「帽子」の検索結果

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ナルフェック王国で巻き起こる恋物語。 一個人のちっぽけな恋だとしても、彼らにとっては大きな気持ちだ。 1章 身分違いの恋の行方は 男爵令嬢ジゼルと平民の少年アンリの物語。貴族と平民の貴賤結婚が認められない中、2人は互いに思いを寄せ合っている。そんな時にジゼルの結婚相手が決まってしまった。アンリ以外の相手と結婚するなど考えられなかったジゼルはついにアンリとの駆け落ちを決意する。 2章 結婚後に愛は芽生えるのか 女王ルナと王配シャルルの物語。ナルフェック王国の女王ルナは、ユブルームグレックス大公国の大公子シャルルと政略結婚をした。政略結婚はビジネスで愛は必要ないと言うルナ。しかし、そんなルナをシャルルはちゃんと愛していた。シャルルからの愛に触れたルナは徐々に彼に惹かれていく。 3章 一目惚れして先走った結果 先走りやすいフレデリクと失恋したばかりのウジェニーの物語。公園に寄ったフレデリクは、憂を帯びた表情のウジェニーに出会う。フレデリクはウジェニーに一目惚れし、勢い余ってプロポーズしてしまった。当然ウジェニーには逃げられてしまう。しかし、また公園で再開した2人はお互いのことを話す。フレデリクがウジェニーに一目惚れをしたこと。ウジェニーは最近失恋したこと。そしめ2人はまずは友達から始めてみることにした。 4章 君がくれた魔法の言葉 容姿にコンプレックスを持つマリユスと故郷を追われても前向きなリシェの物語。赤毛とそばかすがコンプレックスのマリユスは、いつも目深に帽子を被り髪と顔を隠している。ある日、マリユスはクーデターによって故郷を追われたリシェに出会う。マリユスは次第にリシェの前向きさに惹かれていくが、コンプレックス故に素顔を見せられなかった。そんなある日、アクシデントでマリユスは顔をリシェに見られてしまう。リシェはマリユスの赤毛とそばかすを素敵だと言う。その言葉はマリユスにとって魔法のようだった。 『小さくて大きな恋物語シリーズ』第1弾です。 小説家になろう、カクヨムにも投稿しています。
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小説 37,589 位 / 185,553件 恋愛 16,708 位 / 56,303件
文字数 17,313 最終更新日 2023.07.23 登録日 2023.07.22
「あんな人だったなんて! 私を可哀想とは思わないの!?」  私からロルフを奪ってグルストランド伯爵夫人になった妹レベッカ。 出産まで里帰りという我儘に加えて、朝から晩まで愚痴ばっかり。 「ごめんなさい。約束があるから出掛けるわ」 「私のおかげで自由なくせに、この薄情者!!」 私はアスター・レーヴ。 残念ながら妹に婚約者を奪われて婚期を逃したセデーン伯爵令嬢とは、私だ。 両親は私の結婚をすっかり諦め、弟エリクの教育に夢中。 私がなにをしようと、ほぼ無関心。 「以前の君なら、俺の前じゃ帽子のリボンも解いちゃくれなかったのに」 「実に、地に落ちたわね」 私はフレイヴァルツ伯爵令息ウィリアム・トゥーレソンに誘われ、彼の別荘に通っていた。 彼は絵が趣味で、私を描きたいそうなので、無償で肖像画を描いてもらっている。 「君が愛する人と結ばれるように……そう願って、君を描くよ」 私は結婚しなければならない。貴族として、至極まともな殿方と。 だからウィリアムのような道楽息子は、論外だったはずなのに……
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小説 37,589 位 / 185,553件 恋愛 16,708 位 / 56,303件
文字数 12,448 最終更新日 2022.02.11 登録日 2022.01.29
愛犬と共に事故にあい、青年は異世界に転生した。 騎士の家系の次男として13歳となり、スキルの儀を受けるが、そこで与えられたスキルは「観察」 騎士系統ではないスキルに落胆した父親は、青年に追放を言い渡す。 青年と共に事故に合った愛犬は、スライムに転生していた。 しかしこのスライム。食した物の能力を身に着け変身もできるレアスキルを身に着けていた。 前世の飼い主と愛犬が出会い、異世界で冒険をしながら、仲間を増やして成長する話です。
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小説 37,589 位 / 185,553件 ファンタジー 5,643 位 / 42,588件
文字数 58,441 最終更新日 2024.02.09 登録日 2024.01.23
再構築 対象を思い通りに分解したり組立てられるギフト。 これは、そんなギフトを与えられ異世界転生させられた一人の女性の物語。 椎名美里は、15歳の高校生 学校ではモデルになってと誘われた裁縫部でパッチワークで色んなものを作るのが好きだった。 そんな彼女がある日、自作のマフラーをして部室に入ると、一瞬まばゆい光に包まれて、女神からギフトをもらい、気が付くと知らない街中に立っていた。
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小説 37,589 位 / 185,553件 ファンタジー 5,643 位 / 42,588件
文字数 115,379 最終更新日 2023.03.10 登録日 2023.02.10
転生した世界はファンタジー世界だった 神から与えられたのは、魔法のパジャマ。スキルは、幸運と魅惑。 職業は遊び人。 最弱から女運でどう生きるか
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小説 185,553 位 / 185,553件 ファンタジー 42,588 位 / 42,588件
