姉の婚約者に口説かれた。どうやら王都の男どもの目は節穴らしい。
田舎の領地で育ったリリー・アレナはアズトール伯爵家の次女。木があれば登るようなお転婆娘で、領民には「猿百合令嬢」と呼ばれている。十六歳になって初めて王都を訪れ、最愛の姉との再会に喜んでいた。
しかし王都で出会う男性たちは美しい姉には目もくれず、リリーの周りに集まってくる。その上、姉の婚約者までおかしな目で見始めた。
一人頭を抱えるリリーは、しかしそんなことでへこたれない。元気にストレスを発散させていると、氷のような目をした男と出会った。さらに、美しいもふもふたちと出会っていくが、事態は予想していたより深刻だった。
(2022/08/10 全体を加筆修正版に置き換えました。それにともない最終話は2分割されています)
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