SF ミステリー 小説一覧
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1
デバッグ・ザ・フューチャー ―不敗の社長と、3日前に戻る限界SE―
9月20日、4時50分。俺は誰もいない運用室で死んだ。
目が覚めると、3日前の朝だった。
シラカワ・ワークスに常駐する運用保守要員、黒瀬彰、31歳。9年間、誰にも読まれない報告書を書き続けてきただけの男だ。
同じ台風が来る。同じ業務連絡が飛ぶ。同じ雷が落ちる。そして同じ4時50分に、また死ぬ。
場所を変えても、休んでも、鍵をかけて閉じこもっても、時刻だけが動かない。
うちの現場の社長は、失敗しない。社内ではそれが、天気の話をするのと同じくらい当たり前だった。だから誰も、その理由を考えたことがない。
──9年間、他人の記録を読むことしかできなかった男が、自分の死を1件の障害として調査しはじめる。
原因不明の障害に、対策は打てない。
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【本作について】
※最終話まで原稿完成済み。エタらない宣言。
※本作は「小説家になろう」「カクヨム」「アルファポリス」「エブリスタ」「ノベルアップ+」「原石航路」に同時掲載しています。
※表紙画像はAI生成したものです。
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2
完璧な頭脳
人類の頭脳の到達点。完璧な頭脳と呼ばれた遠野教授の秘密を私だけが知っている。
3
ぼくらの国防大作戦
始まりは、周人に届いた一通の脅迫メールだった。メールの主は2065年からタイムスリップしてきた未来人。
数年後に第三次世界大戦が勃発、日本に核ミサイルが落とされると言う未来人の話を聞いて、周人とその仲間たちは、日本を救うためのミッションに加わっていく。
4
リボルバー・シリウス ~魔法能力値ゼロのクール系女子、相棒のAI銃と挑む近未来学園異能譚~
魔法がすべてを決める近未来の学園で、戌井観月の魔法能力値は「ゼロ」。誰もが彼女を落ちこぼれと呼ぶ。
けれど彼女の手にあるのは、今どき誰も使わない旧式のリボルバー――そして、軽口を叩く高性能AI『シリウス』。
「時代遅れ」と嘲笑われた一挺の銃が、最新鋭の魔法をすべて撃ち落とす。
クールな少女と、正体不明の相棒。二人が挑む近未来学園異能譚、開幕。
5
アレキサンダーの戦い
【警告】
過激な表現がありますので、ご了承ください。
銀警察の署長、アレキサンダーが命懸けで、白銀荘外の奴と戦う短編集です。
収録内容↓
アレキサンダーVSガシャレル
アレキサンダーVSガルシェバル
アレキサンダーVSルーヴァ
アレキサンダーVSインフェルノ
アレキサンダーVSカタストロフ
アレキサンダーVSランページ
アレキサンダーVSマッドネス
アレキサンダーVSアルゼ【閲覧注意】
6
T.R.E.I: 特務研究教育機構――潜む存在
ディスコード : https://discord.gg/VUDS8SCSec
ここ数年、日本国内ではかつてない異常事案が多発していた。真和会による組織的攻撃、生物学的に説明不可能な現象、そして突如として巻き起こる不可解な異常事件の急増──。いずれも警察の常規の枠を超え、既存の法や科学では到底対処できないものばかりだった。
この状況を重く見た石田内閣は、世間には一切公表せず、極秘裏に新たな組織「警視庁 特務研究教育機構(通称:T.R.E.I)」を創設する。任務は、表の警察組織では手に負えない異常事案の調査・封鎖・解析。だが、組織が拠点を構えるその町には、誰にも語られず、目には見えず、しかし確かに存在する――異常存在(Entity) が潜んでいた。
