「夫婦」の検索結果
全体で3,074件見つかりました。
河津雪乃はメーカーの社員だ。夫の康介は大手の証券会社で債券トレーダーとして働いている。
愛し合う夫婦生活3年目、誕生日の夜、雪乃は夫が女性とラブホテルに入って行くのを見てしまった。
職場の後輩との会話を思い出した雪乃。他に愛情が移ってしまった夫に縋りつくべきではないと考えた。
潔く康介を諦め、離婚しようと決意する。
しかし夫は、浮気はただの遊びで、愛しているのは妻だけだと離婚に応じない。
他サイトにも投稿あり
文字数 49,859
最終更新日 2024.10.12
登録日 2024.10.12
7歳の時から婚姻契約にある我が婚約者は、どんな努力をしても私に全く関心を見せなかった。
13歳の時、寄り添った夫婦になる事を諦めた。夜会のエスコートすらしてくれなくなったから。
16歳の現在、シャンパンゴールドの人形のような可愛らしい令嬢を伴って夜会に現れ、婚約破棄すると宣う婚約者。
そちらが歩み寄ろうともせず、無視を決め込んだ挙句に、王命での婚姻契約を一方的に「破棄」ですか?
ただ素直に「解消」すればいいものを⋯⋯
婚約者との関係を諦めていた私はともかく、まわりが怒り心頭、許してはくれないようです。
恋愛らしい恋愛小説が上手く書けず、試行錯誤中なのですが、一話あたり短めにしてあるので、サクッと読めるはず? デス🙇
文字数 312,408
最終更新日 2022.02.13
登録日 2021.01.25
江戸の下町で代書屋を営むおりんは、長屋の軒下に置かれた小さな箱を見つける。箱には、墨のかすれた字で「未受理札」と書かれていた。
中に入っていたのは、夫と別れたいのに離縁状に何を書けばよいかわからない女・おせんの札。夫を憎んでいるわけではない。けれど、このまま同じ家で暮らしていれば、自分の声を失ってしまう。おりんはただ書面を整えるのではなく、おせん自身が本当に伝えたい言葉を探していく。
やがて未受理札の箱には、死んだ息子に謝れなかった母、名乗れないまま娘を守りたい父、濡れ衣を着せられた奉公娘に関わる願いが集まり始める。棒手振りの佐吉や町名主の手代・源右衛門の助けを借りながら、おりんは町の小さな揉め事と、人々の胸に残った後悔を一つずつほどいていく。
しかし、箱には何も書かれていない白紙の札が繰り返し入れられる。その紙の折り方は、亡き夫・清七が生前よく使っていたものと同じだった。人の言葉を代筆してきたおりん自身にも、夫へ渡せなかった一通の手紙がある。
言えなかった言葉、届けられなかった願い、受け取られなかった思い。
江戸の長屋を舞台に、代書屋の女が人々の「未受理」を受け取り直す、人情時代小説。
文字数 26,345
最終更新日 2026.05.03
登録日 2026.05.03
「必ず、必ず見つけ出す。なあに、"契り"を結んだこの小指が、必ず巡り合わせてくれるさ。だから、だから次こそは――」
夢の中で出会った美しい男の人は、前世の夫で、猫又でした。
***
平凡な会社員だった白菊茉優は、ある日「前世の夫」と名乗る男性マオに窮地を救われた。
白い髪に赤い目を持つ、美しい男性。
彼は猫又で、北鎌倉にある「つづみ商店」の跡取りだという。
だが茉優には彼と夫婦だった前世の記憶がない。
ほとぼとりが冷めるまで彼の住むお屋敷で、あやかしの血族向け家政婦派遣サービスを担うことに。
「一日でも早く夫にしてもいいって思ってもらえるように、俺、頑張るからな!」
マオと共に、あやかしの血を持ちながら"人"として暮らす者たちの苦悩を紐解いていく茉優。
屋敷の離れでの共同生活も相まって、茉優との結婚を諦めていないマオの支えと無償の優しさに、次第に心惹かれていく。
が、想いを募らせるほどに、マオが求めているのは"前世の自分"であって茉優ではないのだと苦悩し――。
前世で悲運の死を遂げた二人が、あやかしと人間として新たな恋を育んでいく物語。
※他の投稿サイトにも掲載中です。
文字数 105,084
最終更新日 2024.01.24
登録日 2023.12.08
弱小貧乏国の王子は、心優しい王子で幼い時に助けた白鹿
