「歩」の検索結果
全体で9,336件見つかりました。
「よし、死のう。」ある4月、家庭のトラブルから大学4年生の優は自殺を決意し、実行する。結果は失敗し精神病院へと入院することに。そこで様々な経験をし退院する。そして絶望から希望を見出す「2度目の生」を歩むことになる。
文字数 1,029
最終更新日 2021.11.13
登録日 2021.11.11
冒頭より——
舌先三寸で駆け引きするような、男女特有の小賢しい語らいは、彼女にとって陳腐そのものであった。誘蛾灯のような色香に基づく、本能を刺激する彼女が醸す劣情は、男を虜にするだけの説得力が背中越しにも感じ取れた。肩甲骨まで伸びる黒髪は、人工毛に引けを取らない真っ直ぐさと足並みの揃い方をし、時折吹き付ける風になびく度、コマーシャルに惹句がお似合いだ。身体の曲線を逃さない、肌と懇ろな服のおかげで、町を歩けば「耳目」の真髄を見た。澱に湧く虫が可愛く見えるほどの醜悪な眼差しが、彼女の全身をつぶさに捉え、外界であることを黙殺してそれぞれの趣味趣向をぶつける。他者を慮ることを棚に上げた衆目の醜さを承知しながら、私もまた彼女の動作に暑い視線を送っていた。拝んでも拝み切れない彼女の美しさを崇拝し、どれだけ稀有な存在であるかを語るに落ちた。
文字数 14,999
最終更新日 2023.11.28
登録日 2023.11.13
これは人生について考え過ぎた人の、過去への寄り道。
その考え過ぎた人が出した、ただ前に行く為の歩き方。
そしてこれは、自分と一緒に未知へ歩むために描く物語。
【第7回 ライト文学賞 エントリー作品】
【2024/8/2 正式最終話の加筆により完結】
文字数 64,352
最終更新日 2024.08.02
登録日 2024.02.09
興国寺城主として大国今川家の駿河侵攻の先鋒をつとめる伊勢新九郎盛時は、優れた軍才の持ち主でありながら、人並外れて慎重な性格であった。彼は近在の寺の老僧秀実としばしば碁を愉しんだが、肝心なところで決め手となる一手を躊躇い、負けを重ねていた。その寺に小間使いとして働く楓という少女がいた。少女は盛時に仄かな憧れを抱き、盛時もまた可憐な少女を好もしく思っていたが、その性格が災いして最後の一歩を踏み出せずにいた。そんな折、堀越公方の「若御所」こと足利茶々丸が楓に目をつけて…。後に戦国の梟雄と呼ばれる北条早雲が、未だ北条早雲となる前の、秘められた悲恋の物語。
文字数 18,676
最終更新日 2024.05.30
登録日 2024.05.29
七海とムイ、ふたりの視点で進む物語。
八重山諸島の伝説の英雄オヤケアカハチが、ちがう未来に進んだ世界の話です。
もしもイリキヤアマリ神がアカハチに力を貸していたら?
もしも八重山(やいま)が琉球国や日本とは別の国になっていたら?
そんなことを考えながら書いています。
算数が苦手な小学6年生・城間 七海(しろま ななみ)。
0点をとってしまった答案用紙を海辺へかくしに行ったら、イタズラ者のキジムナー「ムイ」に答案用紙を飛ばされた。
七海はそれを追いかけて海まで入っていき、深みにはまって流されてしまう。
あわてたムイが七海を助けようとしたとき、不思議な光の円が現れた。
2人が引きこまれたのは、星の海。
七海はそこで、自分そっくりな男の子とすれちがう。
着ている服がちがうだけで、顔も体つきもそっくりな子。
七海そっくりな男の子はこう言った。
「やあこんにちは。あとはまかせたよ」
けれど七海が話しかける前に、男の子は通り過ぎてどこかへ消えてしまう。
七海たちが光のトンネルからおし出された場所は、知らない砂浜。
キョロキョロと辺りを見回しながら歩いていると、知らない大人たちがあわてた様子でかけ寄ってきた。
七海は、だれかとまちがわれて連れて行かれてしまう。
そこは、七海の世界とはちがう歴史をもつ、もうひとつの世界。
七海は、ヤイマ国の第七王子ナナミにそっくりだった。
おまけに、ヤイマ国の王妃は、七海のママにそっくり。
王妃から「ナナミがもどってくるまで第七王子のフリをしてほしい」とお願いされた七海は、しばらくお城で暮らすことになる。
ひとりっこの七海に6人も兄が出来て、うれしかったり、とまどったり。
すぐ上の兄リッカとは、いちばんの仲良しになる。
七海が王子の代わりに勉強することになるのは、なんと魔術(マジティー)。
七海は魔術書を読んでみて、その内容が算数よりもずっとカンタンだと気づいた。
おまけとして、島の風景や暮らしや伝説なんかも書いています。
沖縄の食べ物も画像つきで紹介!