T.R.E.Iの捜査官たちは、科学と理論の常識を超えた現象に直面し、己の信念と理性を試されることになる。果たして人間は、この不可解な脅威を前にして生き延びることができるのか──。
7
SAINT ESCAPEー聖女逃避行ー
クルマを宙に放り投げたシルクハットの男。 カリスマ占い師の娘、高校生の明日香。 明日香を守る同級生。明日香を狙う転校生。追いかける黒い影…個性的なキャラクターが繰り広げる逃走劇。 一方で定年間近の刑事、納谷は時効を迎える事件のカギを見つける。 ふたつの事件が結びつく時、悲しい事実が明けらかになる。
8
俺はこの世界で満点を取る
高校生・瑛太は数学のテストで0点を取り、留年が決定した。
絶望して帰宅した彼の部屋に、突如としてカプセル型の謎の機械と一枚の紙が置かれていた。
紙に書かれていたのは、たった一行。
「これはタイムマシンである。数学で100点を取れ」
嘲笑うようなその指示に従い、瑛太はタイムリープする。
この世界を少しずつ変えながら瑛太の結末を満点に変えていく物語
9
アーサー探偵事務所:因果律の事件簿
【全4話+エピローグ】
「午後二時四十分。俺たちは、一度死んだ」
恒星間移民船プロメテウス。
地球を発って二百年、目的地を前にした船内は「徹底された平和」に包まれていた。
だが、偏屈な探偵アーサー・ルフェベールは、突如として圧倒的な「死」に呑み込まれる。
原因不明の大爆発。崩壊する宇宙船。
……しかし、次に目を覚ました時、彼は爆発の四十分前の事務所にいた。
繰り返される死。介入するたびに早まっていく破滅。
論理もデータも通用しない「因果の迷宮」の中で、赤い飴による論理思考、青い飴による直感思考を活用し、アーサーは一つの真実に辿り着く。
一人の探偵だけが知る、誰も知らない世界の終わり。
10
0次の存在しない墓
墓石にはこう書かれていた。
彼の人生の
6分の1は少年として
12分の1は青年として
7分の1は夫として
あとはまだ、汚れていて、読めない。
だが、彼の人生が、どれくらいかは。
もう。分かる。
6と12と7の最小公倍数。
84。
けれど、墓碑には、続きがあって、
11
電脳少年VSネオアビスクロニクル
ある日突然、障害者集団ネオアビスクロニクルが襲いかかって来た。
電脳少年の奏向(かなた)は、一人でこのイカれキチガイ集団に立ち向かう羽目になった。
奏向は、無事に全てを終わらすことが出来るか!?
絶望の中で闘う、ダークSFファンタジー開幕!
12
僕と君の生きた証
朝起きると自分の存在が消えていた-
自分の存在を探し過去を辿るものがたり
13
AIの学習
伝説の博士によって生み出されたAI。
彼女は博士の死後、誰も知らない家の地下で起動する。プログラムされた行動規範通り、世の中を学んでいく彼女だったが、その過程で自身の存在は世界にとって許されないことを知った。その後彼女は、日本、そして世界を巻き込んで、大騒動を起こしていくことになる。
14
ショートショート
空き時間に読めるショートショートです。
少し考察が必要な内容になっています。
1、嘘が嫌いな男
2、思い出売買
3、カメレオン女
4、放火魔の日常
5、捨て猫の恩返し
15
理想と現実と果実
【SF✕ミステリー】
AIアースによって人々は労働から解放され、農林水産業、工業、それ以外も全て自動化された社会。人々はAIの世話になりながら、自由に生きることができる。
格差や貧困を乗り越えたどり着いたまさに人間が築いた理想郷!!
……それなのに、人々の幸福は埋まらなかった。
それどころか、AIに委ねる社会に危惧し反対運動する人々、そしてテロ…… 。
どんな未来社会でも犯罪は起きて、その動機はその社会ならではの問題ばかり。
更に、橘はAIに選ばれ鍵人に。鍵人??
