「朝」の検索結果
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アニメ化決定! 2026年4月より放送中(TOKYO MX、BS朝日)
気が付いたら異世界にいた男子高校生「真名部響生(まなべひびき)」。草原にいた彼は自身に『鑑定』というスキルがあることに気が付く。 そして職業は『鑑定士(仮)』だった。(仮)って……。 エルフのエマリアの案内で冒険者となった響生は、元最強勇者の獣人クロード、未来の最強賢者少女リリアン、白ネコ聖獣のヴェネを仲間にして少しずつ強くなりながら元の世界に帰る方法を探す。……が、巻き込まれ系主人公は自分の意思とは関係ないところで面倒ごとに関わっていろいろ大変です。 4人の勇者、7人の賢者、8人の魔王、そして11人の神様がいる異世界から、彼は無事に元の世界に帰還できるのか? あと、タイトル通り最強になる日は来るのか!? 【注意】 この作品はBLではありませんが、一部BL風味な表現があります。一時的に主人公が女体化する予定があります。 これらの表現を絶対に読みたくない! という方はご注意ください。
文字数 1,305,268
最終更新日 2026.04.18
登録日 2016.08.31
侯爵令嬢リリアーヌは、亡き母との約束である婚約を守るため、十年近く婚約者の実家フェリシアン家で尽くしてきた。
しかし、待っていたのは義母からの執拗なイビリと、婚約者ユーグの無関心。
「お前のような無能な穀潰し、フェリシアン家の慈悲がなければ野垂れ死んでいたんだぞ」
そう罵られながら、リリアーヌは裏で家の家計管理から社交界の根回し、さらには領地経営の助言まで、実務のすべてを一人で担い、没落寸前だった家を立て直していた。
ところが、結婚式を翌日に控えた夜。
義母はリリアーヌの亡き母の形見を勝手に売り払い、ユーグは浮気相手を隣に侍らせて言い放つ。
「結婚しても、お前に愛を与えるつもりはない。ただの『便利屋』として、死ぬまでこの家のために働け」
――もう、十分です。
リリアーヌは静かに見切りをつけた。
秘密裏に進めていた「すべての契約解除」と「実務の引き揚げ」を実行し、以前から彼女の才能を高く評価し、熱烈な打診を送っていた北方の名門・ブラッドレイ公爵家へ嫁ぐことを決意する。
翌朝、主を失ったフェリシアン家は大混乱に陥る。
滞る支払い、次々と届く取引先からの絶交状、そして義母がひた隠しにしていた不正の露呈。
「今さら戻れと言われても、もう遅いです。……私の新しい旦那様は、とても独占欲が強い方なので」
冷徹と噂される公爵アルジェント。彼は、去りゆく彼女を待ち構えていた。
「やっと私の腕の中に落ちてくれたね。……二度と、あの愚か者たちの元へは帰さないよ」
無能と虐げられた有能令嬢が、自分を正当に評価してくれる至高のヒーローに、とろけるほど甘く、激しく溺愛される逆転ラブストーリー。
文字数 14,476
最終更新日 2026.04.21
登録日 2026.04.20
侯爵家に嫁いで三年。
夫に名前を呼ばれたことは、一度もなかった。
社交の場ではただ隣に立つだけ。
屋敷では「妻」としてすら扱われない。
それでも、いつかは振り向いてもらえると信じていた。
――けれど、その期待はあっさりと壊れる。
夫が愛人を伴って帰宅した、その翌朝。
私は離縁状を残し、静かに屋敷を出た。
引き止める者は、誰もいない。
これで、すべて終わったはずだった――
けれどその日、私のもとに現れたのは王太子殿下。
「やっと手放してくれたか。三年も待たされました」
幼い頃から、ただ一人。
私の名前を呼び続けてくれた人。
「――アリシア」
その一言で、凍りついていた心がほどけていく。
一方、私を軽んじ続けた元夫は、
“失ってはいけないもの”を手放したことに、まだ気づいていない。
これは、三年間名前を呼ばれなかった私――アリシアが、
本当の居場所と愛を取り戻す物語。
