「もあ」の検索結果
全体で12,250件見つかりました。
舞台は江戸時代の遠州浜松。
かつて、この地には歌舞伎の「青砥稿花紅彩画」、通称「白浪五人男」のモデルにもなった日本左衛門が率いる盗賊団がいた。
それから数十年、彼らに代わる新たな盗賊団が現れる。その名も黒浪一味。しかし、その実態は浜松藩が秘密裏に組織した忍者集団だった。
物語は主人公、唯杏(ゆいあん)の生い立ちから始まる。
ある日、浜松城の西にある古刹西来院の門前に赤子が捨てられていた。その子の手は熟れた杏のような赤みを持ち、指と指の間には水掻きがあった。それはまるで河童の手のようだった。
その手のお陰か泳ぎの得意な子に育つ。河童のような手を持つ小僧がいる。その噂はやがて浜松城にも届く。武頭、松下孝之伸は唯杏を水に特化した忍、水忍として育てることにする。
この松下が、黒浪一味を隠れ蓑とする忍者集団(黒浪護忍)の発案者でもある。
唯杏は、表向きは寺の修行僧(雲水)として、裏では水忍(河童)として生きていくことになる。
忍の連絡は、築山御前の霊廟、月窟廟の油皿の下に挟まれた紙片でとっている。その後、佐鳴湖の小藪の渡しで密命を受け、浜松城下や天竜川、浜名湖周辺で起こる異変に河童(唯杏)は対処することになる。
また僧として地域の困りごと、沼田のあかんべえや天神社の雨乞いなどに関わることになる。
仲間の忍者も登場する。鰻はその名の通りウナギを操る水忍。凧を操る空忍、天狗。浜松は皐月の凧祭りで有名で、物語の随所に凧と凧印が登場する。祭りが舞台になる話では御殿屋台も登場し、巨大な絡繰り武者へと変形する。
華やかな浜松城下の風俗の裏で、人の欲望と悪意が蠢いている。水に潜む忍である河童は、仏に仕える雲水としての心と、密命を果たす忍びとしての宿命の間で揺れながら、人知れず闇に立ち向かっていく。
※ 凧は現在の「浜松まつり」で用いられるデザインで登場させています。
また御殿屋台も現在の物に近い形で登場させています。
それに伴い町名(村名)も現代のものに合わせている箇所があります。
浜松祭りにおける御殿屋台の始まりは明治時代です。
史実とは違う部分がありますので、あくまでフィクションの時代小説としてお楽しみください。
文字数 56,801
最終更新日 2026.06.30
登録日 2026.06.30
※話を増やしました
子供の頃、山で滑落をした幼馴染同士の虹雨と由貴。
助けてもらった天狗様に助ける代わりに授けられた霊能力。それを使って地域の霊たちの治安を守り二人は地元では一躍人気に。
そんな二人は社会人になって再会。
霊能力を駆使して現代社会の闇と立ち向かう!
虹雨(こう)
霊視、除霊能力、軽い攻撃はできる。
見た目は黒ずくめのスーツにサングラスだがあくまでも見た目だけで普段はスウェット姿。
短気でキレやすいが気さくで人懐っこい。
由貴(ゆき)
霊視、霊を引きつける能力あり。
体が大きい割には気が小さく、おとなしいが除霊とビデオ撮影、編集となるとテンションが異常に高くなる。
天狗様
体と鼻がやけに大きいが容姿は天狗でなくて人間。甘いものが大好き。倉田には弱い。
しかし暴れるとまた一つ吹き飛ぶとかないとか。
倉田
天狗様が住む山の麓にある神社の僧侶でもあり、冠婚葬祭グループ会社社長。
190の大きな図体ですらっとしているが、昔とは違う?
天狗様の御付きのものだが、ほぼ保護者。
真津美帆子
真津探偵事務所所長。人妻。
天狗様が依頼した事件を2人に斡旋する。
虹雨を可愛がる。
息子は少し前まで幽霊が見えた。
茜部刑事
探偵事務所と警察のパイプがわりの刑事。
子供が5人もいる。
また機動隊で体型が良いがこれまたへこへこして残念な扱いを受ける。
文字数 103,362
最終更新日 2024.03.07
登録日 2022.02.04
勝手に呼ばれた世界に義理はない。
俺は呼び出した魔術師と見物の貴族と国王に制裁を下し、王宮を出た。
もちろん悪党を皆殺しにするためだ。
ところが仲間になった連中が、俺に知恵をつけて来る。
悪党をそのまま殺すのはつまらないとか、それでは効率が悪いというのだ。
異世界に召喚されたマサトが、一癖も二癖もある配下を使って悪党たちを血祭りにあげる。
問答無用の悪党狩りは始まった。
文字数 161,209
最終更新日 2026.02.16
登録日 2025.11.14
ひょんなことから仲良く毒杯を賜ることになってしまった、乙女ゲームの悪役令嬢フレイヤ様と、転生者の魂が入ったヒロインのミラ!