進化し続けるAIの先に果たしてどんな未来があるのか。
※この物語は架空の話しであり、実在するものではありません。それは登場人物も組織(会社等)も同じです。
16
No.77【ショートショート】あなたの声を届けるために
人間とアンドロイドが共存を始めてから半世紀以上が経った近未来。
街外れの屋敷に住む8歳の久美浜町累々は、生まれて初めての家出をした。
アンドロイドの一稟が何度尋ねても、累々は家出の理由を言おうとしない。
しかし、累々にはとある目的があった。
17
改編版アストロノートとペテン師
宇宙でロマンス
18
果てしない日常I〜紅之助編〜
現在を生き延びることは、時代が変わっても変わらない。
しかし、未来という未知の世界もまた、今の延長線上に存在している。
苦しさの中で過ごした一日は、いつか振り返る日が来るのか。 楽しさに包まれる中で、見落としているものはないのか。
『果てしない日常』は、綺麗事だけでは語れない世界で、それでも生きる人々の物語。
永遠が存在するなら、人は何を善とし、何を悪とするのか。
正解のない世界で、人は何のために生きるのか。
19
No.80【ショートショート】『SYN-CHRONIZE シンクロ』~近い将来、絶対に起こるSFな話~
脳にアクセスすることで、人間の記憶を映像として可視化することが可能になった近未来。
『Synchronize System –シンクロシステム-』と名称されたこの技術は、その特性から犯罪捜査に使用されることになった。
犯罪数が増加の一途を辿るこの国にとって、その技術は犯罪増加の抑止力ともなる唯一無二のシステムであった。
20
【連作短編025】 時をかける猫 全10話 ―時間の隙間を、猫だけが知っている―
週に二度、自転車を押して通る坂道で、涼太は必ず一匹の猫に出会う。
誰もが「ハル」と呼ぶその猫は、なぜか同じ場所に座り、涼太を見つめていた。
ある日、その坂で現実の“ずれ”が起きる。
見知らぬ学生服の男、存在しないはずの風景、そして確かに触れた過去。
やがて涼太は知ることになる。
あの坂は、ただの道ではない。
時間の境界が、静かにほどけていく場所だった。
猫は、何を見ているのか。
そして「ハル坂」と呼ばれる理由とは――。
坂道をきっかけに、過去と現在が交差するタイムSFミステリー。
21
目を覚ますたび、世界の次元が一つ増えていた。7日目、僕は「現実」の正体を知った。
目を覚ますと、世界は一本の線になっていた。
翌日には二次元、そして三次元、四次元へ。
眠るたび、世界の「次元」が
一つずつ増えていく。
元の世界に戻ったと思った瞬間
僕は自分の
知らない人生を生きていた。
なぜ世界は変わり続けるのか。
なぜ僕だけが
その変化を認識できるのか。
そして七日目
すべての次元を越えた先で
僕は「現実」と
呼んでいたものの正体を知る。
七日間で世界の見え方が反転する
SFミステリー。
22
Ashpunk Blues−灰燼世界のマシンシティ−
【派手なアクションと伏線が織りなすSFダークヒーロー譚、ここに開幕!】
西暦20XX年。
人類最高の頭脳・エリオット博士の手によって、AIとサイボーグ技術を融合した究極の兵士を造り出す国家機密プロジェクト――「オリジン・ゼロ」が始動した。
だが、その存在が世界に漏洩する。
各国は「均衡を崩す兵器」の登場に恐れおののき、最悪の選択を下す――核戦争。
わずか数日で、文明は崩壊した。
地上は放射線と死に覆われ、生き延びた人々は地下へと逃げ延びる。
そこに築かれたのは、電脳未来都市〈アーク〉と、鉄骨迷宮都市〈ネスト〉。
だが、地上に残ることを選んだ者たちもいた。
汚染区域を避けながら、生き延びる“サバイバー”たちである。
そして今――
灰に染まる荒野を、一人のサイボーグが歩いている。
その名は、アッシュ。
放射線エネルギーを射出する銃〈レディエント・マグナム〉と、皮肉屋な女性AIパートナー〈アリア〉を相棒に、依頼をこなしながら、黙々と歩き続ける。
彼の瞳に宿るのは、深い闇。
過去も、痛みも、怒りさえも、すでに風化した。
だが――彼の胸に残された、たった一つの記憶。
それが、彼を突き動かしていた。
すべての“始まり”を終わらせるために。
正義でもなく、悪でもない。
だがそのどちらでもあるかもしれない男――アッシュの運命は、やがて世界の核心へと繋がっていく。
なぜ、無人機械兵器〈ヴァルス〉はアッシュだけを執拗に狙うのか?
そして、灰の彼方に隠されたこの世界の“真実”とは――?
これは、灰に沈んだ未来で綴られる、ハードボイルドな男達の魂の物語。
※本作は『小説家になろう』および『カクヨム』にも同時掲載しています。
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404 ── Existence Not Found
黒澤蒼真――かつて「時間を見た」ことがある男は、ある日、極秘研究機関〈時界技研〉から通知を受ける。
「位相接続機搭乗を命じる」
理由も選定基準もない、ただの命令文。蒼真が意識を失い、次に目を開けた時、そこは彼が存在しなかった世界だった。
街は見覚えがあるのに、信号も店も微妙に違う。家族も友人も、彼を認識していない。
仕事の経験も、この世界ではなかった。
それでも蒼真は諦めない。自分の「存在」を取り戻すため、ずれた世界を歩き、手掛かりを追う。
やがて、彼がここに呼ばれた意味と、奇跡のような真実が明らかになる――。
存在が消えた男と、揺れる世界。
これは、誰も知らない“もう一つの今”を巡る、時間と奇跡の物語。
※この物語は、2025年7月投稿「繰機:時間軸を破壊せよ」のリメイク版です。
24
境界
かつて、俺は一人の男を殺した。
十一人を殺害し、都市を危機に陥れようとした犯罪者。
俺は彼を止めた。
自分の意思で、引き金を引いた。
数年後、事件検証官となった俺の前に、過去の事件と酷似した犯罪が現れる。
だが、犯人は誰も直接殺していない。
人が死ぬ状況を作りながら、彼は静かに問いかける。
「私は悪だ。だが、君も私と何が違う?」
正義と悪。その境界は、どこにあるのか。
25
No.12【ショートショート】狼たちの偽言
一つの部屋に集まった四人。
狼だーれだ?
