「透明」の検索結果
全体で591件見つかりました。
売れない作家、川江春輝は、四十路を越えて未だ大成しない己の人生に絶望し、練炭自殺を試みる。
マッチに火を点けようとしたその時、『早まるな』と声をかけてきたのは、身体が半透明に透けたひとりの老人だった。
驚く川江に、老人は一つの提案をする――。
・小説家になろうでも掲載しております。
文字数 3,802
最終更新日 2019.03.18
登録日 2019.03.18
手が,透明になった朝があった。
メガバンクの法人営業職,27歳。
数字も評価も,悪くなかった。
「女性活躍推進」のモデルケースとして,期待されていた。
それなのに,得意先への訪問準備をしながら,名刺を持つ自分の手が,そこにない気がした。
辞めると言ったとき,上司は「もったいない」と言った。
先輩女性社員は「あなたが辞めたら,後輩が困る」と言った。
誰も,わたしのことを,聞かなかった。
向かった先は,川沿いの藍染工房だった。
言葉より手が雄弁な68歳の師匠。
7年で指先まで青く染まった,距離の縮まらない先輩職人。
核心を無自覚に突く,19歳の農家の青年。
今もメガバンクにいる,東京の友人。
藍は,急かさない。
甕は,答えを出さない。
発酵は,見ていない夜にも,続いている。
浸して,酸化して,洗い流して,また浸す。
何度繰り返しても,色が定まるまでの時間は,省けない。
停滞は,敗北ではない。
前進も,義務ではない。
変化を望みながら変化できない身体が,それでも藍の匂いの中で,今夜も息をしている。
痛みを知る人が,明日を急がずにいられる物語。
文字数 48,853
最終更新日 2026.05.11
登録日 2026.04.12
過去の失敗や後悔に苦しみ、「忘れたい」と強く願う悠人(ゆうと)は、残業帰りの終電間際のホームで、謎めいた女性、雫(しずく)に出会う。
彼女は終電のベルとともに光の粒となって消え、翌朝、記憶を失った状態でまた別の場所に現れる「泡沫の存在」だった。
悠人は、彼女が人々の「忘れたい記憶」を糧に存在していることに気づき、特に彼女が自分自身の「忘れたい過去の恋」の影であることを悟る。
彼女を存在させ続けるには、彼が毎日彼女に恋をし、そして終電が来るたびに彼女を忘れようとし続けるという、切ない矛盾を抱えなければならない。
しかし、雫の体が日に日に早く透明になっていくのを見て、悠人は苦渋の決断をする。
この決断は、雫の存在理由を否定するものだったが……。
彼女が消滅の直前に口にした言葉。
それが悠人の心に、ひとつの愛を残した。
文字数 2,546
最終更新日 2025.11.02
登録日 2025.11.02
踏切内の線路の溝に車輪がはまって立ち往生した車イスのお婆ちゃんを救出すべく、遮断機の降りた踏切内に颯爽と乗り込んだ色取 浅葱。
助けたのはいいがあと一歩間に合わず電車にはねられこの世を去るはめに。
目が覚めると法廷のような場所。
そこで行われた来世を決める転生の審判にて来世の幸福度などを決めるガラポンくじ引きをしたのだが、出てきたのは……なんだこれ?
一等の裕福層に生まれ変わる権利でもないし、二等の平凡な玉でもない。
出てきたのは透明なガラスのようなたまであり、これが意味する次なる転生とはいかに!?
【色取シリーズの2作品目、翠色の次は浅葱色。 神様projectの世界をより深く楽しもう。】
文字数 21,563
最終更新日 2018.04.05
登録日 2018.02.24
「確信」
タイムカプセルの前にしゃがみ込み、私は人を待っていた。
「力を持つもの」
ある日、俺の前に魔法使いを名乗る男が現れた。
「アメフラシ」
少年の目から落ちる透明なそれは、涙ではない。
「にひゃくごじゅうに」
助ける側、助けられる側。
1話読み切りの短編集。
SF風、ファンタジー風の話を中心に、気ままに書いていこうと思います。よろしくお願いします。
文字数 6,045
最終更新日 2016.09.13
登録日 2016.08.18
嘘を吐いてしまう。意地悪をしてしまう。知らん振りをする。道には透明だけど陽炎みたいに揺れている壁があるのをご存知でしょうか。悩み事を抱えて歩いているとその壁の中に入り込んでしまうときがある。その壁の中で惑わされた出来事を集めた短編集です。
文字数 146,233
最終更新日 2021.12.08
登録日 2021.11.17
オートリア王国の第二王子クレセント・フォン・オートリア様に婚約破棄されました。
国に両親も処刑されたので。
透明スキルで壊しちゃいます。
四話で完結します。
お気に入りや感想をくださると幸いです
文字数 4,578
最終更新日 2022.02.18
登録日 2022.02.17
節子は、幼馴染の結花を心配している。結花は母親と折り合いが悪く、しょっちゅう家出をしては節子を頼ってくるのだ。
しかしある日、結花は節子の家をも飛び出していってしまう。そうして結花がたどり着いたのは、美しい青年が営んでいるという店で――。
文字数 9,589
最終更新日 2023.10.15
登録日 2023.10.13
ジャストキルでしか、手に入らないレアな石を取るために冒険します
小さな少年が、独自の方法でスキルアップをして強くなっていく。
そして、田舎の町から王都へ向かいます
登場人物の名前と色
グラン デディーリエ(コンドーラル)(義母の名字)
8才
若草色の髪 ブルーグリーンの目
アルフ 実父
アダマス 母
エンジュ ミライト
13才 グランの義理姉
桃色の髪 ブルーの瞳
ユーディア ミライト
17才 グランの義理姉
濃い赤紫の髪 ブルーの瞳
コンティ ミライト
7才 グランの義理の弟
フォンシル コンドーラル ベージュ
11才皇太子
ピーター サイマルト
近衛兵 皇太子付き
アダマゼイン 魔王
目が透明
ガーゼル 魔王の側近 女の子
ジャスパー
フロー 食堂宿の人
宝石の名前関係をもじってます。
色とかもあわせて。
文字数 87,648
最終更新日 2025.04.21
登録日 2024.06.22
伯爵令嬢テレーゼの誕生日パーティー当日。
婚約者のブランドンの行方が分からなくなった。
彼はどこへ行ったのか?
文字数 16,628
最終更新日 2025.12.29
登録日 2025.12.23
私達は双子だからお互いの事を知り過ぎているの。
辛い事があっても、二人だから乗り越えてきた。けれど中学一年の冬に、双子の姉、響は突然この世から去った……。
何でも知っていると思っていた、響には私の知らない初恋の相手がいた。 響が何故私に好きな人がいる事を隠していたのか? それは私を守るためだった── 詩歌は、優等生の双子の姉、響がこの世を去ってから、精神的に病んでしまった母を一人で支えていた。 母の為に、優等生だった響のように振る舞い、自分を押し殺す日々だが、偶然知り合った伊織という男子に救われながら、本来の自分を取り戻していく。
そっと手のひらに書いた文字はあなたしか知らない──
登録日 2026.04.30