「麻」の検索結果
全体で1,982件見つかりました。
気づけば俺は、全国ニュースの“放火犯”になっていた。
うだつの上がらない中年研究員・班目敏夫。
趣味は晩酌、特技は薬品解析。
出世コースからも外れた、どこにでもいるおっさんだった。
だがある日、警察に踏み込まれた瞬間、人生が崩壊する。
仕組まれた麻薬。
燃え上がるアパート。
捏造される証拠。
そして警察内部にいる“敵”。
逃亡犯となった班目を助けたのは、白衣姿の毒舌研究者・葛城。
二人は、班目が解析してしまった“ある危険な薬”の秘密へ辿り着く。
「こんなおっさんを、なんでそこまでして消したがる?」
冴えないおっさん研究者 VS 巨大組織。
小銭を拾って公衆電話から始まった逃亡劇が、
やがて国家レベルの陰謀へ変わっていく――。
文字数 69,113
最終更新日 2026.07.05
登録日 2026.06.12
侯爵令嬢アメリアの婚約者であるミュスカーは、幼馴染みであるリリィばかりを優先する。
リリィは繊細だから僕が支えてあげないといけないのだと、誇らしそうに。
結婚を間近に控え、アメリアは不安だった。
指輪選びや衣装決めにはじまり、結婚に関する大事な話し合いの全てにおいて、ミュスカーはリリィの呼び出しに応じて行ってしまう。
そんな彼を見続けて、とうとうアメリアは彼との結婚生活を諦めた。
けれど正式に婚約の解消を求めてミュスカーの父親に相談すると、少し時間をくれと言って保留にされてしまう。
仕方なく保留を承知した一ヵ月後、国外視察で家を空けていたミュスカーの兄、アーロンが帰ってきてアメリアにこう告げた。
「必ず幸せにすると約束する。どうか俺と結婚して欲しい」
ずっと好きで、けれど他に好きな女性がいるからと諦めていたアーロンからの告白に、アメリアは戸惑いながらも頷くことしか出来なかった。
文字数 28,374
最終更新日 2021.05.09
登録日 2021.04.22
ソフィは幸せな結婚を目の前に控えていた。弾んでいた心を打ち砕かれたのは、結婚相手のアトレーと姉がベッドに居る姿を見た時だった。
呆然としたまま結婚式の日を迎え、その日から彼女の心は壊れていく。
感情が麻痺してしまい、すべてがかすみ越しの出来事に思える。そして、あんなに好きだったアトレーを見ると吐き気をもよおすようになった。
毒の強めなお話で、大人向けテイストです。
文字数 132,691
最終更新日 2024.12.20
登録日 2024.10.26
私は十歳の時、獣が支配する世界へと落ちてきた。
狼の群れに襲われたところに現れたのは、一頭の巨大な狼。そのとき私は、殺されるのを覚悟した。
私を拾ったのは、獣人らしくないのに町を支配する最強の獣人だった。
なんとか生きてる。
でも、この世界で、私は最低辺の弱者。
文字数 63,448
最終更新日 2021.03.25
登録日 2021.03.06
全世界が待望した新作VRMMO『Arcadia Sphere Online』(ASO)。
大学生の相田湊(アイダミナト)が、この仮想世界で選んだ職業は、誰からも見向きもされない不人気職【農家】だった。
「効率? 最強? そんなものより、俺は俺のやりたいことをするだけだ」
戦闘には全く向かず、ひたすら土をいじり、作物を育てるだけの日々。
他のプレイヤーがモンスターを狩り、レベルを上げていく中、ミナトはただ黙々と、現実世界で培った農業知識を活かして畑を耕し続ける。
しかし、ある日、品種改良の過程で偶然にも未知の植物『幽玄花(ゆうげんばな)』の栽培に成功したことから、彼の運命は大きく動き出す。
その美しい花弁に秘められていたのは、触れる者すべての力を奪う、凶悪な麻痺毒。
――この毒、戦いに使えるんじゃないか?
