「れつ」の検索結果

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BL 連載中 短編
公爵家の3男として生まれた俺は、家族から憎まれていた。 母が俺を産んだせいで命を落としたからだ。 俺は生まれつき魔力が多い。 魔力が多い子供を産むのは命がけだという。 父も兄弟も、お腹の子を諦めるよう母を説得したらしい。 それでも母は俺を庇った。 そして…母の命と引き換えに俺が生まれた、というわけである。 こうして生を受けた俺を待っていたのは、家族からの憎しみだった。 父親からは居ないものとして扱われ、5つ上の長兄からはゴミのような目で見られ、 3つ上の次兄からは人殺しだと罵られ…。 最低限の食事は与えてくれたおかげで、なんとか生きてはいた。 が、それ以外は物置のような部屋に放置されていたのである。 赤子を1人で放置なんて、有り得ないよな? 対外的には「生まれつき身体が弱く、外に出せない」と言っていたようだが、 正直、そのまま死んでくれれば、とでも思っていたのだろう。 1人ぼっちの部屋には、時折兄弟が来た。 といっても、俺の様子を見に来たというわけではない。 俺を罵るためだ。 言葉の中身はよくわからなかったが、自分に向けられる敵意と憎しみは感じた。 ただ悲しかった。辛かった。 だれでもいいから、 暖かな目で、優しい声で俺に話しかけて欲しい。 ただそれだけを願って毎日を過ごした。 物ごごろがつき1人で歩けるようになると、俺はひとりで部屋から出て 屋敷の中をうろついた。 だれか俺に優しくしてくれる人がいるかもしれないと思ったのだ。 召使やらに話しかけてみたが、みな俺をいないものとして扱った。 それでも、みんなの会話を聞いたりやりとりを見たりして、俺は言葉を覚えた。 そして遂に自分のおかれた厳しい状況を…理解してしまったのである。 兄たちがいつも言う言葉の意味も、ようやくわかった。 「まだ生きているのか。お前なんて死んでしまえばよかったのに」 (ぼくはかあさまをころしてうまれたんだ。 だから、みんなぼくのことがきらいなんだ。 だから、みんなぼくのことをにくんでいるんだ。 とうさまも、にいさまも、ぼくがしんだほうがいいとおもっているんだ。 ぼくは「いらないこ」だった。 ぼくがあいされることはないんだ。) 「僕」に「俺」が生まれた。 わずかに縋っていた希望が打ち砕かれ、絶望し僕の心は砕けはじめた。 そして前世の俺「須藤卓也」の記憶が蘇ったのである。 「いやいや、俺が悪いんじゃなくね?」 公爵や兄たちが後悔した時にはもう遅い。 俺は「家族に捨てられた僕」から「家族を捨てる俺」になった。 憎まれ3男の無双! 初投稿です。細かな矛盾などはお許しを… 感想など、コメント頂ければ作者モチベが上がりますw
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小説 17 位 / 185,583件 BL 2 位 / 24,058件
文字数 20,142 最終更新日 2024.06.17 登録日 2024.06.15
日常にダンジョンが溶け込んで15年。 冥層を目指すガチ勢は消え去り、浅層階を周回しながらスパチャで小銭を稼ぐダンチューバーがトレンドとなった現在。 ひとりの新人配信者が注目されつつあった。
24h.ポイント 23,168pt
小説 81 位 / 185,583件 ファンタジー 9 位 / 42,693件
文字数 100,703 最終更新日 2024.06.17 登録日 2024.06.11
恋愛 連載中 長編 R15