王子が年頃になっても、誰も貧乏国の王子と結婚してくれない。
このままでは、一生独身で後継ぎもなく、大国に吸収合併されてしまう。
そんな時、偶然、美しい女人に出会って、心惹かれる。
ダメもとでプロポーズすると、相手はすんなりOKしてくれたのである。
悦んだ王子は、早速、結婚式を行い、二人は夫婦となる。
妻となった女は、大変な働き者で、国の財政を立て直したのだ。
貧乏国だった王国は一躍経済大国へとなり上がる。
今まで見向きもされなかった王子は、一躍モテモテになり、浮気をしてしまい。
そのことが原因で、働き者の妻と離婚してしまう。
実は、働き者の妻は、昔助けた白鹿で、女神の化身であったのだ。
女神と離縁してからは、国は以前に増して、貧乏になり、浮気相手にも愛想を尽かされる。
再び、どん底を味わうものの、もう女神様は戻ってこない。
という話にする予定です。
文字数 3,012
最終更新日 2021.06.28
登録日 2021.06.28
大好きな人と夫婦になったその日から悪夢の日々は始まった。
大好きな夫ではなく、名も知らない美しい男に犯される、そんな悪夢を毎晩見ている。
「これは罰よ。狂え、蒼(あおい)。赦しを乞い続けろ。
お前の、偽りの愛が砕け散るまで。」
一体、私がどんな罪を犯したというのか。
罰だと言いながら、男の手は優しく私に触れるのだ。
という人外×ヒロインのNTR話。NTRなのでR-18でございます。
NTRですがハッピーエンド(予定)です。
♡の記号が多々ありますのでご注意下さい。
10話程度で終わる予定です。
文字数 40,573
最終更新日 2022.10.26
登録日 2022.05.27
リング・ボウ侯爵令息は仮婚約したばかりのチェリー嬢を怒らせてしまうが余裕で謝りもしない。
何故なら彼女は前世でも夫婦だった運命の相手!
だから多少怒らせても大丈夫…と思っていたら仮婚約破棄!?
何故だ!?
チェリー嬢は前世を忘れているのだな?
思い出させなければと焦るリング…
前世日本人が異世界に生まれ変わっている設定です。
異世界はドレス、馬車、騎士の世界観です。
*本作品の無断転載・AI学習への利用を禁止します。
文字数 4,535
最終更新日 2025.06.19
登録日 2025.06.19
※前日譚『三千世界の鴉なんて殺さなくても我々は朝を迎えられる』も連載中!そちらもあわせてお楽しみください。
結婚して数年経っても変わらずラブラブな夫婦。毎年クリスマスが近づくと、必ず妻にプレゼントの希望を聞く夫だが、妻は欲しいものが思い浮かばないようで、いつも当日ぎりぎりになってささやかな贈り物をねだる。しかし、彼女が今年希望するプレゼントは例年と少し違っていて……?
いつまでも恋人のように甘い関係の夫婦がクリスマスに愛し合う(意味深)お話です。
基本的にはイチャイチャ甘々ハッピーですが、双方の愛情がとても重く深く病んでおりますので、お好きな方のみお進みくださいませ。
※規定の年齢に達していない方の閲覧を固く禁じます。
※物語の特性上、避妊を行わない性描写が含まれておりますが、現実世界におけるそういった行為を推奨しているわけではございません。必ず双方合意の上でお楽しみください。
文字数 589,443
最終更新日 2024.06.15
登録日 2022.12.24
公爵子息である夫に嫁いではや半年、ローズは、政略結婚であってもそれなりに仲の良い夫と、それなりの夫婦生活を送っているつもりだった。
しかしある夜、彼との時間を終えた後、今まで体を重ねていたベットで見覚えのない派手な下着を見つけてしまう。桃色の布地に柔らかなフリルがあしらわれた扇情的な下着はどう思い返してもローズの物ではない。
ほかにも浮気を疑う怪しい点が出てきて、ついにローズは牽制してくる浮気相手を突き止めようと行動を起こすのだった。
アップテンポで進みます。五万文字いかないぐらいのお話です。
ぜひぜひさくっと読んでいってくださいませ。😊
文章が肌に合った方は、よろしければ長編ものぞいてみてくれると飛び跳ねて喜びます。
文字数 48,043
最終更新日 2024.01.07
