「えら」の検索結果
全体で8,148件見つかりました。
アラン・フルーリーは兵士になった。
軍服を着たいと思ったことなどなかったが、それが、彼の暮らす国、イリス=オリヴィエ連合王国での[義務]なのだから、仕方がない。
マグナ・テラ大陸の南側に突き出た半島部と、そこに連なる島々を国土として有する王国は、[連邦]と[帝国]という二大勢力に挟まれた永世中立国だった。
王国に暮らす人々には、誰かに押しつけたい思想も、誇示したい権威もない。
ただ、自分たちのありのままの姿で、平穏に暮らせればそれでよかった。
だから中立という立場を選び、連邦と帝国が度々、[大陸戦争]と呼ばれる大戦を引き起こしても、関わろうとはしなかった。
だが、一口に[中立]と言っても、それを維持することは簡単ではない。
連邦、あるいは帝国から、「我々に味方しないのであれば、お前も攻撃するぞ! 」と脅迫された時に、その恫喝を跳ねのけるだけの力が無ければならない。
だから、王国は国民皆兵を国是とし、徴兵制を施行している。
そこに暮らす人々はそれを、仕方のないことだと受け入れていた。
国力で圧倒的に勝る二大勢力に挟まれたこの国が中立を保ち、争いに巻き込まれないようにして平和を維持するためには、背伸びをしてでも干渉を拒否できるだけの備えを持たなければならなかったからだ。
アランは故郷での暮らしが好きだった。
牧歌的で、自然豊かな農村での暮らし。
家族と、愉快で愛らしい牧場の動物たち。
そこでの日々が性に合っていた。
軍隊生活は堅苦しくて、教官役の軍曹はしょっちゅう怒鳴り散らすし、早く元の生活に戻りたくて仕方がなかった。
だが、これも義務で、故郷の平穏を守るためなのだからと、受け入れた。
幸い、新しく配属になった分隊は悪くなかった。
そこの軍曹はおおらかな性格であまり怒鳴らなかったし、仲間たちもいい奴らだ。
この調子なら、後一年残っている兵役も無事に終えられるに違いない。
誕歴3698年、5月22日。
アランは、家に帰ったら母親が焼いてくれることになっているターキーの味わいを楽しみにしながら、兵役が終わる日を待ちわびていた。
これから王国と自身が直面することになる運命など、なにも知らないままに……。
※本作の本編、「イリス=オリヴィエ戦記」は、カクヨム、小説家になろうにて掲載中です。長編であるためこちらに転載する予定は今のところありません。
文字数 119,744
最終更新日 2024.08.23
登録日 2024.04.27
文字数 5,428
最終更新日 2025.09.13
登録日 2025.09.13
兄は受け。兄と、弟と、弟の親友。三角関係。年下攻め。体格差。弟の親友はガタイがいい体育会系の攻め。兄は知的で小柄な受け。精神的には兄が大人。
「高校生の4才差は大きい!受けが我慢してるの珍しいですね!!!(受けは襲われるもの)執念深そうな弟の親友めちゃくちゃ良いです……!!!! ミ○様」
「最終的にハッピーエンドになってよかった……!!どうなることかと思いました。。。 夢〇様」
「無自覚が引き起こす切なさが、きゅーっとなりました!!怜〇様」
「最後切なくてやるせない気持ちになったけど、2年後あって良かった! こ〇様」
「慕情という言葉を思い出しました。優しい兄のような人への思いがいつのまにか愛に変わる。歳上の人は彼に惹かれながらも社会という縛りに翻弄される。卒業の日に思いを遂げた後の拒絶はどんなに彼を傷つけたことだろう。それでも2年後に許しが待っていたとは。若いそれだけで、こんな起伏も乗り越えられる、素晴らしい h〇様」
「鏡プレイ最高です!!!!!再開した二人が、今度は強引ではなくゆっくりと関係を築いていくことを願っています C〇様」
『潤 閉ざされた楽園』のスピンオフです。潤の長兄=弟の親友。夏目先生=兄。フジョッシーに初掲。推敲して転載します。
表紙イラスト:笹ノ間けいと様
文字数 10,247
最終更新日 2021.05.09
登録日 2021.05.02
◆Mission is not my cup of tea.◆
キャリア機捜隊長×年下刑事バディシリーズPart21【海外編】[全62話]
紅茶に紛れてのヘロイン密輸が発覚、機捜隊長・霧島と部下の京哉のバディに特別任務が下った。だが飛んだアジアの国の紅茶の産地は事前情報とは全く違い、周囲と隔絶された西部劇の舞台の如き土地でマフィアが闊歩・横行。たった一人の老保安官は飲んだくれ。与えられた任務は現地マフィアの殲滅。もはや本気で任務遂行させる気があるのか非常に謎でザルな計画が始動した。