「かならずや生きて戻り、おまえをしあわせにする」 そう約束し、敵国に潜入した夫が死んだ。そうきかされた。 そして、三年後、夫の死を信じられないまま、わたしも敵国に潜入した。夫と同じように。元上司である大佐の妻役として。 そして、その敵国で出会ったのは、妻子と幸せに暮らしている夫だった。 死んだはずの夫は、わたしとではなく敵国のレディと息子と家庭を築き、しあわせに暮らしていた。 夫ベンは、記憶喪失に違いない。彼の記憶を取り戻すべく、極秘の活動を開始する。が、それがうまくいかないどころか、王子やら謎の人物やらに絡まれつきまとわれるように。しかも命まで狙われるってどういうことなの? わたしはただ夫ベンの記憶を取り戻し、どこか静かなところでしあわせに暮らしたいだけなのに。夫と彼との子どもたちといっしょに。それなのに命を狙われたり王位継承の謀略に巻き込まれたり、いい加減にしてほしい。 わたし、いったいどうなるの? ベンを取り戻せるの? また彼に愛されるようになるの? 彼に愛されたい。彼に心も体も愛撫されたい。ただそれだけなのに……。 ※ハッピーエンド確約。いわゆるスパイものです。初のR15指定。ご都合主義のゆるゆる設定はご容赦願います。 ※申し訳ありませんが、タイトルは変更する可能性があります。
24h.ポイント 12,688pt
小説 145 位 / 185,583件 恋愛 94 位 / 56,286件
文字数 23,298 最終更新日 2024.06.16 登録日 2024.06.08
恋愛 連載中 長編 R15
 前世持ちのファビアは、ちょっと変わった子爵令嬢に育っていた。その彼女の望みは、一生ケーキを食べて暮らす事! その為に彼女は魔法学園に通う事にした。  継母の策略を蹴散らし、非常識な義妹に振り回されつつも、ケーキの為に頑張ります!
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小説 189 位 / 185,583件 恋愛 113 位 / 56,286件
文字数 56,415 最終更新日 2024.06.16 登録日 2024.06.07
BL 連載中 長編 R18
 転移した異世界でアキトが出会ったのは、ハルという名の幽霊だった。優しいハルに異世界事情を教えてもらいながら領都を目指し、何とか無事に冒険者になることができた。この世界でも異質な幽霊が見える力は誰にも内緒――の筈だったのに、何でこうなった。  この世界にはかつて精霊がいて、今では誰も見ることはできず話すこともできない。うっかりハルに話しかけているのを見られてから、精霊が見える人認定されたアキトの異世界生活。  ※幽霊は出てきますが、オカルト要素は強くないです  ※恋愛要素が出てくるまでは長いです
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小説 279 位 / 185,583件 BL 52 位 / 24,058件
文字数 1,919,049 最終更新日 2024.06.17 登録日 2021.12.17
恋愛 連載中 短編
「いくら高貴な大公っていっても、あんな変態ジジイの相手をするなんて、私、嫌だからね。だからシンシア、あんたが私の"身代わり"になるのよ」 主人公シンシアは、義妹ブレアナの身代わりとなり、好色と噂の年老いた大公に買われることになった。優しかった本当の母親はすでに亡くなっており、父はシンシアに対する関心と愛情を失っていて、助けてはくれない。そして継母グロリアは実の娘であるブレアナのみを溺愛し、シンシアを『卑しい血』『汚いもの』と蔑んでいた。 「シンシア。あなたは生まれつきの穢れた娘であり、汚いものよ。汚らしい好色の年寄りにはお似合いだわ。汚いものは汚いもの同士でくっついていなさい」 すべてを捨てて逃げ出そうかとも思ったシンシアだが、この世でたった二人、自分を愛してくれている祖父母の生活を守るため、シンシアは怒りと悔しさを飲み込んでブレアナの身代わりになることを受け入れた。 大公家でどんな苦難に遭遇してもくじけずに働き、着実に認められていくシンシア。そしてとうとう、卑劣な者たちが報いを受ける日がやって来たのだった……
24h.ポイント 5,069pt
小説 287 位 / 185,583件 恋愛 152 位 / 56,286件
文字数 47,283 最終更新日 2024.06.16 登録日 2024.03.25
BL 連載中 長編
