「肉」の検索結果

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勇者一行によって滅ぼされた魔王。 勇者は王女であり聖女である女性と結婚し、王様になった。 他の勇者パーティーのメンバー達もまた、勇者の治める国で要職につき、世界は平和な時代が訪れたのである。 そんな誰もが知る勇者の物語。 御伽噺にはじかれた一人の女性がいたことを知る者は、ほとんどいない。 月日は流れ、最年少で最高ランク(S級)の冒険者が誕生した。 彼の名前はグレイ。 グレイは幼い頃から実父の話を母親から子守唄代わりに聞かされてきた。 「秘密よ、秘密――――」 母が何度も語る秘密の話。 何故、父の話が秘密なのか。 それは長じるにつれ、グレイは理解していく。 自分の父親が誰なのかを。 秘密にする必要が何なのかを。 グレイは父親に似ていた。 それが全ての答えだった。 魔王は滅びても残党の魔獣達はいる。 主を失ったからか、それとも魔王という楔を失ったからか。 魔獣達は勢力を伸ばし始めた。 繁殖力もあり、倒しても倒しても次々に現れる。 各国は魔獣退治に頭を悩ませた。 魔王ほど強力でなくとも数が多すぎた。そのうえ、魔獣は賢い。群れを形成、奇襲をかけようとするほどになった。 皮肉にも魔王という存在がいたゆえに、魔獣は大人しくしていたともいえた。 世界は再び窮地に立たされていた。 勇者一行は魔王討伐以降、全盛期の力は失われていた。 しかも勇者は数年前から病床に臥している。 今や、魔獣退治の英雄は冒険者だった。 そんな時だ。 勇者の国が極秘でとある人物を探しているという。 噂では「勇者の子供(隠し子)」だという。 勇者の子供の存在は国家機密。だから極秘捜査というのは当然だった。 もともと勇者は平民出身。 魔王を退治する以前に恋人がいても不思議ではない。 何故、今頃になってそんな捜査が行われているのか。 それには理由があった。 魔獣は勇者の国を集中的に襲っているからだ。 勇者の子供に魔獣退治をさせようという魂胆だろう。 極秘捜査も不自然ではなかった。 もっともその極秘捜査はうまくいっていない。 本物が名乗り出ることはない。
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小説 1,008 位 / 185,497件 ファンタジー 214 位 / 42,576件
文字数 4,113 最終更新日 2024.04.02 登録日 2024.03.25
海外出張からの帰りに事故に遭い、気づいた時にはどことも知れない南の島で幽閉されていた南洋海は、年上の少年たち相手にも決してひるまない、誇り高き少女剣士と出会う。現代文明の及ばないこの島は、いったい何なのか。たった一人の肉親である妹・茉莉のいる日本へ帰るため、道筋の見えない冒険の旅が始まる。
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小説 1,073 位 / 185,497件 ライト文芸 14 位 / 7,574件
文字数 88,222 最終更新日 2024.05.31 登録日 2024.05.15
BL 連載中 長編 R18
『天界の嫌われ者についに罰が下った。 多くの天使達は、天界唯一の汚点とも言える者が報いを受けたことに安堵し、平穏な日々が訪れたことを喜んだ。 嫌われ者の大天使が、誰にも気づかれず、ひっそりと息を引き取ったことも、その瞬間、誰に祝福されることもなく、新たな命が生まれていたことも知らずに────』 神様と天使達がいる世界のお話。 ふわっと設定なファンタジーの世界。 嫌われ、のち愛され。山も谷もありませんが最初は谷からのスタートです。 ※総受け愛され系の一妻多夫なお話になります(全員×受けという訳ではありません) ※ガタイの良い見た目だけは俺様系筋肉美丈夫受け(中身は幼児)(なに受けと言えばいいのか分からず迷走中です…ガチムチではないですが、6パックに割れた腹筋とたわわな雄っぱいが魅力の褐色男性受け) ※美人、美青年、可愛い子攻め。 弱々な受けちゃんをひたすらに愛でて囲って慈しんで貪る溺愛系攻めと無自覚愛され系受けが書きたかった次第です。 ★第9回BL小説大賞にて、奨励賞を頂きました!★ 初創作、字書き歴も2mmくらいのペーペーの作品ですがお付き合い頂けましたら幸いです。
