「鳴った」の検索結果

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陸上自衛隊衛生科所属の安達四季陸曹長は、見た目がどうもヤのつく人ににていて怖い。 「だって顔に大きな傷があるんだもん!」 体力徽章もレンジャー徽章も持った看護官は、鬼神のように荒野を走る。 実は怖いのは顔だけで、本当はとても優しくて怒鳴ったりイライラしたりしない自衛官。 寺の住職になった方が良いのでは?そう思うくらいに懐が大きく、上官からも部下からも慕われ頼りにされている。 スイーツ大好き、奥さん大好きな安達陸曹長の若かりし日々を振り返るお話です。 ※フィクションです。 ※カクヨム、小説家になろうにも公開しています。
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小説 445 位 / 184,789件 ライト文芸 6 位 / 7,549件
文字数 75,129 最終更新日 2021.08.21 登録日 2021.06.28
恋愛 完結 短編 R15
「きみは、ぼくという婚約者がいながら、他の男と密会していたね」  夕焼けの真っ赤な光が差し込む人気のない空き教室で、侯爵令息のヘクターは言った。  目の前に立つローナは、何のことかわからないといった風に、首を捻っていた。 「あの、密会って……?」 「はっ。白々しい。それにしても、さすがのぼくも驚いたよ──まさか、婚約者がいる第一王子に言い寄っていたとはね」  ローナの顔色が、明らかにさっと青くなった。 「黙りかい? ひどいなあ。きみはぼくだけじゃなくて、第一王子の婚約者である、あの公爵令嬢様まで悲しませる行為をしたのだよ? 自覚はある?」  しん。  静けさが、あたりを満たす。ヘクターは口角をあげた。が。 「──それほどまでに、あの伯爵令嬢と一緒になりたいのですか?」  続けられたローナの科白に、ヘクターは目を見張った。 「……何のことだ」 「……密会をしていたのは、わたしだけではないということです」  はっ。ヘクターは、鼻で笑った。 「密会と認めたな?」 「……あなたはどうなのです? 認めますか?」 「何のことかわからんな」 「……認めてくださるのなら、婚約解消に応じますよ?」  ふざけるな!   ヘクターは声を荒げ、怒鳴った。 「何が婚約解消だ! ぼくは何もしていない! 悪いのはお前だけだ! それにお前は、この国の第一王子と密会をしていたんだぞ! 王子の婚約者である公爵令嬢の家は、この国でも多大な影響力を及ぼす家系だ。例え不貞行為がなくとも、お前がしたことは重罪だ! それを偉そうに……っっ」  ヘクターはローナの胸ぐらをおもむろに掴んだ。これまで一度だってこんなことをされたことのないローナは、ひっと小さく悲鳴をあげた。 「お前との婚約を破棄する! 慰謝料も、むろんたっぷりと請求させてもらうからな! これを拒絶すれば、みなに全てをばらしてやる!!」
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小説 3,549 位 / 184,789件 恋愛 1,619 位 / 56,148件
文字数 11,688 最終更新日 2022.09.30 登録日 2022.09.14
幼い頃に住んでいた村では、夏の時期になると決まって神楽囃子が鳴った。 並木剛は、入学した白泉大学でかつての親友と再会した。あの日、あの夏の夜をともに過ごした四人のうち、二人が死んだと聞かされた。『シリョウモンがひらく』ということばを遺して。 ひょんなことから、文化史学科四十崎ゼミ仲間として交流を持った藤宮恭太郎と古賀一花、その友人の浅利将臣らとともに、故郷であるあの村へ夏休みを利用して訪れることになる。 そこにこれまたなんの因果か、彼らの保護者として黒須景一、休暇中であった警視庁の刑事である三橋綾乃も加わることに。 地獄の釜蓋が開く夏。門より還る来迎奇譚。 誘われるは怪奇の夢──。 霊感娘の一花、聴力異常の恭太郎、僧侶見習いの将臣が織りなすオカルトミステリーコメディ第四弾。
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小説 4,581 位 / 184,789件 ミステリー 42 位 / 4,158件
