「視線」の検索結果
全体で1,189件見つかりました。
▪️概要
私立修徳学園には、誰もが避けるクラスがある。
—2年8組、通称「B組」。
問題児、家庭事情、過去のトラブル。
理由は様々だが、「関わると面倒になる」と噂されるそのクラスに属する新田航は、周囲から距離を置かれながらも、仲間たちと穏やかな日常を過ごしていた。
そんな彼の前に現れたのは、2年1組の早坂咲希。
真っ直ぐで、誰にでも分け隔てなく接する彼女は、B組という“境界線”を気にも留めない。
だがその関係は、周囲の視線や教師の圧力、そしてそれぞれが抱える過去によって揺さぶられていく。
—それでも、手を離さなければ、越えられるのか。
友情と偏見、そして恋。
閉ざされた教室の中で芽生えた想いが、やがて学園全体を変えていく青春恋愛ストーリー。
文字数 8,278
最終更新日 2026.03.27
登録日 2026.03.26
「――私は決めているんですよ。例え数百、数千の歳月が過ぎようとも必ず見つけて守ると」
魔術師サラは、不思議な青年と出会う。
その出会いが、サラを少しずつ変えていく。
視線の一瞬、温もりのずれ、言葉の途切れ——
再演の夢が繰り返し、静かに反転する。
孤独を溶かし合い、、二人だけの色で染めてゆく。
夢が解けるたび、心は残酷に、優しく、変わる。
静かに繰り返される約束。
静かな二人だけの旅。
心だけを抉る物語。
文字数 49,912
最終更新日 2026.04.11
登録日 2026.04.06
30歳、広告代理店の主任・安藤理玖。
仕事は真面目に、私生活は質素に。美人系と言われても、恋愛はもう卒業した。
──そう、あの過去の失恋以来、自分の心は二度と動かないと決めていた。
そんな理玖の前に現れたのは、地方支社から異動してきた新入部下、中村大樹(25)。
高身長、高スペック、爽やかイケメン……だけど妙に距離が近い。
「主任って、本当に綺麗ですね」
「僕だけが気づいてるって、ちょっと嬉しいんです」
冗談でしょ。部下だし、年下だし──
なのに、毎日まっすぐに“推し活”みたいな視線で見つめられて、
いつの間にか平穏だったはずの心がざわつきはじめる。
手が触れたとき、雨の日の相合い傘、
ふと見せる優しい笑顔──
「安藤主任が笑ってくれれば、それでいいんです」
「でも…もし、少しでも僕を見てくれるなら──もっと、近づきたい」
これは恋?それともただの憧れ?
諦めたはずの心が、また熱を持ちはじめる。
文字数 65,861
最終更新日 2025.04.26
登録日 2025.04.06
時は幕末。不逞浪士が攘夷という大義を振りかざし、異人打ち払い、商家へのゆすりなど好き放題に暴れていたころ。東海道筋の品川近くにある剣の道場の隠居、黒松映(くろまつうつり)は弟子である旗本、栗島の護衛をすることになる。映は齢七十五の老女でありながら凄腕の剣士であった。
栗島を襲ってきた浪士を退治し、暴れ馬に乗っていた英国の少女マーガレットを助けて、彼女に剣の手ほどきをすることになってから、攘夷を実行する者たちと対決することになっていく。
剣の出稽古のために、マーガレットが住む外国人居留地に通うようになり、映は近隣の商人たちが商売相手として異人に熱い視線を送っていることに気がつく。この品川や横浜あたりでは、攘夷などと言っているのは、腹に一物を持っている田舎侍たちだけで、異人は社会の中に、経済の循環の中に取り込まれていた。
