「朝」の検索結果

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恋愛 連載中 短編
 王太子ヴィクトルに婚約を破棄されたオデリーヌは、その後七年、王宮の片隅で「元婚約者」として儀典の手伝いに使われ、誰にも看取られずに息を引き取った。最後に殿下が言った言葉は「お前しかいなかった」。  目が覚めると――婚約破棄の朝だった。  殿下が、前世と一言一句同じ台詞を言う。オデリーヌは、もう承知しない。「先に、わたくしから申し上げますわ。七年後に殿下が仰る台詞は、今のうちにお断りしておきますの」。  殿下の台本は、先に読まれて、使えない。前世で殿下が失敗した儀典は、今度もそのまま失敗する。オデリーヌは何もしていない。ただ、戻らないだけ。  一方、前世で七年、名も知らぬまま薬を届け続けてくれた王立薬草園の伯爵バスチアンに、今世のオデリーヌは、第二話で会いに行く。「あなたの薬を、飲んだことがありますの。まだ、飲んでおりませんけれど」。  疎まれた長所が、正しく愛される場所で花開く。やり直し×もう遅い×自己肯定の令嬢ファンタジー、全8話。
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小説 485 位 / 231,551件 恋愛 277 位 / 66,830件
文字数 17,865 最終更新日 2026.09.12 登録日 2026.09.09
恋愛 完結 長編
侯爵令嬢エルセは、幼い頃から婚約者である次期公爵ラインハルトを支え続けてきた。 社交界での根回し、商会との交渉、領地経営の補佐――。 不器用な彼に代わり、誰にも気づかれない場所で公爵家を支えてきたのは、いつだってエルセだった。 けれどラインハルトが最優先するのは、体の弱い幼なじみの男爵令嬢ミーナ。 「ミーナは家族同然なんだ」 「君は聡明なんだから理解してくれるだろう?」 その言葉を何度も聞かされるうちに、エルセの心は少しずつ冷えていった。 そして十八歳の誕生会の日。 主役であるはずの自分を置き去りにし、ラインハルトはまたミーナのもとへ駆け出していく。 ――もう、十分です。 翌朝、エルセは婚約指輪と大量の書類を残し、静かに去った。 その後、公爵家では次々と問題が噴出。 商会は離れ、人材は流出し、社交界の評価も急落していく。 一方、新たな土地で能力を認められたエルセは、彼女を一人の人間として尊重してくれる侯爵アレクシスと出会う。 失って初めて気づいた後悔。 けれど、もう遅い。 これは「都合のいい婚約者」を辞めた令嬢が、本当の幸せと愛を手に入れる物語。
24h.ポイント 2,719pt
小説 491 位 / 231,551件 恋愛 280 位 / 66,830件
文字数 187,007 最終更新日 2026.07.17 登録日 2026.06.20
ファンタジー 完結 短編
伯爵令嬢フィーネは婚約破棄のショックで過去の記憶を全て失った。名前も、家族も、婚約者も——何もかも。保護してくれた辺境の薬師に弟子入りし、「フィー」と名乗る少女として穏やかに暮らし始めた。朝は薬草を摘み、昼は薬を調合し、夕方は師匠の息子——無口だが優しい青年ルカスと一緒に夕焼けを見る。「私、前の自分より今の自分が好きです」。五年後。辺境に一人の貴族が現れた。やつれた顔で「フィーネ、迎えに来た」と。彼女は首を傾げた。「存じ上げませんが、どちら様ですか?」——嘘ではなく、本当に覚えていない。忘れることが、最も残酷な復讐になった。
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小説 498 位 / 231,551件 ファンタジー 97 位 / 54,409件
文字数 10,372 最終更新日 2026.04.11 登録日 2026.04.11
恋愛 完結 短編
五年間の婚約を、一夜で破棄された。 理由は「家格の不一致」。 傷ついた翌朝、私は泣くのをやめて仕事着を着た。 王立文書院の渉外部職員として、今日も書類と向き合う。それだけでいいと思っていた。 出勤すると、一枚の張り紙があった。 新長官着任。エドワード・ヴァルツ・シュタイン侯爵。 昨夜の晩餐会で、遠くに座っていた「氷の侯爵」がそのまま上司になった。 彼は口数が少なく、笑わず、感情を見せない。 でも仕事の評価だけは正確だった。 「君の報告書は読みやすい」「渉外部はあの職員が要になっている」——誰かに選ばれたくて生きてきたわけではないのに、仕事を通じて初めて、自分の輪郭がはっきりしてくる気がした。