文字数 87,995 最終更新日 2024.05.15 登録日 2023.09.10
恋愛 連載中 長編
12歳になる少女マリィ。幼少の頃から好意を抱いていた王子との婚約で幸せを掴んだはずだった。絶望が襲い、倒れ伏した王子に寄り添う少女の前に現れたのは、黒い翼を持った一途な悪魔だった。 ————— 眠りについたまま 死んで行く君 終わらぬ夜の中 ひとりの私 命を救うため 花の雫探してる 私の耳元に 悪魔が囁くのよ 「いつまでも そんなこと してたって 無駄だよ そんなもの この城に 在りはしない 目が覚める その日まで 朝だって 隠れた 僕のこの 手を取って 二人きり 踊りましょう」 頬を伝わる涙 時計の針は進む 背中から差し出された その手は優しそうで 世界を這うように あちらこちらを探した 私の耳元に 悪魔は囁いたの 「ホントはね その身体 冷えきって 心配さ このスープ 少しでも 飲んでおくれ ひとりきり つらいのは 僕だって 同じだ 僕のこの 腕の中 二人して 眠りましょう」 止まらない涙 時計は進み続ける どんな言葉でも 振り返りたくはないの 君の手を握る まるでそれは懺悔のよう ──私の心は 変わらず君のその側に── 遠くで鐘の音が 鳴った気がした
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小説 5,043 位 / 184,789件 恋愛 2,223 位 / 56,148件
文字数 62,137 最終更新日 2024.05.15 登録日 2024.04.24
毒親の仕打ち、親友と恋人の裏切り、人生最悪のどん底でやけ酒を煽り何を思ったのか深夜に突然掃除を始めたら床がドンドンって大きく鳴った。 ゴメン、五月蝿かった? 掃除は止めにしよう、そう思った瞬間、床に現れた円のようなものが光りだした。 気づいたらゴミと掃除道具と一緒に何故か森の中。 地面には気を失う前に見た円が直径3メートルぐらいの大きさで光ってる。 何コレ、どうすればいい? 一方、魔王復活の兆しに聖女を召喚した王城では召喚された筈の聖女の姿が見当たらない。 召喚した手応えはあったものの目の前の床に描かれた魔法陣には誰も居ない。 もしかして召喚先を間違えた? 魔力の残滓で聖女が召喚された場所に辿り着いてみれば聖女はおらず。 それでも魔王復活は待ってはくれない。 それならば聖女を探しながら魔王討伐の旅へ見切り発車で旅する第二王子一行。 「もしかしたら聖女様はいきなり召喚された事にお怒りなのかも知れない、、、、。」 「いや、もしかしたら健気な聖女様は我らの足手まといにならぬ様に一人で浄化の旅をしているのかも知れません。」 「己の使命を理解し果敢に試練に立ち向かう聖女様を早く見つけださねばなりません。」 「もしかして聖女様、自分が聖女って気づいて無いんじゃない?」 「「「・・・・・・・・。」」」 何だかよく分からない状況下で主人公が聖女の自覚が無いまま『異世界に来てしまった理由』を探してフラリと旅をする。 ここ、結構汚れていません?ちょっと掃除しますから待ってて下さいね。掃除好きの聖女は無自覚浄化の旅になっている事にいつ気付くのか? そして聖女を追って旅する第二王子一行と果たして出会う事はあるのか!? 魔王はどこに? ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 不定期更新になります。 主人公は自分が聖女だとは気づいていません。 恋愛要素薄めです。 なんちゃって異世界の独自設定になります。 誤字脱字は見つけ次第修正する予定です。 R指定は無しの予定です。
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小説 6,042 位 / 184,789件 ファンタジー 1,126 位 / 42,497件
文字数 109,260 最終更新日 2024.05.14 登録日 2023.01.26
恋愛 完結 短編 R15
