「語る」の検索結果
全体で1,125件見つかりました。
《時計の秒針は左へ進む。
この世界は、すべてが可笑しく狂おしい。あるものは言った。
「この世界は狂ってしまった」とー…。》
ある日少女が目を覚ますと、そこは見知らぬ森の中だった。少女の名前はアリス。
困惑しているアリスの前に現れたのはクロード・フィラインドという人物だった。その人物が語るには、この国はアリスが住んでいた世界とは、全く別の、トランプの世界だと言うのだ。
アリスをきっかけに、その世界の歯車は動き始める。
始まりと終わりの鐘が鳴り、新たな命が生まれた。最初は平穏な、幸せな世界だった。【それは】いつから狂ってしまったのか。気づかないところで何かが変わった世界。
ある者は混沌を。またある者は愛、真実、不変、理を求めた。
アリスが〈その世界〉に現れた理由とは一体なんなのか。真相が明かされるー…。
時計の針が右に動き始めるとき、なにを得るのだろうかー…?
文字数 2,259
最終更新日 2020.07.25
登録日 2020.07.24
「もう、いつもそれだ。お前は俺の母親か? もう聞き飽きたぞ。口を閉じろ! それにか弱いガーベラを睨むなと、何度言ったら覚えるんだ! お前の顔は怖いんだよ!」
「ですが、殿下」
「ええい、うるさい。もう去れ」
「………はい、失礼します」
私は第一王子の婚約者、ベロニカ・コールデンと申します。
先程怒っていたのがその第一王子、ウィルデンガー・ゲインスト様です。
何やら私の言い方が良くないのか、最近すぐに怒られてしまいます。
その上必要以上に距離の近い女生徒がいて、それは良くないことだとお諌めしていたのですが、4日程前に2人の仲睦まじい様子を見て、考えを改めました。
彼女の微笑みに目を細められる殿下の姿は、私には向けられないものです。
彼女もまた目を輝かせて殿下を見つめていました。
そして私を目に入れた彼女はニヤリと微笑み、殿下の胸に顔を埋めました。
その後に殿下は私を睨み付けたのです。
私の雇う隠密の話によると、殿下は彼女の言うままに贈り物をし、彼女も殿下を喜ばせようと菓子を焼き贈っているそうです。
これぞ相思相愛。
相互の意見を受け入れ尊重し、幸せに戯れて語る。
ああこれは、邪魔なのは私ですわ。
彼女が殿下をお諌めすれば、きっと殿下は良い方向に動けるのではないかしら?
そう思えるようになったのは、私の好きな小説『微笑むリトルフラワーは、僕の最愛』を読んだからですわ。
内容は弱小貴族である、男爵令嬢と王太子との身分を超えた愛。
国王や婚約者の妨害を乗り越えて、懸命な努力をし立派に成長した2人は、周囲を説得して結婚するのですわ。
もう涙が止まりませんわ。
愛ですわ。
そんな訳で私は傍観者に徹しようと思いますの。
小説によると私の立場と同じ公爵令嬢は、女生徒の持ち物や本人に危害を加えるのですが、そんなことは出来ませんわ。
だって男爵令嬢は未来の国母になる方ですもの。
私はそっと身を潜め、彼らの目に入らないように致しましょう。
幸い王太子妃教育は終了しておりますので、登城することもありません。
出来る限りエンカウントするのは避けて、隠密からの報告を楽しみに待ちましょう。
楽しくなって来ましたわ!