文字数 35,175
最終更新日 2026.04.13
登録日 2026.04.04
十年間、夫の商会を裏で支え続けてきたエルマは、ある朝突然「華やかさに欠ける」という理由で離縁状を渡される。怒りよりも虚しさを胸に実家へ戻った彼女は、一人静かに十年分の仕事を書き出しながら、自分がずっと影の中に自分を置き続けてきたことに気づく。
隣国ノルデンへと渡ったエルマは、辺境領の立て直しに苦心する若き領主アシュルに見出され、初めて自分の名前で仕事をする場所を得ていく。彼女が去った後のトレント商会は、静かに、しかし確実に崩れ始める。
「どうして手放したんだ」——元夫の後悔が届く頃には、エルマはもう別の景色の中にいた。
これは復讐の物語ではない。正しい場所に、正しく置かれるまでの話だ。
文字数 18,765
最終更新日 2026.04.21
登録日 2026.04.19
沢山勉強し、帰国した後すぐに婚約者に会いに行くと
ベッドの上で、とてもとても愛し合っている二人、そう、真っ裸な婚約者と双子の妹。
無言のまま、私は拳をグッと握り‥‥殴った。
母親が早く亡くなり、父は甘やかしてしまったと後悔。私も何のために、留学して勉強してきたのだろうか‥‥。
双子のマリアは、確かに可愛い。守ってあげたくなるような子で、気の強い私とは正反対なのだから。
婚約者であるルノーとは幼馴染でもあった。
気兼ねなく話せて、私を理解してくれているのだと信じていたが‥‥。
キンタ⚫︎潰れやがれこのやろい!!!
小さな頃、前世の夢をよく見ていた。
「一人でも生きていけそう」
「俺より稼いでる」
「可愛げない」
そう、いつも男性達の隣りには自分とは正反対の彼女達だった。
幼馴染であるルノーは違う。そう信じてたのに‥‥
婚約破棄後、パーティーに参加した私は笑い者にされる。
双子の妹に寝取られた姉だ、と。
こうなったら、もう食うしかない!!!
そう食べ、飲みまくっていた時‥‥
何故か朝になっていた。
隣りには見知らぬ男性が‥‥
あれ、私、やらかしたましたか‥‥??
文字数 70,219
最終更新日 2026.04.20
登録日 2025.01.04
結婚三年目の春、エマは伯爵家の夫アンドレオから突然、側室を迎える話を告げられる。子をなせなかったことを理由に、彼女は僅かな補償のみで離縁された。妻として過ごした三年間は「無価値だった」と突きつけられ、エマは貴族社会から静かに切り捨てられる。
また実家の父母の墓参りに行くと、当主になっていた兄に離縁金を奪われてしまう。
大ピンチのエマには、秘密があった。なんと彼女は幼少期に前世の記憶を思い出していたのだ。
かつて観光地で石を磨き、アクセサリーを作り、人に喜ばれる仕事をしていた人生。何も持たない今だからこそ、もう一度「自分の手で生きる」ことを選び、あの人が住む商業国家スペイラ帝国へ向かう決意をする。
国境への道中、盗賊に襲われるが、護衛兵ロドリゲスの活躍で難を逃れる。彼の誠実な態度に、エマは「守られる価値のある存在」として扱われたことに胸を打たれた。
スペイラ帝国では身分に縛られず働ける。エマは前世の技術を活かし、石を磨いてアクセサリーを作る小さな露店を始める。石に意味を込めた腕輪やペンダントは人々の心を掴み、体験教室も開かれるようになる。伯爵夫人だった頃よりも、今の方がずっと「生きている」と実感していた。
ある朝、ロドリゲスが市場を訪れ、エマの作ったタイガーアイの腕輪を購入する。ところがその夜、彼は驚いた様子で戻り、腕輪が力を一・五倍に高める魔道具だと判明したと告げる。エマ自身は無意識だったが、彼女の作るアクセサリーには確かな力が宿っていた。
後日二人は食事に出かけ、エマは自分が貴族の妻として離縁された過去を打ち明ける。ロドリゲスは強く憤り、「最悪な貴族だ」と彼女と一緒になって怒ってくれた。その気持ちが、エマにとって何よりの救いだった。彼は次に防御力を高める腕輪を依頼し、冒険者ギルドで正式な鑑定を受けるよう勧める。