登録日 2023.12.23
夫の前に置かれた一枚の白紙――離婚届。
不倫をした妻・恵は、罪を隠さず向き合うため、自らの髪を剃り落とし丸坊主となる。
坊主の頭皮に当たる風、街の視線、同僚との会話、母の優しい言葉、そして祖母が残した手紙。
すべてが彼女に「嘘を隠さない生き方」を迫り、同時に「新しい自分」を照らし出していく。
夫・聡はなお揺れていた。怒りと愛情、赦しと不信、その狭間で立ち尽くしながらも、丸坊主の妻を見つめることで「終わりではなく、続ける余白」を見つけていく。
――髪は伸びる。心もまた、切らなければ伸びない。
不倫から始まった断髪が、「罰」から「再生の証」へと変わるまでを描く、夫婦の物語。
井上 恵(いのうえ めぐ)
三十代前半の女性。編集会社勤務。
不倫をしたことをきっかけに、夫との関係が大きく揺らぐ。
罪を隠さず向き合うため、自ら髪を剃って丸坊主になる。
坊主頭を通じて、風や光、他人の視線を正直に受けとめ、自分自身を取り戻していく。
井上 聡(いのうえ さとし)
恵の夫。会社員。
妻の不倫を知り、深く傷つき離婚を決意するが、彼女の断髪を見て迷い始める。
怒りと愛情のあいだで揺れながら、再び妻と向き合う決心をしていく。
藍(あい)
恵の後輩。編集部の若手社員。
先輩である恵の変化を間近で見て大きな影響を受け、自らも髪を短く切る。
「嘘をつかない姿勢」に憧れ、恵の心の支えとなっていく。
恵の母
穏やかで温かな性格。娘の坊主頭に驚きつつも「似合っている」と肯定する。
血縁ならではの優しさで恵を支え、彼女の選択を受け入れる存在。
祖母
故人。戦後の混乱期を生き抜き、若い頃に断髪を経験した。
生前に恵へ残した手紙が、後に「坊主は再生の象徴」であることを伝える重要な道標となる。
吉岡カウンセラー
中年の男性カウンセラー。
恵と聡が向き合う場を整え、「坊主は終わりではなく始まり」と言葉で示す。
夫婦が再生へ進むきっかけを与えた第三者。
文字数 24,219
最終更新日 2026.01.29
登録日 2026.01.15
鬼神の血を引く退屈上皇・貴仁。夜の都で魑魅魍魎をぶった斬り、退屈つぶしに怪異狩り――のはずが。
闇で拾ったのは、星屑みたいな黒髪を揺らす姫君。
袿と長袴、顔は文句なしの美人。――ただし頭には、ぴんっと尖った大神(おおかみ)の耳。しかも、男。名は薫。
「そなたは私が守る」
「……私も貴仁様をお守りしたい」
宮中では怪異が連鎖し、噂は噂を呼び、誰かが都を“わざと”汚している。
貴仁の胸の奥では鬼神の血がざわめき、薫は祈りと異能でそれを鎮めようとする――
人ならぬ者同士の縁は、禁忌か、救いか。
剣で斬る! 祈りで鎮める! そして夫婦で、都を守る!
退屈上皇×大神耳の姫君(男)、夫夫の物の怪退治――開幕。
文字数 125,216
最終更新日 2026.01.27
登録日 2025.12.26
創世神エルヴェドの祝福を受ける、多種多様な種族が住む、魔法が存在するとある世界。
プレヴェド王国の公爵令嬢であるエリザベスは悲しみのどん底にいた。
婚約者である第二王子イーリスが最近、精霊の愛し子と呼ばれる伯爵令嬢に熱を上げており、しかも学園の空き教室でふたりがキスをしている場面を目撃してしまったのだ。
婚約しているのはエリザベスなのに、イーリスは伯爵令嬢が婚約者であるかのように振る舞うし、彼女もそうであるかのように振る舞う。
エリザベスはひとり、人気のない学園西棟の中庭のガゼボで決して今まで零さなかった涙を流しながら決意する。
自分の持てる全ての力を使って、あの女をイーリスから遠ざけようと。
――というのが乙女ゲーム「紅乙女の幻想曲〜ファンタジア〜」に登場する、第二王子ルートの悪役令嬢エリザベスが主人公(ヒロイン)に虐めをするきっかけの逸話である。
主人公が第二王子ルートを選択した場合に、エリザベスは身につけた知識と持てる権力を使って主人公を追い詰めるのだが、実は主人公が第二王子ルートを選択しようがしまいが、エリザベスは幸せになれない。
良くて仮面夫婦で第二王子の愛を得られないまま仕事に生きるか、最悪第二王子暗殺未遂の容疑(本当かどうか不明)で国外追放である。