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小説 1,103 位 / 185,497件 BL 237 位 / 24,061件
文字数 1,175,302 最終更新日 2024.02.03 登録日 2020.09.15
恋愛 完結 長編 R15
「君のことは大好きだけど、そういうことをしたいとは思えないんだ」 初夜の晩、爵位を継いで伯爵になったばかりの夫、ロン様は私を寝室に置いて自分の部屋に戻っていった。 肉体的に結ばれることがないまま、3ヶ月が過ぎた頃、彼は私の妹を連れてきて言った。 「シェリル、落ち着いて聞いてほしい。ミシェルたちも僕たちと同じ状況らしいんだ。だから、夜だけパートナーを交換しないか?」 「お姉様が生んだ子供をわたしが育てて、わたしが生んだ子供をお姉様が育てれば血筋は途切れないわ」 そんな提案をされた私は、その場で離婚を申し出た。 でも、夫は絶対に別れたくないと離婚を拒み、両親や義両親も夫の味方だった。 ※独特の異世界の世界観であり、設定はゆるゆるで、ご都合主義です。 ※誤字脱字など見直して気を付けているつもりですが、やはりございます。申し訳ございません。教えていただけますと有り難いです。
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小説 1,129 位 / 185,497件 恋愛 539 位 / 56,289件
文字数 115,820 最終更新日 2024.04.30 登録日 2024.04.06
BL 連載中 長編 R18
 一話完結の手軽に読めるエロを目指しました。暗殺稼業に身を置く二人が肉体先行の関係を続けるうちに情が芽生えてくるものの愛や恋とは言い切れない。そんな関係性の二人です。  流血・暴力・痛そうな表現あり。モブの命は軽いです。ムーンライトノベルス・アルファポリス・fujossy・BLove・エブリスタにて掲載中。
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小説 1,168 位 / 185,497件 BL 253 位 / 24,061件
文字数 7,958 最終更新日 2024.05.31 登録日 2024.05.31
恋愛 連載中 短編 R18
「俺にとって、お前が姉だったことなど一度もない」 最愛の弟からそう告げられる奴隷となった姉 異母姉弟の話 姉アリシアは肉体強化魔法でめちゃくちゃ強い人 弟アーネストは生まれながらの王 弟のためならなんでもできる姉が弟を殺そうとしたとして謀反の罪を着せられ、判決で奴隷にされる 弟に会いたい 会って誤解を解きたい 生きてさえいればいつかきっと会える それさえできたらもう死んでもいい そう思い奴隷になってでも生きる道を選ぶ姉 そして自分を買った主が、最愛の弟 実姉弟です でもやがて肉体関係になります 二人がお互いの気持ちを通じ合わせるのは少し時間がかかると思います ハピエンかメリバかバッドエンドか、まだ迷っています いずれにせよ実姉弟の恋が苦手な方はご注意ください
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小説 1,235 位 / 185,497件 恋愛 594 位 / 56,289件
文字数 7,998 最終更新日 2024.06.01 登録日 2024.05.30
恋愛 連載中 長編