翌日、冒険者ギルドで鑑定を行った結果、エマの腕輪は高い防御効果を持つことが判明。さらに彼女自身を鑑定すると、なんと「付与特化型聖女」であることが明らかになる。聖女が付与した魔道具は現実の力として強く発現するのだ。
価値がないと切り捨てられた人生は、ここでは確かな力となった。スペイラ帝国で、聖女エマの新しい人生が、静かに、そして輝かしく始まる。
文字数 139,236
最終更新日 2026.03.01
登録日 2026.01.27
「素っ気ない態度で擬態した溺愛系アルファが、運命の番を囲い込む方法」
乃花高嶺(17)
ヒートに不具合のあるオメガで、全てを諦めたように国の養護施設で管理されるような生活をしている。クラスメイトの朝日の言った「運命の番を待っている」に辛辣な返しをしてしまったことを後悔している。怜に助けられ、少しずつ不具合も解消している。
西田(西園寺)怜(25)
とある企業の第二総務部に勤務。本来は御曹司。カフェで高嶺と出会い、番だと認識し、本能から手に入れようとしたが、高嶺のことや、自分の生い立ちを考えて必死に素っ気ない態度を取ろうとして、失敗しているアルファ。
高嶺は国の養護施設のオメガだ。ヒートに不具合がある。ある日クラスメイトの朝日にカフェの新作を飲みに行こうと誘われ、訪れたカフェで怜に出会う。その途端ヒートが始まり怜に助けられる。体の不具合を治す為、養護施設を出て怜と暮らすようになった。穏やかで落ち着いた生活は徐々に高嶺を元気に自由にしていく。素っ気ない態度ながらも、優しいアルファの怜に心惹かれていくが、自分がどんな存在だったのか外の世界を知り、自覚していく。
そんな時、怜の婚約者だというオメガが現れ……?
切ない現代オメガバース、連載開始します!
全40話、完結しています。
文字数 140,912
最終更新日 2026.03.20
登録日 2026.03.19
夫が愛人を連れて帰った翌朝、セラフィナは離縁状を置いて屋敷を出た。
門の前で待っていたのは、幼馴染のカイル。
王国騎士団長として、この三年間ずっと近くにいた人だ。
「やっと迎えに来れた」
その一言で全部わかった。彼がここにいたのは、偶然じゃなかった。
離縁した元妻が騎士団長に溺愛されていると知った元夫が後悔しているらしいけど、もう遅い。
今の私には、毎日名前を呼んでくれる人がいる。
文字数 29,164
最終更新日 2026.04.21
登録日 2026.04.10
「サインはもういただきました」
5年間、私は完璧な妻だった。
夫のブランド「CEIL」の顔として、どんな舞台でも微笑み続けた。
嫉妬も、孤独も、全部飲み込んで。
でも、5年間——彼は一度も私の名前を呼ばなかった。
業界に現れた一人の女性に夫の目が向いた日も、
誕生日に届いたのが「社長からです」という付箋付きの花束だった日も、
夫が誰かと笑う声を、初めて聞いた夜も。
それでも笑えた。愛していたから。
離婚届にサインした翌朝、彼は初めて私の名前を叫んだ。
——5年間、一度も呼ばれなかった、その名前を。
遅すぎた。
でも、恨んでいない。
愛していた。だから、行く。
泣き終わった女が、初めて自分のために歩き出す。
静かで、鮮やかな再生の物語。
文字数 53,558
最終更新日 2026.03.23
登録日 2026.03.22
これは報われない恋だ。
レンタル有り人気VRMMOゲームランキング上位に長らく君臨する『アナザーディメンションオンライン』通称ADO。15歳からアカウントを取りログインできるそのゲームを、俺も15歳になった瞬間から楽しんでいる。魔王が倒された世界で自由に遊ぼうをコンセプトにしたそのゲームで、俺は今日も素材を集めてNPCと無駄話をし、クエストをこなしていく。でも、俺、ゲームの中である人を好きになっちゃったんだ。その人も熱烈に俺を愛してくれちゃってるんだけど。でも、その恋は絶対に報われない恋だった。
