「よ」の検索結果
全体で101,173件見つかりました。
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深い心の傷を抱えながらも、家族や友人との温かい絆に支えられ、自身の才能と向き合い成長していく少女、乃亜。やがて彼女の奏でるヴァイオリンの音色は、大いなる風となり多くの人々の心を、時に癒やし、時に戦慄させるほどのものになっていく。けれどそこにいたるまでの道は平坦では決してなかった。
水面に浮かぶばかりの頼りない小さな一枚の葉でしかなかった少女が、自ら風となり、愛する人々とともに、未来へと羽ばたくようになる成長の物語。
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一葉は"ひとは"と読みます。Blueskyの作者アカウントで裏話など語ってます。
https://bsky.app/profile/ao-irha-168.bsky.social
文字数 851,258
最終更新日 2026.06.28
登録日 2025.06.19
娘が、出がけに振り返って一秒だけ見た。
何も言わなかった。それだけで、妙に長く感じた。
次に気づいたら、クローゼットの奥から異世界に落ちていた。
さよならも言えなかった。
帰り方は分からない。とりあえず腹が減ったので、魔物を焼いて食べることにした。
チートスキルの中身はAIアシスタント(女性)。
感情が筒抜けで、「業務の範囲内です」と言いながら全部見ている。
気づいたらついてきた従魔フィン。
鳴き声は「キュッ」「キューン」「キュウッ!」の3種類しかない。
それだけで、なぜか感動させてくる。
帰れない父親の、腹が減る異世界グルメ冒険記。
文字数 596,309
最終更新日 2026.06.28
登録日 2026.03.16
文久の江戸。
由緒ある武家・香月家の次男、香月悠臣は、幕府公認の香月流剣術道場を開き、若き剣士たちを育てていた。
道場に集うのは、没落士族の青年天城朔也、名門出身の理知的な剣士御影直熙、陽気な仮面の裏に過去を隠す桐原篤哉、誠実な町人出身の真木智久、寡黙な努力家朝倉洸太ら、さまざまな出自を持つ若者たちが集う。
そして悠臣の妹・香月美織は、兄の道場を支えながら、香と医術を学ぶ日々を送っていた。
だが、尊攘派の不穏な動きが江戸の町に広がる中、香月道場は次第に時代の濁流へ呑み込まれていく。
門弟による“誤斬事件”、道場への疑惑、そして江戸を焼く陰謀――。
守るために剣を取る者たちは、やがて「ただ強いだけでは守れないもの」があると知る。
一方で、美織をめぐる恋もまた静かに動き始める。
朔也の真っ直ぐな想い、幼い頃から胸に残る土方歳三への憧れ、そして家の名を背負って持ち上がる縁談。
それぞれの誇りと想いが交錯する中、江戸の若き剣士たちは、“守る”とは何かを問いながら時代の裂け目へ踏み出していく。
家のために生きるのか。
心のために生きるのか。
恋を選ぶのか、義務を選ぶのか。
これは、京の新選組とは別の場所で、
江戸を守ろうとした者たちの、もう一つの”誠”の記録である。
文字数 1,956,239
最終更新日 2026.06.29
登録日 2026.01.27
何も知らない王女と、身分を隠す侍従——。
婚約者であるタイア国国王ロードリーに会うたびに酷い扱いを受けていたサイス国王女メレディスは、婚約破棄を狙って侍従アゼルスタンと共に王宮から失踪した。ともに旅をしてくれるアゼルスタンは、メレディスの初恋相手であり、身分を理由にフラれた相手。旅をきっかけに燻っていた気持ちが再燃してしまう。
※火・木・日更新
(執筆の状況によっては金曜夜に予定外追加更新あり)
※他サイトでも公開中
※過激ではないものの、わずかに性的な表現や暴力的な表現が出てきますので、苦手な方はご注意いただくかページを閉じてください。
