因果応報小説一覧
「シスレット、貴方は本当にブスね」
これが6歳の一人娘に言う言葉でしょうか。
お父様もお母様もクズで私を虐めます。
これ、本当に私の実の両親というか、人間なんですかこれ。
お父様とお母様に遂に殺されそうになった時
ステフロウ叔父様が私を助けに来てくれました。
「お兄様、お兄様は馬鹿だから自分の力では生きていけないだろうからと
爵位も財産も全て譲ってあげたのに」
「6歳の娘を殺そうとするなんてもう私も兄弟の情けをなくしてしまった」
お父様は少しずつ体を切り刻まれて苦痛を味わった末に死ぬようです。ざまぁ(笑)
今更助けてくれと言ってももう遅い。
お母様はゴブリンに回される罰を受けてざまぁ(笑)なはずが
流石のゴブリン達も勃たないようです。
「これ、むり。おでたちなんでもいけるとおもってたけどこれはむり」
「これにたねづけしただんなってすごくね」
「凄いでしょう。それ、私のお父様よ」
「まじかよ、そんけーするわ。そのにんげんにあわせてくれ」
私は叔父様の家庭で従弟のガストマと幸せに暮らし勉学訓練に励み立派な淑女に育ちました。
「シスレット、俺はお前の事を愛しているんだ」
12歳の誕生日にガストマに告白されました。
私もガストマの事を愛しています。
私達は結婚し愛し合いいつまでも幸せに暮らしました。
ハッピーエンド。
文字数 507
最終更新日 2020.12.31
登録日 2020.12.31
「お姉様、お姉様の婚約者のバスティン君をちょうだい」
「そうやって暴れても駄目よ。人はあげられるものではないのよ」
「なんでそんな意地悪言うのお姉様」
「そうだわ。意地悪なお姉様がくれないというのなら私のものにしてしまえばいいのよ」
「フォクト男爵家令息バスティンぐらいお父様お母様に頼めば私のものにしてくれるはずよ」
私の婚約者は本当に妹のものになってしまいました」
「助けてお姉様、隣国のミクトレイム王国が攻めてきてるの」
「また暴れればいいんじゃないかしら。癇癪起こして暴れれば誰もが貴方の要求に答えてきたんですもの」
「助けてくれクリエラ。たかが男爵の俺がミクトレイム王国に敵うわけがない」
「へぇ、そうなんですか。でも私はもう勘当された身なのでどうにもできませんわ」
「ねぇ、お願いだから助けてクリエラ。貴方は私の娘でしょう」
「元お父様も元お母様も娘はルシアラ1人で十分だ。お前はいらないなんて言っていましたよね」
助けるわけがない。
私はミクトレイム王国王太子妃なのだから、私もこの領土を落としに来たんですよ。
元妹と元お母様は娼婦にしてあげましょう。
え、元お父様も需要あるんですか。
こんなのでよければいいんじゃないでしょうか。
好きなだけ使ってあげて下さい。
お父様は雌の喜びに目覚めたようです。
いやいやいやきもいきもいきもいきもい。
私きもすぎて吐きましたわ。
元婚約者のバスティンは生け捕りにしたんですけどどうしましょうかね。
バスティンが悪いわけじゃないんですが、貴族にとって弱さは罪。
弱いのでルシアラのものになったんでしょう。
貴方にも罪を償ってもらいます。
「お前は美しく優秀だ。俺様の妻に相応しい。そうだろう」
「ええ。私達は釣り合っているわ。釣り合っているだけでなく愛し合っているわ」
「俺様達はこのまま幸せに生きるぜ!」
「ええ、ついでにがんがん領土拡大しましょう」
「ああ、俺様達なら出来る」
「とりましょうか」
「てっぺん」
私達夫婦は愛し合い幸せに暮らしてっぺんをとります。
文字数 928
最終更新日 2020.12.29
登録日 2020.12.29
ロドリグ王国筆頭公爵家の長女
アデライン・レプシウス
彼女は生まれた時から王妃になることが約束されていた
文字数 17,701
最終更新日 2020.12.15
登録日 2020.12.10
「お姉様のブローチ頂戴」
「お姉様なのだからそれぐらいミュリリンにあげなさい」
「そうよ、貴方はお姉様なのだから、ミュリリンに優しくしなさい」
妹が私の物を欲しがると両親は必ず妹に味方しました。
「お姉様の婚約者のフェビル君頂戴」
「ミュリリンもフェビル君の婚約者にしてやれないか」
「そうよ、それがいいわ。ミュリリンがフェビル君の婚約者になれないなんて可哀想よ」
そんな事で元々婚約者のフェビルの婚約者に妹も加わりました。
そんな事あります?