ゲームの中に入りこんじゃった的な話ではありません。ちゃんとログアウトできるしデスゲームでもありません。そして主人公俺Tueeeeもありません。
本編完結しました。他サイトにも掲載中
文字数 3,173,774
最終更新日 2025.09.10
登録日 2018.12.01
「魔女狩りだ」
——十年ぶりに現れた義弟の声は、昔の面影など微塵もなく、氷のように冷たかった。
侯爵家の養子・ユリウスは、十七歳のとき前世の記憶を取り戻す。自分がBL小説の悪役キャラ——義弟を虐め、その運命の番を危険に晒し、最終的に独房で一生を終える——に転生したと知り、行動を改めた。
だが二十歳の朝、後見人に一文無しで追い出され、そのまま姿を消した。
それから十年。三十歳になったユリウスは、田舎町で調香師として静かに暮らしていた。
前世の知識を活かして作る香水は、フェロモンを抑えるもの、恋を成就させるもの——ただし、心から応援できる相手にしか渡さない、それがユリウスの流儀だった。
そこへ冷徹な侯爵となった義弟・イグニスが「魔女狩り」の名目で現れる。
連行され、旧室に監禁されたユリウスを、夜ごとイグニスが訪れる——自分の香水の匂いを纏って。
「兄さんが逃げたからだよ」
激しく求められながら、ユリウスはずっと気づかなかった。
胸が痛むのは罪悪感だと思っていた。
義弟を見つめてしまうのは情が移ったせいだと思っていた。
胸に棘が刺さるのは気のせいだと思っていた。
——でも本当は、ずっと前から、逃げ続けていたのは、彼への想いから目を逸らしたかったから。
一途な義弟侯爵×逃げ続ける転生オメガ
執着と愛の間で揺れる、すれ違いBLロマンス。
文字数 120,504
最終更新日 2026.04.17
登録日 2026.03.26
ミネルバの婚約者テリウスは、妹フローラと頻繁に顔を合わせるようになり、二人はミネルバの前でも親しげに会話を重ねながら距離を縮めていく。
買い物への付き添いや夜会のダンスなどをきっかけに、二人の仲は次第に深まり、周囲の若者たちも「二人はお似合いだ」と面白がりながら応援するようになる。
その関係は、まるでミネルバの存在を忘れているかのようだった。
やがて両家が集まる席で、テリウスはミネルバとの婚約を解消し、フローラと婚約したいと告げる。
こうして、ミネルバを置き去りにしたまま、テリウスとフローラの関係は周囲の後押しの中で進んでいくのだった。
婚約を失ったミネルバは、家の跡取りの立場も妹に譲ることになり、父の姉ガーベラのいるフォード元伯爵家へ送られる。そこでは理由を詮索されることもなく、ただ静かに休むように受け入れられる。
穏やかな生活の中でミネルバは、自分が思っていた以上に疲れていたことに気づく。伯母に「そのドレスはとても似合う」と言われたことをきっかけに、これまで母や妹の影に隠れていた自分の人生を少しずつ取り戻し始める。
やがて伯母に連れられてローハン元侯爵夫人の茶会に参加すると、ミネルバの美しい筆跡が評価され、令嬢マーガレットに字を教えてほしいと頼まれる。
最初は通いで教えるだけだったが、ローハン夫人は娘が気に入っていることから、住み込みの家庭教師として迎えたいと申し出る。
ミネルバは迷いながらも、過去に縛られない新しい人生を選ぶ決意をする。
この世界は貴族制度が廃止されたばかりです。力のある平民が台頭してきています。 ほかのサイトにも投稿しています。
文字数 52,632
最終更新日 2026.04.21
登録日 2026.03.14
婚約者と、その従妹の浮気、妊娠、婚約破棄。
信じていた世界が崩壊した夜、
ビオレッタは全てを捨てて、ある男の誘いに乗った。
公爵令息ステファンと、「恋愛不要」の契約を結ぶ。
でも、翌朝からステファンの態度は一変。
「可愛い」「私のものだ」「逃がさない」……。
冷徹な仮面の裏に隠されていたのは、独占欲!?