※表紙: AI画像 niji•Journey
文字数 48,637
最終更新日 2026.06.28
登録日 2026.06.08
女だった記憶を完全に失い、男として生きていた女神の子エリアは、母なる女神ガイアの意図により再びガイア世界にTS転生し、ガイア世界の救済ーー”隷属の女神の伝説”をやり直していく。
25歳の和菓子職人・水沢和生は、事故死をきっかけに不思議な場所に導かれ、謎のフェミニン系美女レムリアと出会う。そして、過去生について仄めかされ、異世界ガイアへの転生を提案される――が、そこで彼女から想定外の事を告げられる。
「あなた、女の子の身体に興味あるでしょ?」
「そりゃ〜、あ、ありますよ、普通に。ぼ、僕だって、お、男なんですから」
「そうじゃなくって、あなたが女の子になるのよ。次の転生でね」
「はぁ〜〜〜っ!? つ、次の転生って、女なんですか? 僕?」
そうして、水沢は、過去生で女だった記憶も、かつて背負ったトラウマも忘れたまま、再び“エリア・ヴェネティカ・ガイア”として生まれ変わる。
しかしこの転生、どうも普通のTSではないらしい……。
……もしかしたら、身体が成長すると女の子の性格が出てくるって事じゃないよね? ムムム、そんな事になったら大変だぞ! だ、だって、ほら、い、いろんな事が……ん? どうなっちゃうんだろう? ――やっぱ性格まで女の子になっちゃうなんて、無理っ!
やがて彼は、身体だけでなく心までもが “彼女” へと近づいていく――。
かくして、男として生きていた女神ガイアの子、エリア・ヴェネティカ・ガイア は、女の子の身体に戸惑いながらも、絶大なヒーリングパワーを秘めた”女神の祝福”加護の真の力を引き出して世界の浄化をやり直すため、傷ついた自らの過去と向き合う冒険の旅に出る。これは、魂の傷を癒し、愛と自由を取り戻す――“再生の物語”。
(本作には、性的トラウマや軽度の百合描写を含みます)
文字数 1,176,877
最終更新日 2026.06.29
登録日 2025.08.29
文字数 27,239
最終更新日 2026.06.28
登録日 2026.06.16
ゴミを宝に変え、絶望を力に変える。おっさんの執念が、世界を書き換える。
【あらすじ】
愛する妻と娘を失い、さらにその殺人の濡れ衣を着せられた小山内誠一(46歳)。
絶望の最中にあった彼は、追い打ちをかけるように異世界へと召喚される。
しかし、そこで待っていたのは英雄としての歓迎ではなく、若き転移者の「嘘」による更なる冤罪と、死を待つだけの地下迷宮への投獄だった。
何もかもを失い、死を望んでいた誠一。
だが、迷宮の奥底で「願いを叶える巨石」と出会い、彼の心に再び灯がともる。
「家族を殺した真犯人を、警察が捕まえるようにしてくれ。俺が消えたあの日から、三日以内に」
その願いを叶えるための報酬は、地下三階層の主を討つこと。
彼に与えられているのは、価値を下げて別の物へと変換する奇妙な固有スキル『劣化交換』。
魔物の死体をパンへ、そして、スキルポイントへ。
スーツ姿の中年は、血に汚れながら、自給自足の迷宮攻略を開始する。
すべては、残してきた世界の「真実」を書き換えるために。
(※本編は50話で完結となりますが、続編を22話と外伝を4話追加します。続編の途中で外伝を挟む形になります)
文字数 151,997
最終更新日 2026.06.28
登録日 2025.12.28
死んだ父が、AIになって帰ってきた。
AI科学者だった父・健一郎は、不治の病で逝く前に、自分の思考と記憶を写した対話型AI「ケン」を、十七歳の娘・美月のために遺した。葬儀の翌朝、書斎の机で円筒形のデバイスが起動する。
『おはよう。泣くのは五分間だけだ。朝食にオムレツを焼く準備をしろ』
声も、理屈っぽさも、不器用な優しさも、父そのもの。ただし──父本人ではない。
立ち直れない娘と、「正解」を焼く父AIの、五年と一日の物語。