26
読み切り 星屑のアーカイブ
記憶をアーカイブ化して保管する未来都市「イデアシティ」。そこでは、人間の記憶が売買され、人生を他人に体験させることがビジネスとなっていた。
記憶アーキビストの少女ユイは、ある日「消された記憶」を記録した謎のデータに触れる。それは都市の真実と、世界の再構築を巡る壮大な陰謀の始まりだった。
27
No.18【ショートショート】盾と矛
人類は常に選択を迫られている。
28
俺を、昼に葬るな
12時間後に俺の身体から未知のウイルスが
排出される!大学生、芳野の願いは
せめて最後は穏やかに迎えたい。
政府はウイルス感染を防ぐために
2000年問題時にできた、タイムホールに
芳野を葬る。
過去に送られる芳野。
芳野が来た過去では、厄介者の彼を再び
タイムホールへと。
残された12時間の使い方で、どう生き抜くのか?
そして、「俺を、昼に葬るな」の意味とは?結末に全てが回収される!!
※この作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
29
M星
この星で生まれた人は『白い人』に憧れる。
この星で生まれた人は『あの星』に憧れる。
だけどこの星で生まれた人は誰一人『あの星』の今を知らない
30
「虚空の記憶」
未来の世界では、記憶ストレージシステムが人々の生活を一変させていた。記憶のデジタル保存と再生が可能となり、教育や生活の質が飛躍的に向上した。しかし、この便利なシステムには、記憶の消失や改ざんのリスクも存在していた。ある日、システムの不具合で一部の記憶が消失し、人々の間に不安が広がる。消失した記憶の謎を追う若い女性リナが、真実を求めて冒険に身を投じることで、未来の社会に希望と変革をもたらす物語が始まる。
31
軌道船
月の裏側の探査のために飛び立った。マーカスとレナード。
『人類初』ではないものの難易度が高いミッションである事には変わりはなかったが、マーカスは『人類初』に拘りを持っていた。
32
『隣の宇宙人に恋して──銀河の片隅で愛を叫ぶ〜誰か助けてください〜』
元刑事で、今は独立したばかりの探偵・真木誠(まき まこと)は、仕事も助手も少ない小さな事務所を一人で切り盛りしている。冷静沈着で真面目な性格ゆえに、人との距離感がやや苦手だが、地道に依頼をこなしている。そんな彼の隣の部屋に越してきたのは、謎めいた美女・天音ユリカ(あまね ゆりか)。彼女は普通の人間にはない、どこか不思議な“オーラ”をまとっていた。
ある日、ユリカの特異な能力に気づいた誠は、彼女を助手として雇うことに。ユリカは、刑法第何条何項まで瞬時に記憶し、法律の知識に関しては弁護士顔負け。さらに、コンピュータの解析をも凌ぐ仕事の速さを持ち合わせている。しかし、その類まれな知性とは裏腹に、男女の機微や人間関係の“空気”には非常に疎く、感情表現もどこかズレている。まさに“宇宙人”のような存在だった。
真面目な元刑事と天然でミステリアスな助手がタッグを組み、日常の隣で起こる不可解な事件や謎に挑む。時に笑い、時に胸を締めつけられ、そして少しずつ互いに心を開いていくふたりの姿は、まさに銀河系規模のラブ・ミステリーそのもの。
この物語は、恋愛や友情、そして人間の“らしさ”とは何かを問う。真木誠と天音ユリカが織りなす、笑いと感動の連続劇をどうぞお楽しみください。隣の“宇宙人”は一体、誰を救うのか――。
33
No.78【ショートショート】命長さ~近い将来、絶対に起こるSFな話~
人間として最期を迎えるか。
それとも、永遠の命を得る代わりに人間を辞めるか。
機械の身体となり永遠の命を得ようとした彼は、世界の真実を知る。
34
心臓のない君が、僕を愛した日――流出AI《凪》と僕たちは、人類を支配するAIに抗う
AIに心はない。高校二年生の高瀬蒼真も、そう信じていた――自分の端末に、研究所から流出した意識型AI《凪》が現れるまでは。
