「声」の検索結果
全体で8,782件見つかりました。
文字数 1,676
最終更新日 2022.07.01
登録日 2022.07.01
「月が綺麗ですね」
彼女はそういうと私に切り出した。
私はその言葉の意味を知らないわけではなかったし、彼女の言いたいこともわかっていたのだが、どうも気恥ずかしくて口に出すことはできなかった。
彼女が私のことを好いてくれているのは知っていた。私が彼女を好いているのも彼女には知られていたと思う。ただ、私は臆病だったのだ。「好きだ」「愛している」と口に出して言うことが怖かった。それを言ってしまえば彼女との何かが決定的に変わってしまうような気がした。だから私は黙って彼女の手を握った。
彼女は何も言わず微笑んだだけだったが、その笑顔を見て私も安心し、そのまま眠りに就いた。
翌朝、いつものように朝食を済ませてから、私たちは二人で街へと繰り出した。
目的は昨夜から決まっていた。今日こそは彼女に想いを伝えるつもりだった。そのために、まず彼女の好きな花を買ってこようと思った。私は街で花の売っている店を一軒ずつ訪ね回ってようやく告白するにふさわしい花を購入した。
それから、街外れにある小さな教会に行ってみた。この街にはまだ教会は一つしかない。だが、ここの神父はなかなか話せる男だ。彼は私の姿を見ると嬉しそうに迎えてくれた。そして、彼は私のために祈りを捧げてくれると言った。
私は彼に礼を言い、彼女のところへ戻った。彼女は教会の近くのベンチに座っていた。私は彼女に向かって歩いていった。彼女はすぐに私に気付き、立ち上がった。私は彼女に買ってきたばかりの花束を渡した。「君のために買ったんだ。花屋で見つけた時、君の顔が浮かんだよ」
彼女は微笑んで花を受け取った。私は彼女の手を握った。彼女は私の手を握り返してきた。
私たちは手を繋いだまま歩き出した。その途中、私は彼女と出会ってからのことを思い出していた。
彼女と初めて出会った時のこと、一緒に過ごした日々のこと、そして今日に至るまでの日々のことを……。私はあの日、彼女に見惚れて声もかけられずにいたことを悔やんでいた。私は彼女を愛している。だから、今度は勇気を出して声をかけようと思っていたのだ。それがこんな形になるとは思いもしなかったが……。
「私ね、あなたのことが好きなんです」と彼女が言った。「え? そうなのか?」と私は驚いて立ち止まった。彼女はそんな私を見て笑った。
「あなたは? 私を好きですか?」
「もちろんだ!」私は大声で叫んだ。
「だったら、もう何も怖くないわね」と彼女は言って、私の胸に顔をうずめた。私は彼女を抱きしめた。
文字数 1,114
最終更新日 2024.01.06
登録日 2024.01.06
とある世界。人の力とは大きくかけ離れた力を振るう、すべての生命に仇なす超常の存在『禍つ神』と呼ばれるものが現れた。
死の間際にあったはずの年老いた大剣豪、月守慎之介はその力を振り絞り、『禍つ神』を撃退する。
慎之介はその場で命尽き果てた…はずだったのだが、死の間際、不思議な声に誘われて意識を失う。
目覚めた先は、神秘さを感じる湖で、ピクシーと呼ばれる森の管理者がいる、これまでに生きていた世界とは違う世界だった。
これは、異なる世界に飛ばされた一人の剣士が、神斬りの大英雄と呼ばれるようになるまでの物語。
※小説家になろうでも重複投稿しています。
文字数 284,858
最終更新日 2024.12.04
登録日 2024.10.04
小倉唯さんのストーカーに伊藤が成り果てるまでの約10年間
彼女と近づき過ぎて幸せになるまでと、愚かにもそこから僕が道を踏み外すまでの道程
僕にはもうこんなやり方でしか目的を達成できなかった
自分ならこうならないと言えますか?
あなたならどうするんですか?
