純文学小説一覧
なんで忘れていたんだろう。
確かにあの時、守ると決めたのに。
高校生の横山美里はある日、ひそかに心を寄せていた同級生山本樹の浜辺に打ちあがった死体を見つける。
悲しみに打ちひしがれながら眠った次の朝、彼女が学校に行くとそこには樹がいた。
過去に戻った彼女は樹が死んだ事実を覚えていない。それでもどこか気がかりに思い続ける。
樹を守ることができるのか。
毎週月曜日、木曜日 最新話更新
文字数 35,844
最終更新日 2024.03.04
登録日 2024.01.22
ナンヤロナ……シリーズ 〜第一話から最終話〜まで一話完結です。
主人公に降りかかる出来事とは!?
追記 一話完結ですが、初めて読む方には第一話から読んで頂きたいですm(_ _)m
文字数 8,529
最終更新日 2024.03.03
登録日 2024.02.17
不治の病を発症した嫁の脳を冷凍保存してから、三十年もの時が経ってしまった。六十となった私は現在、一人の女性と共に生活している。そんなある日の夜更けに、一本の電話がかかってきた。それは嫁の脳の冷凍を委託している研究所からで――。
※小説家になろう様、カクヨム様にて重複投稿しております。
文字数 9,942
最終更新日 2024.03.02
登録日 2024.02.26
「青色」地球は突如その色を失ってしまった。それから二十四年、青色が消えてから産まれた僕は今まで"青色"というものをこの目で見たことが無い。「見た事ないものが見たい」そんな好奇心が、探究心が、未熟な僕の足を前へ進む原動力だ
文字数 6,817
最終更新日 2024.02.28
登録日 2024.02.24
死者からは純白の花が咲き誇る。死者に咲く花を生者から守るのが「墓の守り人」と呼ばれる一族の務めであった。隔離された墓場で孤独に生きるはずであった墓の守り人のイエンは、しかし、掟を破り、一人の少女と交流を深めてゆく――。
※カクヨム様、小説家になろう様にて重複投稿しております。
文字数 22,308
最終更新日 2024.02.25
登録日 2024.02.17
自分の将来が歳を重ねるにつれて不安になってく十六歳、「近来 故生」(きんらい こい)
は学校に行くための電車に乗ろうとしたらそこにあったのはいつも乗っている渋谷行きの電車では無く、青く、煌びやかに光る列車であった。
突然の事態に驚きを隠せない故生にこんな声が聞こえてきた....
「この列車に乗って、未来を見に行きませんか?」と......
文字数 2,676
最終更新日 2024.02.24
登録日 2024.02.24
四畳半の部屋に机と椅子を置いた原稿用紙とペンだけの生活。
窓から見える雨をぼぉっと眺めていた。
読んでいただけたら、頑張って続き書こうかと思います。(えらそうに)
文字数 4,860
最終更新日 2024.02.21
登録日 2023.04.06
<屑カゴの小説から>
自分は誰の為に戦って居たのだろう。
自分は何の為に戦って居たのだろう。
自分は何故、こんな時代に生まれたのだろう。
振り返ると・・・、
自分は軍服を着て『戦友(人)の肉』を喰らっていた。
八十年経たこの洞窟に、軍服を着た『自分の遺骨』が眠っている。
軍人勅諭
一つ 軍人は国家につくすべき
二つ 軍人は礼儀正しくすべき
三つ 軍人は武勇を大事にするべき
四つ 軍人は信義を大事にするべき
五つ 軍人は質素にするべき
昭和十九年(1944)~昭和二十年(1945)
投入兵(十五万七千人)・終戦時の生存者(一万三千人)。
死亡率九二%
戦死者の八十%は 『餓死・病死』
『ジャワの極楽、ビルマの地獄、死んでも帰れぬニューギニア』
東部ニューギニア戦線 従軍兵の記録から
・・・そりゃ、酷いモンでしたよ。
兵隊サンが一発撃てば百倍にして返って来るんです。
兵隊サンが一人見えたら動かなくなるまで連射して来るんです。
だから兵隊サンは『戦えない』んです。
兵隊サンは『隠れて居た』んです。
ジャングルの洞穴で飲まず食わずで『生きる事と闘っていた』んです。
ある「部隊長」サンは独断で降伏し、俘虜に成る事に決めたそうです。
多くの兵隊サンは、
「自分は残ります!」
と「反対」したそうです。
すると部隊長サンは手榴弾を地ベタに並べ、
「反対する者はそれを取って直ぐに敵陣に突撃して来い」
と命令したそうです。
「できないのなら俺と一緒に来い!」
全員が決断する迄に時間なんて必要ありません。
要するにすでに戦闘集団(部隊)の体(テイ)を為していなかったのです。
兵隊サンは急いで汚れた褌(フンドシ)で、『すすけた白旗』を数枚作ったそうです。
褌を外した兵隊サンは南京袋を腰に穿いて降伏して行ったそうです。
万歳じゃなくてまさに『漫才』ですよね。
軍人勅諭?そう言えば『軍隊手帳』に何か書いて有りましたね。
『そんなモノ』は・・・失(ナ)くしました。
この小説は読み流す作品ではありません。
評価や価値を期待するモノでもありません。
アナタの父や叔父達が軍服を着たままこの『不条理の島』に眠っているのです。
※ この作品は著作権を放棄したものではありません。『映像化希望』
文字数 84,644
最終更新日 2024.02.21
登録日 2024.02.03
文字数 478
最終更新日 2024.02.18
登録日 2024.02.18
離婚した夫婦がお互いの人生を振り返り、様々な気付きを得る物語。
離婚が決して珍しい事ではない現代社会において、恋愛、結婚、出産、子育てと、家族との関り合いの中で知らぬ間に徐々に亀裂を深めてしまう夫婦。
結婚とは何か? 理想の結婚とは?