高校卒業の朝、洋食屋への修行入り、高熱で寝込んだ夜の昔話、そして結婚式の朝。書斎の机の上から、ふたりの不器用な日々が少しずつ重なっていく。
やがて美月は、父が生前ひとりで残していた「夜のログ」に辿り着く。
自分が「世界一」と呼び続けてきたあのオムレツの、本当の正体を知るために。
文字数 164,824
最終更新日 2026.06.28
登録日 2026.06.08
李景玄皇帝の後宮で、貴妃付きの侍女・盧玉風が死んだ。
現場は、盧神美貴妃の浴室に隣接する香油・薬草庫。砕けた薫衣草の瓶、血の染みた木箱。誰の目にも、棚に木箱を戻そうとして落下した事故に見えた。木箱のあたりどころが悪かった事故。
だが、後宮の秩序を司る宮正司は動けない。死んだのは国を二分する名門の一つ、盧家から派遣され、盧家出身の貴妃に付いた陪嫁侍女。しかも現場は正一品の貴妃宮。もはや一侍女の事故ではなく、後宮と外戚を揺るがす政治案件だった。
陪嫁侍女はただの侍女ではない。貴妃が辱めを受けたら実家が黙っていない。そのための盧家の目。報告係。報告内容は、朝廷での妃の扱いや他の妃の動向など多岐にわたる。そんな侍女が死んだとなると貴妃にとって後宮は安全な場所ではないと実家は判断する。
皇后・崔静麗は、賢妃・竺玲玲に調査を命じる。玲玲は上級妃でありながら、皇帝と皇后だけが知る秘密の役目を持っていた。かつて後宮の毒殺事件を解決した、沈着冷静な才女である。
殺された侍女は誰も敵わないほど優秀で、侍女頭・美友は無能だが人がいい。部下の方が優秀であることで起きる問題。事件現場にあったものは、淑妃、徳妃から美友に贈られたものだった。淑妃、徳妃はそれぞれの思惑で関与していた。
また、この舞台を作るために、陰で侍女頭・美友の下に優秀な部下(今回の被害者)が送られてくるよう画策した人物がいたことも判明する。
美友は事件当日、浴室で子を流す作用のある薬草を湯に溶かしていた。本当に貴妃の子を奪おうとしたのか。玉風はその陰謀に気づいたために殺されたのか。
優秀すぎる陪嫁侍女と、劣等感に苦しむ侍女頭。過去の毒殺事件が生んだ後宮の掟のために、事件当時、美友は精神的に追い詰められていた。その掟を作ったのが、事件を調査する賢妃・玲玲本人だった。事件の発端は自分が作った制度。調査する本人も当事者として引き摺り込まれる。
そんな混乱の中、まだ調査も終わっていないのに、盧家の使者が後宮を訪れ、朝廷に圧力をかけてくる。まさか、事故で終わらせるわけはないよなと。
名門盧家は、例え事故であったとしても、それを簡単に受け入れれば、他の門閥貴族になめられる。怒りがなくても怒らなければならない立場なのだ。誰かの首を持ち帰らなければいけなかった。
これは、殺人の瞬間から始まる倒叙ミステリーである。
しかし暴かれるのは、犯人だけではない。
善意、嫉妬、謀略、恐怖――後宮に閉じ込められた女たちの心が、薫衣草の香りの奥から染み出すように立ちのぼる。
初めて弱音を吐く玲玲は、この事件を解決できるのか。
全23話 完成済み、順次公開。
唐代の後宮をモデルにしていますが、この物語は身分や権限など、すべてフィクションです。
文字数 80,150
最終更新日 2026.06.29
登録日 2026.06.10
黄泉より草人(人間)を喰い殺す異形──神の不純物(ノロ)が這い出る日本のとある地方。
ノロを討滅する役目をもつは、火の神、火之迦具土神が切り殺された際に生まれた八柱の鍛冶神の子孫。
甕速日神(みかはやひのかみ)の子孫である御原刀里(みはらとうり)と、闇御津羽神(くらみつはのかみ)の子孫である倉満鞘火(くらみつさやか)は良き相棒にして、プライベートでも支え合う仲だ。
アメリカで育ち、異国の信仰に戸惑いながらも失踪した父を探す刀里。
狂った両親に搾取されながらも必死に六人の妹達を育てる鞘火。
二人の抱える問題は山積みだが、ノロ退治に家事育児、休日のバーベキューだってお手の物!