厳かな結婚式だった。 花婿が花嫁のベールを上げるまでは。 ベールを上げ、その日初めて花嫁の顔を見た花婿マティアスは暴言を吐いた。 「私の花嫁は花のようなスカーレットだ!お前ではない!」と。 そして花嫁の父に向かって怒鳴った。 「騙したな!スカーレットではなく別人をよこすとは! この婚姻はなしだ!訴えてやるから覚悟しろ!」と。 そこから始まる物語。 作者独自の世界観です。 短編予定。 のちのち、ちょこちょこ続編を書くかもしれません。 話が進むにつれ、ヒロイン・スカーレットの印象が変わっていくと思いますが。 楽しんでいただけると嬉しいです。 ※9/10 13話公開後、ミスに気づいて何度か文を訂正、追加しました。申し訳ありません。 ※9/20 最終回予定でしたが、訂正終わりませんでした!すみません!明日最終です! ※9/21 本編完結いたしました。ヒロインの夢がどうなったか、のところまでです。 ヒロインが誰を選んだのか?は読者の皆様に想像していただく終わり方となっております。 今後、番外編として別視点から見た物語など数話ののち、 ヒロインが誰と、どうしているかまでを書いたエピローグを公開する予定です。 よろしくお願いします。 ※9/27 番外編を公開させていただきました。 ※10/3 お話の一部(暴言部分1話、4話、6話)を訂正させていただきました。 ※10/23 お話の一部(14話、番外編11ー1話)を訂正させていただきました。 ※10/25 完結しました。 ここまでお読みくださった皆様。導いてくださった皆様にお礼申し上げます。 たくさんの方から感想をいただきました。 ありがとうございます。 様々なご意見、真摯に受け止めさせていただきたいと思います。 ただ、皆様に楽しんでいただける場であって欲しいと思いますので、 今後はいただいた感想をを非承認とさせていただく場合がございます。 申し訳ありませんが、どうかご了承くださいませ。 もちろん、私は全て読ませていただきます。
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小説 8,988 位 / 184,789件 恋愛 3,977 位 / 56,148件
文字数 77,467 最終更新日 2022.10.25 登録日 2022.09.03
恋愛 完結 ショートショート R15
突然鳴ったスマホ。 そこに届いた動画。 大学で初めてできた彼氏。 告白されて付き合って半年。彼は私を大切にしてくれていたなのに知らない女から送られてきた動画には、私の知らない彼の乱れた姿が映っていた…… 決定的な浮気の証拠…… どうする? 許せる? 私は許せない。 だから私は…………── 〔※男女の絡みのフワッとした描写有り。フワッとしてます〕 〔※友人に大らかな男性同性愛者が居ます〕 ◇ふんわりゆるふわ設定。 ◇ご都合展開。矛盾もあるかも。 ◇なろうにも上げてます。 ※※男性同性愛者は居ますが、作中に『男性同士の恋愛描写』はありません(無い)。
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小説 9,423 位 / 184,789件 恋愛 4,205 位 / 56,148件
文字数 9,705 最終更新日 2023.05.17 登録日 2023.05.10
BL 連載中 長編 R18
【執着年下攻め🐲×逃げる年上受け🦊】  愚者の森に住む銀狐の一族には、ある掟がある。 ──群れの長となる者は必ず真竜を娶って子を成し、真竜の加護を得ること──  長となる証である紋様を持って生まれてきた皓(こう)は、成竜となった番(つがい)の真竜と、婚儀の相談の為に顔合わせをすることになった。  番の真竜とは、幼竜の時に幾度か会っている。丸い目が綺羅綺羅していて、とても愛らしい白竜だった。この子が将来自分のお嫁さんになるんだと、胸が高鳴ったことを思い出す。  どんな美人になっているんだろう。  だが相談の場に現れたのは、冷たい灰銀の目した、自分よりも体格の良い雄竜で……。  ──あ、これ、俺が……抱かれる方だ。  ──あんな体格いいやつのあれ、挿入したら絶対壊れる!  ──ごめんみんな、俺逃げる!  逃げる銀狐の行く末は……。  そして逃げる銀狐に竜は……。  白竜×銀狐の和風系異世界ファンタジー。
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小説 9,886 位 / 184,789件 BL 2,366 位 / 23,908件
文字数 89,707 最終更新日 2024.05.06 登録日 2023.10.29
恋愛 完結 長編 R15
