「大将」の検索結果
全体で146件見つかりました。
咲崎雷牙…芸名みたいだけど、本名です。
昨日まで児童福祉施設で暮らしてたんだけど、十八歳になったから施設から出て行かないといけなくなったんだよね。一応バイトはしてたから、貯金はそこそこあるんだけど、一人暮らしをするには少し厳しい。そんな時、施設の院長先生が住み込みのバイト先を紹介してくれた。バイト先は神社。地元じゃ少しは名の知れた櫻井神社。お花見の季節になると必ず行っていた。今年も綺麗に咲いているなぁ。そんな事を思いながら鳥居をくぐろうとしたら、何処からともなく女の子の声が聞こえて来た。「お兄ちゃん。来てくれたんだ。嬉しい!」そう言って僕に抱きついて来たのは、この神社で良く見かける女の子で、名前を夢子ちゃんと言う。僕の事を小さい頃から「お兄ちゃん」と呼んで慕ってくれているんだけど、五歳の頃から全く変わってないんだよね。十三年間も小さい女の子のままなんだ。僕も十歳くらいの頃には少し薄気味悪いと感じてたんだけど、それを知った夢子ちゃん…ゆーちゃんが大泣きしちゃったから可哀想になって「ごめんね」って謝ったら、正体を明かしてくれた。何とゆーちゃんは櫻井神社の御神木の分身なのだとか。びっくりしたけど、納得しちゃったんだよね。以来、十三年間も「妹のゆーちゃん」として接して来た。可愛い妹なんだ。「あのね、ゆーちゃん。僕ね、今日からこの神社に住む事になったから、これまで以上に一緒にいられるよ」「うん、知ってる」「…何で?」「だって、お兄ちゃんの産まれた家なんだから」「はい? 僕の産まれた家?」「そうだよ!」僕は呆然としちゃった。この櫻井神社が僕の実家? じゃあ、神主のオジさんとオバさんは…「やあ、おかえり、雷牙」「らいちゃん。おかえりなさい」神主の信晴オジさんと奥さんの桜オジさんが僕の事を「おかえりなさい」と抱きしめようとしたけど、僕はそれをするりと躱した。その時の僕の顔は、ゆーちゃん曰く、途轍もなく怖かったらしい。感情の一切が消え去っていて、妖怪の総大将である「ぬらりひょん」でさえも裸足で逃げ出すんじゃないかって思えるくらいだったらしい。僕はこの日から信晴オジさんと桜オバさんを「パパ」と「ママ」と呼ばなくちゃいけなくなったんだけど、僕は絶対に呼ばなかった。その代わりに「パルさん」と「サーちゃん」て呼ぶ事にした。それが僕にできる精一杯の感情の譲渡だったからだ。で、次の日。何故か僕は衣冠帯束を身に纏い、皇居で天皇、皇后、両陛下に謁見して、従五位下下総守の位を賜った。給料(禄高?)は月に三百万円(僕の貯金の三倍の額)。給料や除霊、妖怪の調伏等に支払われる依頼料は全て所得税免除。身分的には警視総監よりも少しだけ上なんだって。凄いね、陰陽師!
文字数 5,106
最終更新日 2024.05.21
登録日 2024.05.20
特撮のレッド(受け)と敵の大将(魔王さま・攻め)のお話。
数千年前、あふれだした瘴気のために地下に追いやられた人類。魔獣や魔物の攻撃を避けるため、人類は地下に避難していた。かれらを守るため、超人的な能力をもつ男女が戦隊《BLレンジャー》となり、魔王軍と戦っていたが、ある日魔王とレッドは魔力や勇者パワーが制限されてしまう不思議な雪山の《魔の森》に墜落するのだった。
ふたりきりになっても反発しあうふたりだったが、なぜか魔王が「お前のその顔が私を刺激する」と言い出し、レッドに襲い掛かってくるのだった……!