文字数 98,694 最終更新日 2021.08.12 登録日 2021.07.15
BL 完結 長編
BL要素含む異世界ファンタジー小説。 グイグイ系赤ずきんくんとおっとり系白雪くんを中心にチェシャ猫や帽子屋、アリスくん等童話モチーフキャラが多数登場します。魔法世界の日常話を楽しんで頂けましたら幸いです。
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小説 185,553 位 / 185,553件 BL 24,062 位 / 24,062件
文字数 85,418 最終更新日 2022.03.22 登録日 2021.12.08
学校からの帰り道、佐藤くんの帽子の中に奇妙な生き物「ポーポくん」が入り込んだ・・
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小説 21,299 位 / 21,299件 児童書・童話 476 位 / 476件
登録日 2020.08.03
  二十年前、ダンジョンが出現して、人類は異世界と『共存』することになった。  社畜である味道司(みどうつかさ)には、出会いがない。  就職して、早や五年。コールセンターの管理職は人事ストレスが絶えないブラック職だ。 「そろそろヤバイよね、俺の人生……」  転職という文字が頭に浮かんで消える。  今の職場は年収が一千万近くあるのだ。定時退社もできる。福利厚生も厚い。これを手放すのは馬鹿だ。  しかし、出会いがない。そんなとき、日本企業の食品製造工場が、あちらの国にできたというニュースを見た。  スマホを開くと、その食品工場の求人広告が目に入る。  もしかしたら、出会いもあるかもしれない。 「バイトしようか。こっちだとバレたらやばいけど、あっちだったら……世界が違うもんな。まずバレない」  たいがいのダンジョンには高速道路から分岐する道が続いていて、自分の車で異世界とこちらとを往復しているサラリーマンも珍しくない。 「よし。深夜バイトしよう。派遣とかいいな、食品工場とかならマスクと帽子で顔も見えないし」  異世界に出会いを求めて何が悪い?  出会った異世界人はなんとサキュバスのメロウ。彼女の本業は……なんと公務員。  移民関係のトラブルの調査が専門で、バイトは息抜きだという。  人事管理になれている司は、ライン製造から倉庫の管理、更にはコンビニ店舗の運営まで手掛けてしまう。  そんな司の働きぶりを見て、メロウは「ちょっと手を貸してよ、あたしの本業に」と新たなトラブルに司を誘うのだった。  他の投稿サイトにも掲載しています。
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小説 185,553 位 / 185,553件 ファンタジー 42,588 位 / 42,588件
文字数 21,901 最終更新日 2022.10.16 登録日 2022.10.15
「私、このジャカランダみたいな気高い生き方をしたいな!」 そう言って笑う彼女は、明日の生きて帰れるかもわからない魔法戦争に行くと言い出した。 王国の民に愛されてる、人間と魔法族のことを繋いでくれた、僕の初恋である彼女。 「君は、そんなに死にたいのか?」 誰がどんなに引き止めても、彼女が頷くことはなかった。 そして、僕達のもとへ帰ってきたのは彼女が被っていた紫のとんがり帽子だけだった―― これは一人の魔女が、全力で未来を捨てる物語である。
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小説 185,553 位 / 185,553件 恋愛 56,303 位 / 56,303件
文字数 9,871 最終更新日 2021.02.09 登録日 2021.01.18
‘高校には行かずにひとりずっと旅をしている少年、謙人。 廃線になった路線の線路上を歩いていた時に出会ったのは、自らをありすと名乗る少し変わった麦わら帽子の少女だった。 変わっていたのは彼女だけでなく、ありすの飼い猫のミーシャは唐突に皮肉めいた台詞を話し始める。 猫が喋るというあり得ないはずの事実に謙人は少し混乱していたが、ありすはそんな謙人をよそに、ずっと出来ていなかった自分の村のお祭り「春渡し」に参加してほしいと願う。 謙人は混乱しつつもそれを受け入れて、数日間だけ村に滞在する約束をして、訪れた村の中でありすの友人の女の子たちも含めて交流を深めていく。 だけどその中で皆はそろって「最後の夏だから」と気になる事を告げていた。 どうして最後の夏なのかは、誰も答えない中、「春渡し」は始まっていく。 祭りが進むにつれて、謙人は一つの村の、そしてありすの秘密を知っていく。 うそつきの麦わらのついていた、たった一つの嘘の秘密を―― 彼女の秘密とは、うそとは、最後の夏の意味とは何なのか。 謙人は意味を知ると共に、探していた旅の目的を見つけていく。 このお話は少しだけ不思議な、切なくて、だけど優しいお話です。 イラストはテンさんにいただきました! テンさん、本当にありがとうございます!! 第6回ライト文芸大賞で奨励賞をいただきました。 応援してくださった皆様、そして選考してくださった編集部の方々、本当にありがとうございました。
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小説 185,553 位 / 185,553件 ライト文芸 7,583 位 / 7,583件
文字数 114,220 最終更新日 2023.06.02 登録日 2023.04.28
私の名前は鮎川宇美。十六歳。高二。 将来の夢は黄色い帽子のおじさんみたいになる事です。 夏休み明けに転校して来たイケメンが、イケメン過ぎて困ってます。 これってひょっとして恋の予感!? ドタバタ青春オカルトコメディー!