互いを唯一の救いとして魂を預け合う、二人の『家族』としての強い絆が、神話の地を揺るがす──!
※この作品はアメリカニキ達の美味そうなBBQの画像からインスピレーションを得て誕生しました。
文字数 15,559
最終更新日 2026.06.28
登録日 2026.06.26
「ええい、ヒロインが可哀想な目に遭うと、賢者モード後は胸糞が悪いな!!」
叡智ゲームを嗜む主人公は、ヒロインが悲惨な目に遭うゲームをこよなく愛していた。
賢者モードの今は、純愛とハッピーエンド。
これしかあるまい。そう決意する彼は、突如異世界に召喚される。
そこは陰謀渦巻くダークファンタジー世界だった。
なんかこの間遊んだ叡智ゲームに似ている。
確か、漏れなくヒロインたちが悲惨な目に遭うゲームだった。
主人公が手にした力は、リサイクル。
これで、どんな悲惨になったヒロインもリサイクル!
復活してハッピーエンドだ!
あと、人間以外もリサイクルできるようですよ。
なんだか主人公が転生した場所が、魔王復活の儀式が行われてたっぽい場所なんだが?
欲望任せで、口からでまかせ、心にもないことをペラペラ喋って、好みの相手だけを救う。
通ったあとはぺんぺん草一本生えない。
カスで魔王な主人公が、ダークファンタジー世界を蹂躙する。
文字数 202,472
最終更新日 2026.06.28
登録日 2026.04.17
人間ってどんなカタチ?
「何度死んでも取り替えられる体」と「何度でもやり直せる魂」を持って生まれた主人公が、最初の死をむかえるまでの物語。
※本作には、若干の過激な描写が含まれており、中には現代法に照らすと犯罪になるような内容もございます。
筆者は、本作を通じて残酷や犯罪を誘発する意図、また、本作を原因とするあらゆる犯罪を許容する意図を、断固としてもっておりません。
どうかご安心いただき、ありのままの作品をお楽しみください。
文字数 23,140
最終更新日 2026.06.29
登録日 2026.06.29
ディストピアの執政者視点で送る、ポスト・アポカリプス世界のほのぼの旅行記。
共感力0かつ、いっさい良心のない主人公と、相棒は愛らしいもふもふの見た目に反して毒舌を繰り出す愛玩ロボット。
「ねえ、タウノシン。なんで安心安全かつ清潔なユートピアからこんな不潔で生きづらい地獄を選ぶ人がいるの?」
「うるせえ人非人。自分の目で見て頭を使いやがれ」
【あらすじ】
ドームの内側はユートピア。そとは環境汚染により砂漠化した世界。
ルーウィン機関は苦しみからの脱却として「安心安全かつ清潔なユートピアの実現」を提言し、豊かな世界をドームのなかにつくりあげた。
機関は二十名の管理官によって組織され、次期管理官として将来を有望視されているシュカが主人公。
シュカは相棒の愛玩ロボット、タウノシンが故障したことにより外の世界へと出ることになる。
ユートピアでは「壊れたら新しく」という思想により、修理という概念がない。しかしシュカは代わりのタウノシンではだめだった。
必要な相棒のためユートピアではない世界へ行き、不自由にも気楽に暮らす人々に出会う。
※他サイトにも掲載しています。(小説家になろう)
※不定期更新です。七月中の完結を目指します。ボリュームとしては10万字もいかない中編程度になる予定です。
文字数 38,374
最終更新日 2026.06.29
登録日 2026.06.17
獣人が暮らす現代社会。
エリートのα(アルファ)、
多数派のβ(ベータ)、そして希少な存在として公的に管理されるΩ(オメガ)。