一つの閃きが、最弱の農家を、ゲーム世界の理を覆す存在へと変貌させる。
投擲アイテム、料理、罠――。
彼の生み出す毒のデバフアイテムは、ボス戦の常識を覆し、対人戦のセオリーを破壊する。
トッププレイヤーたちは、その姿なき脅威をこう呼んだ。
『歩く災害』『姿なき暗殺者』と。
これは、剣も魔法も持たない一人の農家が、知恵と探求心、そして一輪の毒の花を武器に、最強へと成り上がっていく物語。
文字数 30,296
最終更新日 2025.10.07
登録日 2025.10.07
『お前みたいな無能、最初から要らなかった』
恋人に裏切られ、仲間に陥れられ、家族に見捨てられた。
戦闘力ゼロの鑑定士レオンは、ある日全てを失った――――。
だが、絶望の底で覚醒したのは――未来が視える神スキル【運命鑑定】
導かれるまま向かった路地裏で出会ったのは、世界に見捨てられた四人の少女たち。
「……あんたも、どうせ私を利用するんでしょ」
「誰も本当の私なんて見てくれない」
「私の力は……人を傷つけるだけ」
「ボクは、誰かの『商品』なんかじゃない」
傷だらけで、誰にも才能を認められず、絶望していた彼女たち。
しかしレオンの【運命鑑定】は見抜いていた。
――彼女たちの潜在能力は、全員SSS級。
「君たちを、大陸最強にプロデュースする」
「「「「……はぁ!?」」」」
落ちこぼれ軍師と、訳あり美少女たちの逆転劇が始まる。
俺を捨てた奴らが土下座してきても――もう遅い。
◆爽快ざまぁ×美少女育成×成り上がりファンタジー、ここに開幕!
文字数 447,652
最終更新日 2026.06.13
登録日 2025.12.16
私は普段はスーツ姿で働く普通の男性会社員。
週末だけはワンピースやブラウス、スカート着て
女の子の「ひろ」になる時間を楽しでいる、いわゆる週末女装子。
私はある日SNSで麻縄に縛られた女装子さんの写真を見つける。
「縛られるって、どんな気持ちなんだろう」
その好奇心は、初めての縄師とのセッションへ。
ワンピースに食い込む麻縄の感触。
ただ縛られることでしか辿り着けない、甘く静かな被虐感の世界。
――これは、女装子ひろが“縛られるということ”を知った物語。
わたくし著者の「女装子夏海ひろ」が自身の体験をベースにした緊縛小説として書いています。週末に不定期で更新しています。
※注意※
本作には女装子、緊縛(麻縄)、被虐感を含む描写があります。
苦手な方は閲覧をお控えください。
18歳未満の方の閲覧はご遠慮ください。
※本作は緊縛による身体感覚と被虐感を主題としています。直接的な性描写はありません。
文字数 61,432
最終更新日 2025.11.15
登録日 2025.11.10
卒業パーティーの席で、バーバラは王子から婚約破棄を言い渡された。
その理由と、それに伴う罰をじっくりと聞いてみたら、どうやらその罰に見合うものが他にいるようだ。
王家の下した罰なのだから、その方々に受けてもらわねばならない。
バーバラは、責任感を持って説明を始めた。
文字数 17,244
最終更新日 2021.04.23
登録日 2021.04.23
「一日だけ、私に『本当の自由』を教えてくれない?」
分刻みで管理されるスケジュールと、数人に監視される息詰まる豪邸。
そんな退屈な鳥籠から逃げ出した大財閥の令嬢・白石梨沙(しらいし りさ)は、迷い込んだ下町の路地裏で、人の良さそうな冴えない青年・黒瀬透(くろせ とおる)と出会う。
(適当にお金でも握らせれば、一日くらい部屋を使わせてくれるわよね)
持ち前の高飛車な態度で彼を「チョロい男」と見下し、梨沙は黒瀬の住む古い四畳半のアパートへ強引に上がり込んだ。
ボロボロの畳でむさ苦しい部屋に顔をしかめつつも、彼が淹れてくれた温かいお茶と、追っ手から逃げ切れた安心感から、梨沙は令嬢らしからぬ無防備な姿で深い眠りに落ちてしまう。
――しかし、彼女は気づいていなかった。
一般人に紛れるために着ていたつもりだった服が、最高級の純白シルクであることも。
そして、目の前で優しく微笑んでいた青年が、裏社会のVIPたちがこぞって標的の「躾(しつけ)」を依頼する、伝説のドS調教師であったことも。
「……こんなのが、自分から檻の中に入ってくるなんてね」
数時間後。梨沙が目を覚ました時、部屋の空気は冷酷な『調教部屋』へと一変していた。