『死にたくなけりゃお前ら王家の影にならねえか?』
そんな誘いに乗っかり、フレイヤ様とミラは死を偽装して闇の世界で生きることに……!?
名前も捨てて、イニシャルのFとMで呼び合うことになった二人は――
コンビを組まされて、今日も『百合営業のハニトラ担当』として薄汚ねえ裏社会の片隅にお花とハートを撒き散らす♡
「……わたくし、あなたが大っっっ嫌いよ!」
「えへへ♡ ツンデレ令嬢のキライなんて、実質だいすきでは……?」
てんで話が通じない限界オタクの元ヒロインと、全てを失ってもプライドだけは手放したくない元悪役令嬢様。
折り合いが悪いのか相性がいいのか分からない、そんなFとMのビジネスライクな影の日常コメディ♡
__
※この作品は小説家になろうにもマルチ投稿しています。
アルファポリスのコンテスト応募作品として、
「同性バディ×クソデカ感情」という募集テーマに沿って執筆しました。
*追記/全11エピソードで完結済みです。
番外編などを書く可能性もありますが、本編はいったん完結とさせていただきます。
文字数 45,532
最終更新日 2026.07.05
登録日 2026.06.25
帝都の郊外の木造平屋に住む千璃(せんり)は、貧しいながらも両親と幼い弟妹の五人で暮らしていた。
裕福ではないので腹いっぱい食べることはできないが、それなりに充実していた。
千璃の父親は、人で溢れている帝都ではなかなか仕事が見つからないからと、出稼ぎをしていたので年に二回帰るだけだったが、半年ぶりに帰宅したというのに出かけたまま帰って来なかった。どうやら、見た目だけはよかったので金持ちの未亡人に気に入られたらしい。
資金繰りに苦心していた母親は、仕方なく何度か乳母をしていた後宮で働くようになった。残された千璃は、祖母の協力のもと弟妹の世話を焼くことになった。
ところがある日。父親が突然家に戻ると、5歳と6歳の弟妹を連れて未亡人の住む邸宅へ連れてってしまった。慌てて止めようとすると、こう吐き捨てられた。
「下の二人はまだ幼いし、趙家にいれば食いはぐれる心配はない。世話を焼いてくれる使用人もいる。だが、お前は働きに行ける年齢なんだから、親戚の家にでも行って奉公してこい!」
貧しい暮らしよりもいいかと思った千璃は、父親の面子のために親戚の家へと向かったものの、そこの息子に背後から襲われたことを理由に逃げ出した。
「やっぱり、私もあそこしかない。妃賓に媚びを売りまくって、たんまり稼がせてもらうわ!」
12歳で宮女になることを決意した千璃は、どういうわけか母親に反対されながらも、後宮で下働きすることになった。
25歳になれば後宮を出られるので、それまでの間、皇后や妃賓に媚びを売りまくってお金を稼ぎ、弟妹と暮らしながら自分の店を持つという立派な目標を立てた。
苦節四年。16歳になった千璃はようやく昇級し、掃除と洗濯が主な仕事だった雑役宮女から小宮女となり、同い年の寧珠(ねいじゅ)公主のお世話を担当することになった。ところが、小宮女になってからというもの、宮廷にはびこる陰謀に巻き込まれるようになってしまい……!?