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【シリーズ中、何処からでもどうぞ】
【全性別対応/BL特有シーンはストーリーに支障なく回避可能です】
【ノベルアップ+・ステキブンゲイにR無指定版/エブリスタにR15版を掲載】
文字数 153,746
最終更新日 2022.08.15
登録日 2022.03.13
古隈明紀(こぐまあきのり)は、四十歳を迎えたある日、妻と娘に捨てられた。元々好きで結婚したわけでもなくただ体裁を繕うためのそれだったことにより妻や娘に対して愛情が抱けず、それに耐えられなくなった妻に三下り半を突き付けられたのだ。
財産分与。慰謝料なし。養育費は月五万円(半分は妻が負担)という条件の一切を呑んで離婚を承諾。独り身となった。ただし、実は会社役員をしていた妻の方が収入が多かったこともあり、実際はコグマに有利な条件だったのだが。妻としても、自分達を愛してもいない夫との暮らしが耐えられなかっただけで、彼に対しては特段の恨みもなかったのである。
こうして、形の上では家族に捨てられることになったコグマはその後、<パパ活>をしていた女子高生、大戸羅美(おおとらみ)を、家に泊めることになる。コグマ自身にはそのつもりはなかったのだが、待ち合わせていた相手にすっぽかされた羅美が強引に上がり込んだのだ。
それをきっかけに、捨てられたおっさんと拾われた(拾わせた)女子高生の奇妙な共同生活が始まったのだった。
筆者より。
中年男が女子高生を拾って罪に問われずに済むのはどういうシチュエーションかを考えるために書いてみます。
なお、あらかじめ明かしておきますが、最後にコグマと大虎はそれぞれ自分の人生を歩むことになります。
コグマは結婚に失敗して心底懲りてるので<そんな関係>にもなりません。
文字数 113,326
最終更新日 2023.01.08
登録日 2022.09.25
レミリアは前世の記憶を持つ悪役令嬢だった。
前世で大人気だった乙女ゲーム『ラブマリ』の世界に転生してしまったマリロイド王国公爵令嬢レミリアは、卒業式での断罪を避けようとあらゆる努力を重ねるが、どういうわけか冤罪に冤罪を重ねられ、結局は断罪コース。
よりにもよってヒロインが選んだのはレミリアの婚約者、王太子アルベルト。ヒロインがこのルートを選んだということは、レミリアは国外追放だ。
「レミリア・ディーヴァ! 君との婚約は破棄させてもらう! 君の醜悪さには耐えられない!」
「この国の未来の聖女への数々の所業、とても許されるものではない! よって国外追放とする!」
案の定の展開に、これまでの努力を思うとガックリと力が抜けないわけではなかった。
そして同時にこう思った。
(もうどーでもいいわ!)
この時のためにしっかり保険は掛けていた。
「真実の愛だけで国を守れると思うなよ!!!」
そう捨て台詞を吐いて向かったのは大賢者ジークボルトのいる隣国ベルーガ帝国。
「先生! 私あの国潰します!」
「どうぞどうぞ」
いつの日か私を蔑ろにしたあいつらに一矢報いる為に、イケメン師匠とイケメン兄弟子と共に、今日も今日とて修行の日々だ。
だが、レミリアが手を下す前だというのに故郷のマリロイド王国は勝手に滅亡へ向かっていく。
「ちょっとちょっと! 私がやるまで滅びないでよ!?」
滅ぼしたいほどムカついているけれど、いざそうなると躊躇われる。それが故郷。
「もう君は自由だ。好きに生きていいんだよ?」
そんな師匠の言葉を間に受け、本気でやりたいように生きる、そんなレミリアの自由な物語。
文字数 124,471
最終更新日 2023.03.15
登録日 2023.02.11
謂われないチート疑惑によってチームを除名になった元FPSプロゲーマーの『アレン』は、まだチートの不可能な新作VRデバイスのローンチタイトル、『ゼタスケール・オンライン』で実力を証明しようとする。しかしゲームを起動して始まったのはログアウトのないデスゲームで、ついでにアレンは金髪碧眼の幼女になってしまっていた。それでもチート疑惑を晴らすべく、転移者(プレイヤー)に仇なすプレイヤーキラーたちを狩る『プレイヤーキラーキラー』として幼女ながらも奮闘するアレン。そんな中、ある夜アレンはプレイヤーキラーから助けたおどおどとした少女に、「仲間にしてほしい」と頼み込まれ——
与えられた『ボーナスウェポン』と『ユニークスキル』、そしてプロゲーマーとしての経験を頼りとした、アレンの長い名誉回復の戦いが始まる!