産まれた時から一緒の二人は、距離感バグった幼馴染。 そんな『幼馴染以上恋人未満』の二人が、周りから「え? あれでまだ付き合ってないの?」と言われつつ、見守られているお話。 オメガバースですが、本編にはR無しです。(今後はわかりませんが) 6話までは、ツイノベを加筆修正して公開しています。 7話から物語が動き出します。 ストックが切れるまで、1日に1回 7:30 の公開を予定しています。 表紙と雪の日の挿絵は、トリュフさん(@trufflechocolat) 投稿にあたり許可をいただき、ありがとうございます(,,ᴗ ᴗ,,)ペコリ 初めて投稿サイトに投稿します。 ドキドキで緊張しまくりですが、よろしくお願いします。
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小説 355 位 / 185,583件 BL 69 位 / 24,058件
文字数 37,617 最終更新日 2024.06.17 登録日 2024.06.02
主人公『リデック・ゼルハイト』は子爵家の長男として産まれたが、検査によって『魔法適性が一切無い』と判明したため父親である当主の判断で孤児院に預けられた。 『魔法適性』とは読んで字のごとく魔法を扱う適性である。 魔力を持つ人間には差はあれど基本的にみんな生まれつき様々な属性の魔法適性が備わっている。 しかし例外というのはどの世界にも存在し、魔力を持つ人間の中にもごく稀に魔法適性が全くない状態で産まれてくる人も… そんな主人公、リデックが5歳になったある日…ふと前世の記憶を思い出し、魔法適性に関係の無い変化魔法に目をつける。 しかしその魔法は『魔物に変身する』というもので人々からはあまり好意的に思われていない魔法だった。 …はたして主人公の運命やいかに…
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小説 691 位 / 185,583件 ファンタジー 158 位 / 42,693件
文字数 817,331 最終更新日 2024.06.17 登録日 2023.07.15
とある船倉の中で目覚めたタクミ。彼が目覚めたそこは、RPGファンタジーゲーム、「チェンジ・ザ・ワールド」の世界とそっくりな異世界だった! いやいや、異世界転移するとしても、なんでこんな死亡フラグ立ちまくりの情勢不安定な世界になんだよ!? えっ、黒翼騎士団に加入しろ? おれ、ただの一般人ですけど? な、なんかおれへの評価がおかしくない? そんな主人公が過保護気味の騎士様たちに勘違いされつつ、異世界を冒険するお話です。
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小説 831 位 / 185,583件 BL 196 位 / 24,058件
文字数 814,922 最終更新日 2022.07.15 登録日 2018.07.11
恋愛 連載中 長編 R15
 公爵家の娘であるウルム=シュテールは、幼い時に見初められ王太子の婚約者となる。  王妃による厳しすぎる妃教育、育もうとした王太子との関係性は最初こそ良かったものの、月日と共に狂いだす。  色々なことが積み重なってもなお、彼女はなんとかしようと努力を続けていた。  しかし、学校入学と共に王太子に忍び寄る女の子の影が。  約束だけは違えまいと思っていたけれど、数多の悪意に襲われついにウルムは心が折れてしまう。  そんな時、学校の図書室である男子生徒と出会い――?  想いはねじれながらすれ違い、交錯する。  異世界四角恋愛ストーリー。  なろうにも投稿しています。
24h.ポイント 1,243pt
小説 933 位 / 185,583件 恋愛 444 位 / 56,286件
文字数 70,465 最終更新日 2024.06.17 登録日 2023.10.01
恋愛 連載中 短編
ミラは生まれつき魔法が使えず、継母と妹に虐げられていた。ある日、唯一の救いであった婚約者も妹に奪われ失意に陥る。人生を終えようと悪魔を呼び出そうとしたが、待っていたのは魔王との生活で……
24h.ポイント 1,183pt
小説 1,005 位 / 185,583件 恋愛 471 位 / 56,286件
文字数 2,718 最終更新日 2024.06.17 登録日 2024.06.17