主人公の島津雄一郎と元妻、弥生。 子育てを終えた熟年夫婦の老後の在り方を模索する。
夫婦に戻ることは無くても、お互いを愛した時間は確かに存在した。
文字数 16,366
最終更新日 2024.02.18
登録日 2024.02.04
とある拘置所に勤める青年、木原真司。
彼はこれまで10年間、平凡かつ平坦な日々を送ってきた。
そんな彼の生き様は、5年前に起こった無差別殺人事件の犯人である死刑囚、鹿口梨愛との出会いによって変わっていく。
カクヨム、なろうにも掲載しています。
文字数 9,032
最終更新日 2024.02.13
登録日 2024.02.10
夫を失った高岡千雪は悲しみのあまり毎日のように酒を飲み、夜の街を彷徨っていた。
いつもの行きつけのバーで酔い潰れていると、そこに偶然、小説家の三島慶がやって来る。
人生に絶望し、亡き夫との思い出を引き摺り生きる千雪と、そんな千雪を再び笑顔にしたいと願う三島。
交錯するふたりの想い。
そして明かされていく三島の過去。
それでも人は愛さずにはいられない。
文字数 21,055
最終更新日 2024.02.12
登録日 2020.06.30
派遣社員のゆつ子は自分の硬くて多い髪が昔から嫌いだった。
だが、美容院『キャンバス』に行くことによって、そのコンプレックスから解放され、なにもかもよい方向に進むことになった。
文字数 1,582
最終更新日 2024.02.08
登録日 2024.02.08
文字数 7,139
最終更新日 2024.02.08
登録日 2024.02.08
文字数 36,653
最終更新日 2024.02.03
登録日 2024.02.02
<屑カゴの小説から>
日本の戦争
ガ島・転進(撤退)『八十周年記念』作品
島の砂浜から日本兵の兜が出てきた。
自分(日下勇作・クサカ ユウサク)は陸軍士官学校を経て、出身地の「第2師団仙台若松歩兵第29連隊」にて編制された。
階級は「陸軍少尉」である。
ジャワ島からの乗船時、「目的地」は知らされていなかった。
数日の航海の後、他の輸送船と合流、更に船は赤道近くを東進して行く。
船は急に敵の潜水艦から身を守る為、蛇行運航に入る。
暫くして突然、拡声器から、
「この船は、これからソロモン諸島ガダルカナル島に向かう」
の発令があった。
第一次総攻撃に於ける川口支隊の壊滅を経(へ)た、『ガ島奪還の第二陣』である。
自分は入隊当初から「死」は当然、覚悟していた。
暫くして拡声器から、
「総員、甲板に集合~!」
の号礼がかかる。
兵装を整え、急いで甲板に集合する兵士達。
全兵の士気は上がっていた。
第2師団長「丸山政男中将」の力強い訓示が始まる。
「これより、ガダルカナルの奪還作戦を開始する。七度(タビ)人として生まれ変わり、朝敵を誅(コロ)して国(天皇)に報(ムク)いんの例(タト)えあり。死しても百鬼(幽霊)と成り目的を敢行すべし!」
佐伯陸軍少佐の悲鳴の様な号礼が掛かる。
「全兵、皇居に向かって、奉げ~銃(ツツ)!」
揚陸後、突撃開始。
数十分、いや数分?
猛突進後、胸と頭に貫通銃創を受けて自分は死んで居た。
この作品は戦後八十年、転生した再生兵達がこの小さな島で如何に戦い、『一万一千名もの兵士の撤収』を支えたかを『若松歩兵第29連隊日下勇作少尉(享年二二歳)の再生兵』を通して描いて行きます。お楽しみ頂けたら幸いです。
参 考
死者19,200人
内、戦闘による死者8,500人
*餓死・戦病死10,700人
転進兵(撤退兵)10,652人
* なおこの作品は、著作権を放棄したものではありません。
文字数 61,461
最終更新日 2024.02.02
登録日 2024.01.16
社会の波に揉まれながら週5日の就労に勤しむ眉村。現在の世界情勢は揺れている。疲弊した心を背負いながら、生きている。そんな彼に不思議な「ゆめ」が降り注ぐ。ゆめの中でさまざまは社会問題に直面してゆく。
文字数 515
最終更新日 2024.01.31
登録日 2024.01.31
文字数 848
最終更新日 2024.01.30
登録日 2024.01.08
メイドのキャンディは国王の息子、ジャスティン王子が大好きである。
キュンキュンなラブコメ。
子供の頃、埼玉県の大宮市に住んでいた筆者は、埼玉を「さいたま」と表記するのが許せない。
大好き「埼玉」!
文字数 21,017
最終更新日 2024.01.29
登録日 2024.01.22