※「小説家になろう(ムーンライトノベルズ)」でも同時連載。
文字数 12,239
最終更新日 2024.05.21
登録日 2024.05.11
国一番の麗人と名高い侯爵令息─エリス。彼は貴族の子女達をその甘いルックスと男前な性格で無意識に垂らし込んでしまうことから「小悪魔令息」と呼ばれていた。
そんな彼の長年の片想いの相手は大国─オリシヲンの大将軍シモン・エリュクロイ。
彼は「1人で百の兵士に値する」実力者で、人柄も良く、顔立ちも男らしいことから、国中の誰からも人気があった。
けれど、そんな彼に対してエリスはなかなか素直になれず、彼と顔を合わせた社交界では毎回彼に冷たいもの言いをしてしまう。
(駄目だ、これは絶対嫌われてる)
落ち込むエリス。そんな彼にある日見合い話が舞い込み、流れでとある令嬢とお見合いすることに。
──あの小悪魔令息がついにお見合いをしたらしい
と貴族の間でも話題になってしまい戸惑うエリス。
そんな彼にいつも余裕綽々でいるシモンだったが、何故かその日のパーティーでは、余裕のない様子で、エリスの傍から離れようとせず──…。
エロ×コメディ×恋愛物語開幕!
文字数 137,608
最終更新日 2023.06.27
登録日 2022.09.13
訳あって港街・錦濤で育った十歳の姫宮が新東宮として京の都に上る。護衛の女武人・翠令も同行するが、途中で盗賊の白狼に襲われる。そこに近衛大将・佳卓が助けに来た…のだが…。
才色兼備で身分も高いがアクも強い上官・佳卓のもと、傲岸不遜な白狼とともに宮仕えに馴染んでいく翠令。しかし、佳卓と双璧と称される文官随一の能力者・円偉の影がちらつくようになる。
京の都を追われた元野盗の白狼が、やんごとない悲劇の姫君につきつけた要求とは?
円偉が愛しているのは、男か女か、それともそれを問うても無駄なのか?
そして、追い詰められた皆を救うため佳卓が講じた奇策とは?
平安時代を舞台に、恋と友情と主従愛、そして政争とがダイナミックにからむファンタジー。人間ドラマをお楽しみください!
完結済みの草稿があり、定期的に推敲の上で投稿しています。完結するのは確かですので、その点についてはご安心下さい。
カテゴリーを「歴史」にしていいのかかなり悩みましたが、転生するなど物理的にあり得ない要素は拙作には無く、実在しないキャラとはいえ、地に足のついた戦いをするので「架空戦記」に近いのかな……と今のところ解しております。運営様が異なる判断をなさいましたらもちろんそちらに従います。
文字数 307,194
最終更新日 2024.05.20
登録日 2023.09.08
男爵家出身のレーヴェは、婚約者と共に魔物討伐に駆り出されていた。
婚約者のディルクは小隊長となり、同年代の者たちを統率。
元子爵令嬢で幼馴染のエリンは、『医療班の女神』と呼ばれるようになる。
だが、一方のレーヴェは、荒くれ者の集まる炊事班で、いつまでも下っ端の炊事兵のままだった。
先輩たちにしごかれる毎日だが、それでも魔物と戦う騎士たちのために、懸命に鍋を振っていた。
だがその間に、ディルクとエリンは深い関係になっていた――。
ディルクとエリンだけでなく、友人だと思っていたディルクの隊の者たちの裏切りに傷ついたレーヴェは、炊事兵の仕事を放棄し、逃げ出していた。
(……僕ひとりいなくなったところで、誰も困らないよね)
家族に迷惑をかけないためにも、国を出ようとしたレーヴェ。
だが、魔物の被害に遭い、家と仕事を失った人々を放ってはおけず、レーヴェは炊き出しをすることにした。
そこへ、レーヴェを追いかけてきた者がいた。
『な、なんでわざわざ総大将がっ!?』
同性婚が可能な世界です。
女性も登場しますが、恋愛には発展しません。
文字数 2,810
最終更新日 2023.11.15
登録日 2023.10.31
☆11/28完結しました。
☆第11回BL小説大賞奨励賞受賞しました。ありがとうございます!