 王国の大貴族であり、魔術の名家であるジーヴェスト家の末っ子であるクロム・ジーヴェストは、生まれつき魔力を全く持たずに生まれてしまった。  それ故に幼いころから冷遇され、ほぼいないものとして扱われ続ける苦しい日々を送っていた。  そんなある日、 「小僧、なかなかいい才能を秘めておるな」    偶然にもクロムは亡霊の剣士に出会い、そして弟子入りすることになる。  それを契機にクロムの剣士としての才能が目覚め、見る見るうちに腕を上げていった。  しかしこの世界は剣士すらも魔術の才が求められる世界。  故にいつまでたってもクロムはジーヴェスト家の恥扱いが変わることはなかった。  そしてついに―― 「クロム。貴様をこの家に置いておくわけにはいかなくなった。今すぐ出て行ってもらおう」  魔術師として最高の適性をもって生まれた優秀な兄とこの国の王女が婚約を結ぶことになり、王族にクロムの存在がバレることを恐れた父によって家を追い出されてしまった。  しかも持ち主を呪い殺すと恐れられている妖刀を持たされて……  だが…… 「……あれ、生きてる?」  何故か妖刀はクロムを呪い殺せず、しかも妖刀の力を引き出して今まで斬ることが出来なかったモノを斬る力を得るに至った。  そして始まる、クロムの逆転劇。妖刀の力があれば、もう誰にも負けない。  魔術師になれなかった少年が、最強剣士として成り上がる物語が今、幕を開ける。
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小説 1,154 位 / 185,583件 ファンタジー 231 位 / 42,693件
文字数 91,398 最終更新日 2024.06.17 登録日 2024.04.18
辺境伯爵家の次男シオンは八歳の頃から伯爵令嬢のサンドラと婚約していた。 我儘で少し夢見がちのサンドラは隣国の皇太子殿下に憧れていた。 その為事あるごとに… 「ライルハルト様だったらもっと美しいのに」 「どうして貴方はライルハルト様じゃないの」 隣国の皇太子殿下と比べて罵倒した。 そんな中隣国からライルハルトが留学に来たことで関係は悪化した。 そして社交界では二人が恋仲で悲恋だと噂をされ爪はじきに合うシオンは二人を思って身を引き、騎士団を辞めて国を出ようとするが王命により病弱な第二王女殿下の婚約を望まれる。 生まれつき体が弱く他国に嫁ぐこともできないハズレ姫と呼ばれるリディア王女を献身的に支え続ける中王はシオンを婿養子に望む。 一方サンドラは皇太子殿下に近づくも既に婚約者がいる事に気づき、シオンと復縁を望むのだが… HOT一位となりました! 皆様ありがとうございます!
24h.ポイント 781pt
小説 1,537 位 / 185,583件 ファンタジー 292 位 / 42,693件
文字数 172,026 最終更新日 2023.09.12 登録日 2023.04.28
恋愛 完結 短編
バリバ侯爵家のトゥトゥーリアは父親の侯爵がメイドに手を出して生まれた庶子。 認知こそしてくれて侯爵令嬢ではあるものの、侯爵令嬢のなんたるかを教育されつつも、使用人としてもこき使われる毎日を送っていた。 18歳になれば父たちは追い出すのだろうがトゥトゥーリアにしてみれば「やっと家を出られる」とその日を心待ちにしていた。 そんなある日、父に呼ばれ出向いてみれば「第2王子ヴァレンティノに嫁げ」と言われてしまった。 ヴァレンティノは異母姉エジェリナの婚約者だったのだが、結婚を前にエジェリナが嫁げなくなってしまった。王家と侯爵家の話し合いでバリバ侯爵家からなら誰でもいいとなり、完全な政略結婚。 逆らうことは出来ず、ヴァレンティノと結婚をしたのだが初夜、ヴァレンティノは言った。 「子はいてもいなくてもいいんだ。君を抱く気はない」 トゥトゥーリアに興味がないと言うヴァレンティノ。 しかし、興味がないのはトゥトゥーリアも同じ。2年後に迫る王太子殿下の即位に合わせて離縁をしてもいいというヴァレンティノの言葉にトゥトゥーリアは「やった!」と内心ガッツポーズ。 離縁の日に向けて「生活費を貯めなきゃ!」と王子妃の仕事をする時は時給をくれと言う。 