「黄金」の検索結果
全体で558件見つかりました。
時は平安時代の終わり。
伊豆国の小豪族の家に生まれた四歳の夜叉王姫は、高熱に浮かされて、無数の人間の顔が蠢く闇の中、家族みんなが黄金の龍の背中に乗ってどこかへ向かう不思議な夢を見た。
目が覚めて、夢の話をすると、父は吉夢だと喜び、江ノ島神社に行って夢解きをした。
夢解きの内容は、夜叉王の一族が「七代に渡り権力を握り、国を動かす」というものだった。
父は、夜叉王の吉夢にちなんで新しい家紋を「三鱗」とし、家中の者に披露した。
ほどなくして、夜叉王の家族は、夢解きのとおり、鎌倉時代に向けて、歴史の表舞台へと駆け上がる。
夜叉王自身は若くして、政略結婚により武蔵国の大豪族に嫁ぐことになったが、思わぬ幸せをそこで手に入れる。
しかし、運命の奔流は容赦なく彼女をのみこんでゆくのだった。
文字数 26,501
最終更新日 2021.12.28
登録日 2021.12.12
「師匠。俺は、あなたの盤上に立てますか?」
王国の知恵と呼ばれる青年軍師・アイリーン。
彼に拾われた少年リスムは、灰の中から剣と知を学び、
やがて“師の光”そのものを追い求めていく。
しかし――彼らの行く先を、冷たい瞳が見つめていた。
白銀の悪役令息・クラヴィス。
彼の微笑みは、美しくも危険な毒。
黄金、灰、白銀。
三つの光が交わる時、王国の盤上は静かに狂い始める。
師弟×悪役令息×王国戦記BL。
理性の国で、感情が最も罪になる。
文字数 19,228
最終更新日 2025.10.14
登録日 2025.10.05
農業立国にあって体が弱い王太子ヘンリーは、かねてから体力お化けの婚約者・伯爵令嬢イライザ・アッシャーのことが苦手だった。
だからある日、謁見の間で婚約破棄しようとしたヘンリーだったが、噛んだせいで「婚約者とこんにゃく破棄」だと誤解され、窮地に追いやられる。
何故なら、この国の蒟蒻生産は全世界の95パーセントを占め、各国のダイエット需要に応え大金を稼ぐ基幹産業であり、国防の要の一つでもあったからだ。
そして王太子とアッシャー家で進めていた伝説の「黄金のこんにゃく」復活は国の悲願の一つでもあった。
王太子の身分を剥奪されたヘンリーは、王都を追放されることに。
共犯者と疑われたイライザもまた共に、名誉回復のため、誰もが納得する蒟蒻の新品種を育て上げなければならなくなった。
しかし実はヘンリーは大の蒟蒻嫌いで……。
「新品種は、蒟蒻らしくない蒟蒻にする。これは苦手な国民向けの言い訳と免罪符だ。あと医療費削減とお腹の健康」
「そんな。宗教改革は各方面に喧嘩を売って、物議を醸しますよ」
それでも真剣さに心打たれたイライザは一蓮托生を覚悟し手を携え……るうちに、婚約者の様子がおかしくなって?
蒟蒻嫌いで甘いものが好きな元王太子と、どちらも好きな令嬢の蒟蒻スローライフ。
この話は他サイトでも公開しています。
文字数 18,274
最終更新日 2025.10.13
登録日 2025.10.12
柚木奈々美、24歳、会社員、彼氏なし。
MMORPG『Eternal Legend』にドハマり中。
ある日、夢の中で女神に呼ばれ、Eternal Legendの世界へ転移することに。
王都まで王子を護衛するのが私が請けたクエストだ。
しかし、落とされた場所は高レベルのモンスターがうごめく辺境の山中。
「ごめんなさい。私、STR1の純製造職なんです……っ」
戦闘は護衛対象の王子にお任せという本末転倒状態。ならばせめて、DEX99を活かしてアイテム製作で役に、役に……
アイテム製作、超楽しいです。
文字数 104,813
最終更新日 2020.09.13
登録日 2020.05.10
金色の髪の少女は、外の世界の風を感じさせられず、自分の家に監禁されている。 少女は退屈と規律を伴い、毎日エクササイズをしたり本を読んだり、これらの活動が繰り返されました。
ある日、少女は勇気を出して家出をし、なんとか外の世界を受け入れることができたが、彼女は危険な敵に直面した.
