ライト文芸 日常小説一覧
文字数 40,124
最終更新日 2022.11.03
登録日 2022.10.12
僕っ娘が最強だと思っていた。だって一人称が「僕」で可愛くないキャラクターなんてこの世に存在しないから。だから僕はあらゆる努力を尽くして「僕っ娘」という称号を手に入れることができた。
しかし――出会ってしまった。いや、知ってしまったに近いかもしれない。
容姿端麗、洗練された仕草、時折見せる雀の涙程度の内気な部分、どこをとってもまさに女性の鑑であり老若男女問わず虜にしてしまうほど女神のようなその人は――男だ。
ふわっと漂ういい香り、凛々しい横顔、透き通った声――だが男だ。
入学初日で僕の概念は粉々に砕かれた。
しかし、嫉妬を抱いたのはほんの数分。彼を隈なく観察しているうちに、そんな負の感情はどうでもよくなってしまった。それほどに彼には魅力が詰まっていた。
一つ問題というか気になることを挙げるとすれば――彼は一切嫌な顔をしない。
それができるに越したことはないだろうが、それにしても行き過ぎている。
そんな些細なことが引っかかって拗らせた結果、僕は彼が渋面を見せられるような出来事を起こそうという結論に至った。
渋面を見たい天使(僕)と完璧超人の女神(彼)の日常が今、始まる!
文字数 5,261
最終更新日 2022.10.30
登録日 2022.02.02
カクヨムにも投稿しています。
コップの水をこぼさないような丁寧な運転さばき――ゴッドハンド中村
タクシーに乗った私は、アンケートをすすめられ、ふとタクシー会社のHPを見る事にした。
例の運転手の名前には『ゴッドハンド中村』と書かれていた。
粗品が届いてもおかしなことばかり。中村は本当にゴッドハンドなのか、怪しむ私に中村からの直筆メッセージと粗品が届いたのだった。
文字数 1,131
最終更新日 2022.10.30
登録日 2022.10.30
僕の叔母だという知らない人の車の窓から見える知らない街の景色はとても無機質で
8月なのに寒々としていてまるでこの町で過ごすであろう日々を予見しているかのようだった
文字数 1,339
最終更新日 2022.10.30
登録日 2022.10.03
地方都市、空の宮市の公立高校で主人公・猪俣愛弥は、美人だが少々ナルシストで物言いが哲学的なクラスメイト・卯花彩瑛と出逢う。コミュ障で馴染めない愛弥と、周囲を寄せ付けない彩瑛は次第に惹かれていくが……。
生きることを見つめ直す少女たちが過ごす青春の十二ヵ月。
文字数 23,899
最終更新日 2022.10.30
登録日 2020.10.21
社会人として働く主人公、小野田雄介(おのだゆうすけ)25歳。
会社の同僚の坂下美歩(さかしたみほ)の事が気になりつつも、お互い仕事が優先の毎日。
とある事がキッカケで徐々に二人の仲が進展ー。
二人の恋愛は成就するのだろうか。。。
文字数 458
最終更新日 2022.10.29
登録日 2022.10.29
「ほら、新しい甥っ子だよ」
姉のアユが久々に帰ってきた。
腕に新生児を抱えて。
農業を営む柚木尚の家は少し世間とは違った家族構成だ。
古いしきたりに縛られる集落の中でかなり浮いていた。
しかし、それを吹き飛ばすバイタリティがアユにはあり、家族全員それに振り回されている。
アユの産んだ子はこれで四人目。
子育ては実家にいる尚と両親たちに丸投げでせわしない日々。
でも、十分だ。
『楽園』の柚木健の弟、尚を中心に柚木家のありようを描きます。
BL要素はありません。
エブリスタやなろう等、他サイトにも掲載中。
文字数 14,959
最終更新日 2022.10.25
登録日 2021.11.01
文字数 8,170
最終更新日 2022.10.25
登録日 2022.10.25
眞島怜は、ごく一般的な女子大生だった。