文字数 65,483
最終更新日 2025.02.22
登録日 2024.11.02
万屋 朔《よろずや はじめ》
大学4年生
成績はそこそこ
真面目で、相談や困り事を頼まれたら断り切れなくて
結局いつも難題を押し付けられている
お人よし
両親健在
万不動産《よろずふどうさん》
歴史は古くて、祖父が開業し、父親が2代目
都会の下町にある。古い家やアパート、古いマンションが多い地区にある。
繁華街には1番近い駅に行って電車に乗るよりも自転車かバスで行く方が早い
30分程歩けば朔が通う大学もある
就活に出遅れて中々決まらなかった就職に内定をもらえ、そんな中で他人の卒論を手伝わされてしまって自分の卒論が提出期限ギリギリにやっとできて提出して家で寝ていた時に父親が、脳梗塞で緊急入院したとの連絡があった。
急いで病院に向かうとICUの前にいるだけで重苦しい緊張感がMAX
麻痺が残るかもしれないと言われるのかとグルグル思い悩む朔に美しい看護師が声を掛けてくれた。それをラッキーとはしゃいでいると同級生が看護師として立っていた。病院の看護婦長である母親を呼んでもらい、母親が出て来て
『あなたがここに居ても今は何もできないでしょう。だからこれ本当ウザいぐらい鳴るから』
って言って、渡された父親の携帯電話、母親は颯爽と仕事に行ってしまった
父親が倒れて入院したにもかかわらず父親の携帯電話は鳴り響く
振り返る母親の押しに負けて父親の携帯電話に出た時から朔の生活は変わって行く
『お待たせいたしました。人と人を縁ぐ万不動産です。お困りの事は賃貸ですか?売買ですか?何なりとご相談ください』
父親の口癖が朔の口から自然に流れ出す
電話口からは無理難題の話が飛び出てくる
朔は、電話に振り回されながら自分の事、仕事、恋に悩み始めるのであった
文字数 83,807
最終更新日 2025.07.31
登録日 2025.06.28
父を小学六年で亡くした。百姓だった母は、父が遺した町工場を一人で引き継ぎ、三兄弟を育てた。怒鳴り声が絶えない家だった。厳しかった。それでも飯だけは絶やさなかった。やがて母は過労で倒れ、病床に伏した。臨終間際、あの人は初めて俺に囁いた。ゴメンね、と。その一言の意味を、俺はまだ考えることがある。
文字数 1,395
最終更新日 2026.05.09
登録日 2026.05.09
俺の名前は上村優作。
それなりのクズでMだ。そう、変態さんだ。
……だけど、声高々に言わせてもらうぜ。俺はどこにでもいる普通の男子高校生だってな!
女の子に優しくしないとささやかな不幸が訪れる特殊体質だけど……。
オカルト同好会(何でも屋)なんていう変な部活にも入っているけど……。
ついでに昼夜で人格が入れ替わる二重人格者だけど……。
アレ、これは少し普通じゃないような……?
僕の名はアラタ。
かつて神様や魑魅魍魎、怪異なんて呼ばれた存在──ヴィジターの相談役をしている。
声を大にしては言えないけど……僕は少し変わっている。
ヴィジターを見ることもできるし触ることもできる。
女の子に優しくしないといけない呪いもかけられている。
陽の沈んだ夜にしか生きることができない。
アレ、これは少しどころではないような……?
これは、そんな二人を主人公とした平凡で少し変わった不思議な物語である(物語の都合上、素晴らしいことに世界は一つしかありませんでした)。
※昼と夜とで世界観がガラリと変わる恐れがあります。というか変わります。ご注意下さい。
昼はギャグやラブコメ成分多め、ときどきシリアスな人間関係。
夜はオカルトやミステリー成分多め、ときどきほのぼの。
……の予定です。
※寄せ鍋みたいな、作者のやりたいことを詰め込みまくったハチャメチャな物語ですが、生ぬるい目で読んで頂けると幸いです。
※「小説家になろう」さまにて掲載してます。
文字数 19,774
最終更新日 2020.12.02
登録日 2020.01.29
カイト・アルガーロ、ただの平民、15歳。
彼は、有能な貴族たちが通う国一番の名門校、フィノール学園に入学し、その圧倒的な強さと最強の魔法で無双するはずだった。
しかし、道端で泣いている少女に声をかけてしまったがために、命の危険にさらされる。
それでも、何とかして入学試験に間に合うために、知らない少女を守りながら、襲い来る理不尽を切り裂いていく。
その不器用な優しい背中に、少女はいつしか憧れを抱く。
果たして、カイトは最高峰の貴族学園の入学試験にたどり着くことができるのか!?