怒りは、黄金の髪の少女が制御できなかった大きな力を召喚し、その結果、少女の魂は弱まり、癒されなければ1年以内に死亡します.
母と金色の髪の少女は、少女を癒してくれる人を探すため、巨大な塔・レリキアへと旅立つ。
しかし、二人の旅は手のひらを返すほど簡単ではなく、悪魔教団の強敵に狩られます。
文字数 11,198
最終更新日 2022.10.14
登録日 2022.10.11
人間の魔法が弱まった時代。強力な魔法は、魔法植物の力を染めた魔道具がなければ使えない。しかも、染めることが出来る者も限られていた。
魔法使い【ティリア】はその一人。美しい黒髪と新緑色の目を持つ彼女は、【花染め屋(はなそめや)】と名乗る。
森に隠れ住む彼女は、訪れる客や想い人と交流する。
これは【花染め屋(はなそめや)】ティリアと、彼女の元を訪れる客たちが織り成す物語。
以下、はじまりの章と第一章のあらすじ
はじまりの章
「お客様、どうかここまでたどり着いてください」
主人公であるティリアは、冒険者ジェドとの会話を思い出していた。それは十年前、ティリアがフリジア王国に来たばかりの頃のことで、ティリアが花染め屋となったきっかけだ。ティリアは懐かしさに浸りつつ、夕焼け色の魔法の花で花染めの仕事をし、新しい客を待つのだった。
第一章 春を告げる黄金
「冬は去った。雪影女王、ラリアを返してもらうぞ」
イジスは、フリジア王国の宮廷魔法使いだ。幼馴染の商人ラリアが魔物に襲われ、命の危機に陥ってしまう。彼女を救うためには【最上級治癒】をかけなければいけないが、そのためには【染魔】したての魔道具が必要だった。
イジスはジェドや古道具屋などの助けを得つつ、奔走し、冒険する。たどり着いたのは【静寂の森】の【花染め屋】だった。
あらすじ終わり
一章ごとに話が完結します。現在五章まで完成しています。ざまぁ要素が特に強いのは二章です。
小説になろう様でも【花染め屋の四季彩〜森に隠れ住む魔法使いは魔法の花の力で依頼を解決する〜】というタイトルで投稿しています
掲載済みの話も加筆修正することがあります
文字数 176,865
最終更新日 2024.10.26
登録日 2024.08.31
「黄金の釣りスキルだと? 戦いの役に立たないスキル持ちなど不要だ!」
スキル評価が人生のすべてを決める冒険者。ハズレスキルである【釣りスキル】しか持たない冒険者レイルは、所属していた冒険者学校の悪徳理事長から放校を宣告される。
だが、レイルのスキルは突如大進化を遂げる……異世界に繋がるようになった釣りスキルは、なぜか美少女大魔導士を一本釣りしてしまう。
彼女と意気投合したレイル、彼女を元の世界に戻すヒントを探すため、一緒に旅に出ることに。
旅の途中、次々と新たなスキルが目覚めていき、魚だけでなくレアアイテムやチートな召喚獣まで異世界から釣れるようになったレイル、気が付いたら史上最強の釣り師に?
釣り師が無双とかこれ、釣りじゃないですから!
彼女と大金を手にいれたレイル、ついには世界の危機へ挑む、彼の手にあるのは黒光りした一本の釣り竿だったッ!
