現代文学 すれ違い 小説一覧

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読切短編 五月の桜は、誰も見ていない

読切短編 五月の桜は、誰も見ていない
東京に来て十年。四月になるたびに職場で飛び交う「桜前線」の話を、俺は少しだけ苛立ちながら聞いていた。 俺の地元、札幌の桜が咲くのは五月だ。本州の花見が終わり、誰もが桜を忘れた頃に、北の木々はようやく動き始める。そしてその季節になると、決まって思い出す顔があった。 幼馴染みの麻衣。彼女の誕生日は五月三日で、毎年その頃に桜が満開になった。 今年、初めて五月に帰った。理由はうまく説明できない。ただ気づいたら、航空券を調べていた。 待ち合わせの公園で、俺は手紙を書いた。書き出しだけ、すぐに決まった。 「本州では誰も桜の話をしなくなった頃に、あなたのことを思い出していた」 彼女は来た。そして俺は、手紙を渡さなかった。
現代文学 完結 ショートショート
感想数 0 文字数 1,212 最終更新日 2026.05.13 登録日 2026.05.13
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[R15]ゆでたまごは半熟、パンはハード系、そしてスープは熱々で。

[R15]ゆでたまごは半熟、パンはハード系、そしてスープは熱々で。
 五木一世(いつきいっせい)三十二才は、新婚二年目の営業マン。  職場結婚した妻とはいつも一緒に食事をし、記念日を祝い、土日のどちらかは共に外出をしている。  仕事も順調。  順風満帆である。  はずだったが、マッチングアプリを使い、出会ったセフレとの関係をもう半年の間続けていた。  妻への裏切りにはしかし、一世にも思うところがあり、いずれは清算するつもりだった。  けれどその自己正当化はセフレの思惑や妻の勘付きによって、脆くも崩れ去り――。
現代文学 完結 短編 R15
感想数 0 文字数 9,751 最終更新日 2026.05.06 登録日 2026.05.05
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少し冷たい朝の音

少し冷たい朝の音
言葉の少ない朝に、ほんの少しだけ重なる音。 わずかなやさしさが、そっと寄り添う。
現代文学 完結 短編
感想数 0 文字数 271 最終更新日 2026.04.20 登録日 2026.04.20
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コーヒーと本の相性

コーヒーと本っておしゃれですよね
現代文学 完結 ショートショート
文字数 1,889 最終更新日 2026.03.01 登録日 2026.03.01
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ピエロの仮面

ピエロの仮面
私が今、手に持っている仮面《マスク》。これは、かつて友人だった男から託されたものだ。仮面には涙を流しながら笑う、ピエロのペイントが施されている。普通、直接肌に施す化粧《メイク》が、なぜ仮面《マスク》に施されているのか。その疑問に答えるには、この仮面の元の所有者の事を少し語らなければならない。
現代文学 完結 短編
感想数 1 文字数 2,505 最終更新日 2025.08.10 登録日 2025.08.10
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あわいの隣

あわいの隣
重なったように見えて、 どこにも触れていなかった。 呼ばれなかった音、 選ばれなかった輪郭、 覚えのない風が吹いていた。 消えていくのではなく、 最初から映っていなかったものたち。 ただ、そのあとに残った かたちだけが── 意味のないまま、沈んでいく。
現代文学 完結 短編
感想数 0 文字数 1,710 最終更新日 2025.06.17 登録日 2025.06.17
7

愛せなかったわたしと、愛されたくなかった彼

愛せなかったわたしと、愛されたくなかった彼
ふたりは、たしかにふれていた。 でも、それは「愛しているから」ではなかった。 ――愛さないでほしかった。 それなのに、彼女は愛してしまった。 これは、 ほんとうの気持ちが伝わらない、ふたりの物語。
現代文学 完結 短編
感想数 0 文字数 2,320 最終更新日 2025.06.16 登録日 2025.06.16
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帰郷の意味