違う点があるとすれば、バイト内容。そこそこお高めのビジネスホテルの宴会部門スタッフであることだ。華やかに見えて、かなりの重労働。ヒールは低めでもパンプスを履いているせいか、脚が太めになるのがデメリットくらい。
そんな彼女の唯一の楽しみは……社員食堂で食べられる『まかない』だった。事務所の仕組みで、バイトでも500円を払えば社食チケットがもらえる。それで、少ないセットメニューを選んで食べられるのだ。
作るのは、こちらもバイトで働いている小森裕司。
二人の何気ない日常を綴る物語だ。
文字数 233,505
最終更新日 2022.10.14
登録日 2022.04.19
文字数 1,851
最終更新日 2022.10.12
登録日 2022.10.12
西暦6010年になっても、人は変わらない。
愚かさも、優しさも。
これは二人の少女の、ありふれた約束の物語。
百合×サイバーパンクみたいな作品です。
かなり短い小説になると思います。
「小説化になろう」にも掲載しています。
ジャンルは「ライト文芸」として設定していますが「恋愛」にするか迷っています。
文字数 28,055
最終更新日 2022.10.10
登録日 2022.08.21
文字数 1,380
最終更新日 2022.10.07
登録日 2022.10.07
文字数 16,515
最終更新日 2022.10.05
登録日 2022.09.30
文字数 18,047
最終更新日 2022.10.05
登録日 2022.09.28
春からの大学生活に向けてとあるアパートへ引っ越して来た青年は、そこで何かおかしいお隣さんに出会うのだった。
文字数 3,348
最終更新日 2022.10.04
登録日 2022.10.04
ダルメシアンのマーブルが輪廻転生により、人間(美少女)に生まれ変わるお話。
栃木県茂木町にある大町茂木学園は、過疎化により廃校の危機に瀕していたが、マーブルやぬいぐるみの登場により学園を存続させる。
新しくアニマル学園として生まれ変わるのだ。
文字数 2,371
最終更新日 2022.10.01
登録日 2022.09.30
皆様初めまして。栄花れむ(さかはなれむ)と申します。
私が書いた声劇台本が投稿されている場所です。
~利用規約~
基本は利用許可はいりません。しかし、動画・音声作品投稿サイトで本台本を利用する場合は作者名と作品URLの表記をお願いいたします。
それでは皆様楽しい劇狂いライフを!!
文字数 42,239
最終更新日 2022.10.01
登録日 2022.09.26
文字数 41,763
最終更新日 2022.09.29
登録日 2022.09.15
「もう、疲れた。人生良いことなんてなんもないし、俺に生きてる価値なんてない。……死にたい…」
「じゃ、私と一緒に死んでよ」
文字数 558
最終更新日 2022.09.27
登録日 2022.09.27
俺の口からクククッと小さく溢れ出た笑い声は、間もなくして、ガハハハッと大きく下品な笑い声となって、室内に響き渡った。
「よく見ろ! 俺を馬鹿にした者どもめ。俺は、ここまで来たぞ! お前らが馬鹿にした俺の発明で、俺は、ここまで上り詰めたんだ。今日から俺は、勝ち組なんだ!」
グフフ、ガハハと気の向くままに笑っていると、ピロリンと間の抜けた音がし、レタリーの声が天井から聞こえてきた。
「おはようございます! 祐司。昨晩はよく眠れましたか?」
流暢に話す機械的な声に、俺は相手もいないのに、ニヤリと笑みを見せ、頷いた。
「ああ。レタリー。おはよう。よく眠れたよ。こんなに良く寝たのは、随分と久しぶりだ」
「そうですね。祐司は、発明と店舗経営がお忙しいですから。しかし、人間には、質の良い睡眠と、栄養バランスの取れた食事、それから、適度な運動が必要ですよ」
口うるさい嫁か母親のような物言いをするAI秘書に、苦笑いを浮かべながら、俺は、今日から勝ち組ライフを堪能する。
……はずが……?