「お姉様ってホークスビー家に必要ないわよね」
必要ないのは貴方なんですが。
妹は両親に可愛がられているので、自身がとても重要な存在だと思い込んでるようです。
学もない能力もない貴方がなんで必要とされてると思えるんでしょうか(笑)
「ねぇ、お姉様。伯爵令息フェビルとの妻には私が相応しいんだから自覚して婚約を辞退したら」
「必要ない方がホークスビー家を追放・フェビルに婚約破棄される事にしましょう」
確かに妹は両親に可愛がられています。愛されています。
両親はミュリリンだけを可愛がり、愛し、私の事はまったく愛しませんでした。
でも、貴方は可愛がられて愛されているだけです。
必要とされてるのが私で貴方は必要とはされていない事ぐらい分からないのかしら。
まぁ、お姉様として忠告はしましたよ。
それでも追放されたいというのなら仕方ないわね。
学もない体力もない貴方が平民になって苦しんで下さい。
ははは、くっそざまぁぁ(笑)
文字数 765
最終更新日 2020.12.06
登録日 2020.12.06
「聖女どころか子ども産めない女は出て行け!マーガレットに子どもが出来たのだ!きっとお腹の子が聖女に違いない!だからお前とは離婚する!!」
隣の令嬢を抱き寄せて声高々に言い放つのは、侯爵家の
ゴードン・サンダーム。
確か私の夫だ。
隣の令嬢はウォール男爵令嬢の、
マーガレット令嬢。
私は1年前にサンダーム侯爵家に嫁いだフィオナ・サンダーム。
元伯爵令嬢だった。
この国では、治癒能力を持つ聖女が3人いる。
不思議な事に、1人聖女が死んでしまうと、程なくして1人聖女が産まれるのだ。
数ヶ月前に、1人の聖女が死んだ。
聖女が産まれたら、その聖女と両親は手厚く扱われる。
その為、国中が自分が聖女を産むのだと躍起になっていた。
聖女は産まれてすぐ分かる。額に十字の印が刻まれているからだ。
特に公爵家や侯爵家は、王族とお近づきになりたい為。この聖女を欲していた。
1年前に結婚した私達の間には子どもはできなかった。
そのためこんな事を言ってきたのだろう…。
でも…。
その浮気相手のお腹にいる子どもって、
誰の子ですか???
文字数 40,227
最終更新日 2020.12.05
登録日 2020.11.08
天寿を全うした強姦殺人魔が閻魔様の裁きを受けて、美少女メイドが大勢いる世界で転生を繰り返す話。
文字数 3,138
最終更新日 2020.11.22
登録日 2020.11.22
10歳の時にかくれんぼをしていた私は異世界で迷子になっていた。そんな私を拾って、助けてくれたのが当時の王子。私は王子の妾という立場で庇われた。しかし2年前に王子が陛下となられて、ついにこの時が来た。陛下が王妃を娶る時が、私は邪魔しません…おさらばでございます!