(小説家になろうさん、カクヨムさんにも載せています)
文字数 66,889
最終更新日 2025.09.09
登録日 2025.05.24
天体望遠鏡の工房で働く職人気質の青年・蒼は、星空を眺めることが唯一の趣味だった。人付き合いが苦手で、いつも静かに夜空を見上げては、遠い宇宙に思いを馳せていた。ある日、工房の前に置かれた壊れた天体望遠鏡を修理してほしいと、一人の女性が訪れる。彼女の名前は、月子。満月のような丸い笑顔を持つ彼女は、天体観測とは無縁の、賑やかなイベントプランナーだった。
修理の依頼をきっかけに、月子は工房にたびたび顔を出すようになる。最初は億劫に感じていた蒼も、屈託のない笑顔で話しかけてくる月子に、少しずつ心を開いていく。ある夜、工房の屋上で修理の終わった望遠鏡を覗きながら、月子は語る。「夜空は寂しそうに見えるけど、星一つ一つには、誰かの願いが込められているんだって」。その言葉に、蒼は心を揺さぶられる。
しかし、月子には余命わずかな秘密があった。彼女は、最後の思い出として、幼い頃に見た美しい流れ星をもう一度見たいと願っていたのだ。そのことを知った蒼は、流星群が最もよく見える場所を探し、月子を連れ出すことを決意する。
二人は、流れ星を探す旅に出る。満天の星空の下、語り合ううちに、二人の距離は急速に縮まっていく。しかし、喜びと同時に、別れの時が刻一刻と迫っていることを二人は知っていた。
文字数 1,924
最終更新日 2025.10.23
登録日 2025.10.23
モノを綴る、揺れる人へ。
突然主人公の目の前に現れた、
シュティルツと名乗る幻影。
彼の語りなのか騙りなのか分からない
ガタガタとうるさい冗長な言葉は、
一体何を語るのだろうか。
彼は、肯定も否定もしない。
ただ、日常に転がるつまらない藁を
集めさせるだけ。
文字数 3,757
最終更新日 2025.12.07
登録日 2025.12.07
ある製薬会社の研究室で難病の新薬開発にうちこむ百瀬御影はアラフォーの科学者。
人生のすべてを研究に捧げてきた彼女の前に現れたのは、新卒で優秀な千堂日日奈。彼女は若くて可愛いだけではなく才能があり、職場の男たちにちやほやされる目障りな存在。
御影は日日奈を邪険にするものの何故か日日奈は御影に懐き、毎日手作り弁当を持ってくるように。
日日奈のアプローチに辟易していた御影。
苦言を呈そうと彼女を尾行して更衣室を覗き込み、ぎょっとする。
日日奈のロッカーには御影の祭壇ができており、彼女が飲んだドリンクの空き瓶や盗撮した写真が飾られていたのだった。
後輩がストーカーだった事実にショックを隠せない御影。以降日日奈を避け続けるも、上司の注意を受けて無難な態度に改める。
「御影さんは私の神様なんです」
それが日日奈の口癖だが御影には意味がわからない。
日日奈がある難病の新薬開発に成功した事で二人の関係は変化し、御影は後輩に激しい嫉妬を覚える。
「その薬は私が開発するはずだったんだよ!」
日日奈が開発した薬は、十年前に御影が作った薬をベースに改良を加えたもの。過去の自分をこえることが御影の悲願だったが、よりにもよって天敵の後輩に先を越されてしまった。
これをきっかけに日日奈と御影は断絶するも、新薬のホストのマウスが脱走し研究員を噛んだ事でパンデミックが発生。
研究所内の人間は次々とゾンビ化し、御影と日日奈は不可抗力で研究室に閉じ込められる。
そこで日日奈が語る、「神様」の真実とは?
イラスト:しろくらげ(@jelly_white__)様
文字数 9,013
最終更新日 2022.10.30
登録日 2022.10.30
「お前は人を殺すためだけに生きろ」——感情を奪われ、ただの暗殺兵器として生きてきた名もなき少女。父親を殺し地下牢に幽閉された彼女の前に現れたのは、陽気な兵士バルサだった。彼の語る外の世界に触れ、初めて笑い、涙を流した少女は「サザンカ」という名をもらい、彼と共に脱獄する。目指すのは、彼女の名前の由来となった遠い国の花。これは、感情を知らない少女が「人間」を取り戻すための、自由で不器用な旅の物語。
文字数 8,237
最終更新日 2026.06.01
登録日 2026.05.31
海は与え、海は奪う―― 古よりシャガル族に伝わるその掟は、世界がまだ多くの異形とともにあった時代、人々の営みを支える真理であった。 絶対神クウォークがまだ影すら持たず、人ならざる者たちが山にも森にも海にも息づいていた太古。シャガル族は海霊を畏れ、祈りを捧げ、生贄の儀をもって海を鎮めてきた。しかし、かつて一度だけ――人々が豊穣に酔い、祈りを忘れ、贄を怠った時代があった。伝承はその夜を「海が黒く沸き立ち、魔が海霧とともに現れた時」と語る。
だが近年、ファルストルフ領近くの小さな神殿から、新たなシャガル族の記録が発見される。そこに記されていたのは、贄の儀を怠った時代の始まり
すべては、ひとりの青年と、生贄として選ばれた少女から始まっていた。
海とともに生きることを宿命づけられた青年ライサンダー。
そして“海に抱かれる贄”となる運命を背負った少女タレッサ。
二人の出会いは、やがて族の運命を変え、ひいては人ならざる者の歴史、そしてクウォーク教成立以前の世界の謎へとつながっていく。
これは、忘れられた民族・シャガル族の真実を紐解く物語。
文字数 18,942
最終更新日 2025.12.06
登録日 2025.11.21
2027年12月31日破壊神と契約した少女によってセカイが終わる……!
