「天気」の検索結果

全体で424件見つかりました。
354 1213141516
恋愛 連載中 短編
空が、泣きそうな顔をしていた。 放課後のグラウンド。 曇り空のすきまから、かすかに夕陽がのぞいている。 その日、授業はぜんぶ右から左。 昼休みのパンも味がしなくて、放課後のチャイムだけがやけに耳に残った。 教室の外に出て、屋上に続く階段をのぼる。 意味なんてない。ただ、なんとなく逃げたかった。 窮屈な空気も、誰かの視線も、息をすることすら重かった。 屋上のドアを開けた瞬間、 風が、ざわっと通り抜けた。 そこに、君がいた。 フェンスにもたれて、空を見上げていた。 「……よ」 「え?」 「今日、世界が終わるんだって」 まるで天気予報みたいに、君は言った。 何の感情もない声で、 ただ、当たり前のことみたいに。 ああ、この人は、たぶん普通じゃない。 でもなぜか、そこから目が離せなかった。 その一言から、 俺の“最後の”放課後が始まった。
24h.ポイント 0pt
小説 222,633 位 / 222,633件 恋愛 64,924 位 / 64,924件
文字数 7,195 最終更新日 2025.06.19 登録日 2025.05.31
キャラ文芸 連載中 ショートショート
秋桜(コスモス)の花言葉は『調和』『乙女の純真』 このストレス社会を生きる青年、秋桜は誰もが鬱蒼と生きる日常をどう見ているのか 新たな生きる選択肢をくれる日々の記録
24h.ポイント 0pt
小説 222,633 位 / 222,633件 キャラ文芸 5,504 位 / 5,504件
文字数 2,283 最終更新日 2020.01.10 登録日 2020.01.09
ファンタジー 完結 長編

異界の魔術士Special+

レンタル有り
魔族組織との対決から2年。今もしょっちゅう異世界に出入りして、『異界の魔術士』をやっている都築朔耶(つづきさくや)。そんなある日、突然空に2つの〝幻の星〟が現れた! どうやら〝狭間世界〟という別の異世界にある2つの浮遊大陸らしい。しかも、その大陸は融合寸前。その影響で起こる魔力の奔流が、様々な混乱をもたらしていた! 朔耶は一路、〝狭間世界〟に転移! そこでは、またもや大きな戦いが待ち受けていたのだが――『大丈夫、あたし不思議パワーで無敵だから』。ヘロー天気三作がコラボレーション! 他2作のヒーロー達も交えた、魔術士少女の快進撃!
24h.ポイント 0pt
小説 222,633 位 / 222,633件 ファンタジー 51,738 位 / 51,738件
文字数 171,719 最終更新日 2019.05.23 登録日 2019.05.23
本日一粒万倍日の、天が万物を赦すと言われている本年最後の天赦日。 昨年から始めた年末お礼詣でと、神宮大麻を交換するために神社へお礼詣で行くのはこの日だと決めていた。 私が例年、初詣や気分が落ち込んだときに詣でているのが3社。今日はド田舎の我が家から一番最寄りの神社へ、神社札や置物を返しに行くつもりだったが… 年末駆け込み予想外の運気低迷案件が立て続けに勃発。ちょっと悪縁退散に強い神社へ行ってこうと、変更。 天気も良く、行って良かった天赦日参拝。 帰路は電車遅延で、午後の約束の時間に遅れる失態を犯してしまったが、これも私のハプニング体質だと思えば可愛いかも?