疲れた日本のOL、未知得。 ある日帰宅途中に、いきなり異世界の美貌の魔法使いによる反魂の術の失敗で、肉体と魂の一部が異世界に連れてこられてしまった。きちんと異世界になじんでいない魂は、肉体の次元のもの以外のものがみえてしまう。 そんな状況を現実派の未知得は、たくましくも利用して、異世界で、占い師・ミシェルとして、占いを始める事にしたのだった。 これは、やさぐれOLミシェルの、異世界で、たくましく占い師として生きる日々を綴った、異世界よもやま話。
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小説 1,254 位 / 185,497件 恋愛 606 位 / 56,289件
文字数 203,497 最終更新日 2023.12.25 登録日 2023.09.16
BL 完結 長編
 病弱な義弟がいじめられている現場を目撃したフラヴィオは、カッとなって手を出していた。  謹慎することになったが、なぜかそれから調子が悪くなり、ベッドの住人に……。  五年ほどで体調が回復したものの、その間にとんでもない噂を流されていた。  剣の腕を磨いていた異母弟ミゲルが、学園の剣術大会で優勝。  加えて筋肉隆々のマッチョになっていたことにより、フラヴィオはさらに屈強な大男だと勘違いされていたのだ。  そしてフラヴィオが殴った相手は、ミゲルが一度も勝てたことのない相手。  次期騎士団長として注目を浴びているため、そんな強者を倒したフラヴィオは、手に負えない野蛮な男だと思われていた。  一方、偽りの噂を耳にした強面公爵の母親。  妻に強さを求める息子にぴったりの相手だと、後妻にならないかと持ちかけていた。  我が子に爵位を継いで欲しいフラヴィオの義母は快諾し、冷遇確定の地へと前妻の子を送り出す。  こうして青春を謳歌することもできず、引きこもりになっていたフラヴィオは、国民から恐れられている戦場の鬼神の後妻として嫁ぐことになるのだが――。  同性婚が当たり前の世界。  女性も登場しますが、恋愛には発展しません。
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小説 1,289 位 / 185,497件 BL 279 位 / 24,061件
文字数 224,984 最終更新日 2022.09.12 登録日 2022.06.25
BL 連載中 長編 R18
タイトルのまま/将来的にラブラブになるCPのすれ違い肉体関係部分 R18エロlog・♡喘ぎ・BDSM 【内容】(更新時、増えたら追加) 体格差・調教・拘束・野外・騎乗位・連続絶頂・スパンキング・お仕置き・よしよしセックス・快楽堕ち・ストリップ 結腸・アナルビーズ・ちんぽハーネスで散歩・鞭 尿道開発・尿道プレイ・尿道拡張・疑似放尿・ブジー・カテーテル 強制イラマチオ・嘔吐(少し)・ 攻めの媚薬・受の号泣・小スカ 婚前調教編:ストリップ・竿酒・土下座・床舐め・開発・ぺニス緊縛 【今後書きたい】種付けプレス・体格差のあるプレイ・ピアッシング・鼻穴射精・喉奥開発・乳首開発・乳首ピアス・おちんぽ様への謝罪・ハメ懇願土下座・異物挿入・産卵・貞操帯 (らぶらぶ軸で書きたい)フィスト・アナルホール 内容が分かりやすいよう更新日とプレイがタイトル。基本繋がってない。 モチベのために、応援や感想waveboxにいただけるととても嬉しいです♡
24h.ポイント 958pt
小説 1,312 位 / 185,497件 BL 284 位 / 24,061件
文字数 55,113 最終更新日 2024.05.02 登録日 2023.08.09
剣と魔法の異世界に転生した少年・ミナト。ちょっと物騒な大自然の中で、優しくて美人でエキセントリックなお母さんに育てられた彼が、我流の魔法と鍛えた肉体を武器に、常識とか色々ぶっちぎりつつもあくまで気ままに過ごしていくお話。 主人公最強系の転生ファンタジーになります。未熟者の書いた、自己満足が執筆方針の拙い文ですが、お暇な方、よろしければどうぞ見ていってください。感想などいただけると嬉しいです。
24h.ポイント 958pt
小説 1,312 位 / 185,497件 ファンタジー 255 位 / 42,576件