文字数 8,033
最終更新日 2022.09.26
登録日 2022.09.19
ショートショート。毎日の仕事で自分の存在がわからなくなった大人のエピソード。彼は道端で何に出会うのだろうか。
文字数 727
最終更新日 2022.09.22
登録日 2022.09.22
この物語は実在する"ある曲"の世界観を
自分なりに解釈して綴ったものです。
~思い出せてよかった…
もし君と出会わなければ
自分の気持ちに気づかないまま
時の波に流されていただろう~
ごくごく平凡なネガティブ男子、小林巽は
自身がフラれた女子、山本亜弓の親友
野中純玲と少しずつ距離が縮まるも
もう高校卒業の日はすぐそこまで来ていた。
例えば時間と距離が二人を隔てようとも
気づくこと、待つことさえ出来れば
その壁は容易く超えられるのだろうか?
幾つかの偶然が運命の糸のように絡まった時
次第に二人の想いはひとつになってゆく。
"気になる" から"好きかも?" へ
"好きかも?"から "好き"へと。
もどかしくもどこかほんわりした
二人の物語の行方は?
文字数 37,364
最終更新日 2022.09.21
登録日 2022.07.30
文字数 2,598
最終更新日 2022.09.17
登録日 2022.09.17
花の金曜日。彼女は狭いワンルームに帰宅して、焼き鳥と缶ビールで晩酌。
すると、何やら小さなおじさんが現れた!
文字数 2,249
最終更新日 2022.09.16
登録日 2022.09.16
結婚三十年になる夫婦の呟き。
妻視点と夫視点で書いています。
病気を表す言葉が出てきますので、苦手な方はご遠慮ください。
文字数 3,417
最終更新日 2022.09.16
登録日 2022.09.16
第96回フリーワンライで書いた作品です。
使用お題は「冷たい雨と相合傘」「恋の足音」。
ふわっとした恋愛モノの短編。この作品は、小説家になろうと、ピクシブにもあきの名義で掲載しています。
文字数 2,071
最終更新日 2022.09.15
登録日 2022.09.15
高校一年生の咲桜は、幼い頃から知り合いで九歳年上の流夜がずっと好きだけど、流夜からはいいところ妹扱いの日々。
現在ワケありで咲桜の高校の教師をしている流夜に、先輩から告白されたことを相談すると、返って来た返事はなんと「俺を咲桜の男だって言って断って置け」というもの。
びっくりした咲桜はその勢いで告白してしまうけど……。
『偽モノ彼氏』になった流夜は、咲桜を甘やかしまくってやるからと宣言してベタベタしてくるのに、『好き』という言葉だけはくれない。
(……どうしてですか? 先生……)
……流夜には、それを口に出来ない理由があった。
咲桜と流夜を繋ぐ、哀しい糸。
そんなある日咲桜は、流夜が金髪美人と密会しているところを目撃してしまい……!?
※※※注意書き※※※
『朧咲夜』シリーズに溺甘要素追加してみました(^^)
細かい設定が異なっているので(咲桜と流夜が昔から知り合いだったり)、本編5話+付属3話の『朧咲夜』シリーズとは、また別のお話として読んでいただけたらと思いますヽ(^^)
『朧咲夜』シリーズを読んでいただけるとより世界観がわかると思いますが、どちらからお読みになっていただいても大丈夫です。
こちらは『朧咲夜』シリーズのネタバレを多く含みます。
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華取咲桜
Katori Sao
高1。
父の仕事の関係で、幼い頃から流夜たち3人と顔見知り。
神宮流夜
Jingu Ryuya
本業犯罪学者。表向きは高校の先生。
咲桜を想っているが、告白出来ない理由があって‥。
雲居降渡
Kumoi Furuto
探偵。割と常識人。
春芽吹雪
Kasuga Fuyuki
警察官。毒舌な咲桜の大親友。
日義頼
Hiyoshi Rai
学年主席。咲桜の幼なじみで親友の男子。
松生笑満
Matsuo Emi
学年次席。咲桜の幼なじみで親友の女子。咲桜が大好きで頼ってもらえないとすねる。
華取在義
Katori Ariyoshi
咲桜の父。男手一つ?で咲桜を育ててきた。
現在県警本部長。
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2022.8.20~9.15
Sakuragi presents
文字数 49,016
最終更新日 2022.09.15
登録日 2022.08.20