マーガレットが浪士に差し向けられた刺客に命を狙われたことから、映は浪士たちと戦う決意をする。一人息子である現道場主の綱道、道場の弟子でもあり便利屋でもある百姓の蔵蔵(くらぞう)、門人のひとりで今は山猟師の福次、闇夜に居留地へ魚を売りにきていた心太、そして映の片腕であり同じ年のくノ一(くのいち 女性忍者のこと)末。彼らの協力を得ながら異人を守り、悪の浪士を退治しようとする。
つまり、異人を排除しようとする攘夷思想の武士を、庶民が懲らしめるのである。
しかし、浪士たちはただの無頼ではなく背後に大藩がついていた。最新式の銃を持っており、それで異人を狙撃するつもりなのだ。末とその仲間の探索で、敵が銃を使ってくると予測した映は入念な準備をする。と言っても剣士である映は銃を手にしたりはしない。庶民階級の仲間とともに自分たちの武器を手にとって相手と戦う。
外国人居留地を拡張するための地鎮祭で、異人各国の代表者や幕府の要人などが列席する中、敵が最新式銃で狙撃してきた。蔵蔵手製の目隠しでそれを防ぎ、奴らを海岸の砂浜に追い込む。敵の首謀者を説得しようとする栗島や英国の警備兵を連れて助太刀に入ろうとするマーガレットも交えつつ、攘夷派との決戦が始まろうとしていた。
文字数 79,790
最終更新日 2023.05.29
登録日 2023.05.29
「メリー・ローズ! お前との婚約を破棄する!」
きらびやかな夜会の中心で、ナルシストな第一王子ヴィルフレドに断罪を突きつけられた侯爵令嬢メリー。
周囲が同情と蔑みの視線を送る中、彼女は心の中で狂喜乱舞していた。
「キターーー! これで自由よ!!」
実は、被害者として王子の腕に抱かれている男爵令嬢リリアーナは、メリーの幼馴染にして「ズッ友」の親友。二人は、自己愛が強すぎる王子から逃げ出すため、長年「悪役令嬢」と「悲劇のヒロイン」を完璧に演じ続けてきたのだ!
文字数 50,964
最終更新日 2026.01.22
登録日 2026.01.22
<読み切りファンタジー小説>
青く美しい星『アスレラ』は魔王の闇が世界を覆い始めていた。だが魔王ありしとろこに勇者ありというのが世の常。この世界にも例外なく勇者がその聖剣と共に現れた。そして勇敢な仲間と共に魔王城を目指し旅を続け、ついに魔王と対峙する。この世界の命運を分ける大勝負が始まった。光か闇か。この世界が望むのはどちらなのか?そして両者は力と力をぶつけ合い、ついに決着がつくかと思われた。だがその時。突然、魔王城天井を突き破り光線が降り注ぐ。咄嗟に2人は最後の一振りの為に貯えた力をその光線の対処に使用した。そして光線が消えたことで崩れた天井とその向こう側が見え始める。その光景に勇者のみならず魔王までもが表情をこわばらせる。視線の先では空を覆いつくほど大きな空飛ぶ円盤一隻と無数にの小さな空飛ぶ円盤が2人を見下ろしていたのだ。そして固まるように空を見上げていた2人を囲うようにエイリアンが空飛ぶ円盤から下りてきた。もう終わりかと思われた勇者の物語。だが本当の始まりはここからだった。
アスレラを分かつ人類と魔王軍の勢力図に新たに加わったエイリアン。人類と魔王軍は圧倒的戦力を持つエイリアンに対処するため、休戦協定を結び互いに手を取り合った。エイリアンという強大な敵が前代未聞のタッグを組ませる。
※この物語はフィクションです。実在の団体や人物と一切関係はありません
文字数 41,024
最終更新日 2024.05.05
登録日 2024.04.19
無能王子の婚約者のラクシフォリア伯爵家令嬢、シャーロット。王子は典型的な無能ムーブの果てにシャーロットにあるはずのない罪を並べ立て婚約破棄を迫る。
__婚約破棄、大歓迎だ。
そこへ、視線で人手も殺せそうな眼をしながらも満面の笑顔のシャーロットの兄が王子を迎え撃った!
勝負は一瞬!王子は場外へ!
