童話小説一覧
ざーざー森に住むもんちゃんは、今日も雨に打たれている。
ざーざー森では毎日雨が降る。色んな雨が降る。もんちゃんは雨の音が大好きだ。
文字数 506
最終更新日 2020.11.17
登録日 2020.11.17
クリスマスなのに、ユカのお母さんは働いていて夜になっても帰ってきません。他の家ではご馳走を食べ楽しくクリスマスのお祝いをしている頃ですが、ユカの前には何の用意もしてありませんでした。
でも、お母さんが帰ってくるとちゃんとクリスマスが始まりました。そして、クリスマスにふさわしい奇跡がいくつも起こったのでした。
文字数 2,665
最終更新日 2020.11.16
登録日 2020.11.16
桃は遺品として、いじわるな孫夫婦に送られた。過酷な使用人的日々を生き抜くモモタロサンであったが、ある日罠にかかったキジを発見し……
ふざけて書きました。ぜひ肩の力を抜いてお読みください!
※カクヨム様、小説家になろう様にても掲載しております。
文字数 12,004
最終更新日 2020.11.14
登録日 2020.11.14
さくらんぼ児童クラブの子ども達と新米りこちゃんせんせいの楽しかったり悲しかったりケンカしたりの毎日の中で、ある時、不思議なおじいさんが持ってきた不思議な
植物、赤い花が咲き始めると、さくらんぼ児童クラブに不思議なことが起こりはじめます。
文字数 8,254
最終更新日 2020.11.14
登録日 2020.11.12
僕がベッドに入って、なかなか眠れずにいると、お母さんは「眠れないときは、羊を数えなさい」と言いました。
「なんで羊を数えるの?」
「羊を数えるとよく眠れるからよ」
「なんで羊を数えるとよく眠れるの?」
「昔からそう決まっているのよ」
「誰が決めたの?羊が決めたの?」
お母さんは困ったような顔で、僕の顔を見つめています。僕は「質問ばっかりして悪かったかな」と思いましたが、気になるものは仕方がありません。気になったままでは、眠れないのです。お母さんは、しばらく考えた後、僕に言いました。
「羊を数えることに決めたのは人間なのよ」
「どうして羊に決めたの?」
「それはね。羊が英語で『シープ』、眠ることは英語で『スリープ』って言うからなのよ。ほら、シープとスリープって似ているでしょ?」
「シープ、スリープ、シープ、スリープ・・・本当だ!似ているね!」
「似ているでしょ?さぁこれでもうスッキリしたでしょう。もう寝なさい」
お母さんは、一仕事終えた後のようなホッとした表情を浮かべながら、僕に言いました。
「・・・でもさ、他の言葉じゃ駄目なのかな?」
僕の質問を聞いたお母さんの顔は、少しムッとしていました。だって、気になるものは仕方がありません。気になったままでは、眠れないのですから。
「他の言葉って?」
「スープとかどうかな?シープとスープは似ているでしょ?」
お母さんは、またしばらく考えた後、僕に言いました。
「確かに、シープとスープは似ているわね」
「でしょ?」
「でもね、スープは駄目なのよ」
「どうして?どうしてスープは駄目なの?」
「だって、スープは寝たままの状態では飲めないでしょ?スープを飲むためには、起きなければならないのよ。もしも寝たままの状態でスープを飲もうとしたら、ダラダラとこぼれてしまうわ。そんなのは嫌でしょ?」
僕は、寝たままの状態でスープを飲むことを想像しました。僕の口からは、まるでよだれのように、スープがダラダラとこぼれ落ちています。僕はなんだか、ゲッという気持ちになりました。
「うーん、お母さんの言う通り、寝たままスープを飲むのは無理そうだね」
「そうでしょ?さぁこれでとってもスッキリしたでしょう。もう今度こそ寝なさい」
「うん、お母さん、今度こそお休み・・・あ!明日の朝ごはんはスープにしてね。寝たままじゃなくて、起きたままスープを飲みたいから!」
お母さんは優しくうなずくと、ゆっくりと部屋から出ていきました。僕は、明日に食べるスープのことを考えながら、朝までぐっすりと眠ったのです。
文字数 1,026
最終更新日 2020.11.04
登録日 2020.11.04
ヤルトは赤いレンガのお家がたちならぶ、小さな国です。ヤルトでは、お花を育ててはいけないことになっていました。
文字数 9,437
最終更新日 2020.11.02
登録日 2020.11.02
一人ぼっちの熊の子のコロリンは、ある日、友達が欲しいな、と思いました。
※この作品の本文の漢字とカタカナには、すべてひらがなが振ってあります。
文字数 2,918
最終更新日 2020.11.01
登録日 2020.11.01
童話風な短編です。
みんなと違う色で生まれたギャーコはいつも泣いていた。
しかし、ある日、王国に招待される。
文字数 1,386
最終更新日 2020.10.27
登録日 2020.10.27
ツイッターのタグで
#私の絵柄で見てみたい童話の登場人物っていますか
というのがありまして、そこでいただいたお題に沿って童話を書いていこうと思います。
<いただいたお題予定>
・ジェルド(野獣)、ミッチャン(美女) 貴様さん
・女レイ(オーロラ姫)、男エリー(王子)、セルダ(魔女)、リアム(国王) 貴様さん
・マーサ(ラプンツェル)、アラン(王子) 貴様さん