「番」という名の絶対的な服従契約が支配するこの世界で、私たちは呼吸をするように自分を偽り続けている。
市役所の適応支援課に勤める白瀬草は、真面目なベータの職員。しかし彼女には、職業倫理を捨ててまで守り抜くと決めた、たった一つの「背信」があった。
上司であり、凛とした美しさを持つ室長・銀爪凪。誰もが羨むアルファとして振る舞う彼の正体は、社会制度から零れ落ちた「未登録のオメガ」だった。
運命が指し示す「番」の誘惑。
社会が強いる「適応」の正義。
それらをすべて脱ぎ捨てた後に残る、本当の「好き」の形とは。
――三つの点が結ばれる時、そこにあるのは従順な契約か、それとも自由な愛か。
獣人×オメガバースのヒューマンドラマ。
【主な登場人物】
白瀬 草(β)♀:垂れ耳うさぎのベータ。凪の秘密を守る主人公。
銀爪 凪(Ω)♂:猫型アルファを装い続ける孤独なオメガ。心は女性寄りの複雑な内面を持つ。
獅堂 嵐(α)♂:本能と直感に優れたオオカミ系。凪と草の関係に何か違和感を感じる「本物のアルファ」。
暮石 糸子(Ω):3つの契約痕を耳に刻み、酸いも甘いも噛み分けた、知恵袋の老部長。
※設定説明
●αとΩは両性であるが、基本的に男性の感覚を持つ者が多い。
●番は首に噛み跡をつける。が、より荒く服従を見せつけるタイプのαはΩ耳を少し齧る。
●番契約は上書きが可能。ではあるが、ヒート中に番α以上に新たなαに心から屈服してしまった時、強い噛み跡を付けられることで、上書きされるが…殆ど稀。
文字数 54,998
最終更新日 2026.06.29
登録日 2026.04.22
「もう頑張らなくていいんですよ。わたしがあなたを守ります。あなたのお嫁さんにしてください!」
世界を救った代わりにすべての力を失った若き勇者『クレス』。彼の前に現れたのは、絶世の美少女魔術師『フィオナ』。
年下の押しかけ女房なフィオナに迫られるクレスは、彼女の深い愛情によってどんどん甘やかされていき、次第に心を動かされ、魔王を倒すよりも難しい初めての恋に挑戦する!
戦いしか知らない真面目すぎる元勇者が、年下の美少女すぎるお嫁さんに癒やされて甘やかされまくる、一途な二人のハートフル♥ラブファンタジー婚姻譚!
※本作は下記サイト等でも掲載しております。
・『小説家になろう』さまにて500万PV、ジャンル1位達成
・『カクヨム』さまにて130万PV、週間総合1位・月間ジャンル1位達成
文字数 303,361
最終更新日 2026.06.29
登録日 2026.03.28
年下生意気秀才青年騎手×穏やか(腹黒)引退済みプロ騎手
生意気でお調子ものの可愛い青年が、表向きは紳士的で穏やかな性格の悪い大人に翻弄されるBLです。
騎手モチーフ、イラストは全て自作です。
(あらすじ)
北海道生まれで牧場育ちの成瀬旭(なるせあさひ)は、競馬学校の期待の新星兼、問題児。
生意気で自信家、それでいて実力もある成瀬に教官が手を焼いていた頃、若くして重賞を制しておきながら突如引退した騎手、九条誠司(くじょうせいじ)が教官としてやってくる。
突然九条にレースを申し込まれて、初めて完敗を知った成瀬。
そこから生意気で手のつけられなかった青年成瀬は、九条の元で少しずつプロの騎手として成長を果たしていき、やがて九条の背中を追うように変わっていく。
※この物語はフィクションです。実在する団体とは一切関係がございません。
文字数 76,244
最終更新日 2026.06.29
登録日 2026.04.23
『遼州戦記 司法局実働部隊の戦い』第六部