これは、戦闘の役に立たない【釣りスキル】を持った少年が、異世界の少女と共に、2つの世界をまとめて救う物語。
※他サイトでも連載予定です。
文字数 95,567
最終更新日 2021.09.16
登録日 2021.08.16
雪解けの季節。朝の光が部屋に差し込むたびに、私は自分の未来について考えずにはいられなかった。 大学卒業間近の春、私は就職を間近に控えながらも、自分の目指す道が本当に正しいのかどうかに揺れ動いていた。過去の経験、そして生まれ育った小さな町での記憶。幼いころに思い描いていた将来像とは、まるでかけ離れた今がある。しかし、いつまでも子供のままでいるわけにはいかないのだ。 そんなある日の早朝、小さなアパートの窓から外を眺めていた私は、ふと昔の友人を思い出した。幼稚園から小学校低学年までずっと一緒だった彼。いつも隣にいて、よくケンカをしたり大笑いしたりして過ごしていたはずなのに、いつの間にかお互いの家族の事情で引っ越し、それっきり疎遠になっていた。記憶の片隅から呼び起こされるその姿はあまりにも淡く、まるで蜃気楼のように消え入りそうだった。 しかし、その朝はなぜかやけにその彼—奏太のことが頭から離れなかった。名前を思い出すと、胸に切なさとも懐かしさともつかない、不思議な感情が生まれる。彼はいま、どこで何をしているのだろう。私と同じように大学生になっているのか、あるいはもう働いているのか—そんなことをぼんやりと考えていた。
私は来月から始まる新しい生活の前に、地元へ一度帰省しようと決めた。特に明確な理由があったわけではない。けれど、「あの場所」でなければ見つからない確かなものがあると信じたかったのかもしれない。自分の進路に対する迷いはもちろん、頭の片隅に残るかすかな思い出が、次第に私を呼び寄せるようでもあった。
あの日、もし私が違う道を選んでいたら—そう考えてしまうことがある。出会いはいつも偶然のようでいて、本当は必然なのかもしれない。今までの人生で私は幾度となく選択を繰り返してきた。ここから先もきっとそうだろう。そしてそのすべての選択が重なり合い、私自身の物語を形作っていくのだ。 これは、そんな私が「運命のあの日」に戻り、もう一度自分を見つめ直していく物語。幼馴染との再会が、私のこれからを大きく変えるなんて、そのときの私はまだ知る由もなかった。
文字数 14,791
最終更新日 2025.02.21
登録日 2025.02.21
突如、隣国により一つの国が崩壊した。支配欲にまみれた国の王は、この島ですべての国を支配しようとしていた。崩壊した国スバラシアは他国と同盟を結びより良い環境づくりをしようとしていたが、その夢は消え去った。
だが、スバラシア王国にもまだ希望は残されていた。姫であるミーアは王国の三騎士と共に王国の再起と囚われた人々の解放に向けて森の中に隠れつつも修行を続けていた。そんな時、漆黒の槍を持つ男と出会う。殺すことに執着しミーアとは正反対の男の名はウィーク。ミーアの持つ黄金の槍と対を成す槍を所持し、裏切られた者に対する復讐を考えていた。
狙う敵が同じであることから二人は協力し戦うことを決める。
だが、ミーアの母親を殺した正体。ウィークがなぜ殺戮を始めたのかが明かされミーアは戦いに身を投じることに迷いが生じる。
人を殺したくないミーアと人を殺す正反対の二人の道は、気づけば同じ場所に答えを導き出そうとしていた。
※カクヨムでも投稿しています
文字数 105,466
最終更新日 2022.07.01
登録日 2022.06.13
「――結論。ここは、地獄である」
没落しかけた実家を魔具の力で救い、婚約者のために寝る間も惜しんで領地を豊かにしてきた伯爵令嬢クレア。
しかし、待っていたのは称賛ではなく、右手の傷を「気味が悪い」と蔑む婚約者からの非情な婚約破棄と、実家からの家名剥奪だった。
「二度とその汚らわしい右手を、我らの前に晒すな!」
すべてを失い、ひとり漆黒の手袋を脱ぎ捨てたクレア。
彼女が向かったのは、地図にも載っていない廃村『スタット』。
そこで彼女が出会ったのは、巨大な鉄塊を背負い、不気味なヘルメットを被った自称『かかし』という名の怪しすぎる大男で――?
「……俺の村に来ないか?」
素顔を隠した最強のかかしに拾われたクレアは、その天才的な魔具作りの腕で、村を劇的に変えていく。
枯れた井戸から水が溢れ、荒れ地は瞬く間に黄金の畑へと姿を変え、夜は太陽のような魔導の灯が魔獣を退ける。
魔具を作る元令嬢と、秘密の多い仮面男。
二人の『変な奴』が織りなす、想定外の辺境無双スローライフが今、幕を開ける!