「庶民のフリ」をしていた高級ワンピースは無惨に引き裂かれ、隠していた繊細なレース下着があわらになる。
「君が欲しがっていた『本当の自由』を、この部屋でたっぷりと教えてあげる」
逃げ場のない四畳半の密室。ザラつく麻縄と大黒柱。
これは、たった一日の自由を求めた高慢な令嬢が、絶対的な支配者の手によって心も体もトロトロに作り変えられていく、極上の休日の記録。
文字数 30,529
最終更新日 2026.06.16
登録日 2026.06.09
主人公・吉岡美咲(29歳・広告代理店勤務)は、重度のPMDD(月経前不快気分障害)と生理痛に毎月苛まれている。社会が求める「一定不変の生産性」と、自身の体内に存在する「制御不能な月の周期(バイオリズム)」。彼女はその暴力的なまでのギャップの中で、ただひたすらに自分の女性性を呪い、鎮痛剤と抗うつ剤で感情を麻痺させながら、見えない「硝子の檻」の中で孤独な生存闘争を続けていた。
物語は、美咲がその完璧な擬態を維持できなくなり、ある重要なプレゼンで決定的な破綻を迎えるところから大きく動き出す。
休職に追い込まれ、アイデンティティの危機に陥った彼女は、逃げるように訪れた海辺の静かな療養町で、それぞれに異なる「女性としての身体の呪縛」を抱える人々と出会う。不妊治療の末に心を壊した女性、若年性更年期障害でキャリアを絶たれた元エリート、そして自身の性自認と肉体の不一致に苦しむ若者。
美咲は彼女たちとの対話と衝突を通じて、自らの苦しみが個人の脆弱さではなく、社会の構造的欠陥と生命の神秘の狭間にあることに気づいていく。アリストテレスの言う「質料(肉体)」と「形相(精神)」の分離不可能な関係性を、文字通り血と痛みを伴って理解していくのだ。
これは、自らの身体を「敵」として切り離そうとしていた一人の女性が、波打つ周期を自然の摂理として受容し、連帯の力によって「硝子の檻」を破壊するまでの、果てしない魂の遍歴である。最終的に美咲は、元の世界(社会)へ戻り、自らの痛みを言語化し、同じように声なき悲鳴を上げている者たちのための「灯台」となるべく、新たなシステムを立ち上げる戦いへと身を投じていく。
文字数 24,730
最終更新日 2026.07.05
登録日 2026.05.03
おぱんつ大好き転生勇者と女の子いっぱいの優しいスローライフストーリー
表紙画像は破滅の女神、『アーテルシア』です
☆日常回中心のラブコメファンタジーストーリー。
☆若者へ転生したが、心の声でムッツリスケベ妄想が捗るおじさん。
☆可愛い女の子からお姉さん、綺麗なおば様とも仲良くしてしまう主人公。
☆難しい言葉や言い回しは使ってません。各設定は甘め、胸くそ展開を排除してます。
☆女の子のぱんつを偶然見てしまうことがよくある、ラッキースケベあり。
☆小説を自分で書くこと楽しみにしているため非AI、挿絵は参考程度で生成AIを使っています。
五十歳でホテルの支配人だった主人公の毛利麻也は交通事故死をしてしまう。
死後に天界で女神サリと出会い、魔法が使える異世界『ネイティシス』にて魔物討伐と魔物発生の原因を探るべく使命を負う。
ネイティシスにて十八歳に若返って生き返るが、着ている服以外何も持っていない。
その世界で様々な女性と出会うが、生前は生涯未婚だった麻也が死亡直前に浮かんだ『結婚したかった』という思いは叶うだろうか。
十二歳の侯爵令嬢パトリシア、パトリシアの母親で妖艶な美しさの侯爵夫人アマリア、二刀流使いと槍使いの侯爵家護衛の双璧スサナとエルミナ、料理が得意な猫耳娘メイドのビビアナ、銀髪オッドアイで美しい大司祭マルセリナ、魔法使いの耳年増スタイル抜群お姉さんエリカと親しくなり、物語は続く。
いつどこでランジェリーデザイナーになるのかは後のお楽しみ。
※基本姿勢は、戦闘シーン控えめ、ちょっとエッチ。
作者の経験上確執的な展開は疲れてしまったのでイヤミなシーンを減らし、楽しい展開で書いています。
主人公と女性キャラのやりとりを主軸に話が進んでいきます。
見た目は若いが落ち着いたおじさん視点で書いています。
文字数 780,274
最終更新日 2026.07.05
登録日 2026.03.02
正明「おいクソ女。てめえむちゃくちゃしてるけどさ。オレに言うことあるだろ」
望代「は? あーーーー! ある! あるよてめえふざけんな!」
望代「wifiのパスワード変えただろ!」
正明「……ッ」
こいつマジでさ。マジでさあ……!
