「楽」の検索結果
全体で19,455件見つかりました。
侯爵令嬢エレーヌは、選りすぐられた貴族令嬢たちが集まったパーティーで、王太子アロイスに一目惚れされ、結婚を懇願された。彼女は家柄、美貌、性格が申し分なく、王妃の推薦もあり、この縁談は順調に進み、貴族院会議で承認されて彼女は、すんなりと王太子の婚約者に内定した。やがてエレーヌもアロイスを愛するようになり、二人は相思相愛の仲となった。ところがある日、エレーヌのもとに王宮から使者が来た。使者が携えていたのは王家からの「婚約解消通知」……。納得できないエレーヌは王太子に彼の気持ちをたずねるも、返ってきたのは「きみを愛したことはない」という冷たい返事。その言葉の翌日、新聞紙上で、王太子の新しい婚約者、隣国の王女のことが報道されていた。ほどなく、その王女が新しい婚約者として王宮にやってきた。
ありえないことに、エレーヌは王命で、その王女のお妃教育を任された。とてもそんな気持ちになれない彼女だったが、王妃の強い希望で引き受けざるを得なくなった。そして、やってきた王女は悲しい過去を背負う、可愛い子で……王女は策士か天使か、腹黒いのか、天然なのか。女二人の攻防もお楽しみください。
理不尽にも負けず、前向きに生きるエレーヌが最後に掴んだ幸せをどうか見届けてくださるようお願い致します(途中、秘密の一夜があるためR15にしています。助走長いですが、そのあとにはスカっとが待っています。どうぞよろしくお願いしたします)
文字数 151,863
最終更新日 2026.06.02
登録日 2026.05.05
公爵令嬢のサンドラは、生まれた時から王太子であるエヴァンの婚約者だった。
サンドラの母は、魔力が強いとされる小国の王族で、サンドラを生んですぐに亡くなった。
サンドラの父はその後再婚し、妹のアンナが生まれた。
魔力が強い事を前提に、エヴァンの婚約者になったサンドラだったが、6歳までほとんど魔力がなかった。
父親からは役立たずと言われ、婚約者には見た目が気味悪いと言われ続けていたある日、聖女の力が覚醒する。だが、婚約者を好きになれず、国の道具になりたくなかったサンドラは、力を隠して生きていた。
力を隠して8年が経ったある日、妹のアンナが聖女だという噂が流れた。 そして、エヴァンから婚約を破棄すると言われ……
設定ゆるゆるの、架空の世界のお話です。
ストックを全部出してしまったので、次からは1日1話投稿になります。
文字数 70,288
最終更新日 2022.07.07
登録日 2022.06.22
70光年彼方の星から地球へやって来た僕は、前々世から日本人として生まれていた。だが来世はなぜか、量子コンピュータオンライン研究センターの『AI』が管理するシミュレーション仮想空間『箱庭シーコック』のキャラクターに転生することとなった。
さらには、宇宙由来の魂の先駆者でありながら、過去二度の転生で成果を得られなかった僕に、ある使命が課されてしまう。
それは――交通事故に遭い、『箱庭シーコック』に魂が閉じ込められたおじさんの監視だった。
箱庭で白銀髪の美青年に生まれ変わっていたおじさんは、シーコックの崩壊を防ぎ、AIを次元上昇へと導いた功績者でありながら、「風俗王」という不名誉な俗称で呼ばれていた。
※本作は「笑ってはいけない悪役令嬢」のスピンオフです。未読の方でもお楽しみいただけますが、併せて読むとおじさんの「不憫な喜劇」の解像度が上がります。
小説家になろうに投稿しています。
文字数 6,470
最終更新日 2026.06.07
登録日 2026.05.17
【この作品を一文で表すと?】
異世界のスラムで貧しい暮らしを送っていた人たちを、「お人好し神官」&「天真爛漫な女神」がタッグを組んで救済し、みんなでほのぼのスローライフする物語です!