そんなトゥトゥーリアにヴァレンティノは‥‥。 ★例の如く恐ろしく省略しております。 ★タグは出来るだけ検索で引っ掛からないようにしてます。 ★話の内容が合わない場合は【ブラウザバック】若しくは【そっ閉じ】お願いします。 ★10月21日投稿開始、完結は10月22日です。 ♡注意事項~この話を読む前に~♡ ※外道な作者の妄想で作られたガチなフィクションでご都合主義な異世界を舞台にした創作話です。登場人物、場所全て架空であり、時代設定なし、史実に基づいた話ではありません。リアルな世界の常識と混同されないようお願いします。 ※価値観や言葉使いなど現実世界とは異なります(似てるモノ、同じものもあります) ※心拍数や血圧の上昇、高血糖、アドレナリンの過剰分泌に責任はおえません。 ※誤字脱字結構多い作者です(ごめんなさい)コメント欄より教えて頂けると非常に助かります。 ※話の基幹、伏線に関わる文言についてのご指摘は申し訳ないですが受けられません。
24h.ポイント 745pt
小説 1,599 位 / 185,583件 恋愛 787 位 / 56,286件
文字数 90,798 最終更新日 2023.12.24 登録日 2023.10.21
BL 連載中 長編 R15
高校を卒業と同時に長年暮らした養護施設を出て働き始めて半年。18歳の桜木冬夜は休日に買い物に出たはずなのに突然異世界へ迷い込んでしまった。 通りかかった子供に助けられついていった先は人手不足の宿屋で、衣食住を求め臨時で働く事になった。 その宿屋で出逢ったのは冒険者のクラウス。 冒険者を辞めて騎士に復帰すると言うクラウスに誘われ仕事を求め一緒に王都へ向かい今度は馴染み深い孤児院で働く事に。 神様からの啓示もなく、なぜ自分が迷い込んだのか理由もわからないまま周りの人に助けられながら異世界で幸せになるお話です。 2022,04,02 第二部を始めることに加え読みやすくなればと第一部に章を追加しました。
24h.ポイント 695pt
小説 1,752 位 / 185,583件 BL 399 位 / 24,058件
文字数 954,022 最終更新日 2023.10.20 登録日 2020.10.30
BL 連載中 短編 R18
魔王討伐にむかったイザヤ、ルーク、ノエル。あと一歩のところで魔王に呪いをかけられ、逃げられてしまう。 その呪いとは、女になる呪い……のはずだったが、魔王が弱っていたため不完全な呪いに。 男性器の他に女性器がついている!? ふたなりにされた3人は、魔物に孕まされたら、よりつよい魔物が産まれてしまうと孕まないようにしなければならないのに…… あらゆる魔物に犯されつくす!
24h.ポイント 626pt
小説 1,924 位 / 185,583件 BL 447 位 / 24,058件
文字数 35,616 最終更新日 2024.06.16 登録日 2024.05.17
 エンデラント大陸最古の王国、グライフトゥルム王国の英雄の一人である、マティアス・フォン・ラウシェンバッハは転生者である。  彼は類い稀なる知力と予知能力を持つと言われるほどの先見性から、“知将マティアス”や“千里眼のマティアス”と呼ばれることになる。  彼は大陸最強の軍事国家ゾルダート帝国や狂信的な宗教国家レヒト法国の侵略に対し、優柔不断な国王や獅子身中の虫である大貴族の有形無形の妨害にあいながらも、旧態依然とした王国軍の近代化を図りつつ、敵国に対して謀略を仕掛け、危機的な状況を回避する。  しかし、宿敵である帝国には軍事と政治の天才が生まれ、更に謎の暗殺者集団“夜(ナハト)”や目的のためなら手段を選ばぬ魔導師集団“真理の探究者”など一筋縄ではいかぬ敵たちが次々と現れる。  そんな敵たちとの死闘に際しても、絶対の自信の表れとも言える余裕の笑みを浮かべながら策を献じたことから、“微笑みの軍師”とも呼ばれていた。  しかし、マティアスは日本での記憶を持った一般人に過ぎなかった。彼は情報分析とプレゼンテーション能力こそ、この世界の人間より優れていたものの、軍事に関する知識は小説や映画などから得たレベルのものしか持っていなかった。  