冷酷大元帥×元娼夫の忘れられた夫
——「また俺を好きになるって言ったのに、嘘つき」
元娼夫で現魔術師であるエディことサラは五年ぶりに祖国・ファルンに帰国した。しかし暫しの帰郷を味わう間も無く、直後、ファルン王国軍の大元帥であるロイ・オークランスの使者が元帥命令を掲げてサラの元へやってくる。
ロイ・オークランスの名を知らぬ者は世界でもそうそういない。魔族の血を引くロイは人間から畏怖を大いに集めながらも、大将として国防戦争に打ち勝ち、たった二十九歳で大元帥として全軍のトップに立っている。
その元帥命令の内容というのは、五年前に最愛の妻を亡くしたロイを、魔族への本能的な恐怖を感じないサラが慰めろというものだった。
ロイは妻であるリネ・オークランスを亡くし、悲しみに苛まれている。あまりの辛さで『奥様』に関する記憶すら忘却してしまったらしい。半ば強引にロイの元へ連れていかれるサラは、彼に己を『サラ』と名乗る。だが、
——「失せろ。お前のような娼夫など必要としていない」
噂通り冷酷なロイの口からは罵詈雑言が放たれた。ロイは穢らわしい娼夫を睨みつけ去ってしまう。使者らは最愛の妻を亡くしたロイを憐れむばかりで、まるでサラの様子を気にしていない。
誰も、サラこそが五年前に亡くなった『奥様』であり、最愛のその人であるとは気付いていないようだった。
しかし、最大の問題は元夫に存在を忘れられていることではない。
サラが未だにロイを愛しているという事実だ。
仕方なく、『恋愛感情抹消魔法』を己にかけることにするサラだが——……
☆描写はありませんが、受けがモブに抱かれている示唆はあります(男娼なので)
☆お読みくださりありがとうございます。良ければ感想などいただけるとパワーになります!
文字数 154,478
最終更新日 2023.11.28
登録日 2023.10.27
東洋の端に浮かぶ島国「秋津皇国」。
戦国時代の末期から海洋進出を進めてきたこの国はその後の約二〇〇年間で、北は大陸の凍土から、南は泰平洋の島々を植民地とする広大な領土を持つに至っていた。
だが、国内では産業革命が進み近代化を成し遂げる一方、その支配体制は六大将家「六家」を中心とする諸侯が領国を支配する封建体制が敷かれ続けているという歪な形のままであった。
一方、国外では西洋列強による東洋進出が進み、皇国を取り巻く国際環境は徐々に緊張感を孕むものとなっていく。
六家の一つ、結城家の十七歳となる嫡男・景紀は、父である当主・景忠が病に倒れたため、国論が攘夷と経済振興に割れる中、結城家の政務全般を引き継ぐこととなった。
そして、彼に付き従うシキガミの少女・冬花と彼へと嫁いだ少女・宵姫。
やがて彼らは激動の時代へと呑み込まれていくこととなる。
※表紙画像・キャラクターデザインはイラストレーターのSioN先生にお願いいたしました。
イラストの著作権はSioN先生に、独占的ライセンス権は筆者にありますので無断での転載・利用はご遠慮下さい。
(本作は、「小説家になろう」様にて連載中の作品を転載したものです。)
文字数 1,295,547
最終更新日 2024.05.20
登録日 2023.01.01
公爵令嬢ルーティアの長年の悩みは、婚約者である公爵子息のセオドアだった。
大人しくて本好きの、いわゆる「地味」なルーティアと、ガキ大将のセオドア。
ルーティアは小さい頃から彼に虐められていた。
大切にしていた本を破り捨てられたり、髪の毛を掴まれたり。
「地味女!」
「ブス!」
などという暴言はもはや日常。
文句も言えずただなくだけのルーティアを見て、調子に乗ったセオドアとその仲間たちは散々彼女を虐め続けた。
そうしてルーティアの性格は暗くなり、学園にも通わずに自室でずっと本ばかり読んでいる。
それとは対照的にセオドアは、学園で華々しい人生を送っていた。
なぜこうも人生が食い違ったのか。
加害者であるはずのセオドアが幸せそうなのに、自分は学園に通うことさえ出来ていない。
そんなモヤモヤを抱えていたルーティアは、ある日送られてきたセオドアの手紙でとうとうぶちギレる。
「今までごめん。本当は君のことが好きで、でもどうすれば良いかわからなかったんだ。やり直させてほしい。それと、一度でも良いから学園に来てほしいんだ。みんな待ってるからさ」
「………………は?」
好きだった?