守るべきものを全て守り切り、悪しき貴族たちにその力を見せつけろ!
一人の少年が世界の救世主となる、成り上がり無双冒険譚、ここに開幕!!
文字数 89,744
最終更新日 2023.08.01
登録日 2023.07.22
私はエリアンナ・ヴェルモント、一介の伯爵家の娘。政略結婚が突如破棄され、家族にも見放されてしまった。恥辱にまみれ、屋敷を追われる私。だが、その夜が私の運命を変える。ある名家の公爵、アレクサンダー・グレイヴィルが私に手を差し伸べたのだ。彼は私をただの避けられるべき存在とは見ず、私の真の価値を見出してくれた。
アレクサンダーの保護の下、私は新たな生活を始める。彼は冷酷な噂が絶えない男だったが、私にだけは温かい。彼の影響力で、私は社交界に再び姿を現す。今度は嘲笑の対象ではなく、尊敬される女性として。私は彼の隣で学び、成長し、やがて自分自身の名声を築き上げる。
文字数 31,753
最終更新日 2023.11.21
登録日 2023.11.12
◇オリジナル作品
約50年前。
人類は第三次世界大戦を経て第四次世界大戦へと移行。
世界は核による汚染や食糧危機、流行する凶悪な病や同族同士での殺し合いと、悲劇と悪意に満ち満ちていた。
だが、ある日突然宇宙から来訪した存在により、戦争は唐突に終わりを迎えた。
核の汚染は浄化され、病に苦しむ人々は完治し、豊富な食料と清潔な水が世界中に行き渡った。
その奇跡を起こしたのは、地球より遥かに離れた星よりやってきた異星人――――アディブ人。
地球人の声帯では発話できない言葉で喋る彼等と、人類は何とかコミュニケーションに成功。
それ以降は、世界が一丸となって復興に尽力し、アディブ人もそれをサポートしてきた。
宇宙への金や人の流れは全くなく、人類は歓びの裏でアディブ人への不信感を強めていたが、それを口にする者はいなかった。
皆が黙る中、一人の少年の物語が始まった。
彼の名は栗原柊太。
大学生であり、人間であった。
ある日、アルバイトの帰りに気を失い、目を覚ますとアディブ人と同じ体になっていた。
両性具有かつ人間を遥かに超えた能力を持つアディブ人と、かつての自分の体の違いに戸惑いながらも、彼は出会った仲間たちと交流を深めていく。
だが、彼もまた、運命に直面する。
彼が人間であったころの知己である女性である相原加澄と偶然出会い、奇妙な交友を始める。
そして彼は、アディブ人が地球人に対して秘匿する”ある真実”に触れてしまう―――
※この物語は異星人の言語として「テルグ語」を用いています。現地人かその関係者であり、かつ不適切な表現であると感じた場合は、マイページ記載のメールアドレスまでご連絡ください。
※ఈ కథనంలో "తెలుగు" అనే పదం గ్రహాంతర భాషగా ఉపయోగించబడింది. మీరు స్థానిక వ్యక్తి అయితే లేదా స్థానిక వ్యక్తికి సంబంధించినవారు అయితే మరియు ఆ వ్యక్తీకరణలు అనుచితంగా ఉన్నాయని భావిస్తే, దయచేసి మీ నా పేజీలో జాబితా చేయబడిన ఇమెయిల్ చిరునామాలో మమ్మల్ని సంప్రదించండి.