・ハーネイス(ウィックドクイーン)、エリー(白雪姫) 星影さんとにけさん
・女レイ(人魚)、セルダ(魔女)、アルバート(王子)、アラン(側近) ぱちさん
・ジェルミア(シンデレラ) 華吹雪さん
・エリー(オーロラ姫)、レイ(王子)、ハーネイス(魔女) kokawausoさん
・ディーン(人魚王子)、エリー(姫)、レイ(婚約者) 翠さん
・エリー(オデット)、悪魔ロートバルト(ディーン) 恵子さん
・ピノキオ、キャラ指定なし イデッチさん
・レイ(アラジン)、エリー(ジャスミン)、アラン(ジャファー) すーポックさん
・ハーネイス(マッチ売りの少女) ミケさん
・オペラ座の怪人(ディーン) 貴様さん
文字数 11,609
最終更新日 2020.10.27
登録日 2020.10.24
どうしてうさぎは鳴かないか。
どうしてサメの歯は生え変わるのか。
なんでバラは赤いのか。
あなたのための新しい童話です。
文字数 20,933
最終更新日 2020.10.19
登録日 2020.10.08
不思議な不思議な生き物たちが住んでいる広い森の中。
そんな森の片隅で二人仲良く暮らしている、真っ白なお餅みたいな生き物フーブーとつやつや光る黒曜石みたいな生き物ローロー達が送る美味しくて楽しいのんびりした生活をちょっと覗いてみましょう。
文字数 3,929
最終更新日 2020.10.05
登録日 2020.10.05
ずっとひとりぼっちだった不死の獣がひとりきりで旅をしていた旅人と出会うものがたり。
不死の獣が人間のようなものなるまでのものがたり。
文字数 2,606
最終更新日 2020.10.05
登録日 2020.10.05
陽葵はハロウィーンの衣装をママに作ってもらったけれど、芽依ちゃんのようなお姫様じゃないじゃないことにがっかりしていた。一緒にお姫様の衣装にしようと約束していた芽依ちゃんにも変な服と笑われて‥‥でも大好きな海翔君の言葉で一変した。
文字数 649
最終更新日 2020.10.03
登録日 2020.10.03
私が彼に会ったのは、九才の時。雨の降る町中だった。
魔術師の家系に生まれて、魔力を持たない私はいらない子として、家族として扱われたことは一度もない。
――ね、君、僕の助手になる気ある?
彼はそう言って、私に家と食事を与えてくれた。
この時の私はまだ知らない。
骸骨の姿をしたこの魔術師が、この国の王太子、稀代の魔術師と言われるその人だったとは。
***各章ごとに話は完結しています。お気軽にどうぞ♪***
文字数 338,940
最終更新日 2020.09.30
登録日 2020.08.05
桜町は桜並木が見事だった。
どの桜もまとまって咲いていたが、一本だけ寂しい細道に植えられた桜があった。
その桜の木はかわいそうに思われていたが実はとても幸せな木だった。
なぜならば‥‥
文字数 535
最終更新日 2020.09.28
登録日 2020.09.28
「鏡よ、鏡。
一番美しいのは……」
何よりも美しくあろうとする姫さま。
そして何よりも美しい林檎をつくりあげる農家の白雪。
物語は、ある日姫さまが「一番美しいのは……」と鏡に尋ねたところから始まる。鏡は少し考えてから姫さまに「姫さま、それはこの城のキッチンにある林檎です。それがいちばんうつくしい」と伝えた。何よりも美しくありたい姫さまは顔を真っ赤に膨らませ、靴も履かず部屋を飛び出した。大きな扉を嵐のごとく激しく押し開き、キッチンの中を見渡す。
ふと目についた戸棚の扉をゆっくりと開き、その暗闇の中へ白く透き通る手を伸ばしていくーー。
普段イラストや漫画を中心に活動している、ゆありと申します(なので表紙も自作です)。小説は思いつく限り三回ほど挑戦したことがあるのですが、毎回最初の数ページで断念してしまい書き上げられたことがありませんでした……。本当に書き物というのは難しい!
しかし今回は小説のルールなどを一通り勉強してからの挑戦、そして原作のある作品、有名な白雪姫をベースにしたこと、先にプロットでラストまで作成してきたという準備万端状態なのできちんと完成させることが出来ました!嬉しい!
読みやすいよう数話に分けて公開していきますのでよろしくお願い致します。
文字数 9,232
最終更新日 2020.09.27
登録日 2020.09.20
たったひとり 惑星で生きる男の子と、言葉を話す白い星たちのものがたりです。 (10分もかからず読めます。多くの人に読んでほしいです)
文字数 3,365
最終更新日 2020.09.26
登録日 2020.09.26
チャックくんは、ひみつが だいすきな ぽっちゃりとした子ども
きょうも おとなたちのひみつを りようして やりたいほうだい
だけど、ちょうしにのってると
おとなに こらしめられるかも…
さぁ チャックくんの運命は いかに!
ー
(不幸でしあわせな子どもたちシリーズでは、他の子どもたちのストーリーが楽しめます。 短編集なので気軽にお読みください)
下記は物語を読み終わってから、お読みください。
↓
彼のラストは、読者さまの読み方次第で変化します。
あなたの読んだチャックは、しあわせでしたか?
それとも不幸?
本当のあなたに会えるかもしれませんね。
文字数 4,039
最終更新日 2020.09.19
登録日 2020.09.19