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小説 21,299 位 / 21,299件 ホラー 733 位 / 733件
登録日 2022.10.16
アラフォーOL 独身 異世界転生したら五歳の少女 二度目の人生は勝ち組になれるか 夢見る少女じゃいられない。
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小説 185,553 位 / 185,553件 ファンタジー 42,588 位 / 42,588件
文字数 93,021 最終更新日 2021.09.09 登録日 2021.08.14
ガチャ 「ただいま~」 はぁ、今日も疲れたな。 俺の名前は谷岡 雅人。今日も変わらない日常を送っていた、、、、はずだった。 部屋でゴロゴロするか。 ガチャ っっ!? 「俺はこの光景に呆然とした。俺の部屋とは違う。なんだが広くなった?それに家具も違う。あれ?」 もう一回出てみる。 「やっぱり家だ」 ガチャ 「部屋じゃない」 どう言うことだ? ガチャ 「あれっ?!部屋じゃない?ってか、俺の部屋2階だぞ?なんで部屋から出たら地面があるんだ?人もなんだが違うし、、ってえぇぇぇぇぇ、人じゃないだとっ!」 そこには、エルフやでっかい帽子をかぶった見るからに魔女ですの感満載の女や猫耳の可愛い子まで居た。 「って言うことは、ここは、異世界?!よくアニメとかで見るけど俺が本当に異世界に行くなんてな」 ~それから数時間後~ なるほど、このドアは家に帰りたいか異世界に出たいか考えるだけで行き先を変更できるんだ。魔法か何かで行き先を変えてるのかな?てもまぁ、家には帰れるんだいいいか。あれ?ちょっと待てよ?現世の俺の部屋にはどうやってはいればいいんだ?まぁいいか、こっちの方が楽しいし!
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小説 21,299 位 / 21,299件 ファンタジー 8,270 位 / 8,270件
登録日 2017.05.28
ファンタジー 連載中 ショートショート
このゲームの場合、奇妙な帽子をゲットするかである。 まずはL vも装備も最強にしてしまおう そしてダンジョンをふらつく。 この奇妙な帽子は魔法使い翼竜の宝箱で手に入れる。 確率は1/250くらいかな。 4匹現れる事もあるが、まずダメ元でしょう という、私も実はやってみた。 あまりにもドロップアイテム出さないのでいい加減、サジ投げた ところで、今はスマホがあります、パスワードは写真に撮ることをお勧めします
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小説 185,553 位 / 185,553件 ファンタジー 42,588 位 / 42,588件
文字数 1,318 最終更新日 2021.07.02 登録日 2021.07.02
青春 連載中 長編
セミ採り、ラジオ体操、そうめん、夏祭り、入道雲に麦わら帽子、そしてあの懐かしい日々――夏のすべてを、詰め込んで。
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小説 21,299 位 / 21,299件 青春 1,034 位 / 1,034件
登録日 2011.09.13
 祖父ちゃんの葬式の後、庭に祖父ちゃんの友達だったと言う龍が居た。  他の家族には見えない龍だけど、家族は皆「お祖父ちゃんなら龍が友達でも可笑しくないかもね!」となんとも気の抜ける返事。  そんなもん?もっと驚くとか、病院案件の発言してる自覚はあるんだけど、まぁ、うちの家族だしそんなもんか。  祖父ちゃんとの思い出と地元茅ヶ崎とを知っていく、そんなお話。
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小説 185,553 位 / 185,553件 キャラ文芸 4,360 位 / 4,360件
文字数 8,626 最終更新日 2020.01.04 登録日 2019.12.05
BL 完結 ショートショート
500字程度の詩のようなショートショートBLを集めました。 (アンドロイドや天界人など……) エブリスタにも載せています。
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小説 185,553 位 / 185,553件 BL 24,062 位 / 24,062件
