「思い出」の検索結果
全体で6,396件見つかりました。
あの時、橋に身を投げ捨てて死んでいたら、きっと今もこんなことで泣くこともなかっただろうな。
明日のクリスマス前日に、私は思い出して貰えなかったら……。そんなことばかりを考え、今日も一人、部屋の中から沈んだような月を眺めていた。生きていて良かったと思う。そして同時に、あの時死んでしまっていればとも思う。どのみち私の人生は死んでいたも同然だった。明日で、もう彼と会うこともなければ、同じ道を歩くこともないのだろうな……。
3月下旬。
どうしても会いたい人がいた。何を失っても、どんな言葉をかけられようとも、私には会いたい人がいたのだ。だから私は高校一年生にして実家を離れ、無理を言って一人暮らしを始めさせてもらった。
幼稚園の卒園と共に、父の仕事の関係で突然の別れとなってしまった彼に、もう一度会いたい一心だった。そんな幼い頃の記憶だけで、一人多くのものを手放すのは馬鹿げていたかもしれない。こんな方法でしか彼と出会うことができないと思い込んでいたのだろう。
引っ越し作業も終わり、私はとある別のアパートへと向かった。彼が以前住んでいた家だ。自宅となったアパートから徒歩10分弱で記憶を頼りに目的のアパートの前へと到着したが、私の足は立ち止まったまま動けない。心臓が私の身体を強く叩くのがわかる。彼と会えたら、なんて声を掛けよう。ちゃんと笑えるだろうか。
不安を抱えるも、私は深呼吸をし、意を決して部屋横のインターホンを鳴らした。カメラのないインターホンなど、当時のままだった。
ドアノブが倒され、扉の向こうからは20代くらいの男性が現れた。鼓動が一瞬だけ止まったようだった。
「……すみません間違えました」
それもそうだった。何年も前のことだ。彼はもうどこかへ引っ越してしまったのだろう。
どうして考えなかったのだろう。この場所に戻ってきても彼がいる保証などないということを。いや、わかっていたが考えたくなかったのかもしれない。
アパートの家へ戻り、私はベッドの前で力が抜けてしまい、床に崩れ落ちるように座り込んだ。
溢れる涙を制御できない。何度拭っても、溢れかえる。私は片付け切れていない部屋の中、ベッドに顔を埋め、声を大きく吐き出した。
どうするのが正解だったのか、自分でもわからない。ただ思い出の中に囚われている自分が、憎く、悔しく、心が枯れてしまったようだった。
文字数 100,309
最終更新日 2022.09.23
登録日 2022.09.23
はじめに現在ソシャゲのギルドとは内容が異なったり変わってるかもしれません。
作者がアマ小説家になる前の頃です。
スマホを初めて導入した頃はソシャゲにハマり、特にギルドがあるソシャゲに熱中になり、気づいたら、そこそこ強い強豪ギルドに入ってそれなりに活動しました。
みなさんの強豪ギルドて重課金や廃課金アクティブノルマがきついというイメージありますが実際はそんなイメージないですよ。そこそこ課金はしましたがなんで僕はここにいるんだろうか?という感じでしたし、気づいたら強豪ギルドの幹部の一員任されたり、連合ギルドのギルマスだったり、一から強豪ギルド目指して中途半端になって解散するというかそんなもんなどありましたがもしよろしければ閲覧よろしくお願いします。
※この作品はあくまでも作者の体験談によるものです。現在のソシャゲのギルド仕様などは異なる場合もあります。また、ユーザー名やギルド名、ソシャゲ名などプライバシーやプライベートに関するものは控えておきますのでご了承ください。
不定期連載です。時系列バラバラだったり、思い出して書いてるのですまない
文字数 2,060
最終更新日 2025.11.29
登録日 2025.08.19
介護にまつわる話を140字小説にしています。亡くなった母にもっとなにか出来なかったか?その気持ちを140字小説として綴りました。実話ですが小説として軽く流し読んで頂けると幸いです。
☆月歌ってどんな人?こんな人↓↓☆
『嫌われ悪役令息は王子のベッドで前世を思い出す』が、アルファポリスの第9回BL小説大賞にて奨励賞を受賞(#^.^#)
その後、幸運な事に書籍化の話が進み、2023年3月13日に無事に刊行される運びとなりました。49歳で商業BL作家としてデビューさせていただく機会を得ました。
☆表紙絵、挿絵は全てAIイラスです
文字数 1,855
最終更新日 2023.10.26
登録日 2023.10.24
ヒロイン高梨理奈、高校2年生が新学期から学校一人気な高木陸と1年だけ彼氏彼女の関係でたくさんの思い出を作ってくお話です。これからの2人がどのように発展していくか展開できたらなって思っています。
文字数 527
最終更新日 2024.03.31
登録日 2024.03.31
これは一人の少年を中心に廻る、四人の少女たちの物語。
彼女たちのつながりは、とある施設、あるいは少年と親しいということのみ。
過去作品のリメイクです。手書きの元原稿をなくしたので、秋(三話)からはストーリーを思い出しながらのものになります。話のネタ自体はリメイクだからリメイク作品です。
ジャンルわかりません。ナニコレ。
登録日 2019.12.09
セックスを教えてくれと請われ、優は5歳下の幼馴染、理久を訪ねた。
緊張しながらも健気に体を開く理久に、優は過去を思い出しながら溺れてしまう……。
元近所のお兄ちゃん×元弟分です。
攻めはクズ気味です。登場しませんが妻と子がいる設定ですのでご注意ください。
攻めはこの話の後改心したと思われます。
ムーンライトノベルズ さんでも公開しています。
文字数 9,130
最終更新日 2020.12.06
登録日 2020.12.06
ブライス伯爵家の双子の令嬢アルマナとミリエットは思い出した。自分たちの前世を。
自分たちと二人の子どもの命を奪った夫、さらにはその不倫相手のことを。
同時に異能も開花し、二人はエスティナ王国の認める『魔女』として将来を嘱望されるようになる。
『未来視』の魔女アルマナと『過去視』の魔女ミリエットは、同じ世界に転生している前世の夫と不倫相手に復讐を、そして幼くして亡くなった子どもたちを探し出し、幸せにすることを誓う。
文字数 43,089
最終更新日 2023.11.29
登録日 2023.11.21
東京下町にある春風光画館。
この写真館ではこの世に存在しないはずの写真を写し出すことが出来るのだった。
文字数 1,213
最終更新日 2024.04.12
登録日 2024.04.12
三人の高校生が存在しない空間、ドリームコアとバックルームに閉じ込められる。
さて、三人はここから出られるのでしょうか?