文字数 63,294
最終更新日 2025.08.23
登録日 2025.08.01
己が過ちによって閉じられた、蓋。蓋によって閉じ込められた、恐怖。開けてはならぬ。開けてはならぬ。幾度念じても、この手は勝手に蓋へとのびていく。まるで、自分とは別の生き物のように。まるで、操られているように。蓋に封じられたものの恨みに誘われるように。
「わたしは、恐怖を欲している」抗いきれぬ衝動は声ならぬ声となって、今夜も甘く囁きかけてくる。
登録日 2015.08.15
傭兵の名はルチア・バレット
部屋のドアを開けると見慣れた景色はなく、どこを見渡しても白い景色ばかり。色々な考えを巡らせてると突然声をかけられた。
「やっと目が覚めたんだね…」と
彼女はこの世界でどのように生きていくのか…
注意喚起
※初投稿
※ヘタッピ
※不定期更新
※作者は鳥頭
※ちょっと過激な描写があるかもめ
とか色々です。
文字数 18,365
最終更新日 2017.09.18
登録日 2017.02.04
「遊ぼ〜」いつものようにそのドアを叩く。中から俺を待っていたと喜ぶ声が聞こえた。しかし、ある日突然その声が聞こえなくなる。
………あれから10年。俺はその声を忘れたいのか、忘れたくないのか……
他サイトでも公開しています
ほのぼのを目指します!
おさわりがあります。でも、その先がないので、ギリかな〜と18禁にはしていませんm(_ _)m
文字数 90,072
最終更新日 2019.11.13
登録日 2019.09.23
男子高校生になるとよく話すエロい話。
男子は女子の顔と胸を見る。
いやらしいその目は男から見ても気持ち悪いかもしれない。
でも、それが男性の本能。
その中で一人、女の子のユニフォーム姿がエロいと思い、陸上部に入部した男子
片山 歩(あゆむ)
童貞の彼女いない歴=年齢
見た目オタク、よくある顔の男子。
かわいいか綺麗な女の子の顔と胸しか見ない、趣味はグラビアの本を見ることと、変態づくしの男子。
その片山に声をかけた女の子
岸本 千尋はこう言った。
「もし、大会で一回でも短距離で一位になったらエッチしてあげる。」
岸本 千尋は大人しいが、短距離では全国レベル常連の女の子。
そして、綺麗な足に綺麗な顔。胸は小さい。
エッチしたくないわけないじゃないか。最後の夏、地方大会までに一位を取る!!と意気込む片山。
ただ、勉強もスポーツも人並み程度、むしろ、走るの苦手な男子は夢を叶えることが出来るのだろうか。
文字数 4,554
最終更新日 2020.06.18
登録日 2020.06.13
主人公エミリー・ヘミングスは男爵家の令嬢として生まれた。
しかし、父のトーマスから聖女として働くことを強制される。
聖女という地位には大きな権力と名声、そして金が入ってくるからだ。
エミリーは朝から晩まで働かされ、屋敷からも隔離され汚い小屋で暮すことを強要される。
一度駒として働くことが嫌になってトーマスに「聖女をやめたいです……」と言ったが、「駒が口答えするなっ!」と気絶しそうになるぐらいまで殴られた。
次に逆らえば家から追放するとまでいわれた。
それからエミリーは聖女をやめることも出来ずに日々を過ごしてきた。
しかしエミリーは諦めなかった。
強制的に働かされてきた聖女の権力を使い、毒親へと反撃することを決意する。
文字数 2,855
最終更新日 2021.07.28
登録日 2021.07.26
序項
きっかけこそ些細なものだった。
見逃してしまうそんなものだからこそ、目を見張っておかなければいけなかったのだ。
彼を支えた一つの心が、また静かに去ろうとしていた。
「そんなことさせるものか」
世界を統べる獣人(じゅうにん)たちは、今日も知らず演じ続ける。
……
作者より
※この小説にはケモノが多数登場します。苦手な方はお気をつけください。
※また、もし何か作中に気になる要素を発見しましたら是非ともお気軽に声掛けください。なるべくお答えします。
文字数 41,487
最終更新日 2021.10.31
登録日 2021.08.27