シスコン兄と無自覚ブラコン妹。
そして、シャーロットに思いを寄せつつ兄に邪魔をされ続ける外交官。妹が好きすぎる侯爵令嬢や商家の才女。
周りを巻き込み、巻き込まれ、果たして、彼らは恋愛と家族愛の違いを理解することができるのか!?
短編 兄がいるので悪役令嬢にはなりません を大幅加筆と修正して連載しています
カクヨム、小説家になろうにも掲載しています。
文字数 45,189
最終更新日 2024.09.15
登録日 2024.09.13
辺境の小侯爵家の娘リディアは、借金まみれの実家を救うため、悪名高き「黒薔薇公爵」リアンの妻となることを決意する。
噂では――「顔良し、頭良し、剣も馬も天下一品、でも浮気癖が最悪」らしい。
実際に婚約者と対面した彼女は、まさに人を惑わす美貌に一瞬で言葉を失う。だが次の瞬間――「芋臭い娘だな」と冷たく言い放たれ、初夜すらすっぽかされてしまう。
浮気ばかりの夫、冷たい屋敷、笑いものにされる社交界。
けれどリディアは諦めない。借金返済のため、そして自分の誇りのために、彼女は堂々と「公爵夫人」として歩もうと決意する。
ところが、次第に夫の視線が彼女だけに注がれはじめる。
「……お前は俺の妻だ。他の男に笑うな」
嫉妬深く、不器用で、でも時折見せる優しさが胸を締め付ける。
彼の浮気は仮面? 本当の顔は――国を背負う孤独な騎士?
借金令嬢とイケメンクズ公爵の政略結婚は、やがて激しく甘い恋へと変わっていく。
文字数 19,752
最終更新日 2025.10.12
登録日 2025.10.02
王都の大広間には、華やかな音楽と人々のざわめきが溢れていた。
社交界の中心ともいえる舞踏会。煌びやかなシャンデリアの下、若き令息や令嬢たちが談笑し、舞い踊り、誰もが夢のようなひとときを楽しんでいる。
けれど――その場の視線は、一人の令嬢へと集まっていた。
「リリアーナ・フォン・エルバート。お前との婚約を破棄する!」
鋭く響いたのは、婚約者である第一王子アルベルト殿下の声だった。
人々はざわめき、音楽が止まる。
「え……」
文字数 12,606
最終更新日 2025.09.28
登録日 2025.09.28
入学式シーズンという事で、こんなお話はいかがでしょうか?
4/24、本編完結しましたが、この後数話番外編を更新する予定です。
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「あれ?あそこにいるの姫ちゃんじゃねーの?・・・うわぁ、流石にデカくなって可愛くなくなったなぁ!」
オレの名前は貴志 龍星(きし りゅうせい)。今日は高校の入学式だ。先のセリフを吐いた同じバスケ部の友人、菊池 友哉(きくち ゆうや)の視線の先にいたのは、小学生時代の親友、市姫 叶和(いちひめ とわ)だった。
違う中学校に通っていたので会うのは三年ぶりだ。
小学生の姫は幼いながらも顔が整っており、小柄で本当に可愛かった。忘れられないのは、卒業間近にあった保護者を招いての謝恩会。その中での男子有志(女子によって無理矢理選抜)による女装大会での、ぶっちぎり一位・・・同級生の女子なんかより全然可愛い超絶美少女っぷりに正直惚れそうになった。保護者票もほぼ姫に入っていたな。
しかし、こいつ性格は可愛くないんだよ。頭が良くてキレッキレのツッコミをする小賢しいタイプ。おまけに口も悪い。だがオレはそんな姫を気に入っていたし、姫もオレを脳筋だと笑いながらも気に入ってくれていたと思う。
ユウヤの言う通り、確かに背はあの頃より二十センチ以上伸びてはいるが・・・オレたちより十センチ?いや、もっと?低いし、何より今もむちゃくちゃ可愛いよねぇっ??!!!ユウヤどこ見て言ってんの???
姫が可愛くないはずがないっ!!!