文字数 88,978
最終更新日 2025.08.01
登録日 2024.07.22
赤間 直道(あかま なおみち)
40代半ばの大学講師であり、元ジャーナリスト。鋭い洞察力と冷徹な論理で、社会問題を二項対立として切り取り、「どちらも正義であり、どちらも悪である」と語る。
彼の発言は常に物議を醸すが、必ずしも煽るためではなく、問題の核心を突くための信念から来ている。
あらすじ:
現代日本、言論の自由が形式的にしか保証されなくなった時代。
大学講師・赤間直道は、学生とのディスカッションの中で、あえて物議を醸すテーマ(例:正義と暴力、自由と秩序、多数決と少数の尊厳など)を取り上げ、徹底的に二項対立を掘り下げていく。
彼の講義はSNSで炎上し、学内でも問題視されるが、彼は一歩も引かない。
ある日、一人の女子学生・瀬戸かりんが彼に「あなたはただ対立を面白がっているだけではないか」と問いかける。その瞬間から、彼と彼女の間に思想の“戦争”が始まる。
赤間は、自らの過去――戦場ジャーナリストとしての経験、国家に見捨てられた取材対象との思い出、そして「中立では誰も救えない」という信念をかりんに語る。
やがて、彼がかつて暴いた国家による報道弾圧の真実が再び浮上し、赤間自身がその「極論」に呑まれていく。彼の信念は、ただの論理ではなく、「どちらの地獄を選ぶか」という問いだったと明かされる。
文字数 10,204
最終更新日 2025.05.28
登録日 2025.05.27
文字数 9,965
最終更新日 2025.07.27
登録日 2025.07.27
「―――ノエル・クレージュ嬢。どうか俺と、結婚してください」
伯爵令嬢のノエルに求婚してきたのは、“歩く彫刻”、“生きる国宝”と称されるほどの美貌を持つエヴラール侯爵だった。
ところが彼には、もう一つ呼び名がある。
それは―――“不運に愛された男”。
対してノエルは、強運の持ち主である。
そして初めての出逢いで、侯爵はノエルが強運であることを知っている。
自分の強運を求めての求婚なのでは、と疑ったノエルだったが、そうではないことを知った。
数々の不運に見舞われながら、求婚をしに来てくれた侯爵に、ノエルはある感情が芽生える。
―――この人を、幸せにしてあげたい。
求婚を受け入れた強運な令嬢と、求婚を申し出た不運な侯爵。
二人の出逢いは、やがて幸運に変わっていく。
少し残念な侯爵から溺愛される、そんな強運な令嬢のお話。
*全13話になります。
文字数 46,605
最終更新日 2025.08.26
登録日 2025.08.15
「……兄さんがいないと。私、息も、できないから」
世界を熱狂させる正体不明の天才作曲家「リリカル・ノイズ」。その正体は、俺の服の裾を掴んで離さない、重度の引きこもりの実の妹だった。
楽曲制作を担う妹の玲音は、俺が隣にいないと音の一片さえ生み出せない。俺の体温、俺の匂い、俺が耳元で囁く肯定の言葉――それら全てを燃料に、彼女は世界を塗り替える音を吐き出す。
そんな彼女に届いた、国内最大級の音楽フェスのメインステージ出演オファー。数万人の視線という魔物から、硝子細工の心を持つ天才を守れるのは、元バンドマンの兄である俺だけだ。
才能は神の領域。心は俺への依存で形を保っている。一歩も外に出られなかった少女が、兄という唯一の停泊地に縋りながら、世界をその足元に跪かせる物語。
文字数 129,394
最終更新日 2026.07.20
登録日 2026.03.25