本作は小説家になろうにも掲載しています。
文字数 155,428
最終更新日 2023.03.29
登録日 2023.02.14
魔王である主人公ルイは、1年でたった1日だけ自身の魔力がかなり弱まる日に勇者達に奇襲され、そのまま敗れてしまう。
死を覚悟したルイだったが勇者がとんでもないことを言いだす。それは、魔王の力を封印し、生かした状態で自分の手元に置いておくというものだった。こうして半ば強制的に勇者に連行されるルイ。
嫌々勇者達と生活することになったルイだが、勇者に普通の生活というものを教えられ、更には学園にまで通わされる。
その学園では大富豪を乗っ取ったシステムにより、機械が個々の能力を判定しそれに応じたカードをもらえるというものだった。
こうして勇者たちと主人公との奇妙な生活が始まる。
登録日 2015.03.17
社会に生きていく為に、周りと同調し顔色を合わせていた主人公、神谷奏士(かみや そうし)は、そんな窮屈な生活に嫌気をさしていた。ベッドに倒れ込み気付くと真っ白な空間に居た、そして自分を覗き込む美女、話を聞くとなんと、魂を司る女神だった。そして選択肢を与えられる
「異世界へ行き、第2の人生送ってみませんか?
と言われて、世界に飽き飽きして居た奏士は女神に問う
「その世界は、自由なんですか?」
名を変え異世界の自由な生活を満喫。
そして新たな力を授かり己の磨き上げた剣術と体術を持って新たなる生活が始まる。
文字数 150,555
最終更新日 2019.07.16
登録日 2018.03.27
1♡ ♥️久隆(タチ)×咲夜(タチネコ)×葵(ネコ)激甘溺愛トライアングルloveストーリー第一幕、序章
読み手が【序章編】後の主人公の人生を7ルートから選ぶことのできる箱庭世界、究極純愛♡僕日シリーズ。
【僕日共通特殊設定★同性婚可能な時代】
あらすじ
序章編(四人の出逢い、恋の章)
(注意)絆編より4視点になります。
*メインシリーズは絆編までほぼ濡れ場なし
━━━━━━━━前編
中学時代から仲良しで両想いの【霧島 咲夜】と【片倉 葵】は、恋人同士になりたくてもなれないという境遇にあった。その理由がわからない葵とチャンスを失ってしまった咲夜の始まりの物語。
━━━━━━━━後編
一方、セレブである大崎グループの社長の次男である久隆は『片倉の父の会社の立て直し』という課題を父から与えられ奮闘していた。
中学生にして、将来次期社長になることが決定していたため期待も大きく、スパルタとも言える教育方針のため。
彼がそれに取り組むのはかつて自分が『大人の都合で好きな人と結ばれることのない理不尽さ』に辟易していたから。
しかし、真実を知った時、歯車は動き出す。
完全オリジナル創作小説
前編:咲夜×葵 視点編
後編:久隆&大里 視点編
文字数 72,603
最終更新日 2022.10.30
登録日 2020.11.22
異世界に召喚された逢坂彰人は、二十年の歳月をかけ魔王を討伐する。
しかし、その代償はあまりにも大きく、余命数ヶ月の体になっていた。
元の世界に戻る選択がありながらも、好きな人の隣で朽ち果てようと決意する。
しかし、そんなささやかな願いすら、王国に疎まれた彰人では叶えられなかった。
愛する人であり、そばにいてくれたリノア姫が、彰人のせいでひどい虐待を受けていたのだ。
そんな姿を見ていられず彰人は、逃げるように異世界を去る。
戻ってきた現実世界。異世界漂流した翌日で、若さに満ちあふれていた。
人生のやり直しを模索する中、そこがよく知った世界ではないことに気がついていく。
登録日 2015.11.27
これは、未来の未来。地球の危機に立ち上がった芸術学校の物語。学校の生徒たちは、昔から学校に言い伝えられている”物語”通りの未来が訪れると知る。その物語を変えるべく、生徒たちは戦士「テナー」となり、自分自身の”能力”を武器にして戦うのであった。