文字数 4,902,145 最終更新日 2024.04.26 登録日 2016.08.25
BL 連載中 長編 R18
<オメガバースの世界観をお借りしてます> 最強アルファと名高い第5王子シルヴィス。 パートナーである番(つがい)の最有力候補として選ばれたのは、「美貌のオメガ」として有名な僕の双子の弟である、ライであった。 シルヴィス王子との顔合わせ前日、両親を早くに亡くした双子にとって唯一の肉親であり、親代わりである姉の妊娠が発覚。 姉の悪阻がひどいため、急遽、代役として双子の兄である僕が付き添うことに。 顔合わせ当日、挨拶をしようとシルヴィス王子に目を向けた瞬間、僕の全身が熱くなり…気がついた時には、弟ではなくなぜか僕がシルヴィス王子に抱きしめられ、こう呟かれていた。 「見つけた、オレの運命。」 周囲の騒めきと弟の絶叫…その後の首筋への激痛。 これは、自分では全く予想しなかった「運命の番(つがい)」に振り回され、抵抗し、流され、享受(きょうじゅ)するまでの僕の物語。 #ストックなしで書いているため、見直して不自然な表現などは、随時修正します #設定上、暴力、差別表現は、予告なしに入ります #18シーンにはタイトルに※入れます #ムーンライトノベルズさんにも掲載しています
24h.ポイント 923pt
小説 1,361 位 / 185,497件 BL 294 位 / 24,061件
文字数 109,799 最終更新日 2024.05.28 登録日 2023.10.07
【1章】 転生し、目覚めたら、旦那様から離縁されていた。   ――そんなことってある? 私が転生したのは、落ちこぼれ魔道具師のサーラ。 彼女は結婚式当日、何者かの罠によって、氷の中に閉じ込められてしまった。 時を止めて眠ること十年。 彼女の魂は消滅し、肉体だけが残っていた。 「どうやって生活していくつもりかな?」 「ご心配なく。手に職を持ち、自立します」 「落ちこぼれの君が手に職? 無理だよ、無理! 現実を見つめたほうがいいよ?」 ――後悔するのは、旦那様たちですよ? 【2章】 「もう一度、君を妃に迎えたい」 今まで私が魔道具師として働くのに反対で、散々嫌がらせをしてからの再プロポーズ。 再プロポーズ前にやるのは、信頼関係の再構築、まずは浮気の謝罪からでは……?  ――まさか、うまくいくなんて、思ってませんよね? 【3章】 『サーラちゃん、婚約おめでとう!』 私がリアムの婚約者!? リアムの妃の座を狙う四大公爵家の令嬢が現れ、突然の略奪宣言! ライバル認定された私。 妃候補ふたたび――十年前と同じような状況になったけれど、犯人はもう一度現れるの? リアムを貶めるための公爵の罠が、ヴィフレア王国の危機を招いて―― 【その他】 ※12月25日から3章スタート。初日2話、1日1話更新です。 ※イラストは作成者様より、お借りして使用しております。
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小説 1,374 位 / 185,497件 ファンタジー 265 位 / 42,576件
文字数 315,195 最終更新日 2024.01.18 登録日 2023.08.30
辺境の町バラムに暮らす青年マルク。 子どもの頃から繰り返し見る夢の影響で、自分が日本(地球)から転生したことを知る。 マルクは日本にいた時、カフェを経営していたが、同業者からの嫌がらせ、客からの理不尽なクレーム、従業員の裏切りで店は閉店に追い込まれた。 その後、悲嘆に暮れた彼は酒浸りになり、階段を踏み外して命を落とした。 当時の記憶が復活した結果、マルクは今度こそ店を経営して成功することを誓う。 そんな彼が思いついたのが焼肉屋だった。 マルクは冒険者をして資金を集めて、念願の店をオープンする。 焼肉をする文化がないため、その斬新さから店は繁盛していった。 やがて、物珍しさに惹かれた美食家エルフや凄腕冒険者が店を訪れる。 HOTランキング1位になることができました! 皆さま、ありがとうございます。 他社の投稿サイトにも掲載しています。