帰郷の意味
国際的に活躍する建築家・山本拓也は、15年ぶりに故郷へ戻る。父親の訃報を受け取り、気が進まないながらも帰郷した彼を待っていたのは、自分が知らなかった父の真実だった。口数が少なく、息子の夢を理解しないと思われていた父が、実は密かに息子の成功を見守り、誇りに思っていたことを知る。父の最後のメッセージと、彼が残した特別な贈り物が、拓也の人生に新たな方向性をもたらす物語。家族、誤解、和解、そして真の「帰郷」の意味を問いかける、心に染み入る短編小説。
現代文学 完結 短編
感想数 0 文字数 1,360 最終更新日 2025.05.20 登録日 2025.05.20
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これは、さよならのつもりだった。

これは、さよならのつもりだった。
あの夏の終わり、気づけば私たちは、並んで歩かなくなっていた。 理由はわからない。 ただ、いつのまにか図書室で隣に座ることも、帰り道に言葉を交わすこともなくなった。 それでも、何かが戻ってくるのを、私はどこかで待っていた。 けれど、戻らなかった。 だから私は、手紙を書くことにした。 友達をやめるつもりで――それが、最後になると思って。 けれど、彼の机には、私の名前が書かれた封筒が入っていた。 すれ違っていた気持ちが、封筒の中で少しずつ言葉になっていく。 これは、“終わらせるため”に書いた手紙が、ふたりの間にもう一度灯した、静かな物語。
現代文学 完結 ショートショート
感想数 0 文字数 3,189 最終更新日 2025.05.04 登録日 2025.05.04
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短編集「めおと」

何となくちぐはぐだけど、実は分かり合えていたり、うまくいっているようなのに、落とし穴があったり。 そんな夫婦たちの、比較的平和なお話だけを短編集としてまとめました。
現代文学 完結 短編
感想数 0 文字数 39,217 最終更新日 2024.05.10 登録日 2024.05.06
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ぬしに会わねば真の闇

ぬしに会わねば真の闇
富山県八尾町で伝承される、民謡行事『風のおわら盆』。 三味線、太鼓、胡弓、尺八、そして長唄。 男衆は法被(はっぴ)。女衆は浴衣。 男女ともに、三日月型の編み笠を目深に被り、 顔を隠して町の小路を、踊りながら練りまわる。 一年で、三日限りの恋をする。
現代文学 完結 短編
感想数 1 文字数 13,923 最終更新日 2023.07.08 登録日 2023.06.07
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月の声が見えなくて

月の声が見えなくて
冴木吾朗の妻・瑠那は目が見えないハープ奏者だ。彼女は最近よく「月が聞こえる」と言うが、吾朗にはそれが理解できない。演奏会が近づき、徐々に二人は険悪となり、遂には家に戻ってこなくなった。 これはある夫婦の、お互いを理解しようとする気持ちのすれ違いと愛を描いたヒューマンドラマ。
現代文学 完結 短編
感想数 0 文字数 8,016 最終更新日 2023.02.12 登録日 2023.02.12
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夏の夜のジュリエット

想いはすれ違い、夜空へと消えていく。 どんでん返しがあります。 この作品はエブリスタ、小説家になろうにも掲載しています。
現代文学 完結 ショートショート
感想数 0 文字数 2,152 最終更新日 2023.01.01 登録日 2023.01.01
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スモークキャットは懐かない?

スモークキャットは懐かない?
 清酒正秀、二十六歳。仕事も順調、年上恋人ともラブラブの良い関係。幸せか不幸かと聞かれたら間違いなく幸せいっぱいの生活。  何も悩む事はない生活のはずだが、言葉にならない苛立ちと不安を抱えていた。  一見平穏な清酒正秀の生活をかき乱すのは、灰色の猫と、猫のような女性? 本編は完結しています。 【私はコレで煙草を辞めました?】と【相方募集中】と同じ世界が舞台の物語。そちらを知らなくても全く問題ないですが、読むとより楽しめるかも知れません。  他の二作品よりも三年ほど前の時代から始まる物語。 小説家なろうでも公開しています。
現代文学 連載中 長編 R15
感想数 0 文字数 377,407 最終更新日 2019.02.20 登録日 2018.01.06
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