文字数 2,642 最終更新日 2023.10.23 登録日 2023.10.23
異世界に行きたい。 その夢を叶えるべく研究に研究を重ねて俺は転送装置を作った。 「持ってくのはチートじゃねえ!知識だ!」 そう叫びながら俺は転送装置の電源を入れる。
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小説 185,553 位 / 185,553件 ファンタジー 42,588 位 / 42,588件
文字数 1,977 最終更新日 2017.09.16 登録日 2017.09.16
ファンタジー 連載中 ショートショート
猫は今日も気ままに歩く。 幸せを振りまきながら。 少し喋る猫のみけちゃん 身長70センチ 体重8キロ 長毛種程ではないが、ふさふさ 三毛猫なので皆からみけちゃんやまだらやら色んな名前で呼ばれる 決まった名前はない 二足歩行 愛用の毛布が入った小さな鞄と、耳が出る帽子を被って世界を巡る ******** 一話完結です。
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小説 185,553 位 / 185,553件 ファンタジー 42,588 位 / 42,588件
文字数 11,945 最終更新日 2023.12.08 登録日 2021.08.10
放課後にみんなとする遊びは、いつも、とっても楽しい。学校が終わると、みんな一目散にグランドに駆け出して、ただみんなではしゃぐ。賑やかなあの時間。僕はそれが好きだった。5時のチャイムが鳴るまで、必死に遊んだ。家の門限があったから、5時半にはみんなと別れ、家の隣に住む同級生と共に下校する。ただっぴろく広がる田んぼを見ながら、舗装されていない帰り道を、二人で歩く。帰り道の途中の、小さな商店。所々黄ばんだ看板、少し濁った光で満ちた店内。背の少し曲がった店主の丸眼鏡は、その大きな目をすっぽり覆っていた。下校中、そのお婆さんは大抵、店外で何かの食品を整理していた。僕達が挨拶をすると、目尻を優しくすぼめながら、暖かな声で挨拶を返してくれた。家まで後少しの所では、帽子を被ったおじさんが、ビニルハウスでネギを作っていた。泥の飛び散った作業服と、夕陽を反射する長靴が印象的だった。挨拶をすると、元気に挨拶を返してくれる人だった。帰路を共にした同級生とは、あだ名で呼び合う仲。朝も一緒にそいつと登校した。背の小さく、小太りな奴。同級生とは思えないほど、僕とは身長差があった。ある日、そいつとキャッチボールをした。2人とも野球をやったことはなかったが、彼の親父は高校球児だったので、彼の家にはグローブが幾つかあった。彼とそれを持ち出して、同じく彼の家にあったボールも持ち出した。車が道を通ることなんてめったにないから、2人の家の前の道を使った。初めてするキャッチボール。彼の手からボールが放たれようとしていたまさにその時だった。じとりした視線を感じた。帰り道の途中の、暖かな視線。それとは全く異なった、変態的な視線。そしてそれは、僕の家の前に道路を挟んで立っている古びた家から来ていた。僕は反射的にその家の2階を見た。目が合った。こちらを見ているその眼は、冷徹で、ギロリと光っている。僕の身体にまとわりつくその視線に、僕の身体は、一瞬で硬直した。 ゴスッ!突然頭に響いた衝撃で、僕は我にかえった。「おい、大丈夫か!?急によそ見すんなよな。」彼の声が聞こえたその瞬間、僕は反射的にグローブを彼に投げつけていた。彼は何か叫んでいたけど、それどころじゃない僕は自分の家に逃げ込み、鍵をかけた。それから自分がどうしたのかはあまり覚えていない。後で聞いた話だが、あの古びた家には3人住んでいたらしい。2人は亡くなって、今は1人だけ。私の両親がこの地に家を建ててから、彼らはその1人の姿だけは見たことがない。一人息子で、私の両親より歳上。情報はそれだけ。両親がこの地に住み始めたのは、僕が2歳の頃。それ以来、私は彼にずっと監視されているのかもしれない。まだ彼は生きている。私は大人になった今、両親の世話をしながら、この地にまだ住んでいる。いまだに私は忘れられないのだ。あの視線が。僕にまとわりつく、あの視線が。
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小説 185,553 位 / 185,553件 ホラー 6,784 位 / 6,784件
文字数 1,191 最終更新日 2017.01.05 登録日 2017.01.05
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