24h.ポイント 901pt
小説 1,395 位 / 185,497件 ファンタジー 267 位 / 42,576件
文字数 960,488 最終更新日 2024.05.31 登録日 2023.04.28
【第4回次世代ファンタジーカップ参加中。現在毎日一話更新中!!】 ReaRising Magic。それは少しSFチックな世界観と誰もが一つは魔法が使えることが魅力のファンタジーゲーム。 二葉聖もプレイヤーの一人として遊んでいた。 しかし魔法を使うことができないバグに囚われ、ひたすらに剣一本で戦い続ける変わり者だった。 けれどその実力は本物で、いつしか皮肉を込めて《剣聖》とまで呼ばれていた。 圧倒的な実力を持ちながらも、勤務しているIT会社で社畜同然の扱いを受け、ゲーム内でも広告塔として使われる毎日を送っていた。 そんなある日、聖は白尽くめの少女に助けを求められ、直後謎の空間で天使らしき女性に出会う。 聖は天使らしき女性から「転生希望者」と称された上で本来持ち得ていなかったはずの魔法スキルを与えられる。 すると訳も分からず場面は変わり異世界へ。 二葉聖はアバターであったはずの聖として何故か異世界へと飛ばされ、子供の姿で転生していたのだ。 この世界の家族に迷惑を掛けられないと悟った聖は、記憶を取り戻したことを気に一人暮らしの道を行く。 そんな折、聖は借りた土地で盗賊に追われる少女と出会い、成り行きで助けてしまったことで、厄介ごとに巻き込まれることになった。 これは異世界で何故か転生した聖が、与えられた【固有魔法:付与】とゲームで培った剣技を武器に、社畜同然の生活から離れ、異世界で仲間達と共にスローライフを送る物語。 そして再び《剣聖》と呼ばれ、面倒ごとに巻き込まれるのだった。 ■追記 1:投稿はまとめて行います。とりあえず一章を投稿し終えたら休載になりますが、いずれ章が書き終えたら投稿するかもしれません。気長にお待ちください。 2:コメント(感想)・お気に入り(ブクマ)してくれると嬉しいです。気軽にで良いので、暇な時にでもお願いします。 3:カクヨムでも投稿中。
24h.ポイント 867pt
小説 1,437 位 / 185,497件 ファンタジー 272 位 / 42,576件
文字数 30,123 最終更新日 2024.05.31 登録日 2024.05.16
現代文学 完結 ショートショート
|慟哭《どうこく》の|色褪《いろあせ》ぬ夜風が身に沁みる。 さて。今日は何を書こうか。 ひと呼吸おいては、体を動かす。 生きるとは書くことである。わたくしから筆をとったら何も残らない。 黒糖のパンをみかけた。中にはバターが含まれた。 こんがりと。パンの艶やかなること。芳ばしい。 パンは嫌いではない。むしろ好きなほうだ。 口に含むとほんのりと薫る。牛乳で流し込むことはしない。 そのたんせいな味わいを。かおるバターを楽しむ。 幸福とはこんなささいな場所にもいたのかという気持ちにひたる。 放り出された男がひとり。何をしたのかはわからない。 夫婦でつながれていたはずの女性が憎々しげにほえた。 もう帰ってくるんじゃないよと聞こえた。 恐怖に打ち震える肉体は、サンヘドリンへとやってきた。 野良犬とハイエナがこれらの者の屍を食らうのか。 烏の行水。この言葉をきいて。不思議とそまつな言葉だと思う。 人が人たるゆえんを剥奪した言葉。いっしゅんで理解した想いとは。 夜風に揺れる花束が。心もとなく揺れている。 ぽっぽっー。夜汽車は荷台を震わせる。前進と後退はあるのか。 いまは亡き祖母とでもいうべき存在に思いを馳せる。 賛美歌。ハレルヤ、ハレルヤ。この賞賛に意味などは無い。 失われた記憶。それこそが価値がある。 時間と空間に意味など無い。疾走という名の面影がちらほらと輝く。 人はさまざまな思いを告げている。それを聞くのも聞かぬのも自由だ。 寂れた町並み。寂れた記憶。余暇と博愛すべき人たちよ。 