宦官(?)である煉雀(れんじゃく)の手を借りながら、宮廷で起こる事件を解決してゆくなんちゃって中華後宮倒叙ミステリーです。
1章25話構成で完結するまでに少し時間がかかるかもしれません。
ミステリーものは今回が初挑戦ゆえに普段よりもだいぶ遅筆になります。
終盤にかけて恋愛要素も入れたいですが、メインはあくまでミステリーです。
宮女の千璃-せんり-(16)と宦官(?)の煉雀-れんじゃく-(20)の行く末を見守ってください。
※スピンオフ作品「冷遇されたうえに☓☓だった私が、平穏無事に後宮を脱出するまで」では、寧珠公主が主人公の恋愛ものを予定しております。
文字数 23,917
最終更新日 2026.07.20
登録日 2026.06.30
ある日、地球にエイリアンがやってきた。
世界中は当然のように大混乱。各国は軍を動かし、人類は一致団結して戦おうとする。だが、普通の高校生・高木健二だけは、エイリアンの考えていることが分かってしまった。
彼らの目的は侵略ではない。地球を宇宙有数の観光地にすることだった。
美しい自然、多様な生物、珍しい文化。地球は宇宙的に見れば最高の観光資源らしい。だが同時に、彼らから見れば人類はその地球環境を破壊し続ける厄介な存在でもあった。
人類がエイリアンに勝てるはずがない。蟻が人間に戦いを挑むようなものだ。しかもエイリアンは、本気になれば人類だけを簡単に取り除くこともできる。
それでも高木が意思疎通できたことで、彼らは人類に十年の猶予を与える。
その間に地球を綺麗にし、宇宙の観光地としてふさわしい星にすること。
高木は決断する。
世界を敵に回し、自らが人類の王となり、支配者となってでも人類の絶滅を防ぐことを。
当然、人々は彼を裏切り者と呼び、蛇蝎のごとく嫌う。だが、高木は諦めていた。嫌われてもいい。憎まれてもいい。人類が滅ぶよりは、ずっとましだ。
そして反抗する者には、洗脳も辞さない。
これは、地球を観光地にしたいエイリアンと、人類を救うために人類の敵となった少年が巻き起こす、悲しくもおかしなSFドタバタコメディである。
文字数 53,537
最終更新日 2026.07.09
登録日 2026.06.06
約10歳離れた2人の女性が若いイケメンなどを巡って愛のある社交ダンスを通じながら、まるで薔薇の花が咲き乱れるような大人のドロドロで淫らな恋と社交ダンス競技会を目指しながらの葛藤も描いたエロティックサクセスラブロマンスであります。
【登場人物】
朝霧麻衣子(あさぎりまいこ)(19歳)、服飾系の専門学校2年生、161cm、Cカップ。社交ダンス歴3年。8月8日生まれ。社交ダンスの経験はまだ浅いが、次第に淫らな女性へと変貌していく。東京都出身。
小田みひろ(29歳)、障がい者自立支援施設の専任看護師。164cm、Fカップ。社交ダンス歴7年。6月20日生まれ、看護大学卒。将来結婚する予定だった彼と婚約破棄してたが、社交ダンスを通じて次々の男性を虜にする淫らな女性へと成長していく。背中やお尻の周りの一部に少しだけタトゥーあり。石川県珠洲市出身。
森下和希(かずき)(23歳)、会社員、双子の兄弟の弟。175cm。社交ダンス歴4年。5月5日生まれ。社交ダンスを通じながら、次第に麻衣子とみひろの肉体関係を結ぶようになる。ハイスペックな甘いマスクを持つイケメンである。後に不特定多数の女性との肉体関係を結びつけるプレイボーイとなる。後に、社交ダンス競技会でレイナとペアを組むようになる。プライベートでは、母親との近親相姦のSEXも時々する時もある。東京都出身。
高岡奈実(31歳)、障がい者自立支援施設の生活指導員※みひろと同期入社。161cm、Gカップ。社交ダンス歴約10年。3月13日生まれ。プライベートではとても美魔女過ぎますが、たまに和希を溺愛する時もある。背中には、小さな蝶々のタトゥーも約3ヶ所ある。宮崎県宮崎市出身。
森下基希(もりしたもとき)、(23歳)、双子の兄弟の兄、リモート中心の会社員、175cm。5月5日生まれ。社交ダンス歴約2年半。麻衣子に突然出会った時は怪しすぎる変装姿で麻衣子を激しくレイプ騒ぎになったのがきっかけで、徐々に麻衣子と真剣に付き合うようになるハイスペックなイケメンである。後から、麻衣子を溺愛するようになる。東京都出身。
胡桃レイナ(くるみれいな)、(21歳)大学3年生。160cm、90(Dカップ)•58•86。宮城県仙台市出身、約数年前の東日本大震災の影響で疎開などをかねて家族ほぼ全員で上京。社交ダンス歴は約5年で、中上級ほどの腕前であります。父親が日本人で母親がイタリア人のハーフで双子の妹のレイラと高校生の弟がいます。
森下華代(年齢不詳)基希と和希の母親。164cm、97(Gカップ)•61•89。元プロの社交ダンサーで現在別のダンススクールの講師であるが、元夫との離婚と基希の絶縁の後、いつも和希を近親相姦するように愛するようになる。
文字数 61,342
最終更新日 2026.03.16
登録日 2026.01.28
カリスタが『モブ顔の呪い』にかかったのは七歳の頃だった。
ある日突然、自分の顔にモザイクが掛かり、誰も自分の顔を認識してくれなくなったのだ。
自分が乙女ゲームの世界に転生した事を悟っていたカリスタはこの『モブ顔の呪い』は自分が原作の中ではモブキャラという立場でしかなかった為に発生した産物であり、解決の手段はないと諦めていた。
しかしこの呪いによる弊害はカリスタの想像以上に重く、彼女の心は徐々に摩耗していく。
しかしそんな中、何故か幼馴染であり攻略対象の一人でもあるアルバートだけがカリスタを見つけ続けてくれて――?