文字数 8,070
最終更新日 2026.02.18
登録日 2026.02.16
「今日も1日お疲れ。明日も元気に登校するように。解散」
と言い終わった瞬間突然床が黄金に光始めた。
「な、なんだ!?」
「なにが!?」
「キャーーーーーーーー!!」
主人公水無月黒斗は異世界に召喚された
ここはテンプレを喜ぶべきかステータスは村人以下
持っていたのは使い方のよくわからない他人には見ることのできないスキルのみ
そんな黒斗の異世界冒険物語
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といった感じでスタートする作品です。テンプレ満載、ありきたりなストーリーの作品です。
処女作、初投稿、ノリで書いたので生暖かい目で優しく見てください
ちなみにこの作品は友人をアイデアを出すだけで終わってしまったものを再利用してあたらしくいじりまくった結果に生まれたものです
基本的に7日前後置きくらいの更新になると思います
不定期になります 時間が開いたら短くでも投稿するようにします
登録日 2017.04.14
日本の歴史。
それは、常に戦いと侵略の繰り返しによって成り立ってきた。
中央政権に立ち向かった北の英傑。
世の理を変えようとした陰陽師。
黄金の理想郷を夢見た一族。
海から来る敵に挑んだ法師。
天下統一を目指したうつけ者。
歴史の裏に隠された英雄たちの物語が、今、語られる。
日本の古代から近代までを舞台に、人類の進化を描く大河物語!
伊野友太郎の世界「N‘sXユニバース」第二弾にして、幹を成す物語、開幕!
文字数 11,399
最終更新日 2015.10.18
登録日 2015.09.07
その美しい外観の裏で、アレリオン孤児院は従順な奴隷を育成する「人間牧場」であった。
偽りの楽園に住む若き王子、イラワン・ジャミル。彼が守ると誓ったのは、自身の母親によって密かに売り飛ばされる運命にある、メイドの少女ミラだった。
しかし、ジャミルは突然の命令により、冷酷なアカデミーへと送られる。それは、彼を邪魔者と見なす母親の策略だった。
唯一守りたい人と引き離された彼は、外部からこのシステムを破壊することができるのか?それとも、ミラが彼の家族の圧政の、次なる犠牲者となってしまうのか?
文字数 16,246
最終更新日 2025.09.04
登録日 2025.08.31
人造勇者と不老不死少年の物語
銀髪白皙の無表情系青年勇者×黒髪褐色肌の少年冒険者
読み切り形式の連作です
カクヨムで公開しているものと同じ内容になります
文字数 138,543
最終更新日 2025.05.25
登録日 2025.03.05
――竜を見た
黄金の草原の真ん中で、少年は見た。
青く、どこまでも広がる雄大な空を、何者にも縛られず、黒い翼を広げて飛翔する竜を。
本や吟遊詩人の語りでしか現れない伝説を。
―――少年は確かに見届けたのだった。
文字数 9,118
最終更新日 2024.06.04
登録日 2024.06.01
一匹狼の冒険者、デニット。
酒と女、そして博打に財産を注ぎ込み、蓄えなどは持たない主義だ。この年まで、その日暮らしを続けてきた彼も、気がつけば40歳になっていた。
彼が住む星には、”スキル本”という特別なアイテムが存在する。
スキル本とは、一種の魔法の本のようなもので、開くだけで中身を理解し、そのスキルを自動的に習得できる非常に便利なアイテムだ。
スキル本のランクはDから始まり、現在の最強ランクはAまで確認されている。マイナーなスキル本である、【剣術】や【回復】、それに【ファイア】のランクDは、ダンジョンから大量に出る分、買取価格は安い。
それでもデニットは日銭を稼ぐため、価値の低いスキル本を求めて今日もダンジョンへと潜る。
そんな彼にも転機が訪れた。いつも通っているダンジョンの上層で、偶然、隠し扉を見つけたのだ。
扉の奥には、神々しく輝く一つの宝箱。そして、その中には黄金のスキル本が納められていた。
置かれていたのは...”混ぜるな危険!”というスキル本。
このスキル本との出会いが、彼の逆転劇の始まりとなる。