だから虐めたですって?
……何よ今更。
こっちはあんたのせいで人生めちゃくちゃにされたんですけど!
堪忍袋の緒が切れた彼女は、その手紙をセオドアに突き返した。
「婚約破棄するわ! もう二度と私に関わらないで!」
文字数 16,861
最終更新日 2023.06.29
登録日 2023.03.21
ランドール王国最東端のルード地方。そこは敵国や魔族領と隣接する危険区域。
そのルードを治めるルーデル辺境伯家の嫡男ショウは、一年後に成人を迎えるとともに先立った父の跡を継ぎ、辺境伯の椅子に就くことが決定していた。幼い頃からランドール最強とされる『黒の騎士団』こと辺境騎士団に混ざり生活し、団員からの支持も厚く、若大将として武勇を轟かせるショウは、若くして国の英雄扱いであった。
幼馴染の婚約者もおり、将来は約束された身だった。
だが、ショウと不仲だった王太子と実兄達の謀略により冤罪をかけられ、彼は廃嫡と婚約者との婚約破棄、そして国外追放を余儀なくされてしまう。彼の将来は真っ暗になった。
はずだったが、2年後・・・ショウは隣国で得意の剣術で日銭を稼ぎ、自由気ままに暮らしていた。だが、そんな彼はひょんなことから、旅をしている聖女と呼ばれる世界的要人である少女の命を助けることになる。
彼女の目的地は祖国のランドール王国であり、またその命を狙ったのもランドールの手の者であることを悟ったショウ。
いつの間にか彼は聖女の護衛をさせられることになり、それについて思うこともあったが、祖国の現状について気になることもあり、再び祖国ランドールの地に足を踏み入れることを決意した。
文字数 604,201
最終更新日 2024.05.16
登録日 2022.04.05
過去作品の番外編やらを置いていくブックです!
初めましての方は、こちらを試し読みだと思って活用して頂けたら嬉しいです😆
なんだか泣きたくなってきたに関しては単品で零れ話集があるので、こちらはそれ以外のお話置き場になります。
男性妊娠、小スカ、エログロ描写など、本編では書ききれなかったマニアック濡れ場なお話もちまちま載せていきます。こればっかりは好みが分かれると思うので、✳︎の数を気にして読んでいただけるとうれいいです。
✴︎ 挿入手前まで
✴︎✴︎ 挿入から小スカまで
✴︎✴︎✴︎ 小スカから複数、野外、変態性癖まで
作者思いつきパロディやら、クロスオーバーなんかも書いていければなあと思っています。
リクエスト鋭意受付中、よろしければ感想欄に作品名とリクエストを書いていただければ、ちまちまと更新していきます。
もしかしたらここから生まれる新たなお話もあるかもしれないなあと思いつつ、よければお付き合いいただければ幸いです。
過去作
なんだか泣きたくなってきた(別途こぼれ話集を更新)
これは百貨店での俺の話なんだが
名無しの龍は愛されたい
ヤンキー、お山の総大将に拾われる、~理不尽が俺に婚姻届押し付けてきた件について~
こっち向いて、運命
アイデンティティは奪われましたが、勇者とその弟に愛されてそれなりに幸せです(更新停止中)
ヤンキー、お山の総大将に拾われる2~お騒がせ若天狗は白兎にご執心~
改稿版これは百貨店で働く俺の話なんだけど
名無しの龍は愛されたい-鱗の記憶が眠る海-
飲み屋の外国人ヤンデレ男と童貞男が人生で初めてのセックスをする話(短編)
守り人は化け物の腕の中
友人の恋が難儀すぎる話(短編)
油彩の箱庭(短編)
文字数 374,799
最終更新日 2024.04.12
登録日 2021.12.14
※改稿完了致しました!