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小説 529 位 / 231,551件 恋愛 298 位 / 66,830件
文字数 33,234 最終更新日 2026.03.04 登録日 2026.03.04
恋愛 完結 短編
美しい公爵夫人マルグリートは、冷徹な夫ディートリヒと共に、王国の裏で密かに任務をこなす“悪女”。 だがある日、突然夫から離婚を言い渡される。しかもその裏には、平民の愛人の存在が──。 失意の中、王命で新たな婚約者・エルンストと結ばれることに。 どうやら今回の離婚再婚は、王家の陰謀があるよう。 「悪女に、遠慮はいらない」 そう決意した彼女は、華やかな舞踏会で王に真っ向から言い放つ。 「わたくし、人の家庭を壊しておきながら悪びれない方に、下げる頭は持っていませんの。  王族であられる前に、人におなりくださいませ。……失礼」 愛も、誇りも奪われたなら── 今度はこの手で、すべてを取り戻すだけ。 裏切りに燃える、痛快リベンジ・ロマンス! ⚠️本作は AI の生成した文章を一部に使っています。タイトル変えました。コメディーです。主人公は悪女です。
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小説 543 位 / 231,551件 恋愛 306 位 / 66,830件
文字数 43,175 最終更新日 2026.03.05 登録日 2026.03.01
大衆娯楽 連載中 長編
江南 凛(こうな りん)は朝起きるとベットでお漏らしをしてしまい何とか隠そうとが・・・
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小説 550 位 / 231,551件 大衆娯楽 18 位 / 6,119件
文字数 2,748 最終更新日 2026.09.13 登録日 2026.09.12
キャラ文芸 完結 短編
 宗一郎がシャツの三つ目のボタンを留めたときには、私はもうスマートフォンで銀行アプリを開いていた。  ベッドの脇には女物のワンピースと彼のベルトが散らばっている。神崎美月はホテルのバスローブをまとい、浴室の入り口に立っていた。鎖骨には意味ありげな赤い痕。まるで私に見せつけるために、そこに立っているようだった。  カーテンは完全には閉じられていない。朝の光が絨毯に差し込み、部屋の惨状を残酷なほど鮮明に照らしていた。  初めてこんな場面に出くわしたとき、私は部屋のグラスを叩き割り、宗一郎の胸ぐらをつかんで理由を問い詰めた。  あのときの彼はベッドヘッドにもたれて煙草を吸い、ズボンすらまともに穿かないまま、淡々と言った。 「部屋が暗くて、お前と間違えた」  その後、同じような「人違い」は二度起きた。  それをきっかけに、私たちは書面で取り決めを交わした。不貞行為が一度発覚するたび、離婚成立前の解決金として、彼は私に五百万円を支払う。 「振り込んで」
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小説 557 位 / 231,551件 キャラ文芸 6 位 / 5,640件
文字数 15,654 最終更新日 2026.07.16 登録日 2026.07.16
ファンタジー 連載中 長編
ある朝、全世界の人間が自宅から出られなくなった。 そしてしばらくすると、今まで開かなかった玄関の先に現れたのは――モンスターと宝箱の待つダンジョン。 大学生の佐藤陸が手に入れたスキルは、SSSランクの『スケルトンラッシュ』。 倒したモンスターをスケルトンに変え、自分の仲間として増やしていける能力だった。 「いや、絶対面白いだろ!」 最初は一体だったスケルトンも、モンスターを倒すたびに二体、三体と増えていく。 拾った武器を渡せば使いこなし、陸の代わりにモンスターを倒し、その経験値まで陸に入る。 しかもスケルトンたちは、陸が自宅で休んでいる間もダンジョンで狩りを続けてくれる。 そして、モンスターを倒して手に入るポイントには、とんでもない使い道があった。 食料、日用品、家電、武器、防具、スキル、住宅拡張。 ショップを開けば、生活に必要なものから普通では手に入らないものまで、ありとあらゆる商品が並んでいる。 「これ、ポイントさえ稼げたら、めちゃくちゃ贅沢に暮らせるんじゃね?」 美味いものを食べる。 欲しかった家電を買う。 部屋を広げる。 新しい装備やスキルを手に入れる。 そのためにも、ダンジョンへ行く。 モンスターを倒す。 スケルトンを増やす。 増えたスケルトンたちに、さらにモンスターを倒してもらう。 そうして小さかったスケルトン軍団は、少しずつ大きく、強くなっていく。 突然ダンジョンと繋がった世界で、誰よりもこの異常事態を楽しみながら、SSSスキルとスケルトン軍団で攻略も日常生活もどんどん快適にしていく。 そんな大学生の現代ダンジョン生活が始まった。 ─────────────── ※本作は小説家になろう・カクヨム・アルファポリスにも投稿しています。アルファポリスでは文字数制限のため、短縮タイトルで掲載しています。
