどう見せたいかってのがあって作られて物のほうがやっぱり綺麗じゃんか。でも、今日なんとなく君が星を好む理由が分かった気がするよ」
「そう?」
「そうだよ。今日すごく楽しかったからさ。今日楽しかったっていうことが星は美しいってことだろ?」
感想数 0
文字数 2,347
最終更新日 2022.11.30
登録日 2022.11.30
695
痛み、そのまま
元日の朝。
母は雑煮を作る。父は朝から酒を飲む。
お互いに、お互いが見えていないかのように。
新年から、こんな気持ちになっている人間なんてだれもいない。
だって、家の前の通りには、わたしみたいに家が嫌で外に出ているひとは、ひとりもいない。
トントントン、ツーツーツー、トントントン。
SNSで放り投げた信号だって、きっとだれにも届かない。
そう、だれにも、届かない。
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日常ではない救いと、変わることのない痛みのはなしです
感想数 0
文字数 2,151
最終更新日 2025.01.11
登録日 2025.01.11
696
宵から酔いと朝を待ち
感想数 0
文字数 1,593
最終更新日 2025.01.23
登録日 2025.01.23
697
後悔
後悔ばかりを繰り返している。
僕は病に犯されているのだろうか。
それともこれは一種の呪いなのだろうか。
何れにしてもこの世界は残酷だ。
感想数 0
文字数 4,158
最終更新日 2022.07.10
登録日 2022.07.10
698
宵待草の咲く時(怪談・SS)
兵士が戦場から帰ると、家は空襲で焼け落ち、迎えてくれる家族は誰もいなかった。ただ庭の隅に宵待草が一輪咲いているだけなのだった。
感想数 0
文字数 547
最終更新日 2024.06.04
登録日 2024.06.04
699
朧げに咲く華
記憶を失った主人公、そんな彼の元に現れる女性。だが、記憶を取り戻した彼は…
感想数 0
文字数 1,424
最終更新日 2022.04.11
登録日 2022.04.11
700
一体となって一貫性
木島は嫌われていた。筋が通っていないことをどうしても認めることができない木島は、軋轢を生むことが多かった。最初は面白がって仲良くなる人たちはいたが、何度か会ううちに木島を面倒に思うようになった。
「論理的に考えて恋愛なんてする必要はない。恋愛してるやつは馬鹿だ」と言っていた大学一年のときの知り合いに、はっきりと「バカはお前だ」と言い、矛盾を指摘した。木島は論理を信仰しているのではなく、一貫性を信仰していた。
感想数 0
文字数 1,433
最終更新日 2022.12.14
登録日 2022.12.14
701
猿と椿
感想数 0
文字数 1,894
最終更新日 2026.06.16
登録日 2026.06.16
702
セリクラ
感想数 1
文字数 40,225
最終更新日 2021.08.11
登録日 2021.08.11
703
巡りめぐ
物語として中身はないです
ただ文章を描きたくて自分が満たせる表現を連ねました
読んでくださる読者さんも小説を読むという行為そのものの満足感を経験できたら嬉しいです
また一言でも良いので感想を記入してくださるとこれからの執筆活動の励みにもなるのでよろしくお願いします
感想数 2
文字数 3,804
最終更新日 2023.11.09
登録日 2023.09.07
704
睡蓮
感想数 0
文字数 1,117
最終更新日 2023.09.25
登録日 2023.09.25
705
四月の紅茶
三十二歳の美咲は、東京で静かに一人暮らしをしている。
ある春の日、何気なく手にした白いティーカップから、
小さな変化が彼女の日常に生まれていく。
母からの電話、偶然出会った同級生、
新しく買った白いカラーの花。
アールグレイの香りに包まれながら、
美咲は自分の過去と現在を静かに見つめている。
何も特別なことは起こらない一日。
でも、その何でもない時間の中に、
確かに息づいている想いがある。
心の機微を丁寧に描いた、静謐で美しい物語。
感想数 0
文字数 2,359
最終更新日 2025.05.25
登録日 2025.05.25
706
名前のないその感情に愛を込めて
感想数 8
文字数 34,881
最終更新日 2025.07.19
登録日 2025.06.30
707
真似する女
就職の為、地元の高校を出て、ひとり暮らしをするようになった愛莉。
ある日、愛莉が勤める三菱商事営業部にひとりの女が入社した。
「お、おはようございます···。篠崎彩奈です。よ、宜しくお願いします···」弱々しい声ではあるが、どことなく周りからは「愛莉と似てる」「もしかして、腹違いの妹?」と語られる位雰囲気は似ていたが···
感想数 0
文字数 8,860
最終更新日 2018.07.15
登録日 2018.07.15
708
彼岸花
1967年春、僕は京都の大学に入学。喜劇同好会というサークルに入りエキセントリックな面々に出会う。なかでも独自の死生観を持つ同級の神尾。デジャブ、ジャメヴュに苛まれている一級先輩の美沙。僕ら三人はいつも一緒だった。僕らは、ハプニングを繰り返したり、ある計画を実行するために全共闘のシンパになったり、、、、。 あの頃の僕らの生き様は一体何だった? 僕らは何処へ行こうとしていたのか?