この、乙女ゲームによく似た世界のエリザベスも同じ運命を辿ろうとしていた。
ところが、この乙女ゲームをプレイしたことがある前世の記憶を持つ、とあるモブ令嬢は悪役令嬢エリザベスに憐憫の情を覚えていた。
だから、その運命の日モブ令嬢はうっかりボヤいてしまったのである。
「彼女、今頃あの西棟の中庭で泣いてるのかしら」
と。
これは、悪役令嬢になるはずだったエリザベスが幸せを掴み、モブ令嬢はエリザベスを応援しているうちにいつの間にかモブじゃなくなる物語。
※ R15は*、R18は**がタイトルにつきます。
※ 拙作「お姉さまのお陰で幸せになりました!」等と同じ世界感です。
文字数 242,842
最終更新日 2022.12.06
登録日 2020.04.27
結婚式当日に、花嫁の立場を妹に奪われた! さらに両親は、スティーブ・ネスト公爵から求婚されたメイリン・ミラー伯爵令嬢の婚約を認め、婿を迎える家から追い出すことに決めた。
メイリンは顔立ちこそ整ってはいるが、茶色の髪と瞳という地味な容姿をしているモブ令嬢だ。対して妹のシェリーは、華やかで可愛い容姿をしていて、性格も甘えん坊で庇護欲をそそるタイプである。
メイリンは美人系の容姿で、上品だが華やかさはない。性格も大人しいメイリンは、手広く商売をしていてお金持ちのミラー伯爵家の令嬢なのに、使用人のようにこき使われていた。
婚約者であるルイス・ペイン侯爵令息は浮気者で派手好み。何人もの令嬢に手を出しては捨てていた。ルイスはメイリンよりもシェリーと結婚したいと思っていたが、祖母が許さなかった。
祖父の代でペイン侯爵家から受けた恩を返すため、貧乏で三男に継がせる爵位もない侯爵家からルイスを婿にとることは、メイリンが生まれた時から決まっていた。
メイリンは祖父母のお気に入りで、メイリンが家督を継ぐことが決められていた。
両親は厳しい祖母を嫌っていた。だから見た目も祖母に似ていてしっかり者のメイリンよりも、子供らしく甘えてくるシェリーを両親は可愛がった。なにかにつけてシェリーを優先してメイリンに我慢を強いる両親も、わがまま放題の妹も、メイリンにとっては負担でしかない。
祖母が亡くなってルイスとシェリーの結婚に反対する者が消え、さらにネスト公爵からメイリンがプロポーズされたのを見た両親は、ちょうどいいとばかりにメイリンとネスト公爵との婚約を認めた。そしてルイスを婿として迎えた家からメイリンを追い出すことに決めた。
無事に結婚式は終わり、ルイスとシェリーが夫婦となり、メイリンは実家を後にする。
ネスト公爵家では、主人がやっと結婚してくれたと、メイリンは大歓迎される。
新生活を始めたシェリーとルイス。姉がやっていた程度のことなら自分にもできると仕事を始めるもシェリーには商才がなく、計算も苦手。ルイスは接客だけは得意だった。
ところがルイスに捨てられ女性たちが現れてシェリーが襲われ、顔を切り刻まれる。
シェリーの顔には傷が残り、命に別状はないものの、性格はより苛烈にわがままになった。
ルイスは毎日のようになじられている。だが婿入りしたルイスに行き場はなく、生きていくためには離婚もできない。浮気することもできず、毎日のように責められて、ルイスもまた次第に病んでいった。
両親もシェリーには手を焼いていて、商売も次第に先細っていった。
ネスト公爵夫人となったメイリンは、実家から助けを求められるも応えず、愛する夫に守られて穏やかで幸せな結婚生活を送る。
文字数 24,632
最終更新日 2026.07.31
登録日 2026.06.06
キルッシュ王国は聖女の結界によって、魔物から守られてきた。
けれど、数百年に一度、聖女の結界は弱まり魔物の進入が増えてくる。
現国王のミハイリッツは息子のアーシャントに聖女との婚姻を命じた
けれどアーシャントには公爵令嬢のラディールという婚約者がいた。
ゆるゆるの設定でご都合主義です。
軽い短編のつもりです。
文字数 45,733
最終更新日 2020.07.08
登録日 2020.06.03