【本作の経歴は?】
2022年11月 「第十五回ファンタジー小説大賞」にて、「癒し系ほっこりファンタジー賞」に選ばれ書籍化。
2023年 5月 書籍1巻刊行
2023年 9月 書籍2巻刊行
2024年1月 書籍3巻刊行
【作者Saidaより、読者の皆様へ一言!】
まだまだ駆け出しの小説家ですが、皆様に楽しんでいただけるよう、執筆がんばります!
よろしくお願いいたします(*´▽`*)
文字数 367,048
最終更新日 2024.01.24
登録日 2022.08.31
大商会の娘。
出来損ないと家族から追い出された。
唯一の救いは祖父母が家族に内緒で譲ってくれた小さな町のお店だけ。
これからはひとりで生きていかなくては。
そんな少女も実は、、、
1人の方が気楽に出来るしラッキー
これ幸いと実家と絶縁。1人生活を満喫する。
文字数 31,049
最終更新日 2025.09.20
登録日 2023.04.18
フランス南西部の田舎町で、1歳で教会に置き去りにされ、児童養護施設に引き取られたミシェルはある時、教会の清掃中に古ぼけたヴァイオリンを見つけた。
ヴァイオリンの音色に惹かれたミシェルは独学で勉強し、数年後には耳で聴いたものは弾けるようになっていた。
ある時、演奏を褒めてくれた人の推薦でパリの音楽学校に入学することになったミシェルは褒めてくれた彼がフランスの大富豪エヴァン・ロレーヌだと知る。
そのエヴァンからお世話係・セルジュを紹介されたミシェルは、セルジュを好きになってしまい……。
孤児であるミシェルがフランス貴族に愛されるシンデレラストーリー。
こちらは
「天涯孤独になった僕をイケメン外国人が甘やかしてくれます」のスピンオフ小説です。
そのままでも楽しんでいただけますが、併せてお読みいただくとより楽しんでいただけると思います。
R18には※つけます。
文字数 32,271
最終更新日 2025.04.29
登録日 2023.09.27
ΩにあるまじきイレギュラーなΩ。
ΩらしいΩをお求めの繊細な方にはおすすめしません。
思いの外バース性の概念を覆してしまって、色んなとこから怒られそうな問題作。
足を開いているのはαの方なので、傲慢で不遜なスパダリαを見たい方にはおすすめできません。
※ 作者のバース性に対する認識はあまり詳しくないので、えっ…?と引かないでエンタメとして雑にお楽しみ下さい。
文字数 21,701
最終更新日 2021.11.22
登録日 2021.09.29
「兄上がやらかした──」
その第二王子殿下のお言葉を聞いて、私はもう彼とは過ごせないことを悟りました。
これまで私たちは共にスペアとして学び、そして共にあり続ける未来を描いてきましたけれど。
それは今日で終わり。
彼だけがスペアではなくなってしまったから。
※短編です。完結まで作成済み。
※実験的に一話を短くまとめサクサクと気楽に読めるようにしてみました。逆に読みにくかったら申し訳ない。
※おまけの別視点話は普通の長さです。
文字数 25,190
最終更新日 2023.10.29
登録日 2023.10.21
誕生日、母が用意したプレゼントは触手を持つ異星人の男娼だった。
「一晩だけなら...」軽い気持ちで受け入れたリタだったが、触手が全身を貫き、口、膣、肛門すべてが満たされる。今まで経験したことのない快楽に溺れ、激しく絶頂した後、満足して眠りについた。
だが、夜中に目を覚ますと——お腹が妊婦のように膨れ上がっていた!
「美しい。お前は俺の卵をとてもよく宿している」
彼女の子宮は異星人の卵で満たされていたのだ。「朝になったら取り出す」と言うエイリアンだったが、その前に何度も「受精」させる必要があるという。再び触手が体を貫き、卵に液体を吹きかける——その快楽は地球のどんな薬よりも強烈で、リタは自ら「もう一度」と懇願してしまう。
果たしてリタは、朝までに卵を取り出してもらえるのか? それとも異星人の繁殖ペットになるのか?