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小説 617 位 / 231,551件 ファンタジー 118 位 / 54,409件
文字数 235,562 最終更新日 2026.09.14 登録日 2026.08.19
青春 完結 短編 R15
普通の大学生・佐藤健太は目覚めると、自宅が豪華な洋館に変わり10人の美人メイドたちに「お目覚めですか、ご主人様?」と一斉に迎えられる。いつの間にか彼らの“専属主人”になっていた健太は戸惑う間もなく、朝から晩までメイドたちの超至れり尽くせりな奉仕を受け始める。
24h.ポイント 2,158pt
小説 626 位 / 231,551件 青春 6 位 / 7,985件
文字数 21,146 最終更新日 2026.03.02 登録日 2026.02.21
恋愛 完結 短編
アイリスの夫ロイは、新婚の頃から金髪の愛らしい幼馴染・フローラに夢中で、妻には見向きもしなかった。 夫からは蔑ろにされ、夫の両親からは罵られ、フローラからは見下される日々。そしてアイリスは、ついに決意する。 「それほど幼馴染が大切なら、どうぞご自由に。私は出て行って差し上げます」 これは、虐げられた主人公が、過去を断ち切り幸せを掴む物語。 ※19話完結。 毎日夜9時ごろに投稿予定です。朝に投稿することも。お気に入り登録していただけたら嬉しいです♪
24h.ポイント 2,115pt
小説 639 位 / 231,551件 恋愛 359 位 / 66,830件
文字数 45,832 最終更新日 2026.02.07 登録日 2026.01.22
恋愛 連載中 ショートショート
春の暖かな日、まさに聖女の結婚式にふさわしい日だった。 誰もが穏やかに行われると思っていた。 私自身も… 【注意】 本作には「ストーカー」という表現および、それをコメディ的に扱う描写があります。 苦手な方はご注意ください。
24h.ポイント 2,090pt
小説 655 位 / 231,551件 恋愛 369 位 / 66,830件
文字数 11,428 最終更新日 2026.09.14 登録日 2026.08.30
恋愛 完結 長編
「お前のような無能な雑用係は、今日から我が家の恥だ。出ていけ!」 理不尽な理由で実家を追い出され、王国から放り出された少女・コレット。 けれど彼女は絶望するどころか、「やった! これで朝早く起きなくていいし、のんびり暮らせる!」と心底清々した顔で辺境の森へと旅立つ。 寂れた村のはずれで古民家を借りたコレットは、そこで傷ついた「手のひらサイズの可愛いもふもふ(実は最強の神獣)」を拾う。 「うちの子になったからには、美味しいご飯をたくさん食べさせてあげるね!」 そう言って彼女が気ままに振る舞うお茶や料理、そして特製のスープは、なぜか世界の常識を覆す【神級のチート効果】を秘めていた。 コレット本人は「私なんてただの一般人ですよ?」と無自覚だが、 彼女の作るご飯と圧倒的な母性に惹かれ、村の子どもたちや魔獣の赤ちゃんたちが次々と集まってきて――気がつけば、自宅は賑やかな**「もふっ子保育園」**に! さらに、噂を聞きつけて辺境までやってきた「冷徹と恐れられる最強騎士団長」や「訳ありの王族末っ子」までもが、子どもたちのお世話を手伝う名目で毎日通い詰めるようになり……? 「おい、今日も他の男を園に近づけるな」「俺以外の男の作った飯を食うな」と、外ではクールな男たちが神獣や子どもたちと低レベルな嫉妬のバトルを繰り広げ、裏では元実家の国が「あの雑用係がいないせいで王宮の子供たちが大号泣して手がつけられない!」と大パニックで自滅中!? 基本は1話完結で、美味しいご飯と可愛いもふっ子たちに癒やされる、安心のほのぼの日常をお届けします。 笑えて、キュンとして、お腹が空いて、最高に癒やされる、無自覚チートな辺境ほのぼの保育園ラブコメ、開幕!