「君の呪いは、第三者の悪意によるものだ」
魔法の天才であるアルバートの言葉をきっかけに、カリスタは自分に呪いをかけ、人生を狂わせた者への報復を決断するのだった。
文字数 2,126
最終更新日 2026.06.30
登録日 2026.06.30
スピリチュアルに目覚めた俺が描く、冒険日常ファンタジー物語です。タロット占いも小説を書きながら行っていきます。それにより、ストーリーは俺の思い通りにならない?なる?どちらでしょう。上手く纏めてみせます!勇逸無二の小説をお楽しみください!!!
あと、タロット占いやカードの読み方や高次元の人との会話などなども小説の中に書いていきます。我流で覚えたので他の人との違いはありますが、こういうのもあるんだと参考にしていただけたらと思います。楽しいは最強!!!の理由も書くのでそちらも楽しみにしていてください。
それと、未来の考え方についても忘れずに書いていきます。これはスピリチュアルからの考え方ではないのでこちらも楽しみにしていてください。
お願いと提案です。
お願いは、小説を応援してください。
提案は、皆さんは小説でスピリチュアル等の情報を手に入れ、俺は応援によってやる気等を受け取ります。小説も捗ると思います。お互いウィンウィンな関係になれると思いますがいかがでしょうか? ネタは尽きることが多分ないので安心してください。
それではどうぞ。
文字数 152,259
最終更新日 2026.07.21
登録日 2025.08.22
冤罪を逆手に取る、開き直りの知恵
街の小心者な中年仕立て屋。貴族の衣装を盗んだという無実の罪を着せられますが、権力者相手に弁明する術もなく、街を追われます。
チート能力などないおっさんは、生き延びるために「どうせ大悪党の濡れ衣を着せられたのなら、その悪名(ハッタリ)を利用してやろう」と決意。
行く先々の村で「あの悪名高き盗賊」のフリをして悪党を威嚇しつつ、実際には得意の裁縫やちょっとした生活の知恵で住民のトラブルを解決し、日銭を稼ぎます。いつバレるか分からない恐怖と戦いながら、嘘の自分と本当の自分の間で泥臭く生きるコメディ混じりの道中劇です。
主人公はギャップの塊です。どんなギャップかは本文を。
初のコメディ作品なので至らぬ点もあると思いますが、温かい心でご覧いただけたらと思います。
更新は5日から奇数日で1日で1エピソードで6時間毎4話で完結。
但し、ストックがなくなれば少し間が開くかもしれませんが。
※あらすじはほぼAIが作成したものです。
題名はこのあらすじをもとに案出ししたものから選んで付けました。
ただし本文はプロットのアイデアや要点はAIが提示したものですが、それを元に創作しています。
今回のコンテストはAIにコンテストテーマと私が指定した条件を基にしてあらすじ案をたくさん出してもらったもの中から、インスピレーションが沸いたものがいくつもあったので、数で勝負しています。
ジャンルの異世界ファンタジーという以外は色々違う作品になっているかと思います。
文字数 29,486
最終更新日 2026.07.19
登録日 2026.06.30
〜メウコラソン〜
心のままに。
新駅の開業が計画されているベッドタウンでのできごと。
新駅の開業予定地周辺には開発の手が入り始め、にわかに騒がしくなる一方、旧駅周辺の商店街は取り残されたような状態で少しずつ衰退していた。
商店街のパン屋の娘である弧峰慈杏(こみねじあん)は、店を畳むという父に代わり、店を継ぐ決意をしていた。それは、やりがいを感じていた広告代理店の仕事を、尊敬していた上司を、かわいがっていたチームメンバーを捨てる選択でもある。
葛藤の中、相談に乗ってくれていた恋人との会話から、父がお店を継続する状況を作り出す案が生まれた。
かつて商店街が振興のために立ち上げたサンバチーム『ソール・エ・エストレーラ』と商店街主催のお祭りを使って、父の翻意を促すことができないか。