恐喝、誘拐、殺人、薬の密売、パチンコ、麻雀、紙幣の発行、レイプ、万引、自動販売機の下から小銭を取る、国家転覆、ブラックバスのリリースと、ありとあらゆる悪を具現化したと噂されるクズオブ・ザ・クズの竹原正明。
もしそんなドクズが『相手が嫌がる事が強さになるゲーム』に出会ったら?
「私、テキサスホールデムBARの店長さんなんだよね」
ある日、包帯を巻いた長身細身の死神女と出会う。
それは同時に『テキサス・ホールデム・ポーカー』との出会いだった。
目指すは一攫千金!
具体的には、貴族や実力者が集う世界大会『WSOP』のトーナメント制覇!
キニー・ブラウンが目論む政治と金。
大阪万博跡地に目論むIRならぬCR(カジノリゾート)の物語の主人公は誰になるのか?
その利権を心良く思わない「確率の覇者」
暇つぶしに賞金目当てに舞い降りた世界最強「番狂わせのユーリ」
それら不届き者を退かせる原点にして頂点「原初の魔女」
凡人は超えられない魑魅魍魎が蠢く魔窟への境界線を、正明は踏み込めるか!?
竹原正明は負けっぱなしでざまぁが出来るのか!?
レイズ、リレイズ、オールイン!
――いざShowdown!(ショウダウン)
文字数 667,831
最終更新日 2026.07.06
登録日 2025.05.06
増岡瑛人、22歳。自宅から大学に通うごく普通の学生だった彼は、実の母親である麻里を一人の「女」として意識してしまう。
人類最大の禁忌(タブー)の底で、僕たちは本当の「愛」を見つけた。
金沢の夜の衝動から始まった狂おしい背徳の日々。罪悪感から思考を放棄し、従順な「人形」のようになっていく母を前に、瑛人は気づく。ただ力でねじ伏せるだけでは、これはただの陵辱だ、と──。
「母さんを、誰も傷つけさせない。僕自身でさえも」
社会的に決して許されない「血の相性」を自覚しながらも、徹底した思いやりで母の心を溶かし、二人だけの聖域を築いていく瑛人。
周囲に一切の影を悟らせぬまま、歳月を重ねてもなお深まり続ける、一対の男女の究極の純愛奇譚。
文字数 41,447
最終更新日 2026.07.01
登録日 2026.01.11
元流行作家の秋月は、もう十数年も本を書けていなかったが、秋月の信奉者の桐谷美香からの勧めで起死回生の策としてユーチューブ番組を立ち上げることにした。『歴史探偵! ナイトスクープ』という番組で、視聴者から解いてもらいたい謎を募り、視聴者受けするような謎を選んで、回答を準備して番組で回答、解説するのだ。流石、元流行作家だけのことはあって、ホームページで謎を募集後一週間でかなりの応募が集まり、応募件数の多かった本能寺の変の謎を解くことに決めた。本能寺の変で、信長が暗殺された理由、すなわち明智光秀が信長を自害に追い込んだ理由は、光秀やその重臣達が信長暗殺後、短期間に討ち取られてしまったため、明らかになっておらず、謎とされている。御多分に洩れず、歴史小説家として秋月も本能寺の変について書きたいと思い、資料をかなり読み込み、構想もまとまりかけていたのだが、あと数ピース嵌まればというところで頓挫して、うっちゃっておいたのだ。美香が手伝ってくれると言ってくれたものの、番組は1カ月半後とホームページで告示してしまったため、1ケ月半で構想をまとめ上げ、撮影まで持っていかねばならない。