契約結婚から始まる、極上の逆転溺愛ストーリー。
🔶登場人物・設定は筆者の創作によるものです。
🔶不快に感じられる表現がありましたらお詫び申し上げます。
🔶誤字脱字・文の調整は、投稿後にも随時行います。
🔶今後もこの世界観で物語を続けてまいります。
🔶 『エール📣』『いいね❤️』励みになります!
文字数 36,677
最終更新日 2026.04.13
登録日 2026.04.06
大学生の俺、一ノ瀬陽翔(いちのせ はると)が転生したのは、小さな王国グレスハートの末っ子王子、フィル・グレスハートだった。
束縛だらけだった前世、今世では好きなペットをモフモフしながら、ダラけて自由に生きるんだ!
と思ったのだが……召喚獣に精霊に鉱石に魔獣に、この世界のことを知れば知るほどトラブル発生で悪目立ち!
ぐーたら生活したいのに、全然出来ないんだけどっ!
ダラけたいのにダラけられない、フィルの物語は始まったばかり!
※2016年11月。第1巻
2017年 4月。第2巻
2017年 9月。第3巻
2017年12月。第4巻
2018年 3月。第5巻
2018年 8月。第6巻
2018年12月。第7巻
2019年 5月。第8巻
2019年10月。第9巻
2020年 6月。第10巻
2020年12月。第11巻
2021年 7月。第12巻
2022年 2月。第13巻
2022年 8月。第14巻
2023年 2月。第15巻
2023年 9月。第16巻
2024年 3月。第17巻
2024年 9月。第18巻
2025年 3月。第19巻 出版しました。
PNもエリン改め、朝比奈 和(あさひな なごむ)となります。
投稿継続中です。よろしくお願いします!
文字数 3,050,188
最終更新日 2026.04.05
登録日 2016.02.01
高校生にして番になって十年。
朝比奈翠は、一條要の愛情を疑ったことなどなかった。瞳も、触れ方も、独占欲も、全部が自分に向いていると知っていたからだ。
けれどある日、要から一度も「好き」と言われたことがないと気づいてしまう。
愛されている。求められている。それは分かっている。
それでも、たった一言が欲しかった。
今さらそんな言葉を欲しがるなんて、ワガママかもしれない。
一度知ってしまった足りなさは、もう無かったことにはできなくて――。
※独自オメガバース要素あり
文字数 14,726
最終更新日 2026.04.21
登録日 2026.04.20
「アリア!私は貴様との婚約を破棄する!」
建国を祝うパーティ会場に響き渡る声。
誰もが黙ってその様子を伺う中、場違いな程に明るい声色が群衆の中から上がった。
「あらあら。見てフィンリー、面白そうな喜劇だわ。」
※全5話。毎朝7時に更新致します。
文字数 12,537
最終更新日 2021.07.16
登録日 2021.07.12
美しい公爵夫人マルグリートは、冷徹な夫ディートリヒと共に、王国の裏で密かに任務をこなす“悪女”。
だがある日、突然夫から離婚を言い渡される。しかもその裏には、平民の愛人の存在が──。
失意の中、王命で新たな婚約者・エルンストと結ばれることに。
どうやら今回の離婚再婚は、王家の陰謀があるよう。
「悪女に、遠慮はいらない」
そう決意した彼女は、華やかな舞踏会で王に真っ向から言い放つ。
「わたくし、人の家庭を壊しておきながら悪びれない方に、下げる頭は持っていませんの。
王族であられる前に、人におなりくださいませ。……失礼」
愛も、誇りも奪われたなら──
今度はこの手で、すべてを取り戻すだけ。
裏切りに燃える、痛快リベンジ・ロマンス!