第一王子が物語のように婚約破棄を叫ぶだなんて、だれが想像したであろう。 その「婚約破棄騒動」は「彼女」を壊してしまった。 出会ったときの「彼女」の長い髪が印象的で、ぼくの胸は高鳴った。 「彼女」は王都でとても辛い思いをしたのだとか。 婚約者に裏切られ。 幼馴染みに傷つけられ。 父親に捨てられたと。 ぼくは、「彼女」に笑って欲しかった。 ※28話の題名を変更しました(2023.04.13) ※設定はゆるんゆるん。 ※作者独自のなんちゃってご都合主義異世界だとご了承ください。 ※どこかで見たような名称があっても、恐らくあなたの知るそれとは違うものです。 ※いろいろと心の広い人向き ※この作品は小説家になろうにも掲載しています。 ※話末にちょいちょい「作者の内緒のひとりごと」があります。  雰囲気を乱しています、ごめんなさい。
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小説 12,009 位 / 184,789件 恋愛 5,361 位 / 56,148件
文字数 185,280 最終更新日 2023.04.27 登録日 2023.03.10
恋愛 完結 ショートショート
 私は、今、絶賛懐妊中だ。  私の嫁ぎ先は、伯爵家で私は子爵家の出なので、玉の輿だった。  ある日、私は聞いてしまった。義父母と夫が相談しているのを…  「今度、生まれてくる子供が女の子なら、妾を作って、跡取りを生んでもらえばどうだろう」  私は、頭に来た。私だって、好きで女の子ばかり生んでいる訳じゃあないのに、三人の娘達だって、全て夫の子供じゃあないか。  切れた私は、義父母と夫に  「そんなに男の子が欲しいのなら、貴方が妊娠して、子供を産めばいいんだわ」  家中に響き渡る声で、怒鳴った時、  《よし、その願い叶えてやろう》  何処からか、謎の声が聞こえて、翌日、夫が私の代わりに妊娠していた。  
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小説 14,025 位 / 184,789件 恋愛 6,300 位 / 56,148件
文字数 2,715 最終更新日 2020.12.16 登録日 2020.12.16
婚約者はヒロインさんであるアリスを溺愛しているようです。 そもそもなぜゲームの悪役令嬢である私を婚約破棄したかというと、その原因はヒロインさんにあるようです。 詳しくは知りませんが、殿下たちの会話を盗み聞きした結果、そのように解釈できました。 では私がヒロインさんへ嫌がらせをしなければいいのではないでしょうか? ですが、彼女は事あるごとに私に噛みついてきています。 出会いがしらに「ちょっと顔がいいからって調子に乗るな」と怒鳴ったり、私への悪口を書いた紙をばら撒いていたりします。 当然ながらすべて回収、処分しております。 しかも彼女は自分が嫌がらせを受けていると吹聴して回っているようで、私への悪評はとどまるところを知りません。 まったく……困ったものですわ。 「アリス様っ」 私が登校していると、ヒロインさんが駆け寄ってきます。 「おはようございます」と私は挨拶をしましたが、彼女は私に恨みがましい視線を向けます。 「何の用ですか?」 「あんたって本当に性格悪いのね」 「意味が分かりませんわ」 何を根拠に私が性格が悪いと言っているのでしょうか。 「あんた、殿下たちに色目を使っているって本当なの?」 「色目も何も、私は王太子妃を目指しています。王太子殿下と親しくなるのは当然のことですわ」 「そんなものは愛じゃないわ! 男の愛っていうのはね、もっと情熱的なものなのよ!」 彼女の言葉に対して私は心の底から思います。 ……何を言っているのでしょう? 「それはあなたの妄想でしょう?」 「違うわ! 本当はあんただって分かっているんでしょ!? 好きな人に振り向いて欲しくて意地悪をする。それが女の子なの! それを愛っていうのよ!」 「違いますわ」 「っ……!」 私は彼女を見つめます。 「あなたは人を愛するという言葉の意味をはき違えていますわ」 「……違うもん……あたしは間違ってないもん……」 ヒロインさんは涙を流し、走り去っていきました。 まったく……面倒な人だこと。 そんな面倒な人とは反対に、もう一人の攻略対象であるフレッド殿下は私にとても優しくしてくれます。 今日も学園への通学路を歩いていると、フレッド殿下が私を見つけて駆け寄ってきます。 「おはようアリス」 「おはようございます殿下」 フレッド殿下は私に手を伸ばします。 「学園までエスコートするよ」 「ありがとうございますわ」 私は彼の手を取り歩き出します。 こんな普通の女の子の日常を疑似体験できるなんて夢にも思いませんでしたわ。 このままずっと続けばいいのですが……どうやらそうはいかないみたいですわ。 私はある女子生徒を見ました。 彼女は私と目が合うと、逃げるように走り去ってしまいました。