文字数 4,895
最終更新日 2026.01.23
登録日 2026.01.23
男爵家の三女に産まれた私。衝撃的な出来事などもなく、頭を打ったわけでもなく、池で溺れて死にかけたわけでもない。ごくごく自然に前世の記憶があった。
そして前世の私は…
ゴットハンドと呼ばれるほどのエステティシャンだった。
とある侯爵家で出会った令嬢は、まるで前世のとあるホラー映画に出てくる貞◯のような風貌だった。
髪で顔を全て隠し、ゆらりと立つ姿は…
悲鳴を上げないと、逆に失礼では?というほどのホラーっぷり。
そしてこの髪の奥のお顔は…。。。
さぁ、お嬢様。
私のゴットハンドで世界を変えますよ?
**********************
『おデブな悪役令嬢の侍女に転生しましたが、前世の技術で絶世の美女に変身させます』の続編です。
続編ですが、これだけでも楽しんでいただけます。
前作も読んでいただけるともっと嬉しいです!
転生侍女シリーズ第二弾です。
短編全4話で、投稿予約済みです。
よろしくお願いします。
文字数 4,666
最終更新日 2020.08.09
登録日 2020.08.09
ファルアーヌ子爵家で肩身の思いをしながら育ったレイナ。
魔法の練習すら危険だからするなと言われる始末。妹のアルミアは両親から溺愛され、甘々に育てられた。
妹のワガママと両親の虐待のような仕打ちにも我慢してきたレイナだが、公爵令息からの縁談が訪れる。レイナはようやく家を出られるかと思えば、アルミアが気に入ってしまったため婚約者を奪われる。
だが、公爵たちがすぐ叱ってくるし口うるさいから嫌だと、再び婚約者を返されてしまった。
レイナは、なぜ物腰が低く優しい公爵令息が婚約者をコロコロ変えるのか疑問だった。
それはファルアーヌ子爵の巧妙な罠。
レイナは仮婚約者として公爵邸で住むことになり、そこで念願の魔法を発動することができた。
どのような属性が出せるのかワクワクしていたレイナ。
レイナが発動した魔法は、伝説と言われる治癒魔法だった。
レイナは治癒魔法を発動すること自体が楽しくて嬉しい。魔法を使いたいがために、様々な人たちを治癒魔法で救っていく。
さらに公爵邸では甘やかされる日々で、生活も幸せなものに。
公爵邸で過ごしていくうちに、婚約者を何度も変えた原因がファルアーヌ子爵だと発覚。お互いの誤解も解決してからはジュライト公爵令息から溺愛されるようになる。
レイナののんびりとした公爵邸生活、ジュライト公爵令息からの溺愛、治癒魔法で様々な人から喜ばれ愛され、幸せになっていく。
一方ファルーアヌ子爵家は、アルミアのワガママを止める役目だったレイナがいなくなり、彼女のワガママ暴走が始まる。
せっかくの縁談も壊すし、勝手にお金を使うし、やりたい放題。
さらにファルアーヌ子爵の悪事も徐々に発覚していき……?
※小説家になろう、カクヨムにも搭載しています。
※過去にアルファポリスでのみ公開していた作品を、90%以上修正加筆改稿したリメイクになります。コンセプトは同じですが、2話目からはほぼ全文修正+過去作にはなかった展開や要素なども多く描いているため、読んだことがあった読者様でも新作として読めるようにしてあります。(該当作品は引き下げています)
文字数 92,939
最終更新日 2025.02.20
登録日 2025.02.12
完結しました。
番外編(編集済み)と、外伝(新作)アップしました。
とある日、偶然にも婚約者が「俺は2番目に好きな女と結婚するんだ」とお友達に楽しそうに宣言するのを聞いてしまいました。
例え2番目でもちゃんと愛しているから結婚にはなんの問題も無いとおっしゃっていますが……そんな婚約者様がとんでもない問題児だと発覚します。
なんてことでしょう。愛も無い、信頼も無い、領地にメリットも無い。そんな無い無い尽くしの婚約者様と結婚しても幸せになれる気がしません。
ねぇ、婚約者様。私はあなたと結婚なんてしたくありませんわ。絶対婚約破棄しますから!