⚠️本作は AI の生成した文章を一部に使っています。タイトル変えました。コメディーです。主人公は悪女です。
文字数 43,175
最終更新日 2026.03.05
登録日 2026.03.01
『育休中の夫が妹と渡米しました ~TOEIC 900点で掴み取る、自由への再就職チケット~』
育休中の夫が妹と渡米した朝
トーストは焦げていて
コーヒーは少し冷めていた
「ちょっとスキルアップしてくる」
その言葉は
玄関のドアより軽く閉まった
空港の写真は
笑顔だけが綺麗で
生活の皺だけが写っていなかった
私は赤ん坊の泣き声を抱えたまま
英語の音声を再生する
“Listen carefully”
それは誰にも向けられていない命令みたいだった
夜は長く
母の「帰ってきなさい」が
やけに優しくて痛い
問題集のページをめくる音だけが
部屋の時間を進めていく
知らない単語は
知らないまま積もっていくのに
なぜか心だけは少しずつ整理されていった
「家族のためだった」
その言葉は
誰の家族のことだったのだろう
リスニングの声は
最初は遠くて
やがて少しずつ
“届く側の世界”に変わっていく
点数は数字になり
数字は静かな武器になり
武器はいつか
ただの鍵になる
915点の朝
私は何かを勝ったわけじゃなく
やっと自分に戻れただけだった
離婚届は紙だったのに
やけに重かった
「戻らないの?」
誰かの声がした気がしたけれど
もうその問いは私の中にはなかった
再就職のオフィスは
ガラス越しに世界を切り分けていて
そこにいる私は
誰かの妻でも母でもなく
ただの名前だった
窓の外の空は
少しだけ遠くて
でも前よりちゃんと見えた
育休中の夫が妹と渡米したその日から
私はずっと
自分の人生に
戻る練習をしていたのだと思う
文字数 17,797
最終更新日 2026.04.20
登録日 2026.04.14
うちの嫁は2万円渡しても米も肉も魚もない買い物をする。なので離婚します。
朝は、ちゃんとしている。
湯気の立つ味噌汁、
卵のやわらかさ、
パンの焼ける音。
俺は、満足している。
「これでいい」と思っている。
だから二万円を渡す。
煙草と酒と、
それから、生活を頼む。
帰ると、
家は静かで、
冷蔵庫は軽い。
あるのは
砂糖と、小麦粉と、
名前のついた調味料と、
少しの安心と、
たくさんの「なんとかなる」。
「なんでかな」
と彼女は言う。
本当に、
分からない顔で。
俺は、分かっている。
減ったのは金じゃない。
米でも、肉でも、魚でもない。
食卓の上に置くはずだった、
何かだ。
それは形がなくて、
レシートにも残らない。
でも、確かに減っていく。
噛んでも味がしない夜、
湯気のない皿、
終わらない違和感。
「バランスはいいと思うんだけど」
その言葉が、
一番、腹に残る。
俺はもう、
何を食べても満たされない。
だから、終わりにする。
これは空腹じゃない。
これは、
生活が、食い尽くされた音だ。
文字数 155,512
最終更新日 2026.04.21
登録日 2026.03.26
侯爵令嬢ソレーヌは、亡き母との約束を守るため、十年近くフェリシアン家で尽くしてきた。
しかし返ってきたのは、義母オルタンスの執拗な嫌がらせと、婚約者フロリアンの無関心。表向きは「無能な穀潰し」と罵られながら、ソレーヌは裏で家計管理・社交界の根回し・領地経営のすべてを一人で担い、没落寸前だった家を立て直していた。
結婚式を翌日に控えた夜。亡き母の形見が売り払われ、フロリアンは愛人カミーユを隣に侍らせてこう言い放った。
「結婚しても愛は与えない。死ぬまで便利屋として働け」
――もう、十分です。
ソレーヌは静かに決意した。秘密裏に進めていた全契約の解除と実務の引き揚げを完了し、以前から熱烈な打診を送ってきていた北方の名門・ブラッドレイ公爵家へ向かう。
翌朝、フェリシアン家は大混乱に陥った。滞る支払い、取引先からの絶交状、義母が隠していた不正の露呈。
「今さら戻れと言われても、遅いです。──私の新しい旦那様は、とても独占欲が強い方なので」
冷徹と噂される公爵セドリック。しかし彼は、去りゆくソレーヌをずっと前から知っていた。
「やっと来てくれた。──今度は、二度と手放さないよ」
十年間虐げられた有能令嬢が、自分を正当に評価してくれる至高のヒーローに、激しく、甘く溺愛される逆転ラブストーリー。
文字数 11,877
最終更新日 2026.04.21
登録日 2026.04.21