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小説 15,341 位 / 184,789件 恋愛 6,869 位 / 56,148件
文字数 2,230 最終更新日 2024.01.02 登録日 2024.01.02
それは突然のことだった。朝目覚めると携帯が鳴った。おはよう。まだ朝の六時。寝ぼけながら答える。おはよう。君はこの頃から僕に同情してたのかな?
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小説 17,437 位 / 184,789件 恋愛 7,655 位 / 56,148件
文字数 338 最終更新日 2024.04.25 登録日 2024.04.25
恋愛 完結 長編 R18
~あらすじ~ 10年勤めた会社が倒産して失業中の俺。 そんな俺をある朝5時にピンポン連打という鬼畜の所業で起こしたのは、異世界からやってきたという美少女の巫女さんエリカだった! 出会ったその日からエリカはおっぱいを触らせてくれたり、えっちもしたり。 俺をトールを夫にするべくあの手この手で積極的に誘惑してくる。 「えっちしたからには責任とってくださいね♡」 「け、結婚はちょっと待って欲しい。今はその、無職でお金がないので、とりあえず同棲するってことで……」 朝5時にピンポンしてきた異世界押しかけ妻エリカとのえっちな同棲生活は、こうして始まった。 かと思ったら。 次の日の朝5時、今度は金髪猫耳メイドさんがピンポンしてきた。 寝ぼけていた俺は、玄関先でもつれ合って倒れ込んでおっぱいをふよん♪してしまった。
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小説 19,766 位 / 184,789件 恋愛 8,693 位 / 56,148件
文字数 111,377 最終更新日 2022.07.07 登録日 2022.05.22
恋愛 完結 長編 R15
【あらすじ】 王族をはじめ天候を操る一族が存在する小国サンライズのド田舎辺境領地の伯爵家令嬢のエリアテール。 歌を歌う事によって強力な風を操れる一族の彼女は、幼少期に風の力を提供する為に初めて訪れた大国でもある精霊の国コーリングスターで、その力に目を付けた王太子から婚約を申し込まれる。それから10年間、期間限定の仮初の婚約者として呑気にスローライフを満喫していた。しかし、あるお告げによって急に王太子との婚礼の話が本格化し、それに伴いエリアテールにもコーリングスターでは必須でもある精霊の加護を受けられるようになる儀式が行われた。だが儀式後、いつまで経ってもエリアテールは精霊からの加護どころか姿さえも現してもらえず、困惑していた……。 ※本編全30話で完結済。番外編が1話読み切りで全18話あり、一日2~3話で更新予定。 ※尚こちらの作品は『サンライズの巫女』という6作品(内3作品は未執筆)あるシリーズの一つとなります。 【★読まれる際の注意点★】 本作品には俺様威圧系王子と腹黒毒舌王子というかなり性格が悪い男性キャラがメインで出てきます。 その為、スパダリ溺愛ヒーロー好きな方(あるいは利己的で事情がどうあれヒロインを怒鳴ったりするヒーローは絶対に許せないという方)が読まれると確実に地雷作品となりますので、ご注意ください。 尚、お読みになる際は自己責任でお願い致します。 また感想欄は基本開けておきますが、賛否両論になりやすいヒーローなので、状況によっては閉める事も検討しております。ご理解の程宜しくお願い致します。
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小説 23,262 位 / 184,789件 恋愛 10,103 位 / 56,148件