更に彼は生まれつき身体が弱く、武術も魔導の才もないというハンディキャップを抱えていた。また、日本で得た知識を使った技術革新も、世界を崩壊させる危険な技術として封じられてしまう。  彼の代名詞である“微笑み”も単に苦し紛れの策に対する苦笑に過ぎなかった。  マティアスは愛する家族や仲間を守るため、大賢者とその配下の凄腕間者集団の力を借りつつ、優秀な友人たちと力を合わせて強大な敵と戦うことを決意する。  彼は情報の重要性を誰よりも重視し、巧みに情報を利用した謀略で敵を混乱させ、更に戦場では敵の意表を突く戦術を駆使して勝利に貢献していく……。 ■■■  あらすじにある通り、主人公にあるのは日本で得た中途半端な知識のみで、チートに類する卓越した能力はありません。基本的には政略・謀略・軍略といったシリアスな話が主となる予定で、恋愛要素は少なめ、ハーレム要素はもちろんありません。前半は裏方に徹して情報収集や情報操作を行うため、主人公が出てくる戦闘シーンはほとんどありません。 ■■■  小説家になろう、カクヨム、ノベルアップ+でも掲載しております。
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小説 2,294 位 / 185,583件 ファンタジー 387 位 / 42,693件
文字数 1,489,804 最終更新日 2024.06.17 登録日 2023.07.01
「マルレーネ。離縁して欲しい」 結婚三年目にして突然、夫であるテオバルト・クランベック伯爵からそう告げられたマルレーネ。 テオバルトにはずっと想い続けている初恋の君がいた。ようやく初恋の女性と再会できた夫は、彼女と再婚したいと述べる。 身勝手な言い分に呆れつつも、マルレーネは離縁を受け入れるが……? ※ なろうにも投稿しています。
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小説 2,752 位 / 185,583件 恋愛 1,389 位 / 56,286件
文字数 7,705 最終更新日 2024.04.11 登録日 2024.04.11
ミリアは王国の財政を一任されていたものの、国王の無茶な要求を叶えられないことを理由に無能の烙印を押され、挙句王宮を追放されてしまう。…しかし、彼女は豊穣の加護を有しており、その力でかろうじて王国は財政的破綻を免れていた。…しかし彼女が王宮を去った今、ついに王国崩壊の時が着々と訪れつつあった…。 ※カクヨムにも投稿しています! ※アルファポリスには以前、短いSSとして投稿していたものです!
24h.ポイント 440pt
小説 2,801 位 / 185,583件 恋愛 1,415 位 / 56,286件
文字数 14,016 最終更新日 2024.04.06 登録日 2024.03.31
恋愛 連載中 短編
公爵令嬢のセラフィーナには生まれつき前世の記憶があったが、覚えているのはくだらないことばかり。 そのどうでもいい知識が一番重宝されるのが、余興好きの国王が主催する夜会だった。 毎年余興の企画を頼まれるセラフィーナが今回提案したのは、なんと「借り物競争」。 もちろん生まれて初めての借り物競争に参加をする貴族たちだったが、夜会は大いに盛り上がり……。 気付けばセラフィーナはイケメン王太子、アレクシスに借りられて、共にゴールにたどり着いていた。 果たしてアレクシスの引いたカードに書かれていた内容とは? 意味もなく異世界転生したセラフィーナが、特に使命や運命に翻弄されることもなく、王太子と結ばれるお話。 とにかくツッコミどころ満載のゆるい、ハッピーエンドの短編なので、気軽に読んでいただければ嬉しいです。
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小説 3,010 位 / 185,583件 恋愛 1,506 位 / 56,286件
文字数 29,148 最終更新日 2024.06.14 登録日 2023.12.01
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