朝日奈天嘉は人生に疲れていた。
都会のど真ん中を根城に細々と生活をしていたが、ある日天嘉のトラウマの元凶である叔父が自身を探していることを知る。
逃げなきゃ。
俺の人生ここまでついてないなんて、まじでウケるんですけど。
叔父の手から逃げるべく、求人広告片手にたどり着いた山奥。住み込みバイトに一縷の望みを託したはずなのに、気がついたら百鬼夜行の化け物たちの里にいた!?
なんだこれ情報量が多すぎる。
天嘉の目の前の美丈夫は、動揺する天嘉に優しく諭すように言った。
「大丈夫、みんな気のいい奴らばかりさ。早速だが俺と契ってくれ。」
「いやちょっと意味がわからn」
人生の再スタートが大妖怪との結婚だなんて聞いていない。
理不尽が婚姻届片手にやってきた!
チート天然大天狗、御嶽山総大将 蘇芳×訳あり勤労ヤンキー朝日奈天嘉
ギャグあり、シリアスあり、例にも漏れず男性妊娠有りのハッピー子育て和風ファンタジー
試し読みでブクマしてくださった方が一定数いらっしゃったので、この度めでたく執筆する事にしました。(イエーイ)
試し読みはその後のお話になっていますので、そちらから読んでも大丈夫です。
男性妊娠、特殊性癖、作者の性癖てんこ盛り小説。男性妊娠といえば私というふうになりたいえへへ。
パソコン執筆なので更新は早くないかもしれませんが、楽しみにしてくださると嬉しいです
同時更新で、名無しの龍は愛されたいも更新&エントリー中。そちらもぜひよろしくお願いいたしますー!
文字数 323,708
最終更新日 2021.12.14
登録日 2021.09.26
ある朝突然目覚めたら源氏物語の登場人物 薫大将の君の正室・女二の宮の体に憑依していた29歳のOL・葉宮織羽は決心する。
この世界に来た理由も、元の体に戻る方法もわからないのなら____この世界の理(ことわり)や思惑など、知ったことか。
この男(薫)がこれ以上女性を不幸にしないよう矯正してやろう、と。
美少女な外見に中身はアラサー現代女性の主人公、誠実じゃない美形の夫貴公子、織羽の正体に勘付く夫の同僚に、彼に付き従う影のある青年、白い頭巾で顔を覆った金の髪に青い瞳の青年__謎だらけの物語の中で、織羽は生き抜き、やがて新たな物語が動き出す。
*16部分「だって私は知っている」一部追加・改稿いたしました。
*本作は源氏物語ではありません。タイトル通りの内容ではありますが古典の源氏物語とはまるで別物です。詳しい時代考証などは行っておりません。
重ねて言いますが、歴史小説でも、時代小説でも、ヒューマンドラマでもありません、何でもありのエンタメ小説です。
*平安時代の美人の定義や生活の不便さ等は忘れてお読みください。
*作者は源氏物語を読破しておりません。
*第一部完結、2023/1/1 第二部開始
!ウイルスにやられてダウンしていた為予定通りのストックが出来ませんでした。できる範囲で更新していきます。
文字数 75,101
最終更新日 2023.01.29
登録日 2021.05.01
生贄の花嫁は、あやかしの総大将と出会い、本当の愛と生きていく喜びを知る─。
時は大正。
九桜院さちは、あやかしの総大将ぬらりひょんの元へ嫁ぐために生まれた。生贄の花嫁となるために。
幼い頃より実父と使用人に虐げられ、笑って耐えることしか知らぬさち。唯一の心のよりどころは姉の蓉子が優しくしてくれることだった。
「わたくしの代わりに、ぬらりひょん様に嫁いでくれるわね?」