文字数 254,644 最終更新日 2023.01.22 登録日 2023.01.01
恋愛 完結 長編
これ以上他人に振り回されるのはまっぴらごめんと一大決意。人生における全ての無駄を排除し、おひとりさまを謳歌する歩夢の前に、ひとりの男が立ちはだかった。 「まさか、夫の顔……を、忘れたとは言わないだろうな? 奥さん」 その婚姻は、天の啓示か、はたまた……ついうっかり、か。 恋に仕事に人間関係にと翻弄されるお人好しオンナ関口歩夢と腹黒大魔王小林尊の攻防戦。 まさにいま、開始のゴングが鳴った。 まあね、所詮、人生は不可抗力でできている。わけよ。とほほっ。
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小説 27,837 位 / 184,789件 恋愛 11,932 位 / 56,148件
文字数 105,785 最終更新日 2020.03.13 登録日 2020.02.21
恋愛 完結 短編 R18
「なんなんですか?」  入り婿候補の低い声とともに、きしり、とソファが鳴った。 「ねえ真梨お嬢様。なんだって俺を見るときだけ、いつも発情して目がとろけてるんですか? おかしいでしょう、こんなモテないサラリーマンに。今日なんか特にすごいけど」 ボサボサ頭にヨレヨレスーツ、だらしなさの権化の茂佐射我は、真梨にのしかかりながら首をかしげた。 「もしかして尻にバイブでも刺さってます?」 「馬鹿じゃないの!? そんなわけあるかー!!」  イケメン嫌いの才能食い。  社長令嬢、世渡真梨はできる男が好きだと言って憚らない。そして公言してはいないが、実は、だらしない男が大好物だ。  その性癖を作ったのは他でもないこの男。  忘れもしない、真梨の初恋の相手である。  これは、お嬢様の初恋のひと悶着のお話。『お嬢様は入り婿王子にメロメロです。』のヒロインの姉の話です。  連載中の『健康優良男子は不健康女子に片思い中です。』番外編。ヒロインの祖父母のなれそめですが、単品で楽しめます。  ムーンライトノベルズにも載せています。
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小説 34,185 位 / 184,789件 恋愛 14,923 位 / 56,148件
文字数 7,965 最終更新日 2019.09.02 登録日 2019.09.02
恋愛 完結 短編 R15
【全14話 完結まで一挙公開!】 白鷲千鶴は夢を見ていた。 頬に傷のある黒髪の男が、自分の周りにいた人間や街を魔法で焼き尽していく。そんな悪夢だった。 その男が近づいて来るところで視界が反転し、自分死ぬ所で目が覚めた。 何か悪いことが起きる時に限って、いつもこの悪夢を見る千鶴。 実際、次の日は会社で上司に仕事を押し付けられ、残業をする羽目になっていた。 ヘトヘトの状態で帰宅するも、さらなる不幸が千鶴を襲う。 自宅のリビングに、見知らぬ男がいたのである。 それも、夢に登場した黒髪の男と同じ顔。 「やっと会えたな、我が姫よ」 「だ、誰よアンタ!!」 いきなり現れた男に腰を抜かす千鶴。 警察を呼ぶも、何故かあっさりと引き返してしまう。 いったい何者なの――? そう問いかけると、男は自身を魔王と名乗った。 それも千鶴のことを聖女と呼び、異世界から会いに来たと言い出した。 当然、千鶴は信じられないと否定する。 だが魔王は強引に彼女を押し倒した。 どうにか魔王を押し返し、自宅から追い出すことに成功する千鶴。 しかし彼女の受難は続く。 今度は自宅のインターホンが鳴った。 おそるおそる出るも、やってきたのはなんと異世界の勇者だった。 この作品は小説家になろうでも掲載しております。 表紙イラストはノーコピーライトガール様より。
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小説 34,185 位 / 184,789件 恋愛 14,923 位 / 56,148件
文字数 32,158 最終更新日 2023.01.13 登録日 2023.01.13