夜汽車は揺れながら、警笛を打ち鳴らしている。 誰よりも食べてゆくことに必死な時。人の言葉とは寝耳に水である。 驚嘆こそすれ。その生き様が己の人生に糧になることはない。 人生。山あり谷あり。針のむしろのように思える。 それでも、いつかは、トンネルを抜け出て、幸福があると聞く。 わたくしは無いと思う。失われた時とは返らないからである。 七つの時とは七たびのかん難が訪れるのか。 人はそれほど強くはない。幼子が泣いている。 取り残されたのかと聞く。 ざわめきだつ町並みに赤子を残したものは誰か。 紆余曲折とは、ときおり見せるその顔立ちに身の毛がよだつ。 幼子はどうなったのかは、いまは誰も知らない。 ふと気がつくとやすらぎがそこにはある。 人はやすらぎなくしては生きられない。 家とはその人のもといであろうか。確かにもといだと答える。 生活のちゅうすうが。いきざまがねづいているのだから。 よぎなくされた人々が行き着くさきは、マドレーヌ。 甘い菓子パンのようであった。
24h.ポイント 844pt
小説 1,466 位 / 185,497件 現代文学 11 位 / 7,951件
文字数 452,237 最終更新日 2024.05.29 登録日 2024.03.16
恋愛 連載中 長編 R15
 男爵令嬢ミナは実家が貧乏で騎士団の事務員と騎士団寮の炊事洗濯を掛け持ちして働いていた。ミナは騎士団長オレンに片想いしている。バレないようにしつつ長年真面目に働きオレンの信頼も得、休憩のお茶まで一緒にするようになった。  ある日、謎の香料を口にしてミナは魔法が宿る眼、魔眼に目覚める。魔眼のスキルは、筋肉のステータスが見え、良い筋肉が目の前にあると相手の服が破けてしまうものだった。ミナは無類の筋肉好きで、筋肉が近くで見られる騎士団は彼女にとっては天職だ。魔眼のせいでクビにされるわけにはいかない。なのにオレンの服をびりびりに破いてしまい魔眼のスキルを話さなければいけない状況になった。  全てを話すと、オレンはミナと協力して魔眼を治そうと提案する。対処法で筋肉を見たり触ったりすることから始まった。ミナが長い間封印していた絵描きの趣味も魔眼対策で復活し、よりオレンとの時間が増えていく。片想いがバレないようにするも何故か魔眼がバレてからオレンが好意的で距離も近くなり甘やかされてばかりでミナは戸惑う。別の日には我慢しすぎて自分の服を魔眼で破り真っ裸になった所をオレンに見られ彼は責任を取るとまで言いだして?! ※結構ふざけたラブコメです。 恋愛が苦手な女性シリーズ、前作と同じ世界線で描かれた2作品目です(続きものではなく単品で読めます)。今回は無自覚系恋愛苦手女性。 ヒロインによる一人称視点。全56話、一話あたり概ね1000~2000字程度で公開。 前々作「訳あり女装夫は契約結婚した副業男装妻の推し」前作「身体強化魔法で拳交える外交令嬢の拗らせ恋愛~隣国の悪役令嬢を妻にと連れてきた王子に本来の婚約者がいないとでも?~」と同じ時代・世界です。 ※小説家になろう、ノベルアップ+にも投稿しています。※R15は保険です。
24h.ポイント 831pt
小説 1,494 位 / 185,497件 恋愛 731 位 / 56,289件
文字数 83,520 最終更新日 2024.06.01 登録日 2024.04.21
BL 完結 長編 R18
親同士が勝手に決めた政略結婚。それも貴族の義務だろう、と嫁いでみれば夫に「私が貴様を愛する事は無い!」と宣言されて新婚初夜をすっ飛ばしての冷遇生活。埃まみれの物置部屋に放り込まれ、まともな食事も与えられない。 だけど気にしなーい! 屋敷の中を出歩くな? オッケー! 窓から出ていくね! そんな「食べる物が無いなら外に食べに行けば良いじゃない!」な、逞しい行動力を持つ皮肉屋なノエルが出会った強面で厳つい巨体な貴族男性。「君の様な人を求めていた! 頼む! 私の所で働いてくれないかい!? いや、働いてくれ!!」そう懇願されて巨体な貴族男性、ベルンハルトの下で働く事に…… 衣食住に離婚まで手助けしてくれるなんて超好待遇じゃーん! 自由気ままに好き勝手に生きる、ちょっと皮肉屋なノエルと、そんなノエルに不器用ながらも真摯に接するベルンハルト。◆◆ 見た目は厳ついが穏やかな紳士な攻め×見た目は儚げだが口を開けば皮肉屋な受け ◆◆ なんちゃって中世の御都合主義です。R18には※印