ミステリ・ホラー長編
舞台は近未来、東京都内にある私立逆神学園。綾織戸あんねはスクール・カウンセラーを夢に描く名前以外平凡な女子高生である。
2学期開始とともに彼女のクラスに転校してきた男子、灰児悠兎はこの世界が12月31日で消滅することをあんねに語る。その理由はこの学園のとある生徒が破壊神と契約してこの惑星と人類を売り渡してしまうからだという。
灰児は世界の消滅を防ぐために24世紀の未来からやってきたエージェントだったのだ。彼はあんねを協力者として選び、ふたりは世界が消滅する原因になった破壊神と契約する生徒を探すのだが……。
世界線を改変しようとするふたりに追跡者『クロノスの番犬』が迫る。世界の終末を巡る奇妙な4ヶ月がはじまった!
【ノックスの十戒やヴァンダインの二十則を厳密には守っていません。世界の終末を巡る物語を登場人物たちと一緒にお楽しみください。この作品は小説家になろうにも投稿しています】
※表紙イラスト・挿絵 零空ナギ
9回ホラー・ミステリー小説大賞 エントリー中
投稿時間 午前8時10分と午後4時40分(1日2回)
2月24日からはお昼 12:10分にも投稿(1日3回)
完結保証
文字数 83,615
最終更新日 2026.02.13
登録日 2026.02.13
さぁさぁ、寄ってらっしゃい。見てらっしゃい。
今宵語るは貴方へ背筋に伝わるほどヒヤリとする
そんなお話。
文字数 1,395
最終更新日 2025.07.29
登録日 2025.07.29
時はいつとも知れぬ、場所も特定できぬ、どこか懐かしく、どこか不思議な町。
そんな町の片隅に、古びた看板を掲げた小さな宿屋がある。その名も「福の宿 こがね屋」。
一夜の雨をしのげればいい。
そんなつもりで立ち寄った旅人・ゴンジは、女将のおかみさんから湯をもらい、にぎり飯をいただき、縁側で月を眺めながら、ふと思う──「ここは、神様が見てた宿屋なのかね?」と。
この物語は、旅人・ゴンジと、彼を一夜迎えた「こがね屋」の人々が織りなす、人情噺である。
ゴンジは、どこから来たのか、どこへ向かうのか。それを誰も知らない。
けれど、町の人々は彼に聞いてしまう。「旅人さんかい? 旅の先では、なにが流行ってるの?」と。
ゴンジは毎回、まことしやかに語る。
ある町では、子どもたちのあいだで落語が流行っている。
ある村では、春になると桜餅を投げ合って遊ぶ祭りがある。
ある漁村では、海に願いごとを書いた貝殻を投げ込む風習がある……。
ゴンジの言葉は、嘘っぱちに聞こえる。
けれど、不思議なことに、彼の語った「流行りもの」が、後から本当にその地に広まっていく。
まるで、未来から来たようでもあり、神さまの口から洩れたようでもある。
「俺の言うことは、だいたい嘘です。でも、信じて動いた人の心が本当をつくるんですよ」
旅の先を見せるのではなく、心の奥にしまっていた願いや希望を引き出すように──
ゴンジは一夜かぎりの出逢いの中で、人の人生にそっと火を灯していく。
人を信じられなかった刺青男のケイジ。
夢をあきらめかけていた若者。
声を出せなくなった女の子。
頑なな老人。
町に根を張る女将さん──
彼らの心の扉が、ひとつ、またひとつと開いていく。
笑って泣けて、ちょっとあったかくなる。
人間っていいな。そう思える、情とユーモアが詰まった物語。
ゴンジは今日も、どこか遠くの町で誰かにこう聞かれている。
「旅人さんかい? 旅の先では、なにが流行ってるの?」
そしてまた、誰かの中に希望が芽吹く。
それが嘘でも、本当になるなら、悪くない。
文字数 2,940
最終更新日 2025.06.24
登録日 2025.06.23
日ノ本の歴史は、1万2千年前の縄文土器文明に始まり、黒曜石を基軸通貨として、翡翠を貴重品とした文明圏を形成していた。