感想数 2
文字数 29,886
最終更新日 2021.09.17
登録日 2021.08.13
709
最終帰着地点
人生とは
感想数 0
文字数 1,002
最終更新日 2023.08.03
登録日 2023.08.03
710
マリオネット
感想数 0
文字数 2,592
最終更新日 2025.10.20
登録日 2025.10.20
711
戦場の拾い手
戦争は終わった。
けれど、死はまだ終わっていない。
焦げた鉄と腐肉の臭いが残る廃墟の中を、一人の男が歩いていた。
名はレオン。かつて剣を握り、人を殺した兵士。
いま彼の手にあるのは、武器ではなく、死者たちが遺した“想い”の欠片だった。
拾う。拾い続ける。
それは罪を数え直すための行為。
奪う者ではなく、返す者として生きるために。
ある日、レオンは瓦礫の下から一つの銀の指輪を見つける。
そこに刻まれていたのは、敵国の名。
本来なら、拾うことすら許されぬ遺品。
だが、彼はそれを胸に抱き、滅びた国の果てへと歩き出す。
失われた戦場を越え、憎しみに沈む村に辿り着いたとき、
彼はひとりの女と出会う。
それは、死者が最後に望んだ“帰る場所”だった。
奪われた命。赦されぬ罪。
けれど、たった一つの指輪が、
戦場に残された“祈り”を結び直していく。
――これは、奪われた世界の中で、
あるべきものを、あるべき場所へと帰そうとした男の物語。
感想数 0
文字数 3,861
最終更新日 2025.10.15
登録日 2025.10.15
712
ココアの味
感想数 0
文字数 1,305
最終更新日 2020.06.25
登録日 2020.06.25
713
【完結】★ランブルフィッシュ(作品250831)
元ヤクザだった川村忠は事業に失敗し、何もかも失った。
そして夜の歓楽街で働き始め、そこで様々な人間模様を垣間見る。
生きることの辛さ、切なさの中で人生の意味を見つけて行く川村。
何が正しくて何が間違っているか? そんなことは人間が後から付けた言い訳に過ぎない。
川村たちは闘魚、ランブルフィッシュのように生きるために闘い続けていた。
感想数 0
文字数 1,668
最終更新日 2024.09.24
登録日 2024.09.24
714
狩猟
階級の壁を越えられない召使いと貴族の娘。身分差の葛藤と切なさの物語
狩猟に憧れる貴族の娘リーズは、お気に入りの召使いヴィーリを連れて森へと繰り出す。
身分差など気にも留めず、仲良く狩猟を楽しむ二人。
偶然見つけた子鹿を追って彼らは森の奥へ踏み込むが、怒れる親鹿が姿を現す。
身分差が生み出す辛い現実と、それを超えたリーズとの絆。
森での小さな冒険を通じて、少年ヴィーリの心は戸惑い、揺れ動く――
完結まで執筆済み。全8話。毎日投稿。
小説家になろう、カクヨム、Nolaノベルにも投稿しています。
感想数 0
文字数 29,879
最終更新日 2025.01.18
登録日 2025.01.11
715
恋と罰
私は自分を肯定する為に小説を書いた。文学以外に誰が私を肯定してくれるだろう?
感想数 0
文字数 1,738
最終更新日 2026.07.26
登録日 2026.07.26
716
まだ見ぬ朝へ
まだ見ぬ朝に期待する主人公の話。
感想数 0
文字数 3,114
最終更新日 2026.09.18
登録日 2026.09.18
717
最後の証言
最後の証言をする小説。
感想数 0
文字数 2,808
最終更新日 2026.09.18
登録日 2026.09.18
718
忘れた
忘却と再生ー
信じた「真実」は、まやかし。思い過ごし。
信じるものは、救われるー確かに。
真実は、恐らく一つではない。
見る者によって、見えるものは違ってくる。それこそが、真実。
真実を旅する幸せ者のお話し。
感想数 0
文字数 4,481
最終更新日 2025.04.14
登録日 2024.07.14
719
ショートショート「台所の灯」
※2023年3月の作品です。
読んでいただけると幸いです。
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これからも応援よろしくお願いします。
あなたの人生の
貴重な時間をどうもありがとう。
感想数 0
文字数 1,985
最終更新日 2023.06.04
登録日 2023.06.04
720
彼の小説
感想数 0
文字数 6,485
最終更新日 2025.10.22
登録日 2025.10.22