で、話しかけてみると、相変わらずキレッキレのツッコミをする冷めた目つきの姫だった・・・
これは、三年ぶりに再会した姫にオレが再会惚れし、必死に口説き落とす物語。
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☆基本、男子高校生がわちゃわちゃ、イチャイチャとじゃれてるだけのお話ですが、後半にエロ入ります。
☆R18がある回には*を付けています。
☆最初は短編としておりましたが、番外編を含めると五万字を超えそうなので長編に変更させていただきました。
文字数 59,981
最終更新日 2022.05.01
登録日 2022.04.08
かつて“悪役令嬢”として異世界で名を馳せた令嬢――リリアーナ=フォン=エーデルワイス。彼女は婚約者に裏切られ処刑寸前、気づけば現代日本の学園に“江戸川りりあ”として転生していた!
気高き所作、完璧な振る舞い、そして天然なまでの気品を纏いながらも、どこかズレた価値観で日常に挑むりりあは、入学初日から学園中の視線を独占。だが、クラスメイトからは「なんかすげぇ子来た」とちょっと浮いた存在に。
そんな中、水沢ほのかとの出会いが、彼女の運命を大きく変える。陽キャギャルのノリに戸惑いつつも、りりあは“友達”という概念を初めて知り、次第に現代に馴染んでいく。
そしてもうひとつ、彼女の心をざわつかせる存在が。それが、ちょっと不良風で無愛想なクラスメイト・蓮(れん)。彼とのすれ違い、噂、ふたりきりの時間――令嬢のくせに恋愛初心者なりりあは、毎日が“ときめき事件”の連続!?
校則違反? スカート丈? 恋の指南? テスト事件?
ギャルなほのかと令嬢リリアーナと無愛想な蓮が手を取り合い、恋と友情とドタバタが渦巻く学園ライフが、今はじまる!
これは、“悪役”だった少女が、自分の気持ちと居場所を探していく物語。
現代という異文化で見つけた“誰かのために笑える幸せ”が、彼女の心をやわらかく変えていく。
本気で書籍化目指してます! お気に入りやハートを押して行ってもらえる励みになります!
文字数 67,980
最終更新日 2025.06.22
登録日 2025.06.10
「あっくんってさ、俺のこと好きなの?」
コンビニに寄って2人で棒アイスを買い食いしながら歩いている。ただでさえ暑いのにアイスを咥える俺に熱い視線を送っていた幼馴染は俺の放った言葉にフリーズした。
「…はぁ?!なっ何言ってんだよ急に!!そんな訳ないだろ!」
ようやくフリーズの解けたあっくんは勢いよく叫んだ。
すごい慌てぶりとすごい否定っぷりだ。
「あれ?そうなの??」
仲良しの幼馴染が自分のことを好きなのではないかと気付きストレートに質問してしまったことで拗れる2人のすれ違いBL
異世界無し、タイムループ無し、転生無し
幼馴染二人の初恋物語
小説作り初挑戦なので期待せず読んで頂けたらと思います
文字数 124,710
最終更新日 2024.07.31
登録日 2024.05.10
大地に立つ樹々は赤く輝き、燃えているのは火ではなく命――人々はこの現象を「ライフフレア」と呼び、神聖視していた。16歳の少女カレンは、小さな村の外れで、命の炎に魅せられながらもその危険性を知る母に止められていた。
しかし、カレンは恐れを超えて命の炎に手を伸ばす。掌からあふれるライフフレアに体を包まれ、心臓の鼓動とともに全身に力が漲る。炎と共鳴する森の木々、そして遠くから見つめる何者かの視線——。
火ではなく命が燃える世界で、少女の好奇心と勇気が、新たな冒険と未知の力への扉を開く。カレンの物語は、今、命の炎と共に幕を上げた。
文字数 4,464
最終更新日 2026.04.09
登録日 2026.04.05
【 選択なき檻か、死角なき檻か──どちらの自由が正しいか 】