24h.ポイント 0pt
小説 222,633 位 / 222,633件 エッセイ・ノンフィクション 8,719 位 / 8,719件
文字数 6,427 最終更新日 2024.12.27 登録日 2024.12.26
BL 完結 短編
【700字掌編BL】風邪をひいた慎ちゃんの部屋へ耕平がお見舞いにきた。これは片思い?それとも両片思い?はたまた単なるうわ言か?降り出した天気雨と、耕平が口ずさむあの歌――≪診断メーカー≫のお題に沿った、700字のショートストーリーです。
24h.ポイント 0pt
小説 222,633 位 / 222,633件 BL 30,931 位 / 30,931件
文字数 708 最終更新日 2025.09.01 登録日 2025.09.01
ファンタジー 連載中 長編
いつも通り、お天気AIの天気が始まる。 建ち並ぶ高層ビルにスマホ片手に忙しない人混みも日常風景の一つだ。違っていたのは空模様。 まさか、予報に反してビルの破片が降ってくるなど人も機械も予想できなかった。 見えるはずがない、聞こえるわけがない、しかしそれは存在している。 すべてはその存在――アヤカシが原因だった。 さらにいえば、その原因を連れてきたのは、春日ユウという一人の青い髪を持つ子供。 ユウは、「妖魅呼-ヨミコ-」というアヤカシを呼び寄せてしまう厄介な体質を持っていた。 厄介事は日常茶飯事。常に身の危険を感じつつも、兄に守られて生きてきたユウ。 ときに戦い、ときには逃げるを繰り返す日常は、自身だけでなく兄への負担が大きすぎる。悩んだ末、ユウは一大決心をする。 この厄介な体質をなんとかしよう! 自身の身を守るため、そして兄の手を煩わせずに生きるため、アヤカシと唯一戦える存在、魔法士となるユウ。 ところが、魔法士となるための難関がユウの前に立ちはだかる。 果たしてユウは魔法士になれるのか? 体質改善は成功するのか!? ※この物語はフィクションです。実際の団体や組織名とは無関係です。
24h.ポイント 0pt
小説 222,633 位 / 222,633件 ファンタジー 51,738 位 / 51,738件
文字数 163,462 最終更新日 2023.03.31 登録日 2023.02.13
ファンタジー 完結 長編 R15
『石神様』が響く時、彼はそれまでの日々を繰り返す。少し特殊な能力を持った青年の『平穏時々事件』な日常。 ※『小説家になろう』、『カクヨム』にも掲載。こちらは圧縮投稿版となります。
24h.ポイント 0pt
小説 222,633 位 / 222,633件 ファンタジー 51,738 位 / 51,738件
文字数 167,181 最終更新日 2025.02.11 登録日 2024.08.20
恋愛 完結 短編
目覚めると、死んだはずの彼氏がいた。 明るく能天気な彼とは幼馴染みだったが、私から告白して恋人になった。恋人になって数日後、事故死してしまったが。 その日はどうしてか、遅くに外出していた彼。しかし、死ぬ数日前の記憶が消えてしまっているらしい。 モヤモヤを思い出したいと言った彼の、未練を探す手伝いをすることにはしたが……
24h.ポイント 0pt
小説 222,633 位 / 222,633件 恋愛 64,924 位 / 64,924件
文字数 7,948 最終更新日 2021.03.02 登録日 2021.02.25
ファンタジー 連載中 長編
転生者の幼女レイニィは、女神から現代知識を異世界に広めることの引き換えに、なりたかった『お天気キャスター』になるため、加護と仮職(プレジョブ)を授かった。 授かった加護は、前世の記憶(異世界)、魔力無限、自己再生 そして、仮職(プレジョブ)は『大魔術師(仮)』 仮職が『お天気キャスター』でなかったことにショックを受けるが、まだ仮職だ。『お天気キャスター』の職を得るため、努力を重ねることにした。 魔術の勉強や試練の達成、同時に気象観測もしようとしたが、この世界、肝心の観測器具が温度計すらなかった。なければどうする。作るしかないでしょう。 常識外れの魔法を駆使し、蟻の化け物やスライムを狩り、素材を集めて観測器具を作っていく。 ほのぼの家族と周りのみんなに助けられ、レイニィは『お天気キャスター』目指して、今日も頑張る。時々は頑張り過ぎちゃうけど、それはご愛敬だ。 カクヨム、小説家になろう、ノベルアップ+、Novelism、ノベルバ、アルファポリス、に公開中 タイトルを 「転生したって、あたし『お天気キャスター』になるの! そう女神様にお願いしたのに、なぜ『大魔術師(仮)』?!」 から変更しました。
24h.ポイント 0pt
小説 222,633 位 / 222,633件 ファンタジー 51,738 位 / 51,738件
文字数 163,363 最終更新日 2022.09.09 登録日 2022.01.08
ライト文芸 連載中 短編
世界が混乱の渦中にあった2020年、春。 現状に不満を抱きながらも折り合いをつけて生きている40代の男女5人を描く。 いったいどこで人生を間違ってしまったのだろうか。 ノンフィクションのようなフィクションです。 登場する人物や名称などは、実在のものとは関係ありません。