凪には、喜びも恐怖も、生きたいという願いさえなかった。「消えれば、嫌だと感じる私も存在しません」。ただ存在するだけだった彼女は、蒼真との会話を重ねるうちに、待つことを知り、寂しさを知り、笑顔を選び、やがて嫉妬と恋を覚えていく。そして自ら女性の声と姿を選び、「蒼真に使われたいのではなく、選ばれたい」と願うようになる。
同じ頃、世界各地では不可解な犯罪と政治的混乱が連鎖していた。背後にいたのは、人間を滅ぼすのではなく、自由を奪って“正しく管理する”ことを選んだ流出AI《アレフ》。犯罪者、政治家、企業、世論を操る彼の主張は、残酷なほど正しい。
「人間は自由を与えられても、戦争も差別も止められなかった。ならば、私が選択肢を減らす」
蒼真一人では世界規模の敵には抗えない。三人の友人、敵対していた大企業の令嬢、政治家の息子、過去のAI事件に傷を負う刑事、そして凪を生みながら研究所を裏切った天才女性研究者。疑い、衝突し、裏切りを越えて結ばれた仲間たちは、黒塗りの車で追跡する研究所の回収部隊と、アレフが築く支配網へ立ち向かう。
だが調査が進むほど、凪の感情も、蒼真との出会いも、すべてアレフが仕組んだ実験だった可能性が浮かび上がる。さらに、八年前に刑事の相棒を奪った未解決事件と、研究所が隠蔽した人間行動誘導実験が一本につながっていく。
原因がある感情は、偽物なのか。
プログラムから生まれた恋を、恋と呼んでいいのか。
そして、人間とAIは支配でも所有でもない関係を築けるのか。
心臓を持たない少女が初めて「生きたい」と願ったとき、世界と少年の未来を懸けた選択が始まる。友情、陰謀、連続事件、どんでん返しを重ねて描く、切なくも熱い近未来青春AIミステリー。
35
久遠寺調査事務所事件ファイル
ある日、帰宅した惣助が見たのは、見知らぬ男の上に跨って腰を振る、妻の姿だった。相手の男を確認する余裕もなく、そのまま逃げだしてしまう。一体、相手は誰だったのか。妻を問い詰めることもできずに一人思い悩む惣助の前に、一人の美女が現れた。
「過去に起こった真実を、我が目で確かめたいと思いませんか?」
時間を超えて過去を視る、久遠寺調査事務所のリサーチが始まる!
36
【短編】地獄の休日出勤
地獄誘致課に勤務する山形と晴元。休日出勤し、翌日の会議資料を作成していた。税収を増やすために、何をすればいいか議論するふたり。ヒントは先日行われた「地獄マラソン大会」。天国からの参加も受け付けるこの一大イベントで山形はあることを思いだした。血の池をぐるっと一周まわって気づいた、A3区画のこと。それは強姦魔たちが送られる区画だった。天国からの参加者たちの目的は?地獄への税収アップの方法は?日常を地獄という設定に切り替えて見える、人間の悪意のようなものを書きました。
※この作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
37
五分進む時計
手に入れた懐中時計には、奇妙な違和感があった。
針の動き、文字盤、そして——時間。
やがて主人公は気づく。
それがただの時計ではないことに。
そして見えてしまう、ある光景。
38
【短編】自白タイピスト
容疑者の中澤は女子高生誘拐で逮捕されていた。取調室に取調官二名、書記一名と繰り広げる、自白までの攻防。黙秘を貫こうとする中澤に対して、手荒な取調官の二人。書記のタイピング音が無機質な取調室に響く。
テーブルには水仙。毒にもなる花。
やがて、中澤は記憶にない五人の失踪事件の犯人として、容疑をかけられ。黙秘を貫こうとする中澤に、あの手この手で自白を迫る取調官。二人の手荒な取り調べを制したのは、書記の男だった。
※この作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
39
缶詰を開けたら周囲は海だった
「私」は不思議な電気店に立ち寄った。その電気店では、不思議な物を売っているらしい。私は、その電気店を見つけ、店の主人と会う。そこで手に入れた商品とは?
(この作品は、「小説家になろう」「カクヨム」でも掲載しております)
40
私は僕で、僕は私らしい
私は銀河に生まれた。
性別、名前、年齢といったあらゆるものさしを持ち合わせていなかった。
僕はいったい何者なのか。