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小説 673 位 / 231,551件 恋愛 380 位 / 66,830件
文字数 279,771 最終更新日 2026.08.22 登録日 2026.08.11
恋愛 完結 長編
卒業記念パーティーの夜。 王太子アルフレッドは、公爵令嬢クラリスに堂々と婚約破棄を言い渡した。 真実の愛を見つけた王太子。 婚約を破棄された公爵令嬢。 その隣には、新たな恋人の伯爵令嬢。 ここまでは、よくある婚約破棄だった。 ところが――。 「やったあああああああああああ!!」 なぜか一番喜んだのは、婚約破棄されたクラリスだった。 そして翌朝。 王太子側近の机が、書類の山に消えた。 一件の婚約破棄をきっかけに、恋も仕事も人生も、なぜか全員予定外の方向へ。 公爵令嬢、王太子側近、伯爵令嬢、第二王子、そして王太子まで、みんなそろって大騒ぎ――王宮大喜劇、開幕!
24h.ポイント 1,959pt
小説 702 位 / 231,551件 恋愛 397 位 / 66,830件
文字数 9,903 最終更新日 2026.09.12 登録日 2026.09.12
ファンタジー 連載中 長編
結婚して五年、アメリアが夫オズワルドと交わした会話は、用件だけだった。 「妻は、よくできた調度のようでいてくれればいい」と言われた契約結婚。それでも五年、家政も、社交も、領地の調停も、夫の妹の支度も、アメリアは全部きちんと回してきた。契約とは、果たすものだから。 満了の三十日前の朝、夫は手紙の束から顔も上げずに言った。「更新の書類、いつものように任せていいか」 「更新は、いたしません」 その日から、伯爵家の何かが毎日ひとつずつ止まっていく。夫が五年間、見ようともしなかったものの形に沿って。 隣領の伯爵レナードだけが、満了の「その後」の話をしたがっている。 あと三十日。アメリアは指折り数えて、満了の日を楽しみに待っている。
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小説 731 位 / 231,551件 ファンタジー 142 位 / 54,409件
文字数 81,089 最終更新日 2026.08.23 登録日 2026.08.05
BL 連載中 長編
『婚約破棄された悪役令息ですが、なぜか冷血騎士団長が毎日パンを買いに来ます 〜断罪回避で田舎のパン屋を始めたら、無口な最強騎士に胃袋ごと囲い込まれました〜』 婚約破棄、断罪、王都追放。 公爵令息ノア・ラザフォードは、王宮の夜会で王子からそう告げられた瞬間、心の中で歓喜した。 なぜなら彼は、前世の記憶を持つ転生者。 この世界が乙女ゲームに似ており、自分が“悪役令息”として破滅する運命だと知っていたからだ。 けれど、王子への未練など一切ない。 面倒な貴族社会から逃げられるなら、追放なんてむしろ大歓迎。 「よし、田舎でパン屋をやろう」 そうしてノアは辺境の町で、小さなパン屋《白猫ベーカリー》を開く。 焼きたてのミルクパン、焦がしバター塩パン、森苺のジャムパン。 ようやく手に入れた平穏なスローライフ。 ……のはずだった。 開店初日、店に現れたのは、王国最強と恐れられる冷血騎士団長アゼル・グレイヴ。 無口。 無表情。 目つきが怖い。 なのに彼は、毎朝誰より早く店に来て、ノアのパンを大量に買っていく。 「今日も来たんですか?」 「来た」 「昨日も一昨日も来ましたよね」 「明日も来る」 ノアは思った。 この人、よほどパンが好きなんだな、と。 しかしアゼルが見ているのは、パンだけではなかった。 ノアが疲れていれば黙って手伝い、王都からの嫌がらせには無表情で圧をかけ、元婚約者の王子が現れれば静かに剣の柄へ手を置く。 「この店に手を出すな。ノアにもだ」 パン目当てだと思い込む悪役令息と、店主ごと囲い込みたい冷血騎士団長。 婚約破棄から始まる、飯テロ異世界BLラブコメ。