そして、あの記憶を思い出す事は出来るのでしょうか?
文字数 2,369
最終更新日 2025.03.26
登録日 2025.03.26
婚約破棄を言い渡された私、クロエは……なんと、前世の記憶っぽい何かを思い出して!?家族にも失望されて……でも、まだ終わってないぞ。私にはまだ、切り札があるんだから!
カクヨム、ツギクルにも掲載していたものです。
書き終わっているものを書き直してのせます。146話、14万文字ほど。
文字数 110,468
最終更新日 2024.03.22
登録日 2021.06.21
高校に入学してしばらくして、前世の記憶を思い出した安斎澪。目線の先には前世からの推し、黒峰獅郎がいて…推しの過去と、澪の抱える問題、2人は無事に乗り越えることができるのか!?
結局はくっつきます。多分。保証はできません。最初の方はテンポがいいですが、後半は多分落ちます。無事完結できるように努力するので是非読んでください!
文字数 1,116
最終更新日 2021.09.14
登録日 2021.09.13
人が恋をすると、精霊が生まれる世界のお話です。
人が恋をすると、たまごが産まれる。
そのたまごからは、精霊が生まれる。
その精霊は、『恋精霊』と呼ばれる。
恋精霊は、親の人間の恋を全力で応援する。
恋精霊は、親が『失恋』をすると、消滅してしまう。
クラスメイトの男の子に恋をした小学三年生の女の子、明日香は恋精霊の卵を産む。
しかし、恋をした男の子、和人は、幼稚園の頃、女の子の告白を断ったことで、目の前で恋精霊が消滅してしまったことがトラウマになり、恋精霊を消滅させないように、告白を断らなくなってしまい。
たくさんの彼女がいる女好きと言われていた。
本当は優しくて、誠実な和人がみんなに誤解されたままでいることが許せない明日香は、どうにか、彼に女の子と向き合って告白の返事をするようになって欲しいが、どうすれば良いのか分からない。
そんな明日香に、明日香の恋精霊は、明日香が告白することによって和人に向き合うようにすすめる。
告白を断られた場合、恋精霊は消滅してしまう。
それでも、明日香の恋を応援できるのなら、構わない。という恋精霊の言葉と想いに背中を押され、明日香は和人に告白をする。
明日香の告白と、明日香の恋精霊の想いの説得を聞き、幼稚園の頃に、告白を断ったことで目の前で消えていった恋精霊が、女の子とちゃんと向き合い、正直な気持ちを伝えた自分に感謝し、微笑んで、お礼を言っていたことを思い出した和人は、明日香の告白を正直に断る。
和人に告白を断られ、失恋をした明日香は恋精霊に生まれてきてくれたことを感謝する言葉を伝え、彼の最後を見守ったのだった。
文字数 18,815
最終更新日 2020.11.21
登録日 2020.11.21
ー聴力を失った僕が代わりに得たのは、桜の声が聞こえる、という能力ー
時代は昭和から平成へと移り変わったばかり。主人公・野樹咲人は子供の頃、病で聴力を失った。その代わりに「桜の声を聞くことができる」という不思議な能力を得る。咲人はそれを活かして全国の桜と人間の心を繋ぐ旅をしている。人々は彼のことを「桜の旅人」と呼んでいる。
信州の山奥にある小さな村。そこに生息する老木「ヤヨイ様」は咲人が初めて言葉を交わした桜であり、村人達からこよなく愛されている。その小さな村は時代の移り変わりに伴って隣町との合併が決まった。寿命を迎えようとしているヤヨイ様と、もうすぐなくなってしまう村に住む人々はそれぞれ「最後に思い出を作りたい」と、咲人に依頼をする。彼らの願いを叶えようと咲人は奮闘する。
咲人は果たして彼らの願いを無事に叶えることができるのか?そして、ヤヨイ様が最後に起こした奇跡とは……?
もうすぐ寿命を向かえる桜と、桜を愛する人間達が心を通わせる物語。
※カクヨムに投稿していたものに若干加筆しました※
文字数 42,147
最終更新日 2022.02.26
登録日 2022.02.26