悪役令嬢「私の可愛い妾ちゃん。あなたの幸せを心から願います。ウエディングドレスの作成は任せなさい!」
陛下「な、彼女が居なくなっただと!な、何故だ!」
メイド「陛下がヘタレだからでは?」
そんな3人の思いが交錯する恋愛事情。
ちょっと痛いが愛のある思いやりのすれ違い話。
※毎日0時更新
文字数 54,551
最終更新日 2020.11.03
登録日 2020.09.15
文字数 3,090
最終更新日 2020.10.13
登録日 2020.10.13
「カクヨム」と「小説家になろう」にも投稿しています。
ツビンズ公爵家の長女に生まれたパウリナだったが、畜生腹と忌み嫌われる双子であった上に、顔に醜い大きな痣があったため、殺されそうになった。なんとか筆頭家老のとりなしで教会の前に捨てられることになった。時が流れ、ツビンズ公爵家に死神と恐れられる成り上がりの猛将軍との縁談話を国王から命じられる。ツビンズ公爵家で大切に育てられていた妹のアイリンは、王太子と結婚して王妃になる事を望んでいて……
文字数 6,798
最終更新日 2020.09.26
登録日 2020.09.21
「カクヨム」と「小説家になろう」にも投稿しています。
文字数 9,086
最終更新日 2020.09.19
登録日 2020.09.12
私は知っている。
私モリー・バレルは、兄サディアスと実の兄妹ではない。
だからお兄様は誰にも渡さない。
ずっと、ずっと。この人は私だけのもの。
文字数 5,289
最終更新日 2020.08.30
登録日 2020.08.29
結婚十年目の愛妻家トーマスはほんの軽い気持ちで浮気をしてしまった。そして浮気が妻イザベラに知られてしまった時にトーマスはなんとか誤魔化そうとして謝る事もせず、逆に家族を味方に付け妻を悪者にしてしまった。何の落ち度もない妻に悪い事をしたとは思っていたが、これで浮気の事はあやふやになり、愛する家族との日常が戻ってくると信じていた。だがそうはならなかった…。
※設定はゆるいです。
文字数 32,757
最終更新日 2020.08.22
登録日 2020.08.05
わらわは豊前守の養女の田鶴(たづ)と申す。
さる大名の御世継の妻となることになった。
なれどこの御世継の隆邦(たかくに)様という方、たいそうな美形というのに、これまで四人の方と婚約し、そのうち三人がはかなくなられ、四人目も故あって破談となったという。
五人目の許婚者となったわらわは無事に嫁いだものの、世の中はそれでめでたしとはいかぬもの。
なにしろ隆邦様にはすでに側室がおり、姫までも儲けておいで。
離縁の話まで持ち上がってしまった。
子どもの頃から愛されないのには慣れているわらわなれど、果たしてどうなることやら。
なお、この話はムーンライトノベルズの「『香田角の人々』拾遺」「わたくしたちのお殿様」のエピソードを再構成し増補改訂したものゆえ、そこは御含みおきを。
18歳以下の方が見てはならぬエピソードのタイトルの末尾には★があるゆえご注意召されよ。
文字数 107,841
最終更新日 2020.06.30
登録日 2020.05.30
時は江戸、尾州半田。ひょうきん者の久兵衛さんは、村ではあることでちょっとした有名人。
久兵衛さんの元には、今日も村人たちが、各々の恥ずかしい秘密を、打ち明けに来ていました。
文字数 2,595
最終更新日 2020.03.27
登録日 2020.03.27
ベジタブル王国のピーマン王子は絶望した。
ミンチ侯爵令嬢と婚約破棄しカラシナ男爵令嬢と婚約を結んだが
カラシナ男爵令嬢が謎の死を遂げてしまった。
絶望にくれるピーマン王子だったがガラの悪い神様と契約を結び
再び学園入学からやり直しを行う事になりましたとさ。
一話900~1000文字程度
小説家になろう様、カクヨム様でも投稿しています。
https://ncode.syosetu.com/n9461fw/
https://kakuyomu.jp/works/1177354054892604773
文字数 41,861
最終更新日 2020.01.14
登録日 2019.12.01