前世から引きずっていた想いを伝えて、大好きな彼と結ばれました。 結婚式まであと一ヶ月。これから忙しくなるわ! 「そうそう、来月には王家主催の夜会がありますけど、お二人共参加なさいますよね?」 お義母様が笑顔で問いかけてくる。……あれ? お義母様ってこういう笑顔もできるんだ。かなり怖いぞ……。 「……そうだな」 「そうね」 ……お父様もお母様も、返事にちょっと間があったような……? 何かあるのか? お義母様が笑顔のまま二人に問いかけた。 「もちろん、わたくしにも招待状は届いていますわよね?」 「……届いているよ」 ……嘘だ。そんなはずない。お義母様宛の招待状なんて見ていないし、届いたなら絶対に私に言うはずだもの。というか、多分来ないように脅される! お義母様の笑顔が怖いから。絶対怒っているわ! 「……ねえ、セレナ。私には招待状が届いていない気がするのですけど、気のせいかしら?」 「……来ないように脅したからなぁ」 お義父様……。私に直接言えばいいのに、何故お母様に言ったのかしら……。 お父様もお義母様も笑顔なのに怖い……! お義母様が二人に詰め寄った。 「あらぁ? わたくしがこの家に帰ってきたのは半年ぶりなんですのよ? それなのに招待状は送らない、だなんて……随分と失礼ですわよねぇ? それともわたくしのことなんか、どうでもいいってことかしら?」 お義母様、笑顔が怖いです。 というか、お義母様がこの家に帰ってきたのは半年ぶりだったのね! でもその半年の間にこんな雰囲気になるなんて……。きっと二人には色々あったんでしょう。 「そんなわけあるか! ただ……」 「ただ……何かしら?」 お義母様の圧力にお父様が負けてる……。昔もこうだったのかしら? お義母様が怒っているところなんて見たことがないから分からないわ。 「母上が戻ってきたら、母上ばかりに構ってしまうからな」 「あら、お父様。そんなにもセレナのことを可愛がって下さってたのね?」 「……まあな」 お義父様。お義母様の笑顔が怖いからって、私に助けを求めるのはやめてください。私にはどうしようもできませんわ! あと、お母様とイチャイチャするのはいいですけど、お父様。早くお義母様の怒りを収めて下さいまし! 「お二人共いい加減にしてちょうだい!」 私が困っていると、お母様が席を立ちお義母様とお父様に怒鳴った。 「セ、セレナ? 急にどうしたんだい?」 お義父様がお母様に声をかけた。若干声が震えているような……。 「私が夜会に出ようが、出まいが私の勝手でしょ!? そんなことよりも……」 彼との結婚を急ぎたかった私は、お父様とお母様に報告をした。 しかし、これからあんなにもハチャメチャなことが起こるとは思いもしなかった。
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小説 34,185 位 / 184,789件 恋愛 14,923 位 / 56,148件
文字数 1,101 最終更新日 2023.12.28 登録日 2023.12.28
BL 完結 長編 R18
 『――この古書が赤い糸のように、運命の人と繋がる力があるなんて知らなかった』  朝比奈優が幼い頃、隣の家に小向井春人という無邪気で負けず嫌いの男の子が引っ越してきた。優と春人は近所でも有名な程、仲が良かった。しかし、中学時代に春人とは突然のお別れ。  時は経ち、優は地元で有名な高校へ首席で入学する。優は人との別れに抵抗を持ち、誰とも付き合う事をしなかった。見た目も気にする事無く、ボサボサの髪に伊達眼鏡。  一方、綺麗な金色の髪を靡かせ、学園内でもイケメンだと噂された一ノ瀬楓雅は入学式での優の姿に心を奪われ、優に声をかけ、友達になる。  そして、とある事件をきっかけに、楓雅は優へ告白する。しかし、優は春人の事を諦めきれず、楓雅の申し出を断った。  高校三年生になり、春人が突然、転校生として戻ってきた。大きく成長した春人に優は胸が高鳴った。そんな偶然の連続の中で、楓雅と春人は互いに優の事が好きである事を認識し、いがみ合う。  そんな事が起きているとは露知らず、優は高校生活最後の学園祭で、三人で古書を題材にしたミュージカル風な劇をやらないかと提案する。しかし、一筋縄ではいかず、葛藤や障害が生じる。  その中で、優は二人の支えにより、自分に少しずつ自信を持つようになっていった。それと同時に、春人と楓雅の二人の事が気になり出し……?  しかし、それは偶然ではなく、必然。古書によって引き寄せられた三人。  クール系優等生とわんこ系幼馴染が溺愛してくるのは、古書の呪いのせい? そんな話ってあんの?