疑うことを知らない無垢な娘は、ぬらりひょんの元へ嫁ぎ、驚きの言葉を発する。そのひとことが美しくも気難しい、ぬらりひょんの心をとらえてしまう。
ぬらりひょんに気に入られたさちは、得意の洋食を作り、ぬらりひょんやあやかしたちに喜ばれることとなっていく。
「こんなわたしでも、幸せを望んでも良いのですか?」
やがて生家である九桜院家に大きな秘密があることがわかり──。
不遇な少女が運命に立ち向い幸せになっていく、大正あやかし嫁入りファンタジー。
☆表紙絵は紗倉様に描いていただきました。作中に出てくる場面を元にした主人公のイメージイラストです。
※エブリスタと小説家になろうにも掲載しておりますが、こちらは改稿版となります。
文字数 116,451
最終更新日 2023.01.31
登録日 2021.12.29
ルカ・エマーソン18歳は12年前に滅びた『魔女の森』の唯一の生き残り。
彼女は当時のことを今でも頻繁に夢に見る。
彼女の国『メドナ王国』の“クリスティア女王陛下”は、隣国『ヴァルトーマ帝国』へ彼女をスパイとして送り込む。
彼女の任務は帝国の騎士団へ所属して“皇帝セシル・ヴァルトーマ”が戦争を仕掛けようとしている事実を掴むこと。
しかしルカには個人的に果たしたいことがあった。それは、帝国の白狼騎士団のヴァレンタイン騎士団長を暗殺すること。
彼は若いながらに公爵の身分であり、騎士の称号は大将。
12年前に『魔女の森』を滅ぼした首謀者だと彼女は考えていて、その確たる証拠を掴むためにもどうしても白狼騎士団へと入団する必要があった。
しかし、白狼騎士団の団長は女嫌いで団員は全員男だと言う情報を得る。
そこで彼女は髪を切り、男装をして入団試験へと挑むのであった。
⸺⸺
根は真面目で素直な少し抜けたところのある、とても暗殺者には向かないルカ。
これは、彼女が復讐すべきである騎士団長へ恋をして当時の事件の真実を知り、愛する彼と共に両国の平和のため尽力して幸せになる、異世界ラブコメファンタジーである。
※後半シリアス展開が続き、戦いによる流血表現もありますのでご注意下さい。
※タイトル変更しました。
文字数 93,710
最終更新日 2024.02.18
登録日 2024.01.29
大陸を支配する巨大な帝国、麟。
群雄割拠、英雄犇く時代に一つの名を残した大将軍、赦鶯。
赦鶯が生涯を捧げて愛した、桃薫公との物語。
※※※
こちらの作品は、ムーンライトノベルズ様にも投稿していく予定です。
※※※
文字数 12,659
最終更新日 2022.10.22
登録日 2022.10.18
勇者家康は、聖女徳田康代として未来に転生した。
文武両道の康代は神聖女学園理事長の娘として生まれる。
陰陽師安甲晴明の子孫が康代を神聖女学園の生徒会長に指名する。
地球の守護神と天界の女神は皇国に天罰を計画していた。
最強神使のセリエは黒猫の姿で陛下の元に現れ神々の天罰計画を告げ、臨時政府の勅令を出すように命令した。
神使セリエは徳田康代の前にも現れ陛下の勅令を受けるように指示を与える。
傀儡政府が倒れたあと、徳田幕府が三百年の眠りから醒め、新政府が動き出した。
徳田康代は第十六代征夷大将軍と大統領を兼任することになり、神聖女学園内に徳田大統領の女子高生新政府が誕生する。
家康、信長、利家、秀吉、光秀の前世を持つ転生女子高生五人が集結して徳田康代の元でチート政治が始まった。
その頃、宝田劇団の臨時公演を契機に神聖女学園との交流が活発になり、宝田の五大スターが神聖女学園のかるた会に参加する。