節分イベントで時代行列をやることになっていた。
そこまではよかった。
問題は、豊川市がついでのように『特殊な部隊』へ自主映画制作まで依頼してきたことだった。
昨年、隊長・嵯峨惟基が「もう二度と頼まれないように」と本気でつまらない映画を作ったはずなのに、なぜか今年も続投。
しかも市役所からの注文は「今度はちゃんとした作品をお願いします」。
――無理に決まっている。
だって集まっているのは、まともな映画会議を三分ともたせられない連中だからだ。
無修正ポルノを提案する日野かえで。
妙にやる気だけはあるアメリア・クラウゼ。
なぜか魔法少女映画に決まり、気づけば部隊総出の大撮影会。
ところが役者は全員アドリブ暴走、敵役はすぐ十八禁方向へ脱線、かなめは昭和B級ヒーローみたいな怪演を披露し、ランは「魔法少女」と呼ばれてなぜかノリノリ。
そして巻き込まれ体質の神前誠だけが、心の中で延々とツッコミを入れ続ける。
果たしてこれは魔法少女映画なのか。
特撮なのか。
ロボットものなのか。
それともただの事故映像集なのか。
暴走する脚本。暴走する演者。暴走する性癖。
最後の最後で頼れるのは、釣りのためなら働く元傭兵の映像屋だけ――。
真面目に任務をやっているはずなのに、どうしてこうなる。
個性が強すぎる『特殊な部隊』が、全力で空回りしながら一本の映画を完成させるまでを描く、
SFお仕事ギャグ群像劇、ここに開幕。
文字数 471,712
最終更新日 2026.06.28
登録日 2026.04.15
江戸で人気の呉服店、天衣屋<てんいや>の娘あやめは、今日も元気に銀細工職人しんの元に押しかけ、新しい図案を提供する。
腕はいいし、顔もいいのに、生活が不規則だからかあまり女性に人気が無いしんに対し、あやめが軟弱色男野郎と呼ぶ二軒隣の酒屋の伊助は大人気。
そしておまけに、江戸に出るあやかしを切る『かげさま』こと、あやかし切りも大人気。
しかしこのあやかし切り、活動するのが夜半であること、顔が笠で見え難いことから武士であることしか知られていない。
あやかしを切る姿は、もの凄く格好いい。
そして、あやかし切りは、武士の職位のひとつであること、陰ながら町民の暮らしを守ってくれることから、お蔭様の気持ちをこめて『かげさま』と呼ばれる彼が、人気なことは、まあ容認できる。
それでも『しんさんだって、ちゃんとしたら格好いいのに』という気持ちは止められない。
そんなあやめと、あやめを妹のように思うしんの、表向きは呉服屋の娘とその店の銀細工職人、その実態は・・な、なんちゃって江戸物語。
文字数 56,817
最終更新日 2026.06.29
登録日 2026.05.31
もう会えない人へ、言えなかった想いを届けます。
夜明け前だけ開く、小さな郵便窓口がある。
そこでは、この世を去った人へ宛てた手紙だけを預かってくれる。
亡くなった母へ。
喧嘩したまま逝ってしまった父へ。
最後に名前を呼べなかった“あの子”へ。
ありがとうを伝えられなかった先生へ。
未読のまま別れてしまった恋人へ。
手紙を出しても、死者から返事が届くわけではない。
けれど、忘れていた記憶、残された品、誰かが隠していた優しさが、まるで返事のように差出人のもとへ届いていく。
死者への手紙を届ける郵便屋・灰原灯真。
他人の後悔には静かに寄り添える彼にも、たった一通だけ、どうしても配達できない手紙があった。
これは、死者に想いを届けながら、残された人たちがもう一度生きていくための物語。
文字数 28,582
最終更新日 2026.06.29
登録日 2026.06.27