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小説 34,185 位 / 184,789件 BL 8,838 位 / 23,908件
文字数 131,208 最終更新日 2022.11.12 登録日 2022.10.22
BL 連載中 長編
 中学3年になると、新しい学年主任に松本先生が決まりました。ベテランの男の先生でした。校内でも信頼が厚かったので、受験を控えた大事な時期を松本先生が見ることになったようです。松本先生は理科を教えていました。恰幅のすごくいいどっしりした感じの先生でした。僕は当初、何も気に留めていませんでした。特に生徒に怖がられているわけでもなく、むしろ慕われているくらいで、特別厳しいという噂もありません。ただ生活指導には厳しく、本気で怒ると相当怖いとは誰かが言っていましたが。  初めての理科の授業も、何の波乱もなく終わりました。授業の最後に松本先生は言いました。 「次の授業では理科室で実験をする。必ず待ち針をひとり5本ずつ持ってこい。忘れるなよ」  僕はもともと忘れ物はしない方でした。ただだんだん中学の生活に慣れてきたせいか、だらけてきていたところはあったと思います。僕が忘れ物に気がついたのは二度目の理科の始業ベルが鳴った直後で、ほどなく松本先生が理科室に入ってきました。僕は、あ、いけないとは思いましたが、気楽に考えていました。どうせ忘れたのは大勢いるだろう。確かにその通りで、これでは実験ができないと、松本先生はとても不機嫌そうでした。忘れた生徒はその場に立つように言われ、先生は一人ずつえんま帳にメモしながら、生徒の席の間を歩いて回り始めました。そして僕の前に立った途端、松本先生は急に険しい表情になり、僕を怒鳴りつけました。 「なんだ、その態度は! 早くポケットから手を出せ!」  気が緩んでいたのか、それは僕の癖でもあったのですが、僕は何気なくズボンのポケットに両手を突っ込んでいたのでした。さらにまずいことに、僕は先生に怒鳴られてもポケットからすぐには手を出そうとしませんでした。忘れ物くらいでなぜこんなに怒られなきゃいけないんだろう。それは反抗心というのではなく、目の前の現実が他人事みたいな感じで、先生が何か言ったのも上の空で聞き過ごしてしまいました。すると松本先生はいよいよ怒ったように振り向いて、教卓の方に向かい歩き始めました。ますますまずい。先生はきっと僕がふてくされていると思ったに違いない。松本先生は何か思いついたように、教卓の上に載せてあった理科室の定規を手に取りました。それは実験のときに使う定規で、普通の定規よりずっと厚みがあり、幅も広いがっしりした木製の一メートル定規です。松本先生はその定規で軽く素振りをしてから、半ば独り言のようにつぶやいたのでした。「いまからこれでケツひっぱたくか……」。  
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文字数 1,051 最終更新日 2022.08.13 登録日 2022.08.13
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