締め切りが大いに気になるものの、美香と一緒に仕事のできる嬉しさもあり、二人で前祝に一杯飲みに行った。都内近郊の居酒屋で、時間も早かったため、すいており、周りを気にせず、二人で本能寺の変の話で大いに盛り上がった。近くの席で秋月の元愛読者で、最近会社からリストラされて暇を持て余している福山に話を盗み聞きされているのに気づかずに。秋月は上機嫌でしたたかに飲んでしまい、美香と駅で別れた後、千鳥足で家に帰る。泥酔していて、鍵を開けて家に入る際に頭から床に倒れ込んでしまった。そして秋月の後をつけてきた福山も共連れで家に入り込んだ。
翌朝、秋月が目を覚ますと、頭はハッキリしているが体が動かない。そして初対面の福山が自分を見守っているのに気づく。福山によると、体が動かないのは一時的な脳震盪に伴う脱力や、長時間の圧迫による神経の麻痺によるもので2~3日で動けるようになるのではないかという。ただし、慢性硬膜下血腫の可能性もあり、これだと後日意識を失ったり寝たきりになる可能性があるという。夕方には救急車を呼んで、ちゃんとした病院で精密検査を受けた方がよい、17時迄に本能寺の変の謎を解け、17時迄に謎を解いたら救急車を呼ぶが、17時迄に謎を解けなければ秋月を放置して去ると福山から申し渡されてしまった。不法侵入で罪に問われるぞと言っても、危ないから助けようと思って家に入ったので刑法37条の緊急避難や、刑法35条の正当な行為に該当し、罪に問われることはない、手荒なこともしていないと、軽くいなされてしまう。謎解きには福山も知恵を貸すというので、秋月は福山を相方に夕方までに本能寺の変の謎を解かねばならぬ羽目に陥ってしまった。
文字数 11,030
最終更新日 2026.07.05
登録日 2026.06.30
春の学生食堂で、可愛らしい女の子とその取り巻きたちは、一つのテーブルに向かった。
そこには、ファリアリス公爵令嬢がいた。
「ファリアリス様、ディック様との婚約を破棄してください!」
いきなりの横暴な要求に、ファリアリスは訝しみながらも、淑女として、可憐に凛々しく対応していく。
文字数 8,465
最終更新日 2021.02.10
登録日 2021.02.10
引きこもりの僕、麻倉 渚(あさくら なぎさ)と、人気アイドルの弟、麻倉 潮(あさくら うしお)
同じ双子だというのに、なぜこんなにも違ってしまったのだろう。
時々ふとそんな事を考えてしまうけど、それでも僕は、理解のある家族に恵まれ充実した引きこもり生活をエンジョイしていた。
僕は極度の人見知りであがり症だ。いつからこんなふうになってしまったのか、よく覚えていない。
本音を言うなら、弟のように表舞台に立ってみたいと思うこともある。けれどそんなのは無理に決まっている。
だから、安全な自宅という城の中で、僕は今の生活をエンジョイするんだ。高望みは一切しない。
なのに、弟がある日突然変なことを言い出した。
「今度の月曜日、俺の代わりに学校へ行ってくれないか?」
ありえない頼み事だから断ろうとしたのに、弟は僕の弱みに付け込んできた。
僕の推しは俳優の、葛城 結斗(かつらぎ ゆうと)くんだ。
その結斗くんのスペシャルグッズとサイン、というエサを目の前にちらつかせたんだ。
悔しいけど、僕は推しのサインにつられて首を縦に振ってしまった。
え?葛城くんが目の前に!?
どうしよう、人生最大のピンチだ!!