あなたはあなたで、1番好きな人と結婚してくださいな。
※この作品は『「俺は2番目に好きな女と結婚するんだ」と婚約者が言っていたので、1番好きな女性と結婚させてあげることにしました。 』を書き直しています。内容はほぼ一緒ですが、細かい設定や登場人物の性格などを書き直す予定です。
文字数 211,890
最終更新日 2025.04.10
登録日 2023.03.21
当代のアルメスタ公爵、ジェラルド・サン・アルメスタ。
彼は幼くして番に出会う幸運に恵まれた。
けれどもその番を奪われ、十年も辛い日々を過ごすことになる。
やっと見つかった番。
ところがアルメスタ公爵はそれからも苦悩することになった。
彼女が囚われた十年の間に虐げられてすっかり心を失っていたからである。
番であるセイディは、公爵がいくら愛でても心を動かさない。
番としてすぐに愛し合えない絶望感はまた彼を苦しめるが。
情緒が育っていないなら、今から育てていけばいい。
これは十年虐げられて心を止めてしまった一人の女性が、愛されながら失った心を取り戻すまでの成長記録。
「せいでぃ、ぷりんたべる」
「せいでぃ、たのちっ」
「せいでぃ、るどといっしょです」
次第にアルメスタ公爵邸に明るい声が響くようになってきた。
なお彼女の知らないところで、十年前に彼女を奪った者たちは制裁を受けていく。
──失われた心は取り戻せるものだろうか?──
※R15は念のためです。
※カクヨム、小説家になろう、にも掲載しています。
※2025.08.25 おかげさまで無事完結しました。
※完結後もセイディちゃんと愉快な仲間たちの小話は続きます。良ければ引き続きお楽しみくださいませ。
シリアスなお話になる予定だったのですけれどね……。これいかに。
文字数 334,424
最終更新日 2025.10.12
登録日 2022.08.01
「鬼役をやった子供が本物の鬼となる」。そんな恐ろしい言い伝えの有る鬼ゴッコで遊んだ少女五名。
それから時は流れ、成人した彼女達の身に災厄が次々と降りかかる。
これは鬼ゴッコの呪いなのか? それともゴッコ遊びを利用した連続殺人事件なのか……?
『日本ミステリー文学大賞新人賞』(光文社様主催)で一次選考を通過した作品を大幅に改稿、Web小説として復活させました!
ドロドロとした人間関係、犯人当てをどうぞお楽しみ下さい。設定はどシリアスですが、文章には沢山ユーモアを織り交ぜてあります。
※【エブリスタ】でも公開しています。
文字数 149,291
最終更新日 2025.08.09
登録日 2025.07.01
男の婚約者がいる身分でありながら、女と浮気を繰り返すルカと
そんなルカの願いを叶え続けた婚約者のラビ。
どんなに浮気をされてもラビはそれを咎めることはなく、
少しでもルカと話すきっかけを作れないかと何度も食事に誘うも断られ続ける。
ある日学校で見たラビは、クラスメイトと仲睦まじく話をしていた。
俺にはそんな楽しそうな表情をしたことがないくせに。と徐々に苛立ちを覚えたルカは、
ありもしないラビの噂を学校中に広める。
そんな噂のせいで学校に居場所がなくなったラビは学校に来なくなったが、
仕事として毎日のようにルカの屋敷を訪れていた。
それも気に入らないルカ。
そんなある日、ラビは学校へ書類を受け取りにいかなければならなくなり、致し方なく学校を訪れる。
久々に学校を訪れたラビを待っていたのは、噂など一切気にしていないクラスメイト達だった。
ラビを温かく向かい入れ、もう一度学校へ行こうと考えるラビであったが、それをルカは許さなかった。
学校のスクールカーストにも影響を及ぼす貴族社会は、
公爵の位を持つルカに誰も逆らえない状況を作り出し、ラビのクラスメイトもそれに従うしかなかった。
また学校に居場所をなくしたラビは学校自体を辞め、仕事に専念することになるが、
ルカによる一方的な婚約破棄とそれに伴う実質のクビ宣告に絶望し、部屋に引きこもることとなる。
ラビがいなくなってからというもの、ルカの気分は晴れるかと思ったがそんなことはなかった。
そんな日々が続くと、執事からあることを聞かせられた。
それはラビがルカの食事の管理をしていたということ。
そして、ラビが毎日のようにルカに愛を囁いていたのは、
婚約を交わしてすぐの幼少期にルカ自身がラビに毎日愛を囁くように言ったことを守っていた。ということであった。
そこにラビのクラスメイトであった数名が屋敷を訪れた。
クラスメイトから聞かされたのは、ラビは本当にルカを想っていたこと。
毎日ルカのここがかっこいいやここが素敵など、いろんな人に紹介して回っていたこと。
そして将来ルカが事業を継いだ後も仕事が問題なく進むように、いろんな貴族とのかかわりを持っていたこと。
そこで初めてラビに溺愛されていたことを知る。
今すぐにでも謝りに行こうとするも、両親や執事に止められるルカ。
今の自分に何ができるか考え、取り急ぎラビの家に支援金を送ることを思いついたルカであったが..................