地球の守護神女神アセリアは第二の地球の天罰に対して、並行世界の神に人間の救済を依頼した。並行世界の神は地球全体の神隠しを実行し、善人の魂の救済に乗り出す。
西和大陸、南和大陸の消滅を目前に、地球の守護神の女神は神使のセリエに皇国方舟計画を指示する。
八百万の神々は結界を準備し、巨大津波から皇国防衛の天地無双が実施された。
十万年に一度の地球の大規模変動が世界を蹂躙した。
アトランティス時代以来となる悲劇が西和、南和を襲い、二つの大陸は海の藻屑となった。
神々の救済で皇国だけが残り、世界は一つに統一され第三の時代の夜明けが始まる。
【前編まで】【※この長編小説は一〇七話まで前編本文が約二十五万文字】
冬が訪れた頃、神さま見習いとなったセリエは女子高生姿になって神使セリウスと共に神聖女学園の生徒となる。
康代たちは、近江のかるた全国大会個人戦に参加した。
学園都市に戻った康代たちに次々に難題が持ち上がる。
宇宙の神々は地球にいくつもの試練を用意していた。
【後編途中まで】
PV二万三千回、ユニーク七千回を突破しました。
(※この物語では、徳田康代の会話に二重鉤括弧『』を使用しています。)
三日月未来(みかづきみらい)
(三日月未来です。この小説は『小説家になろう!』『カクヨム』『アルファポリス』に掲載しています)
文字数 374,731
最終更新日 2024.05.19
登録日 2023.10.24
2611年、街には連続する通り魔事件のニュースが連日流れていた。
大昔に当たり前に存在したと言われる居酒屋なるものが、この時代でも流行しつつあった。
その居酒屋にある男が客として現れ、自身の半生を語り始める。
恵まれた知力、身体能力を持っていたがそれを活かすチャンスもなく数々の不幸に見舞われた人生だったという。人生で初めて恋をした男の子供を『妊娠』したが男は失踪。
出産してすぐにその赤ん坊は誘拐された。
小説家は元々女であり、出産後に男として生きるようになったと告白する。
自分の人生を壊した男が憎いと嘆く男。
話を聞き終えた大将は「自分の仕事を引き継ぐ代わりに、その憎き男の元へ案内する」と話を持ち掛ける。
半信半疑ながらも共に過去にタイムスリップする2人。
しかし、男が過去に戻って恋に落ちた相手は、まだ女だった頃の自分自身であった。
人生を壊した男はまさに自分だったのだ。
誘拐された赤ん坊、大将、通り魔にもまた信じ難い繋がりがあった。
想像を絶する謎に翻弄されつつも、解き明かされていく数々の真実とは?
時空を移動しながら自らの宿命と対峙する男たちを描いたSFサスペンスストーリー。
文字数 11,109
最終更新日 2024.05.15
登録日 2024.05.15
僕ヘンリーは孤児院で生まれ育った。
家族はいないけど寂しくはない。なぜなら好きな人がいつも一緒だからだ。
同じ孤児院で育ったノエルは、可愛らしい名前の印象とは違ってガキ大将みたいなやつだった。少し抜けているところはあるけれど、なんだかんだといって面倒見がよくお節介な彼のことが僕は大好きだ。
だから、なんだかんだと理由をつけて彼の隣にずっといようと思っていたのだが…
ある日、僕ら魔法を使えるという理由でアンダーソン公爵家の養子として引き取られることになった。
ノエルと離れ離れになってしまう、そう思った僕は手に入れた権力を利用して彼を囲い込むことにした。
※攻め視点のお話です。
※設定ゆるめです。
文字数 21,554
最終更新日 2022.10.11
登録日 2022.09.30