24h.ポイント 802pt
小説 1,542 位 / 185,497件 BL 335 位 / 24,061件
文字数 187,542 最終更新日 2024.03.31 登録日 2024.01.26
〜転生なし、スキルなし、魔法なし、勇者も魔王もいない異世界ファンタジー〜 危険なモンスターが生態系の頂点に君臨。 蔓延る詐欺、盗賊、犯罪組織。 人の命は軽く殺伐とした世界。 冒険者がモンスターを狩り、騎士団が犯罪を取り締まる。 人々は商売で金を稼ぎ、たくましく生きていく。 そんな現実とは隔離された世界で最も高い山に、一人で暮らす心優しい青年鉱夫。 青年はひたすら鉱石を採掘し、市場で売って生計を立てる。 だが、人が生きていけない高度でツルハシを振り続けた結果、無意識に身体が鍛えられ人類最強の肉体を手に入れていた。 自分の能力には無自覚で、日々採掘しては鉱石を売り、稼いだ金でたまの贅沢をして満足する青年。 絶世の美女との偶然の出会いから、真面目な青年鉱夫の人生は急展開。 人智を超えた肉体と、鉱石やモンスターの素材でクラフトした装備や道具で活躍していく。 そして素朴な鉱夫青年は、素晴らしい仲間に支えられて世界へ羽ばたく。 ※小説家になろう、カクヨムでも連載しています。
24h.ポイント 782pt
小説 1,577 位 / 185,497件 ファンタジー 298 位 / 42,576件
文字数 521,891 最終更新日 2024.05.31 登録日 2024.04.09
BL 連載中 長編 R18
現世でペットショップの店員だった俺はある日帰宅途中、猫を構っているとその場所に車が突っ込んでくる。 フェードアウトしてから目が覚めた先にいたのは美形揃いの獣人達。 動物が好きな俺は、無償でご奉仕しますよ? ただし獣体に限る!? ただいま絶賛餌付け中、だって生活がかかってるからねっ! 餌付けしたら、何故かふたりの獣人に求婚されてしまった。 恋愛経験無いのにどうしろと? 現在、ムーンライトにて改稿しながら配信中。 イチャイチャは★がつきます。
24h.ポイント 773pt
小説 1,598 位 / 185,497件 BL 348 位 / 24,061件
文字数 380,573 最終更新日 2024.05.12 登録日 2021.01.09
BL 連載中 長編 R18
ドMの圭吾は、BLゲーム「真実の愛を教えてください」が大好きだ。 ただ、圭吾の楽しみはプレイ中に操作するヒロインが幸せになることではなく、悪役令息のバトラルに対する断罪エンドが楽しみでプレイしていた。 肉便器エンド、鞭打ち、輪姦、娼館、魔物への生贄エトセトラ。ドMの圭吾からすればどれも魅力的で、罪を償わせるための断罪のはずがバトラルのことを羨ましいと思っていたところ、睡眠中にバトラルが現れ、バトラルとして生きて欲しいと頼まれる。 それを引き受けた圭吾は無事にバトラルとして目を覚ました。なんとしても肉便器エンドに突き進むべく、頑張ることに。 ドMの圭吾としては間違ってもざまあ展開や、溺愛展開には進みたくない。 けれどもなんだかんだうまいこと虐めてはもらえない状況が続きーーーー? お気に入り登録やコメントありがとうございます。 エールまでいただけて本当に嬉しいです。
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小説 1,766 位 / 185,497件 BL 385 位 / 24,061件
文字数 144,255 最終更新日 2024.05.03 登録日 2023.08.10
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