慈杏と恋人、仕事のメンバーに父自身を加え、計画を進めていく。
慈杏たちの計画に立ちはだかるのは、都市開発に携わる二人の男だった。二人はこの街に憎しみにも似た感情を持っていた。
二人は新駅周辺の開発を進める傍ら、商店街エリアの衰退を促進させるべく、裏社会とも通じ治安を悪化させる施策を進めていた。
※表紙はaiで作成しました。
文字数 196,075
最終更新日 2023.10.01
登録日 2023.05.30
渡辺頼綱(わたなべよりつな)は地域の交番に勤務している。まだまだ新米巡査の頼綱は地域の人々と親しく交流しながら日々を過ごしていたが、十二月一日、顔見知りの小学生である美代(みよ)が交番へとやってくる。
美代が慕う「お花のおばあちゃん」、三浦(みうら)トキの姿をしばらく見ないという相談だった。独居老人のトキを頼綱も時折気に掛け、たまに様子を見に行くことをしていたが、美代の言う期間はちょうど忙しくしていて頼綱も訪ねていなかった。美代が心配していることを含め、一度様子を見に行くべきだろう。そう頼綱は判断して巡回のついでに訪ねることにするが、しかし夕方、訪れたトキの家で彼女の死体を発見する。
当初トキの死は病死とされた。事件とは見なされなかったその翌日、事件性なしと処理されたはずのトキの死は不審死とされ、捜査本部まで立てられていた。
現場に先着した警察官ということもあってか捜査本部に加えられた頼綱は、先杖(さきづえ)幸樹(こうき)という明るい髪色をした男に声をかけられる。会議室の中で分かりやすく浮いた数人。先杖と酒匂(さこう)君人(きみと)、由良(ゆら)真澄(ますみ)という男女。三人は警視庁からやってきた警察官で、所属は刑事部の「呪詛(じゅそ)対応課(たいおうか)」だという。
呪詛対応課――略称を呪詛対。その名の通り、呪いがかかわる事件を扱う部署だ。
呪詛対がいることから明らかだったが、捜査本部にてトキの死が呪詛死である可能性が示される。ただし普段から呪いにかかわる呪詛対以外は懐疑的だった。周囲の胡乱な眼の中、頼綱は疑わしげにされる呪詛対に加わって捜査にあたることになった。
先杖と二人で聞き込みに回る頼綱。呪詛対は多くの人間とは異なる脳の開き方をしており、そのおかげで見えないものを見、聞こえないものを聞き取るという。頼綱には彼らのような能力はない。しかし交番勤務の伝手や高い対人能力を生かし、先杖は呪詛対の能力をそれぞれに生かして聞き込みを進めていく。
やがて捜査が実を結び、三浦トキの事件の被疑者が確保される。だが、解決の矢先、次の呪詛事件が同管内で発生。加えて同日の夕方にも呪詛事件が起きる。二つは三浦トキよりも明らかな怪死。血の花が咲き乱れるような異常な死にざま――それは呪詛死を物語る。
立て続けの呪詛事件。連続性を帯びたそれらは、呪詛の成就しやすい力場が成立しつつあるのではないかと先杖たち呪詛対に思わせる。もはやこの規模は自分たちだけの手には負えないと、先杖は応援の要請を決断する。
呪詛対はこの事件を解決できるのか――。
文字数 102,795
最終更新日 2026.06.07
登録日 2026.06.04
闇の世界の住人であるムコウマル・サトシは、搾取され続ける日々。
金はある。
それは、すでにどれほどあるか分からない。
では、何を搾取され続けたのか。
それは自由と時間だ。
金があっても使う時間が無ければ、それは只の数字の羅列だと彼は言う。
ムコウマルは思う。
もぅ、疲れた……
もう、働きたくないと。
そんな彼に突如訪れた転機。
異世界へ転送されたのだ。
ムコウマルの目に広がる景色は、異世界転送の定番である中世ヨーロッパ風で剣と魔法が飛び交う世界──
──ではない。
眼下に広がる世界は、彼が元いた世界となんら変わらないように見える。
いや、良く目を凝らすと所々古臭い。
なら、異世界転送と言うより過去へタイムスリップ?