異能。それは力ではない。
情報であり、構造であり、感染する“記憶”である。
都市に暮らす者は、監視の網に包まれながら豊富な選択肢を享受する。
荒野に生きる者は、制約から解き放たれながらも、
生存そのものを賭けた狭苦しい選択肢しか持たない。
朝比奈と篠ノ目──かつて同じ場所で育った二人は、異なる道を選んだ。
監視と秩序を受け入れた朝比奈にとって、
外の自由こそが「選択なき檻」に見える。
都市を拒んだ篠ノ目にとっては、
見られる安心に包まれた監視社会が「死角なき檻」として映る。
二人の視線は交わらず、どちらの自由が正しいのか答えは示されない。
ただ、それぞれの檻の中で人は生き、語り、記録されていく。
異能とともに歩むこの社会で、自由の定義そのものが試される。
登録日 2025.10.08
イケメン彼氏の友志に、自慢の親友で幼馴染の由紀。高校2年生の愛美は、大好きな人達に囲まれて幸せな高校生活を送っていたはずだった。
しかし、不思議な転校生・実徳と出会ってから、愛美は常に誰かの視線を感じるようになり??????。
文字数 1,803
最終更新日 2017.04.13
登録日 2016.09.06
大広間には、まばゆいシャンデリアと華やかな音楽が溢れていた。
けれども、その中心で立たされている私――公爵令嬢リディア・フォン・エルノートは、吐き気がするほどの冷たい視線を浴びていた。
「リディア・フォン・エルノート!」
威圧的な声で名を呼んだのは、この国の第一王子アルベルト殿下。
本来なら私の婚約者であり、この夜会で正式に結婚が発表されるはずだった。
だが、彼の隣に立つのは私ではなく――甘ったるい笑みを浮かべる、男爵家の娘クラリッサ。
「お前はクラリッサを虐げ、陰湿な嫌がらせを繰り返してきた。そんな悪辣な令嬢を、この場で断罪する!」
文字数 11,144
最終更新日 2025.09.03
登録日 2025.09.03
県内随一の進学校、泉遥高校の女子生徒、皆川優月の視線の先には、彼女のクラス――二年一組の担任を務める男性教師の姿が。彼は芳月千蔭――眉目秀麗かつ温厚な性格で、学年問わず数多の生徒から絶大な人気があり、そして今も壇上の辺りにて数多の生徒に囲まれていて。だけど、そんな彼の表情にはいつも何処か翳があり――
文字数 36,691
最終更新日 2025.05.18
登録日 2025.05.16
仕事終わりの居酒屋。
酔ったセンパイが下品な絡み方をしてくるから、こっちはもう気が気じゃない。
気になるのは周りの視線と自分のケツの安否。
えろいことはしてないんですけど、会話がちょっと下品なのでR-15にしておきますね。
文字数 3,194
最終更新日 2021.09.15
登録日 2021.09.14
◆文鳥少女アリスと元王子レイモンドの、ほんわかじれじれ成長恋物語◆文鳥シリーズ②
期間限定で文鳥の姿となり、6歳のレイモンド王子を守る仕事を引き受けた、16歳の男爵令嬢アリス。
あれから時は流れ……レイモンドは15歳に。
若葉美しい春、レイモンドの魔法学院での寄宿舎生活がスタート!
もちろん、文鳥アリスも一緒に。
しかしそこで、思いがけない再会が…。
――◇以下本文冒頭◇――
アリス・ウイスランドは、長い白銀の髪に緑の瞳をした十六歳の男爵令嬢だ。
――九年前までは。
若葉芽吹き、若人の心躍る春。
魔法学院の教員用寄宿舎の一室で、鳥籠の止まり木にちょんとのる、手のひらサイズの真っ白な一羽の文鳥。
これが、今のアリスの姿である。
そして、アリスの視線の先にいるのは、アリスと同じ白銀の髪に緑の瞳をした一人の男性だ。
その人は、アリスをじっと見ると
「アリス姉さん……」
そう、苦し気につぶやいた。
文字数 15,295
最終更新日 2023.09.05
登録日 2023.09.05