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小説 762 位 / 231,551件 BL 103 位 / 31,837件
文字数 590,111 最終更新日 2026.09.14 登録日 2026.07.08
恋愛 完結 短編
 この国では、婚約した男女が年に一度、二人でひとつの籤を引く。白なら年内に結ばれ、黒なら今年は結ばれない。神の采配とされ、誰も疑わない。  アンネリーゼは十六の年から十年、黒しか引いていない。十度。婚約者は幼馴染のヴェルナー。彼はそのたびに「来年こそ」と、やさしく笑ってくれた。  二十六。適齢期の最後の年。今年こそはと、彼女は生まれて初めて、ずるをしようと決める。ところが儀式の前夜、札を検めに忍び込んだ神殿で見てしまう。籤の櫃に細工をしている、婚約者その人の背中を。  理由は借金でも、権力でもなかった。 「わたしたちが所帯を持てば、あの子がひとりになります」  あの子――彼の家に引き取られた、五つ下の幼馴染。まだ二十一。あと五回も引ける娘。  十年。この人は、時間のあるほうを守るために、時間のないほうから十年を抜き取っていた。  ――ならばもう、隣には立ちません。  翌朝、彼女は婚約を返上する。そして、十年間ずっと聖堂のいちばん後ろの席から彼女を見ていた男の手を取った。細工は空を切り、白い札が十年ぶりに彼女の手に浮かび上がる。あとは、十年分の帳簿が、静かに答え合わせをはじめる。
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小説 760 位 / 231,551件 恋愛 434 位 / 66,830件
文字数 2,985 最終更新日 2026.09.01 登録日 2026.09.01
ファンタジー 完結 短編
18歳の誕生日の朝、ルクレツィアは思い出した。 自分は転生ガチャで「悪役令嬢」を引いてしまった千歳(ちとせ)という名の22歳の日本人女性だったことを。 前世は病弱だったので次の人生では長生きしようと思っていたのに、誕生日から99日目に行われる結婚式で断罪されると言われ、死にたくないと大暴れした結果、転生を司る運命の女神フォルトゥーナから「破滅時計」をもぎ取ったのだった。 「破滅時計」とは善行を積むタスクをクリアし、時計の針を止めることで断罪を回避できるラッキーアイテムである。 さっそく一日目のタスクが言い渡されるが、聞いていたのとなんだか違う。善行を積むはずなのに、どう考えても悪行を要求してくる。 ※第19回ファンタジー小説大賞にエントリーしています。 よろしくお願いいたします。
24h.ポイント 1,806pt
小説 774 位 / 231,551件 ファンタジー 151 位 / 54,409件
文字数 45,908 最終更新日 2026.09.14 登録日 2026.08.31
恋愛 完結 短編
王太子アレクの持病を三年間支えてきた婚約者リーネは、宮廷薬師として毎朝薬を届けていた。だが王太子は薬を「侍女が持ってくるもの」と思い込み、リーネの名すら覚えていない。ある日、新しい令嬢との婚約が決まり、リーネは静かに婚約破棄を受け入れる。最後に「この薬の調合法は私しか知りません」と告げて去った翌朝、王太子の持病は再発する。
24h.ポイント 1,789pt
小説 780 位 / 231,551件 恋愛 445 位 / 66,830件
文字数 5,523 最終更新日 2026.09.09 登録日 2026.09.09
恋愛 完結 ショートショート