経済活動というのは、余分な商品があって、初めて始まる活動だと考えられる。自分で採取したものを、そのまま自分で使うだけであれば、そこに経済活動は発生しない。石器時代と呼ばれる時代から、縄文期に入っていった時、最初に商品となったのは、石であった。
石は、石器として最上級の品質であった、黒曜石である。
黒曜石は、石のままでは価値を持たない。
加工する知識・技術・技能があって始めて、鏃となり、釣り針となって、狩や漁の道具として使うことができる。
参考資料
CGS動画 「目からウロコの日本の歴史」 小名木善行&神谷宗幣
西田正規 著「人類のなかの定住革命」
安田喜憲 著「森と文明の物語」
鬼頭宏 著「人口から読む日本の歴史」
高木久史著「撰銭とビタ一文の戦国史」
松島義章著「貝が語る縄文海進」
水野正好著「縄文を語る」
日ノ本における、経済の始まりは、縄文期に遡ることができる。
文字数 38,563
最終更新日 2021.08.18
登録日 2021.07.20
その店は、いつもどこかに、ひっそりとある。ふらりと現れ、何かを抱える者たちのために明かりを灯もしている。
昼と夜の狭間、人と人の間、迷いと悟りの境目に。
名前は「壺中天(こちゅうてん)」。
──居酒屋であり、楽屋であり、時に駆け込み寺のようでもある、不思議な空間だ。
カウンターの内に立つのは、「酔夢庵 笑悟(すいむあん しょうご)」と名乗る、どこかしら世離れした店主。
今日も暖簾をくぐって現れるのは、怒りに火を灯した明王、疲れた心を携えた旅僧、過去を背負った迷い人……。
壺中天に訪れる者たちは皆、何かを抱え、何かを求めてやって来る。
酒を呑み、料理を味わい、ぽつりぽつりと語るうち──
ふとしたひとことに、ふいにこぼれた笑いに、心がやわらいでゆく。
「勘定は?」
「もういただきましたよ。怒り、けっこう小さくなったでしょ?」
まるで禅問答のようでいて、実にまっとう。
壺中天は、“ほっこり”とも“じんわり”とも、酔わせてくれる。
これは、人と人のあわいに灯る、小さな仏法酒場の物語。
各話ごとにレシピ付き。食べたいときにはお使いください。
文字数 3,480
最終更新日 2025.06.04
登録日 2025.06.03
著名人が噂程度にふと語る、東京都の最南端にひっそりと浮かぶ鴛鴦(えんおう)島
その島に唯一、屋敷を構える日本屈指の大富豪である株式会社スフリロウラ会長西園寺宗孝(さいおんじむねたか)が住んでいた
彼から屋敷への招待状を受け取った者達
その招待状には、それぞれが異なる奇妙なイラストが描かれていた
悪魔…
招待状に浮かぶ悪魔は、被招待者に何を問うのか?
惨劇に響く絶叫は、次に訪れる恐怖への手招き
名探偵ワインズクワットがその姿を現わす時、固く閉じた恐怖の扉が開かれる
文字数 5,826
最終更新日 2019.06.11
登録日 2019.05.31
5年前、ライターとして三陸地方のとある町の震災復興記録誌の原稿を書いていたとき、子どもたち向けに漫画も載せたいねというお話しがありました。結局予算の問題もあって漫画化には至らなかったけど、あら筋だけ書き記してたWordがHDの中に残っていたので、今回最後まで書き上げました。ボツ原稿サルベージ&レスキュー、サバイバル&供養。夢を語る町の子どもたちの未来が虹色のように輝いていてほしいと願ったものです
震災からの復興を見つめて成長してきた小学生の男の子と女の子が将来の夢を語り合います。東日本大震災以降、被災地取材してきて思いましたが三陸地方には故郷が大好きと語る子どもたちがたくさんい頼もしいなと感じました。
自分の創作活動はライターとして震災後被災地取材を続けてきた中で感じたさまざまをフィクションとしてつづり始めたのが最初でした。
文字数 12,195
最終更新日 2024.12.03
登録日 2024.12.03