文字数 2,887
最終更新日 2020.09.14
登録日 2020.09.14
文字数 104,139
最終更新日 2022.09.29
登録日 2022.07.31
王子様と恋に落ちた身分違いのサラは複数の男性と関係をもつふしだらな聖女といわれ首都を追放され寂れた地方の修道院へと送られる事になった。
王子もまたその地位にふさわしくないと、継承権を奪われ他国へ嫁がされる事となる。
修道院へ送られれ途中、サラは悪役令嬢だったヴァイオレットに命令された男達に無惨に殺されてしまう。
だけどその運命はヴァイオレットによって筋書きを変えられたものだと知った。
神様は聖女の祈りがなければ存続できなく、神様がいなくなれば世界の存続は出来なくなる。そんな相互関係を修復するために神様はもう一度サラに人生をやり直す事をお願いした。
サラは自分の事は別によかったけれど、離ればなれになったかわいい王子の幸せのために人生をやり直す事にしたのだった。
文字数 85,106
最終更新日 2023.05.02
登録日 2023.03.18
地球とは異界の地『セレンディア』には精霊が存在しており、人が精霊と契約をすることで世界のマナを維持している。ただし精霊と契約をすることができるのはかつてこの地を訪れ、世界の基礎を作り上げた『勇者』の血族だけである。
そして、今世の王となったアルフォンス・セレンディアは謀反を起こした。自身以外の王族を根絶やしにしたのである。そしてその蛮行に怒った精霊たちは次々と契約を破棄。結果、この国は滅びの道を辿ることになった――。
それに困ることになったのはセレンディアを守護する大精霊である。この世界が滅びれば、彼女も存在できないからだ。
そんな時に彼女は出会ったのだ。だから彼女はさらに上位に存在する女神に頼み込み、『異世界転生』を行い精霊たちと再び契約を結べる者を探すために地球へと降り立ったのだった。
自分のために作られた世界じゃないから『異世界転生』おなじみのスキルすら与えられない。そんな世界でも無双するアラフィフ暗殺者の冒険活劇。一風変わった異世界転生をぜひお楽しみください。
文字数 117,513
最終更新日 2023.09.15
登録日 2023.08.04
大学生の浅野壮太は神さまに転生してもらったが、手違いで、何も能力を与えられなかった。
転生されるまでの限られた時間の中で神さまが唯一してくれたこと、それは【ステータスの上限を無くす】というもの。
さらに、いざ転生したら、神さまもついてきてしまい神さまと一緒に魔王を倒すことに。
神さまからもらった能力と、愉快な仲間が織りなすハチャメチャバトル小説!
文字数 203,453
最終更新日 2024.06.29
登録日 2024.02.25
神隠し――日本の伝承や民間信仰に語られる現象。多くは人のいない山中で起こり、前触れもなく立ち入った人が消える。それは古くは山の神、川の神による拐かし、妖怪による悪戯と考えられてきた。
石動辰巳は中学生三年生の終わり、高校へ入学する前に神隠しにあった過去がある。――これは異界へと迷い込んだ少年が十二年後に故郷へと戻って人との縁を結び直す、そんなやり直しの物語。
古く歴史のある寺院。信仰する者の絶えた廃神社。二つを結ぶ過去の惨劇。神隠しにまつわる地域の伝承。信仰の聖地である月隠山。辰巳が神隠しに遭遇した理由とは。
そして、辰巳を一途に想うカンナギ――腹黒読心清楚系巫女に、褐色肌無表情不良神女。そのヤンデレ気質の激重感情に辰巳は……どう立ち向かう?
※内容的には、妖怪 × 祓い屋 × 日常と非日常 × ラブコメ × たまに闘い × ホラー × なんちゃって民俗学、みたいな話を目指してます。
文字数 484,582
最終更新日 2025.12.16
登録日 2025.10.18