「勘違いするな。私は君を愛することはない」 婚約発表の夜、公爵アレクシスからそう告げられた伯爵令嬢エレナ。 幼い頃から彼を慕い続けていたエレナは、その言葉を受け入れようと必死に笑う。 婚約者なのに隣に座らせてもらえない。 贈り物をしても素っ気ない返事。 夜会では別の令嬢と親しげに話す。 やがてリリアという令嬢から、 「アレクシス様は、私といるときはよく笑われるの」 そう告げられたエレナは、ついに決意する。 「もう、私から身を引きましょう」 王宮で婚約解消を申し出たエレナ。 アレクシスは「……そうか」と冷たく答えた。 ところが、彼女がいなくなった翌日から、公爵の日常は少しずつ壊れ始める。 毎朝届いていた花。 好きな菓子。 体調を気遣う手紙。 それらすべてが、エレナによって用意されていたものだった。 「……私は、何をしていた?」 そしてアレクシスは知る。 エレナは、自分を一度も嫌ってなどいなかった。 さらに公爵家に伝わる呪いの秘密が明らかになる。 彼がエレナを遠ざけていた本当の理由。 それは―― **誰よりも彼女を愛していたからだった。** だが、愛する者を守るためについた嘘は、最愛の女性を深く傷つけていた。 「君を愛している」 「……今さらです」 一度失った愛を取り戻すため、公爵は初めて彼女を追いかける。 そしてエレナが最後に選ぶ答えとは――。 **「愛していない」のではなく、「愛しているからこそ、愛していないふりをしていた」。** 冷酷公爵の後悔と溺愛、そして一度壊れた二人の恋が、もう一度動き始める。
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小説 798 位 / 231,551件 恋愛 452 位 / 66,830件
文字数 5,495 最終更新日 2026.08.09 登録日 2026.08.09
恋愛 完結 短編
「お姉様も、もう泥遊びは終わりにできるわね」 妹の婚約披露のため、明朝から薬草園を掘り返す。父はそう正式に命じた。 そこは、王太子殿下の解毒薬を作れる、たった一つの薬草園だ。 伯爵令嬢リディアは、亡き母から受け継いだ銀星草を育てる薬用区画主任。完成薬は十二本。今ある危険には備えられても、園を失えば、次の一本は作れない。 「必要になれば、お前が別の場所でまた育てればよい」 「だって、それがお姉様の仕事ですもの」 壊すのは自分たち。直すのは姉。父と妹は、当然のようにそう考えていた。 けれど、もう埋め合わせるつもりはない。 リディアは完成薬十二本を施療院へ移し、種と挿し穂を避難させ、夜明け前に始まった掘り返しを、薬用区画主任の権限で正面から止める。 「ここは母が作った園です。そして今は、未来の患者の園です。どちらも、あなたの披露の飾りにはしない」 黒く変色した根を前に、王太子殿下が現場へ立った。妹の言葉は、書記官の手でそのまま記録される。 父は総監の職を失い、妹は望んだ舞台のすべてを失った。 そして殿下が問う。「園を残せば、それでよいか」 「いいえ」 リディアが求めたのは、園の存続だけではない。母と自分の名を功績として記録に刻むこと。そして、誰か一人の一存では二度と潰せない仕組みを、自分の手で作ること。 危機対応を一人で抱えてきた王太子付き侍医テオドールと、働き方も、その先の関係も、自分たちで選び直していく。 全7話・完結。ざまぁと職業的名誉回復、そして相互尊重のハッピーエンドです。
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小説 836 位 / 231,551件 恋愛 480 位 / 66,830件
文字数 14,708 最終更新日 2026.07.31 登録日 2026.07.31
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