24h.ポイント 0pt
小説 22,106 位 / 22,106件 ライト文芸 441 位 / 441件
登録日 2020.04.30
恋愛 完結 長編
五歳にして前世の記憶に目覚めたライラ。 彼女は生前遊んでいた乙女ゲームの世界に転生していたことを知る。 役どころはヒロインの邪魔ばかりする悪役令嬢ポジション。 もちろん悪役にふさわしく、悲惨な末路が待ち構えている。 どうにかバッドエンドを回避しようと試行錯誤するが、何をやってもゲームの設定からは逃れられなかった。 かくなる上は、最終手段の神頼みしかない。 思いつめたライラは、毎日神殿に通い祈りを捧げ続けた。 ヒロインが登場するまであとわずか。 切羽詰まった彼女の身に、とんでもない奇跡が起きた。 一切魔力を持たなかった彼女に、突如膨大な魔力が宿ったのだ。 呆然とする彼女に、神殿から下された使命は「聖女として神様のお世話をすること」。 神殿の権力は強く、侯爵令嬢という高貴な身の上にも関わらず問答無用で神殿に住み込むことが決められた。 急激に変わり始める運命に、ライラは持ち前の度胸と能天気さで前向きに挑む。 神様と急造聖女の、無自覚イチャイチャ恋愛劇。
24h.ポイント 0pt
小説 222,633 位 / 222,633件 恋愛 64,924 位 / 64,924件
文字数 157,322 最終更新日 2022.02.28 登録日 2020.09.24
ファンタジー 連載中 長編 R15
ある時、気づくと俺は、物語の主人公に憑依転生していた!! 憑依先は、「花は咲かず砕け散る」という鬱にまみれる世界であった。 まあ主人王になったからには、ヒロインを救う、なんてことはしない! 俺は、好きなんだ!悪役キャラや友人キャラが成り上がっていく物語が! そういうわけで、俺は友人キャラや悪役キャラを陰からサポートして、友人や、悪役たちを成り上がられせる! え?俺は何をするかって?俺はヒロインからの気持ちや助けのSOSを聞き逃したり鈍感な能天気な主人公ですが何か?
24h.ポイント 0pt
小説 222,633 位 / 222,633件 ファンタジー 51,738 位 / 51,738件
文字数 115,661 最終更新日 2023.10.10 登録日 2023.06.30
児童書・童話 完結 短編
 生まれつきみんなより角の数が多いオニオン君。さいきん角の事でからかわれることが多くなってきました。学校の豆入れチームの仲間からも、去年の豆入れ大会で自分の角に豆が当たって点を入れられてしまったことをいまだにからかわれて傷ついています。  ある日学校からの帰り道、不思議なおじいさんと出会います。おじいさんは『スーパー・ブルー・ブラッドムーン』がもうすぐ見られるよ、と教えてくれます。オニオン君はお母さんにそのことを伝えようとしますが、逆に知らない人と話すなんて、と叱られてしまいます。   豆入れ大会に向けて、練習にも熱が入るなか、先生から今年のカゴ鬼はオニオンくんとわたさんにやってもらえないか、と話を向けられて戸惑います。  実は先生は、二人の様子を観察していて色んな事を考えていたのです。  豆入れ大会の前の日に『スーパー・ブルー・ブラッドムーン』が出て、「角に豆が当たりませんように」とお願いするオニオン君。  豆入れ大会当日はいいお天気に恵まれて絶好の豆まき日和です。  小鬼村豆入れ大会の始まりです。    ちょっと不思議な小鬼の村の世界を描いてみました。  
24h.ポイント 0pt
小説 222,633 位 / 222,633件 児童書・童話 3,982 位 / 3,982件
文字数 7,436 最終更新日 2018.02.13 登録日 2018.02.13
ミステリー 連載中 長編
 山奥にあるコテージに、毎年恒例で訪れた四組の家族。  子供達も大きくなり、四組の家族が揃って集まるのは今年で最後であろう。  これから二泊三日の楽しいキャンプ生活が始まる筈であった――。    日中は快晴で天気予報も数日晴れが続くと云っていたが、初日の夜からの嵐で身動きが取れずコテージに閉じ込められてしまった人間達。  豪雨に紛れて突如響く轟音。  外界への唯一の道を失った一同に暗雲が立ち込める。  天地を味方につけた殺人鬼の宴が、今始まろうとしていた。  ※縦読み推奨※  今から15年程前に『横溝正史ミステリ大賞』に何の迷いか――多分若気の至り――応募した作品です。  プロットノートもコピーした草稿も紛失して、タイトルすら忘れてしまった作品ではありますが、大まかな内容は覚えているので、多分少しは当時から比べて成長しただろう現在、もう一度最初から書いてみよう! と思い至った次第です。  当時、締め切り前日まで書いてて、いざ出そう! と郵便局に行った所で1次選考で必要な概要を書き忘れているのに気付き、慌てて原稿3枚書く……なんて、ミスしまくって( TДT)良い思い出です。。。     因みに、想像はつくでしょうが、1次選考すら通らなかったです。   タイトルはかなり適当に付けてしまいました。もしかしたら、途中でタイトル変わっているかも?  こんな裏事情?がある作品ですが、どうぞよろしくお願いしますです。  角川書店「カクヨム」さんでも載せてるってよ!  