✤✤
「推し」「高校生BL」をテーマに書いたお話です。
全年齢向けの作品となっています。
一度短編として完結した作品ですが、既存部分の改稿と、新規エピソードを追加しました。
✤✤
文字数 73,469
最終更新日 2025.05.23
登録日 2025.03.28
麻雀なんて、ただの賭け事だと思っていた。
春野颯太が麻雀同好会の扉を開けた理由は、ひとつだけ。憧れの先輩・白峰澪のそばにいたかったから。牌の名前も、役も、点数もわからない。勝負の怖さも、負けた夜の悔しさも知らない。そんな初心者の一打が、青葉坂高校麻雀部の止まっていた時間を少しずつ動かし始める。
颯太を誰より近くで見つめる七瀬ひより。守ることで傷を隠してきた澪。明るい笑顔で颯太に近づく小日向まどか。背負う者、託す者、恋に揺れる者、勝ちたいのに前へ出られない者。それぞれの想いは卓上でぶつかり、嫉妬は鳴きに、憧れは押し引きに、片想いは最後の一牌に現れる。言えない気持ちは声にならない。けれど、指先は嘘をつかない。切った牌、止めた牌、鳴かなかった牌が、誰かの胸を静かに揺らしていく。
地区大会、県大会、合同合宿、全国大会。青葉坂の前には、攻撃だけで場を焼き尽くす高校、完璧な守備で未来を残す高校、AIのように期待値を積み上げる高校、山も河も心も読む怪物たちが立ちはだかる。強豪校の天才たちは容赦なく颯太たちを叩き潰す。けれど、彼らは負けるたびに少しだけ変わる。昨日できなかった一打を、今日の自分が選び取る。勝てない相手に出会うたび、仲間の声が遠くなり、卓上の音だけが胸に残る。それでも逃げない。
麻雀は一人で打つ競技に見えて、一人では勝てない。先鋒が失点を抑え、次鋒が流れをつなぎ、中堅が傷を修復し、副将が条件を作り、大将が仲間の全部を背負う。たった一枚の牌が、チームの未来も、恋の距離も、昨日までの自分さえ変えていく。誰かを好きになることは弱点か、それとも強さか。その答えも、彼らは卓上で見つけていく。
素人から始まった少年は、やがて全国王者・白凰学院の読みさえ壊す一打へたどり着く。
これは、牌に青春を賭けた少年少女たちの、熱くて苦しくて少し甘い、競技麻雀青春群像劇。
文字数 158,014
最終更新日 2026.07.05
登録日 2026.06.15
小さな島国「泉翔国」は、荒廃する大陸・四つの国から何度も侵略を受け、その度に国力と人々の心を削られていた。そんな中、女神から十六歳の洗礼を受けた者の中から戦士を選ぶと神託が下る。以来、洗礼者の中から戦士たちが選ばれ、国を守る盾となっていく。
神託に従って生まれた戦士たちには、護りの三日月印と、その中でも選ばれし者に授けられる蓮華の印。それらはただ一つ、「護るために戦う」ことを使命とした証。
主人公・藤川麻乃(ふじかわあさの)もまた、蓮華の印を持つ者として育ち、仲間とともに防衛の最前線へと身を投じていく。
麻乃は「伝承の血筋」を持つ家系の末裔であり、その血筋は「鬼神」と呼ばれていた。麻乃本人はそんな重責を嫌い、ただ平穏な日常を望むも、次第に力の覚醒や周囲からの過剰な期待に巻き込まれていく。
戦線はやがて、ジャセンベル・ロマジェリカ・庸儀・ヘイトと大陸勢力も巻き込み、国際的な戦況へと展開。ロマジェリカの軍師による陰謀によって、大量動員と戦死を覚悟した出撃が強いられる中、麻乃は紅き華と呼ばれ、各勢力から思惑と期待を寄せられていく。
泉翔国を、大切な仲間を、そして自分自身の大切なものを守る意志と、悪意に歪められた現実との間で揺れ動きながらも、島国と大陸との大規模戦争の最前線へと向かっていく。
――護るために戦うのか。
それとも、戦いそのものを終わらせるのか。
最終的に麻乃が下した決断は――。
文字数 609,545
最終更新日 2026.07.05
登録日 2026.04.15