この作品は他サイトでも投稿しております。
文字数 38,261
最終更新日 2025.10.25
登録日 2025.10.13
時は現代。
とうの昔に失われたとされた忍びの里は、霧や雨に隠れながら今も残っていた。
霧隠れ、伊賀の立花家次期当主、立花楽。
雨隠れ、甲賀の法雨家次期当主、法雨里冉。
二人の少年は家同士が不仲でありながらも、唯一無二の親友であった。
しかし、里冉は楽の前から姿を消した。それも里冉の十歳の誕生日に、突然。
里冉ともう一度会いたい。何年経ってもそう願ってしまう楽は、ある時思いつく。
現在甲伊を騒がせている〝梯〟という組織に関する任務に参加すれば、どこかで里冉にも繋がるのではないか、と。
そう思っていた矢先、梯任務にも携わる里直属班・火鼠への配属が楽に言い渡された。
喜ぶ楽の前に現れたのは───────探していた里冉、その人であった。
そんな突然の再会によって、物語は動き出す。
これは二人の少年や彼等を取り巻く忍び達が、忍びとは、自身の正心とは何かを探しながらもがき、成長していく物語。
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現代×忍びの和風ファンタジー創作『紅雨』の本編小説です。
物語の行く末も、世界一の紅雨のオタクとして読みたいものを形にするぞ〜〜!と頑張る作者の姿も、あたたかく見守って頂けましたら幸いです。よろしくお願い致します。
※一部グロ描写も含むためR-15にしています。
小説家になろう、カクヨム、ハーメルンにも掲載中。お好きな場所で読んで頂けますと幸いです。
文字数 637,186
最終更新日 2026.06.15
登録日 2019.08.30
江戸時代中頃、浪人の野洲平八郎(のすへいはちろう)は貧困状態から抜け出すために、近江の瀬田(せた)から大坂の浪速(難波)に出てきた。豆腐好きの平八郎は平八と名を改め、豆腐屋修行を続けて店を持つようになる。ある朝、平八は店の前で瀕死状態になった哀れな子狸を助けてやる。そして、別の日には、迷子のまめ吉を拾って下働きにする。屋号を瀬田屋とした平八の豆腐屋稼業は順調に進んでいた。だが、風采が上がらず気弱な中年男の平八には、大きな悩みがあった。いまだに嫁のなり手がいないという悩みだった。ある日、平八は豆腐の振り売り途中で立ち寄った長屋で、鈴音という可愛らしい娘に出会って一目惚れする。自分に自信のない平八は想いを鈴音に打ち明けられない。けれども、平八は失敗を続けながらも、ようやく鈴音に受け入れられる。鈴音を嫁にする際に、鈴音から不思議な条件を出される。それは鈴音が抱えた恩返し行為を手伝うことであった。そこで、平八は淡路島の人形浄瑠璃一座を支援することで責任を果たそうとする。鈴音とまめ吉と狸と人形浄瑠璃との間には、淡路を背景とした見えない糸で結ばれていた。
文字数 33,650
最終更新日 2026.06.12
登録日 2026.05.15