だが、彼が知っている過去とは少し違うような……
元いた世界とは決定的に違う所もあるし、やっぱり異世界?
まぁ、そんな事はどっちでも良いと彼は思案する。
これを機に、働かないと彼は決めた。
幸いにも暮らしていけるだけの金は、…………ない!?
ここが過去なら、これまで彼が自由と時間を失ってまで稼いだ金は無いはずだ。
無いと言うか、これから稼ぐと言う事になる。
異世界だとしたら猶更だ。
ムコウマルは悩む。
どうする。
やはり働くしかないのか。
だが、それはイヤだ。
彼は“転生”したのではない。
記憶も身体もそのままで“転移”したのだ。
当然寿命もそのままだろう。
残った時間は決して多くはない。
せっかくの機会だ。
転移前と同じ生活はしたくない。
だが、どうする。
金が無いと、生きていけない。
なんとも世知辛い世の中だ。
そんな折に目にした新聞。
彼の中にある記憶だと結果が分かっている。
昔同じような事があったからだ。
偶然か。
それとも、本当に過去へタイムスリップしたのか。
チート能力は無いが過去の記憶で金を稼ぐ。
目指すは不労所得!!
文字数 443,859
最終更新日 2026.07.14
登録日 2024.02.14
12年前、軍事クーデターが起こり、ある自治国家が失われた。
初夏の嵐の翌日、小さな田舎町の海辺に記憶喪失の少年が流れ着く。
亡国の民であることを示す赤い瞳と、背中に謎の入れ墨のあるその少年には、恐るべき戦闘能力が宿っていた。
戦闘・モンスター・特殊能力などファンタジー要素ありつつ、インターネット・携帯電話・医学テクノロジー・政争など、現実世界的要素もあり。
男主人公、独創的世界観、ダークファンタジー、王制、後宮、伝奇ファンタジーなど。
※この物語はフィクションです。
※注意事項はタイトル欄併記、全編通して人種差別的表現があります。
毎週金曜22時更新。
文字数 230,339
最終更新日 2026.07.17
登録日 2024.12.06
絶望の淵に立つ青年小説家と、不思議な天才美少年小説家が出会って始まる大正浪漫風ブロマンス。
時は大正。それは、新たなる時代の到来による未来への希望に満ち溢れながら、その先に待つ地獄への道に少しずつ片足を踏み入れる時代。
小説家になる夢を持ちながら、自らの運命を呪い、人生に絶望し、命を絶とうとしていた青年・達川雷蔵は、首を吊るための縄を買った帰り道、出会い頭に少年とぶつかった。
美しい容姿をした彼は、数年前に文壇へ突如現れた正体不明の天才小説家・橘波留日と名乗ってみせる。
その事実を受け入れられずに声を荒げる雷蔵へ、波留日は「死ぬんだったら僕の世話係になっておくれ」と言い放ったのだった。
雷蔵は波留日と出会うことで、新しく広い世界を、文学を愛する様々な人々と繋がり、再び筆を執る。
雷蔵は書く。自らの生きた証を、自らの名を、この下らなくも愛しい世界へ残すために。
波留日は書く。自らが愛する作家を稀代の小説家にし、希望ある未来へ繋ぐために。
浪漫花開く大正時代にて、文藝の世界で藻掻く男達の人間ドラマ、此処に開幕!
※カクヨムで全話公開しています。
https://kakuyomu.jp/works/822139838750511652
※感情と執着渦巻くブロマンスを目指していますが、生産元が腐っておりますので、想像逞しい方はBLとしてもお楽しみいただけると思います。
※大正時代を舞台にしており、歴史上の出来事を多く取扱いますが、あくまでフィクションとしてお楽しみください。また、完全な歴史準拠ではなく、ファンタジー要素も含みます。美少年小説家なんてファンタジー以外の何物でもありませんものね。
※作中で現在は不適切と思われる思想や表現が出てくる場合がありますが、筆者は差別には賛成していません。
また、特定の団体や思想を批判したりする意図は御座いません。あくまでフィクションとしてお楽しみください。
※大正時代や花街・軍特有の言葉遣い、文化に対する描写への時代考証・正誤判定に対してAIを利用しました。
出力される文章をそのまま利用することはしておらず、時代考証に関してはサイト・書籍を閲覧するダブルチェックを行っています。
文字数 318,970
最終更新日 2026.06.29
登録日 2026.05.28