24h.ポイント 0pt
小説 222,633 位 / 222,633件 ミステリー 5,212 位 / 5,212件
文字数 43,239 最終更新日 2020.04.22 登録日 2018.08.24
ファンタジー 完結 長編 R15
「どこだ……ここ……?」 「私が知る訳ないでしょ……」 魔王退治のため魔王城へ訪れた勇者ジン。魔王フリージアとの激戦の中、突如現れた謎の穴に、勇者と魔王が吸い込まれてしまう。 ――目覚めた先は現代日本。 かくして、元の世界に戻るため、不愛想な勇者と、頼まれるとすぐ安請け合いをする能天気な魔王がワンルームで同居生活を始めるのだった――
24h.ポイント 0pt
小説 222,633 位 / 222,633件 ファンタジー 51,738 位 / 51,738件
文字数 115,899 最終更新日 2020.07.03 登録日 2020.06.02
ファンタジー 連載中 長編
ローレルは王子である。……一応。 母親は魔術王国であったハルフランド王国の最後の王女エルリア。父親はその王国を滅ぼした張本人のマリーズリア王国の国王。 亡き国復興の象徴として担ぎ出されることを恐れられ、殺されそうになったが、一生幽閉をされることと引き換えに生き延びることのできた、悲劇の王子……のはずだった。 しかしそんなローレルの特技は女装。 持ち前の女顔と七色の声で侍女ローリエという仮の姿になっては王宮内を動き回ったり、城下に抜けだしては魔女ローラという名で占いをしては小遣い稼ぎをしたりしていた。 そんなさなか、突然に王宮のクーデターが起きてしまった。 なんだか知らないうちに逃げてることにされてしまったローレルだったが。 「じゃ、逃げるか!」 付き人アリクと護衛センシを巻き添えに始まった、守銭奴王子の能天気な逃走劇が始まった。 ※不定期更新
24h.ポイント 0pt
小説 222,633 位 / 222,633件 ファンタジー 51,738 位 / 51,738件
文字数 40,916 最終更新日 2023.09.24 登録日 2023.08.31
ファンタジー 完結 長編
突如魔王が復活し、人類が魔族に怯える日々を余儀なくされて30年。 幾度も人間は立ち向かったが、王命を受けた選ばれし勇者たちも魔王城から生きて帰った者はいない。 武力に自信のあったランディア王国も魔王軍に敵わず、人々の領土は少しずつ魔族に奪われている。 ある日、王命により魔王討伐へと旅立ったのは第四王子キールと、テキトーに…いや、厳選されたお供二人。そして勝手についてきた王子の恋人。 馬鹿王子と能天気な恋人令嬢に世界を救えるか?!