少子化対策が行き詰まり、恋愛と生殖が個人の自由から国力維持のための公務へと用途変更された日本。三十歳以上の独身者には容赦なく独身税が課され、婚姻世帯すらもウェアラブル端末で配偶者との距離を二十四時間監視される時代。月間の親密滞在時間が基準を下回れば、容赦なく仮面夫婦罰金が引き落とされる。そんなディストピア社会において、市民たちが罰則を回避し、補助金を毟り取るための聖域。それが国家直営の「国立ラブホテル」だった。市民課から人口増加推進課へと出向になった不運な役人・佐藤は、国立ホテルのフロント業務や、抜き打ちの親密査察に追われる日々を送る。ベッドサイドのバイオセンサーが行為の熱量と時間を測定し、規定スコアを超えれば「ナカヨシ・マイナポイント」が即時付与される狂った客室。数千円分のポイントのために、国家に寝室を覗かれ、行為を採点される市民たちを、佐藤は冷徹に、事務的に、淡々と管理していく。「避妊具の持ち込みは刑事罰」「愛の最低充足値不足による親密査察エラー」……。お役所言葉の冷徹さと、ポイント還元という現代的な軽薄さが織りなす、最高にグロテスクで最高に金の匂いがする近未来ディストピア・サスペンス、ここに竣工。
文字数 16,724
最終更新日 2026.07.03
登録日 2026.06.09
「君を一生守ると誓おう。……たとえ、この手が罪に汚れようとも」
十五年前、騎士団長だった父は、親友である王太子ジークハルトを庇って戦死した。
五歳で天涯孤独となったルシアンを抱きしめたのは、血の匂いと深い後悔を纏ったジークハルトだった。
「父の代わりにはなれないが、私が生涯、お前の側にいる」
その日から、ルシアンは王宮の奥深く、宝石のように大切に、そして過保護に育てられた。
二十歳の年の差、世継ぎも作らず自分だけに注がれる無償の愛。
成人を目前に控えたルシアンは、いつしか自分を保護する「父の親友」に対し、名前の付けられない熱い感情を抱き始める。
しかし、華やかな夜会の裏側で告げられた残酷な真実。
「殿下が貴方を側に置くのは、死んだ親友への『贖罪』に過ぎない」
自分の存在が愛する人の未来を縛る枷であったと知ったルシアンは、感謝と絶望を胸に、何も告げず王宮を去る決意をする。
逃げ込んだ先は、かつての父を誰よりも誇りに思う叔母夫婦のもとだった。
だが、ルシアンは知らなかった。
彼を失ったジークハルトが、十五年かけて築き上げた「慈愛の仮面」を脱ぎ捨て、狂気に満ちた執着を剥き出しにすること。
そして、ルシアンを溺愛する叔母夫婦が、彼を傷つけた王宮の者たち、そして殿下本人にさえ「死よりも残酷な報復」を企てていることを――。
償いから始まった関係が、歪んだ独占欲へと変貌する時。
逃げ出した小鳥を待ち受けていたのは、自由ではなく、より深く甘い「狂愛」の檻だった。
文字数 2,637
最終更新日 2026.03.04
登録日 2026.03.04
「エミリ。すまないが、これから暫くの間、俺の同僚のアーダの家に食事を作りに行ってくれないだろうか?」
王国騎士団の騎士である夫デニスにそう頼まれたエミリは、もちろん二つ返事で引き受けた。女性騎士のアーダは夫と同期だと聞いている。半年前にエミリとデニスが結婚した際に結婚パーティーの席で他の同僚達と共にデニスから紹介され、面識もある。
※ 全6話完結予定
文字数 14,233
最終更新日 2024.03.14
登録日 2024.03.09
ある春の日の午後、ソフィアは笑顔で夫に告げた。
「旦那様、そろそろ離縁の準備をいたしませんと」
というのも、ソフィアと夫のレイモンドは契約結婚の仮面夫婦。しかも三年という期限付きで、その契約満了日が迫っていたからである。
そのためソフィアは当然のように離縁を申し出たのだが、どうも夫の様子がおかしい。
「ソフィア……そのことなんだが」
「? 何か問題でも?」
「契約を、延長してくれないか?」
予定通り離縁を望むソフィアと、彼女を愛してしまったが故に婚姻継続したいレイモンド。
果たしてふたりの行き着く先は――?
※小説家になろう、エブリスタにも掲載中
文字数 146,308
最終更新日 2026.04.20
登録日 2026.03.08