40歳まで酒と女、そして賭博に溺れていたオッサン冒険者のデニット。だが、"混ぜるな危険!"を手にした彼は、新たな人生を歩み出した。
様々なダンジョンに潜り、新たなるスキルと仲間に出会い、どんどん強くなっていく。
物語は、今始まったばかりだ...。
「今までオッサンと馬鹿にしてきた冒険者どもよ。俺の活躍を指くわえて見ていやがれ!」 そう意気込むデニットであった。
文字数 26,178
最終更新日 2025.09.03
登録日 2025.08.31
序論
1. 虚界生物
界は、生物学においてドメインに次いで2番目に高い分類階級である。古典的な生物学ではすべての生物が六界(動物界、植物界、菌界、原生生物界、古細菌界、細菌/真正細菌)に分類される。しかしこれらの「界」に当てはまらない生物も、我々の知覚の外縁でひそかに息づいている。彼らは既存の進化の法則や生態系に従わない。あるものは時間を歪め、あるものは空間を弄び、あるものは因果の流れすら変えてしまう。
こうした異質な生物群は、「界」による分類を受け付けない生物として「虚界生物」と名付けられた。
虚界生物の姿は、地球上の動植物に似ていることもあれば、夢の中の幻影のように変幻自在であることもある。彼らの生態は我々の理解を超越し、認識を変容させる。目撃者の証言には概して矛盾が多く、科学的手法による解析が困難な場合も少なくない。これらの生物は太古の伝承や神話、芸術作品、禁断の書物の中に断片的に記され、伝統的な科学的分析の対象とはされてこなかった。しかしながら各地での記録や報告を統合し、一定の体系に基づいて分析を行うことで、現代では虚界生物の特性をある程度明らかにすることが可能となってきた。
本図録は、こうした神秘的な存在に関する情報、観察、諸記録、諸仮説を可能な限り収集、整理することで、未知の領域へと踏み出すための道標となることを目的とする。
2. 研究の意義と目的
本図録は、初学者にも分かりやすく、虚界生物の不思議と謎をひも解くことを目的としている。それぞれの記録には、観察された異常現象や生態、目撃談、さらには学術的仮説までを網羅する。
各項は独立しており、前後の項目と直接の関連性はない。読者は必要な、あるいは興味のある項目だけを読むことができる。
いくつかの虚界生物は、人間社会に直接的、あるいは間接的に影響を及ぼしている。南極上空に黄金の巣を築いた帝天蜂は、巣の内部で異常に発達した知性と生産性を持つ群体を形成している。この巣の研究は人類の生産システムに革新をもたらす可能性がある。
カー・ゾン・コーに代表される、人間社会に密接に関与する虚界生物や、逆に復讐珊瑚のように、接触を避けるべき危険な存在も確認されている。
一方で、一部の虚界生物は時空や因果そのものを真っ向から撹乱する。逆行虫やテンノヒカリは、我々の時間概念に重大な示唆を与える。
これらの異常な生物を研究することは単にその生物への対処方法を確立するのみならず、諸々の根源的な問いに新たな視点を与える。本図録が、虚界生物の研究に携わる者、または未知の存在に興味を持つ者にとっての一助となることを願う。
※※図や文章の一部はAIを用いて作成されている。
※※すべての内容はフィクションであり、実在の生命、科学、人物、出来事、団体、書籍とは関係ありません。
文字数 74,217
最終更新日 2025.03.17
登録日 2025.03.01
会社から電車に揺られ約二十分。駅を出て徒歩三分という立地に、その店はあった。
一見こじんまりとした店舗は、しかし綺麗に整えられていて、ガラス越しから覗く店内からは、華やかな花々が窺えた。
見舞いなのだから花は必須だろう。
そんな安直な考えで足を踏み入れた店内の、その奥にいた一人の店員。その男に声をかけたことにより、俺の人生は一変する。
「いらっしゃいませ、どんなご用事でしょうか」
その、まるで融けた蜂蜜のような黄金色の瞳を向けられたその時。俺は、生まれて初めて恋に落ちるという感覚を味わったのだった。
これは、仕事一辺倒だった社畜の鑑、紫葉宗一と小さな花屋の店主、一ノ瀬葵による、三十路前にもなって抱いた初恋に振り回される、もだもだな恋のお話。
文字数 65,759
最終更新日 2023.11.09
登録日 2023.10.01