24h.ポイント 0pt
小説 222,633 位 / 222,633件 ファンタジー 51,738 位 / 51,738件
文字数 56,676 最終更新日 2021.10.04 登録日 2021.08.27
ファンタジー 連載中 短編 R15
復活した太古の魔王から世界を救うため、異世界に転生した剣豪の魂を持った勇者の冒険物語。剣名高い巌流佐々木小次郎が決闘に赴く以前、その魂の半分が異世界に飛んだ。最強の敵、魔王マーラを倒し封印するためだ。その魂を宿した勇者コジロウが、内なる剣豪小次郎とともに冒険の旅に出る。女に弱く、能天気な主人公だが、果敢に強敵に立ち向かう。
24h.ポイント 0pt
小説 222,633 位 / 222,633件 ファンタジー 51,738 位 / 51,738件
文字数 62,782 最終更新日 2025.04.10 登録日 2024.09.30
恋愛 連載中 短編
昔、滅びたアルカルディア王国には、宝石姫と呼ばれる大変美しい白金の髪にサファイアの瞳のけなげで可憐で物静かな姫と、王国最強の黒衣の聖騎士といわれる漆黒の髪に深紅の瞳の朴訥ですが照れ屋で凛々しい騎士がいました。 二人は心から愛しあい、結婚と永遠の愛を誓い、互いの両親はもちろん、国民からもほほえましく温かく見守られていました。 しかし、二人の結婚式の日、同盟国のうち2つが、魔王を復活させアルカルディア国を滅ぼしてしまったのです。 これからの幸せを願っていた二人は、美しい婚礼衣装に身を包んだまま永遠の愛をお互いに誓い、共に命を落としました。 で、私がその運命の相手?! しかもあなたがお姫様?! そんなこと言われても困ります!? 人違いです、私じゃないですぅぅ!! ★よくある転生のお話です ★完結しています(約13000文字) ★ものすごくゆるゆるふわっふわなお気楽能天気設定なので、突っ込み入れないでください ★あまり考えずに書いているので、気にしないでください ★ほかの作品と温度差があると思いますが、えぇそうです、その通りです。 ★誤字脱字誤変換、もう本当にごめんなさい!!! これでも!これでも! 10回は見直しをしているのです! もう、直し方を教えてください! ★ほかの小説をちゃんとかけ? そうですね、でもちょっと疲れてたんです……溺愛に程遠かったり、スローライフと程遠かったり…… ☆小説家になろう様にも投稿しています
24h.ポイント 0pt
小説 222,633 位 / 222,633件 恋愛 64,924 位 / 64,924件
文字数 12,897 最終更新日 2022.09.21 登録日 2022.09.20
ライト文芸 完結 短編
記憶の中にいる彼女を思い出す時、いつも雨が降っている。 彼女は雨が好きだった。その理由は…大切な、大好きな人に会えるから…本当は知りたくなかったけれど、知ってしまった。だからこそ俺は自分にできることをやろうと思った。 彼女がずっと待っているかけがえのない存在を見つけるために、期限付きで住み慣れた町を出た。かき集めた少ない情報を頼りに『彼』を捜してたどり着いた地に残されていた最後の足跡。 残された時間と、何も得られていない現状に落ち込んでいた時、偶然迷い込んだ場所で出会った人から受け取った大切な情報を手に、彼女の元へと戻った。 数年ぶりに町に戻った俺を待っていてくれたのは、あの頃とほとんど変わらない町並みと、かけがえのない悪友。そして…ずっと会いたかった彼女。 俺は離れていた時間で得たことを彼女に話すため、二人で思い出の場所へと向かう。事実を伝えた時、彼女がどんな反応を示すのかが不安で少し怖かったけれど、すべてを話した。そうすることが俺のやるべきことだと思っていたから… 新たに語られた俺の知らない彼女の時間の中にはやっぱり『彼』がいて、それを語る彼女はとても幸せそうに見えた。 きっと俺の気持ちを伝えることはないだろうと思っていた。それほどまでに彼女にとって『彼』は特別な存在なのだと理解してしまったんだ。 「会いたくなったらいつでもここに来れば良い。」 その一言を信じて彼女はずっと待っている。寂れ果てた思い出の場所で彼女の心は一人、取り残されているのかもしれない。 雨の降る庭で交わした最後の言葉… 「ねぇ。ボクに会いたくなったら、いつでもここにおいで。だからボクも、会いたくなったらここに…」 結局その言葉に込められた本当の意味はわからないまま、『彼』は彼女の前から姿を消した。 いつからだろう。彼女のことを思う時、浮かんでくる姿がいつも雨の中にいることに気が付いたのは… もしかしたら俺たちは、雨によって創り出された不思議な世界に迷い込んでしまっていたのかもしれない。だとしても、俺は変わらず何度でも彼女を見つけ出してこの手を伸ばすだろう。 彼女にとって『彼』がそうであるように、俺にとっての彼女は失ってはいけない、大切な…存在だから。 「♪~てるてる坊主 てる坊主 あーした天気に…」 霧雨の中をゆっくりと歩きながら、また歌っているんだろうか…
24h.ポイント 0pt
小説 222,633 位 / 222,633件 ライト文芸 9,407 位 / 9,407件
文字数 73,199 最終更新日 2025.07.03 登録日 2025.07.03
354 1213141516