十六歳になった獅子人族(ししびとぞく)の少年ライオネルは、生まれ育った村を飛び出した。多種多様な人族種の住まう世界で、襲い来る魔獣や古代の遺跡を探検して素材を持ち帰る「収集者」として、少年は出会いと別れを繰り返し成長していく。これは後の世にもその名を遺す英雄、獅子勇王の軌跡である――。
※主人公は二足歩行のライオン人です。他にも兎や狼や豚などをモチーフとした獣人がたくさん出てきます。
※異世界モノですが、レベル、ステータス、スキル等は一切出てきません。魔法はあります。
※R15とありますが、そこまで残酷な描写は無いと思います、たぶん。
※投稿はかなり不定期です。
※この小説は小説家になろうでも同時掲載中です。
文字数 54,062
最終更新日 2016.06.23
登録日 2016.06.14
私は、目が見えません。
だからって、決まった人生しか歩めないわけではありません。
だって、何が起こるか分からないから…。
文字数 789
最終更新日 2016.10.13
登録日 2016.10.13
私は、相棒である喋る二足歩行カメラと一緒に、いろんな生物の写真を撮りに行きます。
何度も死にそうな目に遭いますが、なんとか今日も生きています。
文字数 17,805
最終更新日 2019.07.01
登録日 2019.05.27
保育園を卒園したばかりの6歳の大河は、ある事情で、母の実歩に連れられて古い平屋建ての借家に引っこすことになった。
借家のとなりには同じような家があり、同い年の少女、香葉来(かはら)と、母の香織が住んでいた。
両家は母子家庭で家庭環境も似ていたから、母同士はすぐなかよしになったが、香葉来は極度の人見知りだったので、大河に心を開かなかった。大河はもんもんとした気持ちだった。
ある日、香葉来の楽しげな声が聞こえてきたと思えば、彼女は知らない女の子と、きゃっきゃと遊んでいた。
その女の子は、真鈴(まりん)。借家の大家である里璃子の娘、真鈴だ。
真鈴は大河にほほえみかけた。友達になろうよ、と。
真鈴に巻きこまれるかたちだったけど、香葉来も少しずつ大河に心を開くようになった。
大河、香葉来、真鈴。3人は同じ小学校に入り、クラスも同じになった。
3人の絆は日に日に深くなっていく……。
けれど。成長していく中で、それぞれ、得意不得意、障害、コンプレックス……さまざまな個性がきわ立ちはじめ、とまどい、苦悩し、葛藤する。
それでも。3人はお互いを「特別な友達」と思い、支えあってすごしていく――が、あるとき。
3人に大きな歪みができた。
歪みは深まった。
姿を変えていき、やがて……
――中学2年のとき。大河は……。
取り返しがつかない、ひどいいじめを犯す人間になってしまった。
文字数 182,168
最終更新日 2020.05.19
登録日 2020.04.30
文字数 16,640
最終更新日 2021.11.24
登録日 2021.11.24
春の日僕は出会った。忘れかけていた青春の追憶。
入学式を終えキャンパスライフに心躍る僕の前にサークルの勧誘が。
断り切れずに高校からの親友と共に夜桜パーティーに出かけることに。
飲み過ぎて潰れた僕は記憶を失う。
翌日昨夜の公園で運命の出会い。
その人は名をヨシノと言い昨夜僕を介抱したのだとか。
ミステリアスな彼女に振り回されながら彼女の正体に迫る。
ヨシノ先輩は本当に存在するのか?
それとも春の幻なのか?
桜が散るまでの儚い二人の恋の物語。
希望のハッピーエンド?
絶望のバッドエンド?
最後の最後まで目が離せない。
文字数 